JP2005288705A - インクジェットプリンタのヘッドユニット、インクジェットプリンタ及びそれに用いられる信号伝送基板 - Google Patents

インクジェットプリンタのヘッドユニット、インクジェットプリンタ及びそれに用いられる信号伝送基板 Download PDF

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Abstract

【課題】 ドライバICの発した熱がヘッドに伝播するのを抑制する。
【解決手段】 ヘッドユニット2は、インクを吐出するヘッド本体100と、ドライバIC75と、ドライバIC75とヘッド本体100との間に介在したFPC20とを有している。FPC20には、導体16aが埋め込まれたスルーホール16が形成されている。導体16aは、ドライバIC75の出力端子75とヘッド本体100の圧電シート21上に形成された個別電極35とそれぞれ接合されており、ドライバIC75と個別電極35とが電気的に接続されている。
【選択図】図3


















Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出するインクジェットプリンタのヘッドユニット、インクジェットプリンタ及びそれに用いられる信号伝送基板に関する。
特許文献1には、複数のアクチュエータを跨ぐように配置されたドライバICがヘッド本体の一表面上に固定されたインクジェットヘッドについて記載されている。このインクジェットヘッドにおいて、ドライバICはヘッド本体のノズルが形成された面と反対となる面に固定されつつ、各配線を介してアクチュエータとプリンタ本体とに接続されている。これによれば、ヘッド本体に余分なスペースを設けずにドライバICを設置することができるため、インクジェットヘッド全体を小型化することが可能となる。
特開2000−351208号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットヘッドにおいては、ヘッド本体の一表面に直接、ドライバICが固定されているので、ドライバICによる発熱がヘッド本体に伝播する。ドライバICの発生した熱がヘッド本体に伝播すると、ヘッド本体のインクの温度が上昇して、インクの粘度が低下しインク吐出状態を一定に維持できないという問題が生じる。
そこで、本発明は、ドライバICの発生した熱がインクジェットヘッドに伝播するのを抑制するインクジェットプリンタのヘッドユニット、インクジェットプリンタ及びそれに用いられる信号伝送基板を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のインクジェットプリンタのヘッドユニットは、インクを吐出する複数のノズルと各ノズルに夫々連通する複数の圧力室と各圧力室に個別にインク吐出圧を付与する吐出圧付与手段とを有し、一表面に前記吐出圧付与手段の電極が形成されたインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドと対向するように配置されており、前記一表面と対向する所定面に出力端子が形成されたドライバICと、前記ドライバICの前記出力端子とこれに対応する前記吐出圧付与手段の前記電極とを電気的に接続する第1の信号線が埋め込まれたスルーホールが形成されており、前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間にこれらに挟み込まれるように配置された絶縁性部材とを備えている。
これによると、インクジェットヘッドとドライバICとの間に絶縁性部材が介在する。そのため、ドライバICで発生する熱がインクジェットヘッドに伝播しにくくなる。したがって、インク吐出状態を一定に維持することができる。また、ドライバICの出力端子とこれに対応するインクジェットヘッドの吐出付与手段の電極とを電気的に接続するための構造を簡略化することができる。
本発明において、前記絶縁性部材の前記ドライバICとの対向面に前記出力端子と接合される第1の端子が形成されており、前記絶縁性部材の前記インクジェットヘッドとの対向面に前記吐出圧付与手段の前記電極と接合された第2の端子が形成されており、前記第1及び第2の端子は前記第1の信号線により電気的に接続されていることが好ましい。これによると、絶縁性部材によってドライバICとインクジェットヘッドとの接続構造が簡略化される。
また、このとき、前記ドライバICの前記所定面には、入力端子が形成され、前記絶縁性部材の前記ドライバICとの対向面には、前記入力端子と接合された第3の端子が形成され、前記第3の端子と電気的に接続された第2の信号線が前記絶縁性部材の延在面方向に沿って形成されていてもよい。これによると、絶縁性部材が、ドライバICに信号を入力する第2の信号線と、ドライバICからインクジェットヘッドに駆動信号を伝送する第1の信号線とに対して共通に使用できる。そのため、ヘッドユニットのコストが低下する。
また、このとき、前記絶縁性部材は、前記第1の信号線及び前記第3の端子が形成された、前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間に介在する拡幅部と、前記第2の信号線が形成された狭幅部とを有し、前記拡幅部が前記ドライバICの外形よりも大きく形成されていてもよい。これにより、ドライバICから発せられた熱の伝播を効果的に抑制することができる。
また、このとき、前記拡幅部が前記インクジェットヘッドの前記ドライバICに対向する面の外形より小さく形成されていてもよい。これにより、絶縁性部材の拡幅部が小さくなるので、絶縁性部材に係るコストを低減することができる。
