JP2005282032A - 押しボタン錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外形寸法を小さくしてコンパクト化を図ることができる押しボタン錠を提供する。
【解決手段】 ケーシング2内で室外ノブ(操作部材)5に同軸心状となるように配置された駆動ギヤをサンギヤ31として有するとともに、このサンギヤ31に対する公転範囲がスライダ17の移動範囲と重なるように配置された遊星ギヤ32aを備えた遊星ギヤ機構18を設ける。そして、この遊星ギヤ機構18により、スライダ17を室外ノブ5への回動動作に応じて解錠方向へ移動させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ドアなどに用いられ、複数の押しボタンを備えた押しボタン錠に関する。
例えばドアを施錠する施錠装置には、鍵を不要とする解錠コード入力式の押しボタン錠が提供されている。このような押しボタン錠では、互いに異なる数字等が表示された複数の押しボタンがケーシングに対し出退自在に設けられており、これらのボタンのうち上記コードに一致したボタンのみが押動操作されたときに、この押しボタン錠は解錠するようになっている(例えば、下記特許文献1参照。)。
具体的には、上記のような従来の押しボタン錠は、そのケーシングの外側で回動可能に取り付けられたドアノブなどのドア開閉用の操作部材と、ケーシング内で前記操作部材に同軸心状に取り付けられた駆動ギヤと、上記複数の押しボタン毎に設けられ、対応する押しボタンへの押動操作にしたがってケーシング内をその裏側に移動する複数個のタンブラとを備えている。また、この押しボタン錠には、ケーシング内でタンブラの移動方向と直交する方向に移動自在に設けられるとともに、各タンブラと係合可能な凸部を内周側に形成した枠板状のスライダと、操作部材の回動動作に伴って回動する上記駆動ギヤの回動運動をスライダの直線運動に変換する伝動機構とを備えたロック機構が設けられており、タンブラとスライダ凸部とが係合することで当該押しボタン錠は施錠状態で維持される。
一方、上記解錠コードに一致した押しボタン及びこれに接続されたタンブラのみが押動操作されると、全てのタンブラとスライダ凸部との係合状態が解かれて、スライダが移動可能となり、ロック機構は操作部材に対するロック状態を解除する。すなわち、スライダが伝動機構を介して伝達される操作部材への操作力(回動力)にしたがってスライド移動し、これによって押しボタン錠はドアが開かれるのを許容する。尚、このような押しボタン錠では、クリアボタンが設けられており、押しボタンが誤って押動操作されたときなどの場合にその誤操作をクリアできるようになっている。
特許第2638476号公報(第3頁、図4)
しかしながら、上記のような従来ボタン錠では、半円弧状のセクタギヤが上記駆動ギヤとスライダとの間に配置されており、このセクタギヤを介在させて駆動ギヤの回動運動をスライダ側に伝達していた。このため、このセクタギヤがじゃまになってスライダの移動範囲を駆動ギヤに近づけることが困難であり、駆動ギヤとスライダとの間の距離を小さくすることが難しく、ケーシングの外形寸法を小さくすることも困難であった。この結果、押しボタン錠のコンパクト化を行い難いことがあった。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、外形寸法を小さくしてコンパクト化を図ることができる押しボタン錠を提供することを目的とする。
本発明の押しボタン錠は、ケーシングと、このケーシングの表面側に出退自在に設けられた複数の押しボタンと、この各押しボタンに対応して前記ケーシング内に設けられ、その対応する押しボタンを押動操作すると前記ケーシングの表裏方向裏側へ移動する解錠用及び非解錠用の複数のタンブラと、この各タンブラの移動方向と直交する方向に移動自在となるように前記ケーシング内に設けられ、解錠用のタンブラのみが前記押しボタンで押動操作されることで前記ケーシング内での解錠方向への移動が許容されるスライダと、前記ケーシングの表面側に回動自在に設けられ、その回動中心に対して同軸心状に配置された駆動ギヤをケーシング内に有するドア開閉用の操作部材と、前記駆動ギヤをサンギヤとして有するとともにこのサンギヤに対する公転範囲が前記スライダの移動範囲と重なるように配置された遊星ギヤを有しており、この遊星ギヤの公転運動によって前記スライダを解錠方向へ移動させる遊星ギヤ機構とを備えることを特徴とするものである。
