JP2005288210A - ポンプ式噴出装置、および噴出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正立使用時および倒立使用時のいずれにおいても、容器の内容物を噴出口から外部に向けて噴射できるポンプ式噴出装置において、吸上パイプのパイプ長さを短くできるようにして、汎用性のあるポンプ式噴出装置を提供する。
【解決手段】 ポンプ式噴出装置12を容器10に取り付けて噴出器を形成する。その噴出器において、正立使用時は吸上パイプ20および第1開口16hを通して、倒立使用時は第2開口16dを通して容器から内容物を吸い上げ、その内容物を各々シリンダ17内に流入する。また、ポンプ式噴出装置には、正立使用時、第2開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止する第2逆止弁18と、倒立使用時、吸上パイプ内および第1開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止する第1逆止弁19とを設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、正立使用時は吸上パイプ内および第1開口を通して、倒立使用時は第2開口を通して容器から内容物を吸い上げ、その内容物を各々シリンダ内に流入し、噴出口から外部に向けて噴射するポンプ式噴出装置に関する。および、そのような噴出装置を容器に取り付ける噴出器に関する。
正立でも倒立でも使用可能な従来の噴出器の一例を図7に示す。その噴出器を正立状態で使用するとき、逆止弁3は、重力の作用で第1テーパ部3aに突き当たっている。
そして、不図示のステムの押し込みを解除して、シリンダ2内の圧力を低くし、シリンダ2内に不図示の容器の内容物を流入する。
このとき、圧力を低くすることによって逆止弁3を第1テーパ部3aに確実に突き当てて、逆止弁3を閉じ、第2開口6を通してシリンダ2内に空気が流入することを防止する一方、吸上パイプ1内および第1開口4を通して、容器から内容物を吸い上げ、その内容物をシリンダ2内に流入する。
一方、倒立使用時、正立状態としていた噴出器を倒立状態とすると、重力の作用で、容器の内容物が第2開口6側へ移動し、図8に示すように、逆止弁3が落下して第2テーパ部3bに突き当たる。また、図示するように、吸上パイプ1内には、正立使用時に吸い上げた残留内容物5が残っている。
そして、不図示のステムの押し込みを解除して、シリンダ2内の圧力を低くし、シリンダ2内に不図示の容器の内容物を流入する。
このとき、図9に示すように、吸上パイプ1内の残留内容物5によって、第1開口4を通してシリンダ2内に空気が流入することを防止する一方、逆止弁3が浮き上がって、第2開口6を通して、容器から内容物を吸い上げ、その内容物をシリンダ2内に流入していた。
このような従来の噴出器において、仮に、吸上パイプ1のパイプ長さを短くする場合、吸上パイプ1内を通過する流体の流体抵抗が小さくなるので、倒立状態で使用するとき、吸上パイプ1内の残留内容物5がシリンダ2内に流れ込み、吸上パイプ1からシリンダ2内に空気が流入して、シリンダ2内の圧力が元にもどってしまうから、シリンダ2内に内容物を流入することができず、それによって、噴出口から外部に向けて容器の内容物を連続して噴射することができなくなってしまう問題があった。
そこで、従来のポンプ式噴出装置が備える吸上パイプ1は、パイプ長さを長く形成する必要があった。
したがって、従来のポンプ式噴出装置では、吸上パイプ1のパイプ長さを長く形成すると、使用する容器の大きさに制約を受け、汎用性を欠く問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、正立使用時および倒立使用時のいずれにおいても、容器の内容物を噴出口から外部に向けて噴射できるポンプ式噴出装置において、容器の大きさなどに制約を受けない広い範囲の噴出器に備えることができる、汎用性のあるポンプ式噴出装置を提供することにある。
この発明の第2の目的は、ポンプ式噴出装置にあって、第1の目的を達成しつつ、簡単に組み立てることができるようにすることにある。
この発明の第3の目的は、第1または第2の目的を達成したポンプ式噴出装置を備える噴出器を提供することにある。
そのため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
正立使用時は吸上パイプ内および第1開口を通して、倒立使用時は第2開口を通して容器から内容物を吸い上げ、その内容物を各々シリンダ内に流入するポンプ式噴出装置において、