また、本発明において、前記スルーホールの一方の開口と他方の開口とが、前記絶縁性部材の延在面内において異なる位置に形成されていることが好ましい。これにより、ドライバIC及びインクジェットヘッドとして既存のものを用いることができるため、両者の電極位置が絶縁性部材の延在面内において同じ位置となるようにどちらかの部材を新たに作製する必要がなくなる。
また、このとき、前記絶縁性部材の前記拡幅部内に、前記第1の信号線の近傍領域よりも熱伝導率が低い領域が設けられていてもよい。これにより、ドライバICで発生する熱がインクジェットヘッドに伝播するのを効果的に抑制することができる。
また、このとき、前記絶縁性部材が、前記ドライバICとの対向面を有する絶縁シートと前記インクジェットヘッドとの対向面を有する絶縁シートとの2枚の絶縁シートを貼り合わせた構造を有していてもよい。これにより、熱伝導率が低い領域を有する絶縁性部材が製造しやすくなる。
また、本発明において、前記絶縁性部材が樹脂からなることが好ましい。これによると、樹脂は熱伝導率が低いために、ドライバICで発生する熱がインクジェットヘッドに伝播しにくくなる。
本発明のインクジェットプリンタは、インクを吐出する複数のノズルと各ノズルに夫々連通する複数の圧力室と各圧力室に個別にインク吐出圧を付与する吐出圧付与手段とを有し、一表面に前記吐出圧付与手段の電極が形成されたインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記一表面と対向する所定面に入力端子と出力端子とが形成されており、前記入力端子から画像に対応するデータ信号が入力されるとともに、前記出力端子から前記吐出圧付与手段に向けて駆動信号を出力するドライバICと、前記データ信号を前記ドライバICに伝送するとともに前記ドライバICから出力された前記駆動信号を前記インクジェットヘッドに伝送する信号伝送基板とを備えている。そして、前記信号伝送基板は、絶縁性材料からなりその一部が前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間に挟み込まれる基板と、前記駆動信号を前記インクジェットヘッドに伝送する第1の信号線と、前記データ信号を前記ドライバICに伝送する第2の信号線とを備え、前記第1の信号線は、前記基板に形成されたスルーホールに埋め込まれているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成され前記ドライバICの前記出力端子と接合された第1の端子と前記基板の前記インクジェットヘッドと対向する面に形成され前記吐出圧付与手段の前記電極と接合された第2の端子とを電気的に接続し、前記第2の信号線は、前記基板の延在面方向に沿って形成されているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成された第3の端子と電気的に接続されている。
これによると、ドライバICで発生する熱の伝播を抑制する手段として信号伝送基板を利用することが可能になる。そのため、別に熱の伝播を抑制する手段を設ける必要がなくなる。また、第1及び第2の信号線が信号伝送基板に形成されていることで、第1及び第2の信号線に対して1つの信号伝送基板を共通に使用できる。そのため、ドライバICとインクジェットヘッドとを接続するためにかかるインクジェットプリンタのコストが低減される。
本発明のインクジェットプリンタに用いられる信号伝送基板は、インクと吐出する複数のノズルと各ノズルに夫々連通する複数の圧力室と各圧力室に個別にインク吐出圧を付与する吐出圧付与手段とを有し、一表面に前記吐出圧付与手段の電極が形成されたインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記一表面と対向する所定面に入力端子と出力端子とが形成されており、前記入力端子から画像に対応するデータ信号が入力されるとともに、前記出力端子から前記吐出圧付与手段に向けて駆動信号を出力するドライバICとを備えたインクジェットプリンタに用いられる信号伝送基板であって、絶縁性材料からなりその一部が前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間に挟み込まれた基板と、前記駆動信号を前記インクジェットヘッドに伝送する第1の信号線と、前記データ信号を前記ドライバICに伝送する第2の信号線とを備えている。そして、前記第1の信号線は、前記基板に形成されたスルーホールに埋め込まれているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成され前記ドライバICの前記出力端子と接合された第1の端子と前記基板の前記インクジェットヘッドと対向する面に形成され前記吐出圧付与手段の前記電極と接合された第2の端子とを電気的に接続し、前記第2の信号線は、前記基板の延在面方向に沿って形成されているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成された第3の端子と電気的に接続されている。これにより、ドライバICの放熱対策にも利用できるインクジェットプリンタ用の信号伝送基板となる。しかも、信号伝送基板のコストが安価となる。
本発明において、前記スルーホールの一方の開口と他方の開口とが、前記基板の延在面内において異なる位置に形成されていることが好ましい。これにより、ドライバIC及びインクジェットヘッドとして既存のものを用いることができるため、両者の電極位置が基板の延在面内において同じ位置となるようにどちらかの部材を新たに作製する必要がなくなる。
