JP2005289595A - 動力装置、エスカレータ、動く歩道 - Google Patents

動力装置、エスカレータ、動く歩道 Download PDF

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誠太郎 上田
Minoru Tomizawa
稔 富沢
Taisuke Kawaguchi
泰右 川口
Hidenari Matsuo
英成 松尾
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Abstract

【課題】
主チェン8の脈動の抑制について望ましい効果を得ることができるにもかかわらず、手すり6の脈動を抑制できる、動力装置、エスカレータ、および動く歩道を提供する。
【解決手段】
手すり駆動スプロケット1Aと、手すり従動スプロケット3Aと、手すり駆動プーリ5と、を備えた動力装置である。手すり駆動スプロケット1Aの歯数が手すり従動スプロケット3Aの歯数よりも少ない。主スプロケット7の歯数と手すり駆動スプロケット1Aの歯数とが同一である。手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最遠点が、主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期する。手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最近点が、主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エスカレータや動く歩道などにおける手すりの走行速度を、踏台などの走行速度と同期させる方法に関する。
一般に、エスカレータや動く歩道などで採用されている動力装置は、モータによって回転駆動される駆動スプロケットと、この駆動スプロケットから無端状の駆動チェンを介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、この従動スプロケットと一体的に回転する主スプロケットと、この主スプロケットから無端状の主チェンを介して回転駆動が従動される副スプロケットと、を備えている。主チェンには、踏台や置台などが取り付けられており、人や物は、この踏台や置台などに乗って搬送される。
このような動力装置を小型化するためには主スプロケットの半径を小さくする必要があるが、主スプロケットの半径を小さくすると主スプロケットの歯数が少なくなるため、主スプロケットの形状が多角形となってしまい、主スプロケットに取り付けられた主チェンが走行方向に脈動してしまう。この脈動は、踏台や置台などを振動させるため、動力装置を小型化すればするほど、乗客に不快感を与えたり、物を振動させたり、騒音を発生させてしまったりする。
そこで、従来、主スプロケットの回転軸の回転角速度を変動させることによって、主スプロケットの回転角速度を変動させ、もって踏台や置台などの振動を抑制または減少させる動力装置が提案された(特許文献1、特許文献2)。
この従来の動力装置は、従動スプロケットの歯数を駆動スプロケットの歯数よりも少なくし、従動スプロケットの歯数を主スプロケットの歯数と同一とし、従動スプロケットの歯からの駆動チェンの巻き終り角を主スプロケットの歯への主チェンの巻き始め角と一致させることにより、正回転の主スプロケットの回転角速度を変動させる。また、この従来の動力装置は、さらに、従動スプロケットの歯への駆動チェンの巻き始め角を主スプロケットの歯からの主チェンの巻き終り角と一致させることにより、逆回転の主スプロケットの回転角速度を変動させる。
特開平3−297792号公報 特開2002−114472号公報
しかしながら、エスカレータや動く歩道などを利用する際には、踏台に足を乗せるだけではなく、この踏台の両脇にある手すりに手を乗せることが多い。そして、この手すりの駆動には、主スプロケットの回転軸からの回転駆動が用いられている。したがって、主スプロケットの回転角速度を変動させるという方法は、主チェンの脈動の抑制と引き換えに、手すりを脈動させるものであった。
また、駆動チェンの巻き終り角と主スプロケットの歯への主チェンの巻き始め角は、必ずしも同一にならないため、主スプロケットの回転角速度は、上記従来の動力装置とは異なる手段によって変動させることが望ましい。
したがって、上記従来の動力装置には、主チェンの脈動の抑制について望ましい効果を得ることができないにもかかわらず、手すりを脈動させてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、主チェンの脈動の抑制について望ましい効果を得ることができるにもかかわらず、手すりの脈動を抑制できる、動力装置、エスカレータ、および動く歩道を提供することを目的とする。
本発明によれば、上記課題は、次の手段によって、解決される。
第1の発明は、主伝動具が巻きかけられた主スプロケットと一体的に回転する手すり駆動スプロケットと、前記手すり駆動スプロケットから手すり伝動具を介して回転駆動が従動される手すり従動スプロケットと、前記手すり従動スプロケットと一体的に回転する手すり駆動用体と、を備えた動力装置において、前記手すり駆動スプロケットの歯数が、前記手すり従動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記手すり駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記手すり駆動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、前記手すり駆動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、ことを特徴とする動力装置である。
第2の発明は、主伝動具が巻きかけられた主スプロケットと一体的に回転する手すり駆動スプロケットと、前記手すり駆動スプロケットから手すり伝動具を介して回転駆動が従動される手すり従動スプロケットと、前記手すり従動スプロケットと一体的に回転する手すり駆動用体と、を備えた動力装置において、前記手すり従動スプロケットの歯数が、前記手すり駆動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記手すり従動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記手すり従動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり従動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期し、前記手すり従動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり従動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期する、ことを特徴とする動力装置である。
