JP2005286593A - ケーブルテレビ多重化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルテレビ局において、ケーブルテレビ局で使用する伝送周波数の周波数資源を有効に利用するとともに放送コンテンツに割り当てる情報量を増加させること。また、ケーブルテレビ局での不具合発生を効率的に伝送すること。
【解決手段】放送コンテンツと、EPG情報、限定受信情報等の付帯情報と、放送コンテンツと連動していない電波環境の悪化状況、ヘッドエンド故障状況を含むデータ情報と、をCATV網を通して送出するケーブルテレビ多重化装置であって、付帯情報7を放送コンテンツの放送波と分離してスペクトラム拡散の処理9を行い、スペクトラム拡散された付帯情報と放送波とを周波数多重化6してCATV網に送出し、放送コンテンツと連動していないデータ情報を検知22し、検知を元にデータ情報に関するデータ放送3,23についてスペクトラム拡散の処理15を行い、周波数多重化6してCATV網21に送出すること。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルテレビ局からケーブル加入者に送出するデジタル放送コンテンツに連動する付帯情報(例えば、EPG情報、限定受信情報)、並びにデジタル放送コンテンツに連動しない情報(エアー状態不良やヘッドエンド不良等のデータ放送、緊急放送)についての多重化伝送技術に関する。
ケーブルテレビ局は、近年の衛星放送のデジタル化に伴い、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送等を受信し、CATV網を通して各ケーブル加入者にこれらの放送コンテンツを提供している。一般に衛星放送事業者あるいは地上放送事業者は放送コンテンツをEPGから選局する便宜を供給するため、あるいは有料コンテンツの契約情報を提供するために、放送コンテンツを送出する周波数帯域幅(6MHz)に、これら付帯情報もMPEGトランスポートパケット化して、放送コンテンツのトランスポートパケットに時分割多重した上で送出している。
ここで、放送コンテンツに付帯する付帯情報としては、EPG情報、限定受信情報、選局情報などがある。ケーブルテレビ局では図4に示す様に、これら衛星デジタル放送あるいは地上デジタル放送をCATV網に配信する場合には、付帯情報を含んだトランスポートストリームをQAM変調部4でQAM変調を作用させて送出する。他方、ケーブルテレビ局が運用する自主放送を配信する場合には、自主放送コンテンツ生成部3で自主放送コンテンツと付帯情報を時分割多重して、同様にQAM変調を施した後、CATV網に送出する。
ここで、図4の1は衛星デジタル放送あるいは地上デジタル放送のアンテナを、2は衛星デジタル放送あるいは地上デジタル放送の受信チューナーを示し、衛星あるいは地上放送で使用されているデジタル変調(PSK,OFDM)を復調し、後段にMPEGトランスポートストリームを転送する。さらに図4の3は自主放送を送信するための自主放送コンテンツ生成部であり、本トランスポートストリーム内に上記付帯情報も時分割多重により、挿入されている。図4の4はQAM変調であり、図4の2または3からのトランスポート出力にQAM変調を施し、IF信号をRFコンバータ5に送信する。RFコンバータ5はIF信号からケーブルテレビ局が所望する伝送周波数(90−770MHz)にアップコンバートする機能を有する。
すなわち、ケーブルテレビ局からCATV網を通して送出される伝送周波数帯域の90MHz〜770MHzにおいて、64QAM1波に送出される各放送波(6MHz)の中に放送コンテンツと上記付帯情報が多重化されており、各放送波が適宜の間隔で配列されて各ケーブル加入者に提供されている。
この従来技術においては、付帯情報が放送波1波の送出帯域である6MHzの中であまり多くの情報を占めると、その分だけ放送コンテンツの使用帯域が少なくなるという事情があった。
一方、デジタル化した映像信号や音声信号、データ信号などの主デジタル信号に付加情報を付加して伝送する伝送方式において、付加情報を電子透かし情報として、この付加情報に拡散符号を用いてスペクトラム拡散し、このスペクトラム拡散された付加情報を主デジタル信号に重畳して送信することが、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2001−43141
