JP6123447B2 - キーレスエントリーシステム及びキーレスエントリーシステムの車載機 - Google Patents

キーレスエントリーシステム及びキーレスエントリーシステムの車載機 Download PDF

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本発明は、ユーザが携行するキーデバイスのIDと車載機のIDの一致を検出して車両のドアを施錠または解錠するキーレスエントリーシステム、及び該キーレスエントリーシステムの車載機に関する。
従来のキーレスエントリーシステムとして、例えば、特開2006−249719号公報(特許文献1)に開示されたものが知られている。該特許文献1では、携帯機を携行するユーザが車両に接近した場合に、ドアを自動解除するシステムにおいて、携帯機側でのデータの受信期間を短くすることにより消費電力を低減することが開示されている。
特開2006−249719号公報
しかし、昨今においては、携帯機と車載機との間で認証を行うためのIDを適宜変更することが望まれており、上記特許文献1に開示された技術では、IDの変更については言及されていない。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、秘匿性を高めることができるキーレスエントリーシステム、及びキーレスエントリーシステムの車載機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、所定の更新時期或いは操作設定により、サーバとの通信を行って車載機に設定するIDを更新し、更新したIDを車載機側ID記憶手段に記憶する。また、サーバとの通信を行って携帯機に設定するIDを更新し、更新したIDを携帯機側ID記憶手段に記憶する。車載機側ID記憶手段、及び携帯機側ID記憶手段は、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして記憶する。携帯機から車載機への送信信号に旧IDが含まれている場合には、旧IDを有効化する。
本発明に係るキーレスエントリーシステム及び車載機では、車載機、及び携帯機に設定されているIDが、所定の更新時期、或いはユーザによる操作設定にて新規のIDに更新されるので、古いIDを長期間に亘って使用することがなく、秘匿性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るキーレスエントリーシステムの構成を概念的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るキーレスエントリーシステムの、車載機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るキーレスエントリーシステムの、キーデバイスの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るキーレスエントリーシステムの、処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るキーレスエントリーシステムの、処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係るキーレスエントリーシステムの構成を概念的に示すブロック図である。図1に示すように、このキーレスエントリーシステムは、車両に搭載される車載機1と、ユーザが携行し車載機1との間で近距離通信を行って車両のドアを施錠、解錠する操作を行う複数のキーデバイス2(携帯機)を備えている。なお、キーデバイス2は、例えば、スマートフォンや携帯電話機等である。
また、車載機1、及び各キーデバイス2は、クラウド環境3(ネットワーク)との間で無線通信が可能とされている。従って、クラウド環境3に設けられるサーバ4との間で通信を行い、定期的或いはユーザによる操作入力によりIDを更新する。サーバ4は、車載機1及びキーデバイス2との間で通信を行う通信部4bと、車載機1よりIDの変更要求が発生した際に、車載機1に設定する新規のIDを生成して出力するID更新制御部4aを備えている。
図2は、車載機1の詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すように、車載機1は、サーバ4と通信する通信制御部13(車載機側通信手段)及びアンテナ18と、キーデバイス2と通信するキーレス通信制御部14(車載機側キーレス通信手段)及びキーレスアンテナ17と、を備えている。更に、装置全体を総括的に制御する主制御部11と、ドアの施錠、解錠を制御するキー制御部19(施錠解錠制御手段)と、キーレス通信制御部14にて受信されるID(キーデバイス2より送信されるID)が、有効とされているIDであるか否かを判断するID認証部15と、を備えている。
