JP2005282798A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005282798A
JP2005282798A JP2004100960A JP2004100960A JP2005282798A JP 2005282798 A JP2005282798 A JP 2005282798A JP 2004100960 A JP2004100960 A JP 2004100960A JP 2004100960 A JP2004100960 A JP 2004100960A JP 2005282798 A JP2005282798 A JP 2005282798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
automatic transmission
rotation speed
correction value
rotational speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004100960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4001874B2 (ja
Inventor
Tsutomu Akaike
務 赤池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2004100960A priority Critical patent/JP4001874B2/ja
Priority to US11/085,011 priority patent/US7225071B2/en
Publication of JP2005282798A publication Critical patent/JP2005282798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4001874B2 publication Critical patent/JP4001874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/20Preventing gear creeping ; Transmission control during standstill, e.g. hill hold control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/36Inputs being a function of speed
    • F16H59/46Inputs being a function of speed dependent on a comparison between speeds
    • F16H2059/465Detecting slip, e.g. clutch slip ratio
    • F16H2059/467Detecting slip, e.g. clutch slip ratio of torque converter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2312/00Driving activities
    • F16H2312/02Driving off
    • F16H2312/022Preparing to drive off
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/68Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings
    • F16H61/684Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings without interruption of drive
    • F16H61/686Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for stepped gearings without interruption of drive with orbital gears

Abstract

【課題】トルクコンバータのスリップ量を精度良く制御する自動変速機を提供する。
【解決手段】ニュートラル制御手段を備えた自動変速機の制御装置において、供給圧を検出する供給圧検出手段11と、所定条件の成立時点で、タービン回転速度が予め設定した第1目標回転速度となるまで前記供給圧を低減する第1供給圧制御手段S1と、前記タービン回転速度が予め設定した第1目標回転速度に達した後、前記供給圧を初期圧まで上昇させ、その後前記タービン回転速度が第2目標回転速度となるように供給圧を制御する第2供給圧制御手段S4、S5と、前記タービン回転速度とエンジン回転速度との差に基づいて、前記初期圧を補正する補正値を設定する補正値設定手段S8と、前記自動変速機の運転状態に応じて前記補正値を格納する複数の領域を設定した記憶手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動変速機の制御装置、特に車両停止時にニュートラル制御を行う自動変速機の制御装置に関するものである。