しかしながら、従来、ケーブルテレビ局は、90MHz〜770MHzという周波数資源が限られているにも拘わらず、各放送波の伝送レート(29Mbps:6MHzに対応)の内で、1〜4Mbpsを付帯情報に割り当てている。その際、付帯情報の送出レートを低くすれば、これの占める帯域の負荷を軽減できるが、逆に、受信機側では付帯情報の取得に多くの時間を費やすこととなり、利便性が低下するという課題が生じる。
また、特許文献1における付加情報の対象は電子透かし情報であり、さらに、付加情報の主デジタル信号への重畳の一形態として開示されているに過ぎず、その重畳の具体的手法については特に開示のないものである。
さらに、降雨等で、ケーブルテレビ局の受信アンテナまでのエアー系における伝送状態が悪い時、あるいはケーブルテレビ局のエアー再送信ヘッドエンドに障害が発生した時に、緊急事態やデータ放送も不可能になるという課題があった。
また、ケーブルテレビの伝送帯域に通信用の専用帯域を用意して告知する方法もあるが、緊急事態の発生頻度が低いにも関わらず、常時、専用帯域を準備しておくことは、伝送帯域が限られているCATV局では周波数資源の運用面において非効率であるという課題が発生する。
本発明の目的は、ケーブルテレビ局で使用する伝送周波数の周波数資源を有効に利用し、且つ放送コンテンツに割り当てる情報量を増やせるとともに、放送コンテンツと連動しないデータ放送(受信電波の状況、ヘッドエンドの不良状況)等をケーブルテレビ局側から送出することのできるケーブルテレビ放送送出装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
放送コンテンツと、EPG情報、限定受信情報、選局情報の少なくともいずれかを含む付帯情報と、電波環境の悪化状況、ヘッドエンド故障状況を含むデータ情報と、をCATV網を通して送出するケーブルテレビ多重化装置であって、
前記付帯情報にスペクトラム拡散の処理を行い、
前記スペクトラム拡散された付帯情報と前記放送波とを周波数多重化して前記CATV網に送出し、
前記データ情報を検知し、前記検知を元に前記データ情報に関するデータ放送についてスペクトラム拡散の処理を行い、周波数多重化して前記CATV網に送出する構成とする。
また、前記ケーブルテレビ多重化装置において、前記スペクトラム拡散されたデータ放送を周波数多重化する前流側に増幅器を設け、
前記データ情報の検知によって前記増幅器のゲインのゲインを制御することによって、前記データ放送が大出力で前記CATV網に送出される構成とする。
また、放送コンテンツと、EPG情報、限定受信情報、選局情報の少なくともいずれかを含む付帯情報と、電波環境の悪化状況、ヘッドエンド故障状況を含むデータ情報と、をCATV網を通して送出するケーブルテレビ多重化装置であって、
前記放送コンテンツを含む放送波を選局する放送用RFチューナ、前記放送用RFチューナからの放送波を変調する放送変調部、前記放送変調部からの変調波を周波数変換するRFコンバータ、を有する放送波系統部と、
前記付帯情報を変調する付帯情報変調部、前記付帯情報変調部からの出力をスペクトラム拡散するスペクトラム拡散処理部、前記スペクトラム拡散処理部からの出力を増幅する利得制御可能な増幅器、を有する付帯情報系統部と、
前記放送用RFチューナと前記RFコンバータのそれぞれの動作状況を入力とするイベント検出回路と、
前記データ放送を生成し送信するデータ放送生成送信部と、
前記データ放送を変調するデータ放送変調部、前記データ放送変調部からの出力をスペクトラム拡散するスペクトラム拡散処理部、前記スペクトラム拡散処理部からの出力を増幅する利得制御可能な増幅器、を有するデータ放送系統部と、
前記放送波系統部と前記付帯情報系統部と前記データ放送系統部の信号を周波数多重化する周波数多重化部と、を備え、
前記イベント検出回路によって前記データ情報を検知し、前記検知を元に前記データ放送生成送信部を動作させ、前記データ放送を前記データ放送系統部でスペクトラム拡散の処理を行い、周波数多重化して前記CATV網に送出する構成とする。
本発明によれば、コンテンツを含む放送波の帯域はEPG等の付帯情報の付加によって圧迫されるということがないので、品質の高い放送波を送出することができ、また、番組を増やすことができる。
