JP2005282064A - 制限解除システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 設定された期限内では何度でも同じ期限付きパスワードを利用して制限の解除を行うことが可能な制限解除システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 制限解除システムは、パスワードを記憶するための記憶部(110)と、パスワードを送信するための送信部(140)とを有する解除キー(100、101)と、解除キーの送信部からパスワードを受信するための受信部(340、390)と、パスワードの期限を定める期限データを記憶するための記憶部(320)と、期限内にパスワードを受信した場合に制限を解除するための解除信号を発生する制御部(310)とを有する解除装置(300,301)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制限解除システムに関し、詳しくは少なくとも解除キー及び解除キーによって制限を解除する解除装置から構成される制限解除システムに関する。
ユーザが、解除キーを車両のドアキー・シリンダに挿入ことによって車両のドアの開錠/施錠を行う方法や、ユーザが無線装置を携帯して車両に接近し、所定のパスワードを無線で送信することで車両のドアの開錠/施錠を行うキーレス・エントリーシステムが知られている。
しかしながら、解除キーを複製したり、ユーザが有する無線装置と車両との間の交信を傍受してパスワードを解析したりして、車両のドアの開錠が行われる可能性がある。そこで、無線装置から電波が発せられる毎にカウントアップされるローリングコードを通常のパスワードに付加し、パスワードの比較に加えて、前回のローリングコードと比較して所定値以内の変化である場合に、開錠を行うシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、無線装置のコード発信ボタンを誤って押してしまう場合や、無線状況が悪いことから多数回コード発信ボタンを押してしまうことがあった。ローリングコードは、無線装置から電波が発せられる毎にカウントアップされることから、このように多数回、発信ボタンが押されると、カウントアップが進すんでしまい、正規の場合でありながら開錠がなされなくなる可能性があった。
特開平11−336394号公報
そこで、本発明は、設定された期限内では何度でも同じ期限付きパスワードを利用して制限の解除を行うことが可能な制限解除システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、期限付きパスワードの期限をユーザが設定することが可能な制限解除システムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、期限付きパスワードの期限が途過された場合でも、制限を解除することが可能な制限解除システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る制限解除システムは、
パスワードを記憶するための記憶部と、パスワードを送信するための送信部とを有する解除キーと、
解除キーの送信部からパスワードを受信するための受信部と、パスワードの期限を定める期限データを記憶するための記憶部と、期限内にパスワードを受信した場合に制限を解除するための解除信号を発生する制御部とを有する解除装置と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、パスワードを解除キーに送信するための送信部と、送信部からパスワードを解除キーに送信する制御部とを有するサーバを、さらに有することが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制限解除システムは、
第1パスワード及び第2パスワードを記憶するための記憶部と、第1及び第2パスワードを送信するための送信部とを有する解除キーと、
解除キーの送信部から第1及び第2パスワードを受信するための受信部と、制限解除を行うことができる解除キーが有する予め定められたパスワード、期限付きパスワード及び期限付きパスワードの期限を定める期限データを記憶するための記憶部と、解除キーから受信した第1パスワードと記憶部に記憶されている予め定められたパスワードが一致し且つ解除キーから受信した第2パスワードと記憶部に記憶されている期限付きパスワードとが不一致の場合、又は解除キーから受信した第1パスワードと記憶部に記憶されている予め定められたパスワードが一致し、解除キーから受信した第2パスワードと記憶部に記憶されている期限付きパスワードとが一致し且つ第2パスワードが期限データが定める期限内に受信された場合に、制限を解除するための解除信号を発生する制御部とを有する解除装置と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、ランダムにパスワードを作成するパスワード作成部と、作成されたパスワードを第2パスワードとして解除キーに送信する送信部とを有するサーバ、をさらに有することが好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る制限解除システムは、
第1パスワード、第2パスワード及び第2パスワードの期限を定める第1期限データを記憶するための記憶部と、第1パスワード、第2パスワード及び第1期限データを送信するための送信部とを有する解除キーと、
解除キーの送信部から第1パスワード、第2パスワード及び第1期限データを受信するための受信部と、制限解除を行うことができる解除キーが有する予め定められたパスワード、期限付きパスワード及び期限付きパスワードの期限を定める第2期限データを記憶するための記憶部と、解除キーから受信した第1パスワードと記憶部に記憶されている予め定められたパスワードが一致し且つ解除キーから受信した第2パスワードと記憶部に記憶されている期限付きパスワードとが不一致の場合、又は解除キーから受信した第1パスワードと記憶部に記憶されている予め定められたパスワードが一致し、解除キーから受信した第2パスワードと記憶部に記憶されている期限付きパスワードとが一致し且つ第2パスワードが第2期限データが定める期限内に受信された場合に制限を解除するための解除信号を発生し、解除キーから受信した第2パスワードと記憶部に記憶されている期限付きパスワードとが不一致の場合に、期限付きパスワードを解除キーから受信した第2パスワードへ更新し且つ第2期限データを解除キーから受信した第1期限データへ更新する制御部とを有する解除装置と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、ランダムにパスワードを作成するパスワード作成部と、作成されたパスワードの期限を定める期限データを設定する設定部と、期限データ及び作成されたパスワードを第2パスワードとして解除キーに送信する送信部とを有するサーバ、をさらに有することが好ましい。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、解除キーと解除装置は、物理的に接続することによって送受信を行うことが好ましい。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、制御解除キーと制限解除装置は、無線によって送受信を行うことが好ましい。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、解除キーはエマージェンシーパルスを発生させるためのエマージェンシーパルス発生機能を有し、解除装置の制御部は、エマージェンシーパルスを受信した場合には、期限外であっても、制限解除信号を発生することが好ましい。
