JP2005289205A - 車両の運動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コーナーを安定して通過するための減速制御ならびに車両のアンダーステアおよびオーバーステア解消のための旋回制御の干渉を回避して適切な運動制御がなされるようにする。
【解決手段】旋回運動を制御するための減速制御が旋回運動制御用制御量決定手段9で決定された状態では、その減速制御量と、コーナーを安全に通過するためにコーナー通過用減速制御量決定手段5で定められる減速制御量との比較によって大きい方の減速制御量がハイセレクト手段10で選択され、その選択された減速制御量でアクチュエータ11の作動が制御される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、道路データを記憶する道路データ記憶手段と、前記道路データ上の自車位置を検出する自車位置検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記道路データ、前記自車位置および前記車速に基づいて自車が現在走行している経路上に存在するコーナーを安全に通過し得るか否かを判定する通過可否判定手段と、車両を減速させるためのコーナー通過用減速アクチュエータと、前記通過可否判定手段で否と判定されたときに車両を減速させるための減速制御量を定めるコーナー通過用減速制御量決定手段と、該コーナー通過用減速制御量決定手段で定まる減速制御量で前記コーナー通過用減速アクチュエータの作動を制御可能なアクチュエータ制御手段とを備える車両の運動制御装置に関する。
従来、コーナーの進入前に、ナビゲーションシステムを用いてコーナが自車の前方にあることを予測し、コーナーを適切に通過するための適正速度まで自動的に減速するようにしたものが、たとえば特許文献1等で既に知られている。
特許第3305518号公報
ところが、コーナーの進入前に適正速度まで自動的に減速するようにしていても、コーナー通過中に車両のアンダーステア状態やオーバーステア状態を解消するための旋回制御が必要になる場合があり、このような旋回制御を可能とした車両も実現されているが、従来のものでは、両制御を個別に実行するものであるので、過剰制御が生じたり、制御不足が生じたりする不具合が発生する可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、コーナーを安全に通過するための減速制御ならびに車両の旋回運動制御の干渉が生じるのを回避して適切な運動制御がなされるようにした車両の運動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、道路データを記憶する道路データ記憶手段と、前記道路データ上の自車位置を検出する自車位置検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記道路データ、前記自車位置および前記車速に基づいて自車が現在走行している経路上に存在するコーナーを安全に通過し得るか否かを判定する通過可否判定手段と、車両を減速させるためのコーナー通過用減速アクチュエータと、前記通過可否判定手段で否と判定されたときに車両を減速させるための減速制御量を定めるコーナー通過用減速制御量決定手段と、該コーナー通過用減速制御量決定手段で定まる減速制御量で前記コーナー通過用減速アクチュエータの作動を制御可能なアクチュエータ制御手段とを備える車両の運動制御装置において、自車の目標とする旋回運動状態を表す目標旋回運動パラメータを決定する目標旋回運動パラメータ決定手段と、自車の実際の旋回運動状態を表す実旋回運動パラメータを検出する実旋回運動パラメータ検出手段と、前記目標旋回運動パラメータおよび前記実旋回運動パラメータを比較する比較手段と、少なくとも一部を前記コーナー通過用減速アクチュエータと共通にして車両の旋回運動を調整するように作動する旋回運動調整用アクチュエータと、前記比較手段の比較結果に基づいて実旋回運動パラメータを目標旋回運動パラメータに近づけるモーメント制御ならびに車両の減速による旋回制御のいずれかを選択して前記旋回運動調整用アクチュエータの作動制御量を定める旋回運動制御用制御量決定手段と、該旋回運動制御用制御量決定手段および前