JP2011119984A - 通信端末のアルゴリズム管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリに空き領域が無くても新規アルゴリズムをダウロードすることができ、新規アルゴリズムのダウンロードのためにメモリ内の一アルゴリズムを消去しても、この消去アルゴリズムを再使用することができる通信端末のアルゴリズム管理システムを提供する。
【解決手段】サーバ19から新規鍵データを携帯電話3にダウンロードする際、携帯電話3のメモリ4に空き領域が無ければ、メモリ4の中の複数の鍵データDkうち使用頻度の最も低い鍵データDkを消去し、空いたエリアに新規鍵データを書き込む。また、空き領域が無いメモリ4に空きエリアができた際、メモリ4に登録済みの鍵データDk,Dk…の次に優先順位の高い鍵データDkをサーバ19から自動でダウンロードして、先のダウンロード時にメモリ4から消した消去鍵データを携帯電話3のメモリ4に再登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末に登録されるアルゴリズムを管理する通信端末のアルゴリズム管理システムに関する。
従来、多くの車両には、車両キーとして電子キーを使用する電子キーシステムが搭載されている。電子キーシステムは、電子キーから無線送信されたIDコードにより車両がID照合を行い、ID照合が成立すれば、ドアロック施解錠やエンジン始動が許可又は実行されるシステムである。この電子キーシステムの一種には、例えば車両からのリクエストに応答して電子キーがIDコードを返信し、同IDコードによりID照合を自動で行うキー操作フリーシステムがある。
ここで、将来的には、このような電子キー機能を携帯電話に組み込んで、携帯電話を車両キーとして使用する技術的動向(特許文献1等参照)がある。この場合、携帯電話を車両キーとして動作させる鍵データを、インターネットを介してサーバから携帯電話にダウンロードすることによって、携帯電話を車両キーとして機能させることが想定される。携帯電話は、サーバにアクセスすれば自由に鍵データの取得が可能である。このため、場合によっては、携帯電話に他車両キーや住宅キーの鍵データを別途登録して、携帯電話を複数台の車両の共通キーとして使用したり或いは住宅キーとして使用したりもすることもある。
特開2007−132085号公報
ところで、携帯電話を車両キーとして使用する場合、例えば車両買い替えや、1台の車両を複数人でシェア(カーシェアリング)する際、携帯電話のメモリに、新規鍵データをダウンロードする必要がある。このとき、携帯電話のメモリに空き容量がないと、新規鍵データを登録することができないという問題が発生していた。また、この場合、新規鍵データをメモリに登録するには、メモリ内の鍵データのどれかを消去しなければならないが、使用の可能性の低い鍵データを間違いなく消去しなければならない。また、メモリから消去された鍵データは、その消去時点で無くなってしまうので、以降、使用したいときがあっても、使えない状況に陥る問題があった。
本発明の目的は、メモリに空き領域が無くても新規アルゴリズムをダウロードすることができ、新規アルゴリズムのダウンロードのためにメモリ内の一アルゴリズムを消去しても、この消去アルゴリズムを再使用することができる通信端末のアルゴリズム管理システムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、サーバからネットワークを介して通信端末にアルゴリズムをダウンロード可能な通信端末のアルゴリズム管理システムにおいて、前記通信端末に登録された複数のアルゴリズムの優先順位を確認する優先順位確認手段と、前記サーバから新規アルゴリズムをダウンロードする際、前記通信端末のメモリに空きがないと、メモリから優先順位の低いアルゴリズムを消去し、該消去によって生じる空きエリアに前記新規アルゴリズムを書き込む登録手段と、空き領域の無い前記メモリに空きができた際、前記消去を伴うダウンロード時に前記メモリから消した消去アルゴリズムを、前記サーバから再取得する取得手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、サーバから新規アルゴリズムを通信端末にダウンロードする際、通信端末のメモリに空き領域がないと、まずはメモリに登録されているアルゴリズムに関して、メモリ保持の優先順位が確認される。そして、これらアルゴリズムのうち、最も優先順位の低いアルゴリズムがメモリから消去され、この消去によってメモリにできた空きエリアに、新規アルゴリズムが書き込まれる。よって、サーバから新規アルゴリズムを通信端末にダウンロードする際、メモリに空き領域がなくても、新規アルゴリズムを通信端末に登録することが可能となる。