さらに、本発明に係る制限解除システムは、制限解除信号は、車両のドアの開錠又は車両のイグニッションキーの機能制限の解除を行うことが好ましい。
本発明によれば、キーに期限付きパスワードを記憶させ、期限付きパスワードを解除装置と解除キーとで共有させることによって、解除キーの盗難及び/又は複製に対応した完全性の高いセキーュリテー・システムである制限解除システムを提供することが可能となった。
また、本発明によれば、解除キーに期限付きパスワードを記憶させ、期限付きパスワードを解除装置、解除キー及びサーバとで共有させることによって、解除キーの盗難及び/又は複製に対応した完全性の高いセキーュリテー・システムである制限解除システムを提供することが可能となった。
さらに、本発明によれば、解除キーに期限付きパスワードを記憶させ、期限付きパスワードを解除装置と解除キーとで共有させることによって、時間認証を可能とし、認証されていない解除キーの継続使用を不可とする制限解除システムを提供することが可能となった。
さらに、本発明によれば、解除キー単独で所定の信号を発生させる事を可能とし、期限付きパスワードの期限が途過した場合でも、制限を解除することが可能な制限解除システムを提供することが可能となった。
以下図面を参照して、本発明に係る制限解除システムについて説明する。説明では、便宜、車両のドアの開錠/施錠及びイグニッションキーの機能制限の解除を例にとって説明するが、本システムはこれに限られることなく、様々な機器の制限解除に利用することができる。
図1に本発明の第1の実施形態に係わる制限解除システムを示す。制限解除システムは、解除キー100、ホームサーバ200、車載器300等から構成される。
解除キー100は、制御部110、記憶部120、操作部130、送信部140、受信部150及びコネクタ170等から構成されている。
制御部110は、CPU、RAM、ROM等から構成され、予め記憶されたプログラムに従って、コネクタ170を介してのパスワードの送受信や記憶を制御する。記憶部120は、メモリカード、小型ハードディスク等の記憶媒体から構成され、後述する認証用データのための記憶領域と音楽データや映像データ等の一般データのための記憶領域を有することが好ましい。操作部130は、後述するパスワードやエマージェンシーパルス等を発信するためにユーザが押圧するボタン等から構成される。送信部140及び受信部150は、コネクタ170がホームサーバ200のキーホルダ・シリンダコネクタ270、車載器300のドアキー・シリンダコネクタ370、及び車載器300のイグニッションキー・シリンダコネクタ380に挿入されて結合された際、各コネクタと物理的に接続してデータの送受信を行う。
また、制御部110、記憶部120、操作部130、送信部140及び受信部150は容器内に樹脂等で密閉固着されており、容易に分解されない構成となっている。
ホームサーバ200は、制御部210、記憶部220、操作部230、表示部240、キーホルダ・シリンダコネクタ270及びコネクタセンサ272等から構成されている。
制御部210は、CPU、RAM、ROM等から構成され、予め記憶されたプログラムに従って、パスワード及び/又は期限データの作成や、解除キー100との間でのパスワード及び/又は期限データの送受信や記憶を制御するものである。記憶部220は、ハードディスク等の記憶媒体から構成される。操作部230は、キーボード及びマウス等から構成され、表示部240は、ディスプレイ等から構成される。キーホルダ・シリンダコネクタ270は、解除キー100がキーホルダ内に挿入された際にコネクタ170と物理的に接続してデータの送受信を行うための接続機器である。コネクタセンサ272は解除キー100がキーホルダ内に挿入されたことを検知するためのセンサである。
車載器300は、キー制御ECU(電子制御装置)310、記憶部320、操作部330、車両のドアキー・シリンダに取り付けられたドアキー・シリンダコネクタ340及びドアキー・シリンダセンサ342、車両のイグニッションキー・シリンダに取り付けられたイグニッションキー・コネクタ350及びイグニッションキー・シリンダセンサ352等から構成されている。
キー制御ECU310は、さらに、車両に配置されているドアロックモータ400、エンジン制御ECU410及びセルモータ420等と接続されている。また、キー制御ECU310は、CPU、RAM、ROM等から構成され、予め記憶されたプログラムに従って、解除キー100との間で認証を行い、ドアロックモータ400、エンジン制御ECU410及びセルモータ420等に所定の信号を送信するように制御する。これらの信号(制限解除信号)に従って、車両のドアの開錠/施錠や、車両の電源ONやエンジンの始動等のイグニッションキーが有する機能が実行される。
記憶部320は、各種メモリ、メモリカード、小型ハードディスク等の記憶媒体から構成される。操作部330は、所定のボタン列及び/又はキーボード等から構成される。ドアキー・シリンダコネクタ340及びイグニッションキー・コネクタ350は、解除キー100がドアキー・シリンダ及びイグニッションキー・シリンダ内に挿入された際にコネクタ170と物理的に接続してデータの送受信を行うための接続機器である。ドアキー・シリンダセンサ342及びイグニシッションキー・シリンダセンサ352はシリンダに解除キー100のコネクタ170が挿入されたことを検知するためのセンサである。
以下、図1に示した制限解除システムの第1に動作について図2及び3を用いて説明する。本例では、解除キー100及び車載器300は、予め定められたパスワード(例えば、16ビットの数字列)を通常のパスワードとして(解除キー100は、第1パスワードとして)共有しているものとする。解除キー100は、ホームサーバ200から提供された第2パスワードを記憶することができ、車載器300は、解除キー100から第1及び第2パスワードの受信し、それらによって認証を行って、ドアの開錠/施錠動作(イグニッションキーの機能制限の解除)を行う。
図2のフローを用いて、解除キー100とホームサーバ200との間のパスワード設定処理について説明する。
車両のユーザは、自宅等に配置されているホームサーバ200の電源をONし(S201)、車両の解除キー100をホームサーバ200のキーホルダに挿入する(S210)。
ホームサーバ200の制御部210は、コネクタセンサ272によって、解除キー100がホームサーバ200のキーホルダに挿入されたか否かを判断する(S202)。
