JP2005231878A - 搬送装置、動く歩道、エスカレータ、コンベヤ - Google Patents

搬送装置、動く歩道、エスカレータ、コンベヤ Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明は、従来の搬送装置とは異なる手段を採用する実用的な搬送装置などを提供することを目的とする。
【解決手段】
モータ1によって回転駆動される駆動スプロケット2と、駆動スプロケット2から駆動チェン3を介して回転駆動が従動される従動スプロケット4と、従動スプロケット4と一体的に回転する、主チェン7が巻き掛けられた主スプロケット6と、を備えた搬送装置である。従動スプロケット4の歯数は、駆動スプロケット3の歯数よりも少ない。主スプロケット6の歯数と従動スプロケット3の歯数とは同一である。従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点は、主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点と同期する。従動スプロケット3に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最近点は主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点と同期する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送装置に関し、特に、低振動・低騒音が要求される搬送装置に関する。
一般に、エスカレータやコンベヤなどで採用されている搬送装置は、モータによって回転駆動される駆動スプロケットと、この駆動スプロケットから無端状の駆動チェンを介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、この従動スプロケットと一体的に回転する主スプロケットと、この主スプロケットから無端状の主チェンを介して回転駆動が従動される副スプロケットと、を備えている。主チェンには、踏台や置台などが取り付けられており、人や物は、この踏台や置台などに乗って搬送される。
このような搬送装置を小型化するためには主スプロケットの半径を小さくする必要があるが、主スプロケットの半径を小さくすると主スプロケットの歯数が少なくなるため、主スプロケットの形状が多角形となってしまい、主スプロケットに取り付けられた主チェンが走行方向に脈動してしまう。この脈動は、踏台や置台などを振動させるため、搬送装置を小型化すればするほど、乗客に不快感を与えたり、物を振動させたり、騒音を発生させてしまったりする。
そこで、従来、主スプロケットの回転角速度を変動させることによって、踏台や置台などの振動を抑制または減少させる搬送装置が提案された(特許文献1、特許文献2)。
この従来の搬送装置は、従動スプロケットの歯数を駆動スプロケットの歯数よりも少なくし、主スプロケットの歯数を従動スプロケットの歯数と同一とし、従動スプロケットの歯からの駆動チェンの巻き終り角を主スプロケットの歯への主チェンの巻き始め角と一致させることにより、正回転の主スプロケットの回転角速度を変動させる。また、この従来の搬送装置は、さらに、従動スプロケットの歯への駆動チェンの巻き始め角を主スプロケットの歯からの主チェンの巻き終り角と一致させることにより、逆回転の主スプロケットの回転角速度を変動させる。
特開平3−297792号公報 特開2002−114472号公報
しかしながら、従動スプロケットにおいて、歯数が少ないにもかかわらず小さいピッチのチェンを巻き掛けると、その歯の高さが低くなるとともに、歯の厚みや幅も薄くなる。したがって、上記従来の搬送装置では、従動スプロケットの強度が低くなり、大きな駆動力が要求されるエスカレータや動く歩道などの搬送装置として用いることができない場合があった。
また、従動スプロケットと主スプロケットとは、同一の回転軸に固定されている。したがって、従動スプロケットの半径が小さい上記従来の搬送装置では、主スプロケットの大きさに適した径寸法を有する軸部材を使用することができなかった。
また、上記従来の搬送装置は、多角形である従動スプロケットの一辺の長さを駆動チェンのピッチで割り切れる値にしたり、多角形である従動スプロケットの一辺に歯を設けたりしているが、いずれの方法によっても、上記問題を実用的な観点から解決することはできなかった。
また、駆動チェンの巻き終り角と主スプロケットの歯への主チェンの巻き始め角は、(巻き終り角)=(定数)−(巻き始め角)という関係にある。したがって、主スプロケットの回転角速度は、上記従来の搬送装置とは異なる手段によって変動させることが望ましい。
そこで、本発明は、上記従来の搬送装置とは異なる手段を採用する実用的な搬送装置、および、この搬送装置を用いた動く歩道、エスカレータ、およびコンベヤを提供することを目的とする。
本発明によれば、上記課題は、次の手段によって、解決される。
第1の発明は、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、前記従動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記従動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、ことを特徴とする搬送装置である。
第2の発明は、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、前記従動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記従動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする搬送装置である。
第3の発明は、第1の発明に係る搬送装置において、さらに、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする搬送装置である。
第4の発明は、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、前記駆動スプロケットの歯数が、前記従動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする搬送装置である。
第5の発明は、駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、前記駆動スプロケットの歯数が、前記従動スプロケットの歯数よりも少なく、前記主スプロケットの歯数と前記駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、前記駆動スプロケットに巻き掛けた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期し、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、ことを特徴とする搬送装置である。
第6の発明は、前記駆動スプロケットの周長と前記従動スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする第5の発明に係る搬送装置である。
第7の発明は、前記駆動伝動具は、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる部位のピッチと前記従動スプロケットに巻き掛けられる部位のピッチとが異なることを特徴とする第2の発明〜第6の発明のいずれか1つに係る搬送装置である。
