JP2005288367A - 混合装置 - Google Patents

混合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005288367A
JP2005288367A JP2004109138A JP2004109138A JP2005288367A JP 2005288367 A JP2005288367 A JP 2005288367A JP 2004109138 A JP2004109138 A JP 2004109138A JP 2004109138 A JP2004109138 A JP 2004109138A JP 2005288367 A JP2005288367 A JP 2005288367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
internal space
mixing device
liquid
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004109138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4703972B2 (ja
Inventor
Takanori Morinaka
隆憲 守中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
Priority to JP2004109138A priority Critical patent/JP4703972B2/ja
Publication of JP2005288367A publication Critical patent/JP2005288367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4703972B2 publication Critical patent/JP4703972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】粉体の品質を低下させることなく、粉体に液体を高い精度で付着させることができる簡易な混合装置を提供する。
【解決手段】混合装置100Cは、内部空間Cを有する本体部30と、内部空間Cに粉体Aを分散させる粉体分散部10と、粉体分散部10の周囲に複数配置され、分散された粉体Aが内部空間Cを落下している間に、粉体Aに向けて液滴Bを噴霧する液体噴霧部20−1,20−2と、粉体分散部10の上方に設けられ、内部空間Cに混在する粉体Aを回収して再び粉体分散部10に供給するためのサイクロン分離器70とを備え、サイクロン分離器70には、サイクロン分離器70に粉体Aを供給するための粉体供給管72が連結され、この粉体供給管72には、本体部30に導入された空気を排気するための排気管38が連結されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、食品等の原料として用いられる粉体と液体とを混合する混合装置に関するものである。
従来、粉体に液体を付着又は被覆(コーティング)する各種装置が知られている。
特許文献1は、分散状態の粉粒体を含む気流を通す筒状通路に、その気流の流通方向に沿って階層をなすように多段に設けられ、この筒状通路の内部に向かって円環状のスリットが形成された環状部材を備えた粉粒体のコーティング装置を開示している。
この粉粒体のコーティング装置は、乾燥チャンバーからなる乾燥部をさらに備えており、円環状のスリットから液体又は圧縮空気を吐出して、例えば、粉粒体(顆粒状の医薬品等)に液体を付着させた後、この乾燥部で乾燥することにより、粉粒体に液体をコーティングでき、その結果、粉粒体の表面改質を行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載された粉粒体のコーティング装置では、環状に形成されたスリットの全周から均一に液体が噴出しない(すなわち、液体が偏ってしまう)可能性がある。
また、環状部材の各段に設けられたスリットが互いに近接しているために、筒状通路の側壁に粉粒体又は液体が衝突し、液体が付着した粉粒体がスリット又は筒状通路に詰まってしまう可能性もある。
このため、上述した粉粒体のコーティング装置において、粉粒体に液体を精度よくコーティングするためには、スリット、筒状通路等の形状を高い精度で成形する必要があり、コストが高くなる場合があった。
さらに、食品等の原料として用いられる粉体は、一部の医薬品のようにその表面全体に液体を均一にコーティングする必要がない場合が多く、例えば、小麦粉と水とを混合する場合には、小麦粉に水が付着すれば十分であることが多い。
また、他の混合装置としては、例えば、粉体と液体とを混合するために低速回転する混合室と、この混合室の内部に設けられ、混合室に投入された粉体を解砕するために高速回転するチョッパーとを備えたものが知られている。
この混合装置によれば、混合室及びチョッパーにより、粉体と液体とを混合することができるが、チョッパーは、既にある程度分散している粉体に対しても連続的に剪断力を与えることになる。このため、粉体は、剪断力によるダメージを必要以上に受けてしまい、品質が低下してしまうことがあった。
したがって、食品等の原料として用いられる粉体に液体を付着させる混合装置としては、簡易であると共に、粉体の受けるダメージを小さくできる装置が求められていた。
特許第3031677号公報
本発明の課題は、粉体の品質を低下させることなく、粉体に液体を高い精度で付着させることのできる簡易な混合装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、粉体(A)と液体(B)とを混合するための混合装置であって、内部空間(C)を有する本体部(30)と、前記本体部(30)の上面(31)に配置され、前記内部空間(C)に前記粉体(A)を分散させる少なくとも1つの粉体分散部(10)と、前記粉体分散部(10)の周囲に配置され、前記粉体(A)が前記内部空間(C)を落下している間に、前記粉体(A)に向けて前記液体(B)を噴霧する少なくとも1つの液体噴霧部(20−1,20−2)と、を備えた混合装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の混合装置において、前記粉体分散部(10)は、前記粉体(A)を供給するための粉体供給口(11)と、前記粉体供給口(11)と前記内部空間(C)とを連通する粉体用通路(14)と、略円周状に前記粉体用通路(14)と連通し、前記粉体用通路(14)を通過する前記粉体(A)に圧縮