(第1実施形態)
以下、本発明の好適な第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ1には、記録媒体である用紙41を搬送するプラテンローラ40と、プラテンローラ40上にセットされる用紙41に対してインクを吐出するインクジェットヘッド9とインクジェットヘッド9に駆動電圧(駆動信号)を給電する信号伝送基板であるフレキシブルプリント回路(FPC:Flexible Printed Circuit)20とを有するヘッドユニット2とが含まれている。
プラテンローラ40は、軸42によりフレーム43に回転可能に取り付けられており、モータ44によって回転駆動される。用紙41は、インクジェットプリンタ1の近傍に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙され、プラテンローラ40により図中矢印の方向に一定速度で搬送される。さらに、ヘッドユニット2のインクジェットヘッド9から吐出されるインクにより所定の印刷がなされ、その後、排紙される。なお、図1では、用紙41の給紙機構と排紙機構の詳細な図示を省略している。また、図1に描かれたインクジェットプリンタ1はモノクロプリンタであってヘッドユニット2が1つしか配置されていないが、カラー印刷を行う場合にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの少なくとも4つのヘッドユニット2が平行に配置される。
図1から分かるように、ヘッドユニット2のインクジェットヘッド9は、用紙41の搬送方向に対して垂直に延びるラインヘッドであって、フレーム43に対して固定設置されている。インクジェットヘッド9は、用紙41に対してインクを吐出するためのものであり、ヘッド本体100と、基部11とを有している。ヘッド本体100は、ライン状に一方向(用紙の搬送方向と直交する方向)に延在している。基部11は、ヘッド本体100に対して垂直な方向に伸延しているものであり、ヘッド本体100を支持するものである。
インクジェットヘッド9の底面であって、多数のノズル8(図3参照)が形成されたヘッド本体100のインク吐出面は、プラテンローラ40による用紙41の搬送面と平行に対向している。そのため、インクジェットプリンタ1内に設けられた図示しない制御部からのデータ信号に基づいてヘッド本体100のインク吐出面に形成された各ノズル8から吐出されたインクは、用紙41に対して飛翔する。
次に、ヘッドユニット2について以下に説明する。図2は、ヘッドユニット2の拡大平面図である。図3は、ヘッドユニットの拡大断面図である。図1に示すように、ヘッドユニット2は、インクジェットヘッド9と、ヘッド本体100の上面に貼付されたFPC20と、FPC20上に配置されたドライバIC75とを含んでなる。FPC20は、ヘッド本体100の上面から基部11の側壁にかけて上方に引き出され、インクジェットプリンタ1内に設けられた図示しない制御部に接続されている。
図2に示すようにFPC20は、ヘッド本体100に対向する部分であってヘッド本体100の延在方向Xに沿って延在した拡幅部14と、拡幅部14の左側端部の中央から左側方向(ヘッド本体100の延在方向と直交する方向Y)に向かって延在した狭幅部15とを有している。拡幅部14は、ヘッド本体100の上面形状とほぼ相似形状の長方形平面形状を有しており、ヘッド本体100より小さく形成されている。本実施の形態において、狭幅部15の延在方向Yに直交する幅は、拡幅部14の延在方向Xにおける幅の約1/3となるように狭く形成されている。
図2に示すようにドライバIC75は、FPC20の拡幅部14の上面に配置されている。つまり、FPC20の拡幅部14は、ドライバIC75とヘッド本体100との間に介在している。ドライバIC75は、拡幅部14の平面形状より小さい長方形平面形状を有している。図3に示すように、ドライバIC75の下面(FPC20の上面と対向する面)には、制御部からのデータ信号が入力される複数の入力端子76と、圧電シート21に駆動信号を出力する複数の出力端子77とが形成されている。圧電シート21は、複数の圧力室10の各々に対応して設けられたものであり、圧力室10内のインクに吐出圧を付与する吐出圧付与手段を構成するものである。これらの詳細については後述する。複数の入力端子76は、ドライバIC75の図2中左側端部の中央部分にヘッド本体100の延在方向Xに沿って配列されており、FPC20に形成された後述の端子部13とそれぞれ接合されている。複数の出力端子77は、ヘッド本体100の延在方向Xに沿って互いに平行に4列に配置されている。各出力端子77は、その中心からヘッド本体100の延在方向Xに平行な仮想直線に対して射影したときの射影点の間隔がほぼ等間隔になるように配置されており、FPC20に形成された後述の導体16aを介して個別電極35に夫々対応して接合されている。
次にFPC20について以下に説明する。図4は、FPC20の平面図である。図3及び図4に示すように、FPC20は1枚のシート状部材を基板とし、後述する導体16a,19を有して形成されている。本実施の形態におけるシート状部材は可撓性を有しポリイミド樹脂からなるが、絶縁性を有するゴム、樹脂、セラミックス等の材料から構成されていてもよい。FPC20の拡幅部14には、図4中2点鎖線で描かれたドライバIC75と重なる領域75a内にFPC20の厚み方向に貫通した複数のスルーホール16が形成されている。図3に示すように、各スルーホール16は、ドライバIC75の出力端子77とそれぞれ対向する位置に形成されている。各スルーホール16内には、導体(第1の信号線)16aが配置されている。導体16aはFPC20の上面及び下面から突出しており、導体16aのFPC20の上面から突出した部分がドライバIC75の出力端子77とそれぞれ接合される端子部(第1の端子)17であり、導体16aのFPC20の下面から突出した部分が後述の個別電極35と接合される端子部(第2の端子)18となっている。
