JP6017088B1 - ムクドリ集団追い払い方法及びムクドリ集団追い払い具 - Google Patents

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Abstract

【課題】市街地に架線された電線上に集団を形成したムクドリの群れを簡便に追い払うことができ、作業者の安全が確保される。【解決手段】内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面とされた風船と、該風船に向けて照射光を発することが可能で、前記風船の直下に取り付けられた光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有して浮上することを抑え、前記風船の搖動を許容する紐とからなる浮上体、及び該紐の他端が固定され、前記紐長さよりも長く一定の長さを有して前記浮上体を水平方向に持ち運び可能とする竿体から構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、ムクドリ集団追い払い方法及びムクドリ集団追い払い具に関する。
都市部の一部地域の街路樹あるいは電線上にムクドリが群れ集団を形成して集合し、群れ集団で眠りにつくことがたびたび観測されている。群れ集団が1万羽を越えること珍しいことではなく、付近の市民に与える騒音、鳥糞などの環境影響が大きいことが報告され、市役所等の役所にあっても苦情が絶えないことが報告されている。
このムクドリの群れ集団を当該地域から追い払う道具がいろいろと提案されてきた。
本件特許出願人にあっても特許文献1に示すムクドリ集団追い払い方法及びムクドリ集団追い払い具を提案して成果を上げてきた。特許文献1には、ムクドリ集団追い払い具としての投光器を街路樹に吊り下げ、ムクドリが睡眠に付く時刻を見計らって点灯し、ムクドリに恐怖を与え、記憶させることで二度とその地に舞い戻ることがないようにすることができることが記載されている。
特許第5715728号公報
特許文献1に記載された手段、方法によれば確かに群れ集団のムクドリが対策を施した地域一帯から追い払われ、その地に群れ集団のムクドリが舞い戻らない成果が得られた。ただ、問題が一つ残された。それはこの方法がムクドリ集団追い払い具としての投光器を街路樹に吊り下げることにより成し遂げられることにあり、投光器を市街地に架線された電線には吊り下げられ得ないということであった。
本発明は、かかる点に鑑み市街地に架線された電線上に集団を形成したムクドリの群れを、特許文献1に示すムクドリ集団追い払い方法及びムクドリ集団追い払い具よりも簡便に、経験を生かしながら電線上の留まるムクドリを追い払うことができ、作業者の安全が確保されることを目的とする。
本発明のムクドリ集団追い払い方法は、
地域の一部に多数集合し、夜を明かす習性のムクドリの集団を、光照射器を用いて当該地域から追い払うムクドリ集団追い払い方法において、
内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面として機能し透光性の風船と、該風船に取り付けられて風船と一体的とされ、前記風船に照射光を発することが可能な光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有し、前記風船の横方向への搖動を許容する紐とからなる浮上体、及び前記紐の他端が固定され、前記紐長さよりも長く一定の長さを有して前記浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体からムクドリ集団追い払い具が構成され、
該ムクドリ集団追い払い具を、光照射器の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて設置し、もしくは電線に沿って持ち運びすることで、電線に留まったムクドリ集団を追い払うこと
を特徴とするムクドリ集団追い払い方法を提供する。
本発明のムクドリ集団追い払い方法は、上述のムクドリ集団追い払い方法において、光照射器が、前記風船の直下の前記風船から照射光が反射される近傍で風船に一体的に取り付けられたことを特徴とするムクドリ集団追い払い方法を提供する。
本発明のムクドリ集団追い払い方法は、上述のムクドリ集団追い払い方法において、竿体が外形太さの異なる複数の組立竿からなる伸縮可能な釣り竿形態をなし、竿体を伸長させて、電線までの間隔を調整することを特徴とするムクドリ集団追い払い方法を提供する。