空気を噴出する噴出口(13)と、を備えた混合装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の混合装置において、前記粉体分散部(10)により分散された前記粉体(A)の分散主方向(A1)と、前記液体噴霧部(20−1,20−2)により噴霧された前記液体(B)の噴霧主方向(B1)とは、互いに鋭角をなすこと、を特徴とする混合装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の混合装置において、前記本体部(30)は、前記内部空間(C)を落下した前記粉体(A)と前記液体(B)との混合物を、前記本体部(30)の外部に排出するための排出口(33)と、前記混合物を前記排出口(33)に移送する移送部(40)と、を備えた混合装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の混合装置において、前記本体部(30)は、前記内部空間(C)に導入された空気を排気するための排気口(35)と、前記排気口(35)に設けられ、前記粉体(A)を前記内部空間(C)に留めるためのフィルタ(37)と、を備えた混合装置である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の混合装置において、前記粉体分散部(10)の上方に設けられ、前記粉体(A)を含んだ空気流を固気分離するためのサイクロン分離器(70)と、前記サイクロン分離器(70)に前記粉体(A)を供給するための粉体供給管(72)と、をさらに備え、前記粉体供給管(72)は、前記本体部(30)に導入された空気を排気するための排気管(38)と連結されていること、を特徴とする混合装置である。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6に記載の混合装置において、前記本体部(30)は、前記内部空間(C)を落下した前記粉体(A)と前記液体(B)との混合物を、堆積させるための堆積部(34)と、前記堆積部(34)に堆積した前記混合物を、前記本体部(30)の外部に排出するための排出口(62)と、前記堆積部(34)に設けられ、前記混合物を前記排出口(62)に移送する移送部(60)と、を備えた混合装置である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の混合装置において、前記混合物の移送時及び/又は堆積時に、前記混合物を攪拌する攪拌部(40−1)をさらに備えたこと、を特徴とする混合装置である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の混合装置において、少なくとも2種類の粉体を前記粉体分散部(10)に供給する粉体供給部(71−1,71−2)をさらに備えたこと、を特徴とする混合装置である。
本発明の混合装置は、(1)内部空間を有する本体部の上面に配置され、この内部空間に粉体を分散させる少なくとも1つの粉体分散部と、粉体分散部の周囲に配置された少なくとも1つの液体噴霧部とを備え、この液体噴霧部は、粉体が内部空間を落下している間に、粉体に向けて液体を噴霧するので、分散状態にある粉体と、液体が微粒化した液滴とを気中で衝突させることにより、粉体に液滴を付着させることができる。
(2)粉体分散部は、粉体を供給するための粉体供給口と内部空間とを連通する粉体用通路と、略円周状に粉体用通路と連通し、粉体用通路を通過する粉体に圧縮空気を噴出する噴出口と、を備えているので、粉体は、噴出口から噴出される高速気流により吸引され、粉体用通路の壁面及び/又は粉体の粒子と衝突し、さらに、高速気流による剪断力を受け、その結果、内部空間に粉体を分散させることができる。
(3)粉体分散部により分散された粉体の分散主方向と、液体噴霧部により噴霧された液体の噴霧主方向とが互いに鋭角をなすので、分散状態にある粉体と、液体が微粒化した液滴とを気中において高い確率で衝突させることができる。
(4)本体部は、内部空間を落下した粉体と液体との混合物を、本体部の外部に排出するための排出口と、この混合物を排出口に移送する移送部と、を備えているので、液滴が付着した粉体を、本体部の外部に連続的に排出することができる。
(5)本体部は、内部空間に導入された空気を排気するための排気口に設けられ、粉体を内部空間に留めるためのフィルタを備えているので、内部空間に導入された空気を、フィルタを介して本体部の外部に排気することができる。
(6)粉体分散部の上方に設けられ、粉体を含んだ空気流を固気分離するためのサイクロン分離器と、本体部に導入された空気を排気するための排気管と連結され、サイクロン分離器に粉体を供給するための粉体供給管とを備えているので、内部空間に混在している粉体及び液滴は、空気と共に排気管を介して粉体供給管に排出され、さらに、この粉体供給管内でサイクロン分離器に供給される粉体と混合された後、サイクロン分離器に供給され、再び、粉体分散部により内部空間に分散される。
(7)本体部は、内部空間を落下した粉体と液体との混合物を、堆積させるための堆積部を備えているので、堆積部に堆積した混合物の堆積面上に、液滴が付着した粉体と粉体単体と液滴単体とが混在した状態で吹き付けられた場合に、この混合物の堆積面上には、内部空間に導入された空気による乱流が形成されるので、内部空間において、粉体単体に液滴単体が付着し、その結果、粉体に液滴を高い精度で付着させることができ、混合物中での粉体と液体との分布を略均一にすることができる。
さらに、本体部は、堆積部に堆積した混合物を、本体部の外部に排出するための排出口と、堆積部に設けられ、この混合物を排出口に移送する移送部とを備えているので、堆積部に堆積した混合物を本体部の外部に連続的に排出することができる。
(8)混合物を攪拌する攪拌部を備えているので、混合物の移送時及び/又は堆積時に、混合物を排出口に滑らかに移送できると共に、混合物中での粉体と液体との分布をより均一にすることができる。
(9)少なくとも2種類の粉体を粉体分散部に供給する粉体供給部を備えているので、1つの粉体分散部に2種類以上の粉体を経時的、定量的に供給することができ、その結果、2種類以上の粉体を混合した後、この混合された粉体に液滴を付着させることができる。
本発明は、粉体の品質を低下させることなく、粉体に液体を高い精度で付着させるという目的を、粉体と液体とを混合するための内部空間に粉体を分散させる粉体分散部の周囲に、粉体が内部空間を落下している間に、粉体に向けて液体を噴霧する少なくとも1つの液体噴霧部を配置することによって実現する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明の実施例1による混合装置100を示す図である。
