JP2005282136A - 遮音壁の構造 - Google Patents

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洋平 矢田
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Abstract

【課題】コインシデンス効果による遮音性能の低下を緩和して、遮音性能を向上することができる遮音壁の構造を提供する。
【解決手段】制振材5が、面材3を固定している下地間柱2と接触するように設けられている。その場合は、制振材5は、下地間柱2と面材3との接合面以外の部分に設けられ、下地間柱2と面材3との接合面に不存在であるのもよい。また、制振材5が、下地間柱2と面材3との接合面間に介設されて、面材3と下地間柱3の両方に接触するように設けられているのもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遮音壁の構造に関する。
例えば、住宅の間仕切り壁等に使用される一般的な遮音壁構造では、図3(イ)に示すように、石膏ボード等の面材51,51を固定する下地間柱52…を千鳥状に配置したり、面材51,51間の中空層に吸音材53を設置したりすることによって、遮音性能を確保することが行われている。
しかしながら、上記の遮音壁における面材51,51の特徴として、コインシデンス効果と呼ばれる、板の屈曲振動に伴う遮音性能の低下を必ず生じ、特に、面材51,51が石膏ボードである場合には、1000〜4000Hzの中高音域のヒトが最も敏感な周波数で、図3(ロ)に示すように、遮音性能が大きく低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、コインシデンス効果による遮音性能の低下を緩和して、遮音性能を向上することができる遮音壁の構造を提供することを課題とする。
上記の課題において、本発明者は、調査のための実験を行った結果、コインシデンス効果による遮音性能の低下が、面材のなかでも、特に、下地間柱に固定されている部分において顕著であることを突き止めるに至った。
そこで、コインシデンス効果による遮音性能の低下を、下地間柱の数を減らすことで緩和することも考えたが、それでは、壁としての強度を確保できず、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和していくことは難しい。
本発明は、上記のような解明と、解明に基づく思索の積み重ねの結果、産み出されたもので、制振材が、面材を固定している下地間柱と接触するように設けられていることを特徴とする遮音壁の構造をその内容としている。
この構造では、制振材によって下地間柱が制振され、その結果、面材において、下地間柱に固定されている部分で顕著であったコインシデンス効果による遮音性能の低下を、効果的に緩和することができる。しかも、制振材を用いて緩和するものであるから、下地間柱の数を減らす必要がなく、しっかりとした強度の遮音壁を実現することができる。
上記の構造において、制振材が、下地間柱と面材との接合面以外の部分に設けられ、下地間柱と面材との接合面に不存在である場合は、制振材で下地間柱を制振して、コインシデンス効果による遮音性能の低下を有効的に緩和することができる。特に、下地間柱が鋼材等の金属製のものである場合には、制振材が下地間柱と面材との接合面以外の部分に設けられていて、接合面部に不存在であっても、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和することができる。しかも、制振材が下地間柱と面材との接合面に不存在にすることで、遮音壁の壁厚を増加することなく、それを実現できるようにする手段を講じることも可能となる。
また、上記の構造において、制振材が、下地間柱と面材との接合面間に介設されて、面材と下地間柱の両方に接触するように設けられている場合は、下地間柱と面材との接合部において面材も制振することができ、遮音壁の壁厚を増加することなく、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和することができる。特に、この構造において、制振材が面材に対して下地間柱との接合部分にのみ設けられている場合には、少ない制振材で、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、壁の強度を充分に確保することができながら、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和することができて、遮音性能を向上することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1(イ)に示す第1実施形態の遮音壁1は、住宅の間仕切り壁についてのもので、2…は木製の下地間柱、3,3は石膏ボード等の面材、4は吸音材であり、各下地間柱2は、千鳥状に配置されていて、一方の面材のみがビス等で固定され、もう一方の面材から離間した構造となっている。そして、本実施形態では、下地間柱2と、該下地間柱2に固定接合されている面材3との間に、ゴム等からなる制振材5が介設され、該制振材5が面材3と下地間柱2の両方に接触するように設けられている。