また、空き領域の無いメモリから、ある所定のアルゴリズムが消去されるなどして、空き領域の無かったメモリに新たに空き領域ができると、新規アルゴリズムを消去する際に強制消去した消去アルゴリズムが、取得手段によって通信端末に再登録される。よって、空き領域の無いメモリから、優先順位の低いアルゴリズムを、一時的にメモリからサーバに待避させる形式をとることが可能となるので、メモリから消した消去アルゴリズムも、メモリへの再登録によって、今後、問題なく使用することが可能となる。
本発明では、前記優先順位は、前記通信端末に登録された前記アルゴリズムの使用頻度であることを要旨とする。
この構成によれば、空き領域の無いメモリからアルゴリズムを消去する際、使用頻度が最も低いという消去するのに最適なアルゴリズムを、メモリから消去することが可能となる。
本発明では、前記取得手段は、前記メモリに空き領域ができたことを確認すると、前記サーバに自動でアクセスし、前記ダウンロード時に消去した前記消去アルゴリズムを再取得可能となっていることを要旨とする。
この構成によれば、メモリに空き領域ができた際、取得手段によってサーバへの問い合せが自動で実行され、ユーザが何ら操作を行うことなく、消去アルゴリズムがメモリに再登録される。よって、消去アルゴリズムをメモリに再登録するに際して特別な操作が不要となるので、再登録の作業を利便性の高いものとすることが可能となる。
本発明では、前記通信端末は、携帯電話であり、前記アルゴリズムは、前記携帯電話を車両キーとして動作させる車両用の鍵データであることを要旨とする。
この構成によれば、通信端末を携帯電話とし、アルゴリズムを車両用の鍵データとしたので、携帯電話を車両キーとして使用することが可能となる。
本発明によれば、メモリに空き領域が無くても新規アルゴリズムをダウロードすることができ、新規アルゴリズムのダウンロードのためにメモリ内の一アルゴリズムを消去しても、この消去アルゴリズムを再使用することができる。
一実施形態における鍵データ管理システムの概略構成を示す構成図。 鍵データの優先順位の決め方を示す説明図。 (a)〜(c)は、携帯電話に鍵データをダウンロードするときの手順を示す説明図。 (a)〜(d)は、携帯電話のメモリに空き容量がないときに鍵データをダウンロードするときの手順を示す説明図。 (a)〜(d)は、消去鍵データを再取得するときの手順を示す説明図。
以下、本発明を具体化した通信端末のアルゴリズム管理システムの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両キーから無線により送信されたIDコードでID照合を実行する電子キーシステム2が設けられている。本例の場合、車両キーとして携帯電話3が使用され、携帯電話3のメモリ4にIDコードが登録されている。電子キーシステム2には、車外でID照合が成立するとドアロック施解錠が許可又は実行されるエントリー機能と、車内でID照合が成立すると車内のエンジンスイッチ5による車両1の電源遷移操作及びエンジン始動操作が許可されるエンジン始動機能とがある。なお、携帯電話3が通信端末に相当する。
この場合、車両1には、携帯電話3との間でID照合を実行するキー照合装置6と、ドアロック動作を管理するドアロック装置7と、エンジンの動作を管理するエンジン始動装置8とが設けられ、これらが車内バス9によって接続されている。キー照合装置6には、同装置6のコントロールユニットとして照合ECU(Electronic Control Unit)10が設けられている。照合ECU10のメモリ(図示略)には、車両1と組みをなす携帯電話3のIDコードが登録されている。照合ECU10には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波を発信する車外発信機11と、車内にLF帯の電波を発信する車内発信機12と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する車両チューナ13とが接続されている。車外発信機11及び車内発信機12は、携帯電話3へのID送信要求としてリクエスト信号SrqをLF帯の電波によって送信し、いわゆるスマート通信の成立可否を試みる。
