JP2005287377A - 鳥獣類忌避器具及び方法 - Google Patents

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伸泰 吉沢
Keiji Shimizu
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    • A01M29/08Scaring or repelling devices, e.g. bird-scaring apparatus using visual means, e.g. scarecrows, moving elements, specific shapes, patterns or the like using reflection, colours or films with specific transparency or reflectivity

Abstract

【課題】光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回作用等を用いた簡易な構成で鳥獣類を忌避する鳥獣類忌避器具を提供する。
【解決手段】本発明の鳥獣類忌避器具1は、光干渉顔料の多層膜構造による光の入射角に応じた色相変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第1の忌避部材3aと、光回折顔料の微構造表面による虹スペクトルの外観変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第2の忌避部材3bと、の少なくともいずれかを有する部材2(塗膜部材、樹脂練り込み部材、合成皮革部材、シール部材、シート部材、フィルム部材、の少なくともいずれか)を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば烏等の鳥獣類を忌避する器具に係り、特に光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回作用の少なくともいずれかにより鳥獣類を忌避する鳥獣類忌避器具及び方法に関するものである。
従来、都市のゴミ集積所等に烏等の鳥獣類が集まり当該ゴミを散らかすことや、集まった烏等の鳥獣類が糞を撒き散らすこと、更には鳥獣類が農園等の食物を荒らすこと等が問題視されており、都市問題として種々の対策が図られているところである。
例えば、特許文献1では、可撓性フィルムの二ヶ所に略円形の光干渉部を設け、この光干渉部に光の干渉作用による色彩光を得ることが出来る光干渉手段を形成し、ゴミ集積所等近傍の鳥獣類を威嚇する鳥獣類忌避器具が開示されている。
特開2001−299184号公報
上記特許文献1に係る発明では、光干渉顔料や光回折顔料を用いて鳥獣類を忌避することについては何等記載も示唆もされていない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回折作用等を用いた簡易な構成で鳥獣類を忌避する鳥獣類忌避器具及び方法を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様では、光干渉作用をもたらす光干渉顔料及び光回折作用をもたらす光回析顔料の少なくともいずれかを外部から目視可能な状態で少なくとも一部に有した部材を具備することを特徴とする鳥獣類忌避器具が提供される。この第1の態様によれば、光干渉作用、光回折作用の少なくともいずれかによる視覚的効果により鳥獣類を忌避することができる。
本発明の第2の態様では、上記第1の態様において、上記部材とは、塗膜部材、樹脂練り込み部材、合成皮革部材、シール部材、シート部材、フィルム部材、の少なくともいずれかであることを特徴とする鳥獣類忌避器具が提供される。この第2の態様によれば、部材を種々の態様で簡易に備えることができる。
本発明の第3の態様では、光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回折作用の少なくともいずれかにより鳥獣類を忌避する器具が、上記光干渉顔料の多層膜構造による光の入射角に応じた色相変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第1の忌避部材と、上記光回折顔料の微構造表面による虹スペクトルの外観変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第2の忌避部材と、の少なくともいずれかを有する塗膜部材、樹脂練り込み部材、合成皮革部材、シール部材、シート部材、フィルム部材、の少なくともいずれを具備することを特徴とする鳥獣類忌避器具が提供される。この第3の態様によれば、光干渉作用、光回折作用の少なくともいずれかによる視覚的効果により鳥獣類を忌避することができる。
本発明の第4の態様では、光干渉作用をもたらす光干渉顔料及び光回折作用をもたらす光回折顔料の少なくともいずれかを外部から目視可能な状態で少なくとも一部に有した部材を用いて鳥獣類を忌避する方法が提供される。第4の態様によれば、光干渉作用、光回折作用の少なくともいずれかによる視覚的効果により鳥獣類を忌避することができる。
本発明によれば、光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回折作用等を用いた簡易な構成で鳥獣類を忌避する鳥獣類忌避器具及び方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明の実施の形態に係る鳥獣類忌避器具の概念図を示し説明する。
