JP2005288460A - 鉄筋端部の熱間据込み加工装置及び熱間据込み加工方法 - Google Patents

鉄筋端部の熱間据込み加工装置及び熱間据込み加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 リブ部や節部が設けられている鉄筋をクランプ装置で適正に把持することができて、鉄筋の端部を所定形状どおりに拡径させることができる鉄筋端部の熱間据込み加工装置及び熱間据込み加工方法を提供すること。
【解決手段】 端部が熱間据込み加工されて拡径部となる鉄筋1は、円周方向の互いに反対側の2箇所に形成されたリブ部1Aと、鉄筋軸線方向に延びるこれらのリブ部の間の円周方向の2つの領域に形成された節部1Bとを有し、熱間据込み加工時にリブ部1Aの向きは上下となっており、鉄筋1を熱間据込み加工時に把持するクランプ装置5は、上下クランプ部材74,75により2本のリブ部において鉄筋1を挟持する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造物やプレキャストコンクリート等に埋設される鉄筋の端部を熱間据込み加工してこの端部に鉄筋の定着部を設けるための熱間据込み加工装置及びこの装置を用いて行う熱間据込み加工方法に関する。
鉄筋コンクリート構造物やプレキャストコンクリート等に埋設される鉄筋の端部に、他の鉄筋やコンクリートへの定着のための定着部を設ける作業として、従来一般的に、鉄筋の端部をU字状やL字状等に折り曲げる作業が行われてきたが、下記の特許文献1には、定着機能の高度化、定着部形成コストの削減を図るため、鉄筋の端部に、定着部として、熱間据込み加工によって形成した拡径部を設ける技術が示されている。
また、下記の特許文献2には、鉄筋の端部を熱間据込み加工するための装置が示され、この装置は、鉄筋の端部を塑性変形容易温度に加熱する加熱装置と、鉄筋を、その一部を固定するために把持するクランプ装置と、鉄筋の端部に据込み型具として当接される型体を備え、この型体とクランプ装置とで鉄筋を鉄筋軸線方向に加圧することによりこの端部を熱間据込み加工して拡径部に成形する加圧装置とを備えている。
特開2000−257209 特開2000−288676
塑性変形容易温度に加熱された鉄筋の端部を上記加圧装置の型体で鉄筋軸線方向に加圧することによってこの端部を熱間据込み加工して拡径部に成形するときに、クランプ装置による鉄筋の把持が正常に行われていないと、熱間据込み加工に必要な加圧方向や加圧力あるいは圧縮ストロークを得られず、鉄筋の端部を所定形状どおりの拡径部に仕上げることができないため、所定形状に仕上げられた拡径部を得るためには、鉄筋を上記クランプ装置で鉄筋軸線が傾くようなモーメントや滑りが生じないように確実に把持することが必要となる。
ところで、定着部を設ける必要がある鉄筋は、主として、円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋軸線方向に延びて形成された2本のリブ部と、これらのリブ部の間を占める円周方向の2つの領域に梯子の横木状に連ねて形成された節部とを有する鉄筋である。その上、このタイプの鉄筋の上記梯子の横木状の節部は、円周方向の2つの領域相互間では段違いに、言い換えると、鉄筋軸線方向へのずれをもって配列形成されており、鉄筋の凹凸を形成しているこれらの節部のため、鉄筋の断面形状は、鉄筋の円周方向について非対称となっている。このような鉄筋について、クランプ装置で鉄筋軸線の傾きや滑りが生じないように把持することが難題となる。
本発明の目的は、鉄筋に上記のようなリブ部や節部が設けられていても、鉄筋をクランプ装置で適正に把持することができて、鉄筋の端部を所定形状どおりに拡径させることができる鉄筋端部の熱間据込み加工装置及び熱間据込み加工方法を提供するところにある。
本発明に係る鉄筋端部の熱間据込み加工装置は、鉄筋の端部を塑性変形容易温度に加熱する加熱装置と、前記鉄筋を、その一部を固定するために把持するクランプ装置と、
前記鉄筋の端部に据込み型具として当接される型体を備え、この型体と前記クランプ装置とで前記鉄筋を鉄筋軸線方向に加圧することによりこの端部を熱間据込み加工して拡径部に成形する加圧装置と、を有し、前記鉄筋としては、円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋軸線方向に延びて形成された2本のリブ部と、これらのリブ部の間を占める円周方向の2つの領域に梯子の横木状に連ねて形成された節部とを有するものが加工対象となる鉄筋端部の熱間据込み加工装置であって、前記クランプ装置は、前記2箇所のリブ部をつかみどころとして前記鉄筋を挟持するクランプ部材を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る熱間据込み加工装置におけるクランプ装置は、鉄筋の円周方向の2箇所に形成されているリブ部において鉄筋を把持するクランプ部材を備えているため、このクランプ装置による鉄筋の把持は、2本のリブ部をクランプ部材で挟持して行われることになる。これらのリブ部は、鉄筋の円周方向の互いに反対側に対称的に形成されているとともに、鉄筋軸線方向には凹凸なしに面一(つらいち)に延びているため、クランプ装置による鉄筋の把持は、前述した段違いの節部に起因する鉄筋軸線を傾けるモーメントや、このような節部のために鉄筋の円周方向について非対称となっている鉄筋のつかみ面(クランプ装置が把持する鉄筋の面)の非一様性に起因する滑りを生じることなく、なされることになり、このため、熱間据込み加工のための加圧方向の設定並びに加圧力、圧縮ストロークの確保を適正に行え、鉄筋の端部を熱間据込み加工で所定形状どおりに仕上げることができる。
ここで、本発明に係る熱間据込み加工装置には、熱間据込み加工時における鉄筋の鉄筋軸線方向への移動を検知する鉄筋移動検知装置をを設けておくことが好ましい。
鉄筋の端部が熱間据込み加工のために加圧装置の型体で鉄筋軸線方向に加圧された際、例えば、クランプ装置と鉄筋との間に油膜による滑りが生じるなどして、鉄筋が鉄筋軸線方向に移動してしまうと、鉄筋の端部を所定形状どおりに仕上げられた拡径部とすることができない又は困難になり、不良品が良品のなかに混在することになる。これに対し、上記のように熱間据込み加工装置に鉄筋移動検知装置を設けておくと、このような不良品の発生を検出することができ、不良品の排除等を行えることになる。
