JP2005287606A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
高明 市原
Atsushi Saito
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Abstract

【課題】 球通路の供給口と回転体の外周面との間に球が不測に噛み込む不具合を防止する球噛防止装置を簡単に製造し得る球払出装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 供給口63の可動案内部材90と回転体26の外周面との間で球噛状態となった場合、可動案内部材90が回動しながら板状弾性片36を弾性変形させて、その案内部92が回転体26の外周面から遠ざかる退避位置に向けて変位するため、供給口63の可動案内部材90と回転体26の外周面との間に球が噛み込んで回転体26の回転が停止する、という不具合の発生を防止することができる。そして、この場合、可動案内部材90が球通路構成部材21,23に一体的に形成される板状弾性片36によって付勢されるので、可動案内部材90を所定の位置に軸支するだけで球噛防止装置を完成することができ、製造工程を簡略化することができる。
【選択図】 図14

Description

この発明は、球(パチンコ球)を使用して遊技を行う遊技機、例えば、弾球遊技機(主としてパチンコ機)と呼ばれている遊技機や、コインに換え球を使用してスロットマシン遊技のような遊技を行う遊技機に関する。
球(パチンコ球)を使用して遊技を行う遊技機においては、賞球や貸球の球数に対応する数の球を所定位置、例えば、払出通路を介して遊技機前側に設置された受皿(上皿や下皿)に払い出すように構成する必要がある。このため、遊技機の所定位置には、球通路と、その球通路の下端の供給口から供給された球を受けてその球を払い出す回転体と、を有する球払出装置が配設されるようになっている。また、球払出装置の回転体の外周面には、球を受ける複数の球受部が所定の角度を隔てて設けられたスプロケット状に形成されているのが一般的である。 ところで、球通路の下端の供給口から供給された球を回転体によって受け、その球を回転体の回転動作によって払い出すように構成すると、供給口と回転体の外周面との間に球が不測に噛み込んで回転体の回転が停止する、いわゆる球噛による不具合が発生する場合がある。このような球噛発生時には、球通路の下端の供給口と回転体の外周面との間に噛み込んだ球を取り除く球噛解消作業が必要となり厄介であった。そこで、本出願人は、先に球通路の供給口と回転体の外周面との間に球が不測に噛み込む不具合を防止する技術を特開2003−305245号で開示した。
特開2003−305245号公報(図10)
上記した特許文献1に開示される技術は、供給口の両側部に一対の可動案内部材を配置し、この可動案内部材を組み付けた後に相互にスプリング(弾性体)を掛け渡し、球噛状態となったときに、可動案内部材を変位させて球噛状態を解消するものであった。しかし、上記の技術においては、球噛状態を解消できると言う点では満足できるものであったが、製造工程において、可動案内部材を装着した後さらにスプリングを装着しなければならず、製造が煩雑で製造コストの高いものとなっていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、球通路の供給口と回転体の外周面との間に球が不測に噛み込む不具合を防止する球噛防止装置を簡単に製造し得る球払出装置を備えた遊技機を提供することである。
上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明が採用した解決手段について、図面を参照しながら説明すると、図1、図3、図10、及び図14に示すように、球を受け入れる上流の球入口50から球を供給する下流の供給口63までの球通路51が形成される合成樹脂製の通路構成部材21,22,23に、前記供給口63から供給された球を受けてその球を払い出す回転体26を組み付けた球払出装置20が設けられる遊技機10であって、前記供給口63には、前記回転体26に向けて球を案内する案内部92を有する可動案内部材90が、球案内位置と前記案内部92が回転体26から遠ざかる退避位置とに回動可能に軸支され、前記可動案内部材90は、前記球通路構成部材21,23に一体的に形成される板状弾性片36によって前記案内位置に付勢されていると共に、前記回転体26との間で球噛状態となって所定値以上の荷重が作用したときには、前記板状弾性片36を弾性変形させながら前記退避位置に向けて回動することを特徴とする遊技機10とした。
