JP2005288657A - ロボット - Google Patents

ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2005288657A
JP2005288657A JP2004110597A JP2004110597A JP2005288657A JP 2005288657 A JP2005288657 A JP 2005288657A JP 2004110597 A JP2004110597 A JP 2004110597A JP 2004110597 A JP2004110597 A JP 2004110597A JP 2005288657 A JP2005288657 A JP 2005288657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
obstacle
main body
robot
manipulator
avoidance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004110597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005288657A5 (ja
Inventor
Tamao Okamoto
球夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004110597A priority Critical patent/JP2005288657A/ja
Publication of JP2005288657A publication Critical patent/JP2005288657A/ja
Publication of JP2005288657A5 publication Critical patent/JP2005288657A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 移動機構を有するロボットにおいて、前記ロボットが障害物を回避する際に、ロボットの回避動作がロボットに接近する障害物側に向かったり、不要にふらついたりすることを防止する。
【解決手段】 本体部21と、本体部21に設けられて本体部21を移動させる車輪22と、車輪22を駆動させる駆動装置23と、本体部21に設けられて、本体部21から所定の距離に存在する障害物を検知し、本体部21と障害物との最短距離、本体部21に対する障害物の相対速度を計測する非接触センサ25と、本体部21の移動状況を計測する計測装置26と、非接触センサ25により計測した本体部21と前記障害物との最短距離、本体部21に対する障害物の相対速度から障害物に応じた回避力を算出し、回避力と本体部21の移動状況とに基づいて本体部21と障害物とが接触するのを回避するための回避動作を算出する計算装置27とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロボットに関する。
従来、車輪などの移動機構を有するロボットにおいて、移動中のロボットと障害物との接触を回避する方法として、ロボットに障害物検出手段を設け、ロボットの移動中に、この障害物検出手段により障害物の有無を検出し、障害物があればロボットの走行を事前に停止させることで、ロボットと障害物との接触を回避するものがある(例えば、特許文献1参照)。これにより、移動時におけるロボットの安全性を確保している。
ここで、特許文献1に記載されたロボット1を、図9を用いて説明する。図9は、ロボット1の構成の概要を示す平面図である。
図9に示すように、ロボット1は、本体部2と、この本体部2を移動させるための移動機構としての四つの車輪3と、車輪3を駆動させる図示しない駆動装置と、本体部2の上部に設けられているマニピュレータ4と、超音波や赤外線などを用いて形成される検知領域5が本体部2の前方側、後方側、左方側、右方側のそれぞれの方向に向くように、かつ、本体部2やマニュピレータ4の可動範囲を含むように配置されている複数の障害物センサ6とを有する。
このような構成において、ロボット1の移動中に、障害物センサ6における検知領域5内に障害物7aが進入したことを障害物センサ6が検知すると、この検知情報が駆動装置に送られ、ロボット1の走行が停止される。これにより、ロボットの安全性を確保することができる。なお、図9において、障害物7bは、ロボット1の周囲に存在するが、この障害物7bは障害物センサ6の検知領域5に進入しておらず、障害物センサ6には検知されない。
また、上記のロボット1とは異なる構成のものとして、例えば、特許文献2には、障害物センサが障害物の存在を検知したときに、そのときの障害物が検知領域内にどれだけ進入しているのかを表す進入量を算出し、この進入量に応じた仮想的な反発力(詳細は後述)を算出し、この反発力に基づいて、ロボットに回避動作をさせることが記載されている。
ここで、特許文献2に記載されたロボット10を、図10を用いて説明する。図10(a)は、ロボット10の構成の概要を示す平面図、図10(b)は、ロボット10の回避動作の概要を示す図である。
図10(a)に示すように、ロボット10は、本体部11と、この本体部11を移動させる二つの車輪12と、車輪12を駆動させる駆動装置13と、検知領域14が本体部11から所定の距離Zの範囲になるように設定されてこの検知領域14内に進入した障害物を検知するとともに、この障害物の進入量とその進入方向すなわち本体部11に対して障害物が存在する方向とを計測する複数の障害物センサ15と、本体部11の内部に配置されているとともに、障害物センサ15が計測した情報15aに基づいて仮想的な反発力を算出し、この反発力をもとにロボット10の回避動作を算出し、さらに算出した回避動作の情報16aを駆動装置13に送る計算手段16とを有する。検知領域14は、バネ−ダンパ系のバンパとして想定されており、検知領域14内に障害物が進入すると、その進入量だけ想定したバンパが窪むことになるので、これにより、計算手段16によって、進入量に応じた仮想的な反発力が算出される。また、所定の距離Zの値はあらかじめ設定しておく。
このような構成において、図10(b)に示すように、ロボット10の移動中に、障害物センサ15における検知領域14内に障害物7が進入したことを障害物センサ15が検知すると、障害物センサ15は、障害物7と本体部11との距離および進入方向を計測し、所定の距離Zの値と、障害物7と本体部11との距離の値との差により、障害物7の進入量Ioaを計測する。そして、進入量Ioaと進入方向との情報を計測情報15aとして計算手段16に送る。