鉄筋移動検知装置は、加圧装置の型体で鉄筋の端部が加圧されたときの鉄筋の鉄筋軸線方向への移動を検知する機能を有するものであれば、任意な構造、形式のものでよく、例えば、鉄筋を回動自在なローラ等の回動部材の上に載せ、鉄筋が鉄筋軸線方向に移動したときに生ずるこの回動部材の回動を近接スイッチやリミットスイッチ等による検出器で検出するものが適している。
また、本発明に係る熱間据込み加工装置における加圧装置の前記型体は、型体躯幹部と、前記鉄筋の端部に当接される鉄筋軸線方向圧力部材とを含んで構成し、この鉄筋軸線方向圧力部材を型体躯幹部に対して着脱自在としておくことが好ましい。
これによると、型体は、型体躯幹部と、鉄筋軸線方向圧力部材とを含んで構成され、熱間据込み加工時に鉄筋の端部が加圧される鉄筋軸線方向圧力部材は型体躯幹部に対して着脱自在となっているため、多数の鉄筋の端部についての熱間据込み加工によってこの鉄筋軸線方向圧力部材が損耗したときには、鉄筋軸線方向圧力部材だけを交換して型体躯幹部を継続使用することができ、型体全体を交換する必要がないため、型体に関するコストを削減できる。
さらに、本発明に係る熱間据込み加工装置には、鉄筋の前記加圧装置へのセッティング時には鉄筋の通り芯を確保するガイド手段として機能するとともに、熱間据込み加工時には鉄筋が鉄筋軸線と直交する方向にゆがむのを阻止する手段として機能する鉄筋位置規制具を、加圧装置の前記型体と前記クランプ装置との間に配設しておくことが好ましい。
鉄筋の端部についての熱間据込み加工を行うために、鉄筋をクランプ装置で把持し、この鉄筋の端部に加圧装置の型体から鉄筋軸線方向への加圧力を作用させると、鉄筋における加圧装置の型体とクランプ装置との間の部分には鉄筋軸線方向の圧縮力が生じ、この圧縮力のため、鉄筋のこの部分は、鉄筋軸線と直交する方向にゆがもうとする。これに対し、熱間据込み加工装置に、加圧装置の型体とクランプ装置との間において上記鉄筋位置規制具を配設しておくと、この鉄筋位置規制具によって鉄筋軸線と直交する方向への上記ゆがみが阻止されて鉄筋の上記部分を位置規制することができるため、熱間据込み加工によって得られた完成品は、良好な直線性を有する良質なものとなる。
このような鉄筋位置規制具を熱間据込み加工装置に設ける場合には、この鉄筋位置規制具を、規制具躯幹部と、鉄筋位置を規制する複数の凸部構成部材とを含んで構成し、この凸部構成部材を規制具躯幹部に対して着脱自在としておくことが好ましい。
これによると、鉄筋位置規制具は、規制具躯幹部と、凸部構成部材とを含んで構成され、凸部構成部材には、熱間据込み加工時に鉄筋軸線と直交する方向へゆがもうとする鉄筋の上記部分が当接する。このような凸部構成部材を規制具躯幹部に対して着脱自在としてしておくと、多数の鉄筋の端部についての熱間据込み加工が行われ、これによって凸部構成部材が損耗したときには、凸部構成部材だけを交換して規制具躯幹部を継続使用することができ、鉄筋位置規制具全体を交換する必要がないため、鉄筋位置規制具に関するコストを削減できる。
次に、本発明に係る鉄筋端部の熱間据込み加工方法は、円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋軸線方向に延びて形成された2本のリブ部と、これらのリブ部の間を占める円周方向の2つの領域に梯子の横木状に連ねて形成された節部とを有する鉄筋を円周方向に回動させ、前記2本のリブ部の向きが、前記鉄筋の端部の熱間据込み加工時にこの鉄筋を把持するクランプ装置のクランプ部材の位置と対応する向きになったときに前記鉄筋の回動を停止させる鉄筋円周方向位置決め作業工程と、前記鉄筋の端部を塑性変形容易温度に加熱する鉄筋加熱作業工程と、前記鉄筋を前記2本のリブ部において前記クランプ装置で把持する鉄筋クランプ作業工程と、前記鉄筋の端部を熱間据込み加工してこの端部を拡径部に成形する鉄筋端部熱間据込み作業工程と、を含んでいることを特徴とするものである。
この熱間据込み加工方法では、鉄筋円周方向位置決め作業工程において、鉄筋を回動させ、この鉄筋に設けられている2本のリブ部の向きが、鉄筋の熱間据込み加工時にこの鉄筋を把持するクランプ装置のクランプ部材の位置と対応する向きになったときに鉄筋の回動を停止させるため、鉄筋クランプ作業工程においてクランプ装置で鉄筋を把持することは、リブ部において鉄筋を挟持することになる。したがって、前述した熱間据込み加工装置と同じく、クランプ装置による鉄筋の把持は、段違いの節部に起因する鉄筋軸線を傾けるモーメントや、このような節部のために鉄筋の円周方向について非対称となっている鉄筋のつかみ面の非一様性に起因する滑りを生じることなく、なされることになり、このため、熱間据込み加工のための加圧方向の設定並びに加圧力、圧縮ストロークの確保を適正に行え、鉄筋の端部を熱間据込み加工で所定形状どおりに仕上げることができる。
以上説明した本発明は、鉄筋の一方の端部だけを熱間据込み加工するためにも適用でき、両方の端部を熱間据込み加工するためにも適用できる。
また、本発明において、鉄筋の端部を塑性変形容易温度に加熱する加熱装置は、任意な加熱方式のものでよく、その加熱方式は、例えば、高周波電流による誘導加熱方式でもよく、ガス火炎による加熱方式でもよく、レーザービームによる加熱方式でもよい。
なお、本発明において、加圧装置の型体で鉄筋の端部を鉄筋軸線方向に加圧することによってこの端部を熱間据込み加工して拡径部に成形する作業は、この拡径部自体が鉄筋の定着部となる1ピースタイプの定着部付き鉄筋を製造するための作業でもよく、鉄筋とは別に製造された定着部材が拡径部で鉄筋の端部に固定された2ピースタイプの定着部付き鉄筋を製造するための作業でもよい。
本発明によると、リブ部や節部が設けられている鉄筋をクランプ装置で適正に把持することができて、鉄筋の端部を所定形状どおりに拡径させることができるという効果を得られる。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る熱間据込み加工装置の全体を示す平面図である。この熱間据込み加工装置には、2本の鉄筋1が図示しない搬入装置によって順次搬入される鉄筋搬入位置Aと、これらの鉄筋1の端部が加熱装置2によって塑性変形が容易の温度に、言い換えると赤熱温度に加熱される鉄筋端部加熱位置Bと、塑性変形容易温度に加熱された2本の鉄筋1の端部を加圧装置3によって熱間据込み加工するための熱間据込み加工位置Cと、端部が熱間据込み加工で拡径部に成形された2本の鉄筋1を図示しない搬出装置によって熱間据込み加工装置の外部へ搬出するための鉄筋搬出位置Dと、が設けられ、これらの位置A〜Dの並設方向は鉄筋1の送り方向であり、位置Aと位置Bとの間隔、位置Bと位置Cとの間隔、位置Cと位置Dとの間隔は、それぞれ同じである。
