JP2005289550A - ウェブ折り畳み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 折帳を形成するウェブ折り畳み装置に関し、折帳の端折れを確実に防止できるようにする。
【解決手段】 折胴3Aと、折胴3Aに対向して配設されて折胴3Aと同期回転する一対の折込ローラ8,8とをそなえ、折胴3A周面に巻き付けたウェブ10を折胴3A周面から突出する折ブレード4により一対の折込ローラ8,8相互間に送り込んで折帳2を形成する、ウェブ折り畳み装置において、折胴3A周面における折ブレード4の折胴3A回転方向上流側に、折胴3Aの軸方向にわたって凹部6Aを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、折帳を形成するウェブ折り畳み装置、詳細にはウェブ折り畳み装置の折胴に関するものである。
図7及び図8は、新聞用オフセット輪転機で使用されるウェブ折り畳み装置(折機)の従来例を示す図であり、図7はその全体構成を示す模式図、図8は要部(鋸胴及び折胴)を示す模式図である。
ウェブ折り畳み装置1は図7に示すように構成されており、印刷を施されたウェブ10は、前工程の図示しない印刷装置から連続的に搬入され、ドラグローラ16にて案内された後、ウェブ折り畳み装置1の入口部に設けた三角板17により縦方向(ウェブ走行方向)に沿って二つ折りされる。
次に、二つ折りされたウェブ10は、下方に配設された一対のリードインローラ18,18や一対のニッピングローラ19,19等に狭持され、これらのローラ18,18,19,19の回転により移送され、鋸胴7と折胴3との中間に送り込まれる。
図8に示すように、鋸胴7の外周面には、鋸刃20を組み込んだ鋸台21が、同一直径上に(即ち180度位相をずらして)2組設けられており、各鋸台21はそれぞれ軸方向に沿って鋸胴7に組み付けられている。一方、折胴3の外周面には、鋸刃受5,針装置9,折ブレード4がそれぞれ同一直径上に2組づつ設けられている。
鋸胴7と折胴3とは通常直径の大きさを等しく設定されており、鋸胴7の鋸刃20と折胴3の鋸刃受5とは、同期して対向回転すべく、つまり一定周期でウェブ10の走行面で対向するようにその位置がそれぞれ設定されている。上記鋸刃受5は、鋸胴7の鋸刃20の受け部材として、折胴3の外周面に軸方向に沿って設けられるもので、通常、ゴム等の弾性体で形成される。
また、針装置9は、折胴3の軸方向に沿って設けられた針軸26と、この針軸26に一端を固定された針アーム22と、この針アーム22の他端に固定された針23とをそなえて構成されている。
上記針23は、針軸26を介して折胴3と連動し、周期的に折胴3の外周面から出入りするようになっている。つまり、針23は、その先端がウェブ10の走行面よりも突出する位置と上記ウェブ走行面から折胴3内部に退避する位置との間で揺動するようになっており、上記突出位置では、鋸刃20と鋸刃受5とにより挟み付けられて断裁されたウェブ10の断裁部のすぐ上流側(ウェブ10の先端部)に突き刺さるようになっている。
折ブレード4は、折胴3に組み込まれた折軸24に固設されており、折胴3の回転位相に応じて折胴3から出入りするようになっている。そして、折ブレード4は、折込ローラ8,8に近づくと折胴3の周面から突出し、ウェブ10を折込ローラ8,8間へ押し込むようになっている。
また、折胴3の下方で、且つ、折込ローラ8,8の位置よりも折胴3回転方向上流側及び下流側にそれぞれウェブ10を案内するガイド11,11が設けられている。
このような構成により、ウェブ10は、先ず、鋸胴7と折胴3との間で、鋸刃20と鋸刃受5とにより幅方向に断裁されるとともに、この断裁部の直ぐ上流側に折胴3の針装置9の針23が突き刺さり、折胴3の外周面へ巻き付けられるようにして搬送されることとなる。そして、折胴3がさらに回転し、ウェブ10の先端と次の断裁部との中間となる部位が折込ローラ8,8の直上位置に近づくにつれ、針23はウェブ走行面から退避するようになるので次第にウェブ10から抜けていく。
折込ローラ8,8と折ブレード4とがウェブ走行面で対面するようになると、このウェブ10は、ガイド11,11により案内されながら、折ブレード4によって、折込ローラ8,8間へ押し込まれる。このとき、このウェブ10の上流側(鋸胴7,折胴3のニップ側)は、鋸刃20,鋸刃受5により断裁されている。
この折ブレード4により押し込まれたウェブ10は、折込ローラ8,8により狭持されウェブ流れ方向に対し直角に横折りされ、折帳2として、鋸胴7,折胴3と連動して回転する羽根車12に移送される。折帳2は、羽根車12の羽根12aの相互間で受け取られた後、羽根車12の回転に応じて下方の排紙コンベア25へと受け渡される。
また、上述したような輪転機は、例えば特許文献1に開示されている。
