JP2010286950A - 集合宅地の警備システム - Google Patents

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太一 亀山
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Abstract

【課題】宅地への人の進入に応じて集合宅地の防犯性能を適宜高める。
【解決手段】分譲地10は平行な道路R1,R2の間に配置されており、分譲地10の宅地11a〜11fは道路R1又は道路R2に沿って並ぶように二列に配置されている。分譲地10においては、道路R1,R1から死角になりにくい第1警戒エリア21と、道路R1,R2から死角になりやすい第2警戒エリア22とが設定されている。宅地11a〜11fには、第1警戒エリア21において人の存在を検知する第1人感センサと、第2警戒エリア22において人の存在を検知する第2人感センサとが設けられている。宅地11a〜11fにおいて各人感センサにはホームサーバが電気的に接続されており、ホームサーバは、宅地11a〜11fへの人の進入が検知された場合に第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22の警戒レベルを上げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、集合宅地の警備システムに関するものである。
複数の宅地を有する分譲地等の集合宅地においては、各宅地に住宅等の建物がそれぞれ構築されている。このような集合宅地について、その集合宅地全体に防犯機能を付与する技術が提案されている。例えば、集合宅地において、公道及び建物に通じる私道が設けられているとともに公道と私道との境界部に防犯ゲートが設置された構成が知られている(例えば特許文献1の図1参照)。
特開2006−63582号公報
しかしながら、集合宅地においては隣り合う宅地にそれぞれ建物が構築されているため、不審者に集合宅地内へ進入されてしまった場合、進入者がそれら建物の陰などに意図的に身を隠すことが考えられる。この場合、不審者が建物に不法に侵入する可能性や、建物の陰から他の宅地に移動する可能性が高まることになる。したがって、集合宅地の防犯性能を高める構成に関して改善の余地がある。
本発明は、宅地への人の進入に応じて集合宅地の防犯性能を適宜高めることを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、複数の宅地を有し各宅地に建物が構築された集合宅地を警戒対象とする警備システムにおいて、隣り合う宅地の境界部分に定められた境界エリアの警戒制御を実施する警戒制御手段と、前記宅地内への人の進入を検知する人検知手段と、前記人検知手段により宅地内への人の進入が検知されたことを実行条件として前記警戒制御手段による前記境界エリアの警戒レベルを上げる警戒レベル変更手段とを備えていることを特徴とする。
第1の発明によれば、集合宅地において宅地に人が進入した場合、境界エリアの警戒レベルが上げられるため、その進入者が境界エリアに移動することや境界エリアにて滞在することに対して抑止力を発揮できる。ここで、集合宅地においては、建物の陰などになりやすい境界エリアに進入者が意図的に身を隠すことが考えられるため、上記構成は集合宅地の防犯性能を高める上で効果的である。しかも、宅地に進入者がいない場合は警戒レベルが上げられなくてもよいため、通常時において境界エリアの警戒制御が過剰に行われることを回避できる。
以上の結果、宅地への人の進入に応じて集合宅地の防犯性能を適宜高めることができる。
なお、前記境界エリアの警戒レベルを上げる処理としては、報知装置から音声を出力させる処理や、報知装置をオン状態に切り替える処理、表示灯を点灯させる処理などが挙げられる。
第2の発明では、前記境界エリアは、隣り合う宅地の境界部分であって且つ当該宅地に隣接する道路から死角となる死角領域である。
第2の発明においては、進入者が境界エリアに進入した場合、道路からはその進入者を視認することが困難になっている。換言すれば、進入者にとって境界エリアは身を隠すのに適した領域になっている。したがって、境界エリアへの人の進入を抑制できる構成を実現することは、集合宅地の防犯性能を高める上でより一層効果的である。
なお、前記境界エリアが前記死角領域となる構成としては、前記集合宅地において前記道路とは前記建物を挟んで反対側に配置されている構成が挙げられる。また、並列に設けられている2つの道路間に、それら各道路に沿って二列に前記複数の宅地が区画形成され、前記複数の宅地には道路側に宅地出入口が設けられている集合宅地において、前記二列の宅地間の境界部分に前記境界エリアが設定されている構成が挙げられる。
第3の発明では、宅地ごとにその住居との関係に応じて複数のグループを定めておき、そのグループごとに該当する人を記憶しておく記憶手段と、前記人検知手段により進入者が検知された宅地について、前記複数のグループのいずれに前記進入者が属するのかを特定するグループ特定手段とを備え、前記警戒レベル変更手段は、前記複数のグループと前記警戒レベルとについてあらかじめ定められている関係を用い、前記グループ特定手段により特定された進入者が属するグループに応じて前記警戒レベルを変更する。