上記のように構成された押しボタン錠では、駆動ギヤとしてのサンギヤに対する公転範囲がスライダの移動範囲と重なるように配置された遊星ギヤを有する遊星ギヤ機構により、スライダを解錠方向へ移動させるので、上記従来例と異なり、そのスライダの移動範囲を駆動ギヤに近づけることができる。この結果、駆動ギヤとスライダとの間の距離を小さくすることができ、ケーシングの外形寸法も小さくすることができる。
また、上記押しボタン錠において、前記スライダには、前記駆動ギヤ側に対向配置される逃げ凹部が形成されていることが好ましい。
この場合、上記逃げ凹部を形成していない場合に比べて、スライダと駆動ギヤとの間の距離及びケーシングの外形寸法をさらに小さくすることができる。
また、上記押しボタン錠において、前記遊星ギヤ機構は、前記サンギヤが噛合する固定の内歯を有する、前記ケーシング内に設けられた固定フレームと、前記サンギヤ及び前記内歯に噛合して当該サンギヤの周りを自転しながら公転する複数の遊星ギヤと、この各遊星ギヤとともに公転すべくその各遊星ギヤを自転自在に保持するとともに、前記スライダに当接する当接部を有する保持部材とを備えることが好ましい。
この場合、保持部材が遊星ギヤとともにサンギヤの周りを公転したときに上記当接部がスライダに当設して当該スライダを解錠方向へ移動させる。これにより、上記内歯を有する固定フレームに代えて、遊星ギヤの外周外方でこの遊星ギヤと噛合する歯を備えた回転フレームに上記当接部を設け、かつサンギヤの回動動作にて遊星ギヤ及び回転フレームの順番で回動させた後、スライダを回転フレームの当接部との当接によって駆動する場合に比べて、サンギヤと当接部との間に存在するギヤ噛合部でのがたつきの発生を抑えてスライダを駆動することができ、スライダをスムーズに動かすことができる。
また、上記押しボタン錠において、前記各タンブラをもとの非押動操作位置に戻すための付勢部材と、その各タンブラを押動操作位置に保持するための位置決め部を有しかつ前記スライダと同じ方向に自在となるように前記ケーシング内に設けられたクリア作動体と、前記操作部材の回動中心に対して同軸心状となるように前記ケーシング内に設けられ、当該操作部材の回動動作に従って前記クリア作動体を作動するカム部材とを備えてもよい。
この場合、上記押しボタンが誤って押動操作されたときなどの場合において、カム部材が操作部材の回動動作に従って上記クリア作動体を作動し、付勢部材がタンブラをその非押動操作位置に戻すクリア動作を行わせる。従って、前記クリア動作を行わせるための専用のクリアボタンの設置を省略することができ、押しボタン錠のコスト低減を図ることができる。
また、上記押しボタン錠において、前記カム部材には、前記クリア作動体に当接してこれを作動させるカム面が左右対称状に形成されていることが好ましい。
この場合、カム部材のカム面が左右対称状に設けられているので、上記操作部材が右回りまたは左回りに回動動作する2種類の押しボタン錠双方に当該カム部材を適用することができ、これら異なる押しボタン錠での部品共用化を行ってコスト低減を図ることができる。
本発明によれば、駆動ギヤとスライダとの間の距離を小さくしてケーシングの外形寸法も小さくすることができるので、押しボタン錠の外形寸法を小さくすることが可能となり、当該押しボタン錠のコンパクト化を容易に図ることができる。
以下、本発明の押しボタン錠を示す好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、本発明の押しボタン錠を、例えば家屋の玄関ドアに適用した場合について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る押しボタン錠の取付状態を示す側面図であり、図2の(a)及び(b)はそれぞれ上記押しボタン錠を室外側及び室内側から見た外観図である。図1及び図2において、本実施形態の押しボタン錠1は、ドアDの室外側に設置されたケーシング2と、同ドアDの室内側に取り付けられた飾り蓋3とを備えている。上記ケーシング2には、複数、例えば二列六段に配置された合計12個の押しボタン4と、室外側からドアDを開閉するための室外ノブ5とが設けられている。また、飾り蓋3には、室内側からドアDを開閉するための室内ノブ6と、当該飾り蓋3の側面に形成された開口部からドア枠DW側に突出した板状のラッチ部材7とを具備している。また、ケーシング2と飾り蓋3とは、ドアDを室内側から貫通する取付ボルト8a、8bによりドアDの室内外で対応する位置に固定されている。
