JP2005283912A - 現像ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸体1の外周面にシリコーンゴムを用いてベース層2が形成され、このベース層2の外周面に中間層3が形成され、さらにこの中間層3の外周面に表層4が形成されてなる3層構造の現像ロールである。そして、上記表層4が下記の(A)〜(D)成分を含有する導電性組成物を用いて形成されている。
(A)ウレタン原料。
(B)導電剤。
(C)低分子量シリコーングラフトアクリル樹脂。
(D)下記の(d1)および(d2)からなり、上記(d1)と(d2)の混合重量比が、(d1)/(d2)=0.24〜0.67の範囲に設定されている混合微細粒子。
(d1)平均粒子径10〜14μmの大粒径粒子。
(d2)平均粒子径3〜5μmの小粒径粒子。
【選択図】図1
Description
(A)ウレタン原料。
(B)導電剤。
(C)低分子量シリコーングラフトアクリル樹脂。
(D)下記の(d1)および(d2)からなり、上記(d1)と(d2)の混合重量比が、(d1)/(d2)=0.24〜0.67の範囲に設定されている混合微細粒子。
(d1)平均粒子径10〜14μmの大粒径粒子。
(d2)平均粒子径3〜5μmの小粒径粒子。
三菱化学社製、ダイアブラック♯3030
MDI(日本ポリウレタン工業社製、コロネートHX)
下記の一般式(1)で表されるシリコーングラフトアクリル樹脂〔数平均分子量(Mn):5000、式(1)中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は全てCH3 で、n=28、m=4、p=4である。〕
上記一般式(1)で表されるシリコーングラフトアクリル樹脂〔数平均分子量(Mn):10000、式(1)中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は全てCH3 で、n=40、m=8、p=8である。〕
上記一般式(1)で表されるシリコーングラフトアクリル樹脂〔数平均分子量(Mn):30000、式(1)中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は全てCH3 で、n=130、m=20、p=10である。〕
上記一般式(1)で表されるシリコーングラフトアクリル樹脂〔数平均分子量(Mn):100000、式(1)中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は全てCH3 で、n=700、m=30、p=10である。〕
ウレタン樹脂粒子(平均粒径10μm、U−600T、根上社製)
ポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子(平均粒径5μm、Mx500、綜研社製)
ウレタン樹脂粒子(平均粒径15μm、C400、根上社製)
シリカ粒子(平均粒径10μm、C1510、富士シリシア社製)
ポリメチルメタクリレート(PMMA)粒子(平均粒径3μm、Mx300、綜研社製)
H−NBR(アクリロニトリル量:50重量%、ヨウ素価:23mg/100mg)100部と、ステアリン酸0.5部と、亜鉛華(ZnO)5部と、カーボンブラック(電気化学工業社製、デンカブラックHS−100)40部と、ジチオカルバミン酸塩系架橋促進剤(BZ)1部と、スルフェンアミド系架橋促進剤(CZ)2部と、硫黄1部とを、ロールを用いて混練した後、これらをMEKとトルエンの混合有機溶剤〔MEK:トルエン(重量比)=2:1〕に配合し溶解させて20重量%濃度の中間層形成材料となるコーティング溶液を調製した。
後記の表1に示す各成分を同表に示す割合で配合し、これらを有機溶剤(MEK)に配合して溶解し、20重量%濃度のコーティング溶液である表層形成材料を調製した。
軸体となる芯金(直径10mm、SUS304製)をセットした金型内に、ベース層形成材料として導電性シリコーンゴム(信越化学工業社製、X34−264 A/B)を充填した後、所定の条件(190℃×15分)で加熱架橋を行った。その後、脱型して、軸体の外周面に沿ってベース層が形成されたベースロールを作製した。ついで、上記ベース層の外周面に、上記中間層形成材料(コーティング溶液)を塗布して中間層を形成した。さらに、上記中間層の外周面に沿って上記表層形成材料であるコーティング溶液を塗布した後、170℃×1時間の条件でオーブン加熱加硫を行い、表層を形成した。このようにして、軸体の外周面にベース層が形成され、その外周面に中間層が形成され、さらにその外周面に表層が形成された3層構造の現像ロールを作製した。なお、ベース層の厚みは5mm、中間層の厚みは25μm、表層の厚みは10μmであった。