正立使用時、第2開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止する第2逆止弁と、倒立使用時、吸上パイプ内および第1開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止する第1逆止弁とを設けることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載のポンプ式噴出装置において、
第2開口を有する第1部材と、第1開口を有する第2部材と、それら第1部材と第2部材を連結し、第1逆止弁および第2逆止弁を設けるジョイント部材とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
請求項1または2に記載のポンプ式噴出装置において、
噴出釦を押してステムを押し込み、シリンダ内の圧力を上昇して容器の内容物を噴出釦の噴出口から外部に向けて噴射することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
請求項1または2に記載のポンプ式噴出装置において、
トリガを引いてステムを押し込み、シリンダ内の圧力を上昇して容器の内容物を噴出釦の噴出口から外部に向けて噴射することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、
噴出器において、
請求項1ないし4のいずれか1に記載のポンプ式噴出装置を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ポンプ式噴出装置にあって、正立使用時、第2開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止する第2逆止弁と、倒立使用時、吸上パイプ内および第1開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止する第1逆止弁とを設けるので、倒立使用時、第1逆止弁を閉じて吸上パイプ内および第1開口を通してシリンダ内に空気が流入することを防止しつつ、第2逆止弁を開き、第2開口を通してシリンダ内に内容物を流入することができる。
よって、そのようにシリンダ内に吸上パイプを介して空気が流入することを防止しつつ第2開口を通して内容物を流入することができるので、吸上パイプ内を通過する流体の流体抵抗を大きくするために、吸上パイプのパイプ長さを長くする必要がないから、吸上パイプのパイプ長さを短くすることができることによって、使用する容器の大きさに制約を受けることもなく、それにより、広い範囲の噴出器に備えることができる、汎用性のあるポンプ式噴出装置を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、第2開口を有する第1部材と、第1開口を有する第2部材と、それら第1部材と第2部材を連結し、第1逆止弁および第2逆止弁を設けるジョイント部材とを備えるので、組立時、ジョイント部材によって第1部材と第2部材とを簡単に連結することができるから、上述した効果を有するとともに、ポンプ式噴出装置を簡単に組み立てることができる。
請求項5に係る発明によれば、請求項1ないし4のいずれか1に記載のポンプ式噴出装置を備える噴出器であるので、上述した効果を有するポンプ式噴出装置を備える噴出器を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明による噴出器の縦断面を示す。
図示噴出器は、洗髪用、洗面用、化粧用、または薬用などに使用する。その噴出器は、図中符号10の容器と、図中符号12のポンプ式噴出装置とで構成する。
容器10は、例えばプラスチック材料でボトル形状につくる。その容器10は、上部外周に雄ネジを設ける。そして、図示省略するが、この例では、内部に、内容物として洗髪剤、せっけん水、化粧液、または薬品などを収納する。そして、その容器10には、後述するようにポンプ式噴出装置12を取り付ける。
噴出装置12には、ネジキャップ13、シリンダキャップ16、シリンダ17、噴出釦30などを設ける。
シリンダキャップ16は、第1部材16a、ジョイント部材16b、第2部材16cなどで構成する。
第1部材16aの上端にはフランジを設け、頂部中央には凹部を形成する。また、その凹部の中心には通水孔16fをあけ、一方、第1部材16aの側面には径方向に第2開口16dを設けて、それら通水孔16fと開口16dとを区画する。