FPC20の上面には、拡幅部14の図4中左側端部から狭幅部15の延在方向Yに向かって互いに平行に延在する複数の導体(第2の信号線)19が形成されている。これら導体19の先端部は、図2に示すようにドライバIC75の入力端子76と重なる位置に形成されており、この先端部がドライバIC75の入力端子76と接合された端子部(第3の端子)13となっている。一方、導体19の基端部は、図示しない制御部に接続可能な位置に形成されている。つまり、導体19は、ドライバIC75の入力端子76と対向する位置から図示しない制御部まで延在しており、ドライバIC75と制御部とを電気的に接続するものである。このようなFPC20上に、図3に示すようにドライバIC75が配置されるとともに、入力端子76と導体19の端子部13とが接合され、出力端子77と導体16aの端子部17とが接合され、導体16aの端子部18と個別電極35とが接合されることで、ドライバIC75が制御部からのデータ信号に基づいて圧電シート21に駆動電圧を印加することが可能になる。
次にヘッド本体100について、以下に説明する。図5は、ヘッド本体の拡大平面図である。ヘッド本体100は、流路ユニット4と流路ユニット4の上面に形成された複数の圧電シート21とを有している。流路ユニット4はヘッド本体100と同様に一方向に延在した矩形平面形状を有している。図5に示すように流路ユニット4内には、流路ユニット4の長手方向に沿って互いに平行に延在された4つのマニホールド5が形成されている。これらマニホールド5は流路ユニット4の長手方向の両端部(不図示)において互いに連通している。複数の圧電シート21は、角部が丸い略長方形平面形状を有している。これら圧電シート21は、FPC20の拡幅部14と重なる領域内に形成されている。つまり、FPC20の拡幅部14は複数の圧電シート21に跨るように配置されている。複数の圧電シート21は、流路ユニット4の延在方向に沿って互いに平行に4列に配列されている。各圧電シート21は、圧電シート21の中心点から流路ユニット4の延在方向に平行な仮想直線に対して互いに平行に射影した点の間隔がほぼ等間隔になるように配置されている。
図5に示すように、流路ユニット4の内部には、平面形状が圧電シート21とほぼ相似形状の角部が丸い長方形平面形状を有する圧力室10が複数形成されている。これら圧力室10は、圧電シート21とそれぞれ対向する位置に配置されており、各圧電シート21のほぼ全域が圧力室10の平面領域内にそれぞれ収まるように配置されている。圧力室10の一端は、ノズル8に連通しており、他端は、マニホールド5に連通している。
図3に示すように、各ノズル8は、圧力室10を介してマニホールド5と連通している。すなわち、マニホールド5の出口から圧力室10を経てノズル8に至る個別インク流路7が構成されている。このようにして、ヘッド本体100には、個別インク流路7が圧力室10毎に複数形成されている。
ヘッド本体100は、図3に示すように、上から圧電シート21、アクチュエータプレート22、キャビティプレート23、サプライプレート24、マニホールドプレート25及びノズルプレート26の合計6枚のシート材が積層された積層構造を有している。これらのうち、圧電シート21を除いた5枚のプレートから流路ユニット4が構成されている。
圧電シート21は、後で詳述するように、その上面に複数の個別電極35が形成されており、各個別電極35に駆動電圧が印加されることで、変位を生じる。これら圧電シート21、個別電極35及び共通電極として機能するアクチュエータプレート22が流路ユニット4内のインクに圧力を付与してノズル8からインクを吐出させる吐出圧付与手段となる。
アクチュエータプレート22は、キャビティプレート23に形成された圧力室10を構成する複数の孔を覆う金属プレートである。キャビティプレート23は、圧力室10を構成する孔が圧電シート21に対向する位置に多数設けられた金属プレートである。サプライプレート24は、キャビティプレート23の1つの圧力室10について、マニホールド5から圧力室10への連絡孔及び圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。マニホールドプレート25は、マニホールド5を構成する孔に加えて、キャビティプレート23の1つの圧力室10について、圧力室10からノズル8への連絡孔がそれぞれ設けられた金属プレートである。ノズルプレート26は、キャビティプレート23の1つ圧力室10について、ノズル8がそれぞれ設けられた金属プレートである。
これら5枚のプレート22〜26は、図3に示すような個別インク流路7が形成されるように、互いに位置合わせして積層されている。この個別インク流路7は、マニホールド5からまず上方へ向かい、圧力室10において水平に延在し、垂直下方にノズル8へと向かう。
図3に示すように圧電シート21は、右側端部を除くほぼ全域が圧力室10と対向している。圧電シート21の上面には、図5に示すように圧電シート21のほぼ全域を覆うように個別電極35が形成されており、個別電極35同士が互いに離隔されている。図3に示すように、個別電極35は、圧力室10と対向しない領域であって圧力室10を構成する孔が形成されたキャビティプレート23の隔壁と対向する位置において、FPC20の導体16aの端子部18と接合されている。多数の圧電シート21及び個別電極35は、スクリーン印刷技術を用いることによりアクチュエータプレート22上に高密度に配置することが可能となっている。そのため、個別電極35に対応する位置に形成される圧力室10をも高密度に配置することが可能となって、高解像度画像の印刷ができるようになる。