表層形成材料として、下記の表1〜表3に示す材料を用いる以外は、実施例1と同様にして、現像ロールを作製した。
現像ロールの表面粗さに関して、中心線平均粗さ(Ra),十点平均粗さ(Rz)を電子写真複写機に組み込む前(初期)と、電子写真複写機に組み込み1万枚の画像出しを行った後(耐久後)の状態についてそれぞれ測定した。なお、中心線平均粗さ(Ra)は、ロール表面の表面粗さ(周方向)をサーフコム(東京精密社製)にて、JIS B 0601:1982に準拠して測定した。すなわち、中心線平均粗さ(Ra)は、凸凹に直角な平面で切断したとき、その切り口に現れる輪郭(これを断面曲線という)から、その平均線の方向に基準長さだけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にX軸を、縦倍率の方向にY軸をとり表した粗さ曲線より求められる。また、十点平均粗さ(Rz)は、ロール表面の表面粗さ(周方向)を、サーフコム(東京精密社製)にて、JIS B 0601:1982に準拠して測定した。すなわち、上記十点平均粗さ(Rz)は、凸凹に直角な平面で切断したとき、その切り口に現れる輪郭(これを断面曲線という)から、所定の波長より長い表面うねり成分をカットオフした粗さ曲線より求められる。
現像ロールを電子写真複写機に組み込み、実際に画像出しを行った。そして、画出し中に評価用マシンを強制停止させ、白地部分における感光ドラムへのトナー飛翔量を、テープ転写による濃度比較(マクベス濃度計により測定)により実施した。そして、その測定値が0.15未満のものを○、0.15〜0.20のものを△、0.20を超えるものを×として評価した。
評価用カートリッジ(レーザープリンターLBP−2510)に評価用の現像ロールを取り付けて上記カートリッジをレーザープリンターLBP−2510に組み込み、画像出しを行った。そして、目視により画像の確認を行い、トナー帯電不足によるばさつき感がみられなかったものを○、トナー帯電不足による若干のばさつき感がみられたものを△、トナー帯電不足による濃淡のばさつきがはっきりしているものを×として評価した。
評価用カートリッジ(レーザープリンターLBP−2510)に評価用の現像ロールを取り付け、カートリッジの初期重量(W0 )を測定した。ついで、上記カートリッジをレーザープリンターLBP−2510に組み込み、高温高湿環境下にて8時間以上養生した後、この環境下で8000枚の画像出し耐久を行った。耐久後、カートリッジを取り出し、通常環境下にて重量(W1 )を測定した。そして、この重量の差である減少量(W0 −W1 )をトナー消費量とした。
現像ロールを電子写真複写機に組み込み、非磁性一成分カラートナーを使用して、白紙を1枚画出し、そのときの現像ロール上のトナーをテープに転写し、テープに付着したトナーの重量を秤で測定した。そして、そのトナー重量をテープの面積で割り、単位面積あたりのトナーの重量を算出しトナー搬送量とした。
現像ロールを電子写真複写機に組み込み、20℃×50%RHの条件下において画像出しを行った。そして、べた黒画像における濃度をマクベス濃度計を用いて測定した。その結果、濃度が1.2未満のものを×、1.2〜1.4のものを△、1.4を超えるものを○として評価した。
2 ベース層
3 中間層
4 表層
Claims (4)
- 軸体と、この軸体の外周面に形成されるベース層と、このベース層の外周に形成される表層とを備えた現像ロールであって、上記ベース層がシリコーンゴムを用いて形成され、上記表層が下記の(A)〜(D)成分を含有する導電性組成物を用いて形成されていることを特徴とする現像ロール。
(A)ウレタン原料。
(B)導電剤。
(C)低分子量シリコーングラフトアクリル樹脂。
(D)下記の(d1)および(d2)からなり、上記(d1)と(d2)の混合重量比が、(d1)/(d2)=0.24〜0.67の範囲に設定されている混合微細粒子。
(d1)平均粒子径10〜14μmの大粒径粒子。
(d2)平均粒子径3〜5μmの小粒径粒子。 - 上記(C)成分である低分子量シリコーングラフトアクリル樹脂の数平均分子量が、3000〜10000の範囲である請求項1記載の現像ロール。
- 上記大粒径粒子(d1)がウレタン樹脂粒子であり、上記小粒径粒子(d2)がアクリル系樹脂粒子である請求項1または2記載の現像ロール。
- 上記ベース層と表層の間に中間層が形成されている請求項1〜3のいずれか一項記載の現像ロール。
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