混合装置100は、食品等の原料として用いられる粉体A(例えば、小麦粉等)と液体B(例えば、水、油脂等)とを混合するための装置であって、本体部30と、粉体分散部10と、粉体分散部10の周囲に配置された液体噴霧部20−1,20−2等とを備えている。
本体部30は、粉体Aと液体(液滴)Bとが導入される内部空間Cを有する。この本体部30の上面31は、適宜角度調整されており、例えば、略円錐状になっている。
粉体分散部10は、本体部30の上面31の略中央に配置され、内部空間Cに粉体Aを分散させるエジェクター式分散器であって、例えば、分散器本体15と、粉体Aを供給するための粉体供給口11と、粉体用通路14と、スリット13と、エアーチャンバ12と、エアーチャンバ12に外部から空気を導入するための空気流入口16等とを備えている。
粉体供給口11は、分散器本体15の上面にすり鉢状に形成されている。粉体用通路14は、粉体供給口11と内部空間Cとを連通している。スリット13は、例えば、リング状に形成されたノズルであって、略円周状に粉体用通路14とエアーチャンバ12とに連通しており、粉体用通路14を通過する粉体Aに圧縮空気(高速気流)を噴出する。
エアーチャンバ12は、空気流入口16から導入された空気をスリット13の全周に亘り均一な噴出圧力とする作用を持つ空気溜りである。スリット13から噴出される高速気流は、空気流入口16から導入された空気圧がエアーチャンバ12で均一化された後、スリット13を通過させることで形成される。なお、スリット13の幅は、ネジ等で適宜調整可能である。
粉体Aは、スリット13から噴出された高速気流による、いわゆるエジェクター効果により吸引される。その後、粉体Aは、高速気流による剪断力を受けて、粉体用通路14の壁面と衝突したり、粉体Aの粒子同士が衝突することにより、内部空間Cに略円錐状に分散する。
液体噴霧部20−1,20−2は、例えば、粉体分散部10の周囲に複数配置され、分散された状態にある粉体Aが内部空間Cを落下している間に、液体が微粒化した液滴Bを粉体Aに向けて噴霧するものであって、内部空間Cと連通した液体用通路22と、液体用通路22に連通すると共に、不図示の空気源より導入された圧縮空気を液体用通路22に高速噴射するノズル21とを備えている。
液体用通路22を通過する液体は、ノズル21から高速噴射される圧縮空気によって微粒化され、液滴Bとして内部空間Cに略円錐状に分散する。
液体噴霧部20−1,20−2には、上記のような二流体ノズル方式のみならず、高圧ポンプを用いた一流体ノズル方式や、超音波噴霧方式等、様々な噴霧方式が採用できる。
ここで、粉体分散部10と、液体噴霧部20−1,20−2とは、上述した本体部30の上面31に配置されているが、この上面31の角度は適宜調整可能である。このため、粉体分散部10により分散された粉体Aの分散主方向A1と、液体噴霧部20−1,20−2により噴霧された液滴Bの噴霧主方向B1とが互いに鋭角をなすように、本体部30の上面31の形状、粉体分散部10と液体噴霧部20−1,20−2との距離等を適宜調整することにより、粉体Aと液滴Bとを気中で高い確率で衝突させて、粉体Aに液滴Bを高い精度で付着させることができる。
すなわち、混合装置100では、内部空間Cにおいて粉体Aに液滴Bを付着させる場合に、初期状態から単粒子に分散された粉体Aに対して、微粒化した小粒径の液滴Bを付着させることにより、粉体Aに均一な添加を行うことができる。
したがって、混合装置100によれば、液体噴霧部20−1,20−2は、粉体Aが内部空間Cを落下している間に、分散状態にある粉体Aに向けて液滴Bを噴霧するので、粉体Aと液滴Bとを気中で衝突させることで、粉体Aに液滴Bを簡易かつ高い精度で付着させることができ、さらに、粉体Aは、気中で分散された状態で液滴Bと付着するので、必要以上の剪断力を受けることがなく、粉体Aの受けるダメージを小さくでき、その結果、粉体Aの品質を維持することができる。
図2は、本発明の実施例2による混合装置100Aを示す図である。なお、以下に示す各実施例では、上述した混合装置100と同一部材については同一符号を付し、機能等の説明を適宜省略する。
混合装置100Aは、例えば、混合装置100と比べると、本体部30の下部に移送装置30Aを設けた点が異なる。移送装置30Aは、本体部30の壁面と連続する筒状のケーシング32と、攪拌移送部40とを備えている。
ケーシング32は、図示のように、略水平方向に延在しており、一端側は、粉体A及び液滴Bを導入するために上方に向かって開放されており、他端側には、内部空間Cを落下した粉体Aと液滴Bとの混合物を、ケーシング32の外部に排出するための排出口33が設けられている。
攪拌移送部40は、ケーシング32の内部(例えば、軸心部付近)に回転可能に配設された回転シャフト41と、回転シャフト41の周方向に複数配置された攪拌子42とを備えている。なお、回転シャフト41は、ケーシング32の側壁に配置された駆動制御部50により駆動される。
また、攪拌移送部40は、粉体Aと液滴Bとの混合物を移送する機能と攪拌する機能とを兼ね備えており、例えば、回転シャフト41の回転に伴い、この混合物を排出口33に滑らかに移送して、ケーシング32の外部に連続的に排出することができ、さらに、混合物中での粉体Aと液滴Bとの添加分布(ここでは、粉体Aと液滴Bとの混合度合いを示しており、添加分布の均一性が高い程、混合が高い精度で行われたことを意味する:図6参照)をより均一にすることができる。
したがって、混合装置100Aによれば、粉体Aと液滴Bとを気中で衝突させたときに、粉体Aに液滴Bを十分に付着できず、例えば、粉体A単体と液滴B単体とが内部空間Cを落下した場合であっても、移送装置30Aの移送機能及び攪拌機能によって、粉体Aと液滴Bとの混合物を排出口33から連続的に排出できると共に、この混合物中の粉体Aと液滴Bとの添加分布の均一性を高めることができる。
図3は、本発明の実施例3による混合装置100Bを示す図である。
混合装置100Bは、例えば、混合装置100と比べると、本体部30に、排気口35と、内部空間Cを落下した混合物(例えば、粉体Aと、液滴Bと、液滴Bが付着した粉体Aとが混在した混合物)を堆積させるためのホッパー34とを設けた点が異なる。
排気口35は、粉体分散部10及び液体噴霧部20−1,20−2より内部空間Cに導入された空気を排気するために、本体部30の側壁に設けられている。排気口35には、連結部36を介してフィルタ37が設けられている。
フィルタ37は、内部空間Cに導入された空気を排気すると共に、粉体Aを内部空間Cに留めることができる。このため、内部空間Cに導入された空気は、排気口35とフィルタ37を介して、本体部30の外部に排気される。