解除キー100がホームサーバ200のキーホルダのシリンダに挿入されると、解除キー100のコネクタ170とキーホルダ・シリンダコネクタ270が物理的に接続し、相互にデータの送受信が行えるようになる。
その後、制御部210は、日付、日時データ等を利用し、ランダム係数発生手段等を用いて、例えばランダムに作成された例えば、16ビットの数字列からなるパスワードを作成する(S203)。即ち、本例では、制御部210が、パスワード作成手段を兼用しているが、制御部210とは別にパスワード作成部を設けても良い。
さらに、制御部210は、作成されたパスワードを、コネクタを介して解除キー100へ送信し(S204)、ホームサーバ200側の処理を終了する(S205)。
解除キー100の制御部110は、パスワードをホームサーバ200から、コネクタ170及び受信部150を介して受信する(S211)。その後、制御部110は、今回受信したパスワードを第2パスワードとして記憶部120の認証領域に記憶して(S212)、一連の処理を終了する(S213)。
図2に示す処理によって、解除キー100の記憶部120の認証領域には、車載器300と共有されている第1パスワードとホームサーバ200から今回受信した第2パスワードが記憶されていることとなる。
次に、図3のフローを用いて、図2のフローに対応した解除キー100と車載器300との間の制限解除処理について説明する。
車載器300の記憶部320には、前述したように解除キー100と共有されている予め定められたパスワード(この場合、第1パスワードと同一のパスワード)、期限付きパスワード、予め定められた期限データ(例えば12時間)、及び期限付きパスワードが更新された最新の日時データ(後述するS310参照)が記憶されているものとする(S301)。期限付きパスワードは、以前、解除キー100がホームサーバ200で新たな第2のパスワードを記憶してから初めて車載器300に使用された際に、後述するS309で更新された期限付きパスワードに対応する。
車両のユーザは、図2のフローに従って第2パスワードが記憶された解除キー100を、施錠された車両のドアキー・シリンダに挿入する(S320)。解除キー100が車両のドアキー・シリンダに挿入されると、解除キー100のコネクタ170とドアキー・シリンダコネクタ340が物理的に接続して相互にデータの送受信が可能となる。
車載器300のキー制御ECU310は、ドアキー・シリンダセンサ342によって、解除キー100がドアキー・シリンダに挿入されたか否かを判断する(S302)。
キー制御ECU310は、解除キー100がドアキー・シリンダに挿入されると、パスワード要求信号をドアキー・シリンダコネクタ340を介して送信する(S303)。
解除キー100の制御部110は、パスワード要求信号を受信すると(S321)、記憶部120の認証領域に記憶されている第1及び第2パスワードを送信部140及びコネクタ170を用いて車載器300側に送信する(S322)。これによって、解除キー100側の一連の処理は終了する(S323)。
車載器300のキー制御ECU310は、第1及び第2パスワードを受信すると(S304)、記憶部320に記憶されている予め定められたパスワードと、解除キー100から受信した第1パスワードとが一致するか否かを判断する(S305)。一致しない場合には、一連の処理を終了する(S311)。即ち、この場合、車両の開錠は行われない。
第1パスワードが一致した場合、次に記憶部320に記憶されている期限付きパスワードと、解除キー100から今回受信した第2パスワードが一致するか否かを判断する(S306)。
第2パスワードが一致した場合、次に、期限内の使用か否かが判断される(S307)。期限内の使用か否かは、前回第2パスワードが更新された日時(S310参照)から現在の日時までの時間が、前述した記憶部320に記憶されている期限データの期限以内か否かを判断することによって行われる。第2パスワードと期限付きパスワードとが一致した場合とは、即ち、解除キーがホームサーバ200で新たな第2パスワードを記憶せずに、同じ第2パスワードを有したまま、再度、車両のドアに挿入されたということである。
期限内の場合、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S308)、一連の動作が終了する(S311)。即ち、同じ第2パスワードを有した解除キーの2回目以降の利用であっても、期限データが示す期限内は、再利用を認めることとなる。
S308で期限外と判断された場合、一連の処理を終了する(S311)。即ち、この場合、車両の開錠は行われない。同じ第2パスワードを有した解除キーは、期限データが示す期限外は、再利用を認めないようにしたものである。このように、記憶部320に記憶される期限データが示す期限(例えば、12時間)を超えると、同じ第2パスワードを有する解除キー100を利用することができなくなる。
S306で第2パスワードが一致しない場合、期限付きパスワードの更新が行われる(S309)。即ち、今回受信した第2パスワードが期限付きパスワードとして記憶部320に記憶される。さらに、更新した日時データが記憶部320に記憶される(S310)。次に、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S308)、一連の動作が終了する(S311)。S306で第2パスワードが一致しない場合とは、即ち、解除キー100がホームサーバ200で新たな第2パスワードを記憶したということである。
図2及び3に示す処理では、ユーザは車両を使用後、自宅に帰宅すれば、解除キー100には自宅に配置されるホームサーバ200から新たな第2パスワードが記憶される。したがって、第1に、解除キー100が前回記憶した第2パスワードと異なる第2パスワードを記憶していた場合、正当な解除キー100の使用と判断して制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御される。
しかしながら、ユーザは解除キーの1回の使用毎に自宅に帰宅するとは限らない。したがって、第2に、予め定められた期限内(上記例では、期限データが示す12時間以内)での再利用の場合は、同じ解除キー100で制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御される。即ち、ホームサーバ200で新たな第2パスワードを記憶後、はじめて解除キー100をドアキー・シリンダに挿入してから、予め定められた期限内では何度でも使用することができる。
なお、上記図2及び3の処理では、ドアの開錠を例にして説明したが、上記処理はそのまま、イグニッションキー・シリンダコネクタ350及びイグニッションキー・センサ352を利用して、イグニッションキーの機能制限の解除についても利用することができる。即ち、第1に解除キー100が前回記憶した第2パスワードと異なる第2パスワードを記憶していた場合、及び第2に予め定められた期限内の再利用である場合のみに、同じ第2パスワードを有する解除キー100でイグニッションキーの機能(スターター信号の出力、イグニッション解除キーの回転)を実行できるようにすることができる。