一方、携帯電話3には、通話やメールの各種動作を実行する電話機能部14の他に、携帯電話3を車両キーとして機能させるキー機能部15が設けられている。このキー機能部15には、キー機能部15を統括管理する通信制御部16が設けられている。キー機能部15には、データを上書き可能な前述したメモリ4が設けられ、このメモリ4に、キー固有のIDとしてIDコードが登録されている。キー機能部15には、LF帯の電波を受信可能なLF受信アンテナ17と、UHF帯の電波を送信可能なUHF送信アンテナ18とが接続されている。
携帯電話3が車外に位置する際、車外発信機11からリクエスト信号Srqが断続的に送信される。このとき、リクエスト信号Srqの車外通信エリアに携帯電話3が進入すると、携帯電話3(電子キー機能部15)はこのリクエスト信号Srqに応答して、ID信号SidをUHF帯の電波で返信する。ID信号Sidには、メモリ4内のIDコードが含まれている。照合ECU10は、ID信号Sidを車両チューナ13で受信して車外のスマート通信(車外通信)が確立すると、ID照合(スマート照合)として車外照合を実行する。そして、この車外照合が成立すると、ドアロック装置7によるドアロック施解錠が許可又は実行される。
また、運転者が乗車したことが例えばカーテシスイッチ等により検出されると、車外発信機11に代えて今度は車内発信機12がリクエスト信号Srqの送信を開始する。このとき、車内発信機12の車内通信エリアに進入して車内のスマート通信(車内通信)が確立すると、照合ECU10はID照合(スマート)として車内照合を実行する。そして、この車内照合が成立すると、エンジンスイッチ5(エンジン始動装置8)による電源遷移操作及びエンジン始動操作が許可される。
携帯電話3のメモリ4には、携帯電話3を車両キーとして動作させるプログラムとして、鍵データDkが登録されている。鍵データDkには、車両メーカや車種に応じた通信プロトコルとしてのアプリケーションや、前述したIDコード等が含まれる。また、携帯電話3を複数の車両1の共通の車両キーとして使用したり、或いは携帯電話3を住宅キーとしても使用したりする場合、メモリ4には、これらキーごとに複数の鍵データDkが登録される。なお、鍵データDkがアルゴリズムに相当する。
携帯電話3には、サーバ19からネットワークNを介して、新規鍵データDka(図3参照)をダウンロード可能な鍵データダウンロードシステム20が設けられている。この場合、電話機能部14には、ネットワーク通信によってサーバ19に問合せすることにより、ユーザが所望する鍵データDkのダウンロードを実行するダウンロード部21が設けられている。また、キー機能部15には、ダウンロード部21がサーバ19から取得した新規鍵データDkaをメモリ4に書き込む鍵データ登録部22が設けられている。さらに、サーバ19には、サーバ19側で鍵データDkのダウンロードを管理する鍵データ供給部23が設けられている。なお、新規鍵データDkaが新規アルゴリズムに相当する。
サーバ19には、携帯電話3にダウンロードされる鍵データDk,…を一括保存するデータベース24が設けられている。このデータベース24には、ユーザ単位で領域が区画されることにより、ユーザ個別のデータ格納領域としてユーザデータ領域25が設けられている。ユーザデータ領域25には、各個人が所有する車両1や住宅等の全ての鍵データDk(IDコード)が予め登録されている。このユーザデータ領域25には、同一ユーザが使用したことのある鍵データDkが、現在使用中のものや過去に使用したものも含めて、一括して登録されている。ユーザデータ領域25は、ユーザ当人のみが携帯電話3からアクセス可能な領域となっている。
携帯電話3を車両キーとして使用する際、サーバ19から新規鍵データDkaを携帯電話3にダウンロードする。この手順として、まずは携帯電話3のテンキーを使用して、ダウンロード用のアプリケーションを立ち上げ、システム加入時に割り振られる登録番号や、ユーザにより設定された暗証番号等を携帯電話3に打ち込んで、サーバ19にアクセスする。このとき、携帯電話3からネットワークNを介してダウンロード実行要求Sdがサーバ19に送信される。ダウンロード実行要求Sdには、前述した登録番号、暗証番号、各種指令等が含まれている。