第3の発明によれば、宅地に人が進入した場合、その進入者が属するグループに応じて境界エリアの警戒レベルが変更される。ここで、進入者が属するグループは、宅地ごとにその住居と進入者との関係に応じて特定されるため、各宅地への進入者が同一人物であったとしても境界エリアの警戒レベルは宅地ごとに個別に変更されることになる。したがって、各宅地について画一的に境界エリアの警戒レベルが設定された場合とは異なり、各宅地によって警戒レベルが高すぎたり低すぎたりすることを回避できる。つまり、進入者と進入先の宅地との関係に合わせて好適に警戒制御を実施することができる。
第4の発明では、前記複数のグループには、識別情報が個別に付与されている人のグループと、同識別情報が付与されていない人のグループとが含まれており、前記警戒レベル変更手段は、前記グループ特定手段により、前記識別情報が付与されていない人のグループに前記進入者が属すると特定された場合に、前記警戒レベルを上げる。
第4の発明によれば、宅地に進入した不審者は識別情報が付与されていない人のグループに属することになるため、進入者が不審者である場合に境界エリアの警戒レベルが上がることになる。したがって、不審者が境界エリアに移動することや境界エリアに滞在することを抑制できる。つまり、進入者が不審者であることを条件として境界エリアの防犯性能を高めることが可能となる。
第5の発明では、前記複数のグループには、前記集合宅地内の住人である人のグループと、前記集合宅地外からの外来者である人のグループとが含まれており、前記警戒レベル変更手段は、前記グループ特定手段により、前記外来者である人のグループに前記進入者が属すると特定された場合に、前記警戒レベルを上げる。
第5の発明によれば、宅地への進入者が集合宅地外からの外来者である場合、進入者が集合宅地内の住人である場合に比べて警戒レベルが上がるため、外来者が境界エリアに移動することや境界エリアに滞在することを抑制できる。つまり、進入者が外来者であることを条件として境界エリアの防犯性能を発揮できる。ここで、進入者が識別情報の付与された外来者であったとしても悪意を持っていないとは限らない。したがって、外来者の進入に対して境界エリアの警戒レベルを上げることは、集合宅地の防犯性能を高める上で効果的である。
第6の発明では、前記グループ特定手段により特定された進入者が属するグループに応じて、前記警戒制御手段による前記境界エリアの前記警戒レベルを上げる対象となる宅地を選択する警戒宅地選択手段を備えている。
第6の発明によれば、宅地に人が進入した場合、境界エリアの警戒レベルを上げる対象となる宅地が進入者の属するグループに応じて選択される。したがって、進入先の宅地だけでなく集合宅地におけるその他の宅地の防犯性能を適宜高めることが可能となる。
第7の発明では、前記警戒レベル変更手段は、前記宅地内における進入者の滞在時間が所定時間に達した場合に前記警戒レベルを上げる。
宅地への進入者は、建物内に不法に侵入しようとしている場合や隣の宅地へ移動するタイミングを図っている場合などに境界エリアでの滞在時間が長くなると考えられる。したがって、第7の発明のように、境界エリアでの進入者の滞在時間が所定時間に達した場合に境界エリアの警戒レベルを高めることが好ましい。これにより、進入者が建物内に不法に侵入することや隣の宅地へ移動することに対して抑止力を発揮できる。
本実施形態における分譲地周辺の平面図。 警備システムに関する電気的な構成を示すブロック図。 進入者が属するグループについて説明するための図。 宅地個別の警戒制御処理の処理手順を示すフローチャート。 音声出力処理の処理手順を示すフローチャート。 分譲地全体の警戒制御処理の処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は分譲地10周辺の平面図である。
図1においては、国道や県道、私道といった道路R1,R2が平行に延びており、その間に集合宅地としての分譲地10が配置されている。分譲地10は宅地11を複数有している。これら宅地11は道路R1又は道路R2に沿って並ぶように二列に配置されており、分譲地10はこれら宅地11により区画形成されている。ここでは、道路R1側の宅地11を宅地11a,11b,11cと称し、道路R2側の宅地11を宅地11d,11e,11fと称する。宅地11a〜11fには住宅等の建物15がそれぞれ構築されている。
なお、分譲地10と道路R1,R2との境界部や、隣り合う宅地11a〜11f間の境界部には塀や柵などの仕切体が設けられており、宅地11a〜11fには門などの出入口がそれぞれ設けられている。宅地11a〜11cにおいては出入口が道路R1に通じており、宅地11d〜11fにおいては出入口が道路R2に通じている。
分譲地10においては、宅地11a〜11fに人が不正に進入することに対して抑止力を発揮するために警備システムが構築されている。この警備システムでは、分譲地10において建物15の周囲の屋外領域に、道路R1,R2や隣の宅地などからの人の進入を警戒する警戒エリアとして、第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22が設定されている。
第1警戒エリア21は、分譲地10において道路R1又は道路R2から死角になりにくい領域となっている。具体的には、宅地11a〜11fの各屋外領域において道路R1又は道路R2に沿って延びている領域、建物15の側部(道路側正面に対して左右部分)において道路R1,R2から延びている領域となっている。この場合、第1警戒エリア21は宅地11a〜11fにおいて庭やアプローチを含んでいる。