上記室外ノブ5及び室内ノブ6は、それぞれ室外側及び室内側に突出するよう構成されたつまみ部5a及び6aを備えたものであり、対応するケーシング2及び飾り蓋3に回動可能に取り付けられている。また、これらノブ5、6は、室内外において同軸心状に配置されており、ドアDを貫通配置されたラッチ駆動軸9の一端部側及び他端部側に連結されている。また、このラッチ駆動軸9には、飾り蓋3内で上記ラッチ部材7が接続されており、当該駆動軸9が室外ノブ5または室内ノブ6の回動動作に応じて回動することにより、ラッチ部材7を飾り蓋3内側に引き込むようになっている。これにより、ラッチ部材7は、その突出端部がドア枠DWに固定されたラッチ受け金具10の枠体状の受け部10aに係合した係合状態(図2(b)に図示)からこの係合状態が解除されるよう飾り蓋3内側に移動されて、ドアDが開かれるのを許容する。
また、室外ノブ5及び室内ノブ6のうち、室外ノブ5は、後述のロック機構によってその回動動作がロックされるドア開閉用の操作部材を構成するものであり、後に詳述するように、その回動中心に対して同軸心状に配置された回動体及び駆動ギヤを有している。そして、上記ロック機構が、室外ノブ5の回動動作をロックすることにより、ラッチ駆動軸9の回動及びこれに伴うラッチ部材7の移動を阻止して、押しボタン錠1はドアDの施錠状態を維持する。一方、室内ノブ6は、ロック機構の動作状態に関わらず、ラッチ駆動軸9及びラッチ部材7を順次回動させるよう構成されており、随時ドアDを施錠または解錠状態にすることが可能となっている。
上記複数の各押しボタン4は、図3乃至図5も参照して、ケーシング2の表面側に出退自在に設けられたものであり、押しボタン錠1を解錠状態とするための解錠コードをデジタル入力できるよう構成されている。すなわち、各押しボタン近傍のケーシング2の表面には、その押しボタンへの押動操作に伴って解錠コードとして入力される数字(0〜9)またはアルファベット(A、B)が刻印され表示されている。
また、各押しボタン4には、ケーシング2内をその表裏方向(図3の左右方向)に移動可能に設けられたタンブラ12が連結されている。これらの各タンブラ12は、対応する押しボタン4への押動操作に応じて、ケーシング2内の非押動操作位置から当該ケーシング2の表裏方向裏側の押動操作位置に移動され、当該押動操作位置で保持されるよう構成されている。また、タンブラ12には、上記解錠コードを構成するための解錠用のタンブラ12aと、ロック機構11でのロック状態を維持するための非解錠用のタンブラ12bとが含まれており、押しボタン錠1では、予め設定された解錠コードが正確に入力された場合、すなわち解錠用タンブラ12aのみを押しボタン4によって押動操作位置に移動させた場合にのみ上記ロック機構11によるロック状態が解除されるようになっている。
上記ロック機構11は、図3乃至図5に示すように、ケーシング2の長手方向(図3の上下方向)に延設されたクリア作動体13の案内溝14が幅方向中央に形成されるとともに、この溝14の両側に形成された複数のタンブラ挿通孔15を有する基板16を備えている。この基板16は、上記ケーシング2のケース本体2aに対しボルト30a、30bにより着脱自在に取り付けられている。尚、これらの各ボルト30a、30bが螺合されるボルト穴は、上記取付ボルト8a、8bが通されるボルト穴2a1、2a2とケーシング幅方向で平行な位置に形成されている。
また、ロック機構11には、基板16に対して、上記長手方向でケーシング2の上側(図3の上側)にスライド移動可能に、かつ当該基板16の室外側に摺動可能に配置されたスライダ17と、上記室外ノブ5への回動操作に応じてスライダ17を移動させる伝動機構としての遊星ギヤ機構18と、スライダ17に室外側で重合されたタンブラ支持台19と、基板16の室内側に形成された開口部分を施蓋する裏蓋20とが設けられている。
上記複数の各タンブラ挿通孔15には、タンブラ12が室内外方向(図3の左右方向)に移動自在に挿通されており、さらに、これらの各タンブラ12はタンブラ支持台19に設けた挿通孔19aにも移動自在に挿通されている。
