JP2005290628A - サポーター用ステー及びサポーター - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態が良好で、装着違和感を生じないサポーター、及びそのサポーターのためのステーを提供する。
【解決手段】 熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の編組体からなり、好ましくは、その少なくとも一部の3点曲げ強度が10N以上であることを特徴とするサポーター用ステー及びこのサポーター用ステーを具備してなるサポーター。
【選択図】 なし

Description

本発明は、サポーター及びそのためのサポーター用ステーに関する。更に詳しくは、軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態が良好で、装着違和感を生じないサポーター、及びそのサポーターのためのステーに関する。
人体の膝関節、肘関節、脊椎関節等の身体屈伸部における捻挫、筋肉痛、リウマチ、神経痛等の治療用や、運動時又は日常生活におけるこれらの身体屈伸部保護用として、更には、寒季における保温等のために、これら身体屈伸部に装着するサポーターが用いられている。また、筋肉の肉離れや断裂が起きたときに筋肉を圧迫して保護するために、また、寒さから筋肉を保護するための保温目的で、大腿、下腿、上腕、前腕等の筋腹部に装着するサポーターが用いられている。これらのサポーターには、サポーターが身体屈伸部の屈伸運動や筋腹部筋肉の収縮運動等により所定位置からずれることを防止するために、また、怪我により破綻を来たした関節や筋肉の異常揺動を防止するために、更には外部から与えられる異常外力から関節や筋肉を保護するために、サポーターの側部の所定箇所にステー(支持部材)が備えられている。
このようなステーとしては、金属製スパイラルステーや樹脂製平板状ステーが用いられている。金属製スパイラルステーとしては、線材を蛇行状に折り曲げて形成したジグザグばね(特許文献1)、上下に配置した非屈曲性の部分とその間に設けられたコイルスプリング等の屈曲可能な部分とを有するもの(特許文献2)、コイル状のばね鋼線を扁平に押し潰して形成した扁平ばね棒(特許文献3)が知られている。
これらの金属製ステーは、金属の剛性が大きいので、厚さを薄くしても高い形状保持性や制動性(「制動」とは、例えば、靭帯が損傷して関節の構造が破綻したことにより引き起こされ得る生理的可動範囲外の動きをステーの剛性によって抑制することをいう。)が得られ、可撓性が大きく、身体屈伸部の動きや筋肉の収縮に追従して変形することができる。従って、このステーを用いたサポーターは違和感なく装着できること等の利点を有している。しかし、一方で、長期間使用すると、金属疲労による折損が起こってサポーターや人体を傷つけたり、錆が発生したりするので、耐久性・安全性に問題がある。
樹脂製平板状ステーとしては、細幅扁平状のもの(特許文献4)が知られている。樹脂製のステーは、錆発生の恐れがなく、耐久性が高く繰り返し使用に耐える利点がある。しかしながら、高い制動性を得るためには、厚さを増したり、幅を広くしたりしなければならない。そうすると、その厚さや幅の増加、それによる可撓性の低下によって、このステーを用いたサポーターは、装着違和感を生じる。
このように、軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態が良好で、装着違和感を生じないサポーター並びにこのようなサポーターのためのステーが求められている。
実開昭56−124470号公報 実開昭63−176430号公報 実開平3−104322号公報 特開昭60−215361号公報
従って、本発明の目的は、軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態が良好で、装着違和感を生じないサポーター、及びそのサポーターのためのステーを提供することである。
本発明者らは、サポーター用のステーの材質や構造について鋭意研究を進めた結果、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の編組体からなり、特定の強度を有するステーを用いれば、上記課題を達成できることを見出し、この知見に基づいて更に検討を進めて、本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の編組体からなることを特徴とするサポーター用ステーが提供される。
本発明のサポーター用ステーは、その少なくとも一部の3点曲げ強度が10N以上であることが好ましい。
本発明のサポーター用ステーは、複数の編組体からなるものであってもよい。
本発明のサポーター用ステーは、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の少なくとも一部の3点曲げ強度が0.2N以上であることが好ましい。
本発明のサポーター用ステーは、身体屈伸部装着サポーター用のステーとして好適である。
本発明の身体屈伸部サポーター用ステーは、四肢関節部装着サポーター用ステーとして好適である。
