JP2005290259A - 置換金属フタロシアニン又はサブフタロシアニン及びそれらの類縁体の溶解方法 - Google Patents

置換金属フタロシアニン又はサブフタロシアニン及びそれらの類縁体の溶解方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フタロシアニン系化合物やその類縁の化合物について、従来の溶剤によらない、別の簡単な溶解方法を提供する。
【解決手段】一般式
【化1】
Figure 2005290259

及び一般式
【化2】
Figure 2005290259

で表わされる、置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン及びそれらの類縁体の中から選ばれた少なくとも1種を超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素と加圧混合して溶解させる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、特定の置換金属フタロシアニン又はサブフタロシアニン及びそれらの類縁体の溶解方法に関する。
フタロシアニンは有機顔料として多用されているが、この顔料を微細化するには、硫酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸などの特定の酸に顔料を溶解させた後、これを水やその難溶な有機溶媒に加えて析出させる方法がよく知られている。
しかし、この方法は、フタロシアニンの溶解に用いられる酸処理に伴い、酸の残留のないように洗浄を十分に行う必要があり、操作が煩雑になるし、また、必然的に排出される大量の酸廃液について環境面の配慮が欠かせないという問題がある。
ところで、フタロシアニン顔料の溶解方法については酸溶剤以外に、超臨界水(特許文献1参照)、超臨界状態のケトン系溶媒、アルコール系溶媒又は水(特許文献2参照)などが提案されている。
特開2002−285032号公報(特許請求の範囲その他) 特開2001−92165号公報(特許請求の範囲その他)
本発明の課題は、このような事情の下、フタロシアニン系化合物やその類縁の化合物について、これらの溶剤によらない、別の簡単な溶解方法を提供することにある。
本発明者らは、フタロシアニン系化合物、サブフタロシアニン系化合物、それらの類縁体の溶解方法について種々研究を重ねた結果、前二者については少なくとも置換基を特定した上で、溶媒として超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素を用いることにより、上記課題が達成されることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
(1)一般式
Figure 2005290259
[式中、Mは金属であり、XはN又はCR5、YはN又はCR6、ZはN又はCR7であって、しかもX及びY共にNでないときZもNではなく、XがNのときYはCR6、YがNのときZはCR7であり、R1ないしR7は互いに同一或いは異なって、H、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、置換されていてもよいアルコキシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ハロゲン、水酸基、チオ基、シアノ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、CO2D、SO3D(以上のDはH、NH4又はアルキル基を示す)、CONR89(ここでR8、R9は互いに同一或いは異なって、H又はアルキル基を示す)、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アリールスルフィニル基又はアリールスルホニル基であるか、或いは隣接するもの同士で一緒に、アルキレンジオキシ基、クラウンエーテル残基又は−CO−NR10−CO−(ここでR10はH、アルキル基、式
Figure 2005290259
又は式
Figure 2005290259
で表わされる基を示す)で表わされる酸イミド基を形成する。但し、R1ないしR7が全てHである場合を除く。]
及び一般式
Figure 2005290259
[式中、Bは金属であり、QはN又はCR14、TはN又はCR15、WはN又はCR16であって、しかもQ及びT共にNでないときWもNではなく、QがNのときTはCR15、TがNのときWはCR16であり、R11ないしR16は互いに同一或いは異なって、H、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、置換されていてもよいアルコキシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ハロゲン、水酸基、チオ基、シアノ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、CO2G、SO3G(以上のGはH、NH4又はアルキル基を示す)、CONR1718(ここでR17、R18は互いに同一或いは異なって、H又はアルキル基を示す)、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アリールスルフィニル基又はアリールスルホニル基であるか、或いは隣接するもの同士で一緒に、アルキレンジオキシ基、クラウンエーテル残基又は−CO−NR19−CO−(ここでR19はH、アルキル基、式
Figure 2005290259
又は式
Figure 2005290259
で表わされる基を示す)で表わされる酸イミド基を形成する。但し、Q、T及びWがいずれもNでないとき、R11ないしR16が全てHである場合を除く。]
で表わされる、置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン及びそれらの類縁体の中から選ばれた少なくとも1種を超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素と加圧混合して溶解させることを特徴とする、置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン及びそれらの類縁体の溶解方法。