エンジンアイドル状態での車両停止時に自動変速機をニュートラル制御する技術がある(特許文献1参照)。この制御において、ニュートラル制御時のクラッチの油圧を記憶して学習するフィードバック制御が行われる。また、他のニュートラル制御として、クラッチの油圧を低下させてクラッチをスリップさせ、トルクコンバータのタービン回転速度を所定回転速度に維持するものがある。この制御において、クラッチ圧の低下からタービンが所定回転速度に達した(図5の時刻t3)後、ブレーキペダルが離されるまで(時刻t4)の間、トルクコンバータのスリップ量S(=エンジン回転速度Ne−タービン回転速度N)を目標スリップ量Stにするフィードバック制御が行われる。つまり、タービン回転速度Nとエンジン回転速度Neとの偏差に基づいて補正値を設定し、この補正値をスリップ量Sを制御するクラッチ圧にフィードバック制御するものである。
特開2003−74683号公報
従来の制御では、ブレーキペダルが離された時(時刻t4)に補正値を設定して制御装置のRAMに格納するが、格納領域は自動変速機の油温に応じて分別される。したがって、タービン回転速度Nが目標回転速度N1に達した時(時刻t3)に補正値が読み込まれるが、その時の油温と補正値設定時(時刻t4)の油温とが異なると、補正値が設定された油温(一般的高温)に応じて補正値は、例えば、図3の学習RAM_Aに格納され、時刻t3で補正値が読み込まれる領域は、時刻t3での油温は一般的に低温であり、例えば、図3の学習RAM_Bを読み込むことになる。したがって、正しい補正値が格納されている学習RAM_Aから補正値を読み込むことがなく、スリップ量Sを一定にするクラッチ圧に適正な補正値が反映されず、クラッチ圧の収束までの時間が長くなったり、ショックが発生する場合がある。
上記の問題を鑑み、本発明は、補正値をクラッチ圧に確実にフィードバックし、スリップ量を一定にするニュートラル制御の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、トルクコンバータを介してエンジンに連結された自動変速機と、前記トルクコンバータのタービンの回転速度を検出するタービン回転速度検出手段と、前記自動変速機の油温を検出する油温検出手段と、前記エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキ操作検出手段と、アクセルペダルの操作状態を検出するアクセル操作検出手段と、車両の停車状態を判定する停車状態判定手段と、前記車両の発進時に自動変速機の所定の変速要素を選択するクラッチ手段と、前記クラッチ手段に供給する油圧を制御する油圧制御手段と、前記自動変速機の発進用変速段と、停車用変速段とのいずれかを選択するシフト選択手段と、前記車両の停車状態が判定されたときに、エンジン回転速度が所定の回転速度以上で、かつ前記ブレーキペダルが制動状態で、アクセルペダルが解放状態で、発進用変速段が選択された所定条件が成立したときに、前記油圧制御手段の供給圧を低減してエンジンから自動変速機に伝達される出力を低下させてニュートラル状態とするニュートラル制御手段と、を備えた自動変速機の制御装置において、前記ニュートラル制御手段は、前記供給圧を検出する供給圧検出手段と、前記所定条件の成立時点で、前記タービン回転速度が予め設定した第1目標回転速度となるまで前記供給圧を低減する第1供給圧制御手段と、前記タービン回転速度が予め設定した第1目標回転速度に達した後、前記供給圧を初期圧まで上昇させ、その後前記タービン回転速度が第2目標回転速度となるように供給圧を制御する第2供給圧制御手段と、前記タービン回転速度と前記エンジン回転速度との差に基づいて、前記初期圧を補正する補正値を設定する補正値設定手段と、前記自動変速機の運転状態に応じて前記補正値を格納する複数の領域を設定した記憶手段と、前記補正値設定時点での前記運転状態に基づき、前記補正値を前記記憶手段の所定領域に格納する格納手段とを備え、前記補正値設定手段は、前記供給圧検出手段が検出した供給圧に基づき、供給圧の連続した高圧側ピーク圧と低圧側ピーク圧との差が所定圧より小さい場合に前記補正値を設定する。
第2の発明は、第1の発明において、前記タービン回転速度が前記第1目標回転速度に達した時の自動変速機の運転状態に応じて前記記憶手段から補正値を読み込む。
第3の発明は、第1または2の発明において、前記自動変速機の運転状態が自動変速機の油温を指標とする。
第4の発明は、第1の発明において、前記補正値が前記タービン回転速度と前記エンジン回転速度との差が所定値より大きい場合には、前記初期圧を増圧補正する。
第5の発明は、第4の発明において、前記所定値が目標スリップ量である。
本発明によれば、タービン回転速度とエンジン回転速度との差を目標スリップ量にするために初期圧にフィードバックする補正値を、供給圧の連続した高圧側ピーク圧と低圧側ピーク圧との差が所定圧より小さい場合に前記補正値を設定するようにしたので、クラッチ供給圧の初期圧設定時の油温と補正値設定時の油温との差が小さくなり、自動変速機の油温に応じて格納される補正値が異なる領域に格納されることが抑制され、初期圧設定時に読み込む補正値として誤った値を読み込むことがない。このため、精度良く供給圧を制御することができる。