この図1に示されるように、この鳥獣類忌避器具1は、光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回折作用の少なくともいずれかにより鳥獣類を忌避するもので、上記光干渉顔料の多層膜構造による光の入射角に応じた色相変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第1の忌避部材3aと、上記光回折顔料の微構造表面による虹スペクトルの外観変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第2の忌避部材3bとの少なくともいずれかを有する部材2を備えている。そして、この鳥獣類を忌避するための部材2としては、塗膜部材、樹脂練り込み部材、合成皮革部材、シール部材、シート部材、フィルム部材等を採用することができる。
これらの部材を綿状、網状、棒状、線状、球状、鳥獣類近似形状等の適宜の形状、及びこれらの組み合わせに塗布、成形、貼布等の加工をすることが出来る。
又、材質としては金属、プラスチック、紙、布、コンクリート、木材等の材質を適用出来る。更に塗布施工可能な物は、車両、建築建造物、橋梁、道路、電柱、鉄塔等である。
本発明における塗膜部材とは、光干渉作用をもたらす光干渉顔料及び光回折作用をもたらす光回折顔料の少なくともいずれかの顔料が分散するビヒクルとを含む塗料をスプレー塗装等の常用の塗装方法によって塗膜を形成することによって得られる。このような塗料としては市販の「マジョーラ(登録商標)」(日本ペイント社製)がある。
上記ビヒクルは、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテル樹脂等の塗膜形成樹脂と必要に応じてアミノ樹脂や(ブロック)ポリイソシアネード化合物、アミン系、ポリアミド系、多価カルボン酸等の架橋剤とから構成される。さらに、上記成分の他に、ワックス、硬化触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリンク剤、シリコンや有機高分子等の表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、消泡剤、滑剤、架橋性重合体粒子(ミクロゲル)等を適宜添加することができる。上記塗料は、上記構成成分を、通常、有機溶剤および/または水等の溶剤に溶解または分散した態様で提供される。
ここで、図2には第1の忌避部材3aに用いられる光干渉顔料の構造を示し説明する。
図2に示されるように、この光干渉顔料は、半透明吸収層15の上にガラス類層14が積層され、更にその上に光反射層13、ガラス類層12が積層され、最上層に半透明吸収層11が更に積層された多層膜構造となっている。そして、このような光学の薄膜設計による多層膜構造、即ち干渉構造により、種々の色を示す光干渉作用が奏される。
このような構造の光干渉顔料の表面に光が所定角度をもって入射すると、当該光は半透明吸収層11及びガラス類層12を透過し、光反射層13の表面にて反射され、入射角と略等しい反射角をもって、ガラス類層12及び半透明吸収層11を介して射出される。例えば、入射位置Aより入射した光は射出位置A’より射出され、入射位置Bより入射した光は射出位置B’より射出される。このとき、上記干渉構造による光干渉作用により、光の入射角、反射角により見える色が変化する。第1の忌避部材3aは、このような光の入射角等に応じた色相変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するものである。
このような光干渉顔料としては「Chroma Flair(登録商標)」(Flex Products Inc.社製)がある。
一方、図3には第2の忌避部材3bに用いられる光回折顔料の構造を示し説明する。
図3(b)に示されるように、この光回折顔料は、ガラス類層23の上に光反射層22が積層され、更にその上にガラス類層21が積層された多層膜構造となっている。更にこの光回折顔料は、光の可視波長の大きさに略同等な微構造表面を有している。このような光回折顔料の微構造表面によれば、虹スペクトルの外観変化が生じ得る。
図3(a)に示すように、上記構造の光回折顔料の表面に光が入射すると、ガラス類層21の表面で回折作用が生じ、虹スペクトルが顔料表面の両側扇状に発生する。虹スペクトルは、赤、黄色、緑、青、紫等の発色をもたらすことにより、所定角度から目視すると虹状の発色が認められることになる。例えば、上部より一定方向で光が入射すると反射角度α0,α1,α2,α3の反射光を所定角度から目視していることになる。
角度α1においては、反射光が扇状の虹スペクトルに位置しないため、虹色の発色は認められない。しかしながら、角度α1,α2,α3においては回折作用による扇状の虹スペクトルに位置するため、それぞれ青、緑、赤色の発色が認められることになる。
第2の忌避部材3aは、このような微構造表面による虹スペクトルの外観変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するものである。
このような光回折顔料としては、「Spectra Flair(登録商標)」(Flex Products Inc.社製)がある。