圧電シート21は、本実施の形態において、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミック材料からなる。個別電極35は、Ag−Pd系などの金属材料からなるものであり、FPC20に形成された独立した導体16aの端子部18とそれぞれ電気的に接続されている。これにより、制御部はFPC20の導体19、ドライバIC75及び導体16aを介して圧力室10ごとに電位を制御することが可能となっている。アクチュエータプレート22は常にグランド電位に保たれており、共通電極として機能している。
次に、圧電シート21の駆動方法について述べる。圧電シート21はその厚み方向に分極されている。したがって、個別電極35にグランド電位より高い電位を印加することで、圧電シート21に対してその分極方向に電界が印加される。圧電シート21に電界が印加されると、電界が印加された部分か活性層として働き、その厚み方向に伸長するとともに、圧電横効果により面方向に収縮しようとする。これにともなって圧電シート21及びアクチュエータプレート22は圧力室側へ凸になるように変形(ユニモルフ変形)する。このとき、図3に示したように、アクチュエータプレート22の下面は圧力室10を区画する隔壁(キャビティプレート)23の上面に固定されているので、結果的に圧電シート21とアクチュエータプレート22は圧力室側に凸となるように変形する。このため、圧力室10の容積が低下して、インクの圧力が上昇し、ノズル8からインクが吐出される。その後、個別電極35を共通電極として機能するアクチュエータプレート22と同じ電位に戻すと、圧電シート21とアクチュエータプレート22とが元の形状になって圧力室10の容積が元の容積に戻るので、インクをマニホールド5側から吸い込む。
なお、他の駆動方法として、予め個別電極35を共通電極となるアクチュエータプレート22と異なる電位にしておき、吐出要求があるごとに個別電極35をアクチュエータプレート22と一旦同じ電位とし、その後所定のタイミングにて再び個別電極35をアクチュエータプレート22と異なる電位にすることもできる。この場合は、個別電極35とアクチュエータプレート22とが同じ電位になるタイミングで、圧電シート21とアクチュエータプレート22とが元の形状に戻ることにより、圧力室10の容積は初期状態と比較して増加し、インクがマニホールド5側から圧力室10内に吸い込まれる。その後、再び個別電極35をアクチュエータプレート22と異なるタイミングで、圧電シート21とアクチュエータプレート22とが圧力室10側へ凸となるように変形し、圧力室10の容積低下によりインクへの圧力が上昇し、インクが吐出される。こうして、ノズル8からインクが吐出され、搬送されてきた用紙41に所望画像が印刷される。
以上のように、本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1のヘッドユニット2によると、インクジェットヘッド9のヘッド本体100とドライバIC75との間に導体16a(第1の信号線)を保持するためのFPC20が介在するので、ドライバIC75で発生する熱がヘッド本体100に伝播しにくくなる。すなわち、専用の熱遮断部材を設けることなくドライバIC75の放熱を遮断することができる。また、FPC20は端子部17,18を有する導体16aを有しているので、ドライバIC75の出力端子77と個別電極35との電気的な接続構造を簡易な接続構造にすることができる。さらに、FPC20には導体19が形成されドライバIC75の入力端子76と電気的に接続されているので、1つのFPC20で制御部からのデータ信号をドライバIC75に伝送でき、且つドライバIC75からの駆動電圧を導体16aを介して個別電極35に給電することが可能になる。つまり、2種類の導体16a,19が共通な1つのFPC20に形成されているので、2種類の導体16a,19を別のFPCに形成する必要がなくなるので、ヘッドユニット2の製造コストが低下する。したがって、インクジェットプリンタの製造コストも低減される。
また、FPC20の拡幅部14の平面形状がドライバIC75の平面形状より大きく形成されており、ドライバIC75がその拡幅部14内に収まるように配置されているので、ドライバIC75から発生した熱がヘッド本体100に伝播するのを効果的に抑制することができる。また、FPC20の拡幅部14がヘッド本体100の上面より小さく形成されているので、FPC20にかかるコストを低減することができる。また、FPC20は熱伝導率が低いポリイミド樹脂からなるので、ドライバIC75で発生する熱がヘッド本体100に伝播しにくくなる。
