JP2005286290A - 発光素子の駆動制御方法および装置、並びに電子機器 - Google Patents
発光素子の駆動制御方法および装置、並びに電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005286290A JP2005286290A JP2004274120A JP2004274120A JP2005286290A JP 2005286290 A JP2005286290 A JP 2005286290A JP 2004274120 A JP2004274120 A JP 2004274120A JP 2004274120 A JP2004274120 A JP 2004274120A JP 2005286290 A JP2005286290 A JP 2005286290A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive
- emitting element
- light emitting
- light
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B45/00—Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
- H05B45/10—Controlling the intensity of the light
- H05B45/12—Controlling the intensity of the light using optical feedback
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B45/00—Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
- H05B45/40—Details of LED load circuits
- H05B45/44—Details of LED load circuits with an active control inside an LED matrix
- H05B45/46—Details of LED load circuits with an active control inside an LED matrix having LEDs disposed in parallel lines
Landscapes
- Led Devices (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
Abstract
【課題】 部品を新たに追加することなく、発光素子の電流制御を正確に行う。
【解決手段】 カラー感熱プリンタ2の出荷前に、電圧計35および光量センサ36で、素子列Lの駆動電圧VFおよび光量Pの時間的な変化を測定する。システムコントローラ30は、この測定結果に基づいて、目標とする光量Pに対応した駆動電圧VFを求めるための駆動プロファイルとして、駆動電圧VFに対する光量Pの特性の線形部分を表す1次方程式の傾きa、切片b、および特性が線形から非線形となる点における閾値電圧VFtを求め、これらをEEPROM37に記憶しておく。システムコントローラ30は、LEDアレイ21を駆動する際には、駆動プロファイルを参照して駆動電圧VFを求め、求めた駆動電圧VFとなるように、且つ閾値電圧VFtを下回らないように、定電流源34でLEDアレイ21の素子列Lに流す電流Iを制御する。
【選択図】 図4
【解決手段】 カラー感熱プリンタ2の出荷前に、電圧計35および光量センサ36で、素子列Lの駆動電圧VFおよび光量Pの時間的な変化を測定する。システムコントローラ30は、この測定結果に基づいて、目標とする光量Pに対応した駆動電圧VFを求めるための駆動プロファイルとして、駆動電圧VFに対する光量Pの特性の線形部分を表す1次方程式の傾きa、切片b、および特性が線形から非線形となる点における閾値電圧VFtを求め、これらをEEPROM37に記憶しておく。システムコントローラ30は、LEDアレイ21を駆動する際には、駆動プロファイルを参照して駆動電圧VFを求め、求めた駆動電圧VFとなるように、且つ閾値電圧VFtを下回らないように、定電流源34でLEDアレイ21の素子列Lに流す電流Iを制御する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、定電流駆動される発光素子の駆動制御方法および装置、並びにこれを用いた電子機器に関する。
電子機器として、シアン、マゼンタ、イエローに発色する感熱発色層を支持体上に順に層設したカラー感熱記録紙を用いて、フルカラープリントを得るカラー感熱プリンタが普及している。このカラー感熱プリンタでは、カラー感熱記録紙を搬送する間に、複数の発熱素子がライン状に配列されたサーマルヘッドにて熱記録を行う。そして、イエロー、マゼンタ感熱発色層への熱記録後には、光定着器によりカラー感熱記録紙に紫外線を照射して、次の感熱発色層への熱記録時に前の感熱発色層が発色しないように光定着を施している。