上記スライダ17は、全てのタンブラ挿通孔15を取り囲めるように構成された板状の枠体にて形成されたものであり、ケーシング2の上板との間に介装された圧縮バネ21によって遊星ギヤ機構18側に常時付勢された状態で、遊星ギヤ機構18によって上記長手方向に動かされるようになっている。また、このスライダ17の内周左右両縁部には、各タンブラ12の幅方向一方側に対して係脱可能に構成された凹部17a及び凸部17bがスライド方向に連続して形成されている。さらに、スライダ17は、コイルバネ22で室外側に付勢されたピン23により支持されており、このため、タンブラ12が押動時にスライダ17に接触しても当該スライダ17はコイルバネ22に抗して室内側に移動する。これにより、タンブラ12とスライダ17との接触に伴う押しボタン4の押動感触の変化によって解錠コードが察知されるのを困難にしている。
上記クリア作動体13は、基板16の案内溝14内で上記スライダ17と同じ方向(すなわち、上記長手方向)に摺動自在に設けられたものであり、タンブラ12をその押動操作位置で保持する保持機能、及び長手方向に移動することにより押動操作位置で保持されたタンブラ12をその非押動操作位置に戻すクリア機能が付与されている。つまり、クリア作動体13の室内側には、位置決め部としての二股状の位置決めバネ24がタンブラ12毎に設けられており、当該位置決めバネ24が押動操作位置に移動されたタンブラ12を保持する(図7も参照。)。
また、クリア作動体13は、ケーシング2内で二列に並ぶタンブラ12間に配置されており、ケーシング2の上板との間に介装された下降バネ25により、上記スライダ17とは独立して上記長手方向下側に常時付勢されている。また、このクリア作動体13の下端部13aには、図3に示すように、室外側に延設されてスライダ17の内周下縁部と当接することで当該スライダ17に対して係止される係止部分と、この係止部分から遊星ギヤ機構18側に延ばされた延設部分が設けられている。そして、この下端部13aが、ケーシング2内で室外ノブ5の上記回動体28に設けられた後述のカム部材40と接触することにより、クリア作動体13は上記長手方向上側に移動されて、位置決めバネ24により保持しているタンブラ12を非押動操作位置に移動させる。
図5及び図6に示すように、上記タンブラ12の幅方向一方側には、スライダ17の凹部17a及び凸部17bと係脱するロック部12cと解除溝12dとが凹凸状に形成されている。また、タンブラ12の幅方向他方側には、位置決めバネ24の先端掛止部24aに掛止される係止部12eが形成されている。各タンブラ12は、その係止部12eが形成されている側をケーシング2中央側に向けるようにして上記タンブラ挿通孔15に装填されている。
また、各タンブラ12の上記裏蓋20側には、当該タンブラ12をケーシング2表面側に付勢する付勢部材としての戻しバネ27を収納したバネ収納部26が形成されており、各タンブラ12は、対応する戻しバネ27によって上記表面側に常時付勢されている。これにより、図5の右側のタンブラ12aに示すように、連結された押しボタン4に押動操作されると、その係止部12eが位置決めバネ24の先端掛止部24aに掛止されて、押動操作位置で当該タンブラ12aは戻しバネ27の付勢力に抗して維持されているが、クリア作動体13を上記長手方向上側に移動させると位置決めバネ24との係合が解かれて、図5の左側のタンブラ12bに示すように、戻しバネ27によってケーシング2の表面側に押し出されて非押動操作位置に復帰する。
また、各タンブラ12のうち、上記解錠用のタンブラ12aでは、図6(a)に示すように、解除溝12dの方がロック部12cよりもケーシング2表面側に形成されている。このため、この解錠用タンブラ12aが押動操作位置にあるときには、その解除溝12dがスライダ17の枠内に位置して、スライダ凸部17bが当該タンブラ12aと接触しなくなる。一方、このタンブラ12aが非押動操作位置にあるときには、そのロック部12cがスライダ凹部17aに入り込んでスライダ凸部17bと係合することにより、同スライダ17の上記長手方向上側へのスライド移動を規制する。
また、上記非解錠用のタンブラ12bでは、図6(b)に示すように、ロック部12cの方が解除溝12dよりもケーシング2表面側に形成されている。このため、この非解錠用タンブラ12bが押動操作位置にあるときには、そのロック部12cがスライダ17の枠内に位置してスライダ凹部17aに入り込み、スライダ凸部17bと係合することにて同スライダ17の長手方向上側へのスライド移動を規制する。一方、このタンブラ12bが非押動操作位置にあるときには、その解除溝12dがスライダ17の枠内に位置して、スライダ凸部17bが当該タンブラ12bと接触しなくなる。