第3の発明は、前記手すり駆動スプロケットの周長と前記手すり従動スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする第2の発明に係る動力装置である。
第4の発明は、前記手すり駆動スプロケットに巻き掛けられる前記手すり伝動具の部位が、前記手すり従動スプロケットに巻き掛けられる前記手すり伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る動力装置である。
第5の発明は、第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係る動力装置において、さらに、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットの歯数よりも多く、前記主スプロケットの歯数と前記従動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、ことを特徴とする動力装置である。
第6の発明は、第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係る動力装置において、さらに、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期し、前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期する、ことを特徴とする動力装置である。
第7の発明は、前記駆動スプロケットの周長と前記従動スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする第6の発明に係る動力装置である。
第8の発明は、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする第5の発明〜第7の発明のいずれか1つに係る動力装置である。
第9の発明は、第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係る動力装置において、さらに、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される中継スプロケットと、前記中継スプロケットと一体的に回転し、前記主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと一体的に回転する従動回転体に回転駆動を従動する、出力回転体と、を備えたことを特徴とする動力装置である。
第10の発明は、前記駆動スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数よりも多く、前記中継スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数と略同一であり、前記中継スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記中継スプロケットの中心からの最遠点は、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、前記中継スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記中継スプロケットの中心からの最近点は、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、ことを特徴とする第9の発明に係る動力装置である。
第11の発明は、前記駆動スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数と略同一であり、前記中継スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数よりも多く、前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、ことを特徴とする第9の発明に係る動力装置である。
第12の発明は、前記駆動スプロケットの周長と前記中継スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする第11の発明に係る動力装置である。
第13の発明は、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記中継スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする第9の発明〜第12の発明のいずれか1つに係る動力装置である。
第14の発明は、前記伝動具は、チェンまたはベルトであることを特徴とする第1の発明〜第13の発明のいずれか1つに係る動力装置である。
第15の発明は、第1の発明〜第14の発明のいずれか1つに係る動力装置を備えたことを特徴とするエスカレータである。
第16の発明は、第1の発明〜第14の発明のいずれか1つに係る動力装置を備えたことを特徴とする動く歩道である。
本発明によれば、主チェンの脈動の抑制について望ましい効果を得ることができるにもかかわらず、手すりの脈動を抑制できる、動力装置、エスカレータ、および動く歩道を提供することができる。
以下に、添付した図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る動力装置を適用した動く歩道を示す図である。
モータなどの駆動装置11によって、駆動スプロケット12Aが回転駆動されると、この回転駆動が駆動チェン13を介して従動スプロケット14Aに従動される。従動スプロケット14Aに従動された回転駆動は、回転軸を介して主スプロケット7に従動され、主スプロケット7に従動された回転駆動は、主チェン8を介して副スプロケット9に従動される。主スプロケット7と副スプロケット9とが回転駆動すると、主チェン8に取り付けられた踏台10が主スプロケット7と副スプロケット9との間を移動するため、踏台10の上にいる人は、主スプロケット7と副スプロケット9との間を搬送されることになる。
この動力装置では、主スプロケット7の回転駆動が回転軸を介して手すり駆動スプロケット1Aに従動され、手すり駆動スプロケット1Aに従動された回転駆動は、さらに、手すりチェン2を介して、手すり従動スプロケット3Aに従動される。そして、手すり従動スプロケット3Aの回転駆動が回転軸4を介して手すり駆動プーリ5に従動され、手すり6が駆動する。なお、本発明の実施の形態においては、理解を容易にするため、手すり6を駆動する装置として、手すり駆動プーリ5を用いたが、本発明は、手すり6を駆動する手段や方法などを限定するものではない。