記コーナー通過用減速制御量決定手段でそれぞれ定まる減速制御量のうち大きい方を選択するハイセレクト手段とを含み、前記アクチュエータ制御手段は、前記旋回運動制御用制御量決定手段が減速制御量を定めた状態では前記両アクチュエータのうち前記ハイセレクト手段で選択された減速制御量に対応した側のアクチュエータの作動を選択した前記減速制御量で制御することを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記アクチュエータ制御手段は、前記旋回運動制御用制御量決定手段がモーメント制御量を定めた状態では、前記コーナー通過用減速制御量決定手段で定まる減速制御量による前記コーナー通過用減速アクチュエータの作動を停止し、前記旋回運動制御用制御量決定手段で定めたモーメント制御量で前記旋回運動調整用アクチュエータの作動を制御することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、旋回運動を制御するための減速制御が選択された状態では、その減速制御量と、コーナーを安全に通過するために定められる減速制御量との比較によって大きい方の減速制御量が選択され、両アクチュエータのうち減速制御量が選択された側のアクチュエータを作動せしめるようにするので、両制御の干渉が生じるのを防止しつつ充分な減速量を確保することができる。
また請求項2記載の発明によれば、旋回運動を制御するためのモーメント制御が選択された状態では、減速制御を実行することなくモーメント制御が実行されることになり、両制御の干渉が生じるのを防止しつつ充分な旋回運動制御を実行することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両の運動制御装置の構成を示すブロック図、図2は通過可否判定手順を示すためのフローチャート、図3はコーナーに自車が進入する直前の状態を説明するための図、図4は道路データの一例を示す図、図5は逸脱量算出手法を説明するための図である。
先ず図1において、この運動制御装置は、道路データを記憶する道路データ記憶手段1と、前記道路データ上の自車位置を検出する自車位置検出手段2と、自車の車速Vを検出する車速検出手段3と、前記道路データ、前記自車位置および前記車速Vに基づいて自車が現在走行している経路上に存在するコーナーを安全に通過し得るか否かを判定する通過可否判定手段4と、該通過可否判定手段4で否と判定されたときに車両を減速させるための減速制御量を定めるコーナー通過用減速制御量決定手段5と、自車の目標とする旋回運動状態を表す目標旋回運動パラメータである目標ヨーレートγOを決定する目標旋回運動パラメータ決定手段6と、自車の実際の旋回運動状態を表す実旋回運動パラメータとしての実ヨーレートγを検出する実旋回運動パラメータ検出手段としてのヨーレート検出手段7と、目標ヨーレートγOおよび実ヨーレートγを比較する比較手段8と、該比較手段8の比較結果に基づいて実ヨーレートγを目標ヨーレートγOに近づけるモーメント制御ならびに車両の減速による旋回制御のいずれかを選択して旋回制御用の作動制御量を定める旋回運動制御用制御量決定手段9と、該旋回運動制御用制御量決定手段9および前記コーナー通過用減速制御量決定手段5でそれぞれ定まる減速制御量のうち大きい方を選択するハイセレクト手段10と、コーナー通過用減速アクチュエータおよび旋回運動調整用アクチュエータに共通であるアクチュエータ11と、前記ハイセレクト手段10の選択結果ならびに前記旋回運動制御用制御量決定手段9による選択および作動制御量決定に基づいて前記アクチュエータ11の作動を制御するアクチュエータ制御手段12とを備える。
アクチュエータ11は、スロットルを絞ることに伴うエンジン出力の低下による減速、変速機のシフトダウンによる減速、ならびブレーキ作動による減速が可能であるとともに、旋回外輪のブレーキ作動によるモーメント調整が可能であり、減速作動時には、変速機のシフトダウン、エンジン出力低下およびブレーキ作動の順で作動する。