また、本実施形態に係る熱間据込み加工装置は、2本の鉄筋1を同時に熱間据込み加工するものであって、これらの鉄筋1を同時に位置Aから順次位置B〜Dに送ることができるものである。
それぞれの鉄筋1は、図4の(A)と(B)で示されているように、円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋軸線方向に延びて形成されているリブ部1Aと、これらのリブ部1Aの間を占める円周方向の2つの領域に形成された節部1Bとを有しており、これらの領域における節部1Bは、鉄筋1の軸線方向に等間隔L1で梯子の横木状に連ねて形成されているが、2本のリブ部1Aの間の円周方向の一方の領域と他方の領域との比較では、節部1Bは、鉄筋1の軸線方向へのずれ量L2をもって、言い換えると、鉄筋1の軸線方向の段違い量L2をもって配列形成されている。このため、鉄筋1の断面形状は、節部1のために鉄筋1の円周方向について非対称形状となっている。
図1で示されている鉄筋搬入位置Aには、この位置Aに搬入された鉄筋1を円周方向に回動させる鉄筋回動装置4と、この装置4によってなされる鉄筋1の回動による2本のリブ部1Aの向きを検出し、これらのリブ部1Aの向きが、熱間据込み加工位置Cに加圧装置3と共に配設されているクランプ装置5のクランプ部材の配置位置と対応する向きになったときに、本実施形態では上下の向きとなったときに、鉄筋回動装置4の駆動を制御装置を介して停止させるためのリブ部検出装置6とが配設されている。これらの鉄筋回動装置4とリブ部検出装置6は、それぞれの鉄筋1ごとに用意されている。
クランプ装置5は、鉄筋1の熱間据込み加工される端部を除いた部分、すなわち、鉄筋1の一部を固定して把持するものとなっている。
図2は、鉄筋回動装置4の正断面図である。この装置4は、モータ7の駆動力がベルト8を介して駆動プーリ9に伝達される中間伝達装置10と、駆動プーリ9とベルト11を介して連結された2個の被動プーリ12及びアイドルプーリ13とを有する。駆動プーリ9の軸9Aは鉄筋1の軸線方向に延びており、この軸9Aに、複数の駆動プーリ9が取り付けられ、これらの駆動プーリ9ごとに2個の被動プーリ12及びアイドルプーリ13が設けられている。2個で1組をなす被動プーリ12は、駆動プーリ9からの駆動力で同じ方向へ回動し、それぞれの被動プーリ12と同軸であって被動プーリ12と一体に回動する2個で1組をなす鉄筋受けローラ14の上に鉄筋1が前記搬入装置によって搬入セットされることにより、鉄筋1はこれらのローラ14の回動によって円周方向に回動する。
図3は、図1で示されているリブ部検出装置6の側断面図である。この装置6は、熱間据込み加工装置の機枠20のうちの上記鉄筋受けローラ14等が配置された支柱20Aにブラケット30を介して保持されているベース部材31と、ブラケット30に結合されたガイドピン32の外周に巻回されたばね33でベース部材31に対して上方へ付勢され、上下動自在となっているフローティング部材34とを有し、フローティング部材34には、鉄筋1の下側で鉄筋1と対向する近接スイッチ35が3個配置されている。これらの近接スイッチ35は、図4の(B)で示されているとおり、鉄筋1の軸線方向に、鉄筋1の節部1B同士の前記間隔L1よりも小さく間隔L3で配置されている。
このため、鉄筋回動装置4によって鉄筋1が回動し、近接スイッチ35と対向する鉄筋1の円周方向の箇所が節部1Bとなっているときには、全部の近接スイッチ35が同時にオン作動することはなく、鉄筋1の2本のリブ部1Aの向きが上下方向の向きとなったときに、これらのリブ部1Aは鉄筋1の軸線方向に連続して延びる長さを有しているため、2本のリブ部1Aのうち、下向きとなったリブ部1Aを検出した全部の近接スイッチ35は同時にオン作動する。このように3個の近接スイッチ35で鉄筋1の2本のリブ部1Aの向きが上下方向の向きになったことが検出されると、これらのスイッチ35からの信号が入力する前記制御装置は鉄筋回動装置4のモータ7を停止させ、鉄筋1は、2本のリブ部1Aの向きを上下方向の向きにして回動が停止する。
なお、近接スイッチ35としては磁気式のものが好適であるが、超音波式や電磁波式のものでもよい。
鉄筋1は、図1で示されている移送装置40により、鉄筋搬入位置Aから鉄筋端部加熱位置Bへ、この位置Bから熱間据込み加工位置Cへ、この位置Cから鉄筋搬出位置Dへ、と順次送られるようになっている。移送装置40は、前記制御装置で制御されるモータ41の駆動力がチェーン等の無端走行帯42で伝達されるボールねじ軸43と、ボールねじ軸43に螺合したナット部材44を備えているとともに、前記機枠20に設けられたガイドレール20Bに案内されて鉄筋1の送り方向へ走行自在となっている移送台45とを有し、移送台45は、鉄筋1の軸線方向に2台あり、それぞれの移送台45は、モータ41からの駆動力によって同時に走行と停止を繰り返す間欠的往復走行を行う。
図5は、移送台45を示す正断面図である。移送台45には昇降シリンダ46が設置され、鉄筋1の送り方向に2個配置されているそれぞれの昇降シリンダ46ごとに、2個のチャックシリンダ47が鉄筋1の送り方向に配置され、これらのチャックシリンダ47は、ガイド部材48で案内されながら、昇降シリンダ46のピストンロッド46Aの3段階の伸縮作動によって下段と中段と上段の3つの高さ位置に間欠的に昇降動する。
図6は、チャックシリンダ47の内部構造を示す正断面図である。チャックシリンダ47のピストン47Aはばね49で常時下向きに付勢されており、シリンダ内部の下室50に圧縮エア等の作動流体が給排されることにより、ピストン47Aは上下動する。ピストン47Aと一体化されているピストンロッド47Bの上端には、三角形状のカム部材51が取り付けられ、カム部材51のそれぞれの斜辺には、チャック部材52に設けられている係合突起52Aがスライド自在かつ抜け出し不能に係合するアリ溝等による係合溝51Aが形成されている。2個で1組をなすそれぞれのチャック部材52は、ガイド部47Cで案内されて鉄筋1の送り方向へのみ移動可能となっているため、ピストン47Aが上下動すると、これらのチャック部材52は、カム部材51のカム作用によって鉄筋1を挟着、開放する開閉動を行うことになる。