(2)置換金属フタロシアニン又はサブフタロシアニンが、その中心金属にCu、Fe、Al、Ni、Co、Zn、Ti、Cr、V、Rh、Ru、Si及びMoの群から選ばれるものを有する前記(1)記載の方法。
(3)さらに、炭化水素系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、アセタール系溶媒、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、窒素化合物系溶媒及び硫黄化合物系溶媒の中から選ばれた少なくとも1種の準溶媒を、それと超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素との合計量/超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素に対し、体積比で50%を超えない割合で併用する前記(1)又は(2)記載の方法。
(4)準溶媒の使用割合を、0.1〜10%の範囲とする前記(3)記載の方法。
(5)準溶媒がピリジン、イミダゾール、メタノール又はエタノールである前記(1)ないし(4)のいずれかに記載の方法。
(6)溶解するのを、超臨界二酸化炭素下とする、温度が31.1℃の臨界温度以上500℃以下、圧力が7.38MPaの臨界圧以上50MPa以下の操作条件下で行う前記(1)ないし(5)のいずれかに記載の方法。
(7)前記(1)ないし(6)のいずれかに記載の方法で得られる置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン又はそれらの類縁体の溶液。
本発明方法において、溶解に付される化合物は、金属フタロシアニンや金属サブフタロシアニンの特定置換体や、それらのベンゼン環の特定箇所を1箇所又は2箇所窒素に換えた類縁体やそれに対応する非置換体等であって、次の各一般式で表わされるものである。
一般式(I)
Figure 2005290259
[式中、Mは金属であり、XはN又はCR5、YはN又はCR6、ZはN又はCR7であって、しかもX及びY共にNでないときZもNではなく、XがNのときYはCR6、YがNのときZはCR7であり、R1ないしR7は互いに同一或いは異なって、H、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、置換されていてもよいアルコキシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ハロゲン、水酸基、チオ基、シアノ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、CO2D、SO3D(以上のDはH、NH4又はアルキル基を示す)、CONR89(ここでR8、R9は互いに同一或いは異なって、H又はアルキル基を示す)、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アリールスルフィニル基又はアリールスルホニル基であるか、或いは隣接するもの同士で一緒に、アルキレンジオキシ基、クラウンエーテル残基又は−CO−NR10−CO−(ここでR10はH、アルキル基、式
Figure 2005290259
又は式
Figure 2005290259
で表わされる基を示す)で表わされる酸イミド基を形成する。但し、R1ないしR7が全てHである場合を除く。]
で表わされる置換金属フタロシアニン又はその類縁体。
一般式(II)
Figure 2005290259
[式中、Bは金属であり、QはN又はCR14、TはN又はCR15、WはN又はCR16であって、しかもQ及びT共にNでないときWもNではなく、QがNのときTはCR15、TがNのときWはCR16であり、R11ないしR16は互いに同一或いは異なって、H、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、置換されていてもよいアルコキシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ハロゲン、水酸基、チオ基、シアノ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、CO2G、SO3G(以上のGはH、NH4又はアルキル基を示す)、CONR1718(ここでR17、R18は互いに同一或いは異なって、H又はアルキル基を示す)、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アリールスルフィニル基又はアリールスルホニル基であるか、或いは隣接するもの同士で一緒に、アルキレンジオキシ基、クラウンエーテル残基又は−CO−NR19−CO−(ここでR19はH、アルキル基、式
Figure 2005290259
又は式
Figure 2005290259
で表わされる基を示す)で表わされる酸イミド基を形成する。但し、Q、T及びWがいずれもNでないとき、R11ないしR16が全てHである場合を除く。]
で表わされる置換金属サブフタロシアニン及びその類縁体。
前記一般式(I)及び一般式(II)で表わされる化合物(以下、対象化合物ともいう)における置換基について以下説明する。
アルキル基としてはメチル基、プロピル基等でもよいが、好ましくはイソプロピル基、t‐ブチル基のような分岐アルキル基や、エチル基等が挙げられる。