図1は、本発明を適用する駆動システムの概略図である。エンジン1の回転はトルクコンバータ2を介して自動変速機3に伝達され、自動変速機3で所定回転速度に変換されてデフ4、ドライブシャフト5を介して駆動輪6に伝達される。
この駆動システムは、コントローラ7によって統合制御され、コントローラ7には、エンジン1の回転速度を検出する回転速度センサ8、シフト位置を検出するシフトセンサ9、ブレーキペダルの操作量を検出するブレーキセンサ10、自動変速機3内のクラッチに供給される油圧を検出する油圧センサ11およびクラッチの回転速度を検出する回転速度センサ12、トルクコンバータ2のタービン回転速度Nを検出する回転速度センサ13、自動変速機3の油温Toを検出する油温センサ14、さらに車両の速度を検出する車速センサ15、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサ16の各出力が入力される。コントローラ7は、これら入力信号に基づいてニュートラル制御を実施する。
ニュートラル制御の開始条件としては、車速センサ15の出力から車両が停止状態で、回転速度センサ8の出力からエンジン1が所定回転速度以上であることを検出し、かつシフトセンサ9の出力からシフト位置が走行レンジであり、かつアクセルセンサ16の出力からアクセルペダルがフリー状態で、かつブレーキセンサ10の出力からブレーキペダルが一定時間以上踏み込まれていることが検出された場合に開始される。
図2は、自動変速機3の構成の一例を示す構造図である。図2に示す自動変速機3は、Dレンジ選択時の状態を示しており、入力軸30に入力された動力は、入力軸の端部に形成された遊星歯車機構のサンギア31を介してプラネタリーギア32に伝達される。プラネタリーギア32に伝達された動力は、キャリア33から出力歯車34に伝達され、出力歯車34に噛合するアイドラーギア35から出力される。このときのクラッチの係合状態は、ロークラッチ36が係合され、ワンウェイクラッチ37が作動し、ハイクラッチ38とリバースクラッチ39が非係合状態にある。
次にコントローラ7によるニュートラル制御について説明する。コントローラ7は、前述のニュートラル制御開始条件が成立したときに、まず車両の発進時に係合するクラッチ(例えば、図2のロークラッチ36)に供給されるクラッチ圧Pcを初期圧p1まで瞬時に低下させ、その後に徐々に一定率でクラッチ圧Pcを低下させる。クラッチ圧Pcを低下することでトルクコンバータ2のタービン回転速度Nが上昇する。
クラッチ圧Pcを低下させてからタービン回転速度Nが目標回転速度N1に達するまでの時間T1を計測しておき、この計測時間T1を目標時間Ttと比較して、この比較結果に基づいてクラッチ圧Pcの初期圧p1を補正する。
そして、タービン回転速度Nが目標回転速度N1に達した後のクラッチ圧制御は、タービン回転速度Nがエンジン回転速度Neと所定の回転速度差、目標スリップ量Stを維持するようにクラッチ圧Pcを制御する。
以下、タービン回転速度Nが目標回転速度N1に達した後に実施するニュートラル制御について詳しく説明する。
コントローラ7は、タービン回転速度Nが目標回転速度N1に達するとクラッチ圧Pcを予め設定された初期圧Piまで上昇させ、タービン回転速度Nが上昇し、タービン回転速度Nとエンジン回転速度Neとの差であるスリップ量Sが減少する。そしてクラッチ圧Pcはタービン回転速度Nとエンジン回転速度Neとの差であるスリップ量Sが目標スリップ量St(=エンジン回転速度−第2目標タービン回転速度)となるように制御され、具体的には目標スリップ量Stに対応する目標クラッチ圧Ptに収束するようにクラッチ圧Pcが制御される。クラッチ圧Pcは減衰しながら一定値に収束して行く。ここで、初期圧Piとクラッチ圧Pcが収束する圧力と差は一定と考えられ、初期圧Piを補正することでクラッチ圧Pcが収束する圧力を制御することができる。つまり、初期圧Piを増圧すればクラッチ圧Pcが収束する圧力も初期圧Piが増圧して分だけほぼ増圧する。そして、収束したクラッチ圧Pcが目標スリップ量Stとなる目標クラッチ圧Ptに一致すれば、目標スリップ量Stが達成されることになる。
そして従来は、ブレーキペダルが離された時に、その時点でのスリップ量Sを検出し、目標スリップ量Stとの偏差から、補正値λ1を設定し、コントローラ7のRAMに格納していた。補正値λ1を格納するRAMは、例えば図3に示すように自動変速機3の油温Toに応じて3つの領域に大別され、補正値λ1を設定した時点での自動変速機3の油温Toにより格納先が選定される。