また、請求項2に係る発明が採用した解決手段について、図面を参照しながら説明すると、図14に示すように、請求項1記載の発明において、前記可動案内部材90は、前記球通路構成部材21,23に突設される突起34にその一端側寄りにおいて回動可能に支持され、その一端側の端部に前記球通路構成部材21,23に突設されるストッパ片35(円弧突起35)と当接するストッパ部93が形成されると共に、軸支位置と反対側の他端側に前記案内部92と前記板状弾性片36と当接する当接部94とが形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明が採用した解決手段について、図面を参照しながら説明すると、図14に示すように、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記可動案内部材90は、前記供給口63の両側部に一対をなして設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明が採用した解決手段について、図面を参照しながら説明すると、図3及び図11に示すように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記球通路構成部材は、前記遊技機10の背面から見て奥側の表通路構成部材21と、手前側の裏通路構成部材23と、前記表通路構成部材21と裏通路構成部材23との間に配置されて表裏の2列の球通路51が形成されるように所定の幅間隔を空けて一対の通路壁51a,51bが立設される中間通路構成部材22と、からなり、前記表通路構成部材21と裏通路構成部材23と中間通路構成部材22の前記球通路51を流下する球と接触する部分の肉厚d1,d2を、球と接触しない部分の肉厚d3よりも厚く成型したことを特徴とする。
更に、請求項5に係る発明が採用した解決手段について、図面を参照しながら説明すると、図10、図11及び図12に示すように、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記球通路51は、前記供給口63に近い下流部分の幅狭通路部70と該幅狭通路部の上流側の幅広通路部71とからなり、前記球通路51における前記回転体26の軸方向の奥行幅寸法Dと前記回転体26の径方向の左右幅寸法Wと球の直径Pとの関係が、前記幅狭通路部70において「1.20P≧D>W>1.05P」、前記幅広通路部71において「1.80P>W>D≧1.20P」となるように形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、回転体26の回転動作によって球を払い出す際、供給口63の可動案内部材90と回転体26の外周面との間に球が不測に噛み込んだ場合、所定値以上の荷重が可動案内部材90に作用すると、可動案内部材90が回動しながら板状弾性片36を弾性変形させながら、その案内部92が回転体26の外周面から遠ざかる退避位置に向けて変位するため、供給口63の可動案内部材90と回転体26の外周面との間に球が不測に噛み込んで回転体26の回転が停止する、という球噛状態による不具合の発生を防止することができる。そして、この場合、可動案内部材90が球通路構成部材21,23に一体的に形成される板状弾性片36によって付勢されるので、可動案内部材90を所定の位置に軸支するだけで球噛防止装置を完成することができるため、製造工程を簡略化することができる。
また、請求項2に係る発明においては、可動案内部材90を球通路構成部材21,23に突設される突起34に支持するだけで、可動案内部材90と板状弾性片36とを当接した状態とすることができるので、球噛防止装置の組付工数を軽減してコスト低減を図ることができる。
また、請求項3に係る発明においては、供給口63の球が一対の可動案内部材90の案内部92に案内されて回転体26に向けて一層良好に案内することができる。
また、請求項4に係る発明においては、表通路構成部材21と裏通路構成部材23と中間通路構成部材22の球通路51を流下する球と接触する部分の肉厚d1,d2を、球と接触しない部分の肉厚d3よりも厚く成型したので、球払出装置20を軽量化することができると共に、強度が必要とされる球通路51の球と接触する部分の強度の向上を図ることができる。
更に、請求項5に係る発明においては、幅広通路部71において球が前後左右にジグザグ状に配列されるため、球の荷重が4つの内周面に分散して受け止められるので、最終的に回転体26への球圧を低減させることができると共に、幅狭通路部70では供給口63から回転体26へ正確に導くことができ、スムーズな球の払出を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の最も好適な実施形態について説明する。図1は、球を使用して遊技を行う遊技機の一例としてのパチンコ機の背面図である。図1において、パチンコ機10は、外枠11と、その外枠11の前側にヒンジ機能によって開閉可能に装着され方形枠状の前枠とを主体として構成されている。前枠の前側には、周知のようにガラス板を有する開閉扉、球(パチンコ球)が貯留可能な上皿、下皿、球発射用のハンドル装置等が配設されている。前枠の後面には、その枠開口部の周縁部において遊技盤装着枠が固定状態で組み付けられ、その遊技盤装着枠の枠内には遊技盤(図示しない)が着脱可能に嵌込まれ、その遊技盤の後面の周囲が機構板12(裏セット板、裏機構板等とも呼ばれる)によって押さえられた状態で固定されている。なお、遊技盤の前面の遊技領域には、各種入賞装置、役物装置、図柄表示装置、ゲート口等が適宜に配設されている。