実公昭62−34927号公報
ところで、上述した従来の技術では図9に示すように、特に建頁が多い場合(厚頁の場合)や高速運転を行っている場合、折込ローラ8,8よりも折胴3回転方向上流側でウェブ10の後端部に座屈Sが形成され、この状態でウェブ10が折込ローラ8,8間へ送られると、折帳2に不要な折れ(端折れ)が生じてしまう場合がある。
すなわち、鋸胴7と折胴3とにより断裁されて折り畳まれた折帳2は、折込ローラ8,8により狭持されて移送され、下方の羽根車12へ移送されるが、このとき、折込ローラ8,8の上部周辺には、折胴3及び折込ローラ8の回転により合成された空気流が発生する。
また、一般に、折込ローラ8,8に折帳2を狭持移送する機能を持たせるために、折込ローラ8,8表面に波型のセレーション加工を施したり、折胴3の回転速度よりも速く回転させたりすることから、その空気流の影響度合いは大きくなる。
このように、折胴3と折込ローラ8,8との間の狭いスペースに空気乱流が発生することによってウェブ10の後端部にバタツキ(即ち座屈S)が生じ、ウェブ10の後端部がバタついた状態のまま折込ローラ8,8間に突入することにより上記端折れが発生するものと推定される。
このため、従来の技術では、経験的に端折れが発生し易いと判断した場合、印刷運転速度を低く設定することが多く、生産効率を低下せざるを得ない状況であつた。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、折帳の端折れを確実に防止できるようにした、ウェブ折り畳み装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1記載の本発明のウェブ折り畳み装置は、折胴と、該折胴に対向して配設されて該折胴と同期回転する一対の折込ローラとをそなえ、該折胴周面に巻き付けたウェブを該折胴周面から突出する折ブレードにより該一対の折込ローラ相互間に送り込んで折帳を形成する、ウェブ折り畳み装置において、該折胴周面における該折ブレードの折胴回転方向上流側に、該折胴の軸方向にわたって凹部が形成されていることを特徴としている。
請求項2記載の本発明のウェブ折り畳み装置は、請求項1記載の装置において、該凹部の深さを調整する深さ調整手段が備えられていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明のウェブ折り畳み装置は、請求項2記載の装置において、該調整手段が、該凹部の底部に着脱可能に設けられた板状部材をそなえていることを特徴としている。なお、該板状部材は単数であってもよい。
請求項4記載の本発明のウェブ折り畳み装置は、請求項3記載の装置において、該板状部材が複数そなえられていることを特徴としている。
請求項5記載の本発明のウェブ折り畳み装置は、請求項3又は4記載の装置において、該板状部材が該凹部の軸方向において複数分割されて設けられていることを特徴としている。
請求項1記載の本発明のウェブ折り畳み装置によれば、折胴に形成された凹部により、一対の折込ローラの上部周辺のスペースが従来よりも広くなるため、空気乱流が抑制され、折込ローラの相互間を通過する直前のウェブ後端部が凹部内に入り込んでウェブ後端部の挙動が安定し、スムーズに折込ローラの相互間に送り込むことができる。これにより、折込ローラの相互間を通過する直前のウェブ後端部のバタツキを防止することができ、ウェブ後端部の端折れを確実に防止することができる。また、印刷運転速度を高く設定することが可能となり、生産効率を向上させることができる。
請求項2記載の本発明のウェブ折り畳み装置によれば、調整手段により凹部の深さ調整を行うことができる。これにより、ウェブ後端部の端折れをより確実に防止することが可能となる。
請求項3記載の本発明のウェブ折り畳み装置によれば、板状部材の厚みを変えることで凹部の深さ調整を容易に行うことができる。
請求項4記載の本発明のウェブ折り畳み装置によれば、板状部材の枚数を変えることで凹部の深さ調整を容易に行うことができる。
請求項5記載の本発明のウェブ折り畳み装置によれば、凹部の折胴軸方向における深さ調整も行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(A)第1実施形態
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係るウェブ折り畳み装置を説明するための図であって、図1はウェブ折り畳み装置の要部(鋸胴及び折胴)を模式的に示す正面図、図2は折胴を拡大して示す正面図である。なお、前述した従来のものと同一の部位又は部材については同一の符号を付して示している。また、図1及び図2において、鋸胴7、折胴3A、折込ローラ8,8の内部の矢印はそれぞれ回転方向を示している。