アルケニル基としてはアリール基、3,3‐ジメルブテニル基等が、アルキニル基としては3,3‐ジメチルブチニル基等が、ハロアルキル基としてはフルオロメチル基、トリフルオロエチル基等が、アルコキシアルキル基としてはメトキシメチル基、エトキシメチル基、メトキシエチル基等が、置換されていてもよいアルコキシル基としてはメトキシ基、エトキシ基、トリフルオロエトキシ基等が、アルキルチオ基としてはメチルチオ基、エチルチオ基等が、アルキルスルフィニル基としてはメチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基等が、アルキルスルホニル基としてはメチルスルホニル基、エチルスルホニル基等が、ハロゲンとしてはCl、Br、F等が、アシルアミノ基としてはアセチルアミノ基等が、CO2GやSO3GにおけるGがアルキル基の場合の該基としてはメチル基、エチル基、ブチル基、デシル基等が、アリール基としてはフェニル基等が、アラルキル基としてはベンジル基、フェネチル基等が、アリールオキシ基としてはフェノキシ基等が、アリールチオ基としてはフェニルチオ基等が、アリールスルフィニル基としてはフェニルスルフィニル基等が、アリールスルホニル基としてはフェニルスルホニル基等が、アルキレンジオキシ基としてはメチレンジオキシ基等がそれぞれ挙げられ、中でもF、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、2,2,2-トリフルオロエトキシ基、t‐ブチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、パーフルオロエチル基等、特にブトキシ基、2,2,2-トリフルオロエチル基、パーフルオロエチル基、t‐ブチル基、2,2,2-トリフルオロエトキシ基等が好ましい。
対象化合物は、その中心金属を、短周期律表において3A族から8族及び1B族から6B族の中から選ぶのが好ましいが、より好ましくはCu、Fe、Al、Ni、Co、Zn、Ti、Cr、V、Rh、Ru、Si及びMoの群から選ぶのがよい。
本発明方法においては、溶解するのに、さらに炭化水素系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、アセタール系溶媒、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、カルボン酸系溶媒、窒素化合物系溶媒及び硫黄化合物系溶媒の中から選ばれた少なくとも1種の準溶媒を併用するのが、対象化合物の溶解が助長されるので、好ましい。
これらの準溶媒について、炭化水素系溶媒としては、例えばヘキサン、ケロシン、ベンゼン、トルエン、ハロゲン化炭化水素系溶媒としては、例えば塩化メチル、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン等が、アルコール系溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等が、エーテル系溶媒としては、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等が、アセタール系溶媒としては、例えばアセトアルデヒドジエチルアセタール等が、ケトン系溶媒としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン等が、エステル系溶媒としては、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル等が、窒素化合物系溶媒としては、例えばアセトニトリル、ピリジン、N,N−ジメチルホルムアミド、イミダゾール等が、硫黄化合物系溶媒としては、例えばジメチルスルホキシド等がそれぞれ挙げられ、中でも特にピリジン、メタノール、エタノール、クロロホルム、ヘキサン、イミダゾール等が好ましく用いられる。
これらの準溶媒は1種用いてもよいし、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
準溶媒を併用する場合には、その使用割合は、それと超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素との合計量/超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素に対し、体積比で50%を超えない範囲、好ましくは0〜20%、より好ましくは0.1〜10%の範囲とするのがよい。
溶解操作については、温度が低すぎると所定溶媒中への溶解性が乏しくなる場合があり、また温度が高すぎると置換金属フタロシアニン又はサブフタロシアニンが分解する場合があり、好ましくは、超臨界二酸化炭素下とする、温度が31.1℃の臨界温度以上、圧力が7.38MPaの臨界圧以上、中でも温度が31.1℃の臨界温度以上500℃以下、圧力が7.38MPaの臨界圧以上50MPa以下の操作条件下で行うのがよい。
このようにして、置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン又はそれらの類縁体の溶液が調製される。
この溶液は、微細顔料を得るための原料液、コーティング溶液又は触媒として有用である。
また、この溶液は、特異な可視紫外吸収スペクトルを示す。
すなわち、吸収極大値に圧力依存性が認められ、圧力の変動により吸収極大値も変動する。この特性を利用して、前記の置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン又はそれらの類縁体を溶媒極性測定用のインジケータに利用することが可能である。
このような指示剤としての利用について、以下説明する。
超臨界二酸化炭素や亜臨界二酸化炭素については、例えば半導体分野、画像形成分野、電子写真分野等の種々の技術分野で多用されているが、例えば溶媒等に利用する生産プロセス等において、それらへの異物(例えば準溶媒等)の混入は、思わぬトラブルを誘発するおそれが多分にあるため、かかる混入のチェックが強く求められている。
そこで、かかる混入により溶媒極性が変動することに着目し、その変動を測定する手法が考えられるが、その測定を直接行うのではなく、その変動にリンクする指標を間接的に測定するものとして、何らかのインジケータが想定される。
前記の置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン又はそれらの類縁体は、高温でも安定であり、それをインジケータとして、低温領域はもちろん、高温領域でも用いることができ、広範な温度条件下の超臨界二酸化炭素や亜臨界二酸化炭素系溶媒にこれを加え、可視紫外吸収スペクトルの吸収極大値を光度計で測定することにより、上記溶媒極性の変動を、間接的に測定することが可能である。