機構板12の後面の上部には、球が貯留される球タンク13と、その球タンク13の一端寄りの下部に接続されるタンクレール14とがそれぞれ装着されている。タンクレール14は、その一側から他側(図1の左側から右側)に向けて球が前後2列に整列されながら流れる傾斜状の球送り通路が形成され、その球送り通路の下傾端が本実施形態の要部を構成する球払出装置20に接続されている。球払出装置20は、入賞に基づく賞球を払い出したり、あるいは遊技を行うための遊技球の貸し出しを行うものである。そして、球払出装置20から払い出された球は、機構板12に形成される賞球排出通路を介して前記上皿又は下皿に払い出される。なお、図1において、機構板12の裏面には、遊技を制御するための主制御基板、球払出装置20の動作を制御する払出制御基板、発光装置や音声装置の表示や効果音を出力制御する演出基板等の多数の制御基板(符号省略)が取り付けられている。
次に、図2乃至図14を参照して本実施形態の要部を構成する球払出装置20について説明する。図2は、実施形態に係る球払出装置20の遊技機10の正面側から見たときの(A)正面図、(B)側面図、(C)背面図であり、図3は、球払出装置20の側方から見た分解断面図であり、図4は、球払出装置20を構成する表通路構成部材21の内側の構造を示す正面図であり、図5は、球払出装置20を構成する中間通路構成部材22の構造を示す側面図であり、図6は、図5の反対側面であって中間構成部材22の中程の構造を示す(A)部分側面図、(B)拡大図であり、図7は、球払出装置20を構成する裏通路構成部材23の内側の構造を示す正面図であり、図8は、球払出装置20のモータ24のモータ軸24aに取り付けられる被検出部材27の構造を示す(A)側方断面図、(B)正面図であり、図9は、球払出装置20のモータ24のモータ軸24aに取り付けられる球送出用回転体26の(A)正面図、(B)側方断面図であり、図10は、球払出装置20の背面から見た断面図であり、図11は、図2(C)のA−A断面図であり、図12は、図2(C)のC−C断面図であり、図13は、図2(C)のB−B断面図であり、図14は、球噛防止装置部分の拡大正面図である。
図2及び図3に示すように、球払出装置20は、遊技機10の背面から見て奥側の表通路構成部材21と、手前側の裏通路構成部材23と、表通路構成部材21と裏通路構成部材23との間に配置されて表裏の2列の球通路51が形成されるように所定の幅間隔を空けて一対の通路壁51a,51bが立設される中間通路構成部材22と、モータ24(本実施形態の場合は、ステッピングモータ)と、該モータ24のモータ軸24aに固着される球送出用回転体26と、から構成されている。そして、本実施形態においては、上記した表通路構成部材21、裏通路構成部材23、中間通路構成部材22は、透明な合成樹脂の射出成型等によってそれぞれ形成されかつネジ等によって分離可能に結合されて、前記機構板12に着脱自在に取り付けられるようになっている。以下、球払出装置20を構成する各部材について順次説明する。
表通路構成部材21は、図2乃至図4に示すように、縦長の内部が凹状に形成され、その上部側方に前記タンクレール14に接続される球入口部30が形成されている。球入口部30からは、球の流下通路に沿った案内突起31が下方に向かって湾曲しながら突設され、その下流側で二股に分かれた円弧状案内突起31aとなっている。この案内突起31,31aは、流下する球が接触する部分となるため、図11に示すように、その肉厚d2は、案内突起31,31aが形成されない部分の肉厚d3(本実施形態の場合は1.3mm)よりも厚くなるように成型されている。また、表通路構成部材21の上方から下流にかけて前記案内突起31,31aを避けた適宜位置に嵌合突起32a〜32dが内側に向かって突設されている。この嵌合突起32a〜32dは、中間通路構成部材22の後述する嵌合ボス61a〜61dに嵌合されるものであり、また、内部が中空に形成されているため、3つの通路構成部材21,22,23を組み付けた後に長尺のビス(図示しない)を挿入して止着することにより、球払出装置20をユニット化するものである。
また、上流側の中程にレバー用軸受ボス33aが突設され、その下方にスイッチ用嵌合ボス33bが突設されている。レバー用軸受ボス33aには、後述する中間通路構成部材22に突設されるレバー軸53の他端が嵌合されるものであり、スイッチ用嵌合ボス33bも、同じく中間通路構成部材22に突設されるスイッチ取付突起62の他端が嵌合されるものである。
また、前記円弧状案内突起31aの左右上部には、案内部材用突起34と、該案内部材用突起34の上方から側方にかけて囲むように突設される円弧突起35と、該円弧突起35の上方に突設される板状弾性片36と、が表通路構成部材21と一体的に射出成型されている。案内部材用突起34には、図14に示すように、可動案内部材90が回動自在に軸支され、可動案内部材90が案内部材用突起34に軸支されたときには、可動案内部材90の円柱状の軸支部が円弧突起35と案内部材用突起34とによって挟持されるようになっている。このため、円弧突起35の下端は、可動案内部材90の一方向の回動を規制するストッパ当接部35aとなっている。また、板状弾性片36は、縦長の垂直状に形成され、その上端部が表通路構成部材21と一体的に連結されており、上端部を除く下方部分は、表通路構成部材21から浮いた状態となっている。このため、上端部を除く部分の表通路構成部材21には、縦長の開口37が開設されている。この開口37を形成することにより、板状弾性片36が表通路構成部材21と一体的に射出成型できるものである。また、板状弾性片36には、可動案内部材90が案内部材用突起34に軸支されたときに、可動案内部材90の上部後方に形成される当接部94に当接する被当接部36aが下端に形成されている。上記のように構成される板状弾性片36は、上部を支点として横方向に弾性変形しえるようになっている。