このダウンロード実行要求Sdをサーバ19が受信すると、鍵データ供給部23は、ダウンロード実行要求Sdに含まれる登録番号や暗証番号により個人認証を実行し、アクセス元の個人を把握する。鍵データ供給部23は、アクセス元の個人が正規通信相手であることを確認すると、このときの通信相手のユーザデータ領域25を参照して、鍵データDkを1つユーザデータ領域25から取得する。そして、鍵データ供給部23は、その鍵データDkを含む鍵データ情報Skを、ネットワークNを介して例えば暗号通信等により携帯電話3に返信する。
ダウンロード部21は、鍵データ情報Skを受信すると、鍵データ情報Skを復号するとともに、鍵データ情報Skから鍵データDkを抽出し、この鍵データDkを鍵データ登録部22に出力する。鍵データ登録部22は、ダウンロード部21から鍵データDkを取得すると、メモリ4の空き領域に鍵データDkを書き込む。このとき、鍵データ登録部22は、メモリ4の空き領域において、アドレスの小さい側から鍵データDkを書き込んでいく。以上により、携帯電話3のメモリ4に新規鍵データDkaが登録され、携帯電話3を新規キーとして使用することが可能となる。
携帯電話3には、携帯電話3に登録する鍵データDkを統括管理する鍵データ管理システム26が設けられている。本例の鍵データ管理システム26は、サーバ19から鍵データDkをダウンロードする際、メモリ4に空き容量がなければ、メモリ4に登録済みの鍵データDkのうち最も優先度の低い鍵データDkを消去し、このデータ消去によって空いたメモリ領域に、新規鍵データDkaを書き込むシステムとなっている。また、鍵データ管理システム26は、空き容量の無いメモリ4に空き容量ができた際、自動でサーバ19にアクセスして、メモリ領域確保のために消去した消去鍵データDkb(図5参照)を再取得して、消去鍵データDkbをメモリ4に再登録する。なお、消去鍵データDkbが消去アルゴルズムに相当する。
この場合、キー機能部15には、メモリ4に登録されている鍵データDk,Dk…の優先順位を確認する優先順位確認部27が設けられている。優先順位確認部27は、図2に示すように、使用頻度の高い順に優先度が高く設定されている。本例の場合、例えば一番最近使用した鍵データDk1の優先度が最も高く、以降は、使用頻度(使用回数)の高い順に、鍵データDk2→鍵データDk3・・・→鍵データDknの順で優先順位が設定されている。なお、優先順位確認部27が優先順位確認手段に相当する。
キー機能部15には、メモリ4に新規鍵データDkaを登録する際、メモリ4内の一鍵データDkを消去した上で、新規鍵データDkaを書き込み可能な消去登録部28が設けられている。消去登録部28は、新規鍵データDkaをダウンロードする際、メモリ4に空き領域があるかどうかを確認しにいく。そして、消去登録部28は、もしメモリ4に空き領域がなければ、メモリ4から最も優先順位の低い鍵データDkを消去し、このデータ消去によって空いた空きエリアEに、新規鍵データDkaを書き込む。なお、消去登録部28が登録手段に相当する。
キー機能部15には、メモリ4に空き領域を作るために強制消去した消去鍵データDkbを再取得可能な鍵データ再取得部29が設けられている。ところで、ユーザが携帯電話3に登録できる鍵データDkは予め割り振られ、これら鍵データDkのうち、使用したいものが適宜ダウンロードされて使用される。よって、キー機能部15は、自身に登録可能な鍵データDk,Dk…を全て把握可能であるので、携帯電話3に登録可能な鍵データDk,Dk…のうち、どの鍵データDkがメモリ4に登録されていて、どの鍵データDkが未登録であるのかは分かる。
よって、鍵データ再取得部29は、空き領域の無いメモリ4から鍵データDkが消去されるなどして空き領域ができた際、携帯電話3に登録済みの鍵データDkの次に優先順位の高い鍵データDk、即ち自身に未登録の鍵データDk…の中で最も優先順位の高い鍵データDkを確認する。そして、鍵データ再取得部29は、この鍵データDkの番号を再取得通知Srとしてダウンロード部21に通知する。ダウンロード部21は、鍵データ再取得部29から再取得通知Srを入力すると、この再取得通知Srに準じた番号の鍵データDk、即ち消去鍵データDkbをサーバ19からダウンロードしてメモリ4に再登録する。なお、鍵データ再取得部29が取得手段に相当する。
次に、本例の鍵データ管理システム26の動作を図3〜図5に従って説明する。
まず、図3(a)に示すように、ダウンロード開始操作がユーザにより携帯電話3で実行されると、ネットワークNを介して携帯電話3からダウンロード実行要求Sdがサーバ19に送信される。このとき、ユーザは、どの番号のキーが欲しいのかを指定してダウンロード実行要求Sdを送信することも可能であるし、或いは、車両1や住宅の新たな鍵データDkが欲しいという要望だけの通知としてダウンロード実行要求Sdを送信することのどちらも通知可能である。