前記道路データ記憶手段1および自車位置検出手段2はナビゲーションシステムNに含まれるものである。また通過可否判定手段4は、道路データ記憶手段1が記憶している道路データ、自車位置検出手段2が検出した自車位置、車速検出手段3が検出した車速Vに加えて、摩擦係数検出手段13で検出される路面の摩擦係数μをも勘案してコーナーを安全に通過し得るか否かを判定するものであり、摩擦係数検出手段13は、スリップ率検出手段14、横方向加速度検出手段15およびヨーレート検出手段7で検出されたスリップ率、横方向加速度およびヨーレートγに基づいて自車が走行している路面の路面摩擦係数を演算により検出する。
而して通過可否判定手段4は、図2で示す手順に従って、コーナーを安全に通過可能か否かを判定するものであり、先ずステップS1では、自車が現在走行している経路上に図3で示すようにコーナーCが存在するときに、そのコーナーCの半径RCを、道路データ記憶手段1で記憶した道路データおよび自車位置検出手段2で検出される自車位置に基づいて演算する。
ステップS2では、前記摩擦係数検出手段13で検出された摩擦係数μと、ステップS1で算出した半径RCとに基づいて、コーナーCに沿って無理なく旋回するための目標速度VOを算出する。すなわち旋回半径RC、摩擦係数μのコーナーCを横力のバランスがとれた状態で旋回しているときの速度を目標速度VOとし、重力加速度を9.8m/sec2 としたときには、{9.8×μ≧VO2 /RC}が成立するので、VO=(9.8×μ×RC)1/2 として算出することができる。
ステップS3では、車速検出手段3で検出されている現在の車速Vが目標速度VOをしきい値Tだけ超えているか否かを判定し、(V−VO)≦Tであると判定したときにはステップS4に進み、このステップS4で、コーナーCを安全に通過可能であると判定する。
またステップS3において(V−VO)>Tと判定したときには、ステップS3からステップS5へと進む。このステップS5では、前記目標速度VO、前記摩擦係数μおよび前記車速Vに基づいて、目標減速度αOを算出する。ここで、たとえば直線路Lの終端にコーナーCの旋回開始点P(n+1)がある場合に、旋回開始点P(n+1)に進入する直前の直線路L上の地点P(n)において前記目標減速度αOを算出するにあたっては、前記地点P(n)において自車速Vで走行している車両が旋回開始点P(n+1)までに前記目標速度VOまで減速するのに必要な減速度を目標減速度αOとして算出するものであり、その際、目標減速度α0は、(μ×9.8)以下の値として設定される。
ステップS6では、前記目標速度VO、前記目標減速度αOおよび前記車速Vに基づいて、目標速度VOに達するまでの予想し得る最短の減速距離S′を、{S′=(V−VO)2 /(2×αO)}に従って演算する。
次のステップS7では、道路データ記憶手段1からの道路データと、自車位置検出手段2からの自車位置とに基づいてコーナーCまでの距離Sを算出し、S≦S′であるか否かをステップS8で判定した結果、S′<SであるときにはステップS4に進んでコーナーCを安全に通過可能であると判定し、またS≦S′であったときにはステップS9に進み、コーナーCを安全に通過し得ないと判定する。
通過可否判定手段4での判定結果は、コーナー通過用減速制御量決定手段5に入力されるものであり、該コーナー通過用減速制御量決定手段5は、通過可否判定手段4がコーナーCを安全に通過し得ないと判定したときに、車速Vおよび摩擦係数μに基づいて、同一の車速Vでは摩擦係数μが高いほど車両を減速させる減速制御量が大きくなるようにして減速制御量を定め、ハイセレクト手段10に入力する。
目標旋回運動パラメータ決定手段6は、舵角検出手段16で検出された舵角と、ヨーレート検出手段7で検出されたヨーレートγとに基づいて目標ヨーレートγOを定めるものである。
旋回運動制御用制御量決定手段9には、道路データ記憶手段1、自車位置検出手段2、車速検出手段3、比較手段8および目標旋回運動パラメータ決定手段6からの信号が入力されており、旋回運動制御用制御量決定手段9は、それらの入力信号に基づいて、旋回車両がアンダーステアおよびオーバーステアのいずれの状態にあるかを判断するとともに、アンダーステアのときには減速制御量を、またオーバーステアの状態ではモーメント制御量を定める。