また、現在設定されているIDである現IDを記憶する記憶領域12a、及び1回前に設定されていたIDである旧IDを記憶する記憶領域12bを含む記憶装置12(車載機側ID記憶手段)と、該記憶装置12へのデータの書き込み、読み出しを行うIO制御部16(車載機側ID管理手段)と、を備えている。
そして、この車載機1は、キーデバイス2より送信される送信信号に含まれるIDが、記憶領域12aに記憶されている現IDと一致することが確認された場合には、キー制御部19の制御により、車両の施錠、解錠回路へ操作信号を送信して、ドアを施錠または解錠する制御を行う。
図3は、キーデバイス2の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、キーデバイス2は、サーバ4と通信する通信制御部33(携帯機側通信手段)及びアンテナ38と、車載機1と通信するキーレス通信制御部34(携帯機側キーレス通信手段)及びキーレスアンテナ37と、を備えている。更に、装置全体を総括的に制御する主制御部31と、キーレス通信制御部34にて受信されるID(車載機1より送信されるID)が、有効化されているIDであるか否かを判定するID認証部35と、を備えている。
また、現在設定されているIDである現IDを記憶する記憶領域32a、及び1回前に設定されていたIDである旧IDを記憶する記憶領域32bを含む記憶装置32(携帯機側ID記憶手段)と、該記憶装置32へのデータの書き込み、読み出しを行うIO制御部36(携帯機側ID管理手段)と、を備えている。
そして、このキーデバイス2は、IDを含む送信信号を車載機1に送信して、車両のドアを施錠または解錠させる操作を実行する
なお、上述した車載機1、及びキーデバイス2は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。また、図1に示すように、1台の車両に対して複数のキーデバイス2が設けられ、各キーデバイス2にそれぞれ、現ID、旧IDが設定されている。即ち、複数のユーザがそれぞれキーデバイスを所持すれば、各ユーザはこの車両のドアを施錠または解錠させることができる。
次に、上述のように構成された本実施形態に係るキーレスエントリーシステムの作用を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、ステップS11において、クラウド環境3(図1参照)に設けられたサーバ4にて、IDの更新要求が発生すると、ステップS12において、サーバ4のID更新制御部4aは、新規のIDを生成する。なお、IDの更新要求は、ユーザによる操作設定により行うようにしても良い。
次いで、ステップS13において、サーバ4の通信部4bは、車載機1との間で通信が可能であるか否かを判断する。そして、通信が可能である場合には(ステップS13でYES)、通信部4bは、車載機1の通信制御部13との間で通信を行う。その結果、ID更新制御部4aで生成した新規のIDが無線通信にて、車載機1に送信される。
ステップS14において、車載機1のIO制御部16は、サーバ4より送信された新規のIDを記憶装置12の記憶領域12aに記憶する。また、該記憶領域12aに記憶されていた前回のIDを旧IDとして、記憶領域12bに記憶する。即ち、車載機1のIO制御部16は、サーバ4との通信により新規のIDが取得されると、前回の旧IDを破棄し、前回の現IDを今回の旧IDに書き換え、新規のIDを今回の現IDに書き換える処理を実行する。そして、これらの書き換え処理が終了した場合には、終了したことを伝える旨のデータをサーバ4に送信する。
ステップS15において、サーバ4は、車載機1よりIDの更新完了の通知を受けたか否かを判断し、更新完了の通知を受けた場合には(ステップS15でYES)、ステップS16において、キーデバイス2のIDを書き換える処理を実行する。具体的には、前述した車載機1の場合と同様に、キーデバイス2のIO制御部36は、サーバ4より送信された新規のIDを記憶装置32の記憶領域32aに記憶する。また、該記憶領域32aに記憶されていた前回のIDを旧IDとして、記憶領域32bに記憶する。即ち、キーデバイス2のIO制御部36は、サーバ4と通信して新規のIDが取得されると、前回の旧IDを破棄し、前回の現IDを今回の旧IDに書き換え、新規のIDを今回の現IDに書き換える処理を実行する。この処理は、各キーデバイス2に対して全て実行する。例えば、車載機1に対して5個のキーデバイス2が存在する場合には、5個全てのキーデバイス2に対して、IDの変更処理を実行する。