この遮音壁1の構造では、制振材5によって下地間柱2と面材3との両方が制振され、面材3において、下地間柱2に固定されている部分で顕著であったコインシデンス効果による遮音性能の低下を、効果的に緩和することができる。しかも、制振材5を用いて緩和するものであるから、下地間柱2…の数を減らす必要がなく、しっかりとした強度の遮音壁1を実現することができる。特に、図示するように、制振材5が面材3に対して下地間柱2との接合部分にのみ設けられている場合には、面材3の背面の広い範囲に制振材を設ける場合に比べて、少ない制振材で、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和することができる。
図1(ロ)に示す第2実施形態の遮音壁1の構造は、下地間柱2…が鉄骨、軽鉄スタッドなどの金属からなる場合のもので、角筒状をしており、その外周面の全部に、ゴム、制振塗料等の制振材5が接触状態に設けられている。この遮音壁1の構造では、制振材5が面材3にも接触することで面材3も制振することができるのみならず、下地間柱2も効果的に制振することができ、遮音壁1の強度を充分に確保することができながら、コインシデンス効果による遮音性能の低下を効果的に緩和することができる。
図1(ハ)に示す第3実施形態の遮音壁1の構造は、下地間柱2…が同じく鉄骨、軽鉄スタッドなどの金属からなっており、ゴム、制振塗料等の制振材5が、下地間柱2と面材3との接合部分とは反対の側の面部に接触状態に設けられ、下地間柱2と面材3との接合部分には、制振材は不存在となっている。この遮音壁1の構造では、制振材5で下地間柱2が制振されることで、コインシデンス効果による遮音性能の低下を有効的に緩和することができる。
図2(ニ)に示す第4実施形態の遮音壁1の構造は、下地間柱2…が同じく鉄骨、軽鉄スタッドなどの金属からなっており、ゴム、制振塗料等の制振材5が、下地間柱2の内周部に接触状態に設けられ、下地間柱2と面材3との接合部分には、制振材は不存在となっている。
また、図2(ホ)に示す第5実施形態の遮音壁1の構造は、下地間柱2…が同じく鉄骨、軽鉄スタッドなどの金属からなるが、リップ付きの溝形形状をしており、ゴム、制振塗料等の制振材5が、下地間柱2の内周部に接触状態に設けられ、下地間柱2と面材3との接合部分には、制振材は不存在となっている。
更に、図2(ヘ)(ト)に示す第6、第7実施形態の遮音壁1の構造は、下地間柱2…が同じく鉄骨、軽鉄スタッドなどの金属からなり、ウレタンなどからなる制振材5が、下地間柱2の内部に接触状態に充填され、下地間柱2と面材3との接合部分には、制振材は不存在となっている。
これら、第4〜第7実施形態では、制振材5で下地間柱2を制振して、コインシデンス効果による遮音性能の低下を有効的に緩和することができ、しかも、制振材5が下地間柱2と面材3との接合面に不存在であることとの関連で、遮音壁1の壁厚を増加することなく、遮音性能の向上を実現ことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、下地間柱2…が千鳥状配置の場合を示したが、共通間柱などであってもよいし、面材3,3間の中空層への吸音材4の設置も省略されていてもよい。また、面材3,3は石膏ボードに限らず、各種ボード類が用いられていてもよい。また、一方の面側にのみコインシデンス効果が問題となるような面材が備えられた遮音壁に適用することも可能である。
図(イ)〜図(ハ)はそれぞれ、第1〜第3実施形態の遮音壁の構造を示す断面平面図である。 図(ニ)〜図(ト)はそれぞれ、第4〜第7実施形態の遮音壁の構造を示す断面平面図である。 従来例を示すもので、図(イ)は遮音壁の構造を示す平面断面図、図(ロ)は周波数と遮音性能との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1…遮音壁
2…下地間柱
3…面材
5…制振材

Claims (3)

  1. 制振材が、面材を固定している下地間柱と接触するように設けられていることを特徴とする遮音壁の構造。
  2. 前記制振材が、下地間柱と面材との接合面以外の部分に設けられ、下地間柱と面材との接合面に不存在である請求項1に記載の遮音壁の構造。
  3. 前記制振材が、下地間柱と面材との接合面間に介設されて、面材と下地間柱の両方に接触するように設けられている請求項1又は2に記載の遮音壁の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010156099A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Asahi Kasei Homes Co 遮音内装構造

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