しかしながら従来の制御では、補正値λ1の設定は、ブレーキぺダルが離された時(またはニュートラル制御開始条件が解除された時や車両走行要求があった時)に実施されており、ニュートラル制御開始条件が成立してタービン回転速度Nが目標回転速度N1に達してからブレーキペダルが離されるまでの間に自動変速機3の油温Toが上昇し、補正値λ1が格納される領域と、補正値λ1を読み込むタービン回転速度Nが目標回転速度N1に達した時の油温Toに対応する領域とが異なり、初期圧Piを補正するための補正値λ1が適正に読み込まれないことになる。つまり、ブレーキペダルが離された時の自動変速機3の油温は高温となり、補正値λ1は、この温度に対応した格納先(例えば、図3のRAM_A)に格納される。一方、タービン回転速度Nが目標回転速度N1に達して補正値λ1を読み込む時には、油温Toは低く、補正値λ1は図3のRAM_Bから読み込まれることになる。したがって、タービン回転速度Nが目標回転速度N1に達し、クラッチ圧Pcの初期圧Piを設定する時点で適正な補正値λ1をフィードバックすることができず、目標スリップ量Stとなる目標クラッチ圧Ptにクラッチ圧Pcを収束させることができない。
そこで本発明では、従来技術に対して補正値λ1を設定するタイミングを、ブレーキペダルが離される前のクラッチ油圧Pcを検出して、連続したクラッチ圧Pcの高圧側のピーク値と低圧側のピーク値との変動幅が所定の範囲内に収束した時点で実施するようにして、補正値λ1を設定する時期を前倒し、自動変速機3の油温Toの変化量を抑制し、適正な補正値λ1が初期圧Piにフィードバックされるようにした。
本発明の自動変速機3でのニュートラル制御の制御内容を図4のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS1で、ニュートラル制御開始条件が成立し、クラッチ圧Pcを低下してタービン回転速度Nが第1目標回転速度N1に達したかどうかを判定する。タービン回転速度Nが第1目標回転速度N1に達した場合にステップS2に進み、未達の場合にはタービン回転速度Nの判定を繰り返す。ステップS2では自動変速機3の油温Toを検出し、ステップS3では検出した油温ToからRAM内に格納された補正値λ1を読み込む。
ステップS4で、読み込んだ補正値λ1を初期圧Piに加算して、加算した値を新たに初期圧Piとし、クラッチ圧Pcを瞬時に初期圧Piとなるように制御する。続くステップS5では、クラッチ圧Pcを初期圧Piから目標スリップ量Stに対応する目標クラッチ圧Ptになるように増圧制御する。
クラッチ圧PcはステップS5の増圧制御で、減衰しながら一定圧に収束する。そこでステップS6でクラッチ圧Pcを検出し、ステップS7では検出したクラッチ圧Pcからクラッチ圧の変動圧ΔPが所定圧力範囲ΔPt内にあるかどうかを判定する。ここで変動圧とは、例えばクラッチ圧減衰時に連続するクラッチ圧Pcの高圧側のピーク圧と低圧側のピーク圧との差であり、変動するクラッチ圧Pcの振幅を意味する。クラッチ圧Pcの変動圧ΔPが所定圧力範囲より小さい場合にはステップS8に進み、それ以外ではステップS6に戻り、圧力判定を繰り返す。
ステップS8では、クラッチ圧の変動圧ΔPが所定圧力範囲ΔPt内にあると判定された時のタービン回転速度Nを検出し、ステップS9で、検出したタービン回転速度Nとエンジン回転速度Neの差と目標スリップ量Stから補正値λ1を設定する。補正値λ1の設定方法としては、例えば、タービン回転速度Nとエンジン回転速度Neに応じて予め設定した補正量を加減算する。つまり、例えばタービン回転速度Nが低く、タービン回転速度Nとエンジン回転速度Neと差が目標スリップ量Stより大きければ、補正値λ1を大きくし、初期圧Piを増圧し、初期圧Piの増圧にともなって目標クラッチ圧Ptが増圧するように補正する。初期圧Piを増圧することで、タービン回転速度Nを上昇させ、目標スリップ量Stに制御することができる。
そして補正値λ1設定時の自動変速機3の油温Toを検出して、検出した油温Toに基づいてコントローラ7のRAMに格納する。なお、ステップS8で、クラッチ圧Pcの変動圧ΔPが所定圧力範囲ΔPt内にあると判定された時のタービン回転速度Nを検出し、補正値λ1を設定し、格納したが、判定後一定時間経過後に補正値λ1を設定し、RAMに格納するようにしてもよい。
次に図5に示すタイミングチャートを用いて本発明のニュートラル制御を説明する。
ニュートラル制御開始条件が成立した時刻t1でクラッチ圧Pcを初期圧p1まで低下し、さらにその後一定変化率でクラッチ圧Pcを低減し、トルクコンバータのタービン回転速度が目標回転速度N1に達するまでクラッチ圧Pcを低下させる。
時刻t3でタービン回転速度Nが目標回転速度N1に達した時、クラッチ圧Pcを予め設定した補正値λ1を考慮した初期圧Piまで上昇させ、目標スリップ量Stとなるようにクラッチ圧Pcを制御する。クラッチ圧は目標スリップ量Stに対応する目標クラッチ圧Ptを挟んで上下に変動しながら収束するが、時刻t5で連続したクラッチ圧の最大圧と最小圧との差圧が所定圧力範囲ΔPtより小さくなった時に、初期圧Piを補正する補正値λ1の設定を行う。従来は、ブレーキペダルが離された時刻t4で補正値λ1の設定を行っており、時間(t4−t5)分、補正値λ1を考慮した初期圧の設定(時刻t3)から補正値λ1の設定までの時間を短縮できる。これによりクラッチ圧の収束時間の短縮とショックの防止が実現でき、補正値λ1を格納する領域が時刻t3と時刻t5で異なることを抑制することができる。
そして時刻t4でブレーキペダルがリリースされると自動変速機3のニュートラル制御が終了し、例えば、引き続き車両の発進時制御が開始される。