そして、計算手段16において、計測情報15aとして送られた進入量Ioaと進入方向との情報により、仮想的な反発力Foaを算出する。
このとき、質量がMのロボット10が速度Vr0で移動していたとすると、ロボット10の運動量はMVr0となる。そこで、計算手段16により、この移動状態のロボット10に反発力Foaが外力として作用した後のロボット10の運動量MVr1を算出する(以下、外力が作用した後のロボットの運動量を算出することを、運動方程式を解くと記す)。
この算出結果より、現在移動中のロボット10の運動量MVr0が、反発力Foaが作用した後のロボット10の運動量MVr1となるように、ロボット10の速度及び移動方向をVr0からVr1に変更することを回避動作として算出する。算出された回避動作の情報16aは、計算手段16から駆動手段13に送られる。そして、駆動手段13が回避動作の情報16aに基づいてロボット10を移動させることで障害物7の回避動作を行う。
特許第3307288号公報 特開平7−110711号公報
しかしながら、人ごみなどのような障害物が多く存在する環境で作業を行う移動ロボットとして、図9および図10に示した構成のロボットを使用する場合、以下のような課題を有している。
図9に示したロボット1の場合、障害物センサ6が障害物7を検知するとロボット1の走行が停止されるため、上記のような、障害物が多く存在する環境においては、障害物センサ6が常に反応し、結果としてロボット1が動けなくなる可能性がある。また、障害物7がロボット1に接近してくる場合、ロボット1の走行を停止させることによって、かえって危険な状況が生じる可能性がある。
また、図10に示したロボット10の場合、回避動作が障害物7と本体部11との距離に基づいて決定されるため、例えば、ロボット10から離れていく障害物と、ロボット10に接近する障害物とが検知領域14内に同時に、かつ、ロボット10を挟んだ状態で存在し、ロボット10から離れていく障害物の方が、ロボット10に接近する障害物よりもロボット10の本体部11に近い場合には、ロボット10が、ロボット10に接近する障害物に向かって動くといった、不自然な回避動作を行う可能性がある。
また、図10に示したロボット10において、例えば、ロボット10の本体部11における上部にマニピュレータを有する場合、マニピュレータのみの動作により障害物の回避が可能な状況であっても、ロボット全体で回避動作を行ってしまうため、人ごみなどの多数の障害物が存在する環境においてはロボット10の回避動作の数が多くなり、ロボット10に不必要なふらつきが発生する可能性がある。
ここで、上記において述べた図10に示すロボット10が有する課題の例を、図11を用いて説明する。なお、図11(a)は、ロボット10に速度Vocで接近する障害物17bに向かってロボット10が回避動作を行う例、図11(b)は、マニピュレータ18を有する場合に、ロボット10全体で回避動作を行ってしまう例を示している。
図11(a)に示すように、ロボット10の本体部11から速度Vobで離れていく障害物17aと、ロボット10の本体部11に速度Vocで接近する障害物17bが検知領域14内に、例えば、ロボット10を挟んだ状態で同時に存在し、かつ、本体部11から離れていく障害物17aの方がロボット10に接近する障害物17bよりも本体部11に近い場合、ロボット10から離れていく障害物17aが検知領域14内に進入していることにより算出される仮想的な反発力Fobが、ロボット10に接近する障害物17bが検知領域14内に進入していることにより算出される仮想的な反発力Focより大きくなるため、ロボット10には、反発力Fobと反発力Focとの合力である、反発力Fobと同方向の反発力Fob´が作用することになる。その結果、ロボット10の回避動作が、不自然にも障害物17a側に向かう動作になる。
また、図11(b)に示すように、ロボット10がマニピュレータ18を有する場合、マニピュレータ18が本体部11の前方側に突出している分だけ障害物センサ15の検知領域14が拡張されており、検知領域14におけるこの拡張された部分14aに障害物17が進入すると、マニピュレータ18を仮想線で示す位置まで移動させればロボット10全体で回避動作を行う必要がない場合においても、障害物17が拡張部分14aに進入することで算出される反発力Fodによってロボット全体が反発力Fodを受けたように回避動作を行う。したがって、人ごみなどの多数の障害物が存在する環境においては、ロボット10全体で回避動作を行う数が多くなり、ロボット10全体の不要なふらつきの原因となることがある。
そこで本発明はこのような問題を解決するもので、移動機構を有するロボットの移動時において、前記ロボットが障害物を回避する際に、ロボットの回避動作がロボットに接近する障害物側に向かう動作になることや、回避動作によりロボットが不要にふらついた状態になるのを防止することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、本体部と、前記本体部に設けられて前記本体部を移動させる移動装置と、前記本体部に設けられて、前記本体部から所定の距離に存在する障害物を検知し、前記本体部と前記障害物との距離、前記本体部に対する前記障害物の相対速度を計測するセンサと、前記本体部の移動状況を計測する計測装置と、前記センサにより計測した前記本体部と前記障害物との距離、前記本体部に対する前記障害物の相対速度から前記障害物に応じた回避力を算出し、前記回避力と前記本体部の移動状況とに基づいて前記本体部と前記障害物とが接触するのを回避するための回避動作を算出する計算装置とを有し、前記計算装置により算出された前記回避動作の情報により前記移動装置にて前記本体部に前記回避動作を行わせるものである。