図1に示すように、本実施形態に係るウェブ折り畳み装置では、鋸胴7の外周面には、鋸刃20を組み込んだ鋸台21が、同一直径上に(即ち180度位相をずらして)2組設けられており、各鋸台21はそれぞれ軸方向に沿って鋸胴7に組み付けられている。一方、折胴3Aの外周面には、鋸刃受5,針装置9,折ブレード4がそれぞれ同一直径上に2組づつ設けられている。
鋸胴7と折胴3Aとは直径の大きさを等しく設定されており、鋸胴7の鋸刃20と折胴3Aの鋸刃受5とは、同期して対向回転すべく、つまり一定周期でウェブ10の走行面で対向するようにその位置がそれぞれ設定されている。上記鋸刃受5は、鋸胴7の鋸刃20の受け部材として、折胴3の外周面に軸方向に沿って設けられるもので、ゴム等の弾性体で形成されている。
また、針装置9は、折胴3Aの軸方向に沿って設けられた針軸26と、この針軸26に一端を固定された針アーム22と、この針アーム22の他端に固定された針23とをそなえて構成されている。
上記針23は、針軸26を介して折胴3Aと連動し、周期的に折胴3Aの外周面から出入りするようになっている。つまり、針23は、その先端がウェブ10の走行面よりも突出する位置と上記ウェブ走行面から折胴3A内部に退避する位置との間で揺動するようになっており、上記突出位置では、鋸刃20と鋸刃受5とにより挟み付けられて断裁されたウェブ10の断裁部のすぐ上流側(ウェブ10の先端部)に突き刺さるようになっている。
折ブレード4は、折胴3Aに組み込まれた折軸24に固設されており、折胴3Aの回転位相に応じて折胴3Aから出入りするようになっている。そして、折ブレード4は、折込ローラ8,8に近づくと折胴3Aの周面から突出し、ウェブ10を折込ローラ8,8間へ押し込むようになっている。
また、折胴3Aの下方で、且つ、折込ローラ8,8の位置よりも折胴3A回転方向上流側及び下流側にそれぞれウェブ10を案内するガイド11,11が設けられている。
さらに、図1及び図2に示すように、折胴3A周面における折ブレード4の折胴3A回転方向上流側で、且つ、針装置9の折胴3A回転方向下流側に、折胴3Aの軸方向(折胴3Aの全幅)にわたって帯状の凹部6Aが形成されている。
この凹部6Aは、ウェブ10後端部が折込ローラ8,8間に送り込まれるときに折込ローラ8,8の上部周辺(近傍)にくるように、折胴3A円周方向における位置が設定されている。ここでは、凹部6Aは、折ブレード4と、折ブレード4の折胴3A回転方向直上流側にある針装置9との間の領域の略全領域にわたって開口している。
さらに、凹部6Aの断面形状は、ここでは略台形に形成しているが、例えば図3(a)及び図3(b)に示すように断面形状を長方形に形成してもよく、あるいは、図4に示すように断面形状を半円形に形成(即ち、凹部6A内壁を曲線状に形成)してもよい。なお、図3(a),図3(b)及び図4では鋸刃受5,針装置9,折ブレード4を省略している。
また、凹部6Aの折胴3A回転方向下流側の縁部30及び上流側の縁部31は、滑らかな曲面形状に形成されている。これにより、凹部3Aの縁部30,31にウェブ10が接触したときにウェブ10に損傷が発生するのを防止できるようになっている。
本発明の第1実施形態に係るウェブ折り畳み装置は、上述のごとく構成されているので、ウェブ10は、まず、鋸胴7と折胴3Aとの間で、鋸刃20と鋸刃受5とにより幅方向に断裁されるとともに、この断裁部のすぐ上流側に折胴3Aの針装置9の針23が突き刺さり、折胴3Aの外周面へ巻き付けられるようにして搬送される。
そして、折胴3Aがさらに回転し、ウェブ10の先端と次の断裁部との中間となる部位が折込ローラ8,8の直上位置に近づくにつれ、針23はウェブ10走行面から退避するようになるので次第にウェブ10から抜けていく。
折込ローラ8,8と折ブレード4とがウェブ10走行面で対面するようになると、ウェブ10は、ガイド11,11により案内されながら、折ブレード4によって、折込ローラ8,8間へ押し込まれる。このとき、ウェブ10の上流側(鋸胴7,折胴3のニップ側)は、鋸刃20,鋸刃受5により断裁されている。
そして、折ブレード4により押し込まれたウェブ10は、折込ローラ8,8間に送り込まれ、折込ローラ8,8により狭持されウェブ10流れ方向に対し直角に横折りされて折帳2が形成される。このとき、折胴3Aに形成された凹部6Aにより、折込ローラ8,8の上部周辺のスペースが従来よりも広くなるため、空気乱流が抑制され、折込ローラ8,8間を通過する直前のウェブ10後端部が凹部6A内に入り込んでウェブ10後端部の挙動が安定し、スムーズに折込ローラ8,8間に送り込まれる。
このように、折込ローラ8,8間を通過する直前のウェブ10後端部のバタツキ(座屈)を防止することができ、ウェブ10後端部の端折れを確実に防止することができる。また、印刷運転速度を高く設定することが可能となり、生産効率を向上させることができる。