第2警戒エリア22は、分譲地10において道路R1及び道路R2のいずれからも死角になりやすい領域となっている。具体的には、道路R1側の宅地11a〜11cの列と道路R側の宅地11d〜11fの列との境界部分となっており、それら2列の宅地の建物15同士の間に配置されている。この場合、第2警戒エリア22は道路R1及び道路R2のいずれに対しても建物15を挟んで反対側に存在していることになる。
本警備システムにおいては、宅地11a〜11fへ人が進入した場合に第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22を対象とした警戒制御が実施される。ここでは、宅地11a〜11fごとにその住居と進入者との関係に応じて複数のグループが設定されているとともに、そのグループごとに該当する人が設定されており、それらグループのうち進入者が属するグループが特定され、さらに、進入者が属するグループに応じて各警戒エリア21,22の警戒レベルが変更される。したがって、各警戒エリア21,22の警戒レベルは進入者に応じて宅地11a〜11fごとに個別に変更されることになる。
ここで、分譲地10の警備システムに関する電気的な構成について、図2及び図3を参照しつつ説明する。図2は警備システムに関する電気的な構成を示すブロック図、図3は進入者が属するグループについて説明するための図である。
図2に示すように、宅地11a〜11fにはホームサーバ31がそれぞれ設けられている。ホームサーバ31は、例えば宅地11a〜11fの各建物15において屋内空間に設置されており、CPUや各種メモリからなるマイクロコンピュータを含んで構成されている。ホームサーバ31は、人に関する識別情報を複数記憶している宅地側記憶部32と、宅地11a〜11fにおける進入者の滞在時間などを計測するタイマ33と、人による入力操作が可能な操作部34とを有している。なお、人に関する識別情報は、例えばIDコードなどであり、操作部34に対して記憶操作が行われることにより宅地側記憶部32に記憶されるものである。
ホームサーバ31には、第1警戒エリア21に人がいることを検知する第1人感センサ41と、第2警戒エリア22に人がいることを検知する第2人感センサ42と、建物15の窓サッシが開放されたことを検知する窓開放センサ43とが接続されている。第1人感センサ41及び第2人感センサ42は、例えば外壁の屋外面にそれぞれ取り付けられており、第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22をそれぞれ検知範囲としている。窓開放センサ43は、建物15の窓又はその周辺に取り付けられている。
なお、窓開放センサ43は、窓サッシだけでなく玄関ドアなどの開放を検知する構成としてもよい。また、窓サッシの施錠装置が解錠されたことや、窓ガラスが割られたこと、窓サッシに人が触ったことなどを検知する構成としてもよい。
ホームサーバ31には、屋外領域に対して報知を行う屋外側報知装置45と、屋内空間に対して報知を行う屋内側報知装置46と、無線通信が可能な通信装置47とが接続されており、ホームサーバ31は指令信号を出力することによりそれら報知装置45,46及び通信装置47の動作制御を行う。屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46は、スピーカや表示モニタなどを含んでそれぞれ構成されており、屋外側報知装置45は例えば外壁の屋外面に取り付けられ、屋内側報知装置46は例えば廊下等の屋内空間に取り付けられている。また、それら報知装置45,46はオン状態とオフ状態とに切り替え可能となっている。ここでは、オン状態が動作可能モードに相当し、オフ状態がスリープモード(省エネモード)に相当する。
通信装置47は、人の所持可能な携帯機としての携帯端末Kとの無線通信が可能となっている。携帯端末Kは携帯キーや携帯電話などであり、宅地11a〜11fのそれぞれの住人や、それら住人の知人、新聞配達人などがそれぞれ所持するものとなっている。通信装置47の通信対象となる携帯端末Kは複数設定されており、それら携帯端末Kは所持者に対応した識別情報をそれぞれ記憶している。
なお、携帯端末Kは通信装置47からのリクエスト信号を受信した場合に識別情報を通信装置47に対して出力する構成となっている。ここで、リクエスト信号とは、第1人感センサ41により第1警戒エリア21にて進入者が検知された場合に通信装置47から携帯端末Kに対して出力される信号である。
ここで、ホームサーバ31の機能について説明すると、ホームサーバ31は、携帯端末Kの識別情報に基づいて人の判別を行う人判別部51と、判別された人が属するグループを特定する宅地側グループ特定部52とを有している。人判別部51は、通信装置47を通じて取得した携帯端末Kの識別情報と、宅地側記憶部32に記憶されている複数の識別情報とを照合し、一致した識別情報に基づいて携帯端末Kの所持者を判別する。
宅地側グループ特定部52は、携帯端末Kの識別情報に基づいてその携帯端末Kの所持者が属するグループを特定する。ここで、宅地側記憶部32には、あらかじめ複数のグループが記憶されており、上記した人に関する識別情報はそれらグループのいずれかに対応させて記憶されている。例えば、複数のグループとして第1〜第5グループという5つのグループが記憶されており、本宅地の住人に関する識別情報は第1グループ、隣の宅地の住人に関する識別情報は第2グループ、分譲地10におけるその他の宅地の住人に関する識別情報は第3グループ、分譲地10内の住人ではない人であって本宅地への訪問者(分譲地10への外来者)に関する識別情報は第4グループ、というようにそれぞれ対応させて記憶されている。第5グループに対応させた識別情報は記憶されていない。