このような構成によれば、センサにより、障害物に対して、本体部に対する相対速度を計測し、この障害物の相対速度に基づいて本体部の回避力を算出するので、本体部に接近する障害物に対して回避動作の対象とし、本体部から離れていく障害物に対して回避動作の対象としないようにすることができるので、ロボットの回避動作がロボットに接近する障害物側に向かう動作になることを防止することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のロボットにおいて、本体部に設けられたマニピュレータと、前記マニピュレータを駆動してその位置を変更させるマニピュレータ駆動装置とを有し、前記マニピュレータに、前記マニピュレータから所定の距離に存在する障害物を検知するとともに、前記マニピュレータと前記障害物との距離、前記マニピュレータに対する前記障害物の相対速度を計測するセンサが設けられ、計測装置が前記本体部に対する前記マニピュレータの動作状況を計測し、計算装置が、前記センサにより計測した前記マニピュレータと前記障害物との距離、前記マニピュレータに対する前記障害物の相対速度から前記障害物に応じた前記マニピュレータの回避力を算出し、前記回避力と、前記本体部に対するマニピュレータの動作状況とに基づいて、前記マニピュレータが前記障害物との接触を回避するための回避動作を算出し、前記回避動作の情報を前記マニピュレータ駆動装置に送り、前記マニピュレータ駆動装置が前記回避動作の情報により前記マニピュレータに前記回避動作を行わせるものである。
このような構成によれば、マニピュレータにおけるセンサが計測した障害物に対して、マニピュレータの回避動作を算出するので、本体部とマニピュレータとの回避動作を別々にすることができ、マニピュレータに近づく障害物はマニピュレータが回避動作を回避動作を行って回避することができる。これにより、ロボットと障害物との接触を本体部だけの回避動作により回避する場合に比べて、ロボットの本体部の回避動作の数を減らすことができるので、ロボット全体が不要にふらついた状態になるのを防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のロボットにおいて、計算装置が算出したマニピュレータについての回避力のうちの前記マニピュレータが回避不能な方向の成分を、前記計算装置により、本体部の回避力に加えることが可能とされているものである。
このような構成によれば、マニピュレータについての回避力のうちのマニピュレータが回避不能な方向の成分を、計算装置により、本体部の回避力に加えることで、マニピュレータが回避不能な方向成分を解消することができ、障害物とマニピュレータとの接触を防止することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項記載のロボットにおいて、本体部に設けられたセンサ、マニピュレータに設けられたセンサのうち少なくともどちらか一方のセンサが、相対速度における障害物との距離の方向で、かつ接近する成分である相対接近速度を計測可能とされているものである。
このような構成によれば、回避動作を算出する際に、障害物が接近する速度を把握することができ、効果的な回避動作を算出することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項記載のロボットにおいて、本体部に設けられたセンサ、マニピュレータに設けられたセンサのうち少なくともどちらか一方のセンサが、所定の距離の範囲で障害物を検知する検知領域を形成可能とされ、計算装置が、前記検知領域に進入した障害物のうち、相対的に接近する障害物を回避動作の対象とすることが可能とされているものである。
このような構成によれば、検知領域に進入した障害物のうち、相対的に接近する障害物に対して回避動作の対象とすることができるので、不要な回避動作を減少させることができる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項記載のロボットにおいて、本体部からの距離の長短に応じた複数の検知領域が設けられ、前記それぞれの検知領域に、障害物の相対速度の閾値がそれぞれ設定され、前記それぞれの検知領域に進入した障害物のうち、前記それぞれの閾値よりも大きい相対速度の障害物が回避動作の対象とされるものである。
このような構成によれば、本体部からの距離の長短に応じた複数の検知領域が設けられ、前記それぞれの検知領域に、障害物の相対速度の閾値がそれぞれ設定され、前記それぞれの検知領域に進入した障害物のうち、前記それぞれの閾値よりも大きい相対速度の障害物が回避動作の対象とされることで、回避動作の対象となる障害物を選別することができるので、不要な回避動作を減少させることができる。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項記載のロボットにおいて、計算装置が、障害物が検知領域に進入した進入量と前記障害物の相対速度とに基づく大きさで、かつ、前記障害物と最短距離となる位置を起点とする回避力を算出可能とされているものである。
このような構成によれば、計算装置が、障害物が検知領域に進入した進入量と前記障害物の相対速度とに基づく大きさで、かつ、前記障害物と最短距離となる位置を起点とする回避力を算出可能とされているので、回避力の算出を容易に行うことができる。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項記載のロボットにおいて、計算装置が、障害物との最短距離の方向で、かつ、前記最短距離が開く向きの回避力を算出可能とされているものである。
このような構成によれば、計算装置が、障害物との最短距離の方向で、かつ、前記最短距離が開く向きの回避力を算出することができるので、ロボットの正確な回避動作を算出することができる。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項記載のロボットにおいて、計算装置が複数の障害物に応じた複数の回避力を算出するとともに、前記複数の回避力を合成して一つの回避力を算出することが可能とされているものである。
このような構成によれば、計算装置が複数の障害物に応じた複数の回避力を算出するとともに、複数の回避力を合成して一つの回避力を算出することで、不要な回避動作を減少させることができる。
本発明によれば、センサにより、障害物に対して、本体部に対する相対速度を計測し、この障害物の相対速度に基づいて本体部の回避力を算出するので、本体部に接近する障害物に対して回避動作の対象とし、本体部から離れていく障害物に対して回避動作の対象としないようにすることができるので、ロボットの回避動作がロボットに接近する障害物側に向かう動作になることを防止することができる。
また、マニピュレータにおけるセンサが計測した障害物に対して、マニピュレータの回避動作を算出するので、本体部とマニピュレータとの回避動作を別々にすることができ、マニピュレータに近づく障害物はマニピュレータが回避動作を回避動作を行って回避することができる。これにより、ロボットと障害物との接触を本体部だけの回避動作により回避する場合に比べて、ロボットの本体部の回避動作の数を減らすことができるので、ロボット全体が不要にふらついた状態になるのを防止することができる。