1個のチャックシリンダ47について2個で1組をなすチャック部材52は、チャックシリンダ47ごとに設けられているため、図5で示されているとおり、これらのチャック部材52は、鉄筋1の送り方向に互いに近接して2組設けられ、このような2組のチャック部材52は、鉄筋1の送り方向に間隔を開けて移送台45の両側の位置に設けられ、この間隔は、鉄筋搬入位置Aと鉄筋端部加熱位置Bとの間隔、鉄筋端部加熱位置Bと熱間据込み加工位置Cとの間隔、熱間据込み加工位置Cと鉄筋搬出位置Dとの間隔と同じになっている。また、このようなチャック部材52は、図1で示されているように、1台の移送台45について、鉄筋1の軸線方向における移送台45の両端部にも設けられている。
それぞれの移送台45は、モータ41が間欠駆動することにより、鉄筋1の送り方向のそれぞれの位置に2組配置されているチャック部材52が鉄筋搬入位置Aと鉄筋端部加熱位置Bと熱間据込み加工位置Cと鉄筋搬出位置Dとに対応する位置に達したときに停止しながら、鉄筋1の送り方向に往復走行し、この往復走行は、昇降シリンダ46の前記3段階の昇降作動と組み合わせられながら行われ、昇降シリンダ46によってチャックシリンダ47の高さ位置が前記中段位置に達したときには、チャック部材52の高さ位置は、図2で示されている2個で1組をなす鉄筋受けローラ14や、図8で示されている鉄筋受け部材53と対応する位置に達している。
V字溝53Aで鉄筋1を受けることができるこの鉄筋受け部材53は、図1で示されているように、鉄筋端部加熱位置Bと熱間据込み加工位置Cとにおいて、前記機枠20の上面に設けられている。
そして、チャックシリンダ47によって2個で1組をなすチャック部材52が行う鉄筋1を挟着、開放する開閉動は、チャック部材52の高さ位置が鉄筋受けローラ14や鉄筋受け部材53と対応する位置に達したタイミングで行われるため、移送台45の走行と昇降シリンダ46の昇降作動とにより、鉄筋搬入位置Aの2個で1組をなす鉄筋受けローラ14の上に載っていた鉄筋1は、鉄筋端部加熱位置Bの鉄筋受け部材53のV字溝53Aへ、鉄筋端部加熱位置Bの鉄筋受け部材53のV字溝53Aの上に載って鉄筋1は、熱間据込み加工位置Cの鉄筋受け部材53のV字溝53Aへ、熱間据込み加工位置Cの鉄筋受け部材53のV字溝53Aの上に載って鉄筋1は、鉄筋搬出位置Dへ、と順次送られ、鉄筋搬出位置Dに達した鉄筋1は、2個で1組をなすチャック部材52が鉄筋1を開放する開き動したときに、図示しない前記搬出装置によって鉄筋搬出位置Dの外部へ搬出される。
以上の鉄筋1の送り作業は、移送台45を走行させるモータ41と、チャックシリンダ47を3段階に昇降させる昇降シリンダ46と、2個で1組をなすチャック部材52を開閉動させるチャックシリンダ47とが、前記制御装置で駆動制御されて行われ、これらのモータ41と昇降シリンダ46とチャックシリンダ47は、鉄筋1を送るための適切なタイミング関係をもって作動する。
図1で示されているように、鉄筋端部加熱位置Bの端部に配設されていて、鉄筋1の端部を塑性変形容易の温度に加熱するための前述した加熱装置2は、トランス2Aから誘導コイルに給電される高周波電流によって鉄筋1の端部に誘導電流を生じさせる誘導加熱方式のもので、ガイドレール60で案内されながらシリンダ61により鉄筋1に対し進退自在となっているこの加熱装置2は、2本の鉄筋1に向って前進したときにこれらの鉄筋1の端部が挿入される上記誘導コイルを有する誘導加熱部2Bを備えている。また、鉄筋端部加熱位置Bには、端部が加熱装置2で加熱されるときの2本の鉄筋1を押えておくための鉄筋押え装置62が配置され、前述したクランプ装置5に取り付けられているこの鉄筋押え装置62は、シリンダ63で上下に開閉する上下型64を有し、一定高さ位置に配置されている下型に対して上型がシリンダ63で上下動し、この上下動によって上下型64は鉄筋1の押え込み及び開放を行う。
鉄筋端部加熱位置Bに送られた鉄筋1が鉄筋押え装置63の上下型64で押え込まれたときに、加熱装置2はシリンダ61で前進し、誘導加熱部2Bの上記誘導コイルで鉄筋1の端部を所定時間誘導加熱し、この端部を塑性変形容易温度にする。この加熱が終了すると、加熱装置2はシリンダ61で後退するとともに、鉄筋押え装置62は、上型がシリンダ63で上昇することにより、上下型64による鉄筋1の押え込みを解除する。この後、鉄筋1は、チャック部材52を備えている前記移送台45の走行により、熱間据込み加工位置Cへ送られる。
図9には、この熱間据込み加工位置Cに配設されている前述した加圧装置3及びクランプ装置5の側断面図が示されている。この加圧装置3の本体3Aには、鉄筋1側に向ってU字状に開口した開口部3Bが形成され、この開口部3Bの開口端部にクランプ装置5が配置されている。このクランプ装置5は、加圧装置3の本体3Aに結合された上下のフレーム部70及びベース部71と、フレーム部70に下向きに取り付けられたクランプシリンダ72のピストンロッド72Aに結合されているスライド部材73と、スライド部材73に取り付けられた上クランプ部材74と、この上クランプ部材74と上下に対向してベース部材71に取り付けられた下クランプ部材75とを備えている。
鉄筋1が鉄筋端部加熱位置Bから熱間据込み加工位置Cに送られてくるときには、上クランプ部材74はクランプシリンダ72で上昇しているため、鉄筋1は、上クランプ部材74と下クランプ部材75の間及び加圧装置3の本体3Aの開口部3Bの中に侵入して熱間据込み加工位置Cに達する。端部が熱間据込み加工された鉄筋1が熱間据込み加工位置Cから鉄筋搬出位置Dに送られるときも、鉄筋1は、上クランプ部材74と下クランプ部材75の間及び加圧装置3の本体3Aの開口部3Bの中を通過して鉄筋搬出位置Dに達する。