ホッパー34は、例えば、本体部30の壁面に連続するように設けられており、その内部には、内部空間Cを落下した粉体Aと、液滴Bと、液滴Bが付着した粉体Aとが混在した混合物が堆積しており、堆積層55が形成されている。
堆積層55の堆積面上には、内部空間Cに導入された空気(例えば、圧縮空気)と、粉体分散部10から内部空間Cに分散された粉体Aと、液体噴霧部20−1,20−2から内部空間Cに噴霧された液滴Bと、内部空間Cで液滴Bが付着した粉体Aとが混在した状態で吹き付けられる。
このため、堆積層55の堆積面上には、乱流が形成されて混合作用が生じるので、例えば、初期状態では液滴Bが付着しなかった粉体Aに、液滴Bが付着することになり、その結果、混合物中の粉体Aと液滴Bとの添加分布の均一性をさらに高めることができる。
なお、上述した粉体Aの分散主方向A1に対応する粉体Aの吹き付け面と、同じく、液滴Bの噴霧主方向B1に対応する液滴Bの吹き付け面とが、堆積層55の堆積面上で重なり合うように、粉体分散部10と液体噴霧部20−1,20−2との角度、距離等を適宜調整することにより、上述した混合作用を高めることができる。
また、ホッパー34の最下部には、排出装置60が設置されている。排出装置60には、堆積層55を形成する混合物がマスフロー状態で供給される。この排出装置60は、例えば、スクリューフィーダーであって、スクリュー61と、混合物を本体部30の外部に排出するための排出口62とを備えている。
排出装置60は、図示しない駆動手段により駆動されるスクリュー61の回転によって、混合物を排出口62に移送し、その結果、ホッパー34に堆積した混合物を本体部30の外部に連続的に排出することができる。また、排出装置60は、スクリュー61の回転速度を変更することにより、混合物の排出量を適宜調整することができる。
なお、排出装置60は、ホッパー34に堆積した混合物を排出口62に移送して、本体部30の外部に排出できるのであれば、スクリューフィーダーに限らず適宜の排出装置(例えば、電磁フィーダー、ベルトフィーダー、ロータリーバルブ、ロータリーフィーダー、テーブルフィーダー等)を用いてもよい。
また、ホッパー34の内部には、上述した排出装置60による混合物の排出を滑らかにすると共に、堆積層55を形成する混合物中の粉体Aと液滴Bとの添加分布の均一性をさらに高めるために、攪拌部40−1をさらに配置してもよい。
攪拌部40−1の例としては、ホッパー34の内部に配置され、排出装置60の上方付近に回転可能に配設された回転シャフト41−1と、回転シャフト41−1の周方向に複数配置された攪拌子42−1とを備えたものが挙げられる。攪拌部40−1は、図示しない駆動手段により駆動される回転シャフト41−1の回転に伴い、粉体Aと液滴Bとの混合物を攪拌することにより、混合物が堆積層55としてホッパー34に堆積している間に固まってしまうことを防止できる。
ここで、上述した混合装置100Aでは、回転シャフト41の回転に伴う攪拌子42の攪拌によって、粉体Aと液滴Bとの混合物は強い剪断力を受け、さらに、回転シャフト41に付着して固まった塊が剥れ落ち製品に混入する可能性があった。
これに対して、混合装置100Bによれば、ホッパー34に堆積層55を形成すると共に、堆積層55の堆積面上に圧縮空気の吹き付けによる乱流を形成することによって、液滴Bを添加した粉体Aに不要な剪断力を与えず、その結果、粉体Aの品質を維持することができる。
さらに、混合装置100Bによれば、液滴Bが気中で粉体Aと接触できなくても、液滴Bは堆積層55の堆積面上に落下するので、例えば、液滴Bがホッパー34内を落下し、回転シャフト41−1等に付着して、粉体Aと固まってしまうことを防止できる。
図4は、本発明の実施例4による混合装置100Cを示す図である。
混合装置100Cは、例えば、混合装置100Bと比べると、粉体分散部10の上方にサイクロン分離器70を設けた点と、本体部30の排気口35に排気管38を連結した点とが異なる。なお、ホッパー34の内部には、混合装置100Bと同様に、攪拌部40−1と排出装置60とが配置されており、上述した各機能等を有している。
サイクロン分離器70は、例えば、いわゆる遠心力集塵器であって、ここでは、吸引式空気輸送を行うことにより、粉体Aを含んだ空気流を固気分離するために用いられる。サイクロン分離器70の側壁には、サイクロン分離器70に粉体Aを供給するための粉体供給管72が連結されると共に、その上部には、サイクロン分離器70に導入された空気を外部に排気するためのブロワ73がブロワ用排気管74を介して接続されている。
ここで、ブロワ用排気管74の途中には、バグフィルタ等の集塵装置(図示せず)を設けることが好ましい。
排気管38は、本体部30に導入された空気を排気するためのものであって、上述した粉体供給管72と連結されている。また、粉体供給管72には、粉体導入口39が形成されており、この粉体導入口39には、所望の粉体を経時的、定量的に粉体供給管72に供給可能な粉体供給装置71が配置されている。
この粉体供給装置71は、例えば、スクリューフィーダーであって、スクリュー71aを備えており、その投入口には、粉体Aが投入されており、図示しない駆動手段により駆動されるスクリュー71aの回転に伴って、粉体Aを粉体供給管72に供給する。
つぎに、サイクロン分離器70に伴う混合装置100Cの動作を説明する。
粉体分散部10により分散された粉体Aは、内部空間Cにおいて、液体噴霧部20−1,20−2により粉体Aに向けて噴霧された液滴Bと衝突する。ここで、粉体Aと液滴Bとの衝突は完全に行われない可能性もあるので、内部空間Cには、粉体Aと、液滴Bと、液滴Bが付着した粉体Aとが混在した状態で存在している場合がある。
液滴Bが付着した粉体Aは、例えば、ホッパー34に堆積して堆積層55を形成するが、粉体Aと液滴Bは、堆積層55の堆積面上に吹き付けられる圧縮空気により形成された乱流によって混合されるので、粉体Aと液滴Bとの添加分布の均一性が高まる。
さらに、内部空間Cには、堆積層55の堆積面上に形成された乱流に加えて、粉体供給管72に連結された排気管38に生じる吸引力により気流が形成される。このため、内部空間Cに混在している粉体Aと液滴Bは、内部空間Cに導入された圧縮空気と共に、排気管38を介して粉体供給管72に排出される。
また、粉体供給管72には、粉体供給装置71から粉体導入口39を経て粉体Aが供給されているので、内部空間Cから排気管38に吸引された粉体Aと液滴Bは、粉体供給管72内で粉体供給装置71から供給された粉体Aと混合され、さらに、空気輸送によりサイクロン分離器70に供給される。