また、本発明の実施の形態においては、理解を容易にするために、手すり駆動プーリ5によって手すり6を直接駆動したが、本発明は、回転軸4に取り付けられた装置によって手すり6を直接駆動する手段に限定されるものではない。したがって、本発明においては、手すり駆動プーリ5の代わりに、手すりを駆動する装置を駆動する装置などの、手すりを駆動するために何らかの形で用いられるすべての装置を用いることができる。
図2は、手すり駆動スプロケット1Aと手すり従動スプロケット3Aと主スプロケット7との関係を示す図である。
図2に示すように、手すり駆動スプロケット1Aの歯数は、手すり従動スプロケット3Aの歯数よりも少ない。また、主スプロケット7の歯数と手すり駆動スプロケット1Aの歯数は、ともに、6である。
そして、手すり駆動スプロケット1Aへの手すりチェン2の巻き掛けと主スプロケット7への主チェン8の巻き掛けとは、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最遠点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最近点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期するという関係にある。したがって、本発明の実施の形態によれば、主スプロケット7の回転軸の回転角速度を変動させた場合に、主スプロケット7の回転軸の回転角速度が最小になる点(主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点であり、また、手すり駆動スプロケット1Aの回転角速度が最小になる点でもある。)が、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最遠点と同期し、主スプロケット7の回転軸の回転角速度が最大になる点(主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点であり、また、手すり駆動スプロケット1Aの回転角速度が最大になる点でもある。)が、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最近点と同期するため、V=rωの関係の下、手すり6の走行速度が、一定になって、踏台10の走行速度と同期する。なお、ここで、Vは手すりチェン2の走行速度、rは手すり駆動スプロケットの手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの距離、ωは手すり駆動スプロケット1Aの回転角速度である。
また、本発明は、手すりチェン2と主チェン8とが平行であることを要求するものではない。したがって、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最遠点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン22の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最近点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期すれば、手すりチェン2と主チェン8とが平行でなくても、手すり6の走行速度が、一定になって、踏台10の走行速度と同期する。
また、本発明においては、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最遠点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり駆動スプロケット1Aの中心からの最近点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期することが望ましいが、略同期する場合であっても、上記した場合と略同様の効果を得ることができる。この場合は、手すり6の走行速度が、略一定になって、踏台10の走行速度と略同期する。
また、手すりチェン2としては、サイドローラ付チェン(チェン本体の両側にローラが付属しているチェン)を用いることができる。したがって、本発明の実施の形態においては、手すり従動スプロケット3Aが、手すりチェン2本体のローラと噛み合い、手すり駆動スプロケット1Aがサイドローラと噛み合う。よって、本発明の実施の形態によれば、手すりチェン2本体のローラのピッチが小さいものの、サイドローラのピッチが大きいため、手すり駆動スプロケット1Aにおいて、手すり従動スプロケット3Aよりも歯数が少ないにもかかわらず、主スプロケット7の大きさに適した径寸法を有する軸部材を使用でき、また、歯の強度が高いスプロケットを採用することができる。
なお、本発明の実施の形態においては、手すり駆動スプロケット1Aに二列歯スプロケットを使用して、手すり駆動スプロケット1Aの歯をサイドローラ付チェンの両側のローラに噛み合せているが、本発明においては、一列歯スプロケットを使用して、サイドローラ付チェンの片側のローラにのみ手すり駆動スプロケット1Aの歯を噛み合せることも可能である。
なお、本発明は、手すりチェン2の種類を限定するものではない。したがって、本発明においては、手すりチェン2として、たとえば、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられる手すりチェン2の部位が手すり従動スプロケット3Aに巻き掛けられる手すりチェン2の部位と異なるすべてのチェンを用いることができる。よって、たとえば、センターローラチェン(2列のチェンの間にローラを設置されているチェン)を用いることもできる。この場合は、手すり従動スプロケット3Aに二列歯のスプロケットを用いる。手すり従動スプロケット3Aは、ピッチの小さい両側のチェンに噛み合い、手すり駆動スプロケット1Aは、ピッチの大きい中央のチェンに噛み合う。手すりチェン2にセンターローラチェンを用いる場合にも、サイドローラ付チェンの場合と同様に、手すり駆動スプロケット1Aにおいて、手すり従動スプロケット3Aよりも歯数が少ないにもかかわらず、主スプロケット7の大きさに適した径寸法を有する軸部材を使用でき、また、歯の強度が高いスプロケットを採用することができる。
なお、本発明においては、もちろん、手すり駆動スプロケット1Aに巻き掛けられる手すりチェン2の部位が手すり従動スプロケット3Aに巻き掛けられる手すりチェン2の部位と同じであるすべてのチェンを用いることもできる。