図10には、鉄筋1をクランプしたときにおけるクランプ装置5の上下クランプ部材74,75の正断面図が示されている。これらの上下クランプ部材74,75の互いに対向する面には湾曲状に窪んだ凹部74A,75Aが形成され、上クランプ部材74がクランプシリンダ72で下降することにより、鉄筋1が上下クランプ部材74,75で挟着されて把持される。鉄筋1が熱間据込み加工位置Cに送られてきたときは、前述したように、2本のリブ部1Aは上下の向きとなっているため、クランプ装置5による鉄筋1の把持は、これらのリブ部1Aをつかみどころとして行われる。
なお、図10では、凹部74A,75Aはそれぞれ1個だけ示されているが、上下クランプ部材74,75には凹部74A,75Aがそれぞれ2個設けられており、クランプ装置5は、2本の鉄筋1を同時に把持できるようになっている。
図1で示すように、加圧装置3とクランプ装置5が配置されている熱間据込み加工位置Cには、クランプ装置5で把持された鉄筋1の端部が加圧装置3で熱間据込み加工されているときに、例えば、クランプ部材74,75と鉄筋1との間に存在する油膜等のため、加圧装置3からの加圧力で鉄筋1が鉄筋軸線方向に移動した場合に、この鉄筋1の移動を検知するための鉄筋移動検知装置80が配置されている。図7には、この装置80の一部破断の側面図が示され、図8には、装置80の正面図が示されている。
鉄筋移動検知装置80は、前記機枠20にヒンジ81で上下回動自在に取り付けられたベース部材82と、ベース部材82にブラケット83で水平に取り付けられた軸84と、熱間据込み加工位置Cに送られてくる2本の鉄筋1と一致する位置において、軸84に回動自在に取り付けられた回動部材である2個のローラ85とを有する。ベース部材82には、機枠20に結合されたばね受け部材86との間において介設された圧縮ばね87の上向きの付勢力が作用しており、ばね受け部材86に結合立設されていてベース部材82に遊合挿入されたピン88のヘッド部88Aにより、ヒンジ81を中心とするベース部材82のばね87による上向き回動限位置が規定されている。
ベース部材82がこの上向き回動限位置に達しているときにおいて、それぞれのローラ85の上端位置は、熱間据込み加工位置Cに送られてきた鉄筋1がこの位置Cにおける前記鉄筋受け部材53のV字溝53Aに載せられたときにおける鉄筋1の下端位置よりも高い位置であるため、熱間据込み加工位置Cに送られてきた鉄筋1は、ベース部材82をばね87の圧縮でヒンジ81を中心に下向きに回動させることにより、ローラ85の上に載ることになる。このため、鉄筋1が加圧装置3からの加圧力によって加圧装置3から離れる図7のE方向へ移動した場合には、ローラ85はこの方向Eと同じF方向へ回動する。
ベース部材82には、ローラ85がF方向へ回動したときに、ローラ85に設けられているドグ90によってオン作動する近接スイッチ91が設置されており、この近接スイッチ91により、鉄筋1のE方向への移動が検知される。なお、近接スイッチ91としては磁気式のものが好適であるが、超音波式や電磁波式のものでもよい。
ベース部材82には、それぞれのローラ85ごとにピン92が結合立設され、これらのピン92とそれぞれのローラ85との間には引っ張りばね93が架設され、これらのばね93は、図7で分かるように、ローラ85の中心よりも加圧装置3側へずれて配置されている。このため、E方向へ移動した鉄筋1がローラ85が取り除かれると、ばね93の引っ張り力によってローラ85はF方向へ回動する前の初期位置へ回動復帰する。
図9で示された加圧装置3は、この装置3の本体3Aに鉄筋1に向って横向きに取り付けられた加圧シリンダ100と、このシリンダ100のピストンロッド100Aに結合されて本体3Aのガイドレール101の案内作用で鉄筋1の軸線方向に移動自在となったスライド部材102と、スライド部材102に取り付けられ、前記加熱装置2による加熱で塑性変形容易温度となっている鉄筋1の端部を熱間据込み加工するための据込み型具となっている型体103とを有している。
この型体103は、図9の一部拡大図であって熱間据込み加工時を示している図11のとおり、スライド部材102にボルト104で結合された型体躯幹部103Aと、鉄筋1の端部を加圧シリンダ100からの押圧力で鉄筋軸線方向に加圧するための鉄筋軸線方向圧力部材103Bとからなる。型体躯幹部103Aには、鉄筋軸線方向圧力部材103Bで鉄筋1の端部が加圧されることによってこの端部を所定形状の拡径部110に成形するための成形孔105と、この成形孔105の背後において、成形孔105よりも大きく形成された鉄筋軸線方向圧力部材セット孔106とが設けられている。図13で示されているとおり、このセット孔106に鉄筋軸線方向圧力部材103Bが型体躯幹部103Aの背後から挿入セットされる。
このように加圧装置3の型体103は、型体躯幹部103Aと、型体躯幹部103Aに対して着脱自在となっている鉄筋軸線方向圧力部材103Bとの組み合わせで構成され、図11で示すように、セット孔106に鉄筋軸線方向圧力部材103Bを挿入セットし、型体躯幹部103Aをボルト104でスライド部材102に取り付けたときには、鉄筋軸線方向圧力部材103Bは、型体躯幹部103Aとスライド部材102とで挟着固定されることになる。
図9で示されているとおり、以上のように構成されている加圧装置3の型体103と前述したクランプ装置5との間には、鉄筋位置規制装置120が配置され、この鉄筋位置規制装置120は、加圧装置3にセッティングされたときの鉄筋1の通り芯を確保するガイド手段として機能するとともに、鉄筋1の端部が熱間据込み加工されたときには、鉄筋1が鉄筋軸線と直交する方向にゆがむのを阻止する手段として機能する鉄筋位置規制具123を有している。また、この鉄筋位置規制装置120は、鉄筋位置規制具123を構成する上下の鉄筋位置規制部材121,122と、上下のシリンダ124,125と、これらのシリンダ124,125のピストンロッド124A,125Aに結合されていて上下動自在となっているとともに、上下の鉄筋位置規制部材121,122が取り付けられているスライド部材126,127とを備えている。これらの上下の鉄筋位置規制部材121,122と上下のシリンダ124,125とスライド部材126,127は、加圧装置3の加圧シリンダ100で鉄筋1に向って進退する前記スライド部材102に配置されている。
