JP2005284481A - 敷地内防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、侵入者が敷地内に侵入することを感圧センサーによって検知して被害の発生を事前に抑止し得る敷地内の防犯システムと防犯住宅を目的とする。
【解決手段】 圧力を検知出来るケーブル状の感圧センサー1をモルタル2上に等間隔を保ってジグザグ状に配置し、その上にタイル4を積層してなり、敷地9内のアクセスゾーン12とプライベートゾーン13との境界或はケアゾーン14の所定位置に敷設して構成した敷地内防犯システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、敷地内の侵入者を速やかにかつ確実にキャッチして侵入者による被害を効果的に防止し得る敷地内防犯システム及び防犯建物に係り、特に圧力を検知する感圧センサーを敷地内の所定個所に配設して人物の立入りを告知するようにした防犯システム及び防犯建物に関するものである。
従来の敷地内の侵入者の防犯対策としては、侵入者が敷地内に侵入することを防止するために、敷地を固い門扉をつけたり、侵入者を光や音で威嚇したり、住宅の開口部を強化して侵入し難くすると共に、建物内部に侵入された場合には、警備会社に通報する警備システムを取り付ける等の手段が取られている。
従来の公知文献としては、例えば特開平6−119575号公報(特許文献1)に示すように、建物の周りの敷地内の所定個所に複数の防犯センサーを設置し、これ等の防犯センサーで敷地内或は建物内の侵入者の監視を行うようにした技術が知られている。
また、例えば特開2002−140771号公報(特許文献2)に示すように、病院、老人介護施設等の建物内に敷設されるタイルの裏側凹部に接触センサーを格納し、このタイル上を通過する人体を検出するセキュリティシステムも知られている。
さらに、例えば特開2004−28883号公報(特許文献3)に示す感圧センサーの如く、感圧センサーを寝具内に設置し、就寝者の体の動きを感圧センサーに作用するようにした、感圧センサーを圧力変化を検出する手段として使用する方法も知られている。かつ、シート状に形成された感圧センサーを玄関マットとして来客報知或は自動ドアスイッチとして使用することも知られている。また、ケーブル状に形成された感圧センサーを塀の上部に設置し、乗り越えて来る侵入者を感圧センサーで検知する場合に使用することも知られている。
特開平6−119575号公報 特開2002−140771号公報 特開2004−28883号公報
前述の特許文献1に記載された技術を含めて従来の敷地内、建物等に使用されていた検知センサーとしては、熱線式赤外線センサー、赤外線ビームセンサーが一般的に使用されたいた。
然るに、前述の熱線式赤外線センサー及び赤外線ビームセンサー等の赤外線を用いたセンサーを用いて敷地内の検知を行う方式の内で、特に熱線式の場合は、犬、猫等の小動物或は自動車のライトに反応して誤動作をする問題があった。また、ビーム遮断式の場合は、ビーム間を通過する小動物、枯葉等に反応して誤動作してしまう問題があった。
前述の問題を解決するために、熱線式に於ては、検知範囲を調節する方法も実施されているが、その検知範囲を厳密に調節することが難しく、隣家や道路にいる人に対しても反応してしまうことがある等の問題もあった。また、ビーム遮断式に於ては、ビーム数を増加する対策も取られているが、この場合にはセンサー本体が大きくかつコスト高になる問題があった。かつ、前述のビーム遮断式では、検知範囲を自由に調節することは出来るが、その検知範囲が侵入者にも知られるので、逆に侵入者が潜り抜けなどの回避行動をしてその範囲を逃れて侵入して来る場合もある等の問題があった。