ところで、道路データ記憶手段1には、図4で示すように、相互に間隔L0,L1…Lnをあけた複数のノード点N1,N2…Nn…から成る道路データが記憶されており、旋回運動制御用制御量決定手段9では、少なくとも相互に隣接するノード点N1,N2…Nnの位置情報に基づく演算によって道路データ上の各ノード点N1,N2…Nnでの半径が検出される。すなわち各ノード点N1,N2…Nnのリンク交差角をθ1,θ2…θn(ラジアン)、ノード点Nnの両側の間隔をL(n−1)、Lnとしたときに、ノード点Nnにおける半径Rnが第(1)式に基づいて算出される。
Rn=〔{L(n−1)/θn}+{Ln/θn}〕/2 ={L(n−1)+Ln}/2θn……(1)
また旋回運動制御用制御量決定手段9は、自車位置検出手段2で検出された自車位置から次のノード点までの距離Lを、隣接するノード点間を走行する間での演算サイクルC1,C2…Cn毎に、車速検出手段3で得られる車速V、演算周期および道路データ記憶手段1の道路データに基づいて算出し、図5で示すように、ノード点Nnおよび次のノード点N(n+1)が、それらのノード点Nn,N(n+1)での半径Rがほぼ等しくなるほど接近している状態、すなわちノード点が緻密に設定されている状態で、次のノード点N(n+1)での逸脱量dを、次の第(2)式に基づいて算出する。
d=L2 /(2R)−L・γO・t ……(2) 但し、0<t≦(L/V)
ここで摩擦係数がμである路面を車速Vで走行中に、(V2 /R)>μ・g(g;重力加速度)となってノード点Nnで車両がグリップ力を失ったと仮定したときに、ノード点N(n+1)での最大逸脱量をDと仮定し、ノード点Nnで減速および旋回制御を用いてレーンからの逸脱防止を図った場合のノード点N(n+1)での復元量をrとすると、ノード点N(n+1)での逸脱量dはd=D−rとなる。
ところで上述のようにノード点Nn,N(n+1)の半径Rがほぼ等しいと仮定しているので、ノード点Nn,N(n+1)と、それらのノード点Nn,N(n+1)の曲率中心とを結ぶ三角形は略二等辺三角形であり、頂角をαとし、底角をβとし、グリップ力を失った車両がノード点Nnでは半径Rの円の接線方向に進行するものとするとともにその進行方向と前記略二等辺三角形の底辺とがなす角度をδとしたときに、(α+2β≒180°)であり、(β+δ=90°)であることから(β=90−δ)である。したがって{α+2(90−δ)≒180°}であり、{α+180−2δ≒180°}であるので、α≒2δである。これにより(2D/L)≒L/Rであり、 D=L2 /(2R)……(3) とすることが可能である。またノード点N(n+1)での復元量rは目標ヨーレートγOに基づくものであるので、0<t≦(L/V)としたときに、 R=L・γO・t……(4) が成立し、上記第(3)式および第(4)式に基づいて上記第(2)式を得ることが可能となる。
而して旋回運動制御用制御量決定手段9は、算出した逸脱量dに基づいて次のノード点N(n+1)までの減速の必要性を判断するものであり、たとえば前記逸脱量dが1mを超えたときには車両が車線を逸脱する可能性が大きいアンダーステアの状態であって減速が必要であると判断し、その減速制御量を定め、ハイセレクト手段10に入力する。
また旋回運動制御用制御量決定手段9は、目標ヨーレートγOおよび実ヨーレートγの比較手段8での比較結果に基づいて、車両がオーバーステア状態にあると判定したときには、実ヨーレートγを目標ヨーレートγOに近づけるべく旋回外輪側のブレーキによるモーメント制御を行うためのモーメント制御量を定め、アクチュエータ制御手段12に入力する。
而してアクチュエータ制御手段12は、旋回運動制御用制御量決定手段9が減速制御量を定めた状態ではハイセレクト手段10で選択された減速制御量でアクチュエータ11の作動を制御し、また旋回運動制御用制御量決定手段9がモーメント制御量を定めた状態では、減速制御を停止し、旋回運動制御用制御量決定手段9で定めたモーメント制御量でアクチュエータ11の作動を制御する。
次にこの実施例の作用について説明すると、旋回運動制御用制御量決定手段9が旋回運動を制御するための減速制御を選択した状態では、その減速制御量と、コーナーを安全に通過するためにコーナー通過用減速制御量決定手段5が定めた減速制御量との比較によって大きい方の減速制御量がハイセレクト手段10で選択され、選択された減速制御量でアクチュエータ11の作動が制御されるので、コーナー通過用の減速制御および旋回制御用の減速制御間に干渉が生じるのを防止しつつ充分な減速量を確保することができる。