図11と、熱間据込み加工時における鉄筋位置規制具123の正面図である図12とで示されているとおり、鉄筋位置規制具123は、規制具躯幹部123Aと、規制具躯幹部123Aにボルト128で取り付けられている凸部構成部材123Bとで構成され、規制具躯幹部123Aは、上下の鉄筋位置規制部材121、122と対応して上下に分かれている分割部材129、130からなり、これらの分割部材129,130ごとに凸部構成部材123Bが設けられている。分割部材129,130には、上下シリンダ124,125のピストンロッド124A,125Aのストローク終点で分割部材129,130が互いに僅かな間隔を開けて対向する位置に達したときに、図12で示すように、鉄筋1が隙間をもって挿通された状態となる凹部129A、130Aが形成されており、それぞれの凸部構成部材123Bの先端部は凹部129A、130Aの内側に突出し、これにより、これらの凸部構成部材123Bは鉄筋位置規制具123の凸部を構成する部材となっているが、分割部材129,130が上下シリンダ124,125のピストンロッド124A,125Aのストローク終点で互いに僅かな間隔を開けて対向する位置に達したときにも、これらの凸部構成部材123Bの先端部と鉄筋1との間に所定寸法の僅かな間隔が確保されるようになっている。
すなわち、このような間隔のため、鉄筋位置規制具123は、鉄筋1が加圧装置3にセッティングされたときに、この鉄筋1の通り芯を確保できるガイド手段として機能するようになっている。
分割部材129の凹部129Aと分割部材130の凹部130Aは、それぞれ2個あり、1個の凹部129A、130Aについて2個の凸部構成部材123Bが設けられ、これらの凸部構成部材123Bは、鉄筋1に対して斜め45度の角度又は略45度の角度をなすように分割部材129,130に取り付けられている。このため、前記2本のリブ部1Aが上下の向きとなって熱間据込み加工位置Cに送られてくる鉄筋1に対して、それぞれの凸部構成部材123Bは、リブ部1Aから外れた位置関係となって分割部材129,130に取り付けられている。
そして、それぞれの凸部構成部材123Bは、分割部材129、130からなる規制具躯幹部123Aにボルト128で取り付けられているため、これらの凸部構成部材123Bは規制具躯幹部123Aに対して着脱自在である。
次に、前記制御装置でそれぞれが制御されるクランプ装置5のクランプシリンダ72と、加圧装置3の加圧シリンダ100と、鉄筋位置規制装置120の上下のシリンダ124,125との作動によって行われる熱間据込み加工位置Cでの鉄筋1の端部についての熱間据込み加工を説明する。
前述したように、鉄筋端部加熱位置Bの加熱装置2で端部が塑性変形容易温度に加熱された鉄筋1が熱間据込み加工位置Cに送られてくると、クランプシリンダ72の作動により、鉄筋1は、図10で示されているように、上下のクランプ部材74,75で挟持され、この挟持は、2本のリブ部1Aにおいて行われる。そして、加圧シリンダ100が作動することにより、型体103は鉄筋1に向って前進し、この前進によって鉄筋1の端部は型体103の鉄筋軸線方向圧力部材103Bで鉄筋軸線方向に加圧され、これにより、この端部は熱間据込み加工によって塑性変形し、図11で示されているように、拡径部110となる。
このように鉄筋1の端部が加圧装置3で熱間据込み加工されるとき、鉄筋位置規制装置120の上下シリンダ124,125のピストンロッド124A,125Aがストローク終点に達することにより、鉄筋位置規制具123の規制具躯幹部123Aを構成している2個の分割部材129と130は、図12で示されているように、互いに僅かな間隔を開けて対向する位置に達し、分割部材129,130に取り付けられているそれぞれの凸部構成部材123Bの先端部は、鉄筋1と僅かな隙間を開けて対向している。
この熱間据込み加工時において、鉄筋1における型体103とクランプ部材74,75との間の図11で示された部分1Cには、型体103からの加圧力による圧縮力が生じ、この圧縮力のため、部分1Cが座屈等して鉄筋軸線と直交する方向にゆがもうとするが、この部分1Cの外径位置には鉄筋位置規制具123が配置され、この鉄筋位置規制具123の凸部構成部材123Bの先端部に、鉄筋軸線と直交する方向にゆがもうとする部分1Cの外面が当接することにより、この部分1Cのゆがみが阻止されるため、言い換えると、鉄筋位置規制具123の凸部構成部材123Bによって鉄筋1の位置が規制されるため、このような鉄筋位置規制具123の拘束作用により、鉄筋1は要求される直線性を維持することになる。
鉄筋1の端部の熱間据込み加工が終了すると、すなわち、型体103を鉄筋1に向って前進させる加圧シリンダ100のピストンロッド100Aがストローク終点に達すると、型体103は加圧シリンダ100で後退し、クランプシリンダ72は、上下のクランプ部材74,75による鉄筋1の把持を解除する作動を行い、鉄筋位置規制具123の分割部材129,130は、上下のシリンダ124,125の作動によって鉄筋1から上下に離れる。ちなみに、加圧シリンダ100は、このシリンダ100のピストンロッド100Aがストローク終点に達したときに拡径部110の所望の拡径量を得られる位置に配置されている。
そして、鉄筋1は、前述したように、2個で1組をなすチャック部材52で挟着されてから移送台45の走行で鉄筋搬出位置Dに移送され、この位置Dから実施形態に係る熱間据込み加工装置の外部に搬出されるとともに、熱間据込み加工位置Cには次の鉄筋1が送られ、この鉄筋1の端部は、上記と同様して熱間据込み加工される。
以上の熱間据込み加工作業において、熱間据込み加工を行うための型体103からの加圧力で鉄筋1が鉄筋軸線方向に移動してしまった場合には、鉄筋1の端部を型体103で所定長さ分だけ加圧塑性変形させることができないため、鉄筋1の端部には所定形状に仕上げられた拡径部110を成形することができない。
本実施形態では、このような場合には、図7及び図8で示された鉄筋移動検知装置80のローラ85が、鉄筋1のE方向への移動によってF方向へ回動するため、近接スイッチ91がオン作動し、この信号が前記制御装置に入力することにより、制御装置は、加圧シリンダ100やクランプシリンダ72等の全部の機器を停止させ、これらの機器を手動操作で作動させることにより、不良品となった鉄筋1を作業者は熱間据込み加工位置Cから取り除く。