次に、図1に示した制限解除システムの第2に動作について図4及び5を用いて説明する。図2及び3を用いて説明した動作との違いは、本例では期限データをユーザが書き換えることができるように構成した点である。本例では、解除キー100及び車載器300は、予め定められたパスワード(16ビットの数字列)を通常のパスワードとして(解除キー100では第1パスワードとして)共有しているものとする。解除キー100は、ホームサーバ200から提供された第2パスワード及び第1期限データを記憶することができ、車載器300は、解除キー100から第1、第2パスワード及び第1期限データの受信し、それらを用いて認証を行って、ドアの開錠/施錠動作(イグニッションキーの機能制限の解除)を行う。
図4のフローを用いて、解除キー100とホームサーバ200との間の他のパスワード設定処理について説明する。
車両のユーザは、自宅等に配置されているホームサーバ200の電源をONし(S401)、車両の解除キー100をホームサーバ200の解除キーホルダに挿入する(S410)。
ホームサーバ200の制御部210は、コネクタセンサ272によって、解除キー100がホームサーバ200のキーホルダに挿入されたか否かを判断する(S402)。
解除キー100がホームサーバ200のキーホルダのシリンダに挿入されると、解除キー100のコネクタ170とキーホルダ・シリンダコネクタ270が物理的に接続し、相互にデータの送受信が行えるようになる。
次に、制御部210は、ユーザが設定した期限データを取得する(S403)。期限データは制御部210の指示に応じて操作部230から入力されて、制御部210によって設定される。期限データは、解除キー100の利用期限を決定するためのデータである。例えば、これから2泊3日で旅行に出発する際には、期限データを3日分の72時間に設定する。
その後、制御部210は、日付、日時データ等を利用し、ランダム係数発生手段等を用いて、例えばランダムに作成された16ビットの数字列からなるパスワードを作成する(S404)。即ち、本例では、制御部210が、パスワード作成手段を兼用しているが、制御部210とは別にパスワード作成部を設けても良い。
さらに、制御部210は、作成されたパスワード及び期限データを、コネクタを介して解除キー100へ送信し(S405)、ホームサーバ200側の処理を終了する(S406)。なお、期限データ及びパスワードをまとめて1つのデータとすることも可能である。
解除キー100の制御部110は、パスワード及び期限データをホームサーバ200から、コネクタ170及び受信部150を介して受信する(S411)。その後、制御部110は、今回受信したパスワードを第2パスワードとして及び今回受信した期限データを第1期限データとして記憶部120の認証領域に記憶して(S412)、一連の処理を終了する(S413)。
図4に示す処理によって、解除キー100の記憶部120の認証領域には、車載器300と共有されている第1パスワードと、ホームサーバ200から今回受信した第2パスワード及び第1期限データが記憶されていることとなる。
次に、図5のフローを用いて、図4のフローに対応した解除キー100と車載器300との間の制限解除処理について説明する。
車載器300の記憶部320には、前述したように予め解除キー100と共有されている予め定めたパスワード(この場合、第1パスワードと同一のパスワード)、期限付きパスワード、期限付きパスワードの期限を定める第2期限データ、及び期限付きパスワードが更新された最新の日時データ(後述するS510参照)が記憶されているものとする(S501)。期限付きパスワード及び第2期限データは、以前、解除キー100がホームサーバ200で新たな第2のパスワードを記憶してから初めて車載器300に使用された際に、後述するS509で更新された期限付きパスワード及び第2期限データに対応する。
車両のユーザは、図4のフローに従って第2パスワード及び第1期限データが記憶された解除キー100を、施錠された車両のドアキー・シリンダに挿入する(S520)。解除キー100が車両のドアキー・シリンダに挿入されると、解除キー100のコネクタ170とドアキー・シリンダコネクタ340が物理的に接続して相互にデータの送受信が可能となる。
車載器300のキー制御ECU310は、ドアキー・シリンダセンサ342によって、解除キー100ドアキー・シリンダに挿入されたか否かを判断する(S502)。
キー制御ECU310は、解除キー100がドアキー・シリンダに挿入されると、パスワード要求信号をドアキー・シリンダコネクタ340を介して送信する(S503)。
解除キー100の制御部110は、パスワード要求信号を受信すると(S521)、記憶部120の認証領域に記憶されている第1パスワード、第2パスワード及び第1期限データを送信部140及びコネクタ170を用いて車載器300側に送信する(S522)。これによって、解除キー100側の一連の処理は終了する(S523)。
車載器300のキー制御ECU310は、第1パスワード、第2パスワード及び第1期限データを受信すると(S504)、記憶部320に記憶されている予め定められたパスワードと、解除キー100から受信した第1パスワードとが一致するか否かを判断する(S505)。一致しない場合には、一連の処理を終了する(S511)。この場合、車両の開錠は行われない。
第1パスワードが一致した場合、次に記憶部320に記憶されている期限付きパスワードと、解除キー100から今回受信した第2パスワードが一致するか否かを判断する(S506)。
第2パスワードが一致した場合、次に、期限内の使用か否かが判断される(S507)。期限内の使用か否かは、前回第2パスワードが更新された日時(S510参照)から現在の日時までの時間が、前述した記憶部320に記憶されている第2期限データの期限以内か否かを判断することによって行われる。第2パスワードと期限付きパスワードが一致した場合とは、即ち、解除キーがホームサーバ200で新たな第2パスワードを記憶せずに、同じ第2パスワードを有したまま、再度、車両のドアに挿入されたということである。
期限内の場合、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S508)、一連の動作が終了する(S511)。即ち、同じ第2パスワードを有した解除キーの2回目以降の利用であっても、第2期限データが示す期限内は、再利用を認めることとなる。
S506で第2パスワードが一致しない場合、期限データ及び期限付きパスワードの更新が行われる(S509)。即ち、今回受信した第2パスワードが期限付きパスワードとして記憶部320に記憶され、今回受信した第1期限データが第2期限データとして記憶部320に記憶される。さらに、更新した日時データが記憶部320に記憶される(S510)。次に、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S508)、一連の動作が終了する(S511)。S506で第2パスワードが一致しない場合とは、即ち、解除キー100がホームサーバ200で新たな第2パスワードを記憶したということである。