本発明のムクドリ集団追い払い方法は、地域の一部に多数集合し、夜を明かす習性を有するムクドリの集団を、光照射器を用いて当該地域から追い払うムクドリ集団追い払い方法において、
浮遊してゆらゆら揺れる光の玉と光の光源とが一体化された形態の浮遊体を形成し、当該浮遊体と前記浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体とからムクドリ集団追い払い具を構成し、
該ムクドリ集団追い払い具を、光照射器の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて設置し、もしくは電線に沿って持ち運びすることで、電線に留まったムクドリ集団を追い払うこと
を特徴とするムクドリ集団追い払い方法を提供する。
本発明のムクドリ集団追い払い具は、地域の一部に多数集合し、夜を明かす習性を有するムクドリの集団を、光照射器を用いて当該地域から追い払うムクドリ集団追い払い具において、
内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面とされた風船と、該風船に向けて照射光を発することが可能で、前記風船の直下に取り付けられた光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有して浮上することを抑え、前記風船の搖動を許容する紐とからなる浮上体、及び該紐の他端が固定され、前記紐長さよりも長く一定の長さを有して前記浮上体を水平方向に持ち運び可能とする竿体から構成され、
該ムクドリ集団追い払い具が、照射光を発せながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて電線に沿って持ち運びされる形態であること
を特徴とするムクドリ集団追い払い具を提供する。
本発明のムクドリ集団追い払い具は、上述のムクドリ集団追い払い具において、竿体の下部を収納し、該竿体を上方に向けて設定し、大地に設置可能なコーン体を備えたことを特徴とするムクドリ集団追い払い具を提供する。
本発明のムクドリ集団追い払い具は、上述のムクドリ集団追い払い具において、前記紐が、1〜2mの薄細状の伸縮性のない紐形態をなすことを特徴とするムクドリ集団追い払い具を提供する。
浮遊してゆらゆら揺れる光の玉と光の光源とが一体化された形態の浮遊体を形成し、当該浮遊体と前記浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体とからムクドリ集団追い払い具が構成される。これによって、市街地に架線された電線上に集団を形成したムクドリの群れを、特許文献1に示すムクドリ集団追い払い方法及びムクドリ集団追い払い具よりも簡便に、経験を生かしながら電線上の留まるムクドリを追い払うことができ、作業者の安全が確保される。
本発明の実施例の構成図。 図1の一部構成についての詳細を示す一部詳細図。 光照明器の構成の1例を示す図。 竿体の伸縮状態を説明する図。 本発明の他の実施例の構成図。 風船11の横方向への搖動状態を示す図。 電線に留まったムクドリ集団を追い払い状況を示す図。 図7に示される状況下、ある地域に設置され、架線された電線31とムクドリ集団を追い払い具100との関係を示す図。 本発明の他の実施例の構成図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例であるムクドリ集団追い払い具の構成を示す図である。
図1において、ムクドリ集団追い払い具100は、浮上体1とこれに連結された竿体2と竿体2の一部を収納するコーン体3から形成される。
図1(a)は、ムクドリ集団追い払い具100がコーン体3にセットされた状態を示し、図1(b)は、ムクドリ集団追い払い具100をコーン体3から取り外した状態を示す。
これらの図において、浮遊体1(浮上体でもある)は、内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面とされた風船11と、この風船11に取り付けられて風船11と一体的とされ、風船11に照射光を発することが可能な光照射器14と、一端が風船11に結ばれて、一定の長さを有して風船11の一定の長さ以上の上方への浮上を抑え、風船11の横方向への搖動を許容する揺れ紐15とからなる.一定の長さを有するとは、使用時における態様を示し、電線下で若干の長さを調整するような場合にあっても効果に差異がなく、この定義の範囲に入る。風船11は、連結を構成する結び端12によって揺れ紐15に固着される。すなわち風船11は、揺れ紐15に取り付けられる。