サイクロン分離器70は、その内部に供給された粉体Aと空気とを分離(固気分離)する。具体的には、空気は、ブロア73により外部に排気され、一方、粉体Aは、サイクロン分離器70の内壁に沿って、旋回しながら落下する。
サイクロン分離器70内を落下した粉体Aは、その下方に設置された粉体分散部10に供給され、再び、粉体分散部10により内部空間Cに分散される。内部空間Cに分散された粉体Aは、上述したように、液滴Bと付着して堆積層55を形成するか、又は、再びサイクロン分離器70に供給される。
すなわち、混合装置100Cでは、内部空間Cに分散され、液滴Bと付着しなかった粉体Aが、サイクロン分離器70に供給され、再び、粉体分散部10より内部空間Cに分散されるという一連の動作を繰り返すので、粉体Aと液滴Bとの衝突を繰り返し行うことができ、その結果、ホッパー34に堆積した混合物中の粉体Aと液滴Bとの添加分布の均一性を高めることができる。
ここで、上述した混合装置100Bでは、液滴Bの添加量が多い場合、又は、液滴Bとして水以外の油脂等を用いる場合には、堆積層55の堆積面上に圧縮空気が吹き付けられて、乱流が発生することにより、内部空間Cに舞い上がった粉体A及び/又は液滴Bがフィルタ37に付着して、このフィルタ37に目詰まりが生じてしまう場合があった。この目詰まりした粉体A及び/又は液滴Bは、混合装置100Bの混合操作を中断した後、フィルタ37を取り外して、清掃又は廃棄しなければならなかった。
これに対して、混合装置100Cでは、上述したように、フィルタ37以外の排気機構として、サイクロン分離器70を用いるので、内部空間Cに混在している粉体A及び液滴Bは、空気と共に粉体供給管72を介して、サイクロン分離器70に供給され、再び、粉体分散部10により内部空間Cに分散される。
したがって、混合装置100Cによれば、内部空間Cに分散された粉体Aに、微粒化した液滴Bが初期状態で付着しなかった場合であっても、堆積層55の堆積面上に形成された乱流と、粉体供給管72に連結された排気管38に生じる吸引力により形成される気流とにより、内部空間Cにおいて粉体Aと液滴Bとを連続的に衝突させることができ、その結果、粉体Aを無駄にすることなく、混合物中の粉体Aと液滴Bとの均一化をさらに高めることができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
図5は、本発明の変形例による混合装置100Dを示す図である。
混合装置100Dは、混合装置100と比べると、所望の粉体を定量的に粉体分散部10に供給可能なスクリューフィーダー等の適宜の粉体供給装置71−1,71−2を、粉体分散部10の上方に配置した点が異なる。
この粉体供給装置71−1,71−2には、それぞれ粉体A−1,A−2が投入されており、図示しない駆動手段により駆動されるスクリュー71−1a,71−2aの回転に伴って、図示のように、1つの粉体分散部10に2種類の粉体A−1,A−2を定量的に供給することができる。
なお、ここでは、1つの粉体分散部10に対して、2つの粉体供給装置71−1,71−2を用いたが、これに限られず、適宜の数の粉体供給装置を配置するようにしてもよい。これにより、混合装置100、100A、100Bでは、1つの粉体分散部10で2種類以上の粉体を混合して、内部空間Cに分散することができ、さらに、内部空間Cにおいて、分散された2種類以上の粉体に、液体噴霧部20−1,20−2より噴霧された液滴Bを付着させることができる。
また、混合装置100Cでは、粉体供給管38に設けられた粉体導入口39に、上述した粉体供給装置71を複数配置することにより、粉体供給管38に2種類以上の粉体を供給することができる。これにより、混合装置100Cでは、サイクロン分離器70を介して混合された2種類以上の粉体が1つの粉体分散部10に供給され、その結果、内部空間Cにおいて、分散された2種類以上の粉体に、液滴Bを付着させることができる。
また、上述した混合装置100〜100Dでは、1つの粉体分散部10の周囲に、2つの液体噴霧部20−1,20−2を配置するようにしたが、分散状態にある粉体Aに、微粒化した液滴Bを付着できるのであれば、粉体分散部10を本体部30の上面31に複数配置してもよく、さらに、複数の粉体分散部を中心として放射状に適宜の数の液体噴霧部を、本体部30の上面31及び/又は側壁に配置してもよい。
また、上述した混合装置100B,100Cでは、ホッパー34の最下部に、排出装置60を配置したが、混合装置100B,100Cの操作を回分式で行う場合には、排出装置60の代わりに、ホッパー34の底部に適宜の開閉式排出口を設ければよい。
次に、上述した実施例を具体的に説明する。
(具体例)
まず、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100Aとの違いを概念的に説明する。
図6は、粉体に液体を添加した状態について、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100Aとを比較した概念図である。なお、図中(a)、(b)に示すグラフは、横軸を粉体に添加された液体の水分値とし、縦軸をその水分値を示す粉体の頻度とする。
一般的な混合装置では、装置(容器)内に仕込んだ粉体に対して、例えば、上方より液体を吐出して液体添加を行う。
このため、この一般的な混合装置による液体添加の初期状態では、図中(a)のグラフa−1に2つのピークがあるように、水分値が小さく乾き気味の粉体(原料粉体)と、水分値が大きく過剰に液体が添加された粉体との頻度が大きくなっている。なお、グラフa−1の2つのピーク間の水分値を好適な値とすると、グラフa−1は、一般的な混合装置の初期状態では、液体が好適に添加されている粉体の頻度が小さいことを示している。
また、グラフa−1に示す添加量の幅W1が大きいので、粉体に液体が不均一に添加されていることを示している。
これに対して、混合装置100Aでは、上述したように、粉体分散部10により分散された粉体Aが内部空間Cを落下している間に、液体噴霧部20−1,20−2が粉体Aに向けて液滴Bを噴霧するので、分散状態にある粉体Aと液体が微粒化した液滴Bとが気中で衝突する。
ここで、図中(a)のグラフa−2にはピークが1つだけ存在しており、このピークの位置は、グラフa−1で示す2つのピークの間に対応しているもので、好適な水分値を示す頻度が大きいことを示している。
したがって、混合装置100Aでは、液体添加の初期状態において、液体が好適に添加されている粉体の頻度が大きく、さらに、グラフa−2に示す添加量の幅W2がW1に比べて小さいので、一般的な混合装置に比べて、粉体に対して液体が略均一に添加されていることを示している。その一方で、グラフa−2に示す添加量の幅W2は、全体としては、やや添加量に幅があることも示している。
