JP2005291243A - 変速機 - Google Patents

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Kenji Matsubara
謙二 松原
Hiromi Taguchi
博美 田口
Yasuhiko Kunii
康彦 國井
Kenji Shimizu
健次 清水
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JATCO Ltd
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Abstract

【課題】 車両においてエンジンの出力軸の回転を変速して車軸側に伝える変速機において、車両への搭載性を向上させる。
【解決手段】 変速機構が内部に設けられる筐体と、この筐体を構成するケーシング1の下部に取り付けられるオイルパン11とを備え、ケーシング1におけるオイルパン11の接合面が、車両の左右方向において、水平に対して角度θ傾いている構成とする。これにより、変速機の左右方向の側面(エンジンと反対側の側面)におけるオイルパン11の接合部(フランジ部1aや11a)の位置を、従来よりも高くなる方向に変化させることができる。このため、上記オイルパン11の接合部と車体構成部材との干渉を避けて、変速機を車両に搭載することが容易となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両においてエンジンの出力軸の回転を変速して車軸側に伝える変速機のオイルパン取付構造に関する。
変速機のオイルパン取付構造としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
これは、変速機の筐体を構成するケーシングの下面側に形成されたフランジ部に、オイルパンが水平に取り付けられ、ケーシングとオイルパンの接合面(上記フランジ部の接合面)も水平とされたものである。なおオイルパンは、変速機構の軸受等の潤滑剤或いはシリンダ式アクチュエータの作動液としての流体(通常は油)を回収して循環させるための液溜である。また、上記フランジ部は、接合部をパッキンによりシールしてオイルパンを取り付けるために必要なものである。
特許第2751165号公報
ところで、上述した従来の変速機のオイルパン取付構造は、車両への搭載性の点で改善すべきであった。というのは、車両の変速機は、エンジンに対して左右方向(車両の進行方向に直交する横方向)の隣に配置されるケースが多い。そして、このケースの場合、変速機の左右方向の側面(エンジンと反対側の側面)が、車体(例えば、フロントフェンダーあたり)の内側に接近し、前述したフランジ部がこの車体構成部材と干渉する問題があった。なお近年では、車両の衝突安全性向上などのために、車体構成部材が複雑かつ大型化しており、その分だけこの種の変速機と車体構成部材との干渉が発生し易くなっており、このような干渉を避けて変速機をうまく車両内の与えられたスペースに納めることが求められており、変速機の搭載性向上は実用上重要なテーマであった。
そこで本発明は、上述した問題が解消され、車両への搭載性が向上した変速機を提供することを目的としている。
本願の変速機は、変速機構が内部に設けられる筐体と、この筐体の下部に取り付けられるオイルパンとを備え、車両においてエンジンの左右方向の隣に配置され、前記エンジンの出力軸の回転を変速して車軸側に伝える変速機であって、
前記筐体における前記オイルパンの接合面が、車両の左右方向において、水平に対して、車両外側が車両上方に傾いていることを特徴とするものである。
本発明の変速機では、オイルパンの接合面が傾いている分だけ、変速機の左右方向の側面(エンジンと反対側の側面)におけるオイルパンの接合部(前記フランジ部)の位置を、従来よりも高さ方向に変化させることができる。このため、上記オイルパンの接合部と車体構成部材との干渉を避けて、変速機を車両に搭載することが容易となる。特に、上記オイルパンの接合部の位置が高くなる方向に、オイルパン接合面が傾いている態様の場合には、上記オイルパン接合部の下側の空きスペースが拡大されるので、この空きスペースに車体構成部材を配置して、車両の衝突安全性向上などを図ることが容易となる。
また、本発明によれば、オイルパン接合面が傾いている分だけ、筐体下面の開口(オイルパンで覆われる開口)やオイルパンの開口が広くなるので、オイルパンを外して行うメンテナンス作業等の作業性が良くなるという副次的な効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態例を図1に基づいて説明する。
図1は、ベルト式無段変速機におけるケーシング及びオイルパンを車両の前側から見た図であり、図における上下方向が実際の車両搭載時の上下方向であり、図における左側が運転席側(エンジン側)であり、図における右側が助手席側(エンジンと反対側)である。
図において、符号1がケーシング、符号11がオイルパンを示す。
本例のベルト式無段変速機は、図示省略しているが、エンジンの出力軸と同軸の第1軸に配置されて、前記出力軸の回転を伝動する伝動装置(例えば、トルクコンバータ)と、第1軸における前記伝動装置に対してエンジンと反対側に配置されて、前記伝動装置の出力により駆動される駆動プーリと、第1軸と平行な第2軸に配置されて、前記駆動プーリとベルトにより連結される従動プーリと、第2軸における前記従動プーリに対してエンジン側に配置されて、前記従動プーリと一体に回転する出力ギアと、第2軸と平行な第3軸に配置されて、前記出力ギアとかみ合うアイドラギアと、前記第3軸に配置されて、前記アイドラギアと一体に回転するファイナルドライブギアと、第3軸と平行な第4軸に配置されて、前記ファイナルドライブギアに駆動される差動機構(前輪用)とを、筐体内に備える。
そして前記筐体が、ケーシング1と、このケーシング1のエンジン側に取り付けられるハウジング(図示省略)と、ケーシング1のエンジンと反対側に取り付けられるサイドカバー(図示省略)とによって構成されている。
なお通常、例えば第1軸の伝動装置と駆動プーリの間の位置には、前後進切換機構が設けられる。
オイルパン11は、その上縁部にフランジ部11aが形成され、このフランジ部11aがケーシング1の下面側に形成されたフランジ部1aに接合されてネジ止めされることにより、オイルパン11がケーシング1の下面側に取り付けられている。そして、このケーシング1とオイルパン11の接合面(上記フランジ部の接合面)は、車両の左右方向において水平に対して角度θ(例えば、7°)だけ傾いている。
以上説明した本例の変速機では、オイルパン11の接合面が傾いている分だけ、変速機の左右方向の側面(エンジンと反対側の側面)におけるオイルパン11の接合部(フランジ部1aや11a)の位置を、従来よりも高さ方向に変化させることができる。このため、上記オイルパン11の接合部と車体構成部材との干渉を避けて、変速機を車両に搭載することが容易となる。特にこの場合には、上記オイルパン11の接合部の位置が高くなる方向に、オイルパン接合面が傾いており、上記オイルパン接合部の下側の空きスペースS(図1参照)が拡大されるので、この空きスペースSに車体構成部材を配置して、車両の衝突安全性向上などを図ることが容易となる。
また、本例によれば、オイルパン接合面が傾いている分だけ、ケーシング下面の開口(オイルパン11で覆われる開口)やオイルパン11の開口が広くなるので、オイルパン11を外して行うメンテナンス作業等の作業性が良くなるという副次的な効果も得られる。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、上記形態例では、オイルパン11の下面(底面)を水平としているが、前記接合面と同様に傾けてもよい。
変速機におけるケーシング及びオイルパンを車両の前側から見た図である。
符号の説明
1 ケーシング
1a フランジ
11 オイルパン
11a フランジ

Claims (1)

  1. 変速機構が内部に設けられる筐体と、この筐体の下部に取り付けられるオイルパンとを備え、車両においてエンジンの左右方向の隣に配置され、前記エンジンの出力軸の回転を変速して車軸側に伝える変速機であって、
    前記筐体における前記オイルパンの接合面が、左右方向において水平に対して、車両外側が車両上方に傾いていることを特徴とする変速機。
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