宅地側記憶部32におけるグループと識別情報との対応関係は宅地11a〜11fごとに個別に設定されている。具体的には、図3に示すように、宅地11aについては、宅地11aの住人に関する識別情報は第1グループ、宅地11aに隣接した宅地11bの住人に関する識別情報は第2グループ、新聞配達人に関する識別情報は第3グループ、宅地11aの住人の知人に関する識別情報は第4グループ、というようにそれぞれ対応させて記憶されている。
これに対して、他の宅地11b〜11fについての対応関係は宅地11aについての対応関係とは異なる。例えば、宅地11aの隣の宅地11bについては、宅地11aの住人に関する識別情報は第2グループ、宅地11bの住人に関する識別情報は第1グループ、宅地11aの住人の知人に関する識別情報は第5グループ、というようにそれぞれ対応させて記憶されている。
なお、操作部34に対する入力操作に伴って、宅地側記憶部32に記憶されている識別情報の追加や削除、変更などを行うことが可能となっている。したがって、宅地側記憶部32におけるグループと識別情報との対応関係を新規で設定することや変更設定することが可能となっている。
宅地側グループ特定部52は、携帯端末Kの識別情報がいずれのグループの識別情報と一致するのかを上記の対応関係に基づいて特定することにより、進入者が属するグループを特定する。例えば、携帯端末Kの識別情報が第1〜第4グループのいずれかの識別情報と一致した場合、一致した識別情報のグループが進入者の属するグループであると特定する。また、第1〜第4グループのいずれの識別情報とも一致しない場合は、進入者が第5グループに属すると特定する。
具体的には、図3において、宅地11a〜11fのそれぞれに人が進入し、且つその進入者が宅地11aの住人である場合、宅地側グループ特定部52は、宅地11aにおいては進入者の属するグループが第1グループであるとし、宅地11aの隣の宅地11b,11dにおいては第2グループであるとし、その他の宅地11c,11e,11fにおいては第3グループであるとする。進入者が宅地11bの住人である場合、同様に宅地11a〜11fごとに進入者が属するグループを特定する。
進入者が宅地11a〜11fを担当する新聞配達人である場合、全ての宅地11a〜11fにおいて進入者の属するグループが第4グループであると特定する。また、進入者が宅地11aの住人の知人である場合、宅地11aにおいては進入者の属するグループが第4グループであると特定するが、その他の宅地11b〜11fにおいては第5グループであると特定する。さらに、進入者が携帯端末Kを所持しない不審者である場合、全ての宅地11a〜11fにおいて進入者の属するグループが第5グループであると特定する。
ここでは、識別情報が個別に付与されている人のグループに第1〜第4グループが相当し、識別情報が個別に付与されていない人のグループに第5グループが相当する。また、分譲地10内の住人である人のグループが第1〜第3グループに相当し、分譲地10外からの外来者である人のグループが第4及び第5グループに相当する。
図2の説明に戻り、宅地11a〜11fの各ホームサーバ31は、管理サーバ61にそれぞれ接続されており、人判別部51の判別結果に関する信号や宅地側グループ特定部52の特定結果に関する信号を管理サーバ61に対して出力する。管理サーバ61は、例えば分譲地10の共用施設内や管理室内などに設置されており、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを含んで構成されている。管理サーバ61は、ホームサーバ31からの各種情報を記憶する管理側記憶部62を有している。また、管理サーバ61は、指令信号を出力することにより宅地11a〜11fの各ホームサーバ31の制御を行う。
次に、ホームサーバ31にて実行される宅地11a〜11f側の警戒制御処理、及び管理サーバ61にて実行される分譲地10全体の警戒制御処理について説明する。
まず、宅地11a〜11f個別の警戒制御処理について、図4,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、本処理は各宅地11a〜11fの各ホームサーバ31により所定周期でそれぞれ実行されるものであり、ここでは、宅地11aのホームサーバ31により宅地側の警戒制御処理が実施される場合を例にして説明する。
図4において、ステップS101では、第1人感センサ41、第2人感センサ42、窓開放センサ43及び通信装置47からの各種信号を取得する。ステップS102では、宅地11aにおける屋外領域に人が進入したか否かの判定を人感センサ41,42の検知信号に基づいて行う。宅地11a内に進入者が存在する場合、ステップS103に進み、進入者が属するグループを特定する処理を通信装置47からの携帯端末Kの識別情報に基づいて行う。ステップS104では、宅地11a内に進入者が進入したこと及びその進入者が属するグループを通知する進入者通知信号を管理サーバ61に対して出力する。ステップS105では、進入者に対する音声出力処理を行う。