前述の特許文献2に記載された技術は、センサーとして接触センサー(静電センサー)を用いる方式であるが、下面に凹部がある極めて特殊なタイルを使用しなければならず、コスト高になる等の問題があった。また、この特許文献2の方式は、建物に組込まれた状態で使用することを前提にしているので、屋外での使用を想定しておらず、降雨等によるセンサーの誤作動を防ぐ方法については考えられていない、という問題があった。
前述の特許文献3や前述の玄関マットとして使用されるシート状のセンサーは、敷地条件に合わせて施工現場で加工することが困難であり、かつ、設置領域の自由度が小さい等の問題があった。
本発明は前述の多くの問題点に鑑み開発された全く新規な発明であって、特に検知センサーとして圧力を検知する感圧センサーを使用し、該感圧センサーの検知信号を受信する受信機と該受信機の指示により作動する警報機、ランプ、受像機等の告知機からなる防犯装置を敷地内の所定位置に敷設して構成した防犯システム或は防犯建物の技術を提供するものである。
本発明の敷地内の防犯システムは、前述の従来の問題点を根本的に改善した発明であって、その第1発明の要旨は、敷地内への人物の立ち入りを検知し得るセンサーと該センサーの検知信号を受信する受信機と該受信機の指示により作動する告知機とからなる防犯装置を用いてなり、前記センサーが圧力を検知する感圧センサーであり、かつ該感圧センサーが敷地内の所定位置に敷設されていることを特徴とした敷地内防犯システムである。
本発明に係る敷地内防犯システムの第2発明の要旨は、前記感圧センサーがケーブル状に形成されており、かつ該ケーブル状の感圧センサーを敷地内に所定間隔で敷設したことを特徴とした第1発明の敷地内防犯システムである。
本発明に係る敷地内防犯システムの第3発明の要旨は、前記敷地内に敷設された感圧センサーの上にタイル、敷石等の複数のブロック状の仕上材を積層して構成したことを特徴とした第1発明或は第2発明の敷地内防犯システムである。
本発明に係る敷地内防犯システムの第4発明の要旨は、前記防犯装置の感圧センサーの感知圧力を300g/cm以上の圧力になった際に告知機が作動するように構成したことを特徴とした第1発明乃至第3発明の敷地内防犯システムである。
本発明に係る第5発明の防犯建物の要旨は、請求項1乃至4に記載の防犯システムを有し、感圧センサーの敷設領域を、敷地内に人物が自由に立ち入ることを許容する領域と立ち入りを防止する領域との境界領域、及び道路や隣地から死角となる窓もしくはドアの周辺領域としたことを特徴とした防犯建物である。
本発明に係る第6発明の防犯建物の要旨は、建物、或いは外構を構成するフェンス、門扉、植栽の配置により敷地内に立ち入った人物の歩行可能領域を所定範囲に限定し、該所定範囲において第1発明乃至4に記載の防犯システムが作動し、人物の立ち入りを検知し得るように構成したことを特徴とした防犯建物である。
前述の第1発明の敷地内の防犯システムは、センサーを圧力を検知する感圧センサーにしたので、従来の赤外線を用いたセンサーのように、犬、猫等の小動物や枯葉等によって誤動作することがないように設計することが出来る。また、センサーで検知する敷地内の検知範囲を簡単かつ厳密に調整することが出来る。
かつ、敷地内の所定位置に設置された感圧センサーに、一定以上の圧力が加わった時に初めて作動するので検知が簡単かつ確実であり、さらに赤外線を用いたビーム遮断方式の場合のように、侵入者にセンサーの設置場所を悟られる恐れがない。
前記第2発明の敷地内防犯システムに於て使用する感圧センサーは、特にケーブル状に形成されているので、所定の長さに切断した後で端面処理することによって使用することが出来る。かつ、そのケーブル状圧力センサー全体を予め防水処理することが簡単であり、安価に大量生産することが出来る。また、このケーブル状圧力センサーは、そのまま線状にすることも、或はうず巻き状、ジグザグ折状等に配列することによって、巾広く面状に使用することも可能である。