従来のカラー感熱プリンタでは、光定着器の光源として紫外線ランプが用いられていたが、定着効率を向上させるために、最近、発光ダイオード(LED)などの発光素子を複数並べた発光素子アレイを光源として用いたものが提案されている。
一般に、LEDなどの発光素子は半導体により形成されているため、その温度や周囲温度により、光量や発光スペクトルが影響を受けることが知られている。このため、従来のカラー感熱プリンタでは、光量や発光ペクトルの温度に対する変動を補償するために、発光素子の温度もしくは周囲温度を測定し、この測定温度に応じて発光素子の電流制御を行っている(特許文献1参照)。
特開2003−246088号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、発光素子の温度を検出するために、熱電対やサーミスタなどの温度センサが必要となる。また、温度検出には熱伝導による時間的な遅れや、温度センサの熱抵抗による測定誤差が生じるため、発光素子の電流制御を正確に行うことが困難であった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、温度センサなどの部品を新たに追加する必要がなく、発光素子の電流制御を正確に行うことができる発光素子の駆動制御方法および装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、部品コストの増大を招くことなく、発光素子を用いた光源の駆動の安定化を図ることができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、定電流駆動される発光素子の駆動制御方法において、前記定電流駆動時に、前記発光素子の駆動電圧および光量の時間的な変化を測定し、この測定結果に基づいて、目標とする光量に対応した駆動電圧を求めるための駆動プロファイルを作成・記憶しておき、前記発光素子を駆動する際には、前記駆動プロファイルを参照して前記駆動電圧を求め、求めた駆動電圧となるように電流を制御することを特徴とする。
なお、前記測定結果から、前記駆動電圧に対する前記光量の特性が線形から非線形となる点における駆動電圧を求め、これを閾値電圧として前記駆動プロファイルとともに記憶しておき、前記発光素子を駆動する際には、前記閾値電圧を下回らないように前記電流を制御することが好ましい。また、前記駆動プロファイルは、前記特性の線形部分を表す1次方程式の傾きおよび切片の情報を含むことが好ましい。
さらに、前記発光素子は複数の素子列を成し、各素子列毎に前記駆動電圧および前記光量の時間的な変化を測定して前記駆動プロファイルを作成するとともに、各素子列毎に前記電流を制御することが好ましく、前記素子列のうちの代表的な素子列の駆動電圧で他の素子列の駆動電圧を正規化し、これを元に前記駆動プロファイルを作成することが好ましい。
また、本発明は、定電流駆動される発光素子の駆動制御装置において、前記定電流駆動時に、前記発光素子の駆動電圧および光量の時間的な変化を測定した結果に基づいて、目標とする光量に対応した駆動電圧を求めるための駆動プロファイルを作成する情報処理手段と、作成した前記駆動プロファイルを記憶する記憶手段とを備え、前記情報処理手段は、前記発光素子を駆動する際には、前記記憶手段に記憶された前記駆動プロファイルを参照して前記駆動電圧を求め、求めた駆動電圧となるように電流を制御することを特徴とする。
なお、前記情報処理手段は、前記測定結果から、前記駆動電圧に対する前記光量の特性が線形から非線形となる点における駆動電圧を求め、これを閾値電圧として前記駆動プロファイルとともに前記記憶手段に記憶しておき、前記発光素子を駆動する際には、前記閾値電圧を下回らないように前記電流を制御することが好ましい。また、前記駆動プロファイルは、前記特性の線形部分を表す1次方程式の傾きおよび切片の情報を含むことが好ましい。
さらに、前記発光素子は複数の素子列を成し、前記情報処理手段は、各素子列毎に前記駆動電圧および前記光量の時間的な変化を測定した結果に基づいて、前記駆動プロファイルを作成するとともに、各素子列毎に前記電流を制御することが好ましく、前記情報処理手段は、前記素子列のうちの代表的な素子列の駆動電圧で他の素子列の駆動電圧を正規化し、これを元に前記駆動プロファイルを作成することが好ましい。
さらに、本発明は、定電流駆動される発光素子を光源として用いた電子機器であって、請求項6ないし10のいずれかに記載の発光素子の駆動制御装置を用いたことを特徴とする。
本発明の発光素子の駆動制御方法および装置によれば、定電流駆動時に、発光素子の駆動電圧および光量の時間的な変化を測定し、この測定結果に基づいて、目標とする光量に対応した駆動電圧を求めるための駆動プロファイルを作成・記憶しておき、発光素子を駆動する際には、駆動プロファイルを参照して駆動電圧を求め、求めた駆動電圧となるように電流を制御するので、温度センサなどの部品を新たに追加する必要がなく、発光素子の電流制御を正確に行うことができる。
また、本発明の電子機器によれば、請求項6ないし10のいずれかに記載の発光素子の駆動制御装置を用いたので、温度センサなどの部品を新たに追加する必要がなく、部品コストの増大を防止することができる。また、発光素子の電流制御が正確に行われ、発光素子を用いた光源の駆動の安定化を図ることができる。