ジョイント部材16bは円筒状に形成し、側面のほぼ中央には、径方向に貫通する通水孔16eをあける。そして、中央から一方の開口に向かって径が大きくなるテーパ部と、中央から他方の開口に向かって径が大きくなるテーパ部とをそれぞれ設ける。
第2部材16cには第1開口16hを設け、第2部材16cの下端には、吸上パイプ20の基端を圧入する。
そして、ジョイント部材16bの一方の開口よりボール状の第2逆止弁18を入れてから、そのジョイント部材16bの上部を第1部材16aの下部にはめ込んで後、ジョイント部材16bの他方の開口よりボール状の第1逆止弁19を入れてから、そのジョイント部材16bの下部に第2部材16cの上部をはめ込んで、シリンダキャップ16を形成する。
したがって、シリンダキャップ16には、第2開口16dを有する第1部材16aと、第1開口16hを有する第2部材16cと、それら第1部材16aと第2部材16cを連結し、第1逆止弁19および第2逆止弁18を設けるジョイント部材16bとを備えることとなる。
このようにして形成したシリンダキャップ16の形状は、上端にフランジを備え、途中に幾つかの段部を有して下方に向け順次小径としている。
そして、そのシリンダキャップ16の内部には、吸上パイプ20内および第1開口16hを通ってからジョイント部材16b内を通って後、通水孔16eへ至る正立時吸上流路、および第1部材16aの第2開口16dを通ってからジョイント部材16b内を通って後、通水孔16eへ至る倒立時吸上流路がある。
また、シリンダキャップ16の内部には、ジョイント部材16bの通水孔16eから、ジョイント部材16bの外周と第1部材16aの内周との間を通って、第1部材16aの凹部の中心にあけた通水孔16fへ至るシリンダ吸上流路がある。
シリンダ17は円筒状に形成する。そして、シリンダ17の下部内周には複数の縦溝17aを設け、それらの縦溝17aなどによって、一方の開口と他方の開口とを連通する。
そのシリンダ17の一方の開口より、シリンダ入口弁22を設けるブッシング23を内部に入れる。そして、シリンダ17の一方の開口を、シリンダ入口弁22とブッシング23で塞ぐ。
シリンダ入口弁22は、弾性材料で円筒状に形成する。そして、そのシリンダ入口弁22で、ブッシング23の側面に設ける通水孔23aを塞ぐ。
また、シリンダ17の他方の開口より、コイルスプリング25をシリンダ17内に入れる。その後、シリンダ出口弁27を取り付け、ピストンを兼ねるステム29をシリンダ17内に入れる。そして、シリンダ17の他方の開口を、シリンダ出口弁27とピストンを兼ねるステム29で塞ぐ。
ステム29は、管状で、内部に排出通路29aを設ける。また、ステム29の下部外周には円周溝を形成する。そして、その円周溝には、径方向に幾つかの横孔29bをあけて、その横孔29bと排出通路29aとを連通する。
一方、シリンダ出口弁27は、弾性材料で円筒状に形成し、上部に内面から内向きに突出する環状凸部27aを設ける。そして、その環状凸部27aを上述した円周溝にはめ付け、シリンダ出口弁27の外周上下部をシリンダ17の内周面に摺動自在に押し当てる。
そして、そのシリンダ17を、上述したシリンダキャップ16の頂部中央に形成した凹部にはめ込んで、シリンダ17にシリンダキャップ16を取り付ける。
次に、シリンダ出口弁27上にパッキン28を載せてから、シリンダ17にネジキャップ13を被せて、シリンダ出口弁27を上から押さえて、ピストンを兼ねるステム29をコイルスプリング25の付勢力に抗して少し押し下げ、シリンダ17内に圧力室Aを区画形成する。
また、シリンダ17にネジキャップ13を被せたとき、ネジキャップ13の頂部中心に設けた開口より、ステム29の上端側をネジキャップ13から上向きに突出する。
次いで、ステム29の上端には、噴出釦30を取り付ける。噴出釦30には、ノズル部材31を横向きに設け、そのノズル部材31の噴出口31aとステム29内とを内部の噴出通路30aを介して連通する。
次に、噴出釦30を被ってオーバーキャップ32を被せ、そのオーバーキャップ32をネジキャップ13の外周に取り付ける。このようにして噴出装置12を形成する。
次いで、容器10の口部10b上にパッキン14を介して、シリンダキャップ16のフランジを載せ、下部内周に雌ネジを設けるネジキャップ13を容器10にねじ付け、噴出装置12の吸上パイプ20を、容器10の底近くまで伸ばして噴出器を形成する。