本発明の四肢関節部装着サポーター用ステーにおいては、横方向しなり角度が20度以上であることが好ましい。
また、本発明のサポーター用ステーは、筋腹部装着サポーターのステーとして好適である。
また、本発明によれば、上記のサポーター用ステーを取り付けてなるサポーターが提供される。
本発明によれば、軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態が良好で、装着違和感を生じない身体屈伸部装着サポーター及び筋腹部装着サポーターとして好適なサポーター、並びに軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態が良好で、装着違和感を生じない、身体屈伸部装着サポーター及び筋腹部装着サポーターとして好適なサポーターを得るためのサポーター用ステーが提供される。
本発明のサポーターは、膝、肘等の四肢関節部や腰部、胸部、頸部等の体幹部等の身体屈伸部やその近傍上下部を伸縮性の素材からなる生地で覆って締め付け、身体屈伸部の不本意な揺動を抑制するようになっている。また、大腿、下腿、上腕、前腕等の筋腹部を伸縮性の素材からなる生地で覆って締め付け、筋肉の収縮による非生理的な痛みを抑制するようになっている。サポーターは、従来公知の構造のものでよく、例えば、本体とその両端に設けた屈伸部の近傍上下部締め付け部分とを有している(特許文献4)。本体は、円筒状編地からなるものでもよく、生地を身体屈伸部や筋腹部に巻きつけた後、その両端部を任意の方法で固定したものであってもよい。
サポーターは、通常、編織布で構成されている。素材として伸縮性素材を用いてもよい。
このような伸縮性素材としては、天然繊維、化学繊維よりなる織布、編布、不織布、パイル生地、プラスチックフォーム等を単独で又は組み合わせて使用することができる。具体的な素材としては、綿、毛、ウール、レーヨン、アクリル、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン等の繊維を適宜組み合わせてなる経編み又は緯編みのジャージ生地、パワーネットのような弾性糸混紡編物、ダブルラッセル生地等の立体編物等がある。更に、これらの生地とゴム発泡体(クロロプレンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム等)、ウレタン発泡体(圧縮ウレタン)等のフォーム材料を積層した複合材料が挙げられる。
図1は、このようなサポーターの一例(身体屈伸部装着サポーター)を膝関節に装着した状態の側面図で示し、膝関節部とその上下の大腿部及び下腿部のそれぞれ一部とを固く締め付けるように覆っている。
この身体屈伸部装着用サポーター11には、その側部にステー12が、身体屈伸部の近傍上部から近傍下部に延びるように、収納部(ステーカバー)13内に、配置されている。ステーは、通常、身体屈伸部の両側部に設けられるが、一方のみでもよい。
本発明のサポーターには、後述する本発明のステーが取り付けられている。これにより、軽量性、屈曲性、耐久性及び安全性に優れ、装着後の状態に優れ、装着違和感を生じないサポーターを得ることができる。
ステーをサポーターに取り付ける方法は、特に限定されず、サポーターに縫い付ける、サポーターに接着剤等を用いて接着する等の方法でもよいが、通常、サポーター側部に設けた収納部分(ステーカバー)にステーを収納する。収納部分は、本体部の外側に設けてもよく、内側に設けてもよい。材質には、特に限定はなく、本体部と同一であっても、異なっていてもよい。収納部分の形状も、ステーをある程度の自由度を持ってサポーター側部に保持できる袋状等のものであればよい。収納部は、本体と一体に形成されていてもよく、別途、形成したものを縫合等の手段により、本体部に合体させてもよい。
本発明のステーは、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の編組体からなることを特徴とする。
熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアリレート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール樹脂、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、メチルペンテン樹脂、MMA−スチレン共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等を挙げることができる。これらの樹脂は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条は、単一の熱可塑性樹脂フィラメントからなるものでもよく、複数のフィラメントを束ねたものであってもよい。本発明において、糸条とは、この両者を包含する概念である。フィラメントの束ね方には、特に制限はなく、撚ったものであっても単に集束したものであってもよい。また、相互に部分的に又は全体的に融着したものであってもよい。
熱可塑性樹脂フィラメントの一部を、長繊維補強プラスチックフィラメントで置き換えることができる。