図1において、本発明を適用した電子機器としてのカラー感熱プリンタ2は、カラー感熱記録紙(以下、記録紙と略記する。)10を、搬送ローラ対11により送り方向と戻し方向とに往復搬送しながら、サーマルヘッド12によるフルカラー画像の熱記録と、光定着器13による熱記録済みの記録紙10への光定着とを行う。
記録紙10は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層、および保護層が順次層設された構造となっている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。
イエロー感熱発色層は、420nmの近紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、365nmの紫外線が照射されたときに発色能力が消失する。なお、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にした記録紙を使用してもよい。
サーマルヘッド12は、多数の発熱素子を主走査方向(記録紙10の幅方向)に沿ってライン状に並べた発熱素子アレイ12aを備えている。発熱素子アレイ12aは、記録する画像データに応じた発熱量で駆動し、記録紙10の各感熱発色層を発色させる。
サーマルヘッド12と対向する位置には、プラテンローラ14が配置されている。プラテンローラ14は、記録紙10の搬送に応じて従動回転し、記録紙10と発熱素子アレイ12aとの当接状態を安定させる。また、プラテンローラ14は、上下方向に移動自在とされ、図示しないバネによって発熱素子アレイ12aに圧接する方向に付勢されている。記録紙10の給紙時および排紙時には、カムやソレノイドなどから構成されるシフト機構(図示せず)によってプラテンローラ14が下降し、サーマルヘッド12との記録紙10の挟持が解除される。
図2に示すように、光定着器13は、発光素子として複数の発光ダイオード(LED)20をマトリックス状に配列したLEDアレイ21を光源として用いている。LED20には、図3のグラフに実線で示すように、発光ピークが365nm(マゼンタ定着光)付近と420nm(イエロー定着光)付近にある青色LEDが使用される。LEDアレイ21は、副走査方向(記録紙10の搬送方向)に沿ってライン状に配列された3個のLED20が1組の素子列Lをなし、この素子列Lが複数主走査方向に配列された構成となっている。
図1において、光定着器13の下方には、フィルタ15が配置されている。このフイルタ15は、図3のグラフに破線で示すように、約400nm以下の領域の光をカットする特性を有し、光定着器13と搬送路との間に挿入される挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で挿脱可能となっている。
イエロー感熱発色層に光定着を施す際には、フィルタ15は挿入位置に移動する。これにより、LEDアレイ21から発せられる光のうち、マゼンタ定着光を含む領域の光がカットされ、フイルタ15を透過するイエロー定着光のみが記録紙10に照射される。したがって、イエロー感熱発色層の光定着時には、未記録のマゼンタ感熱発色層に光定着が施されることはない。
一方、マゼンタ感熱発色層に光定着を施す際には、フイルタ15は退避位置に移動する。これにより、LEDアレイ21から発せられるイエロー定着光およびマゼンタ定着光が記録紙10に照射される。ここで、マゼンタ感熱発色層の光定着時には、イエロー感熱発色層の光定着が既に終了しているので、記録紙10にイエロー定着光が照射されても問題はない。
カラー感熱プリンタ2の電気的構成を示す図4において、システムコントローラ30は、カラー感熱プリンタ2の全体を統括的に制御する。システムコントローラ30には、前述のLEDアレイ21に電力を供給する電源回路31、電源回路31からLEDアレイ21への電力供給の有無を切り換える給電スイッチ32、シフトレジスタ、ラッチアレイ、ANDゲートアレイ(図示せず)などから構成され、素子列L毎のオン/オフ制御を行う駆動制御スイッチ33、トランジスタ(図示せず)を介して各素子列Lの3個のLED20を定電流駆動する定電流源34、素子列Lの駆動電圧VFを測定する電圧計35、LEDアレイ21の光量Pを測定する光量センサ36、およびEEPROM37が接続されている。
給電スイッチ32をオンして、1つの駆動制御スイッチ33をオンし、ある代表的な1列のLED20を点灯させて、電圧計35および光量センサ36で駆動電圧VFおよび光量Pの時間的な変化を測定すると、図5に示すような特性が得られる。すなわち、測定開始点Aから点Bまでは、駆動電圧VFの減少に伴って光量Pが線形的に減少し、点Bから点Cまでは非線形な特性を示す。そして、点Cで駆動電圧VFが最小となり、点Cからは逆に駆動電圧VFが増加していき、点Dで素子破壊に至る。
システムコントローラ30は、図5で線形的な特性をとる点A〜点Bの間の任意の2点Q1、Q2における駆動電圧VFおよび光量Pの測定値VF1、VF2およびP1、P2を取得し、これらから線形部分を表す1次方程式の傾きaおよび切片bを、次式より求める。