なお、近接スイッチ91がオン作動した場合に、加圧シリンダ100やクランプシリンダ72等の全部の機器をそのまま作動させるとともに、制御装置で警報装置を作動させることにより、不良品となった鉄筋1の発生を作業者に報知し、この鉄筋1が鉄筋搬出位置Dに送られたときやこの位置Dから搬出されたときに、この鉄筋1を作業者が除去するようにしてもよく、また、制御装置で駆動される自動除去装置を付設することにより、自動作業で除去するようにしてもよい。
また、本実施形態では、加圧装置3と鉄筋位置規制装置120には図示しない冷却水循環回路が設けられており、この循環回路を流通する冷却水で型体103や鉄筋位置規制具123の周辺が冷却されるようになっている。また、クランプ装置5と鉄筋位置規制装置120には、クランプ部材74,75や鉄筋位置規制具123に向ってエアーを噴出するノズルを備えたエアー回路が設けられ、クランプ部材74,75や鉄筋位置規制具123に付着する鉄筋1のスケールを噴出エアーで除去できるようになっている。
以上説明した本実施形態によると、端部が熱間据込み加工される鉄筋1は、円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋1の軸線方向に連続して延びて形成されているリブ部1Aにおいてクランプ装置5で把持されるため、鉄筋1に設けられているリブ部1Aや節部1Bとの関係で鉄筋1をクランプ装置5で適正に把持することができることになり、鉄筋1の端部を所定形状どおりに拡径させることができる。
これを具体的に説明すると、図4の(B)で示されているように、2本のリブ部1Aの間の円周方向の2つの領域に形成されている節部1Bが、一方の領域と他方の箇所とにおいて、鉄筋1の軸線方向への段違い量L2をもって形成されている場合に、クランプ装置5による鉄筋1の把持をこれらの節部1Bにおいて行うと、段違い量L2に起因して、把持力が作用する位置が鉄筋1の上下で鉄筋1の軸線方向にずれることになり、この結果、鉄筋1の軸線が傾くようなモーメントや滑りが生じることになる。
しかし、本実施形態では、クランプ装置5による鉄筋1の把持は、鉄筋1の軸線方向に延びている2本のリブ部1Aをつかみどころとして行うため、節部1Bが上記2つの領域で段違い量L2をもって形成されていても、このような節部1Bのために鉄筋1の円周方向について非対称となっている鉄筋1の断面形状の非一様性に影響されることなく、クランプ装置5による鉄筋1の把持を適正に行え、これにより、熱間据込み加工のための鉄筋1の加圧方向の設定並びに加圧力、圧縮ストロークの確保を適正に行え、鉄筋の端部を熱間据込み加工で所定形状どおりに仕上げることができる。
また、鉄筋1は、鉄筋搬入位置Aにおいて、前述した鉄筋回動装置4とリブ部検出装置6とにより、2本のリブ部1Aの向きがクランプ装置5のクランプ部材74,75の位置と対応する上下の向きとされるため、鉄筋1を鉄筋搬入位置Aに搬入する際には、リブ部1Aを円周方向の任意な位置にして搬入でき、この搬入作業を効率的かつ容易化できる。
また、熱間据込み加工するために加圧装置3の型体103で鉄筋1の端部を鉄筋軸線方向に加圧したときに、鉄筋1が移動してその端部が所定形状の拡径部110とならなかった場合には、この移動を鉄筋移動検知装置80で検知できるため、不良品となった鉄筋1の発生を検出でき、この鉄筋1を排除する等の作業を行える。
また、加圧装置3の型体103とクランプ装置5との間には、鉄筋1における型体103とクランプ装置5との間の部分1Cが加圧装置3による熱間据込み加工時に座屈等して鉄筋軸線と直交する方向へゆがむのを阻止することができて、この部分1Cを拘束し、鉄筋1の位置を規制することができる鉄筋位置規制具123が配設されているため、鉄筋1の端部の熱間据込み加工を、鉄筋1の良好な直線性を確保しながら行える。
そして、この鉄筋位置規制具123は、規制具躯幹部123Aと、熱間据込み加工時に鉄筋軸線と直交する方向へゆがもうとする鉄筋1の部分1Cが当接する凸部構成部材123Bとの組み合わせで構成され、凸部構成部材123Bは規制具躯幹部123Aに対して着脱自在となっているため、多数の鉄筋1についての熱間据込み加工を行い、これによって凸部構成部材123Bが損耗したときには、凸部構成部材123Bだけを交換すればよく、規制具躯幹部123Aはそのまま使用できるため、鉄筋位置規制具123に関するコストを低減できる。
さらに、本実施形態における加圧装置3の型体103は、型体躯幹部103Aと、鉄筋1の端部を加圧して熱間据込み加工するための鉄筋軸線方向圧力部材103Bとで構成され、この鉄筋軸線方向圧力部材103Bは型体躯幹部103Aに対して着脱自在となっているため、多数の鉄筋1についての熱間据込み加工によって鉄筋軸線方向圧力部材103Bが損耗しても、鉄筋軸線方向圧力部材103Bだけを交換すればよく、型体躯幹部103Aはそのまま使用できるため、型体103に関するコストを低減できる。
図14は、型体103の鉄筋軸線方向圧力部材についての別実施形態を示す。この実施形態における鉄筋軸線方向圧力部材103Cの鉄筋1と対面する表面には隆起部140が形成されている。このため、鉄筋1の端部が鉄筋軸線方向圧力部材103Cから熱間据込み加工のための加圧力を受けると、塑性変形容易の温度となっているこの端部は、隆起部140によって鉄筋1の外径方向への流動が促進され、これにより、定着部としての拡径部110を鉄筋1の端部に一層確実に設けることができる。
これまでの実施形態における鉄筋1の拡径部110は鉄筋1の定着部となるものであったが、図15の拡径部は、鉄筋1の端部に定着部材160を固定するためのものである。
すなわち、この実施形態に係る加圧装置の型体170も、型体躯幹部170Aと、鉄筋1の端部を加圧して熱間据込み加工するための鉄筋軸線方向圧力部材170Bとで構成され、この鉄筋軸線方向圧力部材170Bは型体躯幹部170Aに対して着脱自在となっているが、型体躯幹部170Aには、定着部材160を抜き取り可能に挿入できる孔171が形成され、この孔171の背後に鉄筋軸線方向圧力部材170Bを抜き取り可能に挿入セットするセット孔172が設けられている。孔171に定着部材160を挿入してから、定着部材160の孔160Aに挿入された鉄筋1の端部を鉄筋軸線方向圧力部材170Bで熱間据込み加工する作業が開始され、定着部材160の孔160Aは、鉄筋軸線方向圧力部材170Bに向って次第に拡大するテーパー孔となっているため、この熱間据込み加工で鉄筋1の端部には拡径部150ができ、さらに、鉄筋1は定着部材160の後方で前記クランプ装置5で把持されているため、鉄筋1には、鉄筋軸線方向圧力部材170Bからの加圧力により定着部材160の後端で別の拡径部151ができる。これらの拡径部150,151によって定着部材160は鉄筋1に固定される。