前記第3発明の敷地内防犯システムに於ては、感圧センサーを敷地内に敷設した後で、その上に一般的なタイル、敷石等のブロック状の仕上材を敷設することが出来るので、現場施工が容易で、個別に敷地用件に合致した施工を実施することが出来る。また、感圧センサー上に敷設された仕上材によって、感圧センサーを保護して長持ちさせることが出来る。
前記第4発明の敷地内防犯システムに於ては、感圧センサーの感知圧力を300g/cm以上の圧力になった際に告知機が作動するようにしたので、それ以下の感知圧力を有する小動物、小さな子供、枯葉等の場合には、告知機が作動しないようにすることが出来る。
前記第5発明の防犯建物に於ては、侵入者の行動特性上侵入者が立ち入る可能性の極めて高い領域に限定して感圧センサーを敷設することにより、感圧センサーや感圧センサー上面を覆う仕上材の施工の手間やコストを低減しつつ、侵入者が確実に検知可能な防犯性能の優れた建物とすることが出来る。
前記第6発明の防犯建物に於ては、建物、或は外構を構成するフェンス、門扉、植栽の配置を工夫して、敷地内に立ち入った人物の歩行可能領域を所定範囲に限定し、限定された範囲内に限って感圧センサーを敷設することにより、感圧センサーや感圧センサー上面を覆う仕上材の施工の手間やコストを低減しつつ、侵入者が確実に検知可能な防犯性能の優れた建物とすることが出来る。
図により本発明に係る敷地内防犯システム及び防犯建物の一実施例を具体的に説明すると、図1は敷地内に敷設される感圧センサーの構成を示す断面説明図、図2はケーブル状の感圧センサーを直線状或は間隔を保って面状に配置する実施例を示す簡略平面説明図、図3は感圧センサーを敷地内に敷設する施工例を示す斜視説明図、図4は感圧センサーを個々のタイルの裏面に配置した状態の平面説明図である。
また、図5は感圧センサーを敷地内に敷設した第1実施例の平面説明図、図6は感圧センサーを敷地内に敷設した第2実施例の斜視説明図、図7は感圧センサーを敷地内に敷設した第3実施例の斜視説明図である。
感圧センサーの構成、その原理或は使用例等については、前述の特許文献3等によって公知となった技術であるが、本発明に使用される感圧センサーの特徴及び原理について説明すると次の通りである。
即ち、本発明に使用される感圧センサーは、図1(a)、(b)に示す如く、ケーブル状に形成された感圧センサー1が使用されている。この感圧センサー1は、図1(b)に示す如く、芯部導電層1aと外部導電層1bとの間に絶縁層1cが介在され、かつ外部導電層1bが外皮層1dで被覆されて構成されている。前記導電層1a、1bは共に銅などの導電性金属或は導電シリコン等の材料より形成されている。絶縁層1cは樹脂等の材料よりなるメッシュ式絶縁層より形成されている。外皮層1dは合成樹脂、合成ゴム等で形成され、予め防水処理が施されている。
図1(a)に於て、1は前述のケーブル状の感圧センサーであって、打設されたモルタル層2の上に配置されている。3はこの感圧センサー1に連結された信号線である。前記感圧センサー1が敷設される層の他の空間は空げき状態のままであるが、この部分に感圧センサー1よりも押圧時に変形し易い弾性体を充填することも可能である。
さらに、この感圧センサー1の上には、複数のタイル4が順に並列されている。並列されたタイル4の目地には小石5が充填されている。前述のようにケーブル状に構成された感圧センサー1を配置するに当っては、例えば図2(a)に示す如く、直線状に配置したり、或は同図(b)に示す如く、所定の巾と間隔を保ってジグザグ状に配置したり、或は同図(c)に示す如く、うずまき状に配置することも出来る。