a=(P2−P1)/(VF2−VF1)
b=P1−aVF1=P2−aVF2
a=(P2−P1)/(VF2−VF1)
b=P1−aVF1=P2−aVF2
また、システムコントローラ30は、駆動電圧VFと光量Pの変化量の割合Δがa以上となる点、すなわち、特性が線形から非線形となる点Bにおける駆動電圧VFt(以下、閾値電圧と表記する。)を求める。そして、点Bとなって閾値電圧VFtを取得した時点で、給電スイッチ32、駆動制御スイッチ33をオフし、測定を終了する。
システムコントローラ30で求めた傾きa、切片b、および閾値電圧VFtは、駆動プロファイルとして、ROMライターによりEEPROM37に書き込まれる。なお、これら一連の処理は、カラー感熱プリンタ2の出荷前に行われ、カラー感熱プリンタ2の出荷時には、光量センサ36は搭載されない。
カラー感熱プリンタ2では、光定着時にLEDアレイ21を駆動する際には、EEPROM37に記憶された駆動プロファイルを参照して、目標とする光量Pに対応した駆動電圧VFを求め、求めた駆動電圧VFとなるように、且つ閾値電圧VFtを下回らないように、定電流源34でLEDアレイ21の素子列Lに流す電流Iを制御する。
ここで、目標とする光量Pに対応した駆動電圧VFは、システムコントローラ30により求められた傾きaおよび切片bを用いて、次式により表される。
VF=(P−b)/a
また、電流Iは、電源回路31からの供給電力をWとして、次式により表される。
I=W/VF
VF=(P−b)/a
また、電流Iは、電源回路31からの供給電力をWとして、次式により表される。
I=W/VF
次に、上記構成を有するカラー感熱プリンタ2の動作について、図6および図7のフローチャートを参照して説明する。まず、カラー感熱プリンタ2の出荷前に、光量センサ36を検査治具としてセットし、図4に示す測定回路を構成する。そして、給電スイッチ32、1つの駆動制御スイッチ33がオンされ、ある代表的な1列のLED20が点灯されて、電圧計35および光量センサ36で、駆動電圧VFおよび光量Pの時間的な変化が測定される。
システムコントローラ30では、図5で線形的な特性をとる点A〜点Bの間の任意の2点Q1、Q2における駆動電圧VFおよび光量Pの測定値VF1、VF2およびP1、P2から、線形部分を表す1次方程式の傾きaおよび切片bが求められる。また、特性が線形から非線形となる点Bにおける閾値電圧VFtが求められ、点Bとなって閾値電圧VFtが取得された時点で、給電スイッチ32、駆動制御スイッチ33がオフされ、測定が終了される。
測定終了後、システムコントローラ30により求められた傾きa、切片b、および閾値電圧VFtが、駆動プロファイルとして、ROMライターによりEEPROM37に書き込まれる。駆動プロファイルの書き込み後、光量センサ36が取り外され、カラー感熱プリンタ2が製品として出荷される。
製品として出荷後のカラー感熱プリンタ2では、画像記録開始操作が実行されると、搬送ローラ対11が回転して記録紙10がサーマルヘッド12に向けて送り出される。記録紙10が画像記録開始位置に到達すると、搬送ローラ対11の回転が一旦停止される。次いで、プラテンローラ14がシフト機構によって上昇され、発熱素子アレイ12aとの間で記録紙10が挟持される。この状態で再び搬送ローラ対11が回転され、記録紙10が送り方向に搬送されながら、記録する画像データに基づいて発熱した発熱素子アレイ12aにより、記録紙10のイエロー感熱発色層にイエロー画像が記録される。
イエロー画像の記録が完了すると、記録紙10が光定着器13に対面する位置まで搬送され、搬送ローラ対11の回転が停止される。このとき、プラテンローラ14がシフト機構によって下降され、サーマルヘッド12とによる記録紙10の挟持が解除される。また、フィルタ15が挿入位置に移動される。
次いで、搬送ローラ対11が逆回転されて、記録紙10が戻し方向に搬送されながら、システムコントローラ30によりLED20が点灯され、画像記録済みのイエロー感熱発色層に光定着が施される。
イエロー感熱発色層の光定着後、記録紙10が発熱素子アレイ12aに対面する位置まで搬送され、搬送ローラ対11の逆回転が停止される。そして、イエロー画像記録時と同様に、プラテンローラ14がシフト機構によって上昇され、発熱素子アレイ12aとの間で記録紙10が挟持される。この状態で再び搬送ローラ対11が回転され、記録紙10が送り方向に搬送されながら、記録紙10のマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像が記録される。
マゼンタ画像の記録が完了すると、再び記録紙10が光定着器13に対面する位置まで搬送され、搬送ローラ対11の回転が停止される。また、フィルタ15が退避位置に移動される。そして、イエロー画像定着時と同様に、搬送ローラ対11が逆回転されて、記録紙10が戻し方向に搬送されながら、システムコントローラ30によりLED20が点灯され、画像記録済みのマゼンタ感熱発色層に光定着が施される。