本発明は、鉄筋の端部に定着部等となる拡径部を熱間据込み加工で成形するために利用できる。
本発明の一実施形態に係る熱間据込み加工装置の全体を示す平面図である。 図1で示されている鉄筋回動装置の正断面図である。 図1で示されているリブ部検出装置6の側断面図である。 (A)は、鉄筋の断面図であり、(B)は、リブ部検出装置の3個の近接スイッチとの位置関係で示した鉄筋の側面図である。 図1で示されている移送台の正断面図 図5で示されているチャックシリンダの正断面図である 図1で示されている鉄筋移動検知装置の一部破断の側面図である。 鉄筋移動検知装置の正面図である。 図1で示されている加圧装置及びクランプ装置の側断面図である。 鉄筋を把持しているときにおけるクランプ装置の上下クランプ部材の正断面図である。 熱間据込み加工時における加圧装置の型体の周辺部分を示す図9の一部拡大図の側断面図である。 図9及び図11で示されている鉄筋位置規制具123の熱間据込み加工時における正面図である。 加圧装置の型体の型体躯幹部から鉄筋軸線方向圧力部材を分離したときを示す側断面図である。 加圧装置の型体の鉄筋軸線方向圧力部材についての別実施形態を示す側断面図である。 加圧装置の型体で成形される拡径部が、鉄筋の端部に定着部材を固定するためのものになっている実施形態を示す側断面図である。
符号の説明
1 鉄筋
1A リブ部
1B 節部
2 加熱装置
3 加圧装置
5 クランプ装置
74 上クランプ部材
75 下クランプ部材
80 鉄筋移動検知装置
103,170 加圧装置の型体
103A,170A 型体躯幹部
103B,103C,170B 鉄筋軸線方向圧力部材
110,150,151 拡径部
120 鉄筋位置規制装置
123 鉄筋位置規制具
123A 規制具躯幹部
123B 凸部構成部材
A 鉄筋搬入位置
B 鉄筋加熱位置
C 熱間据込み加工位置
D 鉄筋搬出位置

Claims (6)

  1. 鉄筋の端部を塑性変形容易温度に加熱する加熱装置と、
    前記鉄筋を、その一部を固定するために把持するクランプ装置と、
    前記鉄筋の端部に据込み型具として当接される型体を備え、この型体と前記クランプ装置とで前記鉄筋を鉄筋軸線方向に加圧することによりこの端部を熱間据込み加工して拡径部に成形する加圧装置と、
    を有し、前記鉄筋としては、円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋軸線方向に延びて形成された2本のリブ部と、これらのリブ部の間を占める円周方向の2つの領域に梯子の横木状に連ねて形成された節部とを有するものが加工対象となる鉄筋端部の熱間据込み加工装置であって、
    前記クランプ装置は、前記2箇所のリブ部をつかみどころとして前記鉄筋を挟持するクランプ部材を備えていることを特徴とする鉄筋端部の熱間据込み加工装置。
  2. 請求項1に記載の鉄筋端部の熱間据込み加工装置において、前記熱間据込み加工時における前記鉄筋の鉄筋軸線方向への移動を検知する鉄筋移動検知装置を有していることを特徴とする鉄筋端部の熱間据込み加工装置。
  3. 請求項1又は2に記載の鉄筋端部の熱間据込み加工装置において、前記加圧装置の前記型体は、型体躯幹部と、前記鉄筋の端部に当接される鉄筋軸線方向圧力部材とを含んで構成され、この鉄筋軸線方向圧力部材は前記型体躯幹部に対して着脱自在となっていることを特徴する鉄筋端部の熱間据込み加工装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の鉄筋端部の熱間据込み加工装置において、前記鉄筋の前記加圧装置へのセッティング時には前記鉄筋の通り芯を確保するガイド手段として機能するとともに、前記熱間据込み加工時には前記鉄筋が鉄筋軸線と直交する方向にゆがむのを阻止する手段として機能する鉄筋位置規制具が、前記加圧装置の前記型体と前記クランプ装置との間に配設されていることを特徴とする鉄筋端部の熱間据込み加工装置。
  5. 請求項4に記載の鉄筋端部の熱間据込み加工装置において、前記鉄筋位置規制具は、規制具躯幹部と、鉄筋位置を規制する複数の凸部構成部材とを含んで構成され、これらの凸部構成部材は前記規制具躯幹部に対して着脱自在となっていることを特徴とする鉄筋端部の熱間据込み加工装置。
  6. 円周方向の互いに反対側の2箇所に鉄筋軸線方向に延びて形成された2本のリブ部と、これらのリブ部の間を占める円周方向の2つの領域に梯子の横木状に連ねて形成された節部とを有する鉄筋を円周方向に回動させ、前記2本のリブ部の向きが、前記鉄筋の端部の熱間据込み加工時にこの鉄筋を把持するクランプ装置のクランプ部材の位置と対応する向きになったときに前記鉄筋の回動を停止させる鉄筋円周方向位置決め作業工程と、
    前記鉄筋の端部を塑性変形容易温度に加熱する鉄筋加熱作業工程と、
    前記鉄筋を前記2本のリブ部において前記クランプ装置で把持する鉄筋クランプ作業工程と、
    前記鉄筋の端部を熱間据込み加工してこの端部を拡径部に成形する鉄筋端部熱間据込み作業工程と、
    を含んでいることを特徴とする鉄筋端部の熱間据込み加工方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100907398B1 (ko) * 2007-07-16 2009-07-10 다이이치 고슈하 고교 가부시키가이샤 정착부가 부착된 철근의 제조방법
JP2016161287A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 第一高周波工業株式会社 異形鉄筋のリブの検出装置
JP2017029990A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 第一高周波工業株式会社 鉄筋端部の加工方法及び加工装置
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