以上説明した技術を前提として、以下、第1乃至第5実施例について説明する。
尚、以下の各実施例の作用は、本発明の鳥獣類を忌避する方法の一例に相当する。
(第1実施例)
図4には、第1実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避ネットの構成を示し説明する。この鳥獣類忌避ネットは、紐部材等によるネットに、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる合成皮革部材や樹脂練り込み部材、フィルム部材等を貼り付けて構成するものである。以下、更に詳細に説明する。
図4(a)に示す例は、紐部材31が編み込まれた鳥獣類忌避ネット30であって、所定単位であいた空間の複数(この例では8つ)を一つの領域と捉えて、詳細は前述したような光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる忌避部材32を、当該領域に貼布して構成したものである。この場合、忌避部材32は、所定の間隔をもって複数配設することが可能である。一般的な鳥獣類忌避用ネットの網目は細かく、視覚的効果を十分に奏するためには、忌避部材32の面積をある程度確保する必要があることから、このように複数の空間を一つの領域として捉えて、忌避部材32を貼布している。
尚、この第1の実施の形態は、図4(b)に示すように改良することもできる。
即ち、図4(b)に示す例は、紐部材41が編み込まれた鳥獣類忌避ネット40であって、所定単位であいた空間に、詳細は前述したような光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる忌避部材42を、固定部43を介して千鳥格子状に配設して構成したものである。これは、鳥獣類忌避ネットの網目が比較的大きい場合に好適であり、仮に細かい場合でも複数の忌避部材42を配設することで、視覚的効果は十分に奏される。
このような図4(a),(b)の鳥獣類忌避ネットの忌避部材32,42としては、例えば光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる合成皮革部材や樹脂練り込み部材、フィルム部材、加工布等を採用することができる。
以上説明した第1実施例に係る鳥獣類忌避ネットによれば、既存のネットに忌避部材を装着した簡易な構成により鳥獣類を効果的に忌避することができる。
尚、この第1実施例の改良例として、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかを合成樹脂に練り込み糸状に加工したものをネット状に編み込んで構成した鳥獣類忌避ネット、或いは布状に編み込んでシート状に構成した鳥獣類忌避シートも提供される。
更に、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかを練り込んだ合成樹脂練り込み部材をフィルム状に加工し、それを不繊布、合成繊維布及び天然繊維布に貼り付けて構成した鳥獣類忌避シートも提供される。また、平板状のゴム・合成樹脂に光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかを塗装或いは印刷したもの、或いはゴム・合成樹脂に光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかを練り込み平板状に成形したものを、布状に編み込んで構成した鳥獣類忌避シートも提供される。
(第2実施例)
図5には、第2実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用反射板の構成を示して説明する。この鳥獣類忌避用反射板は、前述したような光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる、塗膜部材、合成皮革部材、樹脂練り込み部材、フィルム部材等を所定の形状に成形して、或いは所定の形状に成形した後に支持板に貼り付けて構成するものである。以下、構成、作用を更に詳細に説明する。
図5(a)に示す例は、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる塗膜部材、合成皮革部材、樹脂練り込み部材、フィルム部材等の忌避部材50を所定の形状(この例では、長方形)に成形して、所望とする部材(場所)に固定部51を介して固定自在としたものである。同様に、図5(b)に示す例は、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる塗膜部材、合成皮革部材、樹脂練り込み部材、フィルム部材等の忌避部材60を所定の形状(この例では、円形)に成形して、所望とする部材(場所)に固定部61を介して固定自在としたものである。そして、図5(c)に示す例は、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかからなる塗膜部材、合成皮革部材、樹脂練り込み部材、フィルム部材等の忌避部材71a,71bを所定の形状(この例では、2つの円形)に成形して、支持板70に張り付け、当該指示板70を固定部72を介して所望とする部材(場所)に固定自在としたものである。
以上説明した第2実施例に係る鳥獣類忌避用反射板によれば、所望とする場所に簡易に取付けることで鳥獣類を効果的に忌避することができる。