第8の発明は、前記駆動スプロケットおよび前記従動スプロケットの少なくとも一方が、二列以上の歯を具備するスプロケットであることを特徴とする第2の発明〜第7の発明のいずれか1つに係る搬送装置である。
第9の発明は、前記伝動具は、チェンまたはベルトであることを特徴とする第1の発明〜第8の発明のいずれか1つに係る搬送装置である。
第10の発明は、第1の発明〜第9の発明のいずれか1つに係る搬送装置を備えたことを特徴とする動く歩道である。
第11の発明は、第1の発明〜第9の発明のいずれか1つに係る搬送装置を備えたことを特徴とするエスカレータである。
第12の発明は、第1の発明〜第9の発明のいずれか1つに係る搬送装置を備えたことを特徴とするコンベヤである。
本発明によれば、従来の搬送装置とは異なる手段を採用する実用的な搬送装置、および、この搬送装置を用いた動く歩道、エスカレータ、およびコンベヤを提供できる。
以下に、添付した図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の実施の形態を詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置を適用した動く歩道を示す図である。まず、この動く歩道の動作原理について説明する。
モータなどの駆動装置1によって、駆動スプロケット2が回転駆動されると、この回転駆動が駆動チェン3を介して従動スプロケット4に従動される。従動スプロケット4に従動された回転駆動は、回転軸5を介して主スプロケット6に従動され、主スプロケット6に従動された回転駆動は、主チェン7を介して副スプロケット8に従動される。主スプロケット6と副スプロケット8とが回転駆動すると、主チェン7に取り付けられた踏台9が主スプロケット6と副スプロケット8との間を移動するため、踏台9の上にいる人は、主スプロケット6と副スプロケット8との間を搬送されることになる。
図1は、図4の破線で囲んだ部分を拡大した図である。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る従動スプロケット4−1の歯数は、駆動スプロケット2−1の歯数よりも少ない。また、主スプロケット6の歯数と従動スプロケット4−1の歯数は、ともに、6である。また、駆動チェン3−1は、サイドローラ付チェン(チェン本体の両側にローラが付属しているチェン)である。駆動スプロケット2−1は、駆動チェン本体のローラと噛み合い、従動スプロケット4−1はサイドローラと噛み合う。したがって、本発明の第1の実施の形態によれば、駆動チェン本体のローラのピッチが小さいものの、サイドローラのピッチが大きいため、駆動スプロケット2−1よりも歯数が少ないにもかかわらず、主スプロケット6の大きさに適した径寸法を有する軸部材を使用でき、また、歯の強度が高い従動スプロケットを採用することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態においては、従動スプロケット4−1に二列歯スプロケットを使用して、従動スプロケット4−1の歯をサイドローラ付チェン3−1の両側のローラに噛み合せているが、本発明においては、一列歯スプロケットを使用して、従動スプロケットの歯をサイドローラ付チェンの片側のローラにのみ噛み合せることも可能である。また、図1のサイドローラ付チェン3−1は、両側にローラを具備しているが、ローラは、図2のように、チェンの片側にのみ設けてもよい(図2の3−2参照)。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態においては、駆動チェンにサイドローラ付チェン3−1を用いたが、駆動チェンには、駆動スプロケットに巻き掛けられる駆動チェンの部位が従動スプロケットに巻き掛けられる駆動チェンの部位と異なるすべてのチェンを用いることができる。したがって、たとえば、図3に示すようなセンターローラチェン(2列のチェンの間にローラを設置されているチェン)3−3を用いることもできる。この場合は、駆動スプロケットに2列歯のスプロケット2−2を用いる。駆動スプロケット2−2は、ピッチの小さい両側のチェンに噛み合い、従動スプロケット4−2は、ピッチの大きい中央のチェンに噛み合う。駆動チェンにセンターローラチェン3−3を用いる場合にも、サイドローラ付チェンの場合と同様に、駆動スプロケット2−2よりも歯数が少ないにもかかわらず、主スプロケットの大きさに適した径寸法を有する軸部材を使用でき、また、歯の強度が高い従動スプロケットを採用することができる。
なお、本発明においては、もちろん、上記した第1の実施の形態とは異なり、駆動スプロケットに巻き掛けられる駆動チェンの部位が従動スプロケットに巻き掛けられる駆動チェンの部位と同じであるすべてのチェンを用いることができる。
図5は、第1の実施の形態における従動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けの関係を示す図である。
図5に示すように、従動スプロケット4への駆動チェン3の巻き掛けと主スプロケット6への主チェン7の巻き掛けとは、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点A(駆動チェン3の速度V1が一定であるため、回転角速度ωは最小:ωmin=V1/rmax)が主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケットの中心からの最遠点Bと同期し、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最近点a(駆動チェン3の速度が一定であるため、回転角速度は最大:ωmax=V1/rmin)が主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点bと同期するという関係にある。したがって、主チェン7の走行速度V2は、次式に示すように、一定となる。
Figure 2005231878
なお、たとえば、従動スプロケット4と主スプロケット6とを一体的に回転させることとすれば、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点Aと主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケットの中心からの最遠点Bとの同期の崩れ、および、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最近点aと主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点bとの同期の崩れ、を防止することができる。
なお、本発明は、駆動チェン3と主チェン7とが平行であることを要求するものではない。したがって、図6に示すように、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点Aが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケットの中心からの最遠点Bと同期し、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最近点aが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点bと同期すれば、駆動チェン3と主チェン7とが平行でない場合であっても、主スプロケット6の回転角速度を変動させ、主チェン7の走行速度を一定にさせることができる。