マゼンタ感熱発色層の光定着後、記録紙10が発熱素子アレイ12aに対面する位置まで再び搬送され、搬送ローラ対11の逆回転が停止される。そして、イエロー、マゼンタ画像記録時と同様に、記録紙10のシアン感熱発色層にシアン画像が記録される。シアン画像記録後の記録紙10は、搬送ローラ対11により送り方向に搬送され、図示しないカッターにより所定のプリントサイズに切断された後、外部に排出される。
イエロー、マゼンタ感熱発色層の光定着時には、EEPROM37に記憶された駆動プロファイルがシステムコントローラ30に読み出され、目標とする光量Pに対応した駆動電圧VFが求められる。そして、求めた駆動電圧VFとなるように、且つ閾値電圧VFtを下回らないように、定電流源34でLEDアレイ21の素子列Lに流す電流Iが制御される。
上記のように、カラー感熱プリンタ2の出荷前に、目標とする光量Pに対応した駆動電圧VFを求めるための駆動プロファイルを作成し、これをEEPROM37に記憶しておき、出荷後の光定着時には、記憶された駆動プロファイルを参照して駆動電圧VFを求め、これに応じてLEDアレイ21の素子列Lに流す電流Iを制御するので、LED20の電流制御を正確に行うことができる。また、カラー感熱プリンタ2の出荷時には、検査治具として用いた光量センサ36は搭載されないので、部品を新たに追加する必要がない。さらに、閾値電圧VFtを下回らないように電流Iが制御されるので、図5に示す点Dに移行して、素子破壊に至るおそれがない。
なお、各素子列Lの複数のLED20は、電気的に直列に接続されていれば、その空間的な配列は直線的でなくてもよく、例えば千鳥状に配列してもよい。また、上記実施形態で例示した素子列Lを構成するLED20の個数(3個)、および素子列Lの数(3ライン)は特に限定されず、これらの数は適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、ある代表的な1列のLED20を点灯させて、駆動電圧VFおよび光量Pの時間的な変化を測定し、この測定結果に基づいて、傾きa、切片b、および閾値電圧VFtを求めているが、数列のLED20を点灯させて同様の測定を行い、これにより求めた傾きa、切片b、および閾値電圧VFtの平均値を駆動プロファイルとしてもよい。
また、図8に示すように、LED20の素子列L方向に移動可能な光量センサ40を用い、全ての素子列Lを順に点灯させて、各素子列L毎に駆動電圧VFおよび光量Pの時間的な変化を測定し、これにより各素子列Lについて求めた傾きa、切片b、および閾値電圧VFtを駆動プロファイルとしてもよい。ここで、電圧計35には、システムコントローラ30により動作制御されるスイッチング回路41が接続されており、各素子列L毎の駆動電圧VFを電圧計35で選択的に測定することが可能な構成となっている。カラー感熱プリンタ2の出荷後の光定着時には、システムコントローラ30によりスイッチング回路41が所定の間隔で切り替えられ、各素子列L毎にLED20の電流制御が行われる。このようにすると、LED20の電流制御をより細密に行うことができる。なお、可動式の光量センサ40を用いる代わりに、LEDアレイ21を素子列L方向に移動させてもよい。
さらに、図9に示すように、スイッチング回路41を排して、電圧計35と各素子列Lとを結ぶテストランド42(図中点線で示す)をLEDアレイ21の基板上に設け、カラー感熱プリンタ2の出荷前の検査時にのみ全ての素子列Lについて駆動電圧VFを測定し、この測定結果を代表的な素子列Lmの駆動電圧VFmで正規化して、これを元に駆動プロファイルを作成してもよい。この場合、カラー感熱プリンタ2の出荷時には光量センサ40とテストランド42とを撤去し、出荷後の光定着時には、素子列Lmの駆動電圧VFmのみを電圧計35で測定して、この測定結果から、駆動プロファイルを参照して他の素子列の駆動電圧VFを導出し、図8の場合と同様に、各素子列L毎にLED20の電流制御を行う。このようにすると、図8に示す例と比較して、スイッチング回路41やこれと各素子列Lとを結ぶ配線が不要となり、回路構成を簡略化することができる。
上記実施形態では、電子機器として、LEDアレイ21を光源として用いた光定着器13を有するカラー感熱プリンタ2を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、バックライト光源として発光素子を用いた液晶ディスプレイや各種照明装置、車載用ストップランプに発光素子を用いた警告装置などの他の電子機器についても、適用することができる。
2 カラー感熱プリンタ
10 カラー感熱記録紙(記録紙)
12 サーマルヘッド
13 光定着器
20 発光ダイオード(LED)
21 LEDアレイ
30 システムコントローラ
34 定電流源
35 電圧計
36、40 光量センサ
37 EEPROM
VF 駆動電圧
P 光量
a 傾き
b 切片
VFt 閾値電圧
10 カラー感熱記録紙(記録紙)
12 サーマルヘッド
13 光定着器
20 発光ダイオード(LED)
21 LEDアレイ
30 システムコントローラ
34 定電流源
35 電圧計
36、40 光量センサ
37 EEPROM
VF 駆動電圧
P 光量
a 傾き
b 切片
VFt 閾値電圧