つぎに、図中(b)に示すグラフb−1、b−2を用いて、上述した初期状態から混合操作を行った後の状態について、一般的な混合装置と混合装置100Aとを比較する。
一般的な混合装置と混合装置100Aとは共に、グラフb−1、b−2に示すように、好適な水分値を示す頻度が大きく、さらに、グラフb−1に示す添加量の幅W3がW1よりも小さく、同じく、グラフb−2に示す添加量の幅W4がW2よりも小さいので、巨視的には均一な添加量分布を有している。
しかしながら、粉体に液体が添加された状態を微視的に観察した場合には、図中(c)に示すように、その状態は異なっている。
具体的には、一般的な混合装置では、状態図c−1に示すように、液体が過剰に添加された水分値の大きい粉体A−3と、水分値が小さく乾き気味の粉体A−4とが混在した状態で存在しており、その結果、微視的な添加量の均一性は小さい。
これに対して、混合装置100Aでは、状態図c−2に示すように、液体が好適に添加された水分値の好適な粉体A−5が全体的に存在しており、その結果、微視的な添加量の均一性が大きい。
(評価結果)
図7は、粉体に液体を添加した状態について、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100Aとを比較した比較図である。
ここで、試料としては、小麦粉(初期水分値13.6%)と、液体添加の均一性を視認できるように食紅を溶かした水(液体)とを用いた。つぎに、小麦粉に液体を添加して、この加水粉の水分値を17.6%とした(すなわち、4%加水した)。なお、加水粉をサンプリング(重量5g)したときの水分値のばらつきは、両者に差はなかった。
つぎに、小麦粉に液体を添加した加水粉を拡大視した(ここでは、画像に10mmのスケールを示した)。その結果、一般的な混合装置では、図中(a)に示すように、過剰に加水された小麦粉が加水粉中にまだら状に存在していた。
これに対して、混合装置100Aでは、図中(b)に示すように、加水粉には大きなムラがなく略均一であった。
図8は、粉体に液体を添加した状態について、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100AとをRGB濃度値に基づいて比較した比較図である。
具体的には、図7で示した画像に対して、この画像内のRGB濃度値ごとの画素数の頻度を測定し、その標準偏差の大小によって添加均一性を評価した。
一般的な混合装置は、R標準偏差が5.9、G標準偏差が6.1、B標準偏差が3.6であった。また、混合装置100Aは、R標準偏差が4.1、G標準偏差が3.5、B標準偏差が2.3であった。
すなわち、混合装置100Aでは、一般的な混合装置に比べて、加水粉のRGB濃度値の標準偏差がいずれも小さい値を示している。したがって、混合装置100Aは、一般的な混合装置に比べて、粉体に液体をより均一に添加することができた。
本発明の実施例1による混合装置100を示す図である。 本発明の実施例2による混合装置100Aを示す図である。 本発明の実施例3による混合装置100Bを示す図である。 本発明の実施例4による混合装置100Cを示す図である。 本発明の変形例による混合装置100Dを示す図である。 粉体に液体を添加した状態について、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100Aとを比較した概念図である。 粉体に液体を添加した状態について、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100Aとを比較した比較図である。 粉体に液体を添加した状態について、一般的な混合装置と実施例2の混合装置100AとをRGB濃度値に基づいて比較した比較図である。
符号の説明
10 粉体分散部
11 粉体供給口
12 エアーチャンバ
13 スリット
14 粉体用通路
20−1,20−2 液体噴霧部
30 本体部
30A 移送装置
32 ケーシング
33 排出口
34 ホッパー
35 排気口
37 フィルタ
38 排気管
40 攪拌移送部
40−1 攪拌部
55 堆積層
60 排出装置
70 サイクロン分離器
71,71−1,71−2 粉体供給装置
72 粉体供給管
73 ブロワ
100、100A〜D 混合装置

Claims (9)

  1. 粉体と液体とを混合するための混合装置であって、
    内部空間を有する本体部と、
    前記本体部の上面に配置され、前記内部空間に前記粉体を分散させる少なくとも1つの粉体分散部と、
    前記粉体分散部の周囲に配置され、前記粉体が前記内部空間を落下している間に、前記粉体に向けて前記液体を噴霧する少なくとも1つの液体噴霧部と、
    を備えた混合装置。
  2. 請求項1に記載の混合装置において、
    前記粉体分散部は、
    前記粉体を供給するための粉体供給口と、
    前記粉体供給口と前記内部空間とを連通する粉体用通路と、
    略円周状に前記粉体用通路と連通し、前記粉体用通路を通過する前記粉体に圧縮空気を噴出する噴出口と、
    を備えた混合装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の混合装置において、
    前記粉体分散部により分散された前記粉体の分散主方向と、前記液体噴霧部により噴霧された前記液体の噴霧主方向とは、互いに鋭角をなすこと、
    を特徴とする混合装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の混合装置において、
    前記本体部は、
    前記内部空間を落下した前記粉体と前記液体との混合物を、前記本体部の外部に排出するための排出口と、
    前記混合物を前記排出口に移送する移送部と、
    を備えた混合装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の混合装置において、
    前記本体部は、
    前記内部空間に導入された空気を排気するための排気口と、
    前記排気口に設けられ、前記粉体を前記内部空間に留めるためのフィルタと、
    を備えた混合装置。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の混合装置において、
    前記粉体分散部の上方に設けられ、前記粉体を含んだ空気流を固気分離するためのサイクロン分離器と、
    前記サイクロン分離器に前記粉体を供給するための粉体供給管と、