また、付帯情報をスペクトラム拡散を用いてケーブルテレビの伝送周波数帯域(90MHz〜770MHz)に分散化させるので、付帯情報専用の余分な伝送周波数を必要としないためにケーブルテレビ局の周波数資源を有効に使用できる。
また、スペクトラム拡散通信により、低C/Nの伝送状態でも受信機にデータ情報を告知することができ、特に、ケーブルテレビ局の送出機器(ヘッドエンド)の故障時や緊急時に関するデータ放送を受信機に効率的に伝達することができる。
本発明のケーブルテレビ多重化装置に係る実施の形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら以下詳細に説明する。
本発明のケーブルテレビ多重化装置に係る実施例1について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明のケーブルテレビ多重化装置における実施例1の全体構成を示すブロック図である。図2は本実施例1におけるC/N監視部の具体的構成例とその説明を示す図である。
図1と図2において、1は受信アンテナ、2は衛星放送チューナ、3はデータ放送生成部、4はQAM変調部、5はRFコンバータ、6は周波数多重化部、7はエアー再送信用EPG及び/又はCASデータ記録部、8,14はQPSK変調部、9,15はスペクトラム拡散処理部、10,16はフィルタ、11,17はRFコンバータ、12,18はアンプ、19は2分配部、20はC/N監視部、21はCATV網、22はOR回路、23はデータ放送送信器、25は放送用RFチューナ、26はフィルタ、27はC/N算出部、28は伝送C/N適正判定部、29はC/N・ビットエラーレート換算テーブル、30はC/N監視スケジューラ、をそれぞれ表す。
図1に示すケーブルテレビ多重化装置の構成例において、受信アンテナ1には、BSデジタル放送、CSデジタル放送又は地上波デジタル放送が受信され、これらで使用されているデジタル変調(PSK,OFDM)を復調し、さらに後段にトランスポートストリームを転送する。チューナ2において、放送コンテンツを含む放送波に付加される付帯情報(EPG情報、限定受信情報、選局情報など)がトランスポートストリームから抽出されて付帯情報記録部7に記録される。また、付帯情報は、受信アンテナで受信した受信デジタル信号から抽出するほかに、番組ガイド供給事業者等から、オンラインで取得して付帯情報記録部7に記録されても良い。
QAM変調されたトランスポートストリームは、RFコンバータ5で周波数変換され、図示するように、伝送周波数帯域の90〜770MHzにQAM変調を作用された6MHzの放送波帯域が適宜の間隔で配列された信号形態となっている。各放送波の6MHzの帯域には放送コンテンツとその付帯情報が重畳されてCATV網21に送出されているのである。
本発明の実施例1においては、6MHzの帯域に重畳されていた付帯情報を別の多重方法により、放送波と周波数多重してCATV網21に送出しようとすることを特徴としている。具体的に図1で説明すると、再送信用の付帯情報(EPGデータ、CASデータなど)は、付帯情報記録部7から取り出してQPSK変調部8で変調し、この変調信号をスペクトラム拡散処理部9において拡散符号でスペクトラム拡散し、50MHzのフィルタ10、RFコンバータ11を通してアンプ12に入力する。ここで、50MHz帯域のフィルタを用いているが、これは無線通信において、スペクトラム拡散する場合に、通常10倍のスペクトラム拡散をしていることを参考にすると、本実施例1の場合に、付帯情報として2〜3MHzを占めるので、その10倍の帯域が通るようなフィルタを設けると云う意味である。
図1に図示するように、再放送用の付帯情報は、スペクトラム拡散の処理をされて、放送波のQAM変調信号に比べて、広帯域で且つ微弱なスペクトラムとなり、例えば、90〜140MHzの帯域を占める信号とされる。このスペクトラム拡散化された付帯情報と放送コンテンツが配置された6MHz帯域の放送波は、周波数多重化部6で多重化されてCATV網21に送出されて各ケーブル加入者に配布される。ここで、付帯情報は周波数多重化の前流側にあるアンプ12でゲイン制御を受ける構成となっていることが本実施例1の特徴の1つである。スペクトラム拡散を受けた付帯情報がアンプ12で利得制御されて、例えばその出力振幅が大となると、受信側で付帯情報を取り出し易くなるが、一方で放送波に対する妨害要因が大きくなるという不都合が生じる。