竿体2に揺れ紐15の結びの他端13が固定され、紐長さよりも長く一定の長さを有して浮上体1を浮上の状態で水平方向に持ち運び可能とすることができ、ムクドリ集団追い払い具100が構成される。
風船11は、内部にヘリウムガスが充填されて密封され、浮力が付与され、垂直方向に浮上することができる。風船11は、光透過性樹脂フイルム材からなる、市販されるものが使用可能である。風船の外形形態は、特に限定されないが、照射光をよく反射する上で円形形態にすることが推奨される。例えば、風船11は、縦横それぞれ40cm程度の円形であるものが採用され、下部に結び部が形成される。このような形態の風船は一般的であり、安価に手に入れられる。風船11は、樹脂製の薄い透明なものがよい。薄い透明な樹脂製の風船は、照射光をよく反射するする。透明性のない黒色の風船は、照射光の反射性が悪いので避ける。黄色の風船であっても光を反射するので、採用することができるが、夕方あるいは夜間に反射性がよく、発射光を透過させる無色透明の風船を採用するのがよい。
図2に示さるように、光照射器14は、取付孔9を風船11の直下で風船11から照射光が反射される近傍で風船に結び目10を利用して一体的に取り付けられる。結び目10を利用せずに直接取り付けるようにしてもよい。光照射器14は、風船11の直下の10cm以内に取り付ければ反射させる上で十分である。光照射器14を風船11の本体に直接取り付けることでも、反射光を生かすことができる。反射光を十分に生かすために光照射器14と風船11との間に間隙を設けておくのがよい。図2では、光照射器14の発光方向を風船11の方向、すなわち上方に向いたものとしているが、風船11の直下の10cm以内に取り付けであると、発光方向を上方方向以外の方向、例えば下側方向にしての散乱光が十分に風船11から反射される。
光照射器14には、市販のものが採用可能である。図3に、光照射器14の機能を示す。1cm×1,5cm程度の大きさの光照射器14が市販されており、光照射器14は、一般的に電池21と切り換え発光制御回路22と電源スイッチ23からなり、これらの部品がケース24に収納され、電源スイッチ23を入れることで制御された電気が電線25を流れ、先端に設けた電球26を発光させる。光照射器14は、図3に示したものに限定されず、小形であれば他の形態のもであっても採用することができる。本実施例では、図2に示されるように取付孔9が設けてある。この実施例では、光照射器14の機体に電源スイッチ23が取り付けてあるが、切り換え発光制御回路22からコードを伸ばした構造にして、作業者の手元に電源スイッチ23を設けるようにすることができる。
揺れ紐15は、柔軟性があって、伸び縮みしないものであれば素材は限定されないが、樹脂性、布製の幅2〜3mm程度の薄い形状の柔軟性のあるものがよい。針金は避ける。揺れ紐15は、1〜2あれば十分である。あまりに長くすると取扱いづらくなる。このような形状の紐は市販されており、使用時に絡まることがない。タコ糸は、使用可能であるが絡まる可能性があり推奨できない。
図4は、竿体2の構成を示す。竿体2は、外形太さの異なる複数の組立竿からなる樹脂製の伸縮可能な釣り竿形態をなす。竿体2を組立竿から構成することが必須の条件ではないが、軽くかつ釣り竿のように柔軟性のあるものがよい。揺れ紐15の柔軟性よりは柔軟性がない。図4では、5本の外形太さの異なる組立竿が示してあり、釣り竿と同じに各組立竿の組立長さを最大にした時に竿体2の最大長さが設定される。この実施例では、揺れ紐と15と竿体2は、垂直方向の配置構成と成っているが、両者の結び目に針金を水平走行に通して張り、この針金に沿って揺れ紐と15と竿体2とを移動させるようにすることができる。
ムクドリ集団追い払い具100は、コーン体3を備えることができる。コーン体3は、細長い円錐体状をなし、内部が空洞部16とされ、底部に重みとなる土台17が取り付けられる。コーン体3は、樹脂製である。コーン体3は、この土台17に固着される。空洞部16は、竿体2の下部を収納し、竿体2を上方に向けて設定し、大地に設置可能である。ムクドリ集団追い払い具100をコーン体3に設置し、必要に応じて矢印で示すようにコーン体3から取り出すことができる。コーン体3は、市販のものを使用可能である。コーン体3は、容易に持ち運びできる。