図4及び5に示す処理では、ユーザは車両を使用後、自宅に帰宅すれば、解除キー100には自宅に配置されるホームサーバ200から新たな第2パスワードが記憶される。したがって、第1に、解除キー100が前回記憶した第2パスワードと異なる第2パスワードを記憶していた場合、正当な解除キー100の使用と判断して制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御される。
しかしながら、ユーザは解除キー1回の使用毎に自宅に帰宅するとは限らない。したがって、第2に、ユーザが設定した期限内(第2期限データが示す期限内)での再利用の場合は、同じ解除キー100で制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御される。即ち、ホームサーバ200で新たな第2パスワードを記憶後、はじめて解除キー100をドアキー・シリンダに挿入してから、ユーザが設定した期限内では何度でも解除キーを使用することができる。
なお、上記図4及び5に示す処理では、車両のドアの開錠を例にして説明したが、本フ処理ははそのまま、イグニッションキー・シリンダコネクタ350及びイグニッションキー・センサ352を利用して、イグニッションキーの機能制限の解除に利用することができる。即ち、第1に解除キー100が前回記憶した第2パスワードと異なる第2パスワードを記憶していた場合、及び第2にユーザが定めた期限内の再利用である場合のみに、同じ第2パスワードを有する解除キー100でイグニッションキーの機能(スターター信号の出力、イグニッションキーの回転)を実行できるようにすることができる。
図6に本発明の第2の実施形態に係わる制限解除システムを示す。制限解除システムは、解除キー101、ホームサーバ201、車載器301等から構成される。第1の実施形態との違いは、第2の実施形態では、無線を利用してパスワード等の送受信を行う点である。第1の実施形態と同様の構成には、同じ符号を付している。
解除キー101は、制御部110、記憶部120、操作部130、送信部141及び受信部151等から構成されている。また、制御部110、記憶部120、操作部130、送信部141及び受信部151は容器内に樹脂等で密閉固着されており、容易に分解されない構成となっている。
ホームサーバ201は、制御部210、記憶部220、操作部230、表示部240、受信機290及び送信機292等から構成されている。
車載器301は、解除キー制御ECU(電子制御装置)310、記憶部320、操作部330、受信機390及び送信機392等から構成されている。また、キー制御ECU310は、車両に配置されているドアロックモータ400等と接続されている。
以下、図6に示した制限解除システムの第1に動作について図7及び8を用いて説明する。解除キー101は、ホームサーバから提供された第2パスワードを記憶することができ、車載器301は、解除キー100から第1及び第2パスワードを受信し、それらによって認証を行って、ドアの開錠/施錠動作を行う。
図7のフローを用いて、解除キー101とホームサーバ201との間のパスワード設定処理について説明する。
車両のユーザは、自宅等に配置されているホームサーバ201の近傍で、解除キー101の操作部130(ボタン)を操作する(S701)。ホームサーバ201の記憶部220には、解除キー101及び車載器301と共有され(解除キー101では第1パスワードとして)、予め定められたパスワード(例えば、16ビットの数字列)が記憶されているものとする(S710)。
解除キー101の制御部110は、ボタンがONされたか否かを判断し(S702)、ボタンがONされた場合には、記憶部120の認証領域に記憶されている第1パスワード及び第2パスワード(以前に記憶されたもの)を送信部141から送信する(S703)。
ホームサーバ201の制御部210は、第1パスワード及び第2パスワードを受信する(S711)。次に制御部210は、記憶部220に記憶されている予め定められたパスワードと今回受信した第1パスワードとを比較し、一致するか否かの判断を行う(S712)。一致しない場合には、一連の動作を終了する(S715)。即ち、この場合、新たな第2パスワードは解除キー101には記憶されない。
S712で、第1パスワードが一致した場合、制御部210は、日付、日時データ等を利用し、ランダム係数発生手段等を用いて、例えばランダムに作成された例えば、16ビットの数字列からなるパスワードを作成する(S713)。即ち、本例では、制御部210が、パスワードを作成手段を兼用しているが、制御部210とは別にパスワード作成部を設けても良い。
さらに、制御部210は、作成されたパスワードを、送信部292から解除キー101へ送信し(S714)、ホームサーバ201側の処理を終了する(S715)。
解除キー101の制御部110は、パスワードをホームサーバ201から、受信部151を介して受信する(S704)。その後、制御部110は、今回受信したパスワードを第2パスワードとして記憶部120の認証領域に記憶して(S705)、一連の処理を終了する(S706)。
図7に示す処理によって、解除キー101の記憶部120の認証領域には、車載器301と共有されている予め定められた第1パスワードとホームサーバ201から今回受信した第2パスワードが記憶されることとなる。
次に、図8のフローを用いて、図7のフローに対応した解除キー101と車載器301との間の制限解除処理について説明する。
車載器301の記憶部320には、前述したように解除キー101と共有されている予め定められたパスワード(この場合、第1パスワードと同一のパスワード)、期限付きパスワード、予め定められた期限データ(例えば12時間)、及び期限付きパスワードが更新された最新の日時データ(後述するS817)が記憶されているものとする(S801)。期限付きパスワードは、以前、解除キー101がホームサーバ201で新たな第2のパスワードを記憶してから初めて車載器301に使用された際に、後述するS816で更新された期限付きパスワードに対応する。
車両のユーザは、施錠された車両の近傍で、図7のフローに従って第2パスワードが記憶された解除キー101の操作部130(ボタン)を操作する(S801)。解除キー101の制御部110は、ボタンがONされたか否かを判断し(S802)、ボタンがONされた場合には、記憶部120の認証領域に記憶されている第1パスワード及び第2パスワードを送信部141から送信する(S803)。後述するエマージェンシー動作を行わない場合には、一連の動作を終了する(S806)。
車載器301のキー制御ECU310は、第1パスワード及び第2パスワードを受信すると(S811)、記憶部320に記憶されている予め定められたパスワードと、解除キー101から受信した第1パスワードとが一致するか否かを判断する(S812)。一致しない場合には、一連の処理を終了する(S819)。即ち、この場合、車両のドアの開錠は行われない。