そこで、本実施例1においては、周波数多重化後の送出信号について、C/N監視部20でC/Nを監視し、付帯情報が放送波への受信妨害とならないようにするという観点で、所定のC/N値となるようにアンプゲインを制御する。ここで、付帯情報はスペクトラム拡散されているため、放送波にとってノイズ成分として認識されるものである。これによって、後述するが、受信許容にビットエラーレートを維持するように、放送波に対して付帯情報を周波数多重化する。
次に、上述した本発明の実施例1における放送波とスペクトラム拡散された付帯情報の多重化技術を元にして、本実施例1の更なる特徴を以下説明する。図1において、データ放送生成部3やデータ放送送信器23を図示しているが、ここにおけるデータ放送とは、放送コンテンツに連動する付帯情報とは異なり、放送コンテンツに連動しない情報であり、例えば、受信アンテナ1で受信した衛星または地上波の放送コンテンツ等が降雨などの電波環境事情によって充分な受信感度が得られない場合にその旨をデータにして放送すること、または、ケーブルテレビ局のチューナ、QAM変調器、RFコンバータなどの放送系機材(ヘッドエンド(HE))に故障が発生して放送波を送出できない場合にその旨をデータにして放送すること、を例とする。
図1で、チューナ2の受信感度を検出するとともに、RFコンバータの動作状態をも検知して、それぞれをOR回路22の入力とする。チューナ2の受信感度信号は、降雨などで充分な受信感度が得られないことを示す信号であり、RFコンバータ5の動作状態信号はチューナ2、QAM変調器4、RFコンバータ5等のヘッドエンド(HE)の故障によって充分な出力が得られないことを示す信号である。エアー状態不良かHE故障のいずれの場合においても、OR回路22からの出力によって、データ生成器3で生成されたデータ放送をデータ放送送信器23から送信する。データ放送は、QPSK変調器14、スペクトラム拡散処理部15、フィルタ16、RFコンバータ17、アンプ18を経て周波数多重化部6に入力される。ここで、OR回路22への入力は放送コンテンツに連動していない上記のデータ情報である。このデータ情報を元にデータ放送がデータ放送送信器23から出力される。
データ放送の多重化方法は、付帯情報の多重化伝送方法と同様である。すなわち、データ放送送信器23の出力はスペクトラム拡散処理部15とRFコンバータ17により、例えば、720〜770MHzに拡散される。
データ放送の内容は、上述したように、正常な放送コンテンツを送出できない旨のメッセージであるため、ケーブルテレビ局加入者にその旨を早期に確実に通知する必要がある。従って、OR回路22の出力から、アンプ18のゲインを制御して、データ放送の出力が最大レベルのゲインになるように制御する。さらに、OR回路22の出力はC/N監視部20に与えられて、不具合発生のときに、C/N監視部20を非動作状態にしてもよく、また、付帯情報伝送系(符号7,8,9,10,11,12)のアンプゲインを最低限に制御することにより、放送波あるいは付帯情報のスペクトラムがデータ放送に与える妨害を最小限に抑えるように送出しても良い。
また、上述したような不具合発生のときに(例えば、エアー系の状態悪化、HEの故障)、その旨をケーブル加入者に伝えることが優先するので、データ放送を付帯情報伝送系(符号7,8,9,10,11,12)に切り換えてこの伝送系を利用しても良い。この場合には、データ放送用の伝送系を省くことができる。
また、以上の説明では、不具合発生のデータ放送を述べたが、これに限らず、天変地異、大災害、大事故などの緊急放送を優先送出することもできる。この場合に、緊急事態発生を検知するのは図1に示す検知手法とは異なり、別ルートで検知することができる。この検知出力を図1に示すOR回路22への入力とすればよい。緊急事態の検知方法としては、衛星系の放送波に送出された緊急放送を衛星放送チューナー2で抽出する方法や、ケーブルテレビ局が保有している通信網により、緊急事態を察知し、スイッチ等の機構を人が作用させることにより、OR回路22への入力とする手法がある。