こうして、車載機1、及び複数のキーデバイス2に設定されているIDが、新規のIDに更新される。この際、車載機1については、ステップS15において更新完了通知を受信したことを確認しているので、確実に現IDが新規のIDに更新されている。しかし、複数のキーデバイス2については、置かれている場所がクラウド環境3との間で通信できない場所である場合があり、この場合にはこのキーデバイス2に対しては、クラウド環境3との間で通信することができない。つまり、このキーデバイス2は、現IDが依然として旧IDのままである。本実施形態では、このような場合でも、以下に説明するように、キーデバイス2でのドアの解錠操作(または施錠操作)ができるようにしている。
ステップS17において、車載機1は、現IDで解錠操作(または施錠操作)が行われたか否かを判断する。そして、現IDで解錠操作(または施錠操作)が行われた場合には、ステップS18に処理を進め、現IDで解錠操作(または施錠操作)が行われない場合、即ち、旧IDで解錠操作(または施錠操作)が行われた場合には、ステップS21に処理を進める。
ステップS21において、キーデバイス2のIO制御部36は、現IDを破棄し、旧IDを現IDとする処理を行う。その後、ステップS22において、キー制御部19は車両のドアを解錠(または施錠)する。ここで、現IDで解錠操作(または施錠操作)されない場合(ステップS17でNOの場合)とは、上記したステップS16の処理にて、新規のIDへの更新処理が完了していないキーデバイス2が存在し(例えば、キーデバイス2のID書き換え時に、クラウド環境3との通信ができない場所に置かれていたキーデバイス2が存在する場合等)、このキーデバイス2を用いて解錠操作(または施錠操作)された場合である。
従って、このような場合には、キーデバイス2側のIDと車載機1側のIDが一致しないので、正規のキーデバイス2を所持しているユーザが、車両のドアを解錠(または施錠)することができないという不都合が生じる。本実施形態では、このような不都合を回避するために、旧IDで操作された場合でも、ドアを解錠(または施錠)できるように設定する。つまり、前述のステップS21では、車載機1に設定されている現IDを、旧IDに変更する処理(IDを元に戻す処理)を実行する。
その後、ステップS23において、車載機1の通信制御部13は、クラウド環境3と通信が可能であるか否かを判断する。そして、通信が可能であれば(ステップS23でYES)、ステップS24において、通信制御部13は、サーバ4に対して、現IDを旧IDに変更した旨を含む信号を送信する。そして、サーバ4は、現IDを無効とし、旧IDを現IDに変更し、このことを示す信号を各キーデバイス2に対して送信する。これにより、複数設けられている各キーデバイス2では、旧IDが有効とされ、現IDが無効とされる。
つまり、複数のキーデバイス2のうち、少なくとも一つにて現IDが新規のIDに更新されていない場合には、このキーデバイス2で解錠操作(または施錠操作)がなされた際に、現IDを旧IDに戻す処理、即ち、現IDを無効とし、旧IDを有効とする処理が行われる。即ち、各キーデバイス2には、図3に示す記憶領域32bに旧IDが記憶保存されているので、この旧IDを記憶領域32aに戻すことにより、現IDとすることができる。従って、IDの更新処理が行われていないキーデバイス2が存在する場合でも、車両のドアを解錠(または施錠)できないというトラブルの発生を回避できる。
その後、ステップS25において、車載機1は、IDを再度更新するか否かを判断する。そして、再度更新する場合には(ステップS25でYES)、ステップS12に処理を戻して、更新操作を実行する。再度更新しない場合には(ステップS25でNO)、本処理を終了する。
一方、車載機1が現IDで解錠操作(または施錠操作)された場合には(ステップS17でYES)、ステップS18において、キー制御部19は、ドアを解錠(または施錠)する処理を行う。その後、ステップS19において、車載機1の主制御部11、及びキーデバイス2の主制御部31は、記憶領域12b、32bに記憶されている旧IDの有効期限が切れているか否かを判断し、有効期限が切れている場合には(ステップS19でYES)、ステップS20において、旧IDを消去する。その後、本処理を終了する。
このようにして、本実施形態に係るキーレスエントリーシステムでは、車載機1、及びキーデバイス2に設定されているIDが、所定の更新時期、或いはユーザによる操作設定にて新規のIDに更新されるので、古いIDを長期間に亘って使用することがなく、秘匿性を向上させることができる。
また、同一のIDが設定されたキーデバイス2が複数設けられ、このうちの一つのキーデバイス2にて解錠操作(または施錠操作)がなされた場合に、車両のドアを解錠(または施錠)するので、複数のユーザがそれぞれキーデバイス2を所持する場合には、各ユーザが車両のドアを解錠(または施錠)することができ、利便性を向上させることができる。