なお、凹部6Aの大きさ〔折胴3A円周方向における長さ(即ち開口面積)や、凹部6Aの深さなどの寸法〕は、例えば、通常使用される運転速度などの運転条件や印刷物である折帳の仕様(例えば建頁やウェブ10の剛性など)条件に応じて、ウェブ10に端折れが発生しない最適な値に設定しておけばよい。また、折胴3Aの重量変化(ダイナミックバランス)により折胴3Aに振動が発生しない範囲で凹部6Aを形成しておくことが好ましい。
(B)第2実施形態
図5は、本発明の第2実施形態に係るウェブ折り畳み装置の折胴の要部を模式的に示す正面図である。なお、前述した従来のものと同一の部位又は部材については同一の符号を付して示している。
図5に示すように、本実施形態に係る折胴3Bには、折胴3B周面における折ブレード4の折胴3B回転方向上流側で、且つ、針装置9の折胴3B回転方向下流側に、折胴3Bの軸方向(折胴3Bの全幅)にわたって帯状の凹部6Bが形成されている。
この凹部6Bは、ウェブ10後端部が折込ローラ8,8間に送り込まれるときに折込ローラ8,8の上部周辺(近傍)にくるように、折胴3B円周方向における位置が設定されている。ここでは、凹部6Bは、折ブレード4と、折ブレード4の折胴3B回転方向直上流側にある針装置9との間の領域の略全領域にわたって開口している。
また、凹部6Bの折胴3B回転方向下流側の縁部50及び上流側の縁部51は、滑らかな曲面形状に形成されている。これにより、凹部3Bの縁部50,51にウェブ10が接触したときにウェブ10に損傷が発生するのを防止できるようになっている。
さらに、本実施形態に係る凹部6Bの底部には、凹部6Bの深さを調整する深さ調整手段としての複数枚の板状部材13,14a,14b,14cが備えられている。具体的には、凹部6Bの底部に複数枚の平板状シム14a,14b,14cが積重され、最上部のシム14c上に平板状のプレート13が備えられている。
また、プレート13及びシム14a,14b,14cはそれぞれ折胴3B軸方向にわたって帯状に形成されており、ボルト15,15(図5では2つのみ示すが、それぞれ軸方向にわたって複数設けられている)により凹部6Bの底部に着脱可能に固定されている。
さらに、プレート13及びシム14a,14b,14cは、凹部6B内に略隙間なく備えられており、紙粉などがプレート13及びシム14a,14b,14cの相互間に入り込むのを防止するようになっている。これにより、凹部6Bの底面となるプレート13が、シム14a,14b,14cの合計の厚さ位置(高さ位置)に安定的に設定保持されるようになっている。
また、ここでは、プレート13上面の断面形状が第1実施形態で説明したような略台形となるように、プレート13上面に折胴3B軸方向にわたって溝13aが形成されている。なお、前述したように、プレート13上面の断面形状は、長方形や半円形であってもよい。
本発明の第2実施形態に係るウェブ折り畳み装置は、上述のごとく構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、折胴3Bに形成された凹部6Bにより、折込ローラ8,8の上部周辺のスペースが従来よりも広くなるため、空気乱流が抑制され、折込ローラ8,8間を通過する直前のウェブ10後端部が凹部6B内に入り込んでウェブ10後端部の挙動が安定し、スムーズに折込ローラ8,8間に送り込まれる。これにより、折込ローラ8,8間を通過する直前のウェブ10後端部のバタツキ(座屈)を防止することができ、ウェブ10後端部の端折れを確実に防止することができる。また、印刷運転速度を高く設定することが可能となり、生産効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、シム14a,14b,14cの枚数を変えることで凹部6Bの深さを調整することができるため、運転速度などの運転条件及び折帳の仕様条件に応じた最適なプレート13高さ(即ち凹部6Bの深さ)に容易に変更することができ、より確実にウェブ10の端折れを防止することが可能となる。
なお、プレート13及びシム14a,14b,14cの材質としては、アルミやSUS等の金属のほかアクリル系の合成樹脂など、自由に選択して使用することができるが、高さ調整による質量の変化で折胴3B回転時の振動が増幅しないようにするとともに、プレート13表面に汚れ等が付着堆積しないようにすることが好ましい。
(C)その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、第2実施形態では、調整手段としてプレート13及びシム14a,14b,14cを設けたが、シム14a,14b,14cをなくして、プレート13だけ設けるようにしてもよい。この場合、厚みの異なるプレート13を種々用意しておき、所望の凹部6B深さに応じて、適宜プレート13を交換するようにすればよい。このようにすれば、プレート13の厚みを変えることで凹部6Bの深さ調整を容易に行うことができる。