長繊維補強プラスチックフィラメントは、繊維基材と熱硬化性樹脂とから得ることができる。繊維基材としては、アラミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリオキシメチレン繊維等の有機繊維やガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維等が挙げられる。これらは単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
熱硬化性樹脂としては、通常、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。これらは単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
長繊維補強プラスチックフィラメントは、熱可塑性樹脂で被覆されていてもよい。被覆に用いる熱可塑性樹脂としては、上記と同様のものを挙げることができる。
長繊維補強プラスチックフィラメントは、例えば、以下のようにして作製することができる。即ち、繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸し、次いで樹脂を加熱硬化させて長繊維補強プラスチックを得る。そして、場合により上記長繊維補強プラスチックフィラメントを、例えば溶融状態の熱可塑性樹脂中に通して、長繊維補強プラスチックフィラメントの表面を熱可塑性樹脂で被覆し冷却固化して熱可塑性樹脂層を形成する。
更に、上記糸条の製造に用いる熱可塑性樹脂フィラメントの一部を、長繊維補強プラスチックフィラメント以外の他のフィラメントで置き換えてもよい。他のフィラメントは、特に限定されず、例えば、針金のような柔軟性を有する金属物質の表面に腐蝕を防止するように合成樹脂で被覆したもの等を用いることができる。
本発明において、熱可塑性樹脂フィラメントは、通常、0.2mm程度以上の径を有していればよい。
本発明において、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条は、その少なくとも一部の3点曲げ強度が0.2N以上であることが好ましい。
3点曲げ強度がこの範囲内にあることにより、この熱可塑性樹脂フィラメントから出発して得た編組体をステーとした場合に必要な機械的強度等を得ることができる。
このようにして得られる糸条を複数用意して、これを組み合わせ、編組体を得る。組み合わせの方法は特に限定されず、例えば、複数の糸条を丸組紐や平組紐に編み上げる方法、又は、複数の糸条を束ねて所定間隔ごとにこれを融着させる方法を挙げることができるが、これら以外の方法であってもよい。本発明においては、複数の糸条を編み上げたものが好ましい。
本発明において、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条は、3本以上使用することが望ましい。3本以上とすることにより、編組体としたときの3点曲げ強度を高くすることができる。
本発明の編組体は、これを構成しているフィラメント又は糸条の持つ素材の物性とフィラメントの交絡点又は糸条の交絡点のずれにより、身体の3次元的な表面にも追従し、特に身体屈伸部における必要な支持性、柔軟性、弾性変形等の機能を発揮する。
本発明において、編組体は、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条から得た編組体を、熱処理により、糸条の交絡点は融着しないようなヒートセットを行い賦形することもできる。この場合は、糸条が交絡点において、ずれを生じるので編組体がスムースに撓ることができる。また、熱処理により、糸条を構成する熱可塑性樹脂フィラメント同士、又は熱可塑性樹脂フィラメントと熱可塑性樹脂フィラメント以外のフィラメントとを融着させ、交絡点がずれないようにしてネット状にすることもできる。この場合は、撓りにくくなるが強度は上がり、従って、同じ強度であれば編組体を薄くすることができる。
この融着に際して、横方向しなりが必要な部分は熱融着をせず、その他の部分は熱融着をしたステーを作製することもできる。
融着の方法は、特に限定されず、従来公知の方法を採用すればよい。
このようにして得られる編組体の一例として、糸条23が、空隙部を形成しながら、いわゆる三つ編み状に編まれた編組体2を示すことができる(図2)。
本発明で使用しうる編組体の他の例として、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条を編みこんだ平組紐を挙げることができる。
この平組紐は、格子目に編まれる数本の熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の各表糸部と裏糸部との間で、且つ、編組体の長手方向に熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条を編みこんで編地を作成し、この編地を熱処理して熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条を溶融せしめて各糸条を融着させて得られるものである。