鍵データ供給部23は、ダウンロード実行要求Sdを受信すると、個人認証によって通信相手を特定し、アクセスしてきた通信相手を把握する。そして、鍵データ供給部23は、図3(b)に示すように、このときの通信相手のユーザデータ領域25を参照し、使用を許可する鍵データDkを1つ取得する。このとき、鍵データ供給部23は、これまでに携帯電話3に与えた鍵データDkが何であるのかを把握しているので、どの鍵データDkを送ればよいのかは把握可能である。続いて、鍵データ供給部23は、図3(c)に示すように、この新規鍵データDkaを含む鍵データ情報Skを、ネットワークNを介して携帯電話3に送信する。
ダウンロード部21は、サーバ19から鍵データ情報Skを受信すると、鍵データ情報Sk内の新規鍵データDkaを抽出し、これをキー機能部15に出力して、鍵データ登録部22に新規鍵データDkaをメモリ4に書き込ませる。このとき、消去登録部28は、メモリ4の空き領域を確認しにいく。ここで、図4(a)に示すように、メモリ4に空き領域があれば、消去登録部28は、鍵データ登録部22に通常通りの登録動作を実行させる。このため、鍵データ登録部22によって、メモリ4の空き領域に新規鍵データDkaが書き込まれる。
一方、図4(b)に示すように、メモリ4に空き領域がなければ、消去登録部28は、メモリ4内の複数の鍵データDk,Dk…の使用優先順位を優先順位確認部27に確認する。図4(b)では、上から3つ目に位置する鍵データDk4の優先順位が最も低くなっている。消去登録部28は、メモリ4内の鍵データDk,Dk…の中でどのデータが最も優先度が低いのかを把握すると、図4(c)に示すように、最も優先度の低い鍵データDk4を強制消去し、図4(d)に示すように、消去してできた空きエリアEに、新規鍵データDkaを書き込む。これにより、ダウンロードの際にメモリ4に空き領域が存在しなくても、新規鍵データDkaをメモリ4に登録することが可能となる。
ところで、例えば1台の車両1を複数人でカーシェアリングするために、サーバ19から新規鍵データDkaをダウンロードする場合がある。このようなカーシェアリング用の鍵データDkは、管理会社等から期限付きで貸し出されるものであるため、使用期間が過ぎると、図5(a)に示すように、メモリ4から自動消去されることが想定される。この場合、メモリ4から鍵データDkが1つ消去されることになるので、結果、メモリ4に空き領域ができることになる。
鍵データ再取得部29は、空き領域の無いメモリ4に空きが発生したことを確認すると、メモリ4に登録済みの鍵データDk,Dk…以外で、最も優先順位の高い鍵データDkが何であるのかを確認する。ここで、空き容量が無いときに強制消去された消去鍵データDkbは、携帯電話3に登録された鍵データDk,Dk…の中では最も優先順位が低いものの、強制消去されるまでは使用されていた訳であるから、非登録の鍵データDkの群の中では、最も優先度が高いはずである。よって、メモリ4に登録済み以外の鍵データDk,Dk…の中で最も優先順位の高い鍵データDkは、強制消去された消去鍵データDkbに相当する。
鍵データ再取得部29は、空き容量の無いメモリ4に空き領域が発生したことを確認すると、メモリ4に登録済みの鍵データDk,Dk…以外で最も優先順位の高い鍵データDkの番号を、再取得通知Srとしてダウンロード部21に出力する。ダウンロード部21は、鍵データ再取得部29から再取得通知Srを入力すると、図5(b)に示すように、この再取得通知Srで通知された番号の鍵データDk(即ち、消去鍵データDkb)をサーバ19からダウンロードしたいという要求を、ダウンロード実行要求Sdとしてサーバ19に送信する。
鍵データ供給部23は、このダウンロード実行要求Sdを受信すると、同ダウンロード実行要求Sdを読み取り、このときのアクセスで、携帯電話3がどの番号の鍵データDkを要望しているのかを把握する。このとき、鍵データ供給部23は、図5(c)に示すように、ユーザデータ領域25を参照して、この中から、メモリ4に登録済みの鍵データDk,Dk…以外で最も優先順位の高い鍵データDk、即ち消去鍵データDkbに相当する鍵データDk4を読み出す。続いて、鍵データ供給部23は、図5(d)に示すように、この消去鍵データDkbを含む鍵データ情報Skを携帯電話3に送信し、携帯電話3のメモリ4にダウンロードさせる。