次に、図2において、2分配器19からの信号がRFチューナ25で図1に示す出力波形の6MHzが切り出され、6MHzフィルタ26を通ってC/N算出器27に入力される。C/N算出器27では、付帯情報のスペクトラム拡散信号が元来のノイズと合わされて全ノイズ成分として計測される。ここで、定性的に云えば、スペクトラム拡散信号を含む全ノイズ成分が大きいと放送波への妨害となるので、適宜のC/N値となるように付帯情報のスペクトラム拡散信号の振幅を制御する。放送波に妨害とならない適正な判定をするために、ビットエラーレートを用いる。C/Nとビットエラーレートとの換算テーブル29を用いてC/Nの適正判定を行ってアンプのゲインを制御する。
上述した適正判定において、ビットエラーレートが例えば10−4であれば良しと判定するのが、通常の判断基準(日本CATV技術協会 JCTEA STD−007−1.0 「デジタル有線テレビジョン放送 BSデジタル放送受信装置」)であるので、このビットエラーレート値になるようにアンプゲインを制御する。なお、ビットエラーレートが10−4というのは図示する換算テーブルにおいて、C/N比で28dBに対応する。このように、本実施例1では、適正判定の数値としてビットエラーレートを用いているが、C/N比の数値で判定しても当然に良い。また、図2では、C/N監視スケジューラ30を設けて、適宜の時間で且つ時間間隔で図1に示す出力波形の6MHzを切り出しようになっていて、放送波の全域に亘って(90〜770MHz)適正判定を実施する。
本発明のケーブルテレビ多重化装置の受信機に係る実施例2について、図3を用いて説明する。図3は、本発明のケーブルテレビ多重化装置の受信機における実施例2の全体構成を示すブロック図である。
図3において、40は2分配器、41は放送用RFチューナ、42はQAM復調部、43はDEMUX、44はAVデコーダ、45はCPU、46は通信用RFチューナ、47はフィルタ、48は逆スペクトラム拡散処理部、49はQPSK復調部、50はデコード処理部、51はEPG又は選局データ記録部、をそれぞれ表す。
本実施例2における受信機では、CATV網からの信号を2分配器40で分配して、一方は放送用RFチューナ41で6MHzの放送波を選局し、他方は通信用RFチューナ46で50MHzの付帯情報またはデータ放送のスペクトラム拡散信号を取得する。放送波信号はQAM復調器42、DEMUX43、AVデコーダ44を通ってアナログ信号でTVへ出力される。
他方の通信用RFチューナ46からのスペクトラム拡散信号は、50MHz帯域のフィルタ47を通って、逆スペクトラム拡散処理部48に入力され、その出力波形は、図示するように逆拡散によって放送波がノイズのような分布となり、付帯情報が約2〜3MHzの帯域となって現れる。QPSK復調部49で図示の波形を復調しデコード処理部50で処理して、例えば、EPGデータ、選局データなどの付帯情報を取得する。
そして、データ放送が送られてきた場合に、通信用RFチューナ46で受信され、付帯情報と同様に処理されて、デコード処理部50の出力をTV出力として(不図示であるが)、データ放送をTVに表示する。この際、CATV局でデータ放送が送出される場合、付帯情報のアンプゲインが低減されているので、データ放送が取得できる。これに限らず、データ放送の取得は他の方法を採用しても良い。
以上説明したように、本発明のケーブルテレビ多重化装置の特徴は、付帯情報を放送波に重畳させずに、スペクトラム拡散を用いてケーブルテレビ帯域の広範囲に分散させることであり、スペクトラム拡散した付帯情報を放送コンテンツの放送波に周波数多重化して伝送する。そして、受信機側でスペクトラム拡散した付帯情報が放送波への妨害情報とならないように、CATV局において、C/N比を計測し、放送波の受信許容されるビットエラーレートを維持するようにスペクトラム拡散した付帯情報の振幅を制御するものである。
さらに、本発明のケーブルテレビにおいては、放送コンテンツとは連動しない情報(データ放送、緊急放送等)をスペクトラム拡散を用いて、ケーブルテレビの帯域に分散化させることである。また、スペクトラム拡散通信により、低C/Nの伝送状態でも受信機に情報を告知することができ、特に、ケーブルテレビ局の送出機器(ヘッドエンド)の故障時や電波事情の悪化時のデータ放送、緊急時の緊急放送を受信機に効率的に伝達することができる。
本発明のケーブルテレビ多重化装置における実施例1の全体構成を示すブロック図である。 本実施例1におけるC/N監視部の具体的構成例とその説明を示す図である。 本発明のケーブルテレビ多重化装置の受信機における実施例2の全体構成を示すブロック図である。 従来のケーブルテレビ局における送出装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 受信アンテナ、 2 衛星放送チューナ、