また、マニピュレータについての回避力のうちのマニピュレータが回避不能な方向の成分を、計算装置により、本体部の回避力に加えることで、マニピュレータが回避不能な方向成分を解消することができ、障害物とマニピュレータとの接触を防止することができる。
また、回避動作を算出する際に、障害物が接近する速度を把握することができ、効果的な回避動作を算出することができる。
また、検知領域に進入した障害物のうち、相対的に接近する障害物に対して回避動作の対象とすることができるので、不要な回避動作を減少させることができる。
また、本体部からの距離の長短に応じた複数の検知領域が設けられ、前記それぞれの検知領域に、障害物の相対速度の閾値がそれぞれ設定され、前記それぞれの検知領域に進入した障害物のうち、前記それぞれの閾値よりも大きい相対速度の障害物が回避動作の対象とされることで、回避動作の対象となる障害物を選別することができるので、不要な回避動作を減少させることができる。
また、計算装置が、障害物が検知領域に進入した進入量と前記障害物の相対速度とに基づく大きさで、かつ、前記障害物と最短距離となる位置を起点とする回避力を算出可能とされているので、回避力の算出を容易に行うことができる。
また、計算装置が、障害物との最短距離の方向で、かつ、前記最短距離が開く向きの回避力を算出することができるので、ロボットの正確な回避動作を算出することができる。
さらに、計算装置が複数の障害物に応じた複数の回避力を算出するとともに、複数の回避力を合成して一つの回避力を算出することで、不要な回避動作を減少させることができる。
(実施の形態1)
本発明のロボットの実施の形態1を、図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1のロボット20を示しており、図2は、センサとしての非接触センサ25により障害物28とロボット20との距離、およびロボット20に対する障害物28の相対接近速度(詳細は後述)を計測する方法を示しており、図3は、ロボット20が回避動作を行うための条件を示している。また、図4は、ロボット20が回避動作を行うための図3とは異なる条件を示している。図5は、回避動作を算出するための回避力を決定する方法を示しており、図6は、ロボット20に複数の障害物が接近した際の回避力の決定方法を示している。
実施の形態1で説明するロボット20は、図1に示すように、本体部21と、本体部21の左右両側に設けられて本体部21を移動させる移動装置としての四つの車輪22と、この車輪22を駆動させる駆動装置23と、本体部21にこの本体部21の周りに沿って所定の間隔をあけて設けられている複数の非接触センサ25と、駆動装置23などの駆動軸に設けられているエンコーダ(図示は省略)からのパルスに基づいて、本体部21の移動状況として、本体部21の移動方向や移動速度などを計測する計測装置26と、非接触センサ25による計測結果(詳細は後述)と計測装置26による計測結果とに基づいて本体部21と障害物とが接触するのを回避するための回避動作を算出し、この回避動作の情報を駆動装置23に送ることで、駆動装置23により車輪22に回避動作を行わせる計算装置27とを有している。
非接触センサ25は、図2に示すように、超音波や赤外線などを用いて本体部21から所定の距離Dの範囲に検知領域24を形成し、この検知領域24内に存在する障害物28を検知して、本体部21と障害物28との距離、本体部21に対する障害物28の相対接近速度、本体部21に対して障害物28が存在する方向を計測する。
詳細には、非接触センサ25は、図2における領域Aの要部を拡大して表示した領域A´に示すように、ロボット20(本体部21)と検知した障害物28とが最も接近する点であるロボット20側の点29aと、障害物28側の点29bとを設定し、この2点間を結んだ直線29の長さである最短距離Lを、ロボット20と障害物28との距離として計測し、また、障害物28のロボット20(本体部21)に対する相対速度Vにおける最短距離L方向の成分Vvを、障害物28の相対接近速度として計測する。なお、ロボット20と障害物28との距離を計測した時に設定したロボット20側の点29aを、詳細は後述するが、回避動作を決定する際の参照点として設定しておく。
このような構成において、例えば、移動中のロボット20が非接触センサ25により検知した障害物28を回避する場合を説明する。なお、移動中のロボット20においては、計測装置26により、ロボット20(本体部21)の移動方向や移動速度などが計測されており、また、計測装置26により計測された結果は、計算装置27に送られている。
図2に示すように、移動中のロボット20において、ロボット20における非接触センサ25が、その検知領域24内に進入した障害物28を検知すると、この非接触センサ25は、上述のようにして、ロボット20(本体部21)と検知した障害物28との距離、およびロボット20(本体部21)に対する障害物28の相対接近速度Vvを計測する。このとき、上述したように、ロボット20側に設定した点29aを、参照点として設定しておく。
そして、非接触センサ25の計測結果を、計算装置27に送り、計算装置27において、非接触センサ25の計測結果から、障害物28の相対接近速度が正の障害物28に対してのみ回避動作の対象とするように設定する。すなわち、例えば、図3に示すように、ロボット20の周囲に、検知領域24内に存在していてロボット20に接近してくる障害物28a(相対接近速度=Vva)と、検知領域24内に存在していてロボット20から離れていく障害物28b(相対接近速度=Vvb)と、検知領域24外にある障害物28cとが存在する場合であって、ロボット20から離れていく障害物28bが、ロボット20に接近してくる障害物28aよりも、ロボット20から近い場合であっても、非接触センサ25の計測結果より、検知した障害物28a、28bのうち、相対接近速度が正である障害物28aのみを回避動作(詳細は後述)の対象と設定することができ、検知領域24内に存在しているが相対接近速度が負でロボット20から離れていく障害物28bおよび検知領域24内に存在しておらず検知できない障害物28cについては、回避動作の対象としないようにできる。
これにより、ロボット20が、ロボット20に接近する障害物28aを対象にした回避動作を行うので、この回避動作が、ロボット20に接近する障害物28a、すなわち回避動作の対象である障害物28aに向かうような不自然な動作になることを防止することができる。また、このように、検知領域24内に障害物が存在しても、ロボット20から離れていく障害物28bに対しては回避動作の対象としないことから、ロボット20の回避動作の回数を減らすことができ、ロボット20の回避動作を安定させることができる。