なお、本発明の実施の形態においては、手すり駆動スプロケット1Aの歯数を手すり従動スプロケット3Aの歯数よりも少なくし、手すり駆動スプロケット1Aの歯数を主スプロケット7の歯数と同一としたが、本発明においては、図3に示すように、手すり従動スプロケット3Bの歯数を手すり駆動スプロケット3Aの歯数よりも少なくし、手すり従動スプロケット3Bの歯数を主スプロケット7の歯数と同一にすることもできる。
この場合においては、手すり従動スプロケット3Bへの手すりチェン2の巻き掛けと主スプロケット7への主チェン8の巻き掛けとが、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最近点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最遠点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期する、という関係になる。したがって、この場合には、主スプロケット7の回転軸の回転角速度を変動させると、手すりチェン2の走行速度が最大になる点(主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点)が、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最遠点と同期し、手すりチェン2の走行速度が最小になる点(主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点)が、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最近点と同期するため、手すり6の走行速度が、ω=V/rの下、略一定になって、踏台10の走行速度と略同期する。なお、ここで、Vは手すりチェン2の走行速度、rは手すり従動スプロケットの手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの距離、ωは手すり従動スプロケット3Bの回転角速度である。
また、上述したように、本発明は、手すりチェン2と主チェン8とが平行であることを要求するものではない。したがって、手すり従動スプロケット3Bの歯数を手すり駆動スプロケット3Aの歯数よりも少なくした場合においても、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最近点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最遠点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期すれば、手すりチェン2と主チェン8とが平行でなくても、手すり6の走行速度が、略一定になって、踏台10の走行速度と略同期する。
なお、手すり従動スプロケット3Bの歯数を手すり駆動スプロケット1Bの歯数よりも少なくした場合においても、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最近点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最遠点が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期する、ことが望ましいが、略同期する場合であっても、同期する場合と略同様の効果を得ることができる。この場合においても、手すり6の走行速度は、踏台10の走行速度と略同期する。
また、たとえば手すり駆動スプロケット1Bの周長と手すり従動スプロケット3Bの周長とを同一または略同一にすれば、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最近点と主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7中心からの最遠点との同期の崩れ、および、手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられた手すりチェン2の手すり従動スプロケット3Bの中心からの最遠点と主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点との同期の崩れ、を防止することができる。
なお、手すり従動スプロケット3Bの歯数を手すり駆動スプロケット1Bの歯数よりも少なくした場合においても、手すり駆動スプロケット1Aの歯数を手すり従動スプロケット3Aの歯数よりも少なくした場合と同様に、手すりチェン2として、サイドローラ付チェン(図3)やセンターローラチェンなどの手すり駆動スプロケット1Bに巻き掛けられる手すりチェン2の部位が手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられる手すりチェン2の部位と同じであるすべてのチェンや、手すり駆動スプロケット1Bに巻き掛けられる手すりチェン2の部位が手すり従動スプロケット3Bに巻き掛けられる手すりチェン2の部位と同じであるすべてのチェンなどを用いることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る動力装置よれば、主チェン8の脈動の抑制について望ましい効果を得ることができるにもかかわらず、手すり6の脈動を抑制することができる。
また、本発明の実施の形態に係る動力装置によれば、手すり6の走行速度を、一定または略一定にして、踏台10の走行速度と同期または略同期させることができる。よって、本発明の実施の形態に係る動力装置によれば、安全性や快適性についての魅力をエスカレータや動く歩道などに持たせることができる。
また、本発明の実施の形態においては、手すり6の走行速度が踏台10の走行速度(すなわち、主チェン8の走行速度)と同期している。したがって、本発明の実施の形態によれば、主チェン8の出力(速度など)を計測する必要があるが、構造上の問題などのため、主チェン8に計測器を取り付けることができない場合に、手すり駆動プーリ5から、主チェン8の出力を取り出すことができる。
なお、本発明の実施の形態においては、図1に示すように、従動スプロケット14Aの歯数が駆動スプロケット12Aの歯数よりも少なく、また、主スプロケット7の歯数と従動スプロケット14Aの歯数がともに6である。そして、本発明の実施の形態においては、従動スプロケット14Aへの駆動チェン13の巻き掛けと主スプロケット7への主チェン8の巻き掛けとが、従動スプロケット14Aに巻き掛けられた駆動チェン13の従動スプロケット14Aの中心からの最遠点(駆動チェンの速度が一定であるため、回転角速度は最小)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、従動スプロケット14Aに巻き掛けられた駆動チェン13の従動スプロケット14Aの中心からの最近点(駆動チェンの速度が一定であるため、回転角速度は最大)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期するという関係にある。したがって、本発明の実施の形態においては、主チェン8の脈動の抑制について望ましい効果を得ることができる。