また旋回運動制御用制御量決定手段9が旋回運動を制御するためのモーメント制御を選択したときには、コーナー通過用減速制御量決定手段5が減速制御量を定めていても、その減速制御を実行することなくアクチュエータ11によるモーメント制御が実行されることになり、コーナー通過用の減速制御および旋回制御用のモーメント制御間に干渉が生じるのを防止しつつ充分な旋回運動制御を実行することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、アクチュエータ11が、コーナー通過用減速アクチュエータおよび旋回運動調整用アクチュエータに共通のものであるとしたが、旋回運動調整用アクチュエータは、その少なくとも一部をコーナー通過用減速アクチュエータと共通にしたものであればよい。
車両の運動制御装置の構成を示すブロック図である。 通過可否判定手順を示すためのフローチャートである。 コーナーに自車が進入する直前の状態を説明するための図である。 道路データの一例を示す図である。 逸脱量算出手法を説明するための図である。
符号の説明
1・・・道路データ記憶手段
2・・・自車位置検出手段
3・・・車速検出手段
4・・・通過可否判定手段
5・・・コーナー通過用減速制御量決定手段
6・・・目標旋回運動パラメータ決定手段
7・・・実旋回運動パラメータ検出手段
8・・・比較手段
9・・・旋回運動制御用制御量決定手段
10・・・ハイセレクト手段
11・・・アクチュエータ
12・・・アクチュエータ制御手段

Claims (2)

  1. 道路データを記憶する道路データ記憶手段(1)と、前記道路データ上の自車位置を検出する自車位置検出手段(2)と、車速を検出する車速検出手段(3)と、前記道路データ、前記自車位置および前記車速に基づいて自車が現在走行している経路上に存在するコーナーを安全に通過し得るか否かを判定する通過可否判定手段(4)と、車両を減速させるためのコーナー通過用減速アクチュエータ(11)と、前記通過可否判定手段(4)で否と判定されたときに車両を減速させるための減速制御量を定めるコーナー通過用減速制御量決定手段(5)と、該コーナー通過用減速制御量決定手段(5)で定まる減速制御量で前記コーナー通過用減速アクチュエータ(11)の作動を制御可能なアクチュエータ制御手段(12)とを備える車両の運動制御装置において、自車の目標とする旋回運動状態を表す目標旋回運動パラメータを決定する目標旋回運動パラメータ決定手段(6)と、自車の実際の旋回運動状態を表す実旋回運動パラメータを検出する実旋回運動パラメータ検出手段(7)と、前記目標旋回運動パラメータおよび前記実旋回運動パラメータを比較する比較手段(8)と、少なくとも一部を前記コーナー通過用減速アクチュエータ(11)と共通にして車両の旋回運動を調整するように作動する旋回運動調整用アクチュエータ(11)と、前記比較手段(8)の比較結果に基づいて実旋回運動パラメータを目標旋回運動パラメータに近づけるモーメント制御ならびに車両の減速による旋回制御のいずれかを選択して前記旋回運動調整用アクチュエータ(11)の作動制御量を定める旋回運動制御用制御量決定手段(9)と、該旋回運動制御用制御量決定手段(9)および前記コーナー通過用減速制御量決定手段(5)でそれぞれ定まる減速制御量のうち大きい方を選択するハイセレクト手段(10)とを含み、前記アクチュエータ制御手段(12)は、前記旋回運動制御用制御量決定手段(9)が減速制御量を定めた状態では前記両アクチュエータ(11)のうち前記ハイセレクト手段(10)で選択された減速制御量に対応した側のアクチュエータ(11)の作動を選択した前記減速制御量で制御することを特徴とする車両の運動制御装置。
  2. 前記アクチュエータ制御手段(12)は、前記旋回運動制御用制御量決定手段(9)がモーメント制御量を定めた状態では、前記コーナー通過用減速制御量決定手段(5)で定まる減速制御量による前記コーナー通過用減速アクチュエータ(11)の作動を停止し、前記旋回運動制御用制御量決定手段(9)で定めたモーメント制御量で前記旋回運動調整用アクチュエータ(11)の作動を制御することを特徴とする請求項1記載の車両の運動制御装置。
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