図5に示すように、音声出力処理においてステップS201では、進入者が第1グループに属するか否かを判定する。つまり、進入者が本宅地11aの住人であるか否かを判定する。進入者が本宅地11aの住人である場合、進入者が第1グループに属するとして音声を出力せずにそのまま本処理を終了する。一方、進入者が本宅地11aの住人でない場合、ステップS202に進み、第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22の警戒レベルを上げる処理として、警戒制御として屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46の起動制御を行い、それら報知装置45,46をオフ状態からオン状態へ切り替える。なお、各警戒エリア21,22の警戒レベルを上げる処理として、宅地11aの屋外領域を撮像する監視カメラを起動させる制御や、表示灯を点灯させる制御を行ってもよい。
ステップS203では、進入者の居場所が第1警戒エリア21であるか否かを判定する。進入者の居場所が第1警戒エリア21である場合、報知装置45,46をオン状態のまま保持するとしてそのまま本処理を終了する。進入者の居場所が第1警戒エリア21でない場合、居場所が第2警戒エリア22であるとして、ステップS204に進む。
ステップS204では、第2警戒エリア22における進入者の滞在時間をタイマ33により測定する。ステップS205では、進入者が第2グループに属するか否かを判定する。進入者が第2グループに属する場合、ステップS206に進み、進入者の滞在時間が所定時間Taより長いか否かを判定する。所定時間Taは例えば30分に設定されている。所定時間Taより長い場合、ステップS207に進み、第2グループ用の音声を屋外側報知装置45から出力させる。第2グループ用の音声としては、例えば隣の住人に対して用件を言ってもらうような音声メッセージが設定されている。
進入者が第2グループに属さない場合、ステップS208に進み、進入者が第3グループに属するか否かを判定する。進入者が第3グループに属する場合、ステップS209に進み、進入者の滞在時間が所定時間Tbより長いか否かを判定する。所定時間Tbは所定時間Taより短く、例えば10分に設定されている。所定時間Tbより長い場合、ステップS210に進み、第3グループ用の音声を屋外側報知装置45から出力させる。第3グループ用の音声としては、例えば分譲地10内の住人に対して用件を言ってもらうような音声メッセージが設定されている。
進入者が第3グループに属さない場合、ステップS211に進み、進入者が第4グループに属するか否かを判定する。進入者が第4グループに属する場合、ステップS212に進み、進入者の滞在時間が所定時間Tcより長いか否かを判定する。所定時間Tcは所定時間Tbより短く、例えば5分に設定されている。所定時間Tcより長い場合、ステップS213に進み、第4グループ用の音声を屋外側報知装置45から出力させる。第4グループ用の音声としては、例えば知人や新聞配達人などの外来者に対して用件を言ってもらうような音声メッセージが設定されている。
進入者が第4グループに属さない場合、第5グループに属するとして、ステップS214に進み、進入者の滞在時間が所定時間Tdより長いか否かを判定する。所定時間Tdは所定時間Tcより短く、例えば1分に設定されている。所定時間Tdより長い場合、ステップS215に進み、第5グループ用の音声を屋外側報知装置45から出力させる。第5グループ用の音声としては、例えば不審者を威嚇する威嚇音や進入者に対して用件を言ってもらうような音声メッセージなどが設定されている。
進入者に対する音声出力処理において、ステップS207,S210,S213,S215による音声を出力させる処理は、屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46をそれぞれオン状態に切り替える処理を基準とすれば、第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22の警戒レベルをさらに上げる処理に相当する。
図5の音声出力処理の終了後、図4のステップS106に進み、宅地11a内に進入者が存在している状態で建物15の窓が開放されたか否かを窓開放センサ43に検知信号に基づいて判定する。窓が開放されていない場合、そのまま本処理を終了し、窓が開放された場合、ステップS107に進み、窓開放報知処理を行う。なお、宅地11a内に進入者が存在していることを条件として窓の開放判定を行うため、建物15内から住人等により窓が開放された場合には窓開放報知処理を行わないことになる。
窓開放報知処理では、窓が開放されたことを報知するための報知音を屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46から出力させる。ステップS108では、建物の窓が開放されたことを通知する窓開放通知信号を管理サーバ61に対して出力する。
宅地11a内に進入者が存在しない場合(ステップS102がNO判定の場合)、ステップS109に進み、管理サーバ61から出力される報知装置起動信号を受信したか否かを判定する。報知装置起動信号を受信した場合、ステップS110に進み、屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46をオン状態に切り替える。つまり、宅地11a内に進入者がいなくても管理サーバ61からの指令があれば報知装置45,46をオン状態に切り替える。
ステップS111では、管理サーバ61から出力される隣地窓開放信号を受信したか否かを判定する。隣地窓開放信号を受信した場合、ステップS112に進み、屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46を動作させ、隣の宅地11b,11dの窓が開放されたことを報知する。
続いて、分譲地10全体の警戒制御処理について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、本処理は管理サーバ61により所定周期で実行されるものである。
図6において、ステップS301では、宅地11a〜11fの各ホームサーバ31からの各種信号を取得する。ステップS302〜S307では、分譲地10の宅地11a〜11fを対象として報知装置起動処理を行う。報知装置起動処理において、ステップS302では、ホームサーバ31から進入者通知信号を受信したか否かを判定し、受信しない場合はそのまま本処理を終了し、受信した場合はステップS303に進む。
ステップS303では、進入者通知信号を送信したホームサーバ31を特定することにより、進入者が進入した進入先宅地を特定する。ステップS304では、進入先宅地において進入者は第5グループに属しているか否かを判定する。第5グループに属している場合、ステップS305に進み、分譲地10における進入先宅地以外の宅地のホームサーバに対して報知装置起動信号を出力する。つまり、宅地11a〜11fのいずれかに不審者が進入した場合、進入先宅地以外の宅地についても屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46をオン状態に切り替えさせる。
進入者の属するグループが第5グループでない場合、ステップS306に進み、進入先宅地において進入者が第4グループに属しているか否かを判定する。第4グループに属している場合、ステップS307に進み、分譲地10における進入先宅地の隣の宅地のホームサーバ31に対して報知装置起動信号を出力する。つまり、宅地11a〜11fのいずれかに新聞配達人等の訪問者が進入した場合、進入先宅地の隣の宅地についても屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46をオン状態に切り替えさせる。
進入者が第4及び第5グループのいずれでもない場合、つまり進入者が分譲地10内の住人である場合、進入先宅地以外の宅地について報知装置45,46をオン状態に切り替える制御を行うことなく、報知装置起動処理を終了する。
ステップS308では、ホームサーバ31から窓開放通知信号を受信したか否かを判定する。窓開放通知信号を受信した場合、宅地11a〜11fのいずれかに進入者が存在しており且つその進入先宅地の窓が開放されたとして、ステップS309に進み、進入先宅地の隣の宅地11のホームサーバ31に対して隣地窓開放信号を出力する。これにより、隣の宅地の窓が開放されたことを隣の宅地にて報知することが可能となる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
分譲地10において、宅地11aの住人の知人が宅地11aに進入し、携帯端末Kを携帯していることにより第4グループに属すると特定された場合、居場所が第1警戒エリア21であれば、分譲地10における第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22の警戒レベルを上げる処理として、宅地11aに加えてその宅地11aの隣の宅地11b,11dを対象とした報知装置45,46の起動制御が行われる。その後、知人が第2警戒エリア22に移動してそこでの滞在時間が所定時間Tc(例えば5分)を超えると、警戒エリア21,22の警戒レベルをさらに上げる処理として、報知装置45,46の音声出力制御が行われる。これにより、用件を言うように知人を促すことができる。
その一方で、宅地11aの住人の知人が他の宅地11b〜11fに進入し、第5グループに属すると特定された場合、居場所が第1警戒エリア21であれば、警戒エリア21,22の警戒レベルを上げる処理として、宅地11aに加えてその他の宅地11b〜11fを対象とした報知装置45,46の起動制御が行われる。その後、知人が第2警戒エリア22に移動してそこでの滞在時間が所定時間Td(例えば1分)を超えると、警戒エリア21,22の警戒レベルをさらに上げる処理として、報知装置45,46の音声出力制御が行われる。これにより、他の宅地11b〜11fの第2警戒エリア22からの退去を促すことができる。
また、分譲地10内の住人が宅地11a〜11fに進入した場合、その進入先が自宅の宅地であれば、警戒エリア21,22の警戒レベルが上がらない。つまり、建物15の住人を不審者や訪問者と同じように扱ってしまうことがない。したがって、自宅の宅地においては警戒エリア21,22を住人にとって使い勝手のよいものとすることができる。
一方、分譲地10内の住人の進入先が自宅以外の宅地であれば、第1警戒エリア21に進入することで進入先の宅地において警戒エリア21,22の警戒レベルを上げる処理(報知装置45,46の起動制御)が行われるが、その警戒レベルを上げる処理は進入先以外の宅地においては行われない。