第1パスワードが一致した場合、次に記憶部320に記憶されている期限付きパスワードと、解除キー101から今回受信した第2パスワードが一致するか否かを判断する(S813)。
第2パスワードが一致した場合、次に、期限内の使用か否かが判断される(S814)。期限内の使用か否かは、前回第2パスワードが更新された日時(S817参照)から現在の日時までの時間が、前述した記憶部320に記憶されている期限データの期限以内か否かを判断することによって行われる。第2パスワードと期限付きパスワードとが一致した場合とは、即ち、解除キー101がホームサーバ201で新たな第2パスワードを記憶せずに、同じ第2パスワードを有したまま、再度、車両のドアに挿入されたということである。
期限内の場合、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S815)、一連の動作が終了する(S819)。即ち、同じ第2パスワードを有した解除キーの2回目以降の利用であっても、期限データが示す期限内は、再利用を認めることとなる。
S813で第2パスワードが一致しない場合、期限付きパスワードの更新が行われる(S816)。即ち、キー制御ECU310は、今回受信した第2パスワードを期限付きパスワードとして記憶部320に記憶する。さらに、更新した日時データが記憶部320に記憶される(S817)。次に、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S815)、一連の動作が終了する(S819)。S813で第2パスワードが一致しない場合とは、即ち、解除キー101がホームサーバ201で新たな第2パスワードを記憶したということである。
次に、記憶部320に記憶される期限データの期限を途過したが、緊急に解除キー101を用いて車両のドアの開錠を行いたい場合の特別動作(エマージェンシー動作)について説明する。この場合、S803で、第1パスワード及び第2パスワードを送信後、エマージェンシー動作である場合には、S805へ進み、エマージェンシー用パルスを発生させて、一連の動作を終了する(S806)。エマージェンシー用パルスは、例えば、操作部130(ボタン)を約1秒間隔で4回押す動作によって発せられる信号である。これはエマージェンシー用パルスの一例であって、これに限られることなく、既に解除キー101に備えられている操作部130を追加することなく、発生させることができる様々なパルスが該当する。
S814で期限内でないと判断された場合、予め定められたエマージェンシーパルス(例えば、前述した1秒間隔で4回の信号)が受信されたか否かが判断され(S818)、受信された場合には、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S815)、一連の動作が終了する(S819)。
S814で期限内でないと判断され、且つS818でエマージェンシーパルスを受信していないと判断された場合には、一連の処理が終了される(S819)。即ち、車両のドアは開錠されない。同じ第2パスワードを有した解除キーの2回目以降の利用の場合には、期限データが示す期限外は、再利用を認めないようにしたものである。このように、記憶部320に記憶される期限データが示す期限を超えると、同じ第2パスワードを有する解除キー101を利用することができなくなる。
ユーザは車両を使用後、自宅に帰宅すれば、解除キー101には自宅に配置されるホームサーバ201から新たな第2パスワードが記憶される。したがって、第1に、解除キー101が前回記憶した第2パスワードと異なる第2パスワードを記憶していた場合、正当な解除キー101の使用と判断して制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御したものである。
しかしながら、ユーザは解除キー101の使用1回毎に自宅に帰宅するとは限らない。したがって、第2に、所定の期限内(上記例では、期限データの12時間に相当)の再利用の場合、同じ解除キー101で制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御したものである。即ち、ホームサーバ201で新たな第2パスワードを記憶後、はじめて解除キー101でドアを開錠してからから、予め定められた期限内では何度でも使用することができる。
さらに、第3として、予め定められた期限を途過した場合であっても、緊急な場合には、エマージェンシーパルスを発生させることによって、ドアの開錠を行えるように制御したものである。この場合であっても、第1のパスワード及び予め定められたエマージェンシーパルスは一致しているので、安全に開錠を行うことができる。
次に、図6に示した制限解除システムの第2動作について図9及び10を用いて説明する。図7及び8を用いて説明した動作との違いは、本例では期限データをユーザが書き換えることができるように構成した点である。解除キー101は、ホームサーバ2001から提供された第2パスワード及び第1期限データを記憶することができ、車載器301は、解除キー101から第1、第2パスワード及び第1期限データを受信し、それらを用いて認証を行い、ドアの開錠/施錠動作等を行う。
図9のフローを用いて、解除キー101とホームサーバ201との間のパスワード設定処理について説明する。
車両のユーザは、自宅等に配置されているホームサーバ201の近傍で、解除キー101の操作部130(ボタン)を操作する(S901)。ホームサーバ201の記憶部220には、解除キー101及び車載器301と共有され(解除キー101では第1パスワードとして)、予め定められたパスワード(例えば、16ビットの数字列)が記憶されているものとする(S910)。
解除キー101の制御部110は、ボタンがONされたか否かを判断し(S902)、ボタンがONされた場合には、記憶部120の認証領域に記憶されている第1パスワード、第2パスワード(以前に記憶されていたもの)及び第1期限データ(以前に記憶されていたもの)を送信部141から送信する(S903)。
ホームサーバ201の制御部210は、第1パスワード、第2パスワード及び第1期限データを受信する(S911)。次に制御部210は、記憶部220に記憶されている予め定められたパスワードと今回受信した第1パスワードとを比較し、一致するか否かの判断を行う(S912)。一致しない場合には、一連の動作を終了する(S916)。即ち、この場合、新たな第2パスワードは解除キー101には記憶されない。
S912で、第1パスワードが一致した場合、制御部210は、ユーザが設定した期限データを取得する(S913)。期限データは制御部210の指示に応じて操作部230から入力され、制御部210により設定される。期限データは、解除キー101の利用期限の決定するためのデータである。例えば、これから2泊3日で旅行に出発する際には、第1期限データを3日分の72時間に設定する。
次に、制御部210は、日付、日時データ等を利用し、ランダム係数発生手段等を用いて、例えばランダムに作成された例えば、16ビットの数字列からなるパスワードを作成する(S914)。即ち、本例では、制御部210が、パスワード作成手段を兼用しているが、制御部210とは別にパスワード作成部を設けても良い。