もっとも、本発明は、動力装置を駆動する手段を限定するものではない。したがって、本発明においては、動力装置を駆動する方法として、たとえば、次に示す第1の方法から第3の方法を採用することもできる。
図4は、第1の方法を示す図である。図4に示すように、この第1の方法においては、駆動スプロケット12Bの歯数が従動スプロケット14Bの歯数よりも少なく、駆動スプロケット12Bの歯数が主スプロケット7の歯数と同一である。そして、第1の方法においては、駆動スプロケット12Bに巻き掛けた駆動チェン13の駆動スプロケット12Bの中心からの最近点(駆動スプロケット12Bの回転角速度が一定であるため、駆動チェン13の走行速度は最小)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、駆動スプロケット12Bに巻き掛けられた駆動チェン13の駆動スプロケット12Bの中心からの最遠点(駆動スプロケット12Bの回転角速度が一定であるため、駆動チェン13の走行速度は最大)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期する。したがって、この第1の方法によれば、主チェン8の脈動の抑制について望ましい効果を得ることができる。
図5は、第2の方法を示す図である。図5に示すように、第2の方法においては、モータなどの駆動装置11によって駆動される駆動スプロケット12Aと、この駆動スプロケット12Aから駆動チェン13を介して回転駆動が従動される中継スプロケット15Aと、この中継スプロケット15Aと一体的に回転する出力スプロケット16と、を備えている駆動ユニットで、主スプロケット7を回転駆動させる。ここで、駆動スプロケット12Aの歯数は、中継スプロケット15Aの歯数よりも多く、また、中継スプロケット15Aの歯数と主スプロケット7の歯数とは、ともに6である。そして、中継スプロケット15Aへの駆動チェン13の巻き掛けと主スプロケット7への主チェン8の巻き掛けとは、中継スプロケット15Aに巻き掛けられた駆動チェン13の中継スプロケット15Aの中心からの最遠点(駆動チェン13の速度が一定であるため、回転角速度は最小)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、中継スプロケット15Aに巻き掛けられた駆動チェン13の中継スプロケット15Aの中心からの最近点(駆動チェン13の速度が一定であるため、回転角速度は最大)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期するという関係にある。したがって、第2の方法によれば、主チェン8の脈動の抑制について望ましい効果を得ることができる。
図6は、第3の方法を説明する図である。図6に示すように、第3の方法は、駆動スプロケット12Bの歯数が中継スプロケット15Bの歯数よりも少ない駆動ユニットで主スプロケット7を回転駆動させる点で、中継スプロケット15Aの歯数が駆動スプロケット12Aの歯数よりも少ない駆動ユニットで主スプロケット7を回転駆動させる第2の方法と相違する。ここで、駆動スプロケット12Bへの駆動チェン13の巻き掛けと主スプロケット7への主チェン8の巻き掛けとは、駆動スプロケットに巻き掛けた駆動チェン13の駆動スプロケット12Bの中心からの最近点(駆動スプロケット12Bの回転角速度が一定であるため、駆動チェン13の走行速度は最小)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最遠点と同期し、駆動スプロケット12Bに巻き掛けられた駆動チェン13の駆動スプロケット12Bの中心からの最遠点(駆動スプロケット12Bの回転角速度が一定であるため、駆動チェン13の走行速度は最大)が主スプロケット7に巻き掛けられた主チェン8の主スプロケット7の中心からの最近点と同期する、という関係にある。したがって、第3の方法によれば、主チェン8の脈動の抑制について望ましい効果を得ることができる。
なお、上記した本発明の実施の形態においては、手すり駆動スプロケット1からの回転駆動をチェンを介して手すり従動スプロケット3に従動し、主スプロケット7からの回転駆動をチェンを介して副スプロケット9に従動することとしたが、手すり駆動スプロケット1から手すり従動スプロケット3への回転駆動の従動や、主スプロケット7から副スプロケット9への回転駆動の従動は、ベルトによっても行うことができる。
また、上記した本発明の実施の形態においては、主スプロケット7と副スプロケット9とを用いて、主チェン8や踏台10を動かすこととしたが、本発明においては、この副スプロケット9の代わりに、主スプロケット7とともに主チェン8や踏台10を動かすことができるあらゆるもの(たとえば、ドラムやガイドレールなど)を用いることができる。
本発明は、エスカレータや動く歩道などに適しているが、本発明を、主伝動具と手すりとを駆動させるすべての装置に適用できることは、いうまでもない。
本発明の実施の形態に係る動力装置を示す図である。 手すり駆動スプロケットと、手すり従動スプロケットと、主スプロケット7と、の関係(その1)を示す図である。 手すり駆動スプロケットと、手すり従動スプロケットと、主スプロケット7と、の関係(その2)を示す図である。 主スプロケット7を回転駆動させる第1の方法を示す図である。 主スプロケット7を回転駆動させる第2の方法を示す図である。 主スプロケット7を回転駆動させる第3の方法を示す図である。
符号の説明
1 手すり駆動スプロケット
2 手すりチェン
3 手すり従動スプロケット
4 回転軸
5 手すり駆動プーリ
6 手すり
7 主スプロケット
8 主チェン
9 副スプロケット
10 踏台
11 モータなどの駆動装置
12A、12B 駆動スプロケット
13 駆動チェン
14A、14B 従動スプロケット
15A、15B 中継スプロケット
16 出力スプロケット
17 出力チェン

Claims (16)

  1. 主伝動具が巻きかけられた主スプロケットと一体的に回転する手すり駆動スプロケットと、前記手すり駆動スプロケットから手すり伝動具を介して回転駆動が従動される手すり従動スプロケットと、前記手すり従動スプロケットと一体的に回転する手すり駆動用体と、を備えた動力装置において、
    前記手すり駆動スプロケットの歯数が、前記手すり従動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記手すり駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記手すり駆動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、