本発明の敷地内防犯システムを現場で施工するに当っては、例えば図3に例示する如く、敷地内の所定場所を所定の深さと巾に掘った後で、モルタル2を打設し、モルタル2上に感圧センサー1を所定間隔Wを保ってジグザグ状に巾広く配置し、感圧センサー1の所定個所を仮止めフック6を介して固定具7に仮止めし、その上に前述のようにタイル4等を積層することによって感圧センサー1を侵入者に全く感知されないように被覆して敷地内に敷設することが出来る。前記フック6は図に示すような、打込んで使用する釘状のものと、紐状のもの等が使用可能である。なお、タイル等の仕上材の施工上、フックは感圧センサーの上端から極力突出しないような形状が好ましい。
本発明のシステムに於ては、ケーブル状の感圧センサー1を使用し、この感圧センサー1を順に彎曲しながら所定の間隔を保って配置するようにしたので、敷地の施工現場で簡単にかつ現場の地形に対応した構造に施工することが出来る。また、ケーブル状の感圧センサー1を所望の長さに切断して、その切断した端面のみの処理をすれば良いので、施工管理が極めて容易である。そして、ケーブル状の感圧センサー1はその外皮層1dに予め防水処理を施すことが出来るので、そのまま屋外の敷地等に使用することが出来る。
本発明の感圧センサー1を使用する場合には、前述のようにタイル4や敷石等の所定の寸法に分割された仕上材が使用され、かつ夫々がモルタル等で固着されない為に、所定の荷重を受けた仕上材の下方に配置された感圧センサー1が圧縮力を受けてつぶれ通電することで侵入者を正確に検知することが出来る。
前記実施例に於ては、感圧センサー1を所定間隔を保って配置した上にタイル4を配置するようにしたが、図4(a)に示す如く、各タイル4に対応して感圧センサー1を配設して構成することも可能である。この場合のタイル4の大きさは、大きいほどタイル下の感圧センサー1の設置間隔を広げることが出来、必要な感圧センサー1を少なくするので、コストダウンをすることが出来る。
また、図4(b)に示す如く、例えば一辺の長さが15cm以下の小型のタイル4を使用する場合、所定の範囲におけるタイル同士を樹脂等のネット8で連結し、感圧センサー1を目地部分に敷設することで、圧力の及ぶ範囲が広がり、侵入者の荷重を必ず捕捉しつつも感圧センサー1の間隔を大きくすることが出来る。
タイル4の大きさは大きいほど、タイル下の感圧センサー1の設置間隔を広げることが出来るが、タイルが大きいほどに感圧センサー1が支点となって大きな曲げ応力がかかることになり、感圧センサー1間に於けるタイル4の破損が生じる問題がある。従って、タイル4の材質や厚みにもよるが、感圧センサー1の設置間隔は20cm以下が望ましい。
前述のような構成にした場合には、どのタイル4に侵入者の体重がかかった場合にも必ず侵入者を捕捉することが出来る。感圧センサー1の施工に当っては、現場で効率良く施工するために、50cm程度の単位のブロックを予め作っておき、これを順に配置することによって施工を容易にすることが出来る。
本発明の感圧センサー1を用いた防犯システムに於ては、感圧センサー1が感知した圧力が一定位上になった時に初めて告知機が作動するように設計することが出来る。本発明者が種々の実験をした処によると、感圧センサー1の感知圧力を300g/cm以上にした場合に、枯葉、木の枝或は小動物がタイル8上に落下または侵入しても告知機が作動せず、一方では比較的体重の軽い大人が侵入しても告知機が確実に告知することが出来た。
第1実施例
次に、図5に於て、本発明に係る感圧センサー1で構成された検知部を敷地内に敷設する場合の第1の実施例を具体的に説明する。9は敷地であって、敷地9の道路10から見て右寄りの位置に建物11が建設されている。12は来客や宅配業者等の部外者の出入りを許容するアクセスゾーンである。部外者の立ち入りを禁止する防犯ゾーンのうち、13は道路や隣地からの見通しが確保されたプライベートゾーンであり、14は該プライベートゾーンのうち、建物11や塀17等によって遮蔽され道路10上の通行人や隣地の住人の目の届かないケアゾーンである。