このようにして得られる平組紐の一例を図3に示す。図3において、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条31、32、33、・・・は、斜め格子状に編まれている。これらの熱可塑性樹脂フィラメント31、32、33、・・・の表糸部3D(図において紙面の手前側に出る部分)と裏糸部3E(図において紙面の裏側に出る部分)との間(図において紙面に含まれる部分)で且つ編組体の長手方向には、低温で融着する熱可塑性樹脂フィラメント34、35、36、・・・が編みこまれている。この図では、平組紐3の編目を粗く表示しているが、実際には編目が詰まっていると、熱可塑性樹脂フィラメント34、35、36、・・・は、編組体の表側又は裏側から殆ど見ることができない場合もある。
この編組体を熱可塑性樹脂フィラメントが溶融する程度の温度で熱処理すると、熱可塑性樹脂フィラメントの表面が溶融して、相互に融着する。
本発明で使用しうる編組体の更に他の例として、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条を編みこんだ丸組紐を挙げることができる。
この丸組紐は、熱可塑性樹脂フィラメントからなる数本の糸条を筒型に編んでなる丸組紐本体の中心部に熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条を芯糸として編み込むとともに、熱処理をして熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条を溶融せしめてその周囲の熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条に融着させたものである。
このようにして得られる丸組紐の一例(八つ打紐)を図4に示す。図4において、丸組紐4本体は、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条411〜418を、筒型に且つ斜め格子状に編んで形成されている。この丸組紐本体の中心部には、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条42を芯糸として編み込んでいる。この図でも、編目を粗く表示しているが、実際には編目は詰まっていて、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条42は、丸組紐の外側から殆ど見ることができない場合もある。
この丸組紐を熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条が溶融する程度の温度で熱処理すると、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条42の表面が溶融して、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条411〜418と接着する。図は、半数の熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条412、414、416及び418が、芯糸としての熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条42に接していて、残り半数の熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条411、413、415及び417が、糸条412、414、416及び418の外側に位置する断面部分を示している。熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条411〜418は、全て、外側と内側とに繰り返して出るように編まれているので、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条411〜418は、内側に出ているときに、熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条42と接着する。
上述のように、熱可塑性樹脂フィラメントからなる種々の糸条を用いて、前述のような色々なタイプの編組体を作製でき、その編組体を適用箇所に合った物性及び寸法にしたものを本発明のステーとして使用する。ステーを構成する編組体は、一つを単独で使用しても複数を組み合わせて使用してもよい。
本発明において、ステーは、少なくともその一部の3点曲げ強度が10N以上であることが好ましい。この3点曲げ強度は、15N以上であることがより好ましい。3点曲げ強度がこの範囲内にあることにより、筋腹部筋肉の収縮運動や身体屈伸部の屈伸運動によるサポーターの潰れを防いだり又は筒形状を保持したりすることが容易になり、また、怪我により破綻を来たした関節や筋肉の異常揺動を防止したり外部から与えられる異常外力から関節や筋肉を保護したりすることが容易になる。