なお、本発明においては、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点Aが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケットの中心からの最遠点Bと同期し、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最近点aが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点bと同期することが望ましいが、略同一であっても、上記した場合とほぼ同様の効果を得ることができる。この場合は、主チェン7の走行速度V2は、ほぼ一定となる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置を示す図である。第2の実施の形態に係る搬送装置は、駆動スプロケット2の歯数が従動スプロケット4の歯数よりも少ない点で、従動スプロケット4の歯数が駆動スプロケット2の歯数よりも少ない第1の実施の形態に係る搬送装置と相違する。
図8は、第2の実施の形態における駆動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けとの関係を示す図である。
図8に示すように、駆動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けとは、駆動スプロケット2に巻き掛けた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最近点c(駆動スプロケット2の回転角速度ωが一定であるため、駆動チェン3の走行速度V1は最小:V1min=rmin*ω)が主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点Dと同期し、駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最遠点C(駆動スプロケット2の回転角速度ωが一定であるため、駆動チェン3の走行速度V1は最大:V1max=rmax*ω)が主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点dと同期する、という関係にある。したがって、主チェン7の走行速度V2は、次式に示すように、ほぼ一定となる。
Figure 2005231878
なお、本発明は、駆動チェン3と主チェン7とが平行であることを要求するものではない。したがって、図9に示すように、駆動スプロケット2に巻き掛けた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最近点cが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点Dと同期し、駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最遠点Cが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点dと同期すれば、駆動チェン3と主チェン7とが平行でない場合であっても、主スプロケット6の回転角速度を変動させ、主チェン7の走行速度をほぼ一定にさせることができる。
なお、本発明においては、駆動スプロケット2に巻き掛けた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最近点cが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点Dと同期し、駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最遠点Cが主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点dと同期する、ことが望ましいが、略同期する場合であっても、同期する場合とほぼ同様の効果を得ることができる。この場合においても、主チェン7の走行速度のムラは減少する。
また、たとえば駆動スプロケット2の周長と従動スプロケット4の周長とを同一または略同一にすれば、駆動スプロケット2に巻き掛けた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最近点cと主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点Dとの同期の崩れ、および、駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最遠点Cと主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点dとの同期の崩れ、を防止することができる。
また、上記した第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、駆動スプロケット2からの回転駆動をチェンを介して従動スプロケット4に従動し、主スプロケット6からの回転駆動をチェンを介して副スプロケット8に従動することとしたが、駆動スプロケット2から従動スプロケット4への回転駆動の従動や主スプロケット6から副スプロケット8への回転駆動の従動は、ベルトによっても行うことができる。
なお、上記した第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、主スプロケット6と副スプロケット8とを用いて、主チェン7や踏台9を動かすこととしたが、本発明においては、この副スプロケット8の代わりに、主スプロケット6とともに主チェン7や踏台9を動かすことができるあらゆるもの(たとえば、ドラムやガイドレールなど)を用いることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る搬送装置は、上記した従来の搬送装置とは異なる手段を採用する。また、本発明の実施の形態によれば、小型化された主スプロケットの回転角速度を変動させて踏台や置台などの振動や騒音を抑制または減少できるとともに、強度の高い従動スプロケットまたは駆動スプロケットと主スプロケットの大きさに適した径寸法を有する軸部材とを使用することができる。
本発明は、動く歩道やエスカレータやコンベヤなどの搬送装置を必要とするものに利用することができる。
本発明の実施の形態に係る搬送装置の一部を拡大した図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置の一部を拡大した図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置の一部を拡大した図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置を適用した動く歩道を示す図である。 第1の実施の形態における従動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けの関係を示す図(その1)である。 第1の実施の形態における従動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けの関係を示す図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置を示す図である。 第2の実施の形態における駆動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けとの関係を示す図(その1)である。 第2の実施の形態における駆動スプロケットへの駆動チェンの巻き掛けと主スプロケットへの主チェンの巻き掛けとの関係を示す図(その2)である。
符号の説明
1 モータ
2 駆動スプロケット