このようなFPC20(信号伝送基板)を備えたヘッドユニット2がインクジェットプリンタ1に設けられているので、インクジェットプリンタ1内にドライバIC75から発生した熱の伝播を抑制する別の手段を設ける必要がなくなる。言い換えると、FPC20はドライバIC75の放熱を遮断するシールドも兼ねていることになる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態によるヘッドユニット202について、図6〜図8を参照しつつ以下に説明する。図6は、第2実施形態によるヘッドユニット202の拡大平面図である。図7は、第2実施形態によるヘッドユニット202の拡大断面図である。図8は、図6に示されたFPC220の平面図である。なお、前述したものと同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態のヘッドユニット202は、第1実施形態のヘッドユニット2とほぼ同じ構成であるが、ヘッドユニット202に含まれるドライバIC275及びFPC220が前述したドライバIC75及びFPC20と構成が若干異なっている。ドライバIC275は、前述したドライバIC75よりも平面形状が小さくなっており、出力端子277の位置が前述したドライバIC75の出力端子77よりも密集されて配置されている。ドライバIC275の下面(FPC220に対向する面)に形成された各出力端子277は、ヘッド本体100の延在方向Xに沿って互いに平行に4列に配置されている。各出力端子列に属する出力端子277は、ヘッド本体100の延在方向Xに沿って互いに等間隔に離隔されている。
図7に示すように、信号伝送基板となるFPC220は、2枚のシート状部材231,232が接着剤で張り合わされた基板を有している。これら2枚のシート状部材231,232は同じ材質であり、前述したポリイミド樹脂からなる。シート状部材231には、図8中2点鎖線で描かれたドライバIC275と重なる領域275a内にシート状部材231の厚み方向に貫通した複数のスルーホール231aが形成されている。各スルーホール231aは、ドライバIC275の出力端子277とそれぞれ対向する位置に形成されており、各スルーホール231a内には導体216aが配置されている。導体216aは、シート状部材231の上面から突出しており、その突出した部分がドライバIC275の出力端子277とそれぞれ接合される端子部(第1の端子)217となっている。
図7に示すようにシート状部材232には、シート状部材232の厚み方向に貫通した複数のスルーホール232aが形成されている。各スルーホール232aは、個別電極35の圧力室10と対向しない端部とそれぞれ対向する位置に形成されており、各スルーホール232a内には導体216bが配置されている。導体216bは、シート状部材232の下面から突出しており、その突出した部分が個別電極35とそれぞれ接合される端子部(第2の端子)218となっている。
2枚のシート状部材231,232の間には、3種類のL字形状を有する銅箔からなる導体233a〜233cが対となる各スルーホール231a,232a内に存在する導体216a,216bの一部を電気的に接続するように複数配置されている。図8に示すように、導体233aは、FPC220の右側端部に最も近い導体216bと2番目に近い導体216aとを電気的に接続しており、導体233bは、FPC220の右側端部に3番目に近い導体216bと4番目に近い導体216aとを電気的に接続しており、導体233cは、FPC220の右側端部に5番目に近い導体216bと6番目に近い導体216aとを電気的に接続している。なお、図8中FPC220の左端部に最も近い導体216a,216bは互いに重なって電気的に接続している。こうして、ドライバIC275の複数の出力端子277がFPC220を介して対応する個別電極35の夫々に電気的に接続される。したがって、前述と同様にドライバIC275が図示しない制御部からのデータ信号に基づいて圧電シート21に駆動電圧を印加することが可能になり、前述と同様に圧電シート21の駆動によってヘッド本体100のノズル8からインクを吐出する。
以上のように、本実施の形態におけるヘッドユニット202によると、前述した第1実施形態と同様に、ドライバIC275とヘッド本体100との間にFPC220が介在するので、ドライバIC275で発生する熱がヘッド本体100に伝播しにくくなる。また、FPC220には、ドライバIC275の出力端子277と対向する位置に形成されたスルーホール231aと、個別電極35の圧力室10と対向しない端部と対向する位置に形成されたスルーホール232aとが形成され、それらスルーホール231a,232aに存在する導体216a,216bが導体233a〜233cで電気的に接続されていることで、ドライバIC275の形状が第1実施形態のドライバIC75より小さいものであっても使用することができる。さらに、ドライバIC275が出力端子277の位置が予め決まっている既存のものであっても導体233a〜233cによってドライバIC275の出力端子277と個別電極35とを電気的に接続させることが可能になるので、ドライバIC275又はヘッド本体100のいずれかを、ドライバIC275の出力端子277と個別電極35の導体216bとの接続位置とが対向するように新たに製作する必要がなくなる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態によるヘッドユニット302について、図9及び図10を参照しつつ以下に説明する。図9は、第3実施形態によるヘッドユニット302の拡大断面図である。図10は、図9に示すFPC320の拡大平面図である。なお、前述したものと同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図9に示すように、第3実施形態のヘッドユニット302は、第1実施形態のヘッドユニット2とほぼ同じ構成であるが、ヘッドユニット302に含まれるFPC320が前述したFPC20と構成が若干異なっている。本実施の形態における信号伝送基板となるFPC320は、2枚のシート状部材331,332が接着剤で張り合わされた基板を有している。これら2枚のシート状部材321,322は同じ材質であり、前述したポリイミド樹脂からなる。