さらに、制御部210は、作成されたパスワード及び期限データを、送信部292から解除キー101へ送信し(S915)、ホームサーバ201側の処理を終了する(S916)。
解除キー101の制御部110は、パスワード及び期限データをホームサーバ201から、受信部151を介して受信する(S904)。その後、制御部110は、受信したパスワードを第2パスワードとして、及び受信した期限データを第1期限データとして記憶部120の認証領域に記憶して(S905)、一連の処理を終了する(S906)。
図9に示す処理によって、解除キー101の記憶部120の認証領域には、ホームサーバ210及び車載器301と共有されている予め定められた第1パスワード、ホームサーバ201から受信した第2パスワード及び第2パスワードの期限が設定された第1期限データが記憶されることとなる。
次に、図10のフローを用いて、図9のフローに対応した解除キー101と車載器301との間の制限解除処理について説明する。
車載器301の記憶部320には、前述したように予め解除キー101及びホームサーバ201と共有されている予め定めたパスワード(この場合、第1パスワードと同一のパスワード)、期限付きパスワード、期限付きパスワードの期限を定める第2期限データ、及び期限付きパスワードが更新された最新の日時データ(後述するS1017参照)が記憶されているものとする(S1010)。期限付きパスワード及び第2期限データは、以前、解除キー101がホームサーバ201で新たな第2のパスワードを記憶してから初めて車載器301に使用された際に、後述するS1017で更新された期限付きパスワード及び第2期限データに対応する。
車両のユーザは、施錠された車両の近傍で、図9のフローに従って第2パスワード及び期限データが記憶された解除キー101の操作部130(ボタン)を操作する(S1001)。解除キー101の制御部110は、ボタンがONされたか否かを判断し(S1002)、ボタンがONされた場合には、記憶部120の認証領域に記憶されている第1パスワード、第2パスワード(今回記憶されたもの)及び期限データ(今回記憶されたもの)を送信部141から送信する(S1003)。後述するエマージェンシー動作を行わない場合には、一連の動作を終了する(S1006)。
車載器301のキー制御ECU310は、第1パスワード、第2パスワード及び期限データを受信すると(S1011)、予め記憶部320に記憶されている予め定められたパスワードと、解除キー101から受信した第1パスワードとが一致するか否かを判断する(S1012)。一致しない場合には、一連の処理を終了する(S1019)。即ち、この場合、車両の開錠は行われない。
第1パスワードが一致した場合、次に記憶部320に記憶されている期限付きパスワードと、解除キー101から今回受信した第2パスワードが一致するか否かを判断する(S1013)。
第2パスワードが一致した場合、次に、期限内の使用か否かが判断される(S1014)。期限内の使用か否かは、前回第2パスワードが更新された日時(S1017参照)から現在の日時までの時間が、前述した記憶部320に記憶されている第2期限データの期限以内か否かを判断することによって行われる。第2パスワードと期限付きパスワードとが一致した場合とは、即ち、解除キー101がホームサーバ201で新たな第2パスワードを記憶せずに、同じ第2パスワードを有したまま、再度、車両のドアに挿入されたということである。
期限内の場合、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S1015)、一連の動作が終了する(S1019)。即ち、同じ第2パスワードを有した解除キーの2回目以降の利用であっても、期限データが示す期限内は、再利用を認めることとなる。
S1013で第2パスワードが一致しない場合、第2期限データ及び期限付きパスワードの更新が行われる(S1016)。即ち、キー制御ECU310は、今回受信した第2パスワードを期限付きパスワードとして記憶部320に記憶し、今回受信した第1期限データを第2期限データとして記憶部320に記憶する。さらに、更新した日時データが記憶部320に記憶される(S1017)。次に、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S1015)、一連の動作が終了する(S1019)。S1013で第2パスワードが一致しない場合とは、即ち、解除キー101がホームサーバ201で新たな第2パスワードを記憶したということである。
次に、記憶部320に記憶される第2期限データの期限を途過したが、緊急に解除キー101を用いて車両のドアの開錠を行いたい場合の特別動作(エマージェンシー動作)の場合、S1003で、第1パスワード、第2パスワード及び期限データを送信後、エマージェンシー用パルスを発生させて(S1005)、一連の動作を終了する(S1006)。エマージェンシー用パルスは、操作部130(ボタン)を約1秒間隔で4回押す動作によって発せられる信号である。
S1014で期限内でないと判断された場合、予め定められたエマージェンシーパルス(例えば、前述した1秒間隔で4回の信号)が受信されたか否かが判断され(S1018)、受信された場合には、キー制御ECU310は、ドアロックモータ400に所定の信号を送信し、それによって車両のドアが開錠されて(S1015)、一連の動作が終了する(S1019)。
S1014で期限内でないと判断され、且つS1018でエマージェンシーパルスを受信していないと判断された場合には、一連の処理が終了される(S1019)。即ち、車両のドアは開錠されない。同じ第2パスワードを有した解除キーの2回目以降の利用の場合には、第2期限データが示す期限外は、再利用を認めないようにしたものである。このように、記憶部320に記憶される第2期限データが示す期限を超えると、同じ第2パスワードを有する解除キー101を利用することができなくなる。
このように、第1に解除キー101が前回記憶した第2パスワードと異なる期限付きパスワードを記憶していた場合、第2にユーザが設定した期限内での再利用の場合、第3にユーザが設定した期限外であっても緊急の場合であってエマージェンシーパルスを発生した場合、制限の解除(即ち、ドアの開錠)を行えるように制御したものである。
以上説明した実施形態では、第1及び第2パスワード、予め定められたパスワード及び期限付きパスワードは、全て同じ長さの数字列として説明したが、これらのパスワードは、これに限定されることなく、それぞれ異なった長さや数字以外で構成されても良い。また、解除キー100又は101の耐タンパ製を高めるために、解除キー100又は101に記憶される、上記パスワードを含めた各種データは暗号化されて記憶されることが好ましい。
また、解除キー100又は101の記憶部120を、(アドレス等により)一般データのための記憶領域とパスワード等の制限解除のための領域に分け、一般データのための記憶領域に、ホームサーバ200又は201から音楽データや映像データを記憶させ、車載器300又は301にそれらのデータを送信して、車両で利用できるようにすることが好ましい。