また、第2実施形態では、3枚のシム14a,14b,14cを設けたが、これよりも少なく又は多く設けてももちろんよい。また、各シムの厚みをそれぞれ異なるものにしてもよい。あるいは、シム14a,14b,14cの代わりに、所定の高さの環状スペーサやナットなどを備えてもよい。
さらに、第2実施形態では、プレート13及びシム14a,14b,14cを折胴3Bにわたって帯状に形成したが、図6に示すようにプレート13及びシム14a,14b,14cを、折胴3Bの軸方向において複数に分割して備えるようにしてもよい。このように構成すれば、折胴3Bの軸方向においても自由に深さ調整を行うことができ、ウェブ10後端部に端折れが発生しないさらに最適な深さに設定することが可能となる。
また、第2実施形態において、シム14a,14b,14cはそのまま帯状のものとし、プレート13のみを折胴3軸方向において例えば3分割し、軸方向中央部と左右端部とのプレート13の厚みをそれぞれ変えるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係るウェブ折り畳み装置の要部(鋸胴及び折胴)を模式的に示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る折胴を拡大して示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る折胴の変形例を模式的に示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 本発明の第1実施形態に係る折胴の変形例を模式的に示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る折胴の要部を模式的に示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る折胴の変形例を説明するための図であって、図5のF方向矢視図である。 一般的な新聞輪転機のウェブ折り畳み装置の全体構成を模式的に示す正面図である。 従来のウェブ折り畳み装置の要部(鋸胴及び折胴)を模式的に示す正面図である。 従来のウェブ折り畳み装置の折胴を拡大して示す正面図である。
符号の説明
1 折り畳み装置
2 折帳
3,3A,3B 折胴
4 折ブレード
5 鋸刃受
6A,6B 凹部
7 鋸胴
8 折込ローラ
9 針装置
10 ウェブ
11 ガイド
12 羽根車
12a 羽根
13 プレート(板状部材)
14a,14b,14c シム(板状部材)
15 ボルト
16 ドラグローラ
17 三角板
18 リードインローラ
19 ニッピングローラ
20 鋸刃
21 鋸台
22 針アーム
23 針
24 折軸
25 排紙コンベア
26 針軸
30,31,50,51 縁部
S 座屈

Claims (5)

  1. 折胴と、該折胴に対向して配設されて該折胴と同期回転する一対の折込ローラとをそなえ、該折胴周面に巻き付けたウェブを該折胴周面から突出する折ブレードにより該一対の折込ローラ相互間に送り込んで折帳を形成する、ウェブ折り畳み装置において、
    該折胴周面における該折ブレードの折胴回転方向上流側に、該折胴の軸方向にわたって凹部が形成されている
    ことを特徴とする、ウェブ折り畳み装置。
  2. 該凹部の深さを調整する深さ調整手段が備えられている
    ことを特徴とする、請求項1記載のウェブ折り畳み装置。
  3. 該調整手段が、該凹部の底部に着脱可能に設けられた板状部材をそなえている
    ことを特徴とする、請求項2記載のウェブ折り畳み装置。
  4. 該板状部材が複数そなえられている
    ことを特徴とする、請求項3記載のウェブ折り畳み装置。
  5. 該板状部材が該凹部の軸方向において複数分割されて設けられている
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載のウェブ折り畳み装置。
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JP2011084367A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Goss Graphic Systems Japan Corp 折機、及び、輪転印刷機
JP2012035959A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Ricoh Co Ltd シート折り装置および画像形成装置

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