JP6595314B2 - 押しボタン錠 - Google Patents

押しボタン錠 Download PDF

Info

Publication number
JP6595314B2
JP6595314B2 JP2015226785A JP2015226785A JP6595314B2 JP 6595314 B2 JP6595314 B2 JP 6595314B2 JP 2015226785 A JP2015226785 A JP 2015226785A JP 2015226785 A JP2015226785 A JP 2015226785A JP 6595314 B2 JP6595314 B2 JP 6595314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
lock
tumbler
push button
unlocking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015226785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017095904A (ja
Inventor
洋士 奥田
宏之 中山
安彦 更家
Original Assignee
株式会社シュアインテリア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シュアインテリア filed Critical 株式会社シュアインテリア
Priority to JP2015226785A priority Critical patent/JP6595314B2/ja
Publication of JP2017095904A publication Critical patent/JP2017095904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6595314B2 publication Critical patent/JP6595314B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ドアなどに用いられ、複数の押しボタンを備えた押しボタン錠に関する。
例えば、ドアを施錠する施錠装置には、鍵を不要とする解錠コード入力式の押しボタン錠が提供されている。このような押しボタン錠では、互いに異なる数字等が表示された複数の押しボタンがケーシングに対し出退自在に設けられており、これらの押しボタンのうち上記解錠コードに一致した押しボタンのみが押動操作されたときに、この押しボタン錠は解錠するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、上記のような従来の押しボタン錠は、そのケーシングの外側で回動可能に取り付けられたドアノブなどのドア開閉用の操作部材と、ケーシング内で前記操作部材に同軸心状に取り付けられた駆動ギヤと、上記複数の押しボタン毎に設けられ、対応する押しボタンへの押動操作にしたがってケーシング内をその裏側に移動する複数個のタンブラとを備えている。また、この押しボタン錠には、ケーシング内でタンブラの移動方向と直交する方向に移動自在に設けられるとともに、各タンブラと係合可能な凸部を内周側に形成した枠板状のスライダと、操作部材の回動動作に伴って回動する上記駆動ギヤの回動運動をスライダの直線運動に変換する伝動機構とを備えた施錠ロック機構が設けられており、タンブラとスライダ凸部とが係合することで当該押しボタン錠は施錠状態で維持される。
一方、上記解錠コードに一致した押しボタン及びこれに接続されたタンブラのみが押動操作されると、全てのタンブラとスライダの凸部との係合状態が解かれて、スライダが移動可能となり、施錠ロック機構は操作部材に対するロック状態を解除する。すなわち、スライダが伝動機構を介して伝達される操作部材への操作力(回動力)にしたがってスライド移動し、これによって押しボタン錠はドアが開かれるのを許容する。
施錠ロック機構には、各押しボタンに対応する位置に挿通孔が設けられており、解錠コードに一致する押しボタンに対応する挿通孔には解錠用のタンブラが挿通され、解錠コードに一致しない他の押しボタンに対応する挿通孔には非解錠用のタンブラが挿通されている。したがって、上記施錠ロック機構では、任意の挿通孔に挿通されている解錠用のタンブラと、他の任意の挿通孔に挿通されている非解錠用のタンブラとを互いに差し替えることで、解錠コードを自由に変更できるようになっている。
特開2005−282032号公報
しかしながら、上記のような従来の押しボタン錠では、解錠コードを変更する際に、ドアの室内側および室外側に取り付けられている全ての部品を取り外し、施錠ロック機構等を分解する必要があるため、解錠コードの変更作業に多大な時間と手間を要するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、解錠コードの変更を容易に行うことができる押しボタン錠を提供することを目的とする。