図5は、図1に代わる他の例である。基本的には、図1に示される例と同じであり、説明は援用される。この例では、円形状の風船ではなく、横方向にやや扁平上の風船11Aが用いられた。このような形状であっても反射光及び透過光を利用することができる。点線で示されるように縦方向にやや扁平上の風船11Aが用いられてもよい。
図6に、風船11の横方向への搖動状態を示す。風船11は、揺れ紐15一端が結ばれる。揺れ紐15は、一定の長さを有し、竿体2が高さ一定の時に、風船11の上方への浮上を抑える。揺れ紐15の結びの他端13が竿体2に固着される。揺れ紐15を用いることで風船11を一点に固定せず、横方向に搖動させることができる。本実施例では、伸縮しない紐を採用して搖れ紐15としたが、上方に伸縮するものであっても採用することができる。この場合に、制御不可能なまでに伸縮するものは採用されない。安全性を確保するに十分な伸縮性のある紐を選定する。要は、竿体2を持って浮上体1を持ち運びするときに、風船11が後述するように電線31(図7)に触れることがないようにされ、揺れを許容した長さを持つようにした紐であればよい。
竿体2を持って浮上体1を持ち運びすると風船11は、本実施例のゆれ紐の場合、揺れ紐15の影響で横方向に搖動する。この場合に、竿体2の大地からの高さが一定の範囲にあれば、浮上体1に上方への浮上は阻止される。
図7は、電線に留まったムクドリ集団を追い払い状況を示す図である。図7(a)は、作業者が追い払い具を持ち運びしながら電線に留まったムクドリ集団を追い払い状況を示す図、図7(b)は、追い払い具を電線の下側に設置することで電線に留まったムクドリ集団を追い払い状況を示す図である。
図8は、図7に示される状況下、ある地域に設置され、架線された電線31とムクドリ集団を追い払い具100との関係を示す図である。
図7、図8において、通常、電線を架線する電柱32は、多くの場合30mごとに設置されている。電線32の高さは、通常、15mである。このような場合に、電線31と群れをなすムクドリ集団30を追い払い具100の最上端との間隔は、1〜2mとされる。望ましくは2mとされる。このように電線31とムクドリ集団を追い払い具100の最上端との間隔が確保されることで作業者の安全が確保され、電線自体に何らの影響を与えない。作業者が竿体2を最大に伸長させたときにあってもこの間隔が確保され、この間隔が確保されても電線31上に留まるムクドリの追い払効果を減ずることがない。
図7(a)において、作業者51は、追い払い具100を持って群れをなして集団で電線31の上に留まっているムクドリ追い払いのために電線31の下を電線31に沿って歩く。ムクドリを追い払い続け、一帯からムクドリがいなくなるまで追い続けることができる。
この場合に、ムクドリ集団追い払い具100を、光照射器14の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて電線31に沿って電線31の下側を持ち運びする。この場合、真下である必要はない。光照射器14からの照射光は、風船11に当たり一部は反射し、一部は透過光となって風船11を浮かび上がらせる。風船11は、揺れ紐15によって上述したように横方向左右に搖動してゆらゆらと揺れる。
図7(b)において、追い払い具100は、電柱32の間に1個もしくは2個設置される。数個であっても構わない。この場合にあってもムクドリ集団追い払い具100を、光照射器14の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて電柱32の側方に設置する。光照射器14からの照射光は、風船11に当たり一部は反射し、一部は透過光となって風船11を浮かび上がらせる。風船11は、搖れ紐15に結ばれているので、風その他の影響で横方向にゆらゆらと揺れる。
このように浮遊体1は、内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面とされた風船と、風船に取り付けられて風船と一体的とされ、風船に照射光を発することが可能な光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有し、風船の横方向への搖動を許容する紐とから、浮遊してゆらゆら揺れる光の玉と光の光源が一体化された形態が構成される。これによって、浮遊してゆらゆら揺れる光の玉と光の光源とが一体化された形態の浮遊体を形成し、浮遊体と浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体とからムクドリ集団追い払い具を構成し、ムクドリ集団追い払い具を、光照射器の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて設置し、もしくは電線に沿って持ち運びすることで、電線に留まったムクドリ集団を追い払うことからなるムクドリ集団追い払い方法が形成される。