以上のように、上記ロック機構11では、いずれか一つのタンブラロック部12cがスライダ凸部17bと係合することにより、当該スライダ17のスライド移動を係止する。 また、タンブラロック部12cとスライダ凸部17bとの全ての係合状態が解除されたとき、つまり解錠用のタンブラ12aのみが対応する押しボタン4で押動操作されたときのみ、タンブラ12は同スライダ17のケーシング2内での解錠方向(上記長手方向上側)への移動を許容する。
上記各押しボタン4は、図3及び図5に示すように、有底筒状に形成されたケース4aと、このケース4a内に取り付けられた復帰バネ4bとを備えている。この復帰バネ4bの一端部はケース4aの底面に接続され、他端部は上記タンブラ支持台19の室外側に突設した突片29(図5)に接続されている。これにより、押しボタン4を押動操作しこのボタン4に連結されたタンブラ12を押動操作位置に移動させた後は、当該押しボタン4だけがその復帰バネ4bによってケーシング2の表面側の元の位置に自動的に復帰する。
上記遊星ギヤ機構18は、図8も参照して、ケーシング2内で室外ノブ5の上記駆動ギヤを兼用したサンギヤ31と、このサンギヤ31のケーシング2の長手方向上側及び下側に配置されて当該サンギヤ31と噛合する遊星ギヤ32a、32bとを備えている。また、遊星ギヤ機構18には、サンギヤ31の外周外方に固定されたリング状の固定フレーム33(図4)に設けられるとともに上記遊星ギヤ32a、32bにそれぞれ噛み合う固定の内歯33a、33bと、遊星ギヤ32a、32bを自転自在に保持する保持部材を構成するギヤ案内34及びギヤ蓋35とが設けられている。そして、この遊星ギヤ機構18では、各遊星ギヤ32a、32bが室外ノブ5に応動するサンギヤ31の回動動作に伴って当該サンギヤ31及び対応する上記内歯33a、33bと噛み合うことにより、ギヤ案内34及びギヤ蓋35に保持された状態で、サンギヤ31の周りを自転しながら、これらのギヤ案内34及びギヤ蓋35とともに公転するようになっている。
また、遊星ギヤ機構18では、図4に示すように、上記内歯33a、33bは、室外ノブ5の回動範囲を基に固定フレーム33に設けられており、その室外ノブ5に応動する遊星ギヤ32a、32bの各公転範囲に対応して形成されている。
また、遊星ギヤ機構18では、同図に示すように、上側の遊星ギヤ32aはそのサンギヤ31に対する公転範囲がスライダ17の移動範囲に重なるように配置されており、上記スライダ17の下端部をサンギヤ31の回動軸近くまで延設している。
また、このスライダ17の下端部には、同図に示すように、サンギヤ31側に対向配置される半円弧状の逃げ凹部17cが設けられており、このスライダ下端部を当該サンギヤ31に極力近接して配置できるよう構成されている。
上記サンギヤ31の室内側端部は、ギヤ案内34及び基板16にそれぞれ形成された貫通孔34a、16aを通して室内側に引き出されており、この端部中心部に形成された扇形状の連結孔(図4)に上記ラッチ駆動軸9の一端部がその回転方向で遊びをもって接続されている。一方、サンギヤ31の室外側端部は、ギヤ蓋35に形成された挿通孔35aを通して上記室外ノブ5側に突出されている。そして、このサンギヤ31の室外側端部には室外ノブ5の回動体28が連結されており、サンギヤ31は室外ノブ5と一体的に回動して上記駆動ギヤとして機能するようになっている。
上記ギヤ案内34には、図9も参照して、サンギヤ31用の上記貫通孔34aと、遊星ギヤ32a、32bの室内側端部がそれぞれ取り付けられる取付孔34b、34cとが一直線上に形成されており、これらのギヤ31、32a、32bの各噛み合い部を当該ギヤ案内34の内部に配置する配置スペース34f、34g、34hが確保されている。また、遊星ギヤ32a、32bの各室外側端部は、ギヤ蓋35に形成された取付孔35b、35c(図8)に挿入されており、各遊星ギヤ32a、32bがサンギヤ31の回動動作に伴いギヤ案内34及びギヤ蓋35の間で自転し、かつこれらギヤ案内34及びギヤ蓋35とともに公転するようになっている。