更に、サーバ4との通信により、各キーデバイス2のIDを更新する際に、複数のキーデバイス2のうち幾つかのキーデバイス2にてIDが更新されない場合があり得る。このような場合には、IDが更新されていないキーデバイス2にて解錠操作(または施錠操作)が行われた際に、車載機1に設定されている現IDを無効化し、旧IDを有効化し、更に、その他の各キーデバイス2についても現IDを無効化し旧IDを有効化する。従って、各キーデバイス2は、旧IDを用いてドアを解錠(または施錠)することができることになり、IDの更新処理が行われていないキーデバイス2が存在する場合でも、ドアを解錠(または施錠)できないという不都合の発生を回避することができる。
また、上述した第1実施形態では、1台の車両に設けられる車載機1と複数のキーデバイス2との間の通信により、ドアの解錠(または施錠)を行う例について説明したが、複数の車両に設けられる車載機1のIDを同一のIDに設定すれば、複数のキーデバイス2により、複数の車両に対してドアの解錠操作(または施錠操作)を行うことが可能となる。例えば、企業の営業車両が複数存在し、各営業車両を使用するユーザがランダムである場合には、ユーザがそれぞれキーデバイス2を所持すれば、複数の車両のいずれについてもドアの解錠操作(施錠操作)を行えるようになり、利便性、操作性をより一層向上させることが可能となる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。システム構成は、図1〜図3に示したブロック図と同様であるので説明を省略する。そして、第2実施形態に係るキーレスエントリーシステムでは、現IDが新規のIDに更新された場合には、旧ID(1回前の現ID)を無効にするのではなく、所定の条件を満たす場合にのみ、旧IDを有効化する制御を行う。即ち、キーデバイス2にて、現ID、または所定条件を満足する旧IDのいずれかにより解錠操作(施錠操作)が行われた場合に、車両のドアを解錠(または施錠)するように制御する。以下、図5に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係るキーレスエントリーシステムの作用について説明する。
なお、図5において、ステップS31〜S37の処理は、図4に示したステップS11〜S17の処理と同様であるので、説明を省略する。以下、ステップS37以降の処理について詳細に説明する。
ステップS37において、車載機1は、現IDで解錠操作(または施錠操作)が行われたか否かを判断する。そして、現IDで解錠操作(または施錠操作)が行われた場合には、ステップS38に処理を進め、現IDで解錠操作(または施錠操作)が行われない場合、即ち、旧IDで解錠操作(または施錠操作)が行われた場合には、ステップS41に処理を進める。
ステップS41において、車載機1のID認証部15は、取得した旧IDが予め設定した使用条件を満たしているか否かを判断する。ここで、使用条件とは、例えば、使用期間や使用回数である。そして、使用条件を満たしている場合には(ステップS41でYES)、ステップS42において、ID認証部15は、記憶領域12bに記憶されている旧IDと、キーレス通信制御部14にて受信された信号に含まれる旧IDが一致しているか否かを判断する。
そして、一致している場合には(ステップS42でYES)、ステップS43において、キー制御部19は車両のドアを解錠(または施錠)する。ステップS41またはS42でNOの場合、及びステップS43の処理が終了した場合には、ステップS44において、通信制御部13は、クラウド環境3との間で通信が可能であるか否かを判断する。
そして、通信可能である場合には(ステップS44でYES)、ステップS45において、旧IDが使用されていることを示す信号をサーバ4に送信する。その結果、サーバ4は、各キーデバイス2に向けて、旧IDが使用されている旨を通知し、更に、更新の促進を通知する。例えば、キーデバイス2がスマートフォンである場合には、このスマートフォンにメールを送信する等の手法により上記の内容を通知する。これにより、キーデバイス2を携行しているユーザは、新規のIDに更新する処理を実行したにも拘わらず、更新されていないキーデバイス2が存在することを認識でき、自身の操作により更新処理を実行することができる。
一方、車載機1が現IDで解錠操作(または施錠操作)された場合には(ステップS37でYES)、ステップS38において、キー制御部19は、ドアを解錠(または施錠)する処理を行う。その後、ステップS39において、車載機1の主制御部11、及びキーデバイス2の主制御部31は、記憶領域12b、32bに記憶されている旧IDの有効期限が切れているか否かを判断し、有効期限が切れている場合には(ステップS39でYES)、ステップS40において、旧IDを消去する。その後、本処理を終了する。
このようにして、第2実施形態に係るキーレスエントリーシステムでは、前述した第1実施形態と同様に、車載機1、及びキーデバイス2に設定されているIDが、所定の更新時期、或いはユーザによる操作設定にて新規のIDに更新されるので、古いIDを長期間に亘って使用することがなく、秘匿性を向上させることができる。
