JP3179162U - 鳥獣追い払い装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた威嚇及び撃退効果を有しており、その効果が低下せずに長期に渡って維持されると共に、構造が簡易であり、非常に安価に提供することができる鳥獣追い払い装置を提供する。
【解決手段】鳥獣追い払い装置10は、表面に光反射層が設けられたシートと、シートを揺動自在に吊り下げるための紐状体14とを備えている。特に、シートの光反射層上に少なくとも1つのマークが設けられており、少なくとも1つのマークの表面の少なくとも一部の上に赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層が積層されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、鳥獣害を防止すべく鳥獣を効果的に威嚇して追い払うための鳥獣追い払い装置に関する。
鳥獣害としては、例えば、鳥類による農作物、果樹、樹木、水産物及び生ゴミ等への被害、並びにイノシシ、猿、鹿及び熊等の獣類による農作物、果樹及び樹木等への被害が知られている。鳥獣害としては、これ以外にも、人間を含む動物への被害、住環境を汚染する被害や、破損する被害等、多岐に渡る被害がある。
従来から、このような鳥獣害を防止するための技術が種々提案されている。例えば、
(1)被害対象物を網や電気柵で囲い込み、鳥獣が近付かないようにする技術、
(2)檻や罠を用いて鳥獣を捕獲する技術、
(3)積極的に光や音を出すことにより鳥獣を威嚇して追い払う技術、
(4)死骸や威嚇物等を吊すことにより鳥獣に恐怖心を与えて追い払う技術、
等が提案され、実際に実施されている。
上述の技術のうち、(4)の死骸や威嚇物等を吊すことにより鳥獣に恐怖心を与えて追い払う技術として、特許文献1には、合成樹脂製の円板である揺動基体に複数の開口部を形成し、各開口部に円板からなる反転型反射片を丸環で上下位置で回動自在に連結し、円板の中央に多色表示部を設け、揺動基体の下端側に揺動吊下体が揺動かつ回転自在に吊り下げてあり、揺動吊下体は3個の揺動反射片を丸環により連結したものからなり、上側揺動反射片に対して下側揺動反射片を大きく形成した鳥脅し具が開示されている。
また、同じく(4)の技術として、特許文献2には、薄板を鳥が警戒又は忌避するような動物の形状に形成し、かつその動物の模様に塗装すると共にその眼部分にガラス球を嵌込み、さらに薄板上部に吊下用孔を設け、この吊下用孔に紐、線等を通し、支持体から吊り下げるように構成し、動物の模様を蛍光塗料で塗装を行った鳥防除具が開示されている。
さらに、同じく(4)の技術として、特許文献3には、遠赤外線効果及び電磁波吸収効果のある酸化鉄を混入して成形された樹脂材料と、遠赤外線効果及び遠赤波動を発生して臭気除去効果のあるセラミック材料との相乗効果により、波長4〜14μmの生物の成育に有効な遠赤外線と、波長0.8〜100μmの範囲にある赤外線(遠赤波動)とを放射すると共に猛毒カラーに塗られた動物忌避装置が開示されている。
実用新案登録第3024636号公報 実開平7−14881号公報 特開2002−272353号公報
これら特許文献1に記載の鳥脅し具及び特許文献2に記載の鳥防除具に対して、鳥獣は、ある程度反応して警戒はするものの、威嚇されて退避するまでには、至っていなかった。また、その刺激を何度も繰り返して体験しているうちに、鳥獣類は学習により慣れてしまい、ほとんど反応しなくなるという問題があった。一方、特許文献3の動物忌避装置は、赤外線放射と猛毒カラーとの両方で動物の忌避効果を得るものであり、赤外線放射のみでは昆虫を除いて忌避効果のないことが記載されている。
従って、本考案の目的は、鳥獣に対して優れた威嚇及び撃退効果を有しており、その効果が低下せずに長期に渡って維持される新規な鳥獣追い払い装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、構造が簡易であり、非常に安価に提供することができる新規な鳥獣追い払い装置を提供することにある。
鳥獣追い払い装置は、表面に光反射層が設けられたシートと、シートを揺動自在に吊り下げるための紐状体とを備えている。特に本考案によれば、シートの光反射層上に少なくとも1つのマークが設けられており、少なくとも1つのマークの表面の少なくとも一部の上に赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層が積層されている。