図10に示すように、FPC320の拡幅部14には、内部に導体16aが配置された各スルーホール16の外周部317及び拡幅部14の外周部318以外の内部に空洞319が形成されている。空洞319は、図9に示すようにシート状部材322にエッチングにより形成された凹部が、シート状部材321に塞がれることによって形成されている。こうして、FPC320に外周部317よりも熱伝導率が低い空洞319が設けられる。なお、空洞319の内部には、ポリイミド樹脂よりも熱伝導率が低い材料が充填されていてもよい。
FPC320には、前述と同様に複数のスルーホール16が形成されており、それらスルーホール16内には導体16aが配置されている。これにより、ドライバIC75と個別電極35とがFPC320を介して電気的に接続されることになる。したがって、前述と同様にドライバIC75が図示しない制御部からのデータ信号に基づいて圧電シート21に駆動電圧を印加することが可能になり、前述と同様に圧電シート21の駆動によってヘッド本体100のノズル8からインクを吐出する。
以上のように、本実施の形態におけるヘッドユニット302によると、前述した第1実施の形態と同様な効果が得られるとともに、FPC320に空洞319が形成されていることで、第1実施形態のFPC20よりも熱の伝播の抑制効果が大きくなり、ドライバIC75の発熱をより効果的にヘッド本体100に伝えにくくすることができる。また、FPC320は2枚のシート状部材が貼り合わせられた構造となっているので、空洞319を有するFPC320を容易に製造することが可能になる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、第1〜第3実施形態におけるヘッドユニット2,202,302は来ラインタイプのインクジェットヘッドプリンタに適用されているが、シリアルタイプのインクジェットプリンタにも適用可能である。また、ヘッドユニット2,202,302のヘッド本体100は、圧電方式の吐出圧付与手段によって駆動され、インクがノズルから吐出されるが、FPCから送られた信号によって各圧力室内のインクを加熱し、圧力室内のインクに吐出エネルギーを付与する方式のヘッド本体であってもよい。また、FPC20,220,320の基板となるシート状部材は、可撓性を有しない部材であってもよい。また、FPC20,220,320には、導体19は形成されていなくてもよい。また、FPC20,220,320はヘッド本体100から制御部まで同じ幅を有していてもよい。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視図である。 図1に示すヘッドユニットの拡大平面図である。 図1に示すヘッドユニットの拡大断面図である 図2に示すFPCの平面図である。 図1に示すヘッド本体の拡大平面図である。 本発明の第2実施形態によるヘッドユニットの拡大平面図である。 図6に示すヘッドユニットの拡大断面図である。 図6に示すFPCの平面図である。 本発明の第3実施形態によるヘッドユニットの拡大断面図である。 図9に示すFPCの拡大平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2,202,302 ヘッドユニット
4 流路ユニット
8 ノズル
9 インクジェットヘッド
10 圧力室
13 端子部(第3の端子)
14 拡幅部
15 狭幅部
16,231a,232a スルーホール
16a 導体(第1の信号線)
17 端子部(第1の端子)
18 端子部(第2の端子)
19 導体(第2の信号線)
20,220,320 FPC(絶縁性部材、信号伝送基板)
21 圧電シート
35 個別電極
75,275 ドライバIC
76 入力端子
77,277 出力端子
319 空洞

Claims (12)

  1. インクを吐出する複数のノズルと各ノズルに夫々連通する複数の圧力室と各圧力室に個別にインク吐出圧を付与する吐出圧付与手段とを有し、一表面に前記吐出圧付与手段の電極が形成されたインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドと対向するように配置されており、前記一表面と対向する所定面に出力端子が形成されたドライバICと、
    前記ドライバICの前記出力端子とこれに対応する前記吐出圧付与手段の前記電極とを電気的に接続する第1の信号線が埋め込まれたスルーホールが形成されており、前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間にこれらに挟み込まれるように配置された絶縁性部材とを備えていることを特徴とするインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  2. 前記絶縁性部材の前記ドライバICとの対向面に前記出力端子と接合される第1の端子が形成されており、前記絶縁性部材の前記インクジェットヘッドとの対向面に前記吐出圧付与手段の前記電極と接合された第2の端子が形成されており、前記第1及び第2の端子は前記第1の信号線により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  3. 前記ドライバICの前記所定面には、入力端子が形成され、