更に、上記した円弧状案内突起31aの内側には、モータ24のモータ軸24aが貫通し得るモータ軸貫通口38が穿設され、また、二股状に分かれている円弧状案内突起31の下端の下方にスイッチ貫通口39が穿設されている。そして、スイッチ貫通口39の下方が2つの放出通路40となっている。
また、表通路構成部材21の外側下部には、モータ24を取り付けるためのモータ取付ボス41(図3参照)が突設されると共に、中継基板43を収納する基板収納枠42が一体的に成型されている。モータ取付ボス41は、基板収納枠42の内側に左右2個突設され、基板収納枠42の外側であって下部中央に1個突設されている。そして、図2(A)に示すように、放熱板25を間に挟んでビスで止着することにより、モータ24をモータ取付ボス41に固定することができるようになっている。放熱板25は、モータ24で発生する熱を外部に効率的に放出するための金属製の板材をコ字状にプレスして成形されている。
ところで、モータ24のモータ軸24aには、被検出部材27が固着されると共に球送出用回転体26がそれぞれ嵌合装着される。まず、球送出用回転体26は、図9に示すように軸方向の後方及び前方に複数(図示の場合3個)の凹部26a,26bが等間隔で形成されている。この凹部26a,26bは、後述する供給口63から供給される球を受け止めて球送出用回転体26の回転方向に移動させて賞球や貸球として払い出すようになっている。なお、モータ24に近い一方の凹部26aは、表通路構成部材21と中間通路構成部材22との間に形成される球通路51の供給口63に臨み、他方の凹部26bは、中間通路構成部材22と裏通路構成部材23との間に形成される球通路51の供給口63に臨むようになっている。また、一方の凹部26aと他方の凹部26bとは半ピッチ分だけ位相をずらして形成されているので、一方の凹部26aと他方の凹部26bから払い出される賞球が交互に排出されるようになっている。
また、被検出部材27は、図8に示すように、円盤状の外周に鍔部が形成され、その鍔部に所定数(図示の場合には、6個)のスリット27aが切り込み形成されている。このスリット27aの数は、球送出用回転体26のすべての凹部26a,26bの数と対応する数であり、このスリット27aを検出する払出数センサ44が基板収納枠42に収納固定される中継基板43に装着されている。そして、賞球、あるいは貸球の払出個数に対応して被検出部材27のスリット27aが払出数センサ44によって検出されるようになっている。なお、中継基板43は、球払出装置20に設けられる電気的部品(モータ24、スイッチ56,85)からの配線を中継するものである。
中間通路構成部材22は、図2、図3及び図5に示すように、縦長の長方形状の平板の両側面(表裏)に球通路51を構成する外側通路壁51aと内側通路壁51bとが立設されることにより構成されるものである。以下、図5を参照して一側面の構成だけについて説明するが、他側面も全く同じ構成となっている。しかして、外側通路壁51aと内側通路壁51bとで構成される球通路51は、上部の球入口部50から斜め傾斜状に形成された後ほぼ垂直状に形成され、さらに湾曲状に形成されて供給口63に至るように形成されている。そして、内側通路壁51bの上部垂直部に切欠52が形成され、該切欠52を閉塞するように揺動レバー54(図10参照)が揺動自在に設けられている。揺動レバー54は、切欠52の上部に形成されたレバー軸53に軸支され、その下端が切欠52の下部に臨む内側通路壁51bに形成されたストッパ部55と当接するようになっている。また、切欠52のやや球通路51寄りに操作開口57aが開設され、その操作開口57aの後方に玉不足検出スイッチ56が取り付けられるスイッチ取付突起62が突設されている。
ここで、揺動レバー54と玉不足検出スイッチ56の関係について図10を参照して説明すると、球通路51内に球が整列しているときには、球の玉圧によって揺動レバー54の下端がストッパ部55と当接した状態となっている。このため、揺動レバー54の後方に位置する玉不足検出スイッチ56のアクチュエータがスイッチをOFFとしている。一方、球通路51内に球がなくなったときには、揺動レバー54が玉不足検出スイッチ56のアクチュエータの付勢力によって球通路51内に侵入するように揺動し、スイッチをONとする。玉不足検出スイッチ56がONになるとモータ24の回転駆動を停止(ただし、払出動作中の場合には当該払出動作に係る数の球を払い出してから停止させても良い。)させたり、あるいは球発射装置の弾発モータの駆動を停止させるようになっている。なお、操作開口57aは、表通路構成部材21及び裏通路構成部材23にも対応する箇所に操作開口33cが穿設されており、これらの操作開口33c,57aから図示しないピンを差し込んで揺動レバー54部分での球詰まり状態等を解消したりするために使用されるものである。