3 データ放送生成部、 4 QAM変調部、
5 RFコンバータ、 6 周波数多重化部、
7 エアー再送信用EPG及び/又はCASデータ記録部、
8,14 QPSK変調部、 9,15 スペクトラム拡散処理部、
10,16 フィルタ、 11,17 RFコンバータ、
12,18 アンプ、 19 2分配部、
20 C/N監視部、 21 CATV網、
22 OR回路、 23 データ放送送信器、
25 放送用RFチューナ、 26 フィルタ、
27 C/N算出部、 28 伝送C/N適正判定部、
29 C/N・ビットエラーレート換算テーブル、
30 C/N監視スケジューラ、 40 2分配器、
41 放送用RFチューナ、 42 QAM復調部、
43 DEMUX、 44 AVデコーダ、
45 CPU、 46 通信用RFチューナ、
47 フィルタ、 48 逆スペクトラム拡散処理部、
49 QPSK復調部、 50 デコード処理部、
51 EPG又は選局データ記録部、

Claims (4)

  1. 放送コンテンツと、EPG情報、限定受信情報、選局情報の少なくともいずれかを含む付帯情報と、電波環境の悪化状況、ヘッドエンド故障状況を含むデータ情報と、をCATV網を通して送出するケーブルテレビ多重化装置であって、
    前記付帯情報にスペクトラム拡散の処理を行い、
    前記スペクトラム拡散された付帯情報と前記放送波とを周波数多重化して前記CATV網に送出し、
    前記データ情報を検知し、前記検知を元に前記データ情報に関するデータ放送についてスペクトラム拡散の処理を行い、周波数多重化して前記CATV網に送出する
    ことを特徴とするケーブルテレビ多重化装置。
  2. 請求項1において、
    前記スペクトラム拡散されたデータ放送を周波数多重化する前流側に増幅器を設け、
    前記データ情報の検知によって前記増幅器のゲインのゲインを制御することによって、前記データ放送が大出力で前記CATV網に送出される
    ことを特徴とするケーブルテレビ多重化装置。
  3. 放送コンテンツと、EPG情報、限定受信情報、選局情報の少なくともいずれかを含む付帯情報と、電波環境の悪化状況、ヘッドエンド故障状況を含むデータ情報と、をCATV網を通して送出するケーブルテレビ多重化装置であって、
    前記放送コンテンツを含む放送波を選局する放送用RFチューナ、前記放送用RFチューナからの放送波を変調する放送変調部、前記放送変調部からの変調波を周波数変換するRFコンバータ、を有する放送波系統部と、
    前記付帯情報を変調する付帯情報変調部、前記付帯情報変調部からの出力をスペクトラム拡散するスペクトラム拡散処理部、前記スペクトラム拡散処理部からの出力を増幅する利得制御可能な増幅器、を有する付帯情報系統部と、
    前記放送用RFチューナと前記RFコンバータのそれぞれの動作状況を入力とするイベント検出回路と、
    前記データ放送を生成し送信するデータ放送生成送信部と、
    前記データ放送を変調するデータ放送変調部、前記データ放送変調部からの出力をスペクトラム拡散するスペクトラム拡散処理部、前記スペクトラム拡散処理部からの出力を増幅する利得制御可能な増幅器、を有するデータ放送系統部と、
    前記放送波系統部と前記付帯情報系統部と前記データ放送系統部の信号を周波数多重化する周波数多重化部と、を備え、
    前記イベント検出回路によって前記データ情報を検知し、前記検知を元に前記データ放送生成送信部を動作させ、前記データ放送を前記データ放送系統部でスペクトラム拡散の処理を行い、周波数多重化して前記CATV網に送出する
    ことを特徴とするケーブルテレビ多重化装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの請求項におけるケーブルテレビ多重化装置から送出された送出信号を受信する受信装置において、
    前記送出信号におけるスペクトラム拡散されたデータ放送に対して、逆スペクトラム拡散の処理を行う逆スペクトラム拡散処理部を設けて、前記データ放送を取得することを特徴とする受信装置。
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