また、本発明のステーが四肢関節部装着サポーター用ステーである場合には、横方向しなり角度が20度以上であることが好ましく、60度以上であることがより好ましく、100度以上であることが更に好ましい。横方向しなり角度がこの範囲内にあることにより、歩行やしゃがみ込み等の四肢関節部の正常な屈伸運動を妨げず、装着違和感のないステーとなる。なお、ステーが体幹部や筋腹部に装着するためのサポーター用のステーである場合には、横方向しなり角度は0度であってもよい。
また、本発明のステーは、横方向に100度(角度)の屈曲を500回以上繰り返しても折損やクラックの発生がないことが好ましく、更に、横方向に180度(角度)の捻りを500回以上繰り返しても折損やクラックの発生がないことが好ましい。ステーが身体屈伸部装着サポーター用ステーである場合、特にステーが四肢関節部装着サポーター用ステーであるときには、この条件を満足することが望ましい。
上記屈曲及び捻りの促進試験において、この耐屈曲回数及び耐捻り回数がこの範囲内にあることにより、従来の金属製のステーの約2.5倍、通常の実使用条件では約20倍の耐久性が発揮される。
本発明のステーの形状は特に限定されず、長さはこのステーを収納すべきサポーターの大きさを勘案して適宜決定すればよい。また、ステーの幅は、特に限定されないが、通常、5〜20mmの範囲である。幅が狭すぎると外力により容易に変形してステーとしての効果が発揮されず、広すぎると装着違和感(ステーが装着部位に当たって痛みを覚えたり、ステーの存在が不快を感じさせたりすること等をいう。)があったり、幅方向の屈曲が悪くなったりして、やはり、ステーとしての効果が損なわれる。
本発明のステーの厚さは、特に限定されず、上記横方向しなり角度の条件が満たされるように、幅を勘案して決定すればよいが、3.5mm以下であることが好ましい。厚さが3.5mm以下であることにより、このステーを用いたサポーターを装着したときに、装着違和感がなく、また、身体屈伸部装着サポーターの場合には、身体屈伸部の運動が制限されたりすることがない。
本発明のステーの断面形状は、特に限定されるものではないが、身体形状に沿わせて装着違和感を低減させるという理由から断面が扁平状であることが好ましい。
断面を扁平状にする方法は、特に限定されないが、例えば、上述のように熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条から得た編組体を熱処理して熱可塑性樹脂フィラメントを融着するときに、これに圧力を加えて、所望の形状にすることができる。
本発明のステーは、複数の編組体からなるものであってもよい。複数の編組体は、これを厚み方向に重ねても、幅方向や長さ方向に並べてもよい。このとき、この複数の編組体が、本発明のステーの要件を備えていればよい。
また、本発明のステーは、10N以上の外力を加えたときに、弾性変形するものであることが好ましい。これにより、耐久性に優れ、身体各部の保護という機能が優れたものとなる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
なお、本発明において、ステーの特性は、以下の試験法により測定した。
[糸条及び編組体の3点曲げ強度]
JIS K 6911の曲げ強さ及び曲げ弾性率に準じて測定する。具体的には、万能試験機[島津製作所社製オートグラフ]を用いて行った。検体を固定する治具は、直方体のブロックに検体の厚さに相当するスリットがあるもので、それを2個支点として内側側面間の距離が50mmになるように固定し、少なくとも検体の支持部が回転や捻れを起こさないようにスリット部分に挟み込んで固定し、検体の支点間中央を試験速度1,000mm/分の条件で垂直方向に10mm押し込んだときの強度を測定する。
[横方向しなり角度]
長さ100mmの試験片の両端をペンチで把持し、試験片を含む平面内でこの試験片を曲げた際に、この試験片が前記平面からはみ出したり、試験片に撚れが生じる前の最大曲げ角度θ1(曲げる前の角度が0度である。図5参照)を求める。
[耐久性]
試験片の長手方向50mmの間隔で試験片の二箇所を、試験片の長手方向と直角の角度からペンチで挟み、捻れないようにして(試験片平面内での)100度の屈曲を100回行い、次に試験片の短手方向180度の捻り(試験片が短手方向に裏返る)を100回行う。この100回の屈曲及び100回の捻りを1セットとして、5セット繰り返したときに折損を生じるまでの回数を表示する。この回数が多いほどよい(図6及び図7参照)。
[装着後の状態]
ステーを取り付けたサポーターを装着し、1時間後のサポーターの状況を見たときに、サポーター本体が装着部位の身体形状に沿ってフィットしているか、あるいは沿わずにサポーター本体に潰れが生じているかを、10名の被験者(パネル)について調べる。
[装着違和感]
ステーを取り付けたサポーターを装着したときに、ステーが装着部位に当たって痛みを覚えたり、ステーの存在に不快を感じさせたりするかどうかを、10人の被験者(パネル)について調べ、装着違和感を覚えた者の数で示す。この数が少ないほうがよい。
[実施例1]