追い払い具100による群れたムクドリ集団の追い払い時間は、夏時であれば午後7:30(冬時であればもっと時間が早い)ごろで、ムクドリが集団で群れ、仲間同士鳴き叫んだ後の寝入りばなを選択する。この時間帯であると、ムクドリは、闇夜に飛び立たなければならない。飛び立ったムクドリは、ゆらゆら揺れる光の玉と光の光源から受ける恐怖に震えたことになる。ゆらゆら揺れる光の玉と光の光源は、天敵の梟の相当するものと思われる。天敵の梟に襲われる恐怖は相当なものとなると思われる。発明者等の実験観測によれば、このように対策を立てることで、群れをなしたムクドリ集団は、二度とその地域の電線に群れることがない。また、この実施例で述べたムクドリ集団追い払い方法は、特許文献1に記載された街路樹からムクドリ集団追い払い方法と組み合わせて実行することができ、組み合わせることで、より広い地域から群れたムクドリ集団を追い払うことができる。追い払われたムクドリは、集団を作るにしても小集団になることが分かっており、市民生活に大きな障害を与えることがない。
本実施例によれば、市街地に架線された電線上に集団を形成したムクドリの群れを、特許文献1に示すムクドリ集団追い払い方法及びムクドリ集団追い払い具よりも簡便に、経験を生かしながら電線上の留まるムクドリを追い払うことができ、作業者の安全が確保される。
本実施例を電線に関連して説明したが、街路樹に群れるムクドリ集団の追い払いにも効果がある。
図9は、本実施例になるムクドリ集団追い払い具100を街路樹に街路樹に群れるムクドリ集団に適用した例を示す。
図9(a)において、作業者51は、追い払い具100を持って群れをなして集団で街路樹60に留まっているムクドリ追い払いのために街路樹60の下を街路樹60に沿って歩く。ムクドリを追い払い続け、一帯からムクドリがいなくなるまで追い続けることができる。
この場合に、ムクドリ集団追い払い具100を、光照射器14の照射光を発せさせながら地域の一部に規則正しく植えられた街路樹60に対して街路樹60の下方で街路樹60に沿って持ち運びする。この場合、真下である必要はない。光照射器14からの照射光は、風船11に当たり一部は反射し、一部は透過光となって風船11を浮かび上がらせる。風船11は、揺れ紐15によって上述したように横方向左右に搖動してゆらゆらと揺れる。
図9(b)において、追い払い具100は、街路樹60の間に1個もしくは2個設置される。数個であっても構わない。この場合にあってもムクドリ集団追い払い具100を、光照射器14の照射光を発せさせながら地域の一部に植えられた街路樹60に対して街路樹60下側に設置する。光照射器14からの照射光は、風船11に当たり一部は反射し、一部は透過光となって風船11を浮かび上がらせる。風船11は、搖れ紐15に結ばれているので、風その他の影響で横方向にゆらゆらと揺れる。
このように浮遊体1は、内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面とされた風船と、風船に取り付けられて風船と一体的とされ、風船に照射光を発することが可能な光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有し、風船の横方向への搖動を許容する紐とから、浮遊してゆらゆら揺れる光の玉と光の光源が一体化された形態が構成される。これによって、浮遊してゆらゆら揺れる光の玉と光の光源とが一体化された形態の浮遊体を形成し、この浮遊体と浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体とからムクドリ集団追い払い具を構成し、このムクドリ集団追い払い具を、光照射器の照射光を発せさせながら地域の一部に植えられた街路樹60に対して街路樹60の下方に設置し、もしくは街路樹60に沿って持ち運びすることで、街路樹60に群れて留まったムクドリ集団を追い払うことからなるムクドリ集団追い払い方法が形成される。