2−1 駆動スプロケット
2−2 駆動スプロケット
2−3 駆動スプロケット
3 駆動チェン
3−1 駆動チェン(サイドローラ付チェン)
3−2 駆動チェン(片側サイドローラ付チェン)
3−3 駆動チェン(センターローラチェン)
4 従動スプロケット
4−1 従動スプロケット
4−2 従動スプロケット
4−3 従動スプロケット
5 回転軸
6 主スプロケット
7 主チェン
8 副スプロケット
9 踏台
A 従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点
B 主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケットの中心からの最遠点
a 従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最近点
b 主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点
c 駆動スプロケット2に巻き掛けた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最近点
D 主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点
C 駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケット2の中心からの最遠点
d 主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点
Rmax 主スプロケット6の中心から、主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最遠点まで、の長さ
Rmin 主スプロケット6の中心から、主スプロケット6に巻き掛けられた主チェン7の主スプロケット6の中心からの最近点まで、の長さ
rmax 従動スプロケット4の中心から、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケット4の中心からの最遠点まで、の長さ、または、駆動スプロケット2の中心から、駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケットの中心からの最遠点まで、長さ
rmin 従動スプロケット4の中心から、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケットの中心からの最近点まで、の長さ、または、駆動スプロケット2の中心から、駆動スプロケット2に巻き掛けられた駆動チェン3の駆動スプロケットの中心からの最近点まで、の長さ
R2 従動スプロケット4の中心から、従動スプロケット4に巻き掛けられた駆動チェン3の従動スプロケットの中心からの最遠点まで、の長さ
V1 駆動チェン3の走行速度
V2 主チェン7の走行速度
ω 従動スプロケット4または駆動スプロケット2の回転角速度

Claims (12)

  1. 駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、
    前記従動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記従動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、
    前記従動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記従動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期する、
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、
    前記従動スプロケットの歯数が、前記駆動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記従動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、
    ことを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項1に記載の搬送装置において、さらに、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、
    ことを特徴とする搬送装置。
  4. 駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、
    前記駆動スプロケットの歯数が、前記従動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、
    ことを特徴とする搬送装置。
  5. 駆動装置によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットから駆動伝動具を介して回転駆動が従動される従動スプロケットと、前記従動スプロケットと一体的に回転する、主伝動具が巻き掛けられた主スプロケットと、を備えた搬送装置において、
    前記駆動スプロケットの歯数が、前記従動スプロケットの歯数よりも少なく、
    前記主スプロケットの歯数と前記駆動スプロケットの歯数とが略同一であり、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最近点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最遠点と略同期し、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられた前記駆動伝動具の前記駆動スプロケットの中心からの最遠点が、前記主スプロケットに巻き掛けられた前記主伝動具の前記主スプロケットの中心からの最近点と略同期し、
    前記駆動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位が、前記従動スプロケットに巻き掛けられる前記駆動伝動具の部位と異なる、
    ことを特徴とする搬送装置。
  6. 前記駆動スプロケットの周長と前記従動スプロケットの周長とが略同一であることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記駆動伝動具は、前記駆動スプロケットに巻き掛けられる部位のピッチと前記従動スプロケットに巻き掛けられる部位のピッチとが異なることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記駆動スプロケットおよび前記従動スプロケットの少なくとも一方が、二列以上の歯を具備するスプロケットであることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記伝動具は、チェンまたはベルトであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の搬送装置を備えたことを特徴とする動く歩道。
  11. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の搬送装置を備えたことを特徴とするエスカレータ。
  12. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の搬送装置を備えたことを特徴とするコンベヤ。

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