径が0.7mmのポリエチレンテレフタレートモノフィラメント(3点曲げ強度1.8N)1本からなる糸条を16本用いて、編み1コースの距離を3.0mmとして、丸組紐(芯糸=図4の42に対応=2本)を作製し、これを約140℃に加熱した後、プレス機で両面圧着することにより扁平化して幅7.0mm、厚さ2.3mmの編組体(ステー1)を得た。なお、編み1コースとは、編組体の繰り返し構造の最小単位(図8参照)をいう。
得られた編組体(ステー1)の3点曲げ強度は18.8N、横方向しなり角度は106度であり、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー1を取り付けた膝装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[実施例2]
径が1.1mmのポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン及びポリブチレンテレフタレートからなるモノフィラメント(3点曲げ強度3.8N)1本からなる糸条を8本用いて、編1コースの距離を5.0mmとして、丸組紐を作製し、これを約200℃の熱プレス機で両面圧着することにより扁平化して、幅6.0mm、厚さ1.6mmの編組体(ステー2)を得た。
得られた編組体(ステー2)の3点曲げ強度は14.8N、横方向しなり角度は90度で、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー2を取り付けた膝装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[実施例3]
径が0.7mmのポリエチレンテレフタレートモノフィラメント(3点曲げ強度1.8N)1本からなる糸条を16本用いて、編み1コースの距離を5.5mmとして、丸組紐を作製し、幅6.0mm、厚さ3.5mmの編組体(ステー3)を得た。
得られた編組体(ステー3)の3点曲げ強度は20.8N、横方向しなり角度は126度であり、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー3を取り付けた足関節装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[実施例4]
編1コースの距離を10.0mmとするほかは実施例1と同様にして、丸組紐(丸編紐)を作製し、これを実施例2と同様にして扁平化して、幅7.0mm、厚さ2.2mmの編組体(ステー4)を得た。
得られた編組体(ステー4)の3点曲げ強度は10.1N、横方向しなり角度は175度で、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー4を取り付けた膝装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[実施例5]
径が1.2mmのポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン及びポリブチレンテレフタレートからなるモノフィラメント(3点曲げ強度4.2N)2本からなる糸条(3点曲げ強度7.6N)を8本用いて、編1コースの距離を7.0mmとして、丸組紐を作製し、実施例2と同様にして扁平化して、幅9.5mm、厚さ2.6mmの編組体(ステー5)を得た。
得られた編組体(ステー5)の3点曲げ強度は48.3N、横方向しなり角度は75度で、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー5を取り付けた膝装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[実施例6]
径が0.5mmのポリエチレンテレフタレートモノフィラメント(3点曲げ強度0.3N)4本からなる糸条(3点曲げ強度0.9N)を13本用いて、編み1コースの距離を5.0mmとして、平組紐(芯糸=図3の34〜36に対応する=4本)を作製し、幅17.0mm、厚さ2.6mmの編組体(ステー6)を得た。
得られた編組体(ステー6)の3点曲げ強度は34.3N、横方向しなり角度は0度であり、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー6を取り付けた腰部装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[実施例7]
径が0.2mmのポリエチレンテレフタレートモノフィラメント(3点曲げ強度0.1N)4本からなる糸条(3点曲げ強度0.3N)を48本を用いて、編み1コースの距離を5.0mmとして、丸組紐を作製し、これを約250℃の熱プレス機で両面圧着することによりフィラメント同士を融着して幅19.0mm、厚さ1.7mmの編組体(ステー7)を得た。
得られた編組体(ステー7)の3点曲げ強度は15.2N、横方向しなり角度は0度であり、耐久性は「500回以上」であった。
また、このステー7を取り付けた腰部装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[比較例1]
