JP3647412B2 - 水中用サポータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体の腰や膝などの主として屈曲部の保護に使用される水中用サポータに関し、更に詳しくは、水中で運動を行う場合などにおいて保温性と装着性(フィット性)に優れた水中用サポータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アクアビクスなどと呼ばれる水中での軽い運動が広く普及している。このような水中での運動は、腰や膝への負担を軽減しながら筋力の向上が可能であるため、傷害時の身体機能の回復や高齢者の体力維持などを目的として盛んに行われている。
【0003】
しかしながら、上述のように水中での運動を行うに際して、身体の各部を保護するための適切なサポータが提供されていないのが現状である。そのため、運動自体は有効であるものの、運動中に腰や膝を冷やし過ぎて痛みを生じたり、またプール内外で膝や肘を負傷するなどの問題を生じている。
【0004】
ところで、従来、陸上で使用されるサポータとして、布帛製の各種サポータが市販されている。しかし、これら陸上用のサポータを水中で使用すると、サポータの内外で水が自由に移動するため保温性が悪く、また水の抵抗によって位置ずれを生じ易く、水中での使用には不向きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、水に濡れたときの保温性に優れ、しかも装着性(フィット性)に優れた水中用サポータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の水中用サポータは、伸縮性を持つ遮水層と伸縮性を持つ布帛とを積層してなる複合素材でサポート部を形成し、前記複合素材よりも伸縮性が大きい他の素材で伸縮部を形成し、前記サポート部と前記伸縮部とを筒状に連結し、前記サポート部を筒廻りの一部に配置しつつ前記伸縮部を筒廻りの他の部位に配置したことを特徴とするものである。
【0007】
上記遮水層と布帛とを積層してなる複合素材は、その遮水層が内外での水の出入りを遮断するため水に濡れたときの保温性に優れ、しかも伸縮性を有するので着脱が容易であると共に装着状態でずれを生じ難くフィット性に優れている。勿論、この複合素材は布帛に基づく保護作用も備えている。そのため、上記複合素材からなるサポート部を少なくとも保護箇所に配置したサポータは、水中で運動を行う場合などに好適である。複合素材は遮水層の両面に布帛を積層したものであることが好ましい。このような積層構造であれば、より優れた保温性と保護作用を得ることができる。
【0008】
本発明のサポータは、前記複合素材でサポート部を形成すると共に、前記複合素材よりも伸縮性が大きい他の素材で伸縮部を形成し、これらサポート部と伸縮部とを環状に連結したものであることが好ましい。つまり、身体における保護を必要とする部位には前記複合素材からなるサポート部を配置し、保護を必要としない部位には他の素材からなる伸縮部を配置することにより、サポータの保温性やフィット性をを維持しながら着脱性を高めることができる。
【0009】
本発明において、複合素材を構成する遮水層には樹脂又はゴム組成物のフィルムを用いることが好ましい。一方、複合素材を構成する布帛には中空糸条の織物又は編物を用いることが好ましい。また、サポート部の内面にはパイルを設けることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0011】
図1〜図4は本発明の実施形態からなる水中用サポータを示すものである。本実施形態のサポータは、図1〜図3に示すように、膝の形状に整合するように複数枚の生地1a,1b,1cを縫い合わせてなるサポート部1と、複数枚の生地2a,2bからなる伸縮部2とを筒状に縫い合わせたものである。
【0012】
サポート部1の生地は、いずれも伸縮性を持つ遮水層と伸縮性を持つ布帛との複合素材から構成されている。この複合素材は、図4に示すように、遮水層3の両面に布帛4を一体的に積層したものである。布帛4の肌に接する面(肌面)には起毛処理によりパイル5が形成されている。上記積層構造を有する複合素材は、遮水層3が内外での水の出入りを遮断し、つまり透水を防止するので、水に濡れたときの保温性が優れている。また、上記複合素材は保護箇所の形状に合わせて伸縮可能であるので、フィット性に優れている。しかも、上記複合素材は遮水層3の両面に積層された2層の布帛4,4に基づく保護作用を備えている。更に、上記複合素材によれば、入水時にヒヤッとする感じが少なく、肌面のベタツキ感が少ないという利点もある。