本発明の押しボタン錠は、ドアの室外側に設けられる本体部と、前記本体部の表面側に出退自在に設けられた複数の押しボタンと、前記各押しボタンに対応して、前記本体部の裏面側から当該本体部内に抜き差し自在に差し込まれた解錠用及び非解錠用の複数のタンブラと、を備え、前記押しボタンにより前記解錠用のタンブラのみが押動操作されると、当該タンブラが前記本体部の表裏方向の裏側へ移動することで解錠可能な状態となる押しボタン錠であって、前記ドアの室外側に固定され、前記本体部の裏面側が着脱自在に取り付けられるベース部と、前記本体部の裏面側が前記ベース部に取り付けられた状態で当該本体部をロックするロック部と、前記ドアの室内側に設けられ、前記ロック部による前記本体部のロックを解除操作する操作部と、を備えることを特徴とする。
上記のように構成された押しボタン錠によれば、通常時は、裏面側からタンブラが挿し込まれた本体部の裏面側を、ドアの室外側に固定されたベース部に取り付けた状態でロック部によりロックすることで、本体部の裏面側からタンブラを抜き差しすることができない状態、すなわち解錠コードの変更を行うことができない状態に保持することができる。
上記の通常時の状態から、ドアの室内側に設けられた操作部により、ロック部による本体部のロックを解除操作し、本体部をベース部から取り外すことで、本体部の裏面側からタンブラを抜き差し自在な状態とすることができる。これにより、本体部に差し込まれている任意の解錠用のタンブラと任意の非解錠用タンブラとを差し替えることで、解錠コードを変更することができる。したがって、従来のように、ドアの室内側および室外側に取り付けられている押しボタン錠の全ての部品を取り外す必要がないので、解錠コードの変更を容易に行うことができる。
また、前記操作部はドアの室内側に設けられているので、ユーザ以外の第三者は、ドアの室外側にいる限り、前記操作部を操作することができない。したがって、第三者によって解錠コードが勝手に変更されるのを防止することができる。
前記押しボタン錠において、前記ロック部は、前記本体部をロックした状態で、前記押しボタンにより前記解除用のタンブラのみが押動操作されたときに限り、当該本体部のロックを解除可能な状態となるのが好ましい。
この場合、押しボタンにより解錠用のタンブラのみが押動操作された場合、すなわち解錠コードを知っている場合に限り、ロック部による本体部のロックを解除操作することができる。このため、ユーザ以外の第三者は、ドアの室内側にいても解錠コードを知らない限り、解錠コードの変更を行うことができない。したがって、第三者によって解錠コードが勝手に変更されるのをさらに効果的に防止することができる。
前記押しボタン錠において、前記本体部は、その裏側へ突出する突出部を有し、前記ベース部は、当該ベース部に前記本体部が取り付けられた状態で、前記突出部が挿入される挿入孔を有し、前記ロック部は、前記挿入孔の周壁から径内方向へ出退自在な第1係合部と、前記挿入孔の周壁であって前記第1係合部に対して径方向反対側の位置から径内方向へ出退自在な第2係合部と、を有し、前記突出部は、前記挿入孔に挿入された状態で、前記第1係合部および第2係合部が前記挿入孔の径内方向に突出して当該突出部を径方向両側から挟み込むように係合することで、前記挿入孔から離脱不能に保持されるのが好ましい。
この場合、本体部の突出部は、ベース部の挿入孔に挿入された状態で、ロック部の第1及び第2係合部により挿入孔の径方向両側から挟み込まれた状態で当該挿入孔から離脱不能に保持される。これにより、本体部をベース部にロックした状態で、本体部が前記挿入孔の径方向にがたつくのを防止することができる。
前記押しボタン錠において、前記本体部は、前記表裏方向と直交する方向に所定間隔をおいて複数の前記突出部を有し、前記ベース部は、前記複数の突出部がそれぞれ挿入される複数の前記挿入孔を有し、前記ロック部は、前記複数の挿入孔それぞれにおいてその周壁から径内方向へ出退自在な複数の前記第1及び第2係合部を有するのが好ましい。
この場合、本体部が前記挿入孔の径方向にがたつくのをさらに効果的に防止することができる。
前記押しボタン錠において、前記本体部には、その裏側に開口するとともに前記複数のタンブラそれぞれが差し込まれる複数の挿通孔が形成されており、前記本体部の裏側に着脱自在に取り付けられ、前記複数の挿通孔の開口を施蓋する裏蓋と、前記裏蓋を施蓋状態で保持する保持部と、をさらに備え、前記保持部は、前記本体部の裏側において、施蓋状態の前記裏蓋をその裏面側から押さえる当接位置と押さえない非当接位置との間で移動自在に取り付けられた押さえ板を有するのが好ましい。
この場合、本体部をベース部から取り外した状態で、本体部側の押さえ板を当接位置から非当接位置へ移動操作することで、本体部から裏蓋を取り外すことができ、これによって、各挿通孔に挿通されているタンブラを差し替えることができる。したがって、本体部から裏蓋を取り外すときにドライバー等の工具を用いる必要がないので、解錠コードの変更をさらに容易に行うことができる。