ステンレス鋼製スパイラルステー8(幅10.0mm、厚み1.6mm。外形が10mmの螺旋形状コイルを長手方向に押し潰して形成したもの)は、3点曲げ強度は13.7N、横方向しなり角度は108度であった。このステー8は、耐久テスト中に200回屈曲を繰り返したところで金属疲労による折損を発生した。
なお、このステー8を取り付けた膝装着サポーターについて、装着後の状態は良好であり、装着違和感を覚えた者の数は0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[比較例2]
ポリウレタンを用いた射出成形により幅10.0mm、厚さ5.2mmの樹脂板状製ステー9を得た。このステー9の3点曲げ強度は、16.1N、横方向しなり角度は、74度で、耐久性は「500回以上」であった。このステー9を取り付けた膝装着サポーターについて装着後の状態は良好であった。しかしながら、装着違和感を10人のパネル全員が指摘した。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
[比較例3]
比較例2と同様にして、幅10.0mm、厚さ2.2mmの樹脂板状製ステー10を得た。このステー10の3点曲げ強度は、11.1N、横方向しなり角度は、122度で、耐久性は「500回以上」であった。しかしながら、このステー10を取り付けた膝装着サポーターは、筒形状を維持することができず、本体に潰れが発生した。
なお、このステー10を装着したサポーターについて、装着違和感を覚えた者の数は、0であった。
これらの結果を、表1及び表2に示す。
Figure 2005290628
Figure 2005290628
上記の結果から示されるように、ステンレス鋼スパイラルステー(比較例1)は、耐久性が悪い。更に、ポリウレタンの射出成形で得た厚さ5.2mmのステー9(比較例2)は、装着感が悪く、この厚みを減らした厚み2.2mmのステー10(比較例3)は、筒形状を維持できず潰れが発生してしまい、サポーターとしては不適である。
これに対して、本発明のステーは強度、耐久性に優れていて、これを取り付けたサポーターは装着後の状態がよく、また、装着感も良好である。また、本発明のステーは、編組体の設計により横方向のしなり角度を好適な範囲に設定することが可能で、四肢関節部装着サポーター用ステーとしても好適である。
ステーを取り付けた身体屈伸部装着サポーターを示す図 三つ編み状の編組体の一例を示す図 平組紐の一例を示す図で、(a)は全体斜視図、(b)は(a)のIII-III線断面図である。 丸組紐(八つ打紐)の一例を示す図で、(a)は全体斜視図、(b)は(a)の断面図である。 横方向しなり角度の測定法を示す図で、(a)は試験前の状態を、(b)はしなり角度θ1となっている状態を示す。 ステーの屈曲試験の方法を示す図で、(a)は常態を、(b)は100度に屈曲した状態を示す。 ステーの捻り試験の方法を示す図で、(a)は常態を、(b)は180度捻った状態を示す。 編組体の繰り返し構造の最小単位を示す図。
符号の説明
11 身体屈伸部装着サポーター
12 ステー
13 ステーカバー
2 三つ編み状編組体
23 糸条
3 平組紐
31〜36 熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条
3D 表糸部
3E 裏糸部
4 丸組紐の一例(八つ打紐)
411〜418 熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条
42 熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条(芯糸)
θ1 横方向しなり角度試験におけるしなり角度
θ2 耐久性(屈曲試験)における屈曲角度(100度)
L 編組体の繰り返し構造の最小単位

Claims (9)

  1. 熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の編組体からなることを特徴とするサポーター用ステー。
  2. ステーの少なくとも一部の3点曲げ強度が10N以上であることを特徴とする請求項1記載のサポーター用ステー。
  3. ステーが複数の編組体からなるものである請求項1又は2記載のサポーター用ステー。
  4. 熱可塑性樹脂フィラメントからなる糸条の少なくとも一部の3点曲げ強度が0.2N以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサポーター用ステー。
  5. サポーターが身体屈伸部装着サポーターである請求項1〜4のいずれかに記載のサポーター用ステー。
  6. 身体屈伸部が四肢関節部である請求項5に記載のサポーター用ステー。
  7. 横方向しなり角度が20度以上である請求項6に記載のサポーター用ステー。
  8. サポーターが筋腹部装着サポーターである請求項1〜4のいずれかに記載のサポーター用ステー。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のサポーター用ステーを取り付けてなるサポーター。
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