図5に戻って、前記スイッチ取付突起62の下方には、配線用開口57bが開設され、その配線用開口57bに前記玉不足検出スイッチ56からの配線を通して図5で示す面の裏側に通すようになっている。裏側に通された配線は、図6及び図10に示すように、裏側に取り付けられている玉不足検出スイッチ56の配線と共に配線整列壁58に沿って下方に導かれる。配線整列壁58と中間通路構成部材22の下辺を除く左右辺及び上辺に形成される嵌合溝59の壁面との間を配線敷設溝として使用し、配線整列壁58の下端は、球通路51の湾曲部と当接するようになっている。球通路51の湾曲部は、図6(A)に示すように、その最大突出部が嵌合溝59の近くまで湾曲して形成されている。このため、配線整列壁58に沿って導かれた配線は、最大突出湾曲部と嵌合溝59の一方の壁との間に強く押し込まれることにより掛け留めることができるようになっている。なお、本実施形態の場合には、最大突出湾曲部から下方に配線通し穴60が形成されており、図6(B)に示すように、上記のようにして掛け留めた配線Sを配線通し穴60に通した後、中間通路構成部材22の側面(図6(A)の左側の端面)から外部に引き出して前記中継基板43に接続する。このように本実施形態においては、球払出装置20の中継基板43から離れた位置にある電気的部品(玉不足検出スイッチ56)の配線を中間通路構成部材22と一体的に形成される配線整列溝58や球通路51の湾曲形状等を利用して整列係止するようになっているため、配線をスッキリとした状態で整理することができるものである。なお、嵌合溝59には、中間通路構成部材22を表通路構成部材21と裏通路構成部材22とで挟持する際に、表通路構成部材21と裏通路構成部材22の周縁が嵌合するようになっている。
また、中間通路構成部材22には、表通路構成部材21の前記嵌合突起32a〜32d(裏通路構成部材23にも同じ位置に形成されている)とそれぞれ対応して嵌合する嵌合ボス61a〜61dが突設されている。
また、球通路51の球の出口である供給口63の下方には、前記球送出用回転体26が貫通する回転体貫通穴64が形成され、その回転体貫通穴64の下部に連続して左右の排出用の通路を分岐する分岐用突起65が突設され、また、回転体貫通穴64の外周の離れた位置に通路壁67が円弧状に突設されている。通路壁67の上端には、前記案内部材用突起34の先端が嵌合される軸受穴68が形成されており、また、分岐用突起65の下部左右にスイッチ貫通孔66が穿設されている。
なお、中間通路構成部材22は、透明な合成樹脂によって射出成型されるものであるが、その肉厚は、通路壁51a,51bを含んだ全体が比較的厚みを有したものとなっている。より詳細には、図11に示すように、通路壁51a,51b及び中間通路構成部材22の板状部の肉厚d1は、前述した表通路構成部材21の球が接触しない部分の肉厚d3よりも厚く(本実施形態の場合2.0mm)形成されている。これは、強度が必要とされる球通路51の球と接触する部分の強度の向上を図るためである。
次に、裏通路構成部材23について図2、図3、図7及び図13を参照して説明すると、裏通路構成部材23の内面構造は、表通路構成部材21の内面構造とほぼ同じであり、同じ機能及び構造のものについては、表通路構成部材21と同じ符号を付しその詳細な説明を省略する。そして、裏通路構成部材23において、表通路構成部材21と異なる点は、下方の円弧状案内突起31aの付近の構造である。したがって、以下、この相違する構成について説明する。
裏通路構成部材23の下部の内面構造において、円弧状突起31aの円弧の中心位置には、軸ピン81が嵌合され、その下方にスイッチ嵌合凹部82が形成されている。このため、裏通路構成部材23の下部の外観形状は、図2及び図3に示すように、中央部が上方に突出した凸形状の軸・スイッチ取付部80となっている。軸ピン81は、前記球送出用回転体26の他端側の軸穴に挿通されて球送出用回転体26の回転を支持するものであり、スイッチ嵌合凹部82には、払い出された球の確認を行う確認用のスイッチ85が嵌合挿入される。そして、このスイッチ嵌合凹部82の構造においては、図13に示すように、スイッチ85を誤って取り付けた場合に、正規の位置に収まらないような工夫がなされている。即ち、スイッチ85は、近接型スイッチといわれる長方形状もので、その先端側に球が通過する球通過穴86が設けられ、その後端面にコネクタ端子87が突設されている。このコネクタ端子87は、一般的に近接型スイッチにおいて後端面の中央ではなくやや一側方にずれて設けられている。例えば、スイッチ85の先端側の隅角部に切欠88が形成されているが、その切欠88側の側辺とコネクタ端子87の一側端までの寸法を「H」とした場合、正規の状態で取り付けられた場合には、図13(A)に示されるように、コネクタ端子87がスイッチ嵌合凹部82の最深部に形成されたコネクタ嵌合部83に正確に嵌まり込むが、逆の状態で取り付けられた場合には、図13(B)に示すようにコネクタ端子87とコネクタ嵌合部83とがずれて正確に嵌まり込むことがない。