表面の一部又は全部が光反射層となっているシートは、風等で揺れ動くように紐状体によって揺動自在に吊り下げられる。本考案では、その光反射層上に、少なくとも一部に赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層が積層された単数又は複数のマークが設けられているため、特に周囲環境が暗い状態において、揺動するシート上のマークにおける赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層が何らかの光(例えば月光、星光若しくはその他の光)を波長変換して赤外線波長領域に近い可視光若しくは赤外線又は青色波長領域に近い可視光を放射する。鳥獣、特に野生の鹿等は赤外線波長領域に近い可視光又は赤外線に対して非常に敏感であることが、本願考案者によって確認されており、また、特に野生の猪等は青色波長領域(青色、青緑色、青紫色、紫色)に近い可視光に対して非常に敏感であると共に赤色及び橙色(オレンジ色)を嫌うことが知られており、このような波長領域において、マーク又はその一部が発光することにより、鳥獣は恐怖感を覚えて撃退される。一度撃退されると、その鳥獣は二度と現れなくなり、その撃退効果は長期に渡って低下せずに維持されることも確認されている。また、大きな音を発生するものではないため、夜間に周囲環境に迷惑を与えることもない。このように、本考案の鳥獣追い払い装置は、優れた威嚇及び撃退効果を有しており、しかも、その効果が低下せずに長期に渡って維持することができる。特に、本考案の鳥獣追い払い装置は、簡単な構造であるため、非常に安価に提供することができる。
シート、赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層を含む少なくとも1つのマークを密封的に被う透明の防水被覆層をさらに備えていることも好ましい。透明の防水被覆層で密封することにより、鳥獣追い払い装置を全天候状態で使用可能であり、また耐久性が向上する。
光反射層はシートの全面に形成されており、この光反射層上に複数のマークが固着若しくは形成されていることも好ましい。光反射層によって、マークの赤外線蛍光体層から放射された可視光若しくは赤外線、又は青色蛍光体層から放射された青色可視光が反射されることにより、鳥獣はより大きな恐怖感を覚えて撃退される。
光反射層は鏡面反射層又はホログラム反射層であることも好ましい。鏡面反射層は鏡面反射することにより、可視光若しくは赤外線又は青色可視光を反射して鳥獣に照射する。ホログラム反射層は、ホログラム効果によりその模様に応じた不規則な反射を行う。このため、鳥獣への威嚇効果を増大させることが可能となる。
赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層は少なくとも1つのマークの各々の全面に積層されているか、又は少なくとも1つのマークの各々の上に所定の模様で積層されていることも好ましい。
少なくとも1つのマークの各々は円形状、長円形状又は楕円形状を有していることも好ましい。
本考案の鳥獣追い払い装置は、鳥獣に対して優れた威嚇及び撃退効果を有しており、しかも、その効果が低下せずに長期に渡って維持することができ、また、簡単な構造であるため、非常に安価に提供することができる。
本考案の一実施形態における鳥獣追い払い装置の全体の構成を概略的に示す(A)正面図及び(B)B−B線断面図である。 図1の実施形態における鳥獣追い払い装置のマーク及び赤外線蛍光体層の種々の変更態様を説明する正面図である。 図1の実施形態の変更態様における鳥獣追い払い装置の全体の構成を概略的に示す(A)正面図及び(B)B−B線断面図である。 図1の実施形態及び図3の変更態様における鳥獣追い払い装置の実際の取り付け状況を概略的に説明する図である。
図1は本考案の一実施形態における鳥獣追い払い装置10の全体の構成を概略的に示している。
同図に示すように、本実施形態における鳥獣追い払い装置10は、薄い平坦なシート11と、シート11の表面上に固着された複数のマーク12と、シート11及びマーク12を密封的に被う透明の防水被覆層13と、このシート11を吊り下げるための可撓性を有する紐状体14とを備えている。