    をさらに備え、
    前記粉体供給管は、前記本体部に導入された空気を排気するための排気管と連結されていること、
    を特徴とする混合装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の混合装置において、
    前記本体部は、
    前記内部空間を落下した前記粉体と前記液体との混合物を、堆積させるための堆積部と、
    前記堆積部に堆積した前記混合物を、前記本体部の外部に排出するための排出口と、
    前記堆積部に設けられ、前記混合物を前記排出口に移送する移送部と、
    を備えた混合装置。
  8. 請求項7に記載の混合装置において、
    前記混合物の移送時及び/又は堆積時に、前記混合物を攪拌する攪拌部をさらに備えたこと、
    を特徴とする混合装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の混合装置において、
    少なくとも2種類の粉体を前記粉体分散部に供給する粉体供給部をさらに備えたこと、
    を特徴とする混合装置。

JP2004109138A 2004-04-01 2004-04-01 混合装置 Expired - Lifetime JP4703972B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109138A JP4703972B2 (ja) 2004-04-01 2004-04-01 混合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109138A JP4703972B2 (ja) 2004-04-01 2004-04-01 混合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005288367A true JP2005288367A (ja) 2005-10-20
JP4703972B2 JP4703972B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=35321922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004109138A Expired - Lifetime JP4703972B2 (ja) 2004-04-01 2004-04-01 混合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4703972B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006327A (ja) * 2002-01-15 2009-01-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd 固液材料の混合方法および混合装置
JP5646491B2 (ja) * 2009-09-04 2014-12-24 株式会社ツカサ 粉粒体攪拌装置
JP2016073286A (ja) * 2010-01-20 2016-05-12 アルデント ミルズ,リミティド ライアビリティー カンパニー 粉砕製品の加工ストリームにおける微生物の低減
JP2017094240A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 日清エンジニアリング株式会社 混合装置
JP2017094239A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社日清製粉グループ本社 粒状物及び該粒状物の製造方法
US11027314B2 (en) 2010-06-15 2021-06-08 Ardent Mills, Llc Transport scheduling for low microbial bulk products

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5244451A (en) * 1975-10-04 1977-04-07 Ig Tech Res Inc Process and aparatus for mixing a fluid and a particulate
JPS5551429A (en) * 1978-10-13 1980-04-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Spray drier
JPS57106444A (en) * 1980-12-25 1982-07-02 Chuzo Gijutsu Fukiyuu Kyokai Quick freezing method for frozen mold
JPS57106445A (en) * 1980-12-23 1982-07-02 Sintokogio Ltd Mold making method
JPS6467238A (en) * 1987-09-05 1989-03-13 Ogawara Kakoki Kk Spray drying and agitating granulation device
JPH01236932A (ja) * 1988-03-15 1989-09-21 Nippon Kagaku Kikai Seizo Kk 噴霧造粒装置
JPH05220374A (ja) * 1992-02-10 1993-08-31 Sumitomo Chem Co Ltd 粒状物の製造方法
JP2001269133A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Daitsu:Kk 粉末状食品の製造方法及び装置
JP2005515174A (ja) * 2001-11-07 2005-05-26 フィンツェルベルグ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニエ コマンデット ゲゼルシャフト 乾燥抽出物類を調製するための方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5244451A (en) * 1975-10-04 1977-04-07 Ig Tech Res Inc Process and aparatus for mixing a fluid and a particulate
JPS5551429A (en) * 1978-10-13 1980-04-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Spray drier