Claims (11)
- 定電流駆動される発光素子の駆動制御方法において、
前記定電流駆動時に、前記発光素子の駆動電圧および光量の時間的な変化を測定し、
この測定結果に基づいて、目標とする光量に対応した駆動電圧を求めるための駆動プロファイルを作成・記憶しておき、
前記発光素子を駆動する際には、前記駆動プロファイルを参照して前記駆動電圧を求め、求めた駆動電圧となるように電流を制御することを特徴とする発光素子の駆動制御方法。 - 前記測定結果から、前記駆動電圧に対する前記光量の特性が線形から非線形となる点における駆動電圧を求め、これを閾値電圧として前記駆動プロファイルとともに記憶しておき、
前記発光素子を駆動する際には、前記閾値電圧を下回らないように前記電流を制御することを特徴とする請求項1に記載の発光素子の駆動制御方法。 - 前記駆動プロファイルは、前記特性の線形部分を表す1次方程式の傾きおよび切片の情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子の駆動制御方法。
- 前記発光素子は複数の素子列を成し、各素子列毎に前記駆動電圧および前記光量の時間的な変化を測定して前記駆動プロファイルを作成するとともに、
各素子列毎に前記電流を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の発光素子の駆動制御方法。 - 前記素子列のうちの代表的な素子列の駆動電圧で他の素子列の駆動電圧を正規化し、これを元に前記駆動プロファイルを作成することを特徴とする請求項4に記載の発光素子の駆動制御方法。
- 定電流駆動される発光素子の駆動制御装置において、
前記定電流駆動時に、前記発光素子の駆動電圧および光量の時間的な変化を測定した結果に基づいて、目標とする光量に対応した駆動電圧を求めるための駆動プロファイルを作成する情報処理手段と、
作成した前記駆動プロファイルを記憶する記憶手段とを備え、
前記情報処理手段は、前記発光素子を駆動する際には、前記記憶手段に記憶された前記駆動プロファイルを参照して前記駆動電圧を求め、求めた駆動電圧となるように電流を制御することを特徴とする発光素子の駆動制御装置。 - 前記情報処理手段は、前記測定結果から、前記駆動電圧に対する前記光量の特性が線形から非線形となる点における駆動電圧を求め、これを閾値電圧として前記駆動プロファイルとともに前記記憶手段に記憶しておき、
前記発光素子を駆動する際には、前記閾値電圧を下回らないように前記電流を制御することを特徴とする請求項6に記載の発光素子の駆動制御装置。 - 前記駆動プロファイルは、前記特性の線形部分を表す1次方程式の傾きおよび切片の情報を含むことを特徴とする請求項6または7に記載の発光素子の駆動制御装置。
- 前記発光素子は複数の素子列を成し、前記情報処理手段は、各素子列毎に前記駆動電圧および前記光量の時間的な変化を測定した結果に基づいて、前記駆動プロファイルを作成するとともに、
各素子列毎に前記電流を制御することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の発光素子の駆動制御装置。 - 前記情報処理手段は、前記素子列のうちの代表的な素子列の駆動電圧で他の素子列の駆動電圧を正規化し、これを元に前記駆動プロファイルを作成することを特徴とする請求項9に記載の発光素子の駆動制御装置。
- 定電流駆動される発光素子を光源として用いた電子機器であって、
請求項6ないし10のいずれかに記載の発光素子の駆動制御装置を用いたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004274120A JP2005286290A (ja) | 2004-03-02 | 2004-09-21 | 発光素子の駆動制御方法および装置、並びに電子機器 |
US11/067,734 US20050195267A1 (en) | 2004-03-02 | 2005-03-01 | Drive control method and device for light emitting element, and electronic apparatus using the same |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004057832 | 2004-03-02 | ||
JP2004274120A JP2005286290A (ja) | 2004-03-02 | 2004-09-21 | 発光素子の駆動制御方法および装置、並びに電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005286290A true JP2005286290A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=34914491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004274120A Pending JP2005286290A (ja) | 2004-03-02 | 2004-09-21 | 発光素子の駆動制御方法および装置、並びに電子機器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050195267A1 (ja) |