したがって本発明においては、タービン回転速度Nとエンジン回転速度Neとの差であるスリップ量Sを目標スリップ量Stに制御するため初期圧Piの補正値λ1を、自動変速機3のクラッチ圧Pcの変動圧が所定圧に達した時(時刻t5)に設定するようにしたので、クラッチ圧Pcの初期圧Pi設定時(時刻t3)の油温Toと補正値設定時の油温Toとの差が小さくなり、クラッチ初期圧Pi設定時に読み込まれる補正値λ1が格納領域の異なる誤った値を読み込む可能性を抑制できる。このため、クラッチ圧Pcを精度良く目標スリップ量Stを維持する第2目標回転速度N2に対応したクラッチ圧Ptとすることができる。
本発明の自動変速機の制御装置は、車両停止時のニュートラル制御に有用である。
本発明の駆動システムの概略を示す図である。 自動変速機の構成の一例を示す構成図である。 補正量が格納される領域の概念図である。 本発明の制御内容を説明するフローチャートである。 ニュートラル制御の制御内容を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 自動変速機
4 デフ
5 ドライブシャフト
6 駆動輪
7 コントローラ
8 エンジン回転速度センサ
9 シフトセンサ
10 ブレーキセンサ
11 油圧センサ
12 クラッチ回転速度センサ
13 タービン回転速度センサ
14 油温センサ
15 車速センサ
16 アクセルセンサ

Claims (5)

  1. トルクコンバータを介してエンジンに連結された自動変速機と、
    前記トルクコンバータのタービンの回転速度を検出するタービン回転速度検出手段と、
    前記自動変速機の油温を検出する油温検出手段と、
    前記エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、
    ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキ操作検出手段と、
    アクセルペダルの操作状態を検出するアクセル操作検出手段と、
    車両の停車状態を判定する停車状態判定手段と、
    前記車両の発進時に自動変速機の所定の変速要素を選択するクラッチ手段と、
    前記クラッチ手段に供給する油圧を制御する油圧制御手段と、
    前記自動変速機の発進用変速段と、停車用変速段とのいずれかを選択するシフト選択手段と、
    前記車両の停車状態が判定されたときに、エンジン回転速度が所定の回転速度以上で、かつ前記ブレーキペダルが制動状態で、アクセルペダルが解放状態で、発進用変速段が選択された所定条件が成立したときに、前記油圧制御手段の供給圧を低減してエンジンから自動変速機に伝達される出力を低下させてニュートラル状態とするニュートラル制御手段と、を備えた自動変速機の制御装置において、
    前記ニュートラル制御手段は、
    前記供給圧を検出する供給圧検出手段と、
    前記所定条件の成立時点で、前記タービン回転速度が予め設定した第1目標回転速度となるまで前記供給圧を低減する第1供給圧制御手段と、
    前記タービン回転速度が予め設定した第1目標回転速度に達した後、前記供給圧を初期圧まで上昇させ、その後前記タービン回転速度が第2目標回転速度となるように供給圧を制御する第2供給圧制御手段と、
    前記タービン回転速度と前記エンジン回転速度との差に基づいて、前記初期圧を補正する補正値を設定する補正値設定手段と、
    前記自動変速機の運転状態に応じて前記補正値を格納する複数の領域を設定した記憶手段と、
    前記補正値設定時点での前記運転状態に基づき、前記補正値を前記記憶手段の所定領域に格納する格納手段とを備え、
    前記補正値設定手段は、前記供給圧検出手段が検出した供給圧に基づき、前記供給圧の連続した高圧側ピーク圧と低圧側ピーク圧との差が所定圧より小さい場合に前記補正値を設定することを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 前記タービン回転速度が前記第1目標回転速度に達した時の自動変速機の運転状態に応じて前記記憶手段から補正値を読み込むことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置。
  3. 前記自動変速機の運転状態は、自動変速機の油温を指標とすることを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機の変速制御装置。
  4. 前記補正値は、前記タービン回転速度と前記エンジン回転速度との差が所定値より大きい場合には、前記初期圧を増圧補正することを特徴とすること特徴とする請求項1に記載の自動変速機の変速制御装置。
  5. 前記所定値は、目標スリップ量であることを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の変速制御装置。
JP2004100960A 2004-03-30 2004-03-30 自動変速機の制御装置 Expired - Fee Related JP4001874B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100960A JP4001874B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 自動変速機の制御装置