1…浮遊体(浮上体)、2竿体、3…コーン体、9…取付孔、10…結び目、11、11A…風船、12、13…結び、14…光照射器、15…揺れ紐、16…空洞部、17…土台、30…群れをなすムクドリ集団、31…電線、32…電柱、51…作業者、60…街路樹、100…ムクドリ集団追い払い具。


Claims (8)

  1. 地域の一部に多数集合し、夜を明かす習性のムクドリの集団を、光照射器を用いて当該地域から追い払うムクドリ集団追い払い方法において、
    内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面として機能する透光性の風船と、該風船に取り付けられて風船と一体的とされ、前記風船に照射光を発することが可能な光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有し、前記風船の横方向への搖動を許容する紐とからなる浮上体、及び前記紐の他端が固定され、前記紐長さよりも長く一定の長さを有して前記浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体からムクドリ集団追い払い具が構成され、
    該ムクドリ集団追い払い具を、光照射器の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて設置し、もしくは電線に沿って持ち運びすることで、電線に留まったムクドリ集団を追い払うこと
    を特徴とするムクドリ集団追い払い方法。
  2. 請求項1に記載されたムクドリ集団追い払い方法において、光照射器が、前記風船の直下の前記風船から照射光が反射される近傍で風船に一体的に取り付けられたことを特徴とするムクドリ集団追い払い方法。
  3. 請求項1に記載されたムクドリ集団追い払い方法において、竿体が外形太さの異なる複数の組立竿からなる伸縮可能な釣り竿形態をなし、竿体を伸長させて、電線までの間隔を調整することを特徴とするムクドリ集団追い払い方法。
  4. 請求項1に記載されたムクドリ集団追い払い方法において、前記ムクドリ集団追い払い具を、光照射器の照射光を発せさせながら地域の一部に植えられた街路樹に対して街路樹の下方に設置し、もしくは街路樹に沿って持ち運びすることで、街路樹に群れて留まったムクドリ集団を追い払うこと
    を特徴とするムクドリ集団追い払い方法。
  5. 地域の一部に多数集合し、夜を明かす習性を有するムクドリの集団を、光照射器を用いて当該地域から追い払うムクドリ集団追い払い方法において、
    浮遊してゆらゆら揺れる風船と風船に光を照射する光の光源とが一体化され、風船と風船に光を照射する光の光源からなる浮遊体を形成し、当該浮遊体と前記浮遊体を水平方向に持ち運び可能とする竿体とからムクドリ集団追い払い具を構成し、
    該ムクドリ集団追い払い具を、光の光源の照射光を発せさせながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて設置し、もしくは電線に沿って持ち運びすることで、電線に留まったムクドリ集団を追い払うこと
    を特徴とするムクドリ集団追い払い方法。
  6. 地域の一部に多数集合し、夜を明かす習性を有するムクドリの集団を、光照射器を用いて当該地域から追い払うムクドリ集団追い払い具において、
    内部にヘリウムガスが充填されて密封され、外面が光反射面とされた風船と、該風船に向けて照射光を発することが可能で、前記風船の直下に取り付けられた光照射器と、一端が前記風船に結ばれて、一定の長さを有して浮上することを抑え、前記風船の搖動を許容する紐とからなる浮上体、及び該紐の他端が固定され、前記紐長さよりも長く一定の長さを有して前記浮上体を水平方向に持ち運び可能とする竿体から構成され、
    該ムクドリ集団追い払い具が、照射光を発せながら地域の一部に架線された電線に対して電線の下方に数mの間隔をおいて電線に沿って持ち運びされる形態であること
    を特徴とするムクドリ集団追い払い具。
  7. 請求項6に記載されたムクドリ集団追い払い具において、竿体の下部を収納し、該竿体を上方に向けて設定し、大地に設置可能なコーン体を備えたことを特徴とするムクドリ集団追い払い具。
  8. 請求項6に記載されたムクドリ集団追い払い具において、前記紐が、1〜2mの薄細状の伸縮性のない紐形態をなすことを特徴とするムクドリ集団追い払い具。
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