尚、反射板の忌避部材50,60,71a,71bの素材としては、例えばプラスチック、鉄、非鉄金属、フィルム等を採用することができ、着色手法としては、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかの、塗装、合成樹脂への練り込み、印刷を採用することができる。着色は、両面であっても片面であってもよいことは勿論である。
(第3実施例)
図6には、第3実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用フィルムの構成を示して説明する。この鳥獣類忌避用フィルムは、前述した光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれを塗装或いは印刷したプラスチックフィルムであり、支柱に取付けて鳥獣類を忌避する。以下、構成、作用を更に詳細に説明する。
図6(a)に示す例では、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれを塗装或いは印刷した鳥獣類忌避用フィルム81a乃至81dが、この例では4点に設置された支柱82a乃至82dに取付けられている。この鳥獣類忌避用フィルム81a乃至81dは、鳥獣類を忌避することを所望する領域(例えば、ゴミ捨て場及び水田、畑等の農作地)を囲むように配設するとより効果的である。一方、図6(b)に示す例では、2本の鳥獣類忌避用フィルム91a,92bを、支柱92a乃至92dに、2本のフィルムが交差するように取付けたものである。この場合には、先に図6(a)に示した例に比して、鳥獣類忌避用フィルム91a,92bの必要量が少なくなることから、より経済的である。
これら図6(a),(b)の例において、鳥獣類忌避用フィルム81a乃至81d、91a及び91bを少し余裕をもたせて支柱82a乃至82d、92a乃至92dに取付ければ、風等でフィルム81a乃至81d、91a及び91bがなびくため、光干渉作用、光回折作用がより高まることは勿論である。
以上説明した第3実施例に係る鳥獣類忌避用フィルムによれば、鳥獣類を忌避することを所望する場所に簡易且つ迅速に取付けることができ、低コストであるにもかかわらず効果的に鳥獣類を忌避することができる。
(第4実施例)
図7には、第4実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用ポールの構成を示して説明する。この鳥獣類忌避用ポールは、前述した光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれを塗装或いは練り込んだ部材からなる。或いは前述した光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれを印刷したフィルムを鉄等に貼り付けて構成されている。
以下、構成、作用を更に詳細に説明する。
図7(a)に示す例は、鉄や非鉄金属、プラスチック等に光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかが塗装又は練り込み成形され、或いは印刷されたフィルムが貼布され、構成された鳥獣類忌避ポール100である。このポールは、板状体及び円柱体となっている。図7(b)に示す例では、鉄や非鉄金属、プラスチック等に光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかが塗装又は練り込み成形された反射体101、或いは印刷されたフィルムが貼布された反射体101が、支持部材102により支持され構成されている。尚、この例では、反射板101の形状は長方形及び円柱体となっている。図7(c)に示す例では、鉄や非鉄金属、プラスチック等に光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかが塗装又は練り込み成形された反射板103、或いは印刷されたフィルムが貼布された反射体103が、支持部材104により支持され構成されている。尚、この例では、反射板101の形状は楕円形、楕円体及び円体となっている。
以上説明した第4実施例に係る鳥獣類忌避用ポールによれば、鳥獣類を忌避することを所望する場所に簡易且つ迅速に取付けることができ、効果的に鳥獣類を忌避することができる。尚、上記塗装等は両面であっても片面であってもよい。また、上記反射板の形状は前述したものに限定されず、種々の形態を採用し得る。
(第5実施例)
図8には、第5実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用バルーンの構成を示して説明する。この鳥獣類忌避用バルーンは、前述した光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれを印刷したフィルムの成形物である。
以下、構成、作用を更に詳細に説明する。
図8(a)に示す例は、光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかが印刷されたフィルムが風船体105の形に成形され、その内部にヘリウムガス等が充填され、糸部材106を介して固定部107に固定され、所定の高さを保持しつつ浮遊している。この例では、風船体105の全面に光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかが印刷されている。