    前記手すり駆動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、
    ことを特徴とする動力装置。
  2. 主伝動具が巻きかけられた主スプロケットと一体的に回転する手すり駆動スプロケットと、前記手すり駆動スプロケットから手すり伝動具を介して回転駆動が従動される手すり従動スプロケットと、前記手すり従動スプロケットと一体的に回転する手すり駆動用体と、を備えた動力装置において、
    前記手すり従動スプロケットの歯数が、前記手すり駆動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記手すり従動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記手すり従動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり従動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期し、
    前記手すり従動スプロケットに巻き掛けられた前記手すり伝動具の前記手すり従動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期する、
    ことを特徴とする動力装置。
  3. 前記手すり駆動スプロケットの周長と前記手すり従動スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする請求項2に記載の動力装置。
  4. 前記手すり駆動スプロケットに巻き掛けられる前記手すり伝動具の部位が、前記手すり従動スプロケットに巻き掛けられる前記手すり伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の動力装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の動力装置において、さらに、
    駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットの歯数よりも多く、
    前記主スプロケットの歯数と前記従動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、
    前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、
    ことを特徴とする動力装置。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の動力装置において、さらに、
    駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期し、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期する、
    ことを特徴とする動力装置。
  7. 前記駆動スプロケットの周長と前記従動スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする請求項6に記載の動力装置。
  8. 前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の動力装置。
  9. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の動力装置において、さらに、
    駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、
    前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される中継スプロケットと、
    前記中継スプロケットと一体的に回転し、前記主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと一体的に回転する従動回転体に回転駆動を従動する、出力回転体と、
    を備えたことを特徴とする動力装置。
  10. 前記駆動スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数よりも多く、
    前記中継スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数と略同一であり、
    前記中継スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記中継スプロケットの中心からの最遠点は、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、
    前記中継スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記中継スプロケットの中心からの最近点は、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の動力装置。
  11. 前記駆動スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数と略同一であり、
    前記中継スプロケットの歯数は、前記主スプロケットの歯数よりも多く、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の動力装置。
  12. 前記駆動スプロケットの周長と前記中継スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする請求項11に記載の動力装置。
  13. 前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記中継スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載の動力装置。
  14. 前記伝動具は、チェンまたはベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の動力装置。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の動力装置を備えたことを特徴とするエスカレータ。
  16. 請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の動力装置を備えたことを特徴とする動く歩道。
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