シート11は、本実施形態では、樹脂からなる薄板状の基板11aと、その基板11aの片面上の略全表面に例えば蒸着、スパッタリング若しくはめっき等で積層された金属コーティング層による鏡面反射層11bとから構成されている。シート11の寸法及び形状は、単なる一例であるが、10cm×10cmの略正方形状となっている。形状は正方形状に限定されるものではなく、長方形状であっても良いし、その他の任意の形状であっても良い。また、寸法も、後述するごとく木の枝等に取り付けて揺動するのに適するものであれば、いかなる寸法であっても良い。基板11aとしては、樹脂以外に、例えば、紙、木材又は金属の薄板であっても良いし、樹脂、紙、木材及び/又は金属を組み合わせたものであっても良い。鏡面反射層11bは、例えば金属箔層等、金属コーティング層以外にいかなる種類の光反射層であっても良い。また、表面を鏡面仕上げした金属薄板のみからシート11を構成しても良いことはもちろんである。
さらに、シート11として、基板11aの両面に鏡面反射層11bを有するものを用いても良いし、片面又は両面の一部表面のみに鏡面反射層11bを有するものを用いても良い。さらにまた、光反射層として鏡面反射層に代えて、ホログラム反射層を用いても良い。ホログラム反射層は、例えばホログラムフィルムをコーティングした光反射層であり、通常の鏡面反射層に比して、ホログラム効果によりその模様に応じた不規則な反射がなされるため、鳥獣への威嚇効果を増大させることが可能である。
マーク12は、本実施形態では、シート11の片面の略全表面に形成された鏡面反射層11b上に賽子の5の目と同様に配置されて接着された複数の(5つの)マークシート12aと、これらマークシート12aの表面全体に渡って、積層された赤外線蛍光体層12bとから構成されている。シート11の両面の略全表面に形成された鏡面反射層11b上に同様にマークシート12aを設けても良い。また、マークシート12aを用いることなく、鏡面反射層上に直接的に赤外線蛍光体塗料を塗布して赤外線蛍光体層12bを形成し、これをマーク12としても良い。1枚のシート11に貼着されるマークシート12aの数は、単数であっても、5つ以外の複数であっても良い。例えば、単なる例であるが、図2(A)に示すように、シート21A上に4つのマーク21Aを設けても良いし、図2(B)に示すように、シート21B上に3つのマーク21Bを設けても良いし、図2(C)に示すように、シート21C上に2つのマーク21Cを設けても良いし、図2(D)に示すように、シート21D上に1つのマーク21Dを設けても良い。
各マークシート12aの寸法及び形状は、単なる一例であるが、直径2cmの円形状となっている。形状は円形状に限定されるものではなく、長円形状、楕円形状、矩形形状、菱形形状、台形形状、三角形状又は星形形状であっても良いし、その他の任意の形状であっても良い。また、寸法も、シート11への貼着に適するものであれば、いかなる寸法であっても良い。マークシート12aとしては、例えば、紙、樹脂、木材又は金属の薄板状シートが用いられる。
マークシート12a上に積層される赤外線蛍光体層12bは、波長が500〜850nm(特に、800〜850nm)の励起光で励起され、波長が850〜1050nm(特に、950〜1025nm)の赤外線を放射する赤外蛍光体を塗布又は印刷して形成されている。このような赤外蛍光体としては、例えば根本特殊化学株式会社より赤外発光蛍光体として販売されている。本実施形態では、マークシート12aの全面に赤外線蛍光体層12bが形成されているが、例えば、図2(E)に示すように、マークシート21Ea上に小さい円形状の赤外線蛍光体層22Ebを設けても良いし、図2(F)に示すように、マークシート21Fa上に小さい円環形状の赤外線蛍光体層22Fbを設けても良いし、図2(G)に示すように、マークシート21Ga上に小さい星型形状の赤外線蛍光体層22Gbを設けても良いし、図2(H)に示すように、マークシート21Ha上に中心の円から複数のラインが放射状に伸長する形状の赤外線蛍光体層22Hbを設けても良いし、その他の任意の形状の赤外線蛍光体層を設けても良い。なお、図2(E)〜図2(H)はシート上に2つのマークを設けた場合であるが、同様のマークを1つ又は3つ以上設けても良いことは明らかである。
防水被覆層13は、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等の無色透明又は有色透明の樹脂被膜でシート11及びマーク12を密封して防水するための被覆層である。防水被覆層13で密封することにより、鳥獣追い払い装置10を全天候状態で使用可能であり、また耐久性が向上する。
紐状体14は、本実施形態の鳥獣追い払い装置10を吊り下げるための可撓性を有する、例えば、布、樹脂又は金属による紐である。
以上述べた実施形態においては、マーク12は、シート11の片面の略全表面に形成された鏡面反射層11b上に賽子の5の目と同様に配置されて接着された複数の(5つの)マークシート12aの表面全体に渡って、赤外線蛍光体層12bを積層して構成されている。しかしながら、本実施形態の変更態様においては、図3に示すように、マーク32を、シート11の片面の略全表面に形成された鏡面反射層11b上に配置されて接着された複数の(5つの)マークシート32aと、これらマークシート32aの表面全体に渡って積層された(赤外線蛍光体層12bと同様な形態の)青色蛍光体層32bとから構成しても良い。本変更態様におけるその他の構成は図1の実施形態の場合と同様である。シート11の両面の略全表面に形成された鏡面反射層11b上に同様にマークシート32aを設けても良い。また、マークシート32aを用いることなく、鏡面反射層上に直接的に青色蛍光体塗料を塗布して青色蛍光体層32bを形成し、これをマーク32としても良い。1枚のシート11に貼着されるマークシート32aの数は、単数であっても、5つ以外の複数であっても良い。また、一部のマークシート32aに赤外線蛍光体層12bを形成又は積層し、他のマークシート32aに(赤外線蛍光体層12bと同様な形態の)青色蛍光体層32bを形成又は積層しても良い。さらに、各マークシート32aの一部に赤外線蛍光体層12bと(赤外線蛍光体層12bと同様な形態の)青色蛍光体層32bとを形成又は積層しても良い。
マークシート32a上に積層される青色蛍光体層32bは、可視光で励起され、波長が400〜500nm程度の青色可視光線を放射する青色蛍光体を塗布又は印刷して形成される。このような青色蛍光体としては、種々の蛍光体が提案されている。例えば、マークシート32aの全面に青色蛍光体層32bを形成しても良いし、図2(E)に示すように、マークシート21Ea上に小さい円形状の(赤外線蛍光体層12Ebと同様な)青色蛍光体層を設けても良いし、図2(F)に示すように、マークシート21Fa上に小さい円環形状の(赤外線蛍光体層12Fbと同様な)青色蛍光体層を設けても良いし、図2(G)に示すように、マークシート21Ga上に小さい星型形状の(赤外線蛍光体層12Gbと同様な)青色蛍光体層を設けても良いし、図2(H)に示すように、マークシート21Ha上に中心の円から複数のラインが放射状に伸長する形状の(赤外線蛍光体層12Hbと同様な)青色蛍光体層を設けても良いし、その他の任意の形状の青色蛍光体層を設けても良い。なお、図2(E)〜図2(H)はシート上に2つのマークを設けた場合であるが、同様のマークを1つ又は3つ以上設けても良いことは明らかである。
以下、本実施形態及び上述の変更態様における鳥獣追い払い装置10の動作及び作用効果を説明する。鳥獣追い払い装置10は、図4に示すように、追い払うべき鳥獣が通る獣道40に沿って位置する例えば木の枝41等に紐状体14によって結び付けることによって設置する。風等によって木の枝41が、及び/又は鳥獣追い払い装置10自体が不規則に揺動することにより、周囲環境が明るい場合は、シート11の略全表面に形成された鏡面反射層11bにおける太陽光又は周囲光の反射によって鳥獣に忌避感を与えてある程度の追い払い効果を発揮させる。周囲環境が暗い場合は、何らかの周囲光、例えば月光、星光若しくはその他の光等がマークシート12a上の赤外線蛍光体層12b又は青色蛍光体層32bに入射されることにより、この赤外線蛍光体層12b又は青色蛍光体層32bはその光を波長変換し、その結果、赤外線波長領域に近い可視光若しくは赤外線又は青色可視光が放射される。さらに、鏡面反射層11bにおいても、その周囲光及び赤外線放射又は青色可視光の反射が生じる。
鳥獣、特に野生の鹿等は赤外線波長領域に近い可視光又は赤外線に対して非常に敏感であることが本願考案者によって確認されており、また、特に野生の猪等は青色波長領域(青色、青緑色、青紫色、紫色)に近い可視光に対して非常に敏感であると共に赤色及び橙色(オレンジ色)を嫌うことが知られている。このような波長領域において、不規則に揺動するシート11上のマークシート12a上の赤外線蛍光体層12bが赤外線波長領域に近い可視光若しくは赤外線を、及び/又は青色蛍光体層32bが青色可視光を発生させることにより、鳥獣は恐怖感を覚えて撃退される。しかも、鏡面反射層11bによってマーク12の赤外線蛍光体層12bから放射された赤外線波長領域に近い可視光若しくは赤外線、及び/又は青色蛍光体層32bから放射された青色可視光が鏡面反射されることにより、鳥獣はより大きな恐怖感を覚えて撃退される。一度撃退されると、その鳥獣は二度と現れなくなり、その撃退効果は長期に渡って低下せずに維持されることも確認されている。また、大きな音を発生するものではないため、夜間に周囲環境に迷惑を与えることもない。このように、本実施形態の鳥獣追い払い装置10は、優れた威嚇及び撃退効果を有しており、しかも、その効果が低下せずに長期に渡って維持することができる。特に、本実施形態の鳥獣追い払い装置10は、簡単な構造であるため、非常に安価に提供することができる。
なお、本実用新案登録出願人が既に出願した特願2011−185638(平成23年8月29日出願)のごとく、周囲環境があらかじめ定めた暗さ状態より暗く、かつ、撃退すべき鳥獣が接近した場合にのみ閃光を発生させる装置と組み合わせた場合に、その閃光が赤外線蛍光体層12b及び/又は青色蛍光体層32bに入射されることにより、この赤外線蛍光体層12bから赤外線波長領域に近い可視光若しくは赤外線が、及び/又は青色蛍光体層32bから青色可視光が強く放射され、さらに、鏡面反射層11bにおいても、その閃光並びに赤外線波長領域に近い可視光若しくは赤外線、及び/又は青色可視光の強い反射が生じるため、より優れた鳥獣威嚇及び撃退効果を得ることができる。
以上述べた実施形態は全て本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10 鳥獣追い払い装置
11、21A、21B、21C、21D、21E、21F、21G、21H シート
11a 基板
11b 鏡面反射層
12、22A、22B、22C、22D、32 マーク
12a、22Ea、22Fa、22Ga、22Ha、32a マークシート
12b、22Eb、22Fb、22Gb、22Hb 赤外線蛍光体層
13 防水被覆層
14 紐状体
32b 青色蛍光体層
40 獣道
41 木の枝

Claims (7)

  1. 表面に光反射層が設けられたシートと、該シートを揺動自在に吊り下げるための紐状体とを備えている鳥獣追い払い装置において、
    前記シートの前記光反射層上に少なくとも1つのマークが設けられており、該少なくとも1つのマークの表面の少なくとも一部の上に赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層が積層されていることを特徴とする鳥獣追い払い装置。
  2. 前記シート、前記赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層を含む前記少なくとも1つのマークを密封的に被う透明の防水被覆層をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の鳥獣追い払い装置。
  3. 前記光反射層は前記シートの全面に形成されており、該光反射層上に複数のマークが固着若しくは形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鳥獣追い払い装置。
  4. 前記光反射層は、鏡面反射層又はホログラム反射層であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の鳥獣追い払い装置。
  5. 前記赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層は前記少なくとも1つのマークの各々の全面に積層されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の鳥獣追い払い装置。
  6. 前記赤外線蛍光体層又は青色蛍光体層は前記少なくとも1つのマークの各々の上に所定の模様で積層されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の鳥獣追い払い装置。
  7. 前記少なくとも1つのマークの各々は円形状、長円形状又は楕円形状を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の鳥獣追い払い装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096047A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 遠藤 康之 発光式の野生動物防除器具

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