また、同一のIDが設定されたキーデバイス2が複数設けられ、このうちの一つのキーデバイス2にて解錠操作(または施錠操作)がなされた場合に、車両のドアを解錠(または施錠)するので、複数のユーザがそれぞれキーデバイス2を所持する場合には、各ユーザが車両のドアを解錠(または施錠)することができ、利便性を向上させることができる。
更に、サーバ4との通信により、各キーデバイス2のIDを更新する際には、旧ID(1回前の現ID)を破棄するのではなく、使用条件の範囲内で使用可能としている。即ち、新規に設定した現IDを使用可能とし、且つ使用条件の範囲内で旧IDを使用可能としている。従って、IDが更新されていないキーデバイス2にて解錠操作(または施錠操作)が行われた場合であっても、例えば、所定期間、所定回数などの使用条件の範囲内であれば、ドアが解錠(または施錠)される。その結果、IDの更新処理が行われていないキーデバイス2が存在する場合でも、ドアを解錠(または施錠)できないという不都合の発生を回避することができる。
また、キーデバイス2より送信される送信信号に含まれるIDが旧IDである場合には、旧IDが使用されたことが各キーデバイス2に通知され、更に、更新を促進する旨の通知が各キーデバイス2に送信されるので、ユーザは新規のIDに更新されていないことを認識することができ、更新処理に着手することができる。
以上、本発明のキーレスエントリーシステム、及びキーレスエントリーシステムの車載機を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した各実施形態では、クラウド環境3を用いてサーバ4との通信を行う例について説明したが、本発明はクラウド環境3に限定されるものではなく、通常のネットワークにサーバ4を接続して通信することも可能である。
本発明は、キーレスエントリーシステムのIDを適宜変更することに利用することができる。
1 車載機
2 キーデバイス
3 クラウド環境
4 サーバ
4a ID更新制御部
4b 通信部
11 主制御部
12 記憶装置
12a 記憶領域
12b 記憶領域
13 通信制御部
14 キーレス通信制御部
15 ID認証部
16 IO制御部
17 キーレスアンテナ
18 アンテナ
19 キー制御部
31 主制御部
32 記憶装置
32a 記憶領域
32b 記憶領域
33 通信制御部
34 キーレス通信制御部
35 ID認証部
36 IO制御部
37 キーレスアンテナ
38 アンテナ

Claims (6)

  1. 車両に搭載される車載機と、前記車載機との通信が可能な複数の携帯機とを備え、車両のドアの施錠、解錠を制御するキーレスエントリーシステムにおいて、
    前記車載機は、
    ネットワークに接続されたサーバとの間で通信を行う車載機側通信手段と、
    前記携帯機との間で通信を行う車載機側キーレス通信手段と、
    前記サーバとの通信によりIDを取得し、取得したIDを記憶する車載機側ID記憶手段と、
    所定の更新時期、或いは操作設定により新規のIDを取得し、新規のIDが取得された際に、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして、前記車載機側ID記憶手段に記憶する車載機側ID管理手段と、
    前記車載機側ID記憶手段に記憶されている現IDまたは旧IDと、いずれか1つの携帯機より送信される送信信号のIDとの一致、不一致に応じて、車両のドアの施錠、解錠を制御する施錠解錠制御手段と、を有し、
    前記携帯機は、
    前記サーバとの間で通信を行う携帯機側通信手段と、
    前記車載機との間で通信を行う携帯機側キーレス通信手段と、
    前記サーバとの通信によりIDを取得し、取得したIDを記憶する携帯機側ID記憶手段と、
    所定の更新時期、或いは操作設定により新規のIDを取得し、新規のIDが取得された際に、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして、前記携帯機側ID記憶手段に記憶する携帯機側ID管理手段と、を有し、
    いずれかの前記携帯機から車載機への送信信号に旧IDが含まれている場合には、
    前記施錠解錠制御手段は、車両のドアを施錠または解錠し、更に、前記車載機側ID管理手段は、現IDを無効化し且つ旧IDを有効化し、前記各携帯機の携帯機側ID管理手段は、現IDを無効化し且つ旧IDを有効化すること
    を特徴とするキーレスエントリーシステム。
  2. 前記携帯機は、複数の車両に搭載される各車載機との間で通信が可能であり、各携帯機は、各車両と通信することにより、任意の車両のドアを施錠または解錠することを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリーシステム。