さらに、ホームサーバ200と車載器300、又はホームサーバ201と車載器301は、インターネット、無線LAN等のネットワークを介して相互に接続され、期限付きパスワードが、解除キー、ホームサーバ及び車載器間で相互に共有できるように構成しても良い。
本発明に係る制限解除システムの概要の一例を示すブロック図である。 図1のシステムにおけるパスワード設定処理の一例を示すフローチャートである。 図1のシステムにおける制限解除処理の一例を示すフローチャートである。 図1のシステムにおけるパスワード設定処理の他の例を示すフローチャートである。 図1のシステムにおける制限解除処理の他の例を示すフローチャートである。 本発明に係る制限解除システムの概要の他の例を示すブロック図である。 図6のシステムにおけるパスワード設定処理の一例を示すフローチャートである。 図6のシステムにおける制限解除処理の一例を示すフローチャートである。 図6のシステムにおけるパスワード設定処理の他の例を示すフローチャートである。 図6のシステムにおける制限解除処理の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
100、101…解除キー
110…解除キー制御部
120…解除キー記憶部
200、201…ホームサーバ
210…ホームサーバ制御部
220…ホームサーバ記憶部
300、301…車載器
310…キー制御ECU
340…ドアキー・シリンダコネクタ
350…イグニッションキー・シリンダコネクタ
390…受信部
392…送信部
400…ドアロックモータ
410…エンジン制御ECU
420…セルモータ

Claims (10)

  1. 制限解除システムであって、
    パスワードを記憶するための記憶部と、前記パスワードを送信するための送信部とを有する解除キーと、
    前記解除キーの前記送信部から前記パスワードを受信するための受信部と、前記パスワードの期限を定める期限データを記憶するための記憶部と、前記期限内に前記パスワードを受信した場合に制限を解除するための解除信号を発生する制御部とを有する解除装置と、
    を有することを特徴とする制限解除システム。
  2. 前記パスワードを前記解除キーに送信するための送信部と、前記送信部から前記パスワードを前記解除キーに送信する制御部とを有するサーバを、さらに有する請求項1に記載の制限解除システム。
  3. 制限解除システムであって、
    解除キーであって、
    第1パスワード及び第2パスワードを記憶するための記憶部と、
    前記第1及び第2パスワードを送信するための送信部と、を有する解除キーと、
    解除装置であって、
    前記解除キーの前記送信部から前記第1及び第2パスワードを受信するための受信部と、
    制限解除を行うことができる解除キーが有する予め定められたパスワード、解除キーが有する期限付きパスワード及び前記期限付きパスワードの期限を定める期限データを記憶するための記憶部と、
    前記解除キーから受信した前記第1パスワードと前記記憶部に記憶されている前記予め定められたパスワードが一致し且つ前記解除キーから受信した前記第2パスワードと前記記憶部に記憶されている前記期限付きパスワードとが不一致の場合、又は前記解除キーから受信した前記第1パスワードと前記記憶部に記憶されている前記予め定められたパスワードが一致し、前記解除キーから受信した前記第2パスワードと前記記憶部に記憶されている前記期限付きパスワードとが一致し且つ前記第2パスワードが前記期限データが定める期限内に受信された場合に、制限を解除するための解除信号を発生する制御部と、を有する解除装置と、
    を有することを特徴とする制限解除システム。
  4. サーバであって、
    ランダムにパスワードを作成するパスワード作成部と、
    前記作成されたパスワードを前記第2パスワードとして前記解除キーに送信する送信部と、を有するサーバ、
    をさらに有する請求項3に記載の制限解除システム。
  5. 制限解除システムであって、
    解除キーであって、
    第1パスワード、第2パスワード及び前記第2パスワードの期限を定める第1期限データを記憶するための記憶部と、
    前記第1パスワード、前記第2パスワード及び前記第1期限データを送信するための送信部と、を有する解除キーと、
    解除装置であって、
    前記解除キーの前記送信部から前記第1パスワード、前記第2パスワード及び前記第1期限データを受信するための受信部と、
    制限解除を行うことができる解除キーが有する予め定められたパスワード、期限付きパスワード及び前記期限付きパスワードの期限を定める第2期限データを記憶するための記憶部と、
    前記解除キーから受信した前記第1パスワードと前記記憶部に記憶されている前記予め定められたパスワードが一致し且つ前記解除キーから受信した前記第2パスワードと前記記憶部に記憶されている前記期限付きパスワードとが不一致の場合、又は前記解除キーから受信した前記第1パスワードと前記記憶部に記憶されている前記予め定められたパスワードが一致し、前記解除キーから受信した前記第2パスワードと前記記憶部に記憶されている前記期限付きパスワードとが一致し且つ前記第2パスワードが前記第2期限データが定める期限内に受信された場合に制限を解除するための解除信号を発生し、前記解除キーから受信した前記第2パスワードと前記記憶部に記憶されている前記期限付きパスワードとが不一致の場合に、前記期限付きパスワードを前記解除キーから受信した前記第2パスワードへ更新し且つ前記第2期限データを前記解除キーから受信した前記第1期限データへ更新する制御部と、を有する解除装置と、
    を有することを特徴とする制限解除システム。
  6. サーバであって、
    ランダムにパスワードを作成するパスワード作成部と、
    前記作成されたパスワードの期限を定める期限データを設定する設定部と、
    前記期限データ及び前記作成されたパスワードを前記第2パスワードとして前記解除キーに送信する送信部と、を有するサーバ、
    をさらに有する請求項5に記載の制限解除システム。
  7. 前記解除キーと前記解除装置は、物理的に接続することによって送受信を行う請求項1〜6の何れか一項に記載の制限解除システム。
  8. 前記制御解除キーと前記制限解除装置は、無線によって送受信を行う請求項1〜7の何れか一項に記載の制限解除システム。
  9. 前記解除キーは、エマージェンシーパルスを発生させるためのエマージェンシーパルス発生機能を有し、
    前記解除装置の前記制御部は、前記エマージェンシーパルスを受信した場合には、前記期限外であっても、前記制限解除信号を発生する請求項1〜8の何れか一項に記載の制限解除システム。
  10. 前記制限解除信号は、車両のドアの開錠又は車両のイグニッションキーの機能制限の解除を行う、請求項1〜9の何れか一項に記載の制限解除システム。
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