JPS57106445A (en) * 1980-12-23 1982-07-02 Sintokogio Ltd Mold making method
JPS57106444A (en) * 1980-12-25 1982-07-02 Chuzo Gijutsu Fukiyuu Kyokai Quick freezing method for frozen mold
JPS6467238A (en) * 1987-09-05 1989-03-13 Ogawara Kakoki Kk Spray drying and agitating granulation device
JPH01236932A (ja) * 1988-03-15 1989-09-21 Nippon Kagaku Kikai Seizo Kk 噴霧造粒装置
JPH05220374A (ja) * 1992-02-10 1993-08-31 Sumitomo Chem Co Ltd 粒状物の製造方法
JP2001269133A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Daitsu:Kk 粉末状食品の製造方法及び装置
JP2005515174A (ja) * 2001-11-07 2005-05-26 フィンツェルベルグ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニエ コマンデット ゲゼルシャフト 乾燥抽出物類を調製するための方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006327A (ja) * 2002-01-15 2009-01-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd 固液材料の混合方法および混合装置
JP5646491B2 (ja) * 2009-09-04 2014-12-24 株式会社ツカサ 粉粒体攪拌装置
JP2016073286A (ja) * 2010-01-20 2016-05-12 アルデント ミルズ,リミティド ライアビリティー カンパニー 粉砕製品の加工ストリームにおける微生物の低減
US11027314B2 (en) 2010-06-15 2021-06-08 Ardent Mills, Llc Transport scheduling for low microbial bulk products
JP2017094240A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 日清エンジニアリング株式会社 混合装置
JP2017094239A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 株式会社日清製粉グループ本社 粒状物及び該粒状物の製造方法
US10413873B2 (en) 2015-11-19 2019-09-17 Nisshin Engineering Inc. Mixing apparatus for mixing powder having liquid repellent property and liquid

Also Published As

Publication number Publication date
JP4703972B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8342117B2 (en) Coating apparatus
CN102188857A (zh) 蜂窝过滤器制造装置
JP2009156509A (ja) 回転翼式攪拌装置および回転翼式攪拌装置による原料の乾燥方法
JPH07782A (ja) 粒状材料上に少量の液体を均一に分散させる方法および装置
EP2874735B1 (en) System and method for the continuous preparation of colored materials in powder form for the manufacture of ceramic articles
JP4703972B2 (ja) 混合装置
JP2005291530A (ja) 噴霧乾燥装置、粉体の乾燥方法およびフェライト粒の製造方法
US3724755A (en) Powder-air venturi for electrostatic spray coating system
RU2294795C2 (ru) Способ смешивания сыпучих материалов и аэродинамическое устройство для его осуществления
US5230735A (en) Apparatus for coating powder particles
JP2007285619A (ja) 噴霧乾燥装置及び噴霧乾燥方法
EP2729239B1 (en) Mixer machine and mixing method
RU2361652C1 (ru) Смеситель с вентиляторным колесом
JPS6351055B2 (ja)
JPH08155202A (ja) ロータリーディスク噴霧乾燥機中に添加物を導入する装置及びその方法
CN113522074A (zh) 粉液混合设备
RU2222239C2 (ru) Малогабаритный комбикормовый агрегат
CN214810633U (zh) 一种提高药物混合均匀度的湿法制粒设备
CN208197207U (zh) 一种硅藻泥板生产用配料装置
US6759086B2 (en) Method and apparatus for applying a powdered resin to fasteners
JP2003182843A (ja) 粉粒体の処理装置
FI97200C (fi) Menetelmä seosten valmistamiseksi ja laitteisto menetelmän soveltamiseksi
CN220861186U (zh) 粉液混合装置
CN207343020U (zh) 饲料液体喷涂装置
CN207913611U (zh) 一种粉体搅拌机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4703972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250