JP (1) | JP2005286290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008166674A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Macroblock Inc | 発光ダイオード用駆動回路 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008010000A1 (de) * | 2008-02-19 | 2009-08-20 | Hella Kgaa Hueck & Co. | Beleuchtungsschaltung und -vorrichtung für Kraftfahrzeuge |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3984214B2 (ja) * | 2003-10-21 | 2007-10-03 | ローム株式会社 | 発光制御装置 |
-
2004
- 2004-09-21 JP JP2004274120A patent/JP2005286290A/ja active Pending
-
2005
- 2005-03-01 US US11/067,734 patent/US20050195267A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008166674A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-07-17 | Macroblock Inc | 発光ダイオード用駆動回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050195267A1 (en) | 2005-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050174420A1 (en) | Method and apparatus for measuring forward voltage drop of light emitting element, light source apparatus, and thermal printer | |
JP6451371B2 (ja) | 発光素子駆動制御装置、液滴乾燥装置、画像形成装置 | |
JP2005109025A (ja) | 発光素子駆動回路 | |
JP2005286290A (ja) | 発光素子の駆動制御方法および装置、並びに電子機器 | |
JP2006245308A (ja) | 光源装置 | |
JP4586764B2 (ja) | プリンタ装置 | |
JP2005199476A (ja) | 発光装置 | |
US6788323B2 (en) | Printer | |
US6870558B2 (en) | Optical fixing unit, illuminance correcting method for the same, and thermal printer | |
JP2006245307A (ja) | 光源装置 | |
US20050117013A1 (en) | Method and device for correcting white streak and thermal printer | |
JP2006076089A (ja) | 発光装置及び定着装置 | |
US7212222B2 (en) | Thermal head and thermal printer | |
US9527313B2 (en) | Light emitting elements drive control device, droplets-deposited layer drying device and image processing apparatus | |
JP5005943B2 (ja) | プリンタ装置 | |
JP2005262814A (ja) | サーマルヘッド装置 | |
JP2006093246A (ja) | 光源の光量制御方法 | |
JP2004142212A (ja) | サーマルプリンタ及びその濃度補正方法 | |
JPH06328760A (ja) | サーマルプリンタ | |
JP2002205420A (ja) | 感熱プリンタ | |
JP2003072117A (ja) | カラー感熱プリンタ及び光定着器の発光強度調整方法 | |
JP2005199611A (ja) | サーマルヘッド及び感熱プリンタ | |
JP2003246088A (ja) | サーマルプリンタ | |
JP2009056697A (ja) | 記録装置及び発光強度制御方法 | |
JP2006035464A (ja) | 発光装置及び定着装置並びに感熱プリンタ |