本発明の押しボタン錠によれば、解錠コードの変更を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る押しボタン錠の取付状態を示す側面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ上記押しボタン錠を室外側及び室内側から見た外観図である。 ケーシング内部の要部構成を示す拡大縦断面図である。 ケーシング内部を室外側から見たときの要部構成を示す拡大断面図である。 図4のV−V線断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ非解錠用のタンブラ及び解錠用のタンブラの正面図である。 タンブラとクリア作動体との関係を示す斜視図である。 回動体及びカム部材を室内側から見たときの拡大平面図である。 本体部を室内側から見たときの平面図である。 ベース部及び基台の内部構成を示す縦断面図である。 ベース部の外側ベース体を室外側から見たときの平面図である。 外側ベース体と第1及び第2ロックプレートとを分解して室内側から見たときの平面図である。 ベース部の内部構成を示す横断面図である。 第1及び第2ロックプレートのロック解除位置の状態を示す平面図である。 第1及び第2ロックプレートのロック位置の状態を示す平面図である。 規制部材及びコイルバネを示す図10の要部拡大断面図である。 規制部材及びコイルバネを示す横断面図である。 規制部材の規制解除位置の状態を示す拡大断面図である。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、本発明の押しボタン錠を、例えば家屋の玄関ドアに適用した場合について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る押しボタン錠の取付状態を示す側面図である。また、図2の(a)及び(b)は、それぞれ上記押しボタン錠を室外側及び室内側から見た外観図である。図1及び図2において、本実施形態の押しボタン錠1は、ラッチD1が出退自在に取り付けられたドアDに設けられている。押しボタン錠1は、ドアDの室外側に取り付けられたベース部2及び本体部3と、ドアDの室内側に取り付けられた基台4および飾り蓋5とを備えている。
ベース部2と基台4とは、ドアDを室内側から貫通する取付ボルト6a,6b(図10も参照)によりドアDの室内外で対応する位置に固定されている。本体部3には、複数(図例では二列六段に配置された合計12個)の押しボタン7と、室外側からドアDを開閉するための室外ノブ8とが設けられている。また、飾り蓋5には、室内側からドアDを開閉するための室内ノブ9が設けられている。室外ノブ8及び室内ノブ9は、それぞれ室外側及び室内側に突出するよう構成されたつまみ部8a及び9aを備えたものであり、対応する本体部3及び飾り蓋5に回動可能に取り付けられている。
また、これらのノブ8、9は、室内外において同軸心状に配置されており、ドアDを貫通配置されたラッチ駆動軸10(図10も参照)の一端部側及び他端部側に連結されている。このラッチ駆動軸10には、ドアDの内部で上記ラッチD1が接続されており、当該ラッチ駆動軸10が室外ノブ8または室内ノブ9の回動動作に応じて回動することにより、ラッチD1をドアDの内側に引き込むようになっている。これにより、ラッチD1は、その突出端部が図示しないドア枠のラッチ受け金具に係合した係合状態から解除されるよう飾り蓋5内に移動して、ドアDが開かれるのを許容する。
また、室外ノブ8及び室内ノブ9のうち、室外ノブ8は、後述の施錠ロック機構によってその回動動作がロックされるドア開閉用の操作部材を構成するものであり、後に詳述するように、その回動中心に対して同軸心状に配置された回動体及び駆動ギヤを有している。そして、上記施錠ロック機構が、室外ノブ8の回動動作をロックすることにより、ラッチ駆動軸10の回動及びこれに伴うラッチD1の移動を阻止して、押しボタン錠1はドアDの施錠状態を維持する。一方、室内ノブ9は、施錠ロック機構の動作状態に関わらず、ラッチ駆動軸10及びラッチD1を順次回動させるよう構成されており、随時ドアDを施錠または解錠状態にすることが可能となっている。
[本体部]
図3は、本体部3の内部構成を示す拡大縦断面図である。図2及び図3において、本体部3は、ケーシング3aと、その内部に設けられた施錠ロック機構11とを備えている。ケーシング3aの表面側には、上記複数の押しボタン7がそれぞれ出退自在に設けられており、これらの押しボタン7は、押しボタン錠1を解錠状態とするための解錠コードをデジタル入力できるよう構成されている。すなわち、各押しボタン7近傍のケーシング3aの表面には、例えば、押しボタン7への押動操作に伴って解錠コードとして入力される数字(0〜9)およびアルファベット(A,B)が刻印され表示されている。
図4は、本体部3の内部を室外側から見たときの要部構成を示す拡大断面図である。図5は、図4のV−V線断面図である。図3〜図5において、各押しボタン7には、ケーシング3a内をその表裏方向(図3の左右方向)に移動可能に設けられたタンブラ12が連結されている。これらの各タンブラ12は、対応する押しボタン7への押動操作に応じて、ケーシング3a内の非押動操作位置から当該ケーシング3aの表裏方向裏側の押動操作位置に移動され、当該押動操作位置で保持されるよう構成されている。
図5に示すように、複数のタンブラ12は、上記解錠コードを構成するための所定数の解錠用のタンブラ12aと、施錠ロック機構11によるロック状態を維持するための所定数の非解錠用のタンブラ12bとからなる。押しボタン錠1は、予め設定された解錠コードが正確に入力された場合、すなわち所定数の解錠用のタンブラ12aのみを押しボタン7によって押動操作位置に移動させた場合にのみ、施錠ロック機構11によるロック状態が解除されるようになっている。
<施錠ロック機構>
図5において、施錠ロック機構11は基板16を備えており、この基板16は、その幅方向中央に形成された案内溝14と、この案内溝14の幅方向両側に形成された複数のタンブラ挿通孔(挿通孔)15とを有する。案内溝14は、ケーシング3aの幅方向中央において長手方向(図4の上下方向)に延設されたクリア作動体13の当該長手方向への摺動を案内するものである。
基板16は、ケーシング3aに対して図示しないボルトにより着脱自在に取り付けられている。尚、これらのボルト及びが当該ボルトが螺合されるボルト穴は、後述するロックボルト44が螺合されるボルト穴3a1とケーシング3aの幅方向で平行な位置に形成されている。
図3及び図4において、施錠ロック機構11には、基板16に対して、上記長手方向でケーシング3aの上側(図3の上側)にスライド移動可能、かつ当該基板16の室外側に摺動可能に配置されたスライダ17と、上記室外ノブ8への回動操作に応じてスライダ17を移動させる伝動機構としての遊星ギヤ機構18と、スライダ17に室外側で重合されたタンブラ支持台19と、基板16の室内側に形成された開口部分を施蓋する裏蓋20とが設けられている。
各タンブラ挿通孔15には、タンブラ12が抜き差し自在に差し込まれている。各タンブラ12は、タンブラ挿通孔15内において室内外方向(図3の左右方向)に移動自在である。また、図5に示すように、各タンブラ12はタンブラ支持台19に設けた挿通孔19aにも移動自在に挿通されている。
<スライダ>
図4において、上記スライダ17は、全てのタンブラ挿通孔15を取り囲めるように構成された板状の枠体にて形成されたものであり、ケーシング3aの上板との間に介装された圧縮バネ21によって遊星ギヤ機構18側に常時付勢された状態で、遊星ギヤ機構18によって上記長手方向に動かされるようになっている。
また、スライダ17の内周の左右両縁部には、各タンブラ12の幅方向一方側に対して係脱可能に構成された凹部17a及び凸部17bがスライド方向に連続して形成されている。さらに、図5に示すように、スライダ17は、コイルバネ22で室外側に付勢されたピン23により支持されている。このため、タンブラ12が押動時にスライダ17に接触しても当該スライダ17はコイルバネ22に抗して室内側に移動する。これにより、タンブラ12とスライダ17との接触に伴う押しボタン7の押動感触の変化によって解錠コードが察知されるのを困難にしている。
<クリア作動体>
図5において、上記クリア作動体13は、基板16の案内溝14内で上記スライダ17と同じ方向(すなわち、上記長手方向)に摺動自在に設けられたものであり、タンブラ12をその押動操作位置で保持する保持機能、及び長手方向に移動することにより押動操作位置で保持されたタンブラ12をその非押動操作位置に戻すクリア機能が付与されている。つまり、クリア作動体13の室内側には、位置決め部としての二股状の位置決めバネ24がタンブラ12毎に設けられており、当該位置決めバネ24が押動操作位置に移動されたタンブラ12を保持する(図7も参照)。
また、図4に示すように、クリア作動体13は、ケーシング3a内で二列に並ぶタンブラ12間に配置されており、ケーシング3aの上板との間に介装された下降バネ25により、上記スライダ17とは独立して上記長手方向下側に常時付勢されている。また、図3に示すように、クリア作動体13の下端部13aには、室外側に延設されてスライダ17の内周下縁部と当接することで当該スライダ17に対して係止される係止部分と、この係止部分から遊星ギヤ機構18側に延ばされた延設部分が設けられている。そして、この下端部13aが、ケーシング3a内で室外ノブ8の上記回動体28に設けられた後述のカム部材40と接触することにより、クリア作動体13は上記長手方向上側に摺動して、位置決めバネ24により保持しているタンブラ12を非押動操作位置に移動させる。
<タンブラ>
図6の(a)及び(b)は、それぞれ非解錠用のタンブラ12b及び解錠用のタンブラ12aの正面図である。図5及び図6に示すように、上記タンブラ12の幅方向一方側には、スライダ17の凹部17a及び凸部17bと係脱する規制部12cと解除溝12dとが凹凸状に形成されている。また、タンブラ12の幅方向他方側には、上記位置決めバネ24の先端掛止部24aに掛止される係止部12eが形成されている。各タンブラ12は、その係止部12eが形成されている側をケーシング3aの中央側に向けるようにして上記タンブラ挿通孔15に差し込まれている。
また、図5に示すように、各タンブラ12に対向する上記裏蓋20には、当該タンブラ12をケーシング3aの表面側に付勢する付勢部材としての戻しバネ27を収納したバネ収納部26が形成されており、各タンブラ12は