プライベートゾーン13とアクセスゾーン12の境界線上には、プライベートゾーン13の見通しを阻害せず、なおかつプライベートゾーン13への立ち入りをある程度防止し得る構造のフェンス15や門扉16が設けられている。また、プライベートゾーン13は、アクセスゾーン12との境界領域に於て、隣地境界線上あるいは道路境界線上に配設されたフェンス15a或は塀17と建物11によって、巾方向の移動が制限されている。
そして、該境界領域に於て巾方向にわたって全面的に第1の感圧センサー1が配設されている。検知部の上面は、タイル4等の仕上材で覆われており、侵入者にセンサーの存在を察知されないように構成されている。
この領域は善良な部外者を装ってアクセスゾーン12に立ち入った侵入者が、通行人が途絶えたのを見計らってプライベートゾーン13に侵入する際に必ず通過する領域であり、この領域に感圧センサー1を敷設することにより、フェンス15を乗り越え、或は門扉16を開けて侵入してきた侵入者を確実に検知することが出来る。
感圧センサー1の敷設長さは特に制限はないが、検知を確実に行う為には、感圧センサーを侵入者が跨いで通過する恐れのない長さ、つまり成人の歩幅以上の長さとすることが好ましい。図中18はカーポート、19は自動車であり、20はカーゲート、21は道路境界線、22は人である。
ケアゾーン14に於ける建物の窓の下部の領域には第2の感圧センサー1が敷設されている。この領域は、隣地側からフェンス15aや塀17を乗り越える等の方法でアクセスゾーン12を経由せずにケアゾーン14に侵入してきた侵入者22aが、窓のガラスを破壊するなどして建物内部へ侵入を試みる場合、必ず立ち入り、ある程度の時間作業を行う領域であり、この領域に第2のセンサーを敷設することで、侵入者22aの建物内への侵入を食い止めることが出来る。なお、本実施例では、アクセスゾーン12とケアゾーン14の境界線上にフェンス15や門扉16を設置しているが、これらを省略し、感圧センサー1のみを敷設しても構わない。
第2実施例
次に、図6に於て、本発明に係る感圧センサー1を敷地内に敷設する場合の第2の実施例を説明する。第2の実施例に於ては、建物11は道路10から向かって敷地9のほぼ中央に位置している。プライベートゾーン13とアクセスゾーン12の境界線上には、生垣23やフェンス15aを設けてはいるが、完全には遮断せず部分的に故意に開放し通用口24としている。そしてこのプライベートゾーン13の通用口24の近傍の領域のみに感圧センサー1を敷設している。
アクセスゾーン12からプライベートゾーン13に侵入する侵入者22aは、あえて生垣23やフェンス15を乗り越えるようなことはせず、侵入が容易な通用口24を経由することが確実である。このような構成にして歩行ルートを限定することで、感圧センサーの敷設領域を必要最小限の範囲に限定することが出来る。図中15bはケアゾーン14の境界に設けられた高めのフェンスである。歩行ルートを限定する他の方法としては、歩行時に音の発生する砂利を敷く方法がある。
第3実施例
次に、図7(a)、(b)に於て、本発明に係る感圧センサー1で構成された検知部を敷地内に配置する場合の第3の実施例を説明する。図7に示す実施例は、感圧センサー1を直線上に配設した例であり、同図(a)に示す如く、敷地9に於ける道路10から見て右手のプライベートゾーン13の隣地境界線側には植え込み25が設けられ、植え込み25と建物11の間の空間の地面には直線状に感圧センサー1が敷設され、その上面には仕上材で覆われている。