また、図3では、検知領域24内に存在して、かつ、相対接近速度が正である障害物28aのみを回避動作の対象としたが、図4に示すように、検知領域24を、例えば、本体部21から所定の距離D1、D2、D3(D1<D2<D3=D)の三つの警戒領域24a、24b、24cに区分し、それぞれの警戒領域24a、24b、24cにおいて、回避動作の対象とする障害物28の相対接近速度の大きさの閾値を別々に設定し、障害物28の相対接近速度がこの閾値以上の場合にのみこの障害物28を回避動作の対象とすることもできる。例えば、ロボット20に最も近い警戒領域24aにおける相対接近速度の閾値を0として、その外側の警戒領域24b、24cへ行くほど相対接近速度の閾値を大きく設定する。
このようにすると、ロボット20に対して相対的に停止している状態の障害物28h(相対速度Vh=0、相対接近速度Vvh=0)を回避動作の対象と設定するのは、障害物28hが警戒領域24a内に入り込んだ時だけにすることができる。また、ロボット20に対して同じ相対接近速度Vve、Vvf、Vvgで接近する三つの障害物28e、28f、28gがあり、障害物28eが警戒領域24aに進入し、障害物24bが警戒領域28fに進入し、障害物28gが警戒領域24cに進入している場合に、それぞれの警戒領域24a、24b、24cによって設定している閾値によっては、障害物28eを回避動作の対象とするが、障害物28f、28gについては回避動作の対象としないようにすることができる。これにより、ロボット20の近くに存在する障害物28hや28eに対しては過敏に対応しながらも、ロボット20から離れた位置に存在する障害物28f、28gに対しては過敏な対応をしないようにすることができ、ロボット20の回避動作を安定させることができる。
以上のようにして、回避動作の対象となる障害物28を設定すると、次に、回避動作の対象となる障害物28についての回避力を算出する。
詳細には、例えば、図5に示すように、相対速度Viで検知領域24に進入する障害物28iの相対接近速度がVvi(>0)である場合に、障害物28iについての回避力の大きさFviは、障害物28iにおける検知領域24への進入量Iviと障害物28の相対接近速度Vviとを用いた関係式Fvi=Kp・Ivi+Kv・Vviによって算出する。ここで、Kp、Kvはゲインの定数であり、あらかじめ設定可能な任意の定数である。また、進入量Iviは、検知領域24が設定されている所定の距離Dの値と非接触センサ25により計測したロボット20と障害物28との距離との差により算出している。
また、回避力Fviの起点は、上記において設定しておいたロボット20側の参照点29aとしている。また、回避力Fviの方向は、ロボット20と障害物との(最短)距離の方向とし、その向きを、障害物28との最短距離が広がる方向へ向く向きとしている。
このようにして、回避力Fviを算出すると、計算装置27は、計測装置26から送られるロボット20(本体部21)の移動方向や移動速度などの計測結果に基づいて、例えば、現在のロボット20の運動量MVr2を算出し、この運動量MVr2のロボット20に、回避力Fviが外力として作用した後のロボット20の運動量MVr3を算出、すなわち、回避力Fviと運動量MVr2とから運動方程式を解き、回避動作を算出する。
そして、図1に示すように、算出した回避動作の情報を計算装置27から駆動装置23に送り、駆動装置23により、車輪22に回避動作を行わせることで、ロボット20と障害物28との接触を事前に回避することができる。
なお、上記においては、回避動作の対象となる障害物28が一つの場合における回避力の算出方法を説明したが、図6に示すように、例えば、回避動作の対象となる障害物が、28j、28k、28lように同時に三つ存在した場合においては、計算装置27により、それぞれの障害物28j、28k、28lについての回避力Fvj、Fvk、Fvlを算出し、これらの回避力の合成を、ロボット20における一つの回避力Frとして算出し、この回避力Frを用いて回避動作を算出する。また、これらの回避力Fvj、Fvk、Fvlによりロボット20に作用するモーメントを合成することで、ロボット20に作用するモーメントMrを算出し、このモーメントMrを用いて回避動作を算出することもできる。
これにより、回避動作の対象となる障害物が同時に複数存在しても、ロボット20がそれぞれの障害物に対して個別に回避動作を行うことを防止できる。
なお、上記において説明したロボット20は、計算装置27によって算出された回避動作に従って、車輪22を駆動することで障害物28の回避を実現するものである。
(実施の形態2)
本発明のロボットの実施の形態2を、図7および図8を参照して説明する。図7は、本発明の実施の形態2のロボット30を示しており、図8は、実施の形態2における回避力の算出方法を示している。
実施の形態2で説明するロボット30は、実施の形態1において説明したロボット20における本体部21に、マニピュレータ31と、マニピュレータ31を駆動するマニピュレータ駆動装置32とが設けられ、かつ、このマニピュレータ31に、マニピュレータ31用の複数の非接触センサ33が設けられた構成とされている。したがって、実施の形態1において説明したものと同様のものについては同じ符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。なお、本実施の形態2では、本体部21に設けられた非接触センサ25、マニピュレータ31に設けられた非接触センサ33の両者が、障害物の相対接近速度を計測し、かつ、検知領域を形成する場合を説明する。
実施の形態2において、計測装置26は、駆動装置23などの駆動軸に設けられているエンコーダ(図示は省略)からのパルスに基づいて、本体部21の移動方向や移動速度などを計測することができるとともに、マニピュレータ駆動装置32の駆動軸に設けられているエンコーダ(図示は省略)からのパルスに基づいて、本体部21に対するマニピュレータ31の動作状況として、マニピュレータ31の位置、姿勢、動作などを計測することができる。また、マニピュレータ31に設けられているマニピュレータ31用の非接触センサ33は、その検知領域34(図8参照)に進入した障害物35に対して、マニピュレータ31と障害物35との距離およびマニピュレータ31に対する障害物35の相対接近速度を計測し、この計測結果を計算装置27に送ることができる。