また、分譲地10内の住人の進入先が自宅の隣の宅地であれば、第2警戒エリア22に進入してそこでの滞在時間が所定時間Ta(例えば30分)を超えると、警戒エリア21,22の警戒レベルをさらに上げる処理(報知装置45,46からの音声出力)が行われる。進入先が分譲地10内のその他の宅地であれば、同様に、第2警戒エリア22での滞在時間が所定時間Tb(例えば10分)を超えると、警戒レベルをさらに上げる処理が行われる。つまり、分譲地10内の住人と外部からの外来者とを同じように扱ってしまうことがない。したがって、警戒エリア21,22を分譲地10内の住人にとって使い勝手のよいものとすることができる。
上記のように、進入者の進入先が第2警戒エリア22である場合、進入先が第1警戒エリア21である場合に比べて、警戒エリア21,22の警戒レベルが上げられる。したがって、進入者が分譲地10において宅地11a〜11f間を渡り歩くために第2警戒エリア22を通過することや、道路R1,R2から死角となる第2警戒エリア22に身を隠すことに対して抑止力を発揮できる。この結果、第2警戒エリア22の警戒レベルを上げることは、分譲地10の防犯性能を高める上で効果的である。
また、宅地11a〜11fに進入者が存在していない場合は、進入者が存在している場合に比べて警戒エリア21,22の警戒レベルが低くされているため、通常時において警戒エリア21,22の警戒制御(例えば報知制御)が過剰に行われることを回避できる。
以上の結果、宅地11a〜11fへの人の進入に応じて分譲地10の防犯性能を適宜高めることができる。
進入者が属するグループの特定は進入先の宅地ごとに個別に行われるため、同一人物がいくつかの宅地に進入した場合に、警戒エリア21,22の警戒レベルを宅地ごとに個別に上げることができる。例えば、宅地11aの知人が他の宅地11b〜11fに進入した場合、その知人が宅地11aに進入した場合に比べて、それらの警戒エリア21,22の警戒レベルを上げることが可能となる。したがって、宅地11a〜11fについて画一的に警戒レベルが上げられる構成とは異なり、宅地によって警戒レベルが高すぎたり低すぎたりすることを回避できる。つまり、進入者と進入先の宅地との関係に合わせて好適に警戒制御を実施することができる。
また、宅地11a〜11fのいずれかに進入者が進入し、進入先の宅地の建物15の窓が開放された場合に、その旨が分譲地10における他の宅地にて報知される。これにより、分譲地10の住人の防犯意識を全体的に高めることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)宅地11a〜11fに人が進入した場合に、その進入者が進入先の宅地の住人であっても第1警戒エリア21及び第2警戒エリア22の警戒エリアを上げる構成としてもよい。また、境界エリアとしての第2警戒エリア22の警戒エリアだけを上げる構成としてもよい。分譲地10においては第2警戒エリア22が進入者にとって身を隠しやすい領域であると考えられるため、少なくとも第2警戒エリア22の防犯性能を高めることにより分譲地10の防犯性能を高めることができる。
(2)警戒エリア21,22の警戒エリアを上げる処理としては、報知装置45,46をオン状態に切り替える処理や、報知装置45,46の音声出力制御処理の他に、人感センサ41,42の検知範囲を拡大する処理や、人感センサ41,42の感度を上げる処理、駆動させる人感センサ41,42の数を増加させる又は変更する処理、表示灯を点灯させる処理、報知装置45,46から出力させる音を警告音に変更する処理などが挙げられる。
(3)分譲地10において、宅地11a〜11f同士の全ての境界部分が、境界エリアとしての第2警戒エリア22に設定されていてもよい。また、宅地11a〜11f同士の境界部分のうち道路R1と道路R2とを掛け渡すように延びている領域が第2警戒エリア22に設定されていてもよい。つまり、第2警戒エリア22は道路R1,R2から死角となる領域でなくてもよい。
(4)宅地11a〜11fの屋外領域においては、建物15の窓周辺に窓周辺エリアが設定されていてもよい。この場合、宅地11a〜11fへの進入者が窓に近づいたことを実行条件として警戒制御を行うことが可能となる。これにより、不審者が窓から建物15内へ不法に侵入することに対して抑止力を発揮できる。また、窓周辺エリアに進入者が存在している場合、警戒エリア21,22に進入者が存在している場合に比べて警戒エリア21,22や窓周辺エリアの警戒レベルを上げてもよい。
(5)宅地11a〜11fへの進入者が属するグループを特定する構成としては、携帯端末Kの識別情報に基づいて特定処理を行う構成の他に、宅地出入口などに設置された操作パネルに対して進入者により暗証番号等が入力され、その入力結果に基づいて特定処理を行う構成や、進入者を対象として指紋認証を行うことで特定処理を行う構成、監視カメラの撮像データに基づいて特定処理を行う構成などが挙げられる。
(6)宅地11a〜11fへの進入者の進入に伴って行われる警戒制御としては、屋外側報知装置45及び屋内側報知装置46の動作制御の他に、警備会社等の外部施設に通報する通報制御や、建物15の窓やドアを施錠する施錠制御、監視カメラにより警戒エリア21,22の撮像を行う撮像制御などが挙げられる。
また、第2警戒エリア22に進入者が進入した場合、その進入に伴って警戒制御を実施してもよい。これにより、進入者が第2警戒エリア22で滞在するのを待たなくても報知制御により退去を促すことが可能となる。