プライベートゾーン13に侵入してきた侵入者22aは、同図(b)に示す如く植え込み25が障害物となり、感圧センサー1の上を歩行することを余儀なくされ、侵入を確実に検知することが出来る。また、前記植え込み25に替えて、第2の実施例と同様に歩行時に音の発生する砂利等を敷き込むことで、侵入者22aを感圧センサー1上に導くことが出来る。前記の如く植え込み25等の障害物を設けなくとも、例えば、部分的にタイルや敷石等で仕上を施し、その下部に感圧センサー1を敷設すれば、地面に足跡を残すのを嫌う傾向にある侵入者22aは、自ずと仕上面を歩行することになり、前記方法と同様に侵入者22aを感圧センサー1上に導くことが出来る。
本発明の活用例としては、侵入者の侵入を効果的に防止し得る敷地内の防犯システムの設計或は防犯住宅の設計に利用することが出来る。特に侵入者が建物の窓、ドア等を破損する以前に侵入者を検知し、被害を抑止し得る防犯建物の設計等に利用することが出来る。
敷地内に敷設される感圧センサーの構成を示す断面説明図である。 ケーブル状の感圧センサーを直線状或は間隔を保って面状に配置する実施例を示す簡略平面説明図である。 感圧センサーを敷地内に敷設する施工例を示す斜視説明図である。 感圧センサーを個々のタイルの裏面に配置した状態の平面説明図である。 感圧センサーを敷地内に敷設した第1実施例の平面説明図である。 感圧センサーを敷地内に敷設した第2実施例の斜視説明図である。 感圧センサーを敷地内に敷設した第3実施例の斜視説明図である。
符号の説明
1 ・・・感圧センサー
1a ・・・芯部導電層
1b ・・・外部導電層
1c ・・・絶縁層
1d ・・・外皮層
2 ・・・モルタル
3 ・・・信号線
4 ・・・タイル
5 ・・・小石
6 ・・・フック
7 ・・・小石
8 ・・・ネット
9 ・・・敷地
10 ・・・道路
11 ・・・建物
12 ・・・アクセスゾーン
13 ・・・プライベートゾーン
14 ・・・ケアゾーン
15 ・・・フェンス
15a ・・・フェンス
15b ・・・フェンス
16 ・・・門扉
17 ・・・塀
18 ・・・カーポート
19 ・・・自動車
20 ・・・カーゲート
21 ・・・道路境界線
22 ・・・人
22a ・・・侵入者
23 ・・・生垣
24 ・・・通用口
25 ・・・植え込み
W ・・・所定間隔

Claims (6)

  1. 敷地内への人物の立ち入りを検知し得るセンサーと該センサーの検知信号を受信する受信機と該受信機の指示により作動する告知機とからなる防犯装置を用いてなり、前記センサーが圧力を検知する感圧センサーであり、かつ該感圧センサーが敷地内の所定位置に敷設されていることを特徴とした敷地内防犯システム。
  2. 前記感圧センサーがケーブル状に形成されており、かつ該ケーブル状の感圧センサーを敷地内に所定間隔で敷設したことを特徴とした請求項1の敷地内防犯システム。
  3. 前記敷地内に敷設された感圧センサーの上にタイル、敷石等の複数のブロック状の仕上材を積層して構成したことを特徴とした請求項1或は請求項2の敷地内防犯システム。
  4. 前記防犯装置の感圧センサーの感知圧力を300g/cm以上の圧力になった際に告知機が作動するように構成したことを特徴とした請求項1乃至請求項3の敷地内防犯システム。
  5. 請求項1乃至4に記載の防犯システムを有し、感圧センサーの敷設領域を、敷地内に人物が自由に立ち入ることを許容する領域と立ち入りを防止する領域との境界領域、及び道路や隣地から死角となる窓もしくはドアの周辺領域としたことを特徴とした防犯建物。
  6. 建物、或いは外構を構成するフェンス、門扉、植栽の配置により敷地内に立ち入った人物の歩行可能領域を所定範囲に限定し、該所定範囲において請求項1乃至4に記載の防犯システムが作動し、人物の立ち入りを検知し得るように構成したことを特徴とした防犯建物。
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