このような構成において、例えば、図8に示すように、移動中のロボット30に対して、本体部21に障害物35aが接近し、かつ、マニピュレータ31に障害物35bが接近したときに、ロボット30が、障害物35a、障害物35bとの接触を回避する方法を説明する。なお、移動中のロボット30においては、計測装置26により計測された本体部21の移動方向や移動速度、マニピュレータ31の位置、姿勢、動作などの情報が計算装置27に送られている。
図8に示すように、移動中のロボット30に対して、本体部21に障害物35aが接近し、かつ、マニピュレータ31に障害物35bが接近した場合、障害物35aが検知領域24に進入することから、本体部21における非接触センサ25が障害物35aを検知し、この障害物35aに対して、本体部21と障害物35aとの距離、および本体部21に対する障害物35aの相対接近速度を計測する。そして、この計測結果を計算装置27に送り、計算装置27において、実施の形態1と同様にして、本体部21についての回避力Fvmを算出する。
また、障害物35bが検知領域34に進入することから、マニピュレータ31における非接触センサ33が障害物35bを検知し、この障害物35bに対して、マニピュレータ31と障害物35bとの距離、およびマニピュレータ31に対する障害物35bの相対接近速度を計測する。そして、この計測結果を計算装置27に送り、計算装置27において、実施の形態1と同様にして、マニピュレータ31についての回避力Fvnを算出する。
このとき、計測装置26から送られる本体部21に対するマニピュレータ31の位置、姿勢、動作などの計測結果に基づいて、マニピュレータ31の姿勢や自由度などの状況から、算出した回避力Fvnに、マニピュレータ31が回避不能な方向の成分がある場合には、回避力Fvnを、回避可能な方向の成分Fvnmと、回避不能な方向の成分Fvnrとに分離する。そして、回避可能な方向の成分Fvnmを、マニピュレータ31の回避力と設定し、回避不能な方向の成分Fvnrについては、本体部21とマニピュレータ31との接続部36を起点とする回避力として、算出した本体部21の回避力Fvmに合成し、Fvm+Fvnr(=Fr)を本体部21の回避力と設定する。なお、算出した回避力Fvnに、マニピュレータ31が回避不能な方向の成分が無い場合には、回避力Fvnを上記のように分離しなくてもよい。
このようにして、本体部21、マニピュレータ31の回避力Fvm+Fvnr、Fvnmを算出すると、計算装置27により、本体部21の回避力Fvm+Fvnrと、計測装置26から送られる本体部21の移動方向や移動速度などの計測結果とに基づいて、実施の形態1と同様にして、本体部21の回避動作を算出する。また、この計算装置27により、マニピュレータ31の回避力Fvnmと、計測装置26から送られるマニピュレータ31の位置、姿勢、動作などの計測結果とに基づいて、実施の形態1と同様にして、マニピュレータ31の回避動作を算出する。また、回避動作を算出する際には、実施の形態1と同様に、回避力Fvm+Fvnrにより本体部21に作用するモーメントMrを算出し、これに基づいて本体部21の回避動作を算出しても良い。さらに、回避力Fvnmによりマニピュレータ31に作用するモーメントMmを算出し、これに基づいてマニピュレータ31の回避動作を算出しても良い。
計算装置27により、本体部21とマニピュレータ31との回避動作を算出し、それぞれの回避動作の情報を、駆動装置23、マニピュレータ駆動装置32に送り、車輪22およびマニピュレータ31を駆動させることで、本体部21およびマニピュレータ31に、障害物35a、35bを回避させることができる。
以上のように、本体部21の非接触センサ25が検知した障害物35aについては本体部21が回避することができ、マニピュレータ31における非接触センサ33が検知した障害物35bについてはマニピュレータ31が回避することができるので、ロボット30全体としての回避動作の数を減らすことができ、ロボット30と障害物35a、35bとの接触を本体部21だけの回避動作により回避する場合に比べて、回避動作によりロボット30全体が不要にふらついた状態になるのを防止することができる。
なお、上記において説明したロボット30は、計算装置27によって算出された回避動作に従ってマニピュレータ31および車輪22を駆動することで、障害物35a、35bの回避を実現するものである。
本発明のロボットは、人ごみなどの障害物の多い環境においても、障害物との接触回避を安定して行い、安全性を確保することができるため、駅や空港、スーパーなどの公共の場で自立的に作業を行うロボットや、家庭用ロボットなどにも適応することができる。
本発明の実施の形態1のロボットを示している。 非接触センサにより、障害物とロボットとの距離、およびロボットに対する障害物の相対接近速度を計測する方法を示している。 ロボットが回避動作を行うための条件を示している。 ロボットが回避動作を行うための図3とは異なる条件を示している。 回避動作を算出するための回避力を決定する方法を示している。 ロボットに複数の障害物が接近した際の回避力の決定方法を示している。 本発明の実施の形態2のロボットを示している。 実施の形態2における回避力の算出方法を示している。 特許文献1に記載されたロボットの概要を示している。 特許文献2に記載されたロボットの概要を示している。 図10に示したロボットにおける課題の例を示している。
符号の説明
20 ロボット
21 本体部
22 車輪
23 駆動装置
25 非接触センサ
26 計測装置
27 計算装置

Claims (9)

  1. 本体部と、前記本体部に設けられて前記本体部を移動させる移動装置と、前記本体部に設けられて、前記本体部から所定の距離に存在する障害物を検知し、前記本体部と前記障害物との距離、前記本体部に対する前記障害物の相対速度を計測するセンサと、前記本体部の移動状況を計測する計測装置と、前記センサにより計測した前記本体部と前記障害物との距離、前記本体部に対する前記障害物の相対速度から前記障害物に応じた回避力を算出し、前記回避力と前記本体部の移動状況とに基づいて前記本体部と前記障害物とが接触するのを回避するための回避動作を算出する計算装置とを有し、前記計算装置により算出された前記回避動作の情報により前記移動装置にて前記本体部に前記回避動作を行わせることを特徴とするロボット。