したがって、確認用のスイッチ85の取り付けを誤った取付方法で取り付けることを防止することができる。なお、図13(A)において、4つのスイッチ85が設けられており、図示下側左右の2つのスイッチ85a,85bが表通路構成部材21と中間通路構成部材22との間に形成される球通路51から排出される賞球や貸球、又は球抜きされた球を検出するものであり、図示上側左右の2つのスイッチ85c,85dが中間通路構成部材22と裏通路構成部材23との間に形成される球通路51から排出される賞球や貸球、又は球抜きされた球を検出するものである。この場合、球抜きされた球を検出する必要がない場合には、スイッチ85a,85cの取り付けを省略しても良い。
なお、ここで、表通路構成部材21及び裏通路構成部材23の案内部材用突起34に回動自在に軸支される可動案内部材90について図14を参照して説明する。可動案内部材90は、案内部材用突起34に挿入される軸支穴91がその一端側寄りに形成され、その一端側の端部に前記円弧突起35のストッパ当接部35aと当接するストッパ部93が形成されると共に、軸支位置と反対側の他端側に供給口63から供給された球を下方に案内する案内部92と前記板状弾性片36と当接する当接部94とが形成されている。また、可動案内部材90の下側面には、球を押し下げる押下円弧面93が略湾曲状に形成されている。
以上、球払出装置20を構成する各部材について説明したが、これらの部材を組み付けるには、案内部材用突起34に可動案内部材90を挿入した表通路構成部材21の嵌合突起32a〜32dを中間通路構成部材22(揺動レバー54や玉不足検出スイッチ56が予め取り付けられている)の嵌合ボス61a〜61dに差し込み、表通路構成部材21の周縁を嵌合溝59に嵌合させる。その後、軸ピン81に球送出用回転体26を差し込むと共に確認用のスイッチ85をスイッチ嵌合凹部82に嵌合し且つ案内部材用突起34に可動案内部材90を挿入した裏通路構成部材23の嵌合突起32a〜32dを中間通路構成部材22の嵌合ボス61a〜61dに差し込み、裏通路構成部材23の周縁を嵌合溝59に嵌合させる。更に、スイッチ貫通口39へのスイッチ85の装着、基板収納枠42への中継基板43への取り付けと中継基板43への各電器部品からの配線の接続、モータ24を放熱板25と共にモータ取付ボス41へビスで取り付け、最終的に中空状に形成される嵌合突起32a,32bへもビスを螺着する。これにより、球払出装置20を構成する表通路構成部材21、中間通路構成部材22、裏通路構成部材23をユニット化した構成として組み付けることができる。そして、中間通路構成部材22に表通路構成部材21及び裏通路構成部材23をそれぞれ取り付ける以前の案内部材用突起34に可動案内部材90の軸支穴91を差し込んだ時点で、可動案内部材90の当接部94と板状弾性片36の被当接部36aとが当接した状態となっており、しかも、可動案内部材90が案内部材用突起34と円弧突起35とに挟まれているため、表通路構成部材21及び裏通路構成部材23から可動案内部材90が簡単に脱落しない状態で表通路構成部材21及び裏通路構成部材23を中間通路構成部材22に組み付けることができるので、球噛防止装置の製造工程を簡略化することができる。
ところで、球払出装置20を上記のように組み付けたときに、今まで説明してきた以外に以下の特徴がある。まず、第1の特徴として、図10に示すように、球通路51を3つの領域に分けることができる。即ち、球通路51は、上部から下部に向けて上流通路部72、幅広通路部71及び幅狭通路部70を順次連通して構成される。上流通路部72は、球入口部50から下方に向けて屈曲された逆L字状をなし、その上流通路部72の通路幅(左右方向や奥行方向ともに)は、球の直径寸法よりも1.2倍程度に大きく形成されている。上流通路部72の下部に連続して形成された幅広通路部71は、最大の通路幅を有しかつ直線に近い略湾曲状に形成されている。本実施形態においては、幅広通路部71の断面図である図11に示すように、球通路51における球送出用回転体26の軸方向の奥行幅寸法Dと球送出用回転体26の径方向の左右幅寸法Wと球の直径Pとの関係が、幅広通路部71において「1.80P>W>D≧1.20P」となるように形成されている。また、幅広通路部71の下部に連続して形成された幅狭通路部70は、幅広通路部71の横方向の変位量と略同じ程度の横方向の変位量の範囲において略S字状に屈曲された形状に形成されていると共に上部から下部に向けてしだいに通路幅が縮小されている。一方、幅狭通路部70の断面図である図12に示すように、幅狭通路部70において「1.20P≧D>W>1.05P」となるように形成されている。ただし、各通路部70,71,72の接続部分は、当然のことながら段差が生じないように左右幅及び奥行幅が同じとなるように形成されている。このように、球通路51の横幅及び奥行幅の寸法を構成することにより、幅広通路部71において球が前後左右にジグザグ状に配列されるため、球の荷重が4つの内周面に分散して受け止められるので、最終的に球送出用回転体26への球圧を低減させることができると共に、幅狭通路部70では供給口63から球送出用回転体26へ正確に導くことができ、スムーズな球の払出を実現することができる。