  3. 車両に搭載される車載機と、前記車載機との通信が可能な複数の携帯機とを備え、車両のドアの施錠、解錠を制御するキーレスエントリーシステムにおいて、
    前記車載機は、
    ネットワークに接続されたサーバとの間で通信を行う車載機側通信手段と、
    前記各携帯機との間で通信を行う車載機側キーレス通信手段と、
    前記サーバとの通信によりIDを取得し、取得したIDを記憶する車載機側ID記憶手段と、
    所定の更新時期、或いは操作設定により新規のIDを取得し、新規のIDが取得された際に、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして、前記車載機側ID記憶手段に記憶する車載機側ID管理手段と、
    前記車載機側ID記憶手段に記憶されている現IDまたは旧IDと、いずれか1つの携帯機より送信される送信信号のIDとの一致、不一致に応じて、車両のドアの施錠、解錠を制御する施錠解錠制御手段と、を有し、
    前記各携帯機は、
    前記サーバとの間で通信を行う携帯機側通信手段と、
    前記車載機との間で通信を行う携帯機側キーレス通信手段と、
    前記サーバとの通信によりIDを取得し、取得したIDを記憶する携帯機側ID記憶手段と、
    所定の更新時期、或いは操作設定により新規のIDを取得し、新規のIDが取得された際に、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして、前記携帯機側ID記憶手段に記憶する携帯機側ID管理手段と、を有し、
    前記施錠解錠制御手段は、各携帯機での旧IDの使用回数、及び使用期間のうちの少なくとも一方を使用条件として設定し、前記携帯機より送信される送信信号に現IDが含まれている場合、及び旧IDが含まれ且つ前記使用条件を満足する場合、のいずれかにてドアを施錠または解錠すること
    を特徴とするキーレスエントリーシステム。
  4. 前記携帯機は、複数の車両に搭載される各車載機との間で通信が可能であり、各携帯機は、各車両と通信することにより、任意の車両のドアを施錠または解錠することを特徴とする請求項3に記載のキーレスエントリーシステム。
  5. 車両に搭載され、複数の携帯機との通信により、車両のドアの施錠、解錠を制御するキーレスエントリーシステムの車載機において、
    ネットワークに接続されたサーバとの間で通信を行う車載機側通信手段と、
    前記各携帯機との間で通信を行う車載機側キーレス通信手段と、
    前記サーバとの通信によりIDを取得し、取得したIDを記憶する車載機側ID記憶手段と、
    所定の更新時期、或いは操作設定により新規のIDを取得し、新規のIDが取得された際に、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして、前記車載機側ID記憶手段に記憶する車載機側ID管理手段と、
    前記車載機側ID記憶手段に記憶されている現IDまたは旧IDと、いずれか1つの携帯機より送信される送信信号のIDとの一致、不一致に応じて、車両のドアの施錠、解錠を制御する施錠解錠制御手段と、を有し、
    いずれかの前記携帯機から車載機への送信信号に旧IDが含まれている場合には、
    前記施錠解錠制御手段は、車両のドアを施錠または解錠し、更に、前記車載機側ID管理手段は、現IDを無効化し且つ旧IDを有効化すること
    を特徴とするキーレスエントリーシステムの車載機。
  6. 車両に搭載され、複数の携帯機との通信により、車両のドアの施錠、解錠を制御するキーレスエントリーシステムの車載機において、
    ネットワークに接続されたサーバとの間で通信を行う車載機側通信手段と、
    前記各携帯機との間で通信を行う車載機側キーレス通信手段と、
    前記サーバとの通信によりIDを取得し、取得したIDを記憶する車載機側ID記憶手段と、
    所定の更新時期、或いは操作設定により新規のIDを取得し、新規のIDが取得された際に、現在のIDを旧IDとし、新規のIDを現IDとして、前記車載機側ID記憶手段に記憶する車載機側ID管理手段と、
    前記車載機側ID記憶手段に記憶されている現IDまたは旧IDと、いずれか1つの携帯機より送信される送信信号のIDとの一致、不一致に応じて、車両のドアの施錠、解錠を制御する施錠解錠制御手段と、を有し、
    前記施錠解錠制御手段は、各携帯機での旧IDの使用回数、及び使用期間のうちの少なくとも一方を使用条件として設定し、前記携帯機より送信される送信信号に現IDが含まれている場合、及び旧IDが含まれ且つ前記使用条件を満足する場合、のいずれかにてドアを施錠または解錠すること
    を特徴とするキーレスエントリーシステムの車載機。
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