(7)上記実施形態では、宅地11a〜11fの住居と進入者との関係に応じて5つのグループ(第1〜第5グループ)を設定したが、設定するグループは5つでなくてもよい。例えば、識別情報が個別に付与されている人のグループ(第5グループ)と、識別情報が付与されていない人のグループ(第1〜第4グループ)とを少なくとも設定した構成においては、進入者が不審者であること(第5グループに属していること)を条件として警戒エリア21,22の防犯性能を高めることが可能となる。また、分譲地10内の住人である人のグループ(第1〜第3グループ)と、分譲地10外からの外来者である人のグループ(第4及び第5グループ)とを少なくとも設定した構成においては、進入者が外来者(第4又は第5グループに属していること)を条件として警戒エリア21,22の防犯性能を高めることが可能となる。
なお、宅地11a〜11fの住居と進入者との関係に応じた複数のグループとしては、第1〜第5グループの他に、住人の知人などのように特定の宅地へ訪問する特定訪問者である人のグループや、新聞配達人や郵便配達人といった複数の宅地へ訪問する複数訪問者である人のグループなどが挙げられる。
(8)警戒エリア21,22の警戒レベルが上げられる条件としては、宅地11a〜11fに人が進入したことの他に、夜間であること、宅地11a〜11fの住人が不在であることなどが挙げられる。
(9)上記実施形態では、宅地側の警戒制御処理が宅地11a〜11fの各ホームサーバ31により行われ、分譲地全体の警戒制御処理が管理サーバ61により行われているが、宅地側の警戒制御処理が管理サーバ61により行われてもよく、分譲地全体の警戒制御処理が宅地11a〜11fのいずれかのホームサーバ31により行われてもよい。例えば、宅地側の警戒制御処理及び分譲地全体の警戒制御処理の両方が管理サーバ61により行われる場合、宅地11a〜11f側に設けられた第1人感センサ41等が管理サーバ61と電気的に直接接続されている構成とする。
10…集合宅地としての分譲地、11a〜11f…宅地、15…建物、22…境界エリアとしての第2警戒エリア、31…警戒制御手段、警戒レベル変更手段、識別情報取得手段及び警戒宅地選択手段としてのホームサーバ、32…記憶手段としての宅地側記憶部、41…人検知手段としての第1人感センサ、42…人検知手段としての第2人感センサ、51…グループ特定手段としての宅地側グループ特定部、R1…道路、R2…道路。

Claims (7)

  1. 複数の宅地を有し各宅地に建物が構築された集合宅地を警戒対象とする警備システムにおいて、
    隣り合う宅地の境界部分に定められた境界エリアの警戒制御を実施する警戒制御手段と、
    前記宅地内への人の進入を検知する人検知手段と、
    前記人検知手段により宅地内への人の進入が検知された場合に、前記警戒制御手段による前記境界エリアの警戒レベルを上げる警戒レベル変更手段と
    を備えていることを特徴とする集合宅地の警備システム。
  2. 前記境界エリアは、隣り合う宅地の境界部分であって且つ当該宅地に隣接する道路から死角となる死角領域であることを特徴とする請求項1に記載の集合宅地の警備システム。
  3. 宅地ごとにその住居との関係に応じて複数のグループを定めておき、そのグループごとに該当する人を記憶しておく記憶手段と、
    前記人検知手段により進入者が検知された宅地について、前記複数のグループのいずれに前記進入者が属するのかを特定するグループ特定手段と
    を備え、
    前記警戒レベル変更手段は、前記複数のグループと前記警戒レベルとについてあらかじめ定められている関係を用い、前記グループ特定手段により特定された進入者が属するグループに応じて前記警戒レベルを変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の集合宅地の警備システム。
  4. 前記複数のグループには、識別情報が個別に付与されている人のグループと、同識別情報が付与されていない人のグループとが含まれており、
    前記警戒レベル変更手段は、前記グループ特定手段により、前記識別情報が付与されていない人のグループに前記進入者が属すると特定された場合に、前記警戒レベルを上げることを特徴とする請求項3に記載の集合宅地の警備システム。
  5. 前記複数のグループには、前記集合宅地内の住人である人のグループと、前記集合宅地外からの外来者である人のグループとが含まれており、
    前記警戒レベル変更手段は、前記グループ特定手段により、前記外来者である人のグループに前記進入者が属すると特定された場合に、前記警戒レベルを上げることを特徴とする請求項3又は4に記載の集合宅地の警備システム。
  6. 前記グループ特定手段により特定された進入者が属するグループに応じて、前記警戒制御手段による前記境界エリアの前記警戒レベルを上げる対象となる宅地を選択する警戒宅地選択手段を備えていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の集合宅地の警備システム。
  7. 前記警戒レベル変更手段は、前記宅地内における進入者の滞在時間が所定時間に達した場合に前記警戒レベルを上げることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の集合宅地の警備システム。
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