次に、第2の特徴として、図11に示すように、中間通路構成部材22に表通路構成部材21及び裏通路構成部材23を組み付けたときに、中間通路構成部材22の通路壁51a,51bの先端と表通路構成部材21及び裏通路構成部材23の内壁面との間に球の直径よりは小さな間隔d4が球入口部50から供給口63までの全長に亘って形成されていることである。このため、球通路51に異物が混入しても、上記間隔d4から球通路51以外に排出され、球詰まり状態となる頻度を低下させることができる。
以上、球払出装置20の構成について説明してきたが、次に、球払出装置20の作用について説明する。遊技に先だって、あるいは、遊技の際において、球タンク13からタンクレール14の前後2列の球送り通路を経て、球入口部50から球払出装置20の球通路51の上流通路部72、幅広通路部71及び幅狭通路部70を順に流れ、幅狭通路部70下端の供給口63を経て球送出用回転体26の前後2列の凹部26a,26b上に交互にそれぞれ流れる。
ここで、パチンコ機10の前側の所定位置に配設された球貸スイッチ(図示しない)が作動されると、その信号が払出制御基板に送られる。また、前記球貸スイッチの作動に基づく信号がパチンコ機10の片側に設置された球貸機(図示しない)に送られ、その球貸機から発せられる貸球数に対応する数の信号が払出制御基板に送られる。これに基づいて払出制御基板から発せられる払出信号によってモータ24が回転制御される。すると、モータ24によって、球送出用回転体26が一方向(例えば、図15(A)の反時計回り方向)にかつ貸球数に対応する回転数あるいは回転角度だけ回転する。球送出用回転体26の所定方向の回転によって、その前後2列の凹部26a,26bに球が順次に受けられ、前後2列の放出通路40にそれぞれ払い出される。前後2列の放出通路40にそれぞれ払い出された球は、機構板12に形成される賞球払出通路を経てパチンコ機10の前面側に設けられる上皿に払い出される。
また、遊技の際、遊技盤の遊技領域に発射された球が入賞口に流入し検出器によって検出されると、その信号が主制御基板に送られる。そして、主制御基板から発せられる賞球数に対応する数の信号が払出制御基板に送られ、これに基づいて払出制御基板から発せられる払出信号によってモータ24が回転制御される。すると、モータ24が貸球信号のあったときと同様に回転制御されて賞球を上皿に払い出す。
一方、球抜き信号が払出制御基板に入力されると、モータ24が逆回転して球送出用回転体26を反対方向(図15(B)の時計回り方向)に回転する。球送出用回転体26の反対方向の回転によって、その前後2列の凹部26a,26bに球が順次に受けられ、前後2列の逆の放出通路40にそれぞれ払い出される。前後2列の逆の放出通路40にそれぞれ払い出された球は、機構板12に形成される玉抜き通路を経てパチンコ機10が設置される島台の回収樋に放出される。
前記したように、球通路51の直下に位置する供給口63に供給された球を、球送出用回転体26の回転動作によって、その前後2列の凹部26a,26bに受け、これら球を払い出す際、供給口63の可動案内部材90と球送出用回転体26の外周面との間に球が不測に噛み込もうとすることがある。球が噛み込もうとして所定値以上の荷重が可動案内部材90に作用すると、可動案内部材90は、板状弾性片36を弾性変形させながら、その案内部92が球送出用回転体26の外周面から遠ざかる退避位置に向けて軸34を中心として回動し変位して噛み込んだ球を押下円弧面95で誘導しながら回転方向に移動させる(図15(A),(B)参照)。このため、供給口63の可動案内部材90と球送出用回転体26の外周面との間に球が不測に噛み込んで球送出用回転体26の回転が停止する、という球噛みによる不具合の発生を防止することができる。
また、本実施形態においては、供給口63の両側部に一対の可動案内部材90が球案内位置と、退避位置とに変位可能に設けられ、一対の可動案内部材90の案内部92の間隔寸法が供給口63の間隔寸法(球の直径寸法よりも1.05倍程度)とほぼ同じ間隔寸法に設定されている。このため、供給口63に供給された球を一対の可動案内部材90の案内部92によって球送出用回転体26に向けて良好に案内することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定するものではない。例えば、上記実施形態においては、球払出装置20が一つのユニット化された球払出装置ユニットとして構成され、機構板12のユニット装着部に対し着脱可能に装着される場合を例示したが、機構板12の所定位置に球払出装置20の各通路の通路壁を形成して各種検出器や通路切換部材、可動案内部材90、球送出用回転体26、モータ24等をそれぞれ組み付けて球払出装置20を構成することも可能である。また、上記実施形態において球払出装置20として、モータ24を駆動源とし且つ前後2列の凹部26a,26bを備えた球送出用回転体26を主体として構成される場合を例示したが、球を送出する機能を有する回転体を備えた球払出装置であればこの発明を実施することができる。また、球払出装置20の球通路51等は、前後2列以上の複列に設けてもよく、また単列に設けてもよい。更に、球払出装置が適用される遊技機として、パチンコ機10を示したが、例えば、球を使用するスロットマシンの球払出装置としても利用可能である。