US11/085,011 US7225071B2 (en) 2004-03-30 2005-03-21 Vehicle transmission control system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100960A JP4001874B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 自動変速機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005282798A true JP2005282798A (ja) 2005-10-13
JP4001874B2 JP4001874B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=35055444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004100960A Expired - Fee Related JP4001874B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 自動変速機の制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7225071B2 (ja)
JP (1) JP4001874B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009116319A1 (ja) * 2008-03-21 2009-09-24 ジヤトコ株式会社 無段変速機の制御装置
WO2010024065A1 (ja) * 2008-08-29 2010-03-04 アイシン・エィ・ダブリュ 株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法
KR102017032B1 (ko) * 2018-09-20 2019-09-02 현대 파워텍 주식회사 차량의 구동 제어 방법 및 장치

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009930A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機のニュートラル制御装置
JP2007170524A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Toyota Motor Corp 自動変速機のライン圧制御装置
US8032287B2 (en) * 2007-03-06 2011-10-04 Nissan Motor Co., Ltd. Control apparatus of driving system for vehicle
JP4420060B2 (ja) * 2007-04-26 2010-02-24 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の制御装置
JP5131441B2 (ja) * 2007-08-31 2013-01-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法
JP5377352B2 (ja) * 2010-02-05 2013-12-25 トヨタ自動車株式会社 車両用動力伝達装置の発進制御装置
DE102010014383A1 (de) * 2010-04-06 2011-10-06 Getrag Getriebe- Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg Korrekturverfahren für eine Kupplungsaktuatorkennlinie
US10337609B2 (en) 2016-10-10 2019-07-02 GM Global Technology Operations LLC Clutch control in a continuously variable transmission
US9989146B1 (en) 2017-04-05 2018-06-05 GM Global Technology Operations LLC Adaptive clutch slip learning for critical capacity clutch fusing in a continuously variable transmission

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4427359C2 (de) * 1993-08-04 1998-06-04 Mitsubishi Motors Corp Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung des Einrückzustands einer Überbrückungskupplung