さて、いまこの噴出器にあって、正立時、重力の作用で、第1逆止弁19は第1テーパ部19aに突き当たり、第2逆止弁18は、第1テーパ部18aに突き当たっている。そして、正立状態で使用するとき、先ず、ネジキャップ13からオーバーキャップ32を取り外す。
そして、噴出釦30に手を掛けて、コイルスプリング25の付勢力に抗してシリンダ出口弁27とともにステム29を押し込む。
すると、シリンダ出口弁27がシリンダ17内面との摩擦抵抗によってそのままの位置を保とうとするのに対して、ステム29は移動してシリンダ出口弁27の環状凸部27aの上面に円周溝の上段部が接触する。
そして、ステム29の押し込みとともに、シリンダ出口弁27が変形して横孔29bを開き、加圧室Aとステム29内の排出通路29aとを連通する。また、ステム29の押し込みとともに、加圧室A内の圧力を上昇して、加圧室A内の内容物を、横孔29bを通してステム29の排出通路29aに送り出し、排出通路29aを通して噴出釦30の噴出通路30aに入れ、その噴出通路30aを通してノズル部材31の噴出口31aから外部に向けて噴射する。
その噴射を続けていると、やがて、加圧室A内の圧力が低下して、噴出口31aから内容物が出なくなる。
また、噴出釦30を完全に押し込むと、シリンダ出口弁27が、シリンダ17の内周面に設けた段部17bに突き当って変形し、図2に示すようになる。
それから、噴出釦30より手を離して、コイルスプリング25の付勢力に基づいてステム29を押し出して復帰する。
そして、シリンダ出口弁27が、シリンダ17内面との摩擦抵抗によってそのままの位置を保とうとするのに対し、ステム29は移動して、環状凸部27aの内面で横孔29bを塞いでシリンダ出口弁27を閉じ、排出通路29aと加圧室A間の連通を遮断する。そして、シリンダ出口弁27の環状凸部27aの下面に円周溝の下段部を接触して内容物の噴出を完全に止める。
このように、シリンダ出口弁27を閉じつつ、ステム29とともにシリンダ出口弁27をスライドすることで、加圧室A内の圧力を低下する。
その加圧室A内の圧力の低下によって、図3に示すように、シリンダ入口弁22が弾性変形して通水孔23aを開く。すると、シリンダ吸上流路によって、加圧室Aとジョイント部材16b内とが連通し、ジョイント部材16b内の圧力が低下する。
その圧力の低下によって、第2逆止弁18は第1テーパ部18aに突き当たったまま、第2開口16dを通してシリンダ17内に空気が流入することを防止する一方、第1逆止弁19は浮き上がって開となり、加圧室Aと容器10内とを連通して容器10内の底部にある内容物を、正立時吸上流路およびシリンダ吸上流路を介し、通水孔23a、縦溝17aを通してシリンダ17の加圧室Aに吸い上げシリンダ17内に内容物を流入する。
以上の繰り返しにより、正立使用時、吸上パイプ20内および第1開口16hを通して容器10から内容物を吸い上げ、その内容物をシリンダ17内に流入して噴出口31aから外部に向けて噴射する。
そして、使用後、噴出釦30を被ってオーバーキャップ32を被せ、そのオーバーキャップ32をネジキャップ13の外周に取り付ける。
一方、この噴出器において、倒立状態で使用するときは、先ず、ネジキャップ13からオーバーキャップ32を取り外して図4に示すようにする。倒立時、重力の作用で、第1逆止弁19は第2テーパ部19bに突き当たり、第2逆止弁18は、第2テーパ部18bに突き当たっている。また、図示省略するが、内容物は、容器10の口部10b側に移動する。
そして、噴出釦30に手を掛けて、コイルスプリング25の付勢力に抗してシリンダ出口弁27とともにステム29を押し込む。
すると、シリンダ出口弁27が、シリンダ17内面との摩擦抵抗によってそのままの位置を保とうとするのに対して、ステム29は移動してシリンダ出口弁27の環状凸部27aの下面に円周溝の下段部が接触する。
そして、ステム29の押し込みとともに、シリンダ出口弁27が変形して横孔29bを開き、加圧室Aとステム29内の排出通路29aとを連通する。また、ステム29の押し込みとともに、加圧室A内の圧力を上昇して、加圧室A内の内容物を、横孔29bを通してステム29の排出通路29aに送り出し、排出通路29aを通して噴出釦30の噴出通路30aに入れ、その噴出通路30aを通してノズル部材31の噴出口31aから外部に向けて噴射する。
その噴射を続けていると、やがて、加圧室A内の圧力が低下して、噴出口31aから内容物が出なくなる。
また、噴出釦30を完全に押し込むと、シリンダ出口弁27が、シリンダ17の段部17bに突き当たって変形し、図5に示すようになる。
それから、噴出釦30より手を離して、コイルスプリング25の付勢力に基づいてステム29を押し出して復帰する。
そして、シリンダ出口弁27が、シリンダ17内面との摩擦抵抗によってそのままの位置を保とうとするのに対し、ステム29は移動して、環状凸部27aの内面で横孔29bを塞いでシリンダ出口弁27を閉じ、排出通路29aと加圧室A間の連通を遮断する。そして、シリンダ出口弁27の環状凸部27aの上面に円周溝の上段部を接触して内容物の噴出を完全に止める。
このようにして、シリンダ出口弁27を閉じつつ、ステム29とともにシリンダ出口弁27をスライドすることで、加圧室A内の圧力を低下する。
その加圧室A内の圧力の低下によって、図6に示すように、シリンダ入口弁22が弾性変形して通水孔23aを開く。すると、シリンダ吸上流路によって、加圧室Aとジョイント部材16b内とが連通し、ジョイント部材16bの圧力が低下する。
その圧力の低下によって、第1逆止弁19は第2テーパ部19bに突き当たったまま、吸上パイプ20内および第1開口16hを通してシリンダ17内に空気が流入することを防止する一方、第2逆止弁18は浮き上がって開となり、加圧室Aと容器10内とを連通して倒立した容器10内の口部10b側にある内容物を、倒立時吸上流路およびシリンダ吸上流路を介し、通水孔23a、縦溝17aを通してシリンダ17の加圧室Aに吸い上げ、シリンダ17内に内容物を流入する。
以上の繰り返しにより、倒立使用時、第2開口16dを通して容器10から内容物を吸い上げ、その内容物をシリンダ17内に流入して、噴出口31aから外部に向けて噴射する。
そして、使用後、噴出釦30を被ってオーバーキャップ32を被せ、そのオーバーキャップ32をネジキャップ13の外周に取り付ける。
なお、上述した例では、噴出釦30を押してステム29を押し込み、シリンダ17内の圧力を上昇して容器10の内容物を噴出釦30の噴出口31aから外部に向けて噴射する押釦型のポンプ式噴出装置12で説明したが、この発明はそれに限られず、トリガを引いてステムを押し込み、シリンダ内の圧力を上昇して容器の内容物を噴出釦の噴出口から外部に向けて噴射するトリガ型のポンプ式噴出装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
この発明による噴出器の縦断面図である。 その噴出器の正立使用時の説明図である。 同様の図である。 その噴出器の倒立使用時の説明図である。 同様の図である。 同様の図である。 従来のポンプ式噴出装置の正立使用時の説明図である。 その従来のポンプ式噴出装置の倒立使用時の説明図である。 同様の図である。
符号の説明
10 容器
16a 第1部材
16b ジョイント部材
16c 第2部材
16d 第2開口
16h 第1開口
17 シリンダ
18 第2逆止弁
19 第1逆止弁
20 吸上パイプ
29 ステム
30 噴出釦
31a 噴出口

Claims (5)

  1. 正立使用時は吸上パイプ内および第1開口を通して、倒立使用時は第2開口を通して容器から内容物を吸い上げ、その内容物を各々シリンダ内に流入するポンプ式噴出装置において、
    正立使用時、前記第2開口を通して前記シリンダ内に空気が流入することを防止する第2逆止弁と、倒立使用時、前記吸上パイプ内および前記第1開口を通して前記シリンダ内に空気が流入することを防止する第1逆止弁とを設けることを特徴とする、ポンプ式噴出装置。
  2. 前記第2開口を有する第1部材と、前記第1開口を有する第2部材と、それら第1部材と第2部材を連結し、前記第1逆止弁および前記第2逆止弁を設けるジョイント部材とを備えることを特徴とする、請求項1に記載のポンプ式噴出装置。
  3. 噴出釦を押してステムを押し込み、前記シリンダ内の圧力を上昇して容器の内容物を前記噴出釦の噴出口から外部に向けて噴射することを特徴とする、請求項1または2に記載のポンプ式噴出装置。
  4. トリガを引いてステムを押し込み、前記シリンダ内の圧力を上昇して容器の内容物を噴出釦の噴出口から外部に向けて噴射することを特徴とする、請求項1または2に記載のポンプ式噴出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1に記載のポンプ式噴出装置を備えることを特徴とする、噴出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102105377B1 (ko) * 2019-10-21 2020-04-28 권태웅 역립형 미스트 분무기

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