球を使用して遊技を行う遊技機の一例としてのパチンコ機の背面図である。 実施形態に係る球払出装置の遊技機の正面側から見たときの(A)正面図、(B)側面図、(C)背面図である。 球払出装置の側方から見た分解断面図である。 球払出装置を構成する表通路構成部材の内側の構造を示す正面図である。 球払出装置を構成する中間通路構成部材の構造を示す側面図である。 図5の反対側面であって中間構成部材の中程の構造を示す(A)部分側面図、(B)拡大図である。 球払出装置を構成する裏通路構成部材の内側の構造を示す正面図である。 球払出装置のモータのモータ軸に取り付けられる被検出部材の構造を示す(A)側方断面図、(B)正面図である。 球払出装置のモータのモータ軸に取り付けられる球送出用回転体の(A)正面図、(B)側方断面図である。 球払出装置の背面から見た断面図である。 図2(C)のA−A断面図である。 図2(C)のC−C断面図である。 図2(C)のB−B断面図である。 球噛防止装置部分の拡大正面図である。 球噛防止装置の球噛状態における作用を示す正面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
12 機構板
20 球払出装置
21 表通路構成部材
22 中間通路構成部材
23 裏通路構成部材
24 モータ
26 球送出用回転体
27 被検出部材
30 球入口部
31 案内突起
34 案内部材用突起
36 板状弾性片
35 円弧突起
35a ストッパ当接部
50 球入口部
51 球通路
51a 外側通路壁
51b 内側通路壁
56 玉不足検出スイッチ
58 配線整列壁
59 嵌合溝
63 供給口
70 幅狭通路部
71 幅広通路部
72 上流通路部
80 軸・スイッチ取付部
82 スイッチ嵌合凹部
83 コネクタ嵌合部
85 スイッチ
87 コネクタ端子
90 可動案内部材
91 軸支穴
92 案内部
93 ストッパ部
94 当接部
95 押下円弧面

Claims (5)

  1. 球を受け入れる上流の球入口から球を供給する下流の供給口までの球通路が形成される合成樹脂製の通路構成部材に、前記供給口から供給された球を受けてその球を払い出す回転体を組み付けた球払出装置が設けられる遊技機であって、
    前記供給口には、前記回転体に向けて球を案内する案内部を有する可動案内部材が、球案内位置と前記案内部が回転体から遠ざかる退避位置とに回動可能に軸支され、
    前記可動案内部材は、前記球通路構成部材に一体的に形成される板状弾性片によって前記案内位置に付勢されていると共に、前記回転体との間で球噛状態となって所定値以上の荷重が作用したときには、前記板状弾性片を弾性変形させながら前記退避位置に向けて回動することを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動案内部材は、前記球通路構成部材に突設される突起にその一端側寄りにおいて回動可能に支持され、その一端側の端部に前記球通路構成部材に突設されるストッパ片と当接するストッパ部が形成されると共に、軸支位置と反対側の他端側に前記案内部と前記板状弾性片と当接する当接部とが形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記可動案内部材は、前記供給口の両側部に一対をなして設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記球通路構成部材は、前記遊技機の背面から見て奥側の表通路構成部材と、手前側の裏通路構成部材と、前記表通路構成部材と裏通路構成部材との間に配置されて表裏の2列の球通路が形成されるように所定の幅間隔を空けて一対の通路壁が立設される中間通路構成部材と、からなり、
    前記表通路構成部材と裏通路構成部材と中間通路構成部材の前記球通路を流下する球と接触する部分の肉厚を、球と接触しない部分の肉厚よりも厚く成型したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記球通路は、前記供給口に近い下流部分の幅狭通路部と該幅狭通路部の上流側の幅広通路部とからなり、
    前記球通路における前記回転体の軸方向の奥行幅寸法Dと前記回転体の径方向の左右幅寸法Wと球の直径Pとの関係が、
    前記幅狭通路部において、1.20P≧D>X>1.05P
    前記幅広通路部において、1.80P>W>D≧1.20P
    となるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008212172A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015006491A (ja) * 2014-10-01 2015-01-15 株式会社三洋物産 遊技機

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