本発明方法によれば、酸溶剤を使用したり、特定有機溶剤や水を主に使用したりすることなく、簡単で容易に所定置換金属フタロシアニン系化合物やサブフタロシアニン系化合物やそれらの特定類縁体を溶解することが可能になる。
次に、実施例により本発明を実施するための最良の形態を説明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
内容50mlの観測用窓付きステレンレス鋼製オートクレーブに、一般式
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表1に示されるとおりの各種フタロシアニン系対象化合物を5mg封入するか、或いは該対象化合物及び準溶媒をそれぞれ5mg封入し、油浴又は水浴による35℃の恒温槽に入れ、オートクレーブを一定温度に達せしめたのち、オートクレーブに二酸化炭素を高圧ポンプで内圧20MPaになるように圧入した。その後1時間攪拌したのち、内容液の紫外可視吸収スペクトルを測定し、対象化合物の溶解性について下記の評価基準により判定した。その結果も表1に示す。
◎:完全に溶解した。
○:溶解した。
△:目視で呈色を確認した。
×:溶解しなかった。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、一般式
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表2に示されるとおりの、フルオロ基又はフルオロアルキル基を有する各種フタロシアニン系対象化合物に代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表2に示す。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、一般式
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表3に示されるとおりの各種サブフタロシアニン系対象化合物に代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表3に示す。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、その類縁体である、一般式
Figure 2005290259
Figure 2005290259
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表4に示されるとおりの、α‐ピリジノポルフィラジン、β‐ピリジノポルフィラジン又はピラジノポルフィラジンに代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表4に示す。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、一般式
Figure 2005290259
Figure 2005290259
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表5に示されるとおりの各種対象化合物に代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表5に示す。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、一般式
Figure 2005290259
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表6に示されるとおりの各種対象化合物に代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表6に示す。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、一般式
Figure 2005290259
Figure 2005290259
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表7に示されるとおりの各種対象化合物に代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表7に示す。
Figure 2005290259
実施例1のフタロシアニン系対象化合物を、一般式
Figure 2005290259
Figure 2005290259
Figure 2005290259
で表わされ、式中の各符号が表8に示されるとおりの各種対象化合物に代えた以外は実施例1と同様にして溶解性について判定した。その結果も表8に示す。
Figure 2005290259
3mlの可視紫外吸収スペクトル測定用窓付きステンレス製セルに、式
Figure 2005290259
で示されるニッケル(II)−2,3,9,10,16,17,23,24−オクタキス(ブトキシ)フタロシアニンを入れ、35℃にて各種有機溶媒を加え、1時間攪拌した後、測定を行なった。500nm〜900nmに存在するフタロシアニンのQ帯に相当する吸収極大の波長を記録した。これから、各有機溶媒ごとにそれを加えたフタロシアニンのそれぞれの溶媒極性(ET(30)値)に対するQ帯の値の関係を求めたところ、吸収極大をλnmで表すと、図1に示すような該波長と該溶媒極性との相関が得られ、これより、次の数式
T(30)kcal/mol=0.6419×λ−434.779
で示される関係式の成り立つことが分かった。
一方、種々の圧力下の超臨界二酸化炭素に溶解させたニッケル(II)−2,3,9,10,16,17,23,24−オクタキス(ブトキシ)フタロシアニンの吸収スペクトルを測定した。そのスペクトルを図2に示す。その結果、7MPa以降、吸光度は減少し、吸収極大値も短波長シフトする。そのときのET(30)値を上記数式の関係から求め、まとめた。まとめた図を図3に示す。これより、超臨界二酸化炭素は、圧力10MPaの時は、シスデカリンと同等の極性を有し、25MPaのときは、テトラメチルシランと同等の極性を有していることが分かった。このように、高圧下での超臨界二酸化炭素の溶媒極性を見積もる上で、フタロシアニンが良好なインジケーターとして利用することができる。