一方、図8(b)に示す例は、光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかで同心円状の模様を形成するように印刷されたフィルムが風船体108の形に成形され、その内部にヘリウムガス等が充填され、糸部材109を介して固定部110に固定され、所定の高さを保持しつつ浮遊している。この例では、風船体105に同心円状の模様が形成されている。図8(c)に示す例は、光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかで円状の模様を形成するように印刷されたフィルムが風船体111の形に成形され、その内部にヘリウムガス等が充填され、糸部材112を介して固定部113に固定され、所定の高さを保持しつつ浮遊している。この例では、風船体111に円状の模様が形成されている。鳥獣類は円形を恐れると一般にいわれていることから、より効果的に鳥獣類を忌避することができる。
図8(d)の例は、光干渉顔料又は光回折顔料のいずれかが印刷されたフィルムが風船体114の形に成形され、その内部に空気が充填され、糸部材115を介して固定部116に吊り下げられ、所定の高さを保持しつつ浮遊している。
以上説明した第5実施例に係る鳥獣類忌避用バルーンによれば、鳥獣類を忌避することを所望する場所に簡易且つ迅速に取付けることができ、効果的に鳥獣類を忌避することができる。尚、上記塗装等は両面であっても片面であってもよい。また、上記風船体の形状は前述したものに限定されず、種々の形態を採用し得る。更に上記風船体はヘリウムガス等で浮遊させずに、空気充填させず7(b)、(c)のようにポール状の足を付けた構成にしてもよいことは勿論である。
以上、本発明の実施の形態、更には第1乃至第5の実施例について説明したが、この実施の形態によれば、光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回作用等を用いた簡易な構成で鳥獣類を忌避する鳥獣類忌避器具を提供することができる。
尚、本発明は、前述した第1乃至第5の実施例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、光干渉顔料又は光回折顔料の少なくともいずれかにより塗装等した、例えば烏等の忌避対象たる鳥獣類の形をした成形品としての実施も可能である。
また、光干渉顔料及び光回折顔料の少なくともいずれかを塗装、印刷したフィルム等の背面に粘着・接着剤を塗布し、様々な場所に貼り付け可能なシール部材としての実施も可能である。このようなシール部材は、ユーザが鳥獣類を忌避することを所望する場所に簡易は貼り付けることができることから、簡易な使用に好適である。
さらに、例えばポリバケツ、ゴミ収容容器を樹脂練り込み部材で成形加工したり、塗装或いは印刷フィルムを用いたインモールド成形(着色フィルムを成形機の片側に入れて成形し、片側だけ着色する等)したり、することで簡易かつ安価に鳥獣類を忌避に対応した製品とすることが可能である。
本発明の実施の形態に係る鳥獣類忌避器具の概念図。 第1の忌避部材3aに用いられる光干渉顔料の構造を示す図。 第2の忌避部材3bに用いられる光回折顔料の構造を示す図。 第1実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避ネットの構成図。 第2実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用反射板の構成図。 第3実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用フィルムの構成図。 第4実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用ポールの構成図。 第5実施例に係る鳥獣類忌避装置としての鳥獣類忌避用バルーンの構成図。
符号の説明
1・・・鳥獣類忌避器具、2・・・部材、3a・・・第1の忌避部材、3b・・・第2の忌避部材。

Claims (4)

  1. 光干渉作用をもたらす光干渉顔料及び光回折作用をもたらす光回析顔料の少なくともいずれかを外部から目視可能な状態で少なくとも一部に有した部材を具備することを特徴とする鳥獣類忌避器具。
  2. 上記部材とは、塗膜部材、樹脂練り込み部材、合成皮革部材、シール部材、シート部材、フィルム部材、の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の鳥獣類忌避器具。
  3. 光干渉顔料による光干渉作用及び光回折顔料による光回折作用の少なくともいずれかにより鳥獣類を忌避する器具が、
    上記光干渉顔料の多層膜構造による光の入射角に応じた色相変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第1の忌避部材と、
    上記光回折顔料の微構造表面による虹スペクトルの外観変化の視覚的効果により鳥獣類を忌避するための第2の忌避部材と、
    の少なくともいずれかを有する塗膜部材、樹脂練り込み部材、合成皮革部材、シール部材、シート部材、フィルム部材、の少なくともいずれを具備することを特徴とする鳥獣類忌避器具。
  4. 光干渉作用をもたらす光干渉顔料及び光回折作用をもたらす光回折顔料の少なくともいずれかを外部から目視可能な状態で少なくとも一部に有した部材を用いて鳥獣類を忌避する方法。
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