  2. 本体部に設けられたマニピュレータと、前記マニピュレータを駆動してその位置を変更させるマニピュレータ駆動装置とを有し、前記マニピュレータに、前記マニピュレータから所定の距離に存在する障害物を検知するとともに、前記マニピュレータと前記障害物との距離、前記マニピュレータに対する前記障害物の相対速度を計測するセンサが設けられ、計測装置が前記本体部に対する前記マニピュレータの動作状況を計測し、計算装置が、前記センサにより計測した前記マニピュレータと前記障害物との距離、前記マニピュレータに対する前記障害物の相対速度から前記障害物に応じた前記マニピュレータの回避力を算出し、前記回避力と、前記本体部に対するマニピュレータの動作状況とに基づいて、前記マニピュレータが前記障害物との接触を回避するための回避動作を算出し、前記回避動作の情報を前記マニピュレータ駆動装置に送り、前記マニピュレータ駆動装置が前記回避動作の情報により前記マニピュレータに前記回避動作を行わせることを特徴とする請求項1記載のロボット。
  3. 計算装置が算出したマニピュレータについての回避力のうちの前記マニピュレータが回避不能な方向の成分を、前記計算装置により、本体部の回避力に加えることが可能とされていることを特徴とする請求項2記載のロボット。
  4. 本体部に設けられたセンサ、マニピュレータに設けられたセンサのうち少なくともどちらか一方のセンサが、相対速度における障害物との距離の方向で、かつ接近する成分である相対接近速度を計測可能とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のロボット。
  5. 本体部に設けられたセンサ、マニピュレータに設けられたセンサのうち少なくともどちらか一方のセンサが、所定の距離の範囲で障害物を検知する検知領域を形成可能とされ、計算装置が、前記検知領域に進入した障害物のうち、相対的に接近する障害物を回避動作の対象とすることが可能とされていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のロボット。
  6. 本体部からの距離の長短に応じた複数の検知領域が設けられ、前記それぞれの検知領域に、障害物の相対速度の閾値がそれぞれ設定され、前記それぞれの検知領域に進入した障害物のうち、前記それぞれの閾値よりも大きい相対速度の障害物が回避動作の対象とされることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載のロボット。
  7. 計算装置が、障害物が検知領域に進入した進入量と前記障害物の相対速度とに基づく大きさで、かつ、前記障害物と最短距離となる位置を起点とする回避力を算出可能とされていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載のロボット。
  8. 計算装置が、障害物との最短距離の方向で、かつ、前記最短距離が開く向きの回避力を算出可能とされていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載のロボット。
  9. 計算装置が複数の障害物に応じた複数の回避力を算出するとともに、前記複数の回避力を合成して一つの回避力を算出することが可能とされていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載のロボット。
JP2004110597A 2004-04-05 2004-04-05 ロボット Pending JP2005288657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004110597A JP2005288657A (ja) 2004-04-05 2004-04-05 ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004110597A JP2005288657A (ja) 2004-04-05 2004-04-05 ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005288657A true JP2005288657A (ja) 2005-10-20
JP2005288657A5 JP2005288657A5 (ja) 2007-05-17

Family

ID=35322181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004110597A Pending JP2005288657A (ja) 2004-04-05 2004-04-05 ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005288657A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012133A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Shin Meiwa Ind Co Ltd 安全装置およびそれを備えたマニピュレータ
JP2011253377A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Honda Motor Co Ltd 移動可能領域抽出装置および移動可能領域抽出方法
WO2013161033A1 (ja) * 2012-04-26 2013-10-31 株式会社日立製作所 自律移動装置、自律移動システムおよび自律移動方法
CN105223956A (zh) * 2015-11-09 2016-01-06 中山大学 一种全向移动机器人的动态避障方法
JP2019038065A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 オムロン株式会社 ロボット制御装置、ロボットシステム、ロボット制御方法、および、ロボット制御プログラム
JP2019188556A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 オムロン株式会社 センサコントローラ、ロボットシステム、センサ制御方法、およびプログラム
CN110653837A (zh) * 2019-10-31 2020-01-07 灵动科技(北京)有限公司 自主移动装置及仓储物流系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200210A (ja) * 1987-02-16 1988-08-18 Fujitsu Ltd ロボツトの姿勢制御方法