従って、本例においては、携帯電話3のメモリ4に新規鍵データDkaをダウンロードする際、携帯電話3のメモリ4に空き領域が無ければ、メモリ4に登録された複数の鍵データDk,Dk…のうち、最も優先順位の低い鍵データDkを消去し、このデータ消去によってできた空きエリアEに新規鍵データDkaを書き込む。よって、携帯電話3のメモリ4に多数の鍵データDk,Dk…が登録されていて同メモリ4に空き領域が無くても、新規鍵データDkaをメモリ4に登録することが可能となる。
また、空き領域の無いメモリ4から、ある1つの鍵データDkが消去されてメモリ4に空き領域が生じた際、メモリ4に登録済みの鍵データDk,Dk…以外で最も優先順位の高い鍵データDk、即ち新規鍵データDkaの登録時にメモリ4に空き領域が無くメモリ4から強制消去された消去鍵データDkbが、サーバ19から自動でダウンロードされる。よって、消去鍵データDkbを携帯電話3に再登録することも可能となるので、消去鍵データDkbも問題なく再使用することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)サーバ19から新規鍵データDkaを携帯電話3のメモリ4にダウンロードする際、メモリ4に空き領域がない場合には、メモリ4に登録された複数の鍵データDk,Dk…のうち、最も使用頻度の低い鍵データDkが消去され、その空きエリアEに新規鍵データDkaが登録される。よって、メモリ4に空き領域が無くても、新規鍵データDkaをメモリ4に登録することができる。また、空き領域の無いメモリ4に空き領域ができると、空き領域を設ける際にメモリ4から消去された消去鍵データDkbが、サーバ19から携帯電話3に自動でダウンロードされるので、消去鍵データDkbを携帯電話3に再登録することができる。よって、メモリ4に空き領域を設けるために、消去鍵データDkbが一時的にメモリ4から待避する形式をとるので、消去鍵データDkbが手元からなくなることにはならず、消去鍵データDkbを問題なく再使用することができる。
(2)鍵データDkの優先順位を使用頻度で見るので、空き領域の無いメモリ4から鍵データDkを消去する際、使用の可能性が低いという消去するのに最適な鍵データDkを、メモリ4から消去することができる。
(3)空き領域が無かったメモリ4に空き領域ができた際、メモリ4に登録済みの鍵データDk,Dk…の次に優先順位の高い鍵データDkが、消去鍵データDkbとしてサーバ19から携帯電話3に自動でダウンロードされる。よって、消去鍵データDkbを携帯電話3に再登録するに際して、ユーザに特別な操作を課す必要がなくなるので、再登録の作業を利便性の高いものとすることができる。
(4)携帯電話3を車両キーとして使用可能であるので、携帯電話3と車両キーとの両方を所持する必要がなくなり、この点で利便性が高い。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・通信端末は、携帯電話3に限定されず、PDA等の他の端末でもよい。
・サーバ19は、車両1の管理会社に限らず、どのような組織でもよい。
・アルゴリズムは、鍵データDkに限らず、種々のソフトウェアを含むものとする。
・優先順位は、使用頻度の高い低いに限定されず、例えば各鍵データDkに番号を持たせ、この番号の小さい順に、優先順位を高く設定してもよい。
・消去鍵データDkbは、最も優先順位が低いものに限らず、例えば優先順位の下位3つのどれかとしてもよい。
・消去鍵データDkbの再取得は、自動で実行される場合、空き領域ができた時点で直ちに行われることに限らず、ある一定時間を置いてから実行されてもよい。
・消去鍵データDkbの再取得は、自動で実行されることに限らず、例えば携帯電話3のテンキーを操作することで行うマニュアル操作としてもよい。
・メモリ4に空き領域が無いときに実行されるメモリ消去は、使用期限が過ぎてデータが自動消去される形式に限定されず、例えばユーザのマニュアル操作による消去でもよい。
・ネットワークNは、インターネット通信網を使用することに限定されず、例えば電話網を使用してもよい。
・インターネット通信は、例えば無線LANを介した通信としてもよい。
・鍵データ管理システム26は、車両1に適用されることに限らず、車両1以外の機器や装置に応用することも可能である。
・ユーザデータ領域25の鍵データDk、即ち電子キーシステム2で取り扱う鍵データDkは、追加や変更を可能としてもよい。