また、ギヤ案内34には、室外ノブ5の回動運動に応じて上記ロック機構11のロック状態を解除するための解除ピン36が取り付けられる取付孔34d、34eが設けられている。この解除ピン36は、上記スライダ17に当接する当接部を構成するものであり、ギヤ案内34が遊星ギヤ32a、32bの公転運動に従ってスライダ17の下端面に当接し当該スライダ17を駆動可能に構成されている。
詳細には、この解除ピン36は、室外ノブ5での押しボタン錠1を解錠するための回動動作の方向を基に上記取付孔34d、34eのうち、いずれか一方の取付孔34d、34eに設置されるものであり、例えば当該ボタン錠1の解錠方向が室外ノブ5を時計方向回り(室外側から見て右回り方向)に回動させる方向であるときには、図9(c)に示すように、室外側から見て左側の取付孔34dにのみ装着される。
また、上記解除ピン36の室内側端部は、基板16に形成された長孔42(図4)に通されており、当該ピン36がギヤ案内34とともに回動したときに上記長孔42によって案内されるようになっている。
また、この解除ピン36の室外側端部は、上記ギヤ蓋35に形成された貫通孔(図示せず)内を挿通されており、さらにこのピン36の室外側端部は、図4に示したように、上記スライダ17の下端部に近接配置されている。これにより、遊星ギヤ機構18では、室外ノブ5に加えられた解錠方向への操作力が回動体28を介してサンギヤ31に伝えられると、遊星ギヤ32a、32bがサンギヤ31からの回動力により内歯33a、33bに沿って室外ノブ5と同方向に回動(公転)し、この回動に伴ってギヤ案内34及びギヤ蓋35も同方向に回動(公転)することにより、解除ピン36がスライダ17の下端部に当接して、当該スライダ17をケーシング2上側への直線運動を行わせることができる。
上記回動体28は、図8及び図10を参照して、回動芯材37と、この回動芯材37が組付けられた筒状の軸受け部38と、この軸受け部38に巻き付けられた巻きバネ39とを備えており、室外ノブ5のつまみ部5aへの操作に応じて回動するようになっている。また、上記軸受け部38の室外側には、室外ノブ5の内部に配置されたバネによって付勢されたボール(図示せず)を受け止めるボール受けリング41a、41bが設けられている。
上記回動芯材37の室外側端部は、軸受け部38に形成された組付孔を挿通して室外ノブ5にスプライン結合されている。また、この回動芯材37の室内側端部は、サンギヤ31の室外側端部に形成されたスプライン穴に結合されて室外ノブ5への回転操作に応じてサンギヤ31を駆動するよう構成されている。また、上記巻きバネ39の自由端はケーシング2の内面に掛止されており、室外ノブ5はこの巻きバネ39の弾性力によって回動操作後原状復帰されるようになっている。
また、回動体28には、その軸受け部38の室内側に上記カム部材40が同軸心状に設けられている。このカム部材40は、室外ノブ5の回動動作に従って上記クリア作動体13を作動するものであり、図10に示すように、そのほぼ中心部分にサンギヤ31の室外側端部を挿通可能な挿通孔40aが形成された板材により構成されている。また、このカム部材40には、同図に示すように、例えば取付孔40bが3箇所形成されており、各取付孔40bに軸受け部38の室内側に設けられた突起38aが通された状態で、カム部材40は回動体28に組み付けられている。
また、カム部材40のケーシング2上側には、上記クリア作動体13の下端部13aに当接可能な円弧状のカム面40c、40dが左右対称状に設けられており、室外ノブ5が左回り及び右回りのいずれかの方向に回動されたときに、対応する一方のカム面40c、40dが上記下端部13aに当たってクリア作動体13をケーシング2上側に移動させる。これにより、カム部材40は、不正確な上記解錠コードが入力操作されて押動操作位置に誤って保持されているタンブラ12をその非押動操作位置に戻す、押しボタン4への誤操作解除を行えるようになっている。また、カム部材40は、正確な解錠コードが入力されて上記解錠用タンブラ12aのみが押動操作位置で保持されているときに、室外ノブ5への解錠操作に応じてクリア作動体13を作動して、その室外ノブ5の原状復帰とともに、解錠用タンブラ12aを非押動操作位置に自動的に戻して押しボタン錠1を施錠状態にすることも可能に構成されている。
以上のように構成された本実施形態の押しボタン錠1では、上記遊星ギヤ機構18において、上側の遊星ギヤ32aの公転範囲とスライダ17の移動範囲とを重ねることにより、上記スライダ17の下端部をサンギヤ31の回動軸近くまで延設している。この結果、セクタギヤを用いた上記従来例に比べて、スライダ17の移動範囲をサンギヤ(駆動ギヤ)31に近づけることができ、ケーシング2の外形寸法を小さくすることができる。それゆえ、押しボタン錠1の外形寸法も小さくすることが可能となって、押しボタン錠1のコンパクト化を容易に図ることができる。また、このように、外形寸法が小さいコンパクトな押しボタン錠を構成することができるので、従来品では適用し難かった小形の扉などにも本実施形態の押しボタン錠1を施錠装置として使用することが可能となるとともに、コンパクトな構成としていることから押しボタン錠1のコスト低減も容易に行うことができる。尚、押しボタン4の設置数が同数の押しボタン錠で比較した場合、本実施形態品では、従来品に比べて20mm以上外形寸法を短くできることが確認されている。
また、本実施形態では、スライダ17の下端部に逃げ凹部17cを設けてスライダ下端部をサンギヤ31に極力近接して配置しているので、スライダ17とサンギヤ31との間の距離及びケーシング2の外形寸法をさらに小さくすることができる。
また、本実施形態では、上記遊星ギヤ機構18において、遊星ギヤ32a、32bをサンギヤ31と内歯33a、33bとの間で当該サンギヤ31の周りを回動させることにより、解除ピン36をスライダ17に当接させ当該スライダ17を駆動している。一方、解除ピンとの当接により、スライダを直線運動させる構成には、遊星ギヤを固定位置で回動自在に設け、かつ解除ピンが取り付けられた外周ギヤを回動可能に設置し、サンギヤ、遊星ギヤ、及び外周ギヤの順番で回動させることで当該解除ピンによりスライダを直線的に動かすことも考えられる。しかしながら、このように構成した場合には、本実施形態品に比べて、その遊星ギヤ機構内のギヤ噛合部でのがたつきの発生が大きくなる。これに対して、本実施形態品では、遊星ギヤ機構18内のギヤ噛合部でのがたつきの発生をはるかに抑えることができ、スライダ17をスムーズに動かすことが可能となって室外ノブ5の操作性を高めることができる。
また、本実施形態では、クリア作動体13の下端部13aに当接可能なカム部材40を室外ノブ5の回動体28に設けているので、押動操作位置に保持されているタンブラ12を非押動操作位置に戻すための専用のクリアボタンの設置を省略することができ、押しボタン錠1のコスト低減を図ることができる。また、この従前のクリアボタンを使用したものでは、そのボタンに接続されたバネの弾性力などにより、タンブラのクリア動作を行い難いことがあった。これに対して、本実施形態品では、室外ノブ5への回動操作に伴うカム部材40の回動運動でクリア動作が行われるので、当該クリア動作を容易に行わせることができる。
また、本実施形態では、上記下端部13aに当接するカム面40c、40dが、左右対称状に設けられているので室外ノブ5が右回りまたは左回りに回動動作する2種類の押しボタン錠双方にカム部材40を適用することができる。したがって、これら異なる押しボタン錠での部品共用化を行ってコスト低減を図ることができる。
尚、上記の説明では、玄関ドアに適用した場合について説明したが、本発明の押しボタン錠は、操作部材側の駆動ギヤをサンギヤとするとともに、このサンギヤに対する公転範囲が前記スライダの移動範囲と重なるように配置された遊星ギヤを有する遊星ギヤ機構を用いたものであればよく、屋内に設けられた扉などを施錠する施錠装置として用いてもよい。また、押しボタンの設置数やその配列方法などは、上記のものに何等限定されるものではなく例えば複数の押しボタンが一列に配置されたものにも適用することができる。また、2個の遊星ギヤを用いた伝動機構について説明したが、遊星ギヤの設置数はこれに限定されるものではない。但し、遊星ギヤの設置数を増加するにつれて、伝動機構での動作をより安定な状態で行わせることが可能となるが、遊星ギヤなどを小型化して高精度に製作することが要求される。それゆえ、2個程度の遊星ギヤを伝動機構に組込む場合の方が好ましい。
また、上記の説明では、室内側に配置される飾り蓋にラッチ部材を設けて施錠する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばドアの側端面から出退自在に設けられたドアラッチに駆動ギヤを接続し、操作部材の回動動作に応じて当該ドアラッチを駆動するものでもよい。また、上記の説明では、つまみ部を有する操作部材について説明したが、操作部材の構成・形状はこれに限定されるものではなく、例えば片手で回動操作されるレバーを有する操作部材や上記サンギヤを回動するための鍵が挿入される鍵穴を有する操作部材を使用することもできる。
本発明の一実施形態に係る押しボタン錠の取付状態を示す側面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ上記押しボタン錠を室外側及び室内側から見た外観図である。 図1に示したケーシング内部の要部構成を示す拡大縦断面図である。 上記ケーシング内部を室内側から見たときの要部構成を示す拡大平面図である。 図4のV−V線断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ図5に示した解錠用及び非解錠用のタンブラの正面図である。 上記タンブラと図5に示したクリア作動体との関係を示す斜視図である。 図3に示した操作部材、回動体、及び遊星ギヤ機構の分解図である。 (a)は上記遊星ギヤ機構に含まれたギヤ案内を室外側から見たときの平面図であり、(b)及び(c)はそれぞれ(a)のIXb−IXb線断面図である。 上記回動体を室内側から見たときの拡大平面図である。
符号の説明
1 押しボタン錠
2 ケーシング
4 押しボタン
5 室外ノブ(操作部材)
11 ロック機構
12 タンブラ
13 クリア作動体
17 スライダ
18 遊星ギヤ機構
24 位置決めバネ(位置決め部)
27 戻しバネ(付勢部材)
31 サンギヤ(駆動ギヤ)
32a、32b 遊星ギヤ
33 固定フレーム
33a、33b 内歯
34 ギヤ案内(保持部材)
35 ギヤ蓋(保持部材)
36 解除ピン(当接部)
40 カム部材
40c、40d カム面

Claims (5)

  1. ケーシングと、
    このケーシングの表面側に出退自在に設けられた複数の押しボタンと、
    この各押しボタンに対応して前記ケーシング内に設けられ、その対応する押しボタンを押動操作すると前記ケーシングの表裏方向裏側へ移動する解錠用及び非解錠用の複数のタンブラと、
    この各タンブラの移動方向と直交する方向に移動自在となるように前記ケーシング内に設けられ、解錠用のタンブラのみが前記押しボタンで押動操作されることで前記ケーシング内での解錠方向への移動が許容されるスライダと、
    前記ケーシングの表面側に回動自在に設けられ、その回動中心に対して同軸心状に配置された駆動ギヤをケーシング内に有するドア開閉用の操作部材と、
    前記駆動ギヤをサンギヤとして有するとともにこのサンギヤに対する公転範囲が前記スライダの移動範囲と重なるように配置された遊星ギヤを有しており、この遊星ギヤの公転運動によって前記スライダを解錠方向へ移動させる遊星ギヤ機構と、
    を備えている押しボタン錠。
  2. 前記スライダには、前記駆動ギヤ側に対向配置される逃げ凹部が形成されている請求項1に記載の押しボタン錠。
  3. 前記遊星ギヤ機構は、
    前記サンギヤが噛合する固定の内歯を有する、前記ケーシング内に設けられた固定フレームと、
    前記サンギヤ及び前記内歯に噛合して当該サンギヤの周りを自転しながら公転する複数の遊星ギヤと、
    この各遊星ギヤとともに公転すべくその各遊星ギヤを自転自在に保持するとともに、前記スライダに当接する当接部を有する保持部材と、
    を備えている請求項1または2に記載の押しボタン錠。
  4. 前記各タンブラをもとの非押動操作位置に戻すための付勢部材と、
    その各タンブラを押動操作位置に保持するための位置決め部を有しかつ前記スライダと同じ方向に自在となるように前記ケーシング内に設けられたクリア作動体と、
    前記操作部材の回動中心に対して同軸心状となるように前記ケーシング内に設けられ、当該操作部材の回動動作に従って前記クリア作動体を作動するカム部材と、
    を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の押しボタン錠。
  5. 前記カム部材には、前記クリア作動体に当接してこれを作動させるカム面が左右対称状に形成されている請求項4に記載の押しボタン錠。
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