    前記絶縁性部材の前記ドライバICとの対向面には、前記入力端子と接合された第3の端子が形成され、前記第3の端子と電気的に接続された第2の信号線が前記絶縁性部材の延在面方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  4. 前記絶縁性部材は、前記第1の信号線及び前記第3の端子が形成された、前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間に介在する拡幅部と、前記第2の信号線が形成された狭幅部とを有し、前記拡幅部が前記ドライバICの外形よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  5. 前記拡幅部が前記インクジェットヘッドの前記ドライバICに対向する面の外形より小さく形成されていることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  6. 前記スルーホールの一方の開口と他方の開口とが、前記絶縁性部材の延在面内において異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  7. 前記絶縁性部材の前記拡幅部内に、前記第1の信号線の近傍領域よりも熱伝導率が低い領域が設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  8. 前記絶縁性部材が、前記ドライバICとの対向面を有する絶縁シートと前記インクジェットヘッドとの対向面を有する絶縁シートとの2枚の絶縁シートを貼り合わせた構造を有していることを特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  9. 前記絶縁性部材が樹脂からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタのヘッドユニット。
  10. インクを吐出する複数のノズルと各ノズルに夫々連通する複数の圧力室と各圧力室に個別にインク吐出圧を付与する吐出圧付与手段とを有し、一表面に前記吐出圧付与手段の電極が形成されたインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記一表面と対向する所定面に入力端子と出力端子とが形成されており、前記入力端子から画像に対応するデータ信号が入力されるとともに、前記出力端子から前記吐出圧付与手段に向けて駆動信号を出力するドライバICと、
    前記データ信号を前記ドライバICに伝送するとともに前記ドライバICから出力された前記駆動信号を前記インクジェットヘッドに伝送する信号伝送基板とを備え、
    前記信号伝送基板は、絶縁性材料からなりその一部が前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間に挟み込まれる基板と、前記駆動信号を前記インクジェットヘッドに伝送する第1の信号線と、前記データ信号を前記ドライバICに伝送する第2の信号線とを備え、
    前記第1の信号線は、前記基板に形成されたスルーホールに埋め込まれているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成され前記ドライバICの前記出力端子と接合された第1の端子と前記基板の前記インクジェットヘッドと対向する面に形成され前記吐出圧付与手段の前記電極と接合された第2の端子とを電気的に接続し、
    前記第2の信号線は、前記基板の延在面方向に沿って形成されているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成された第3の端子と電気的に接続されていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  11. インクを吐出する複数のノズルと各ノズルに夫々連通する複数の圧力室と各圧力室に個別にインク吐出圧を付与する吐出圧付与手段とを有し、一表面に前記吐出圧付与手段の電極が形成されたインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記一表面と対向する所定面に入力端子と出力端子とが形成されており、前記入力端子から画像に対応するデータ信号が入力されるとともに、前記出力端子から前記吐出圧付与手段に向けて駆動信号を出力するドライバICとを備えたインクジェットプリンタに用いられる信号伝送基板であって、
    絶縁性材料からなりその一部が前記インクジェットヘッドと前記ドライバICとの間に挟み込まれた基板と、
    前記駆動信号を前記インクジェットヘッドに伝送する第1の信号線と、
    前記データ信号を前記ドライバICに伝送する第2の信号線とを備え、
    前記第1の信号線は、前記基板に形成されたスルーホールに埋め込まれているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成され前記ドライバICの前記出力端子と接合された第1の端子と前記基板の前記インクジェットヘッドと対向する面に形成され前記吐出圧付与手段の前記電極と接合された第2の端子とを電気的に接続し、
    前記第2の信号線は、前記基板の延在面方向に沿って形成されているとともに、前記基板の前記ドライバICと対向する面に形成された第3の端子と電気的に接続されていることを特徴とするインクジェットプリンタに用いられる信号伝送基板。
  12. 前記スルーホールの一方の開口と他方の開口とが、前記基板の延在面内において異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項11に記載のインクジェットプリンタに用いられる信号伝送基板。
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