各有機溶媒ごとにそれを加えたフタロシアニンのそれぞれの溶媒極性(ET(30)値)とQ帯吸収極大波長との関係を示すグラフ。 超臨界二酸化炭素に溶解させたニッケル(II)−2,3,9,10,16,17,23,24−オクタキス(ブトキシ)フタロシアニンの吸収スペクトル。 図2の吸収スペクトルの吸収極大値及びET(30)値と圧力との関係を示すグラフ。

Claims (7)

  1. 一般式
    Figure 2005290259
    [式中、Mは金属であり、XはN又はCR5、YはN又はCR6、ZはN又はCR7であって、しかもX及びY共にNでないときZもNではなく、XがNのときYはCR6、YがNのときZはCR7であり、R1ないしR7は互いに同一或いは異なって、H、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、置換されていてもよいアルコキシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ハロゲン、水酸基、チオ基、シアノ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、CO2D、SO3D(以上のDはH、NH4又はアルキル基を示す)、CONR89(ここでR8、R9は互いに同一或いは異なって、H又はアルキル基を示す)、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アリールスルフィニル基又はアリールスルホニル基であるか、或いは隣接するもの同士で一緒に、アルキレンジオキシ基、クラウンエーテル残基又は−CO−NR10−CO−(ここでR10はH、アルキル基、式
    Figure 2005290259
    又は式
    Figure 2005290259
    で表わされる基を示す)で表わされる酸イミド基を形成する。但し、R1ないしR7が全てHである場合を除く。]
    及び一般式
    Figure 2005290259
    [式中、Bは金属であり、QはN又はCR14、TはN又はCR15、WはN又はCR16であつて、しかもQ及びT共にNでないときWもNではなく、QがNのときTはCR15、TがNのときWはCR16であり、R11ないしR16は互いに同一或いは異なって、H、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、アルコキシアルキル基、置換されていてもよいアルコキシル基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、ハロゲン、水酸基、チオ基、シアノ基、アミノ基、アシルアミノ基、ニトロ基、CO2G、SO3G(以上のGはH、NH4又はアルキル基を示す)、CONR1718(ここでR17、R18は互いに同一或いは異なって、H又はアルキル基を示す)、アリール基、アラルキル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アリールスルフィニル基又はアリールスルホニル基であるか、或いは隣接するもの同士で一緒に、アルキレンジオキシ基、クラウンエーテル残基又は−CO−NR19−CO−(ここでR19はH、アルキル基、式
    Figure 2005290259
    又は式
    Figure 2005290259
    で表わされる基を示す)で表わされる酸イミド基を形成する。但し、Q、T及びWがいずれもNでないとき、R11ないしR16が全てHである場合を除く。]
    で表わされる、置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン及びそれらの類縁体の中から選ばれた少なくとも1種を超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素と加圧混合して溶解させることを特徴とする、置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン及びそれらの類縁体の溶解方法。
  2. 置換金属フタロシアニン又はサブフタロシアニンが、その中心金属にCu、Fe、Al、Ni、Co、Zn、Ti、Cr、V、Rh、Ru、Si及びMoの群から選ばれるものを有する請求項1記載の方法。
  3. さらに、炭化水素系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、アセタール系溶媒、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、窒素化合物系溶媒及び硫黄化合物系溶媒の中から選ばれた少なくとも1種の準溶媒を、それと超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素との合計量/超臨界二酸化炭素又は亜臨界二酸化炭素に対し、体積比で50%を超えない割合で併用する請求項1又は2記載の方法。
  4. 準溶媒の使用割合を、0.1〜10%の範囲とする請求項3記載の方法。
  5. 準溶媒がピリジン、イミダゾール、メタノール又はエタノールである請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 溶解するのを、超臨界二酸化炭素下とする、温度が31.1℃の臨界温度以上500℃以下、圧力が7.38MPaの臨界圧以上50MPa以下の操作条件下で行う請求項1ないし5のいずれかに記載の方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の方法で得られる置換金属フタロシアニン、置換金属サブフタロシアニン又はそれらの類縁体の溶液。
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