JPH05297944A (ja) * 1992-04-24 1993-11-12 Fujitsu Ltd 移動ロボットの障害物回避方式
JPH07110711A (ja) * 1993-10-14 1995-04-25 Nippondenso Co Ltd 移動ロボット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200210A (ja) * 1987-02-16 1988-08-18 Fujitsu Ltd ロボツトの姿勢制御方法
JPH05297944A (ja) * 1992-04-24 1993-11-12 Fujitsu Ltd 移動ロボットの障害物回避方式
JPH07110711A (ja) * 1993-10-14 1995-04-25 Nippondenso Co Ltd 移動ロボット

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012133A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Shin Meiwa Ind Co Ltd 安全装置およびそれを備えたマニピュレータ
JP2011253377A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Honda Motor Co Ltd 移動可能領域抽出装置および移動可能領域抽出方法
US9475194B2 (en) 2012-04-26 2016-10-25 Hitachi, Ltd. Autonomous mobile device, autonomous movement system, and autonomous movement method
WO2013161033A1 (ja) * 2012-04-26 2013-10-31 株式会社日立製作所 自律移動装置、自律移動システムおよび自律移動方法
JPWO2013161033A1 (ja) * 2012-04-26 2015-12-21 株式会社日立製作所 自律移動装置、自律移動システムおよび自律移動方法
CN105223956B (zh) * 2015-11-09 2018-02-27 中山大学 一种全向移动机器人的动态避障方法
CN105223956A (zh) * 2015-11-09 2016-01-06 中山大学 一种全向移动机器人的动态避障方法
JP2019038065A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 オムロン株式会社 ロボット制御装置、ロボットシステム、ロボット制御方法、および、ロボット制御プログラム
JP7329902B2 (ja) 2017-08-25 2023-08-21 オムロン株式会社 ロボット制御装置、ロボットシステム、ロボット制御方法、および、ロボット制御プログラム
JP2019188556A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 オムロン株式会社 センサコントローラ、ロボットシステム、センサ制御方法、およびプログラム
WO2019208228A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 オムロン株式会社 センサコントローラ、ロボットシステム、センサ制御方法、およびプログラム
CN110653837A (zh) * 2019-10-31 2020-01-07 灵动科技(北京)有限公司 自主移动装置及仓储物流系统
WO2021082964A1 (zh) * 2019-10-31 2021-05-06 灵动科技(北京)有限公司 自主移动装置及仓储物流系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105425803B (zh) 自主避障方法、装置和系统
JP4699426B2 (ja) 障害物回避方法と障害物回避移動装置
US9804605B2 (en) Position identification device and mobile robot provided with same
JP6067623B2 (ja) 走行制御装置
JP4888182B2 (ja) 移動体の制御装置及びそれを備えた移動体
JP2009020854A (ja) 車線離脱警報システム
US20070294019A1 (en) Vehicle brake control system and method
CN107848530A (zh) 车辆控制装置以及车辆控制方法
KR20160028508A (ko) 물류 취급 차량용 조향 제어 조작들
TW201128339A (en) Traveling vehicle system and method of avoiding collision with obstacles
JP5553220B2 (ja) 移動体
JP2003167628A5 (ja)
JP2006107475A (ja) 移動ロボット
KR20150135007A (ko) 장애물 회피가 가능한 차량 무인 주행장치 및 그 방법
US20150274165A1 (en) Method for Operating a Self-Propelled Mobile Platform
US20190270450A1 (en) Method for controlling electrically driven vehicle, and electrically driven vehicle
JP2005288657A (ja) ロボット
KR101257566B1 (ko) 자동 이송 차량 및 이의 제어 방법
JP4457830B2 (ja) 自律移動装置
JP5869303B2 (ja) 自動搬送システム
WO2020067445A1 (ja) 制御装置
JP2015132511A (ja) 路面監視装置および電動カート
JP2021144435A (ja) 衝突防止装置、移動体及びプログラム
JP6953166B2 (ja) 電動車両の自動走行制御装置および自動走行制御方法
KR20200084938A (ko) 차량 동작 계획방법 및 그를 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070326

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210