JPH1038067A (ja) * 1996-07-18 1998-02-13 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP4529335B2 (ja) 2001-08-31 2010-08-25 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車輌の制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009116319A1 (ja) * 2008-03-21 2009-09-24 ジヤトコ株式会社 無段変速機の制御装置
JP5096559B2 (ja) * 2008-03-21 2012-12-12 ジヤトコ株式会社 無段変速機の制御装置
WO2010024065A1 (ja) * 2008-08-29 2010-03-04 アイシン・エィ・ダブリュ 株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法
JP2010054022A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の制御装置及び自動変速機の制御方法
US8226532B2 (en) 2008-08-29 2012-07-24 Aisin Aw Co., Ltd. Control apparatus for automatic transmission, and control method for automatic transmission
KR102017032B1 (ko) * 2018-09-20 2019-09-02 현대 파워텍 주식회사 차량의 구동 제어 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US20050222734A1 (en) 2005-10-06
US7225071B2 (en) 2007-05-29
JP4001874B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7225071B2 (en) Vehicle transmission control system
US7641031B2 (en) Control apparatus for vehicle
JP5434889B2 (ja) 変速装置およびその制御方法
JP6268197B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP2006342837A (ja) ベルト式無段変速機を備えた車両の制御装置
US7108633B2 (en) Control apparatus for automatic transmission
JP2005257067A (ja) ベルト式無段変速機の制御装置
JP2011190894A (ja) 自動変速機の制御装置
JP5429361B2 (ja) 無段変速機の制御装置
US20090319140A1 (en) Gear shift control apparatus and method for automatic transmission
US7226386B2 (en) Vehicle transmission control system
JP5103833B2 (ja) 車両の制御装置、制御方法、その制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体
JP2010043676A (ja) 無段変速機および無段変速機の制御方法
JP6288043B2 (ja) ロックアップクラッチの制御装置
EP2833029A1 (en) Automatic transmission and method for controlling same
JP3635394B2 (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP5306267B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2009216203A (ja) 車両の発進制御装置
JP5096559B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP5310047B2 (ja) Vベルト式無段変速機のベルトスリップ状態判定装置
JP2006226361A (ja) 自動変速機の液圧制御装置
JP2020200869A (ja) 自動変速機制御装置
JP2009191957A (ja) 車両の制御装置および制御方法
JP2010249207A (ja) 係合要素制御装置
JP2004301340A (ja) 自動変速機の変速過渡制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4001874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140824

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees