JP3185383U - 鳥飛来防止回転体 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラス、スズメ、ヒヨドリ、ハト等の鳥類による農作物、果樹への被害を防止する装置であって、自然の風を受けて回転するだけでなく、常に不規則な動きをすることにより長期間に渡ってもカラス等の鳥類の警戒心を減退させることのないカザグルマを提供する。
【解決手段】カザグルマの回転体1を使用して、回転体の表面の比較的平らな面及び曲面を形成する2面にハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真や厚さ0.1mm以下の複数のアルミ箔を接着し、その回転中心Oとカザグルマ本体の最外周の点A,B及びC点を結ぶ距離が(20〜50)cmの範囲となる大きさとし、羽根枚数を2枚もしくは3枚に限定し、大気中にて設置されるため耐候性、風圧による強度に対する耐久性を得るため羽根部材の厚みを(0.3〜1.0)mmとする。
【選択図】図1

Description

本考案は、大気中に露出した回転可能な羽根の表面に太陽光線を反射するアルミ箔や野鳥の天敵であるハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真を複数個取り付け、太陽光の可視光線や紫外線等を選択的に受けて乱反射させ、田畑、果樹園、ごみ集積所等に飛来し、カラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、オナガ等の鳥類がその可視光線や紫外線の反射光を受けることによりそれら鳥類の天敵であるハヤブサ、タカ、ワシ等の猛禽類の存在を認識させ、且つ警戒させることにより当該場所に近寄らず、農作物や果実等の被害を免れるための設置が簡単で簡易構造の回転体に関する。
従来、日本古来から親しまれてきた折り紙等のジャンルに属するカザグルマは、自然の風の力を受けて回転するため、回転体そのものに色彩性や創作的な形状等の創意工夫が施されて人々に楽しまれてきた歴史がある。一方、カラス等の鳥類の被害を防止するため、ステンレス鋼材を用いて不規則に動くようにして長期間使用しても鳥類が慣れ難く、光を乱反射する効果が少なくなり難い構成にした鳥害防止装置がある。(例えば、特許文献1参照。)
特願2010−188073号公報
カザグルマが回転する動力源は自然の風に求められ、回転体そのものに色彩性や創作的な形状等の創意工夫が施されて人々に楽しまれるために利用されてきた。時には、田畑等に設置し鳥類飛来を防止する目的で使用されることはあったが、ヒヨドリやカラス等は学習能力が高く、すぐに慣れてそのような効果は無くなるという問題があった。
一方、リンゴ園やミカン園等では収穫期が近づくとヒヨドリ等の野鳥は果実の成熟度を果実からの太陽光線による反射される紫外線によりそのことを感知し、集団で来襲してそれらの果実をむしばみ、穴をあけ商品価値を損ねるという被害は毎年発生している。
この被害を防止するために、リンゴ園やミカン園の周囲にメッシュの細かい網を張り、上方には針金等を張って試みているが効果はない。完全に被害を防止するためには果樹園周囲の他に上方部も網で覆うことが必要になるが、広大な面積を覆うためには莫大な費用がかかることになり、これを実行することはないのが実情である。
そこで本考案は、カザグルマ等の回転体の装飾物において、その羽根の表面に太陽光線を反射させるアルミ箔等や野鳥の天敵であるハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真を複数枚接着あるいは圧着し、太陽光等を選択的に受けて乱反射させ特に羽根車の回転体の凸凹面部に接着、圧着し、低回転あるいは高回転においても太陽光線を不規則に乱反射させると同時にハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真を接着し、赤、緑、青等の可視光線だけでなく紫外線領域を大変よく反射させて、可視光線のほかに紫外線の色を識別することができるカラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、オナガ等の鳥類に対しハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の存在を認識させ、風速、太陽光線の方向、位置によって常に反射光の方向、強さ等が一定ではなく、刻々変わる状況を作り出すことによりヒヨドリ、カラス等の学習能力を混乱させたり、恐怖感を与えることによりカラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、オナガ等の鳥類の飛来を防止し農作物の被害を免れることを目的とする。
上記目的を達するために、本考案は、任意数の羽根を有するカザグルマの羽根の表面に任意数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真のみか円形もしくは矩形のアルミ箔を同時に接着した簡素な構成である。ハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真の大きさはカザグルマの羽根を覆うぐらいの大きさでも良いし、少なくとも5cm2以上あればよい。接着する写真の枚数は1枚かあるいはカザグルマの羽根の枚数分が有れば良い。また、本カザグルマは創造的な、カラス等の鳥類が恐怖感を持つ形状にし、また、羽根の色彩は赤、青、黄、緑、黒、白等を単独で、あるいは組み合わせて、田畑、果樹園等に複数個設置することができる。また、本考案はカザグルマに応用しているが、モータ等で駆動される回転体や板等の静止体に適用することも可能である。
鳥類のメスはオスの羽根が放つ紫外線反射の強弱によってメスがオスを選択する際の判断基準になっており、健康なオスほどその羽根からの紫外線反射は強い。オスの求愛は羽根をそばだたせることにより行う紫外線反射を利用した求愛活動である。
また、鳥類は多くの果実の表面が成熟することによってテカテカと輝くことで紫外線反射を感知し、その反射率によって果実が成熟したことを知るメカニズムになっている。ヒヨドリ等がリンゴの実をついばむのはその成熟化を紫外線反射率に置き換えて検知しており、決して未成熟の青いリンゴは食しない。
リンゴの実を食するヒヨドリの天敵はハヤブサである。ハヤブサはヒヨドリを襲い、1日に2,3匹のヒヨドリを食する。ハヤブサはヒヨドリの羽根等の紫外線反射を検知し、また、ヒヨドリの糞、尿の紫外線反射からもその存在を嗅ぎ付け襲うのである。逆に言えば、ヒヨドリの羽根の紫外線反射を見つけるとハヤブサの存在を感知し近寄ってはこない。
本カザグルマは、自然の風がなく静止している時、任意枚の羽根の凸表面や凹表面及び平面上に接着した任意数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真やアルミ薄片に対する太陽光線の入射角がことなっており、その太陽光線の入射角に等しい反射角でもって可視光線や紫外線を反射している。即ち、任意数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真やアルミ薄片の位置に応じて反射方向が相違することになる。この反射方向は日中の、朝日が昇って日が沈むまでの太陽の位置によって、また春夏秋冬の地球の地軸の傾き角によっても微妙に可視光線や紫外線の反射方向が違うようになる。ましてや、カザグルマが静止した状態から自然の風の力を受けて回転すると、当該任意数のそれぞれのハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真やアルミ薄片に対する太陽光線からの反射方向は目まぐるしく変化し、カザグルマ自身は可視光線や紫外線の乱反射の回転体と化す。この回転中に太陽光線とアルミ箔の薄片が正対もしくは正対に近い位置にある時は鋭く可視光線や紫外線を反射することになる。このように、本発明のカザグルマが回転を始めると複数枚の羽根の凸表面や凹表面及び平面上に接着した任意数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真やアルミ薄片の中で、太陽光線を受ける位置にあるアルミ薄片の反射光線はそれぞれ方向を違え、強弱を違えて反射光を散乱させる。1日の間にも、春夏秋冬においてもそれは刻々変わっていく。カザグルマを回転させる風速がない場合でもその羽根が揺れるだけで反射光は微妙に変化するのである。
本カザグルマをリンゴ園の周囲、内部等ヒヨドリ等の目に検知できる位置に設置したとき、ヒヨドリ等はカザグルマの羽根表面のハヤブサの写真から発する紫外線反射からその存在を意識し決してリンゴ園には近寄ってこないのである。即ち、リンゴの成熟の1週間前程度から取り入れまでの期間に本カザグルマを1個ないし複数個設置することによりヒヨドリのリンゴ園への来襲を阻止できることになる。
以上から、1日単位においても、春夏秋冬どの季節においても刻々と変わる変化によって、ヒヨドリ、カラス等の学習能力を混乱せしめ、効率よく、合理的に、簡単な装置でもってヒヨドリ等の襲来を防止することができる。
本考案に係る、3枚の羽根を持ち、それぞれの羽根の凸表面や凹表面及び平面上に任意数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真やアルミ薄片を接着した状態を示すカザグルマの一例図である。
本考案に基づく実施の形態について添付した図面に基づき説明する。本考案に係るカザグルマは、1は羽根形状を表し3枚の羽根を有した例である。各々の羽根の1は比較的平面形状であり、2は凸面で曲面の形状を有している。羽根1の材料は合成樹脂が使用され、羽根厚は0.3〜1.0mmのものが使用される。羽根厚が0.3mm以下では大気中にて設置されるため耐候性、風圧による強度に対する耐久性に難があるためである。
2は本カザグルマの回転軸を示す。3は各々の羽根の凸表面や凹表面及び平面上に接着された複数のアルミ薄片を示す。4はハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真でカザグルマの1部に接着しているが、2部や本図の裏面に接着してもよい。アルミ薄片は図1に示された面だけでなく裏の面にも複数枚が接着される。また、アルミ箔の形状は本図では円形を提示しているが正方形や長方形でもよい。接着されたアルミ箔の厚さはアルミ箔と接着剤の厚さを合わせて0.1mm以下にする必要がある。これ以上の厚さになると、抗力係数が増しカットイン風速が大きくなるからである。カットイン風速とはカザグルマが回転開始する風速を云う。
図1において、点Xはカザグルマの回転中心、3枚の羽根の頂点をそれぞれA,B,C点とすると距離XA=XB=XC=dの関係がある。このd値が大きくなるとカザグルマの最外周の周速vに対する風速Vの割合は小さくなっていく。すなわち、風速Vが一定の時はこのd値が大きくなるとカザグルマの回転数は少なくなっていくという関係がある。このことは、カザグルマの回転数ができるだけ少ないほうが太陽光線のアルミ箔による反射光線はゆっくりと乱反射し、ヒヨドリやカラス等の鳥類にはその可視光線や紫外線の反射光線を認識し易くなることを意味する。従って、このd値は(20〜50)cmの範囲が望ましいことが実験において確かめられている。
カザグルマが複数の羽根を有し、静止状態で回転軸直角面に投影させた時、その投影面積をaとすると羽根枚数が少ない方が通常、その投影面積は小さくなる。一方、自然の風を受けてそのカザグルマが回転する時、図1において、カザグルマは点Xを中心にして最外周の点A、B、及びCの回転軌跡の半径は前項を受けてd値であるから、回転軸直角面に投影させた時、その投影面積は2dπである。風車工学上、この比=a/(2dπ)が小さいほど、同じ風速において、カザグルマの回転数は小さくなる。実験結果から、羽根の枚数は2から3枚の時のカザグルマの回転数が適切となり、太陽光線のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真やアルミ箔による可視光線や紫外線の反射光線はゆっくりと乱反射し、ヒヨドリやカラス等の鳥類にはその紫外線の反射光線を認識し易くなり、ハヤブサ、タカ、ワシ等の存在を感じさせ恐怖感を与えることになる。

Claims (4)

  1. 2枚もしくは3枚の羽根を有するカザグルマであって、各々の羽根の表面の凸表面や凹表面及び平面上に1枚あるいは複数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真や複数のアルミ薄片もしくは反射物質薄片を接着し、写真の大きさは少なくとも5cm2以上とし、最大の大きさはカザグルマの羽根の面積を有することを特長としたカザグルマ。
  2. 請求項1に記載するカザグルマであって、その回転中心とカザグルマ本体の最外周の点を結ぶ距離が(20〜50)cmの範囲にあること。
  3. 請求項1に記載するカザグルマであって、各々の羽根の表面の凸表面や凹表面及び平面上に接着した1枚あるいは複数のハヤブサ、タカ、ワシ等、猛禽類の写真、複数のアルミ薄片もしくは反射物質薄片の厚さはアルミ箔等と接着剤の厚さを合わせて0.1mm以下であること。
  4. 請求項1に記載するカザグルマであって、構成する羽根材料の厚さは(0.3〜1.0)mmの範囲にあること。
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