【0013】
遮水層3は、樹脂又はゴム組成物のフィルムから構成することができる。遮水層3に樹脂を使用する場合、その種類が特に限定されるものではないが、伸縮性に優れたポリウレタンなどを選択すると良い。また、遮水層3にゴム組成物を使用する場合、その種類が特に限定されるものではないが、伸縮性に優れたシリコーンゴムなどを選択すると良い。遮水層3の厚さは、その材質にも因るが、例えば10〜500μmの範囲に設定すれば良い。この厚さが厚過ぎるとサポータとしての伸縮性が不十分になり、逆に薄過ぎると伸縮時の強度が不十分になる。
【0014】
布帛4は、織物又は編物から構成すると良い。特に、編物(ニット)はそれ自体が伸縮性に富み、身体の形状に合わせて変形させることができる。但し、織物の場合であっても、捲縮糸(伸縮糸)を使用することによって布帛自体の伸縮性を得ることができる。また、十分な強度を確保することができれば、不織布の使用も可能である。布帛4の繊維には、ポリエステルやナイロンやポリウレタンなどを使用することができる。特に、中空糸条を使用した場合、サポータ重量の軽減が可能であるばかりでなく、保温性の向上効果も期待することができる。
【0015】
一方、伸縮部2の生地は、いずれも上記複合素材よりも伸縮性が大きい他の素材から構成されている。このような素材としては、上記複合素材に用いる布帛と同様の織物や編物を使用することができ、場合によってはネットなどを使用しても良い。
【0016】
上述したサポータは、アクアビクスなどの水中での運動を行う場合に膝に装着して使用される。このサポータを膝に装着することにより、水中での運動を行っている最中や運動後に水中から外へ出た後において、優れた保温性と保護作用を得ることができる。また、上記サポータは、複合素材からなるサポート部1と、その複合素材よりも伸縮性が大きい他の素材からなる伸縮部2とを環状に連結しているので、膝への着脱が容易である。
【0017】
上述した実施形態は筒状をなす膝用サポータを示すものあるが、本発明は膝用のみならず、肘用、腰用、肩用、手首用、足首用などの種々異なる形状のサポータに適用することが可能である。
【0018】
本発明では、上記複合素材からなるサポート部と、該複合素材よりも伸縮性が大きい他の素材からなる伸縮部とを環状に連結することが好ましいが、上記複合素材からなるサポート部だけを環状に連結した構成であっても良い。また、サポート部や伸縮部を構成する生地の縫合形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、身体の形状や屈曲形態に応じて任意に選択することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の水中用サポータは、伸縮性を持つ遮水層と伸縮性を持つ布帛とを積層してなる複合素材でサポート部を形成したから、水に濡れたときの保温性に優れると共に、装着性(フィット性)に優れ、水中で運動を行う場合などに好適である。本発明によれば、アクアビクスなどの全く新規な用途において極めて有効なサポータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる水中用サポータを示す上面図である。
【図2】本発明の実施形態からなる水中用サポータを示す側面図である。
【図3】本発明の実施形態からなる水中用サポータを示す斜視図である。
【図4】本発明で使用される複合素材の断面図である。
【符号の説明】
1 サポート部
2 伸縮部
3 遮水層
4 布帛
5 パイル

Claims (6)

  1. 伸縮性を持つ遮水層と伸縮性を持つ布帛とを積層してなる複合素材でサポート部を形成し、前記複合素材よりも伸縮性が大きい他の素材で伸縮部を形成し、前記サポート部と前記伸縮部とを筒状に連結し、前記サポート部を筒廻りの一部に配置しつつ前記伸縮部を筒廻りの他の部位に配置した水中用サポータ。
  2. 前記複合素材が前記遮水層の両面に前記布帛を積層した構成からなる請求項1に記載の水中用サポータ。
  3. 前記サポート部が前記複合素材からなる複数枚の生地を縫い合わせてなる請求項1又は請求項2に記載の水中用サポータ。
  4. 前記遮水層が樹脂又はゴム組成物のフィルムである請求項1〜3のいずれかに記載の水中用サポータ。
  5. 前記布帛が中空糸条の織物又は編物である請求項1〜4のいずれかに記載の水中用サポータ。
  6. 前記サポート部の内面にパイルを設けた請求項1〜5のいずれかに記載の水中用サポータ。
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