・電子キーシステム2は、相互通信の往路と復路とで周波数がLFとUHFとで別の周波数をとることに限定されず、往路と復路とで同じ周波数としてもよい。また、使用周波数は、LFやUHFに限らず、他の帯域を使用してもよい。
・電子キーシステム2は、LFのリクエスト信号Srqに携帯電話3が応答して、ID信号SidをUHFで返信してID照合を実行するキー操作フリーシステムに限定されない。例えば、携帯電話3にIDタグを搭載し、このIDタグによってRFIDによりID照合を行うかざし照合システムとしてもよいし、携帯電話3の遠隔操作によりドアロック施解錠を行うワイヤレスキーシステムとしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜4のいずれかにおいて、前記アルゴリズムは、前記通信端末を車両キーとして動作させる車両用の鍵データである。この構成によれば、通信端末を車両キーとして使用することが可能となる。
(ロ)請求項1〜4、前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記取得手段は、前記メモリに空き領域ができた際、前記通信端末に登録済みの前記アルゴリズムの次に優先順位の高いアルゴリズムを前記サーバに問い合せ、当該アルゴリズムを前記消去アルゴリズムとして再取得する。この構成によれば、消去アルゴリズムを通信端末に再登録するに際して、通信端末が消去アルゴリズムを指定してサーバに問い合せるので、サーバに負荷をかけることなく、消去アルゴリズムの再登録が可能となる。
(ハ)請求項1〜4、前記技術的思想(イ),(ロ)のいずれかにおいて、前記通信端末としての携帯電話の動作を統括管理する電話機能手段と、当該携帯電話をキーとして動作させるキー機能手段とを備え、前記アルゴリズムは、前記キー機能手段を前記キーとして動作させるためのプログラムである。この構成によれば、電話機能手段とキー機能手段とを、それぞれ別の機能部品として製造することが可能となるので、例えばこれら機能を1つの機能部品として製造する場合に比べて、1部品単位辺りの構造を簡素なものとすることが可能となる。
3…通信端末としての携帯電話、4…メモリ、19…サーバ、27…優先順位確認手段としての優先順位確認部、28…登録手段としての消去登録部、29…取得手段としての鍵データ再取得部、N…ネットワーク、Dk(Dk1〜Dk4,Dkn)…アルゴリズムとしての鍵データ、E…空きエリア、Dka…新規アルゴリズムとしての新規鍵データ、Dkb…消去アルゴリズムとしての消去鍵データ。

Claims (4)

  1. サーバからネットワークを介して通信端末にアルゴリズムをダウンロード可能な通信端末のアルゴリズム管理システムにおいて、
    前記通信端末に登録された複数のアルゴリズムの優先順位を確認する優先順位確認手段と、
    前記サーバから新規アルゴリズムをダウンロードする際、前記通信端末のメモリに空きがないと、メモリから優先順位の低いアルゴリズムを消去し、該消去によって生じる空きエリアに前記新規アルゴリズムを書き込む登録手段と、
    空き領域の無い前記メモリに空きができた際、前記消去を伴うダウンロード時に前記メモリから消した消去アルゴリズムを、前記サーバから再取得する取得手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末のアルゴリズム管理システム。
  2. 前記優先順位は、前記通信端末に登録された前記アルゴリズムの使用頻度である
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末のアルゴリズム管理システム。
  3. 前記取得手段は、前記メモリに空き領域ができたことを確認すると、前記サーバに自動でアクセスし、前記ダウンロード時に消去した前記消去アルゴリズムを再取得可能となっている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末のアルゴリズム管理システム。
  4. 前記通信端末は、携帯電話であり、前記アルゴリズムは、前記携帯電話を車両キーとして動作させる車両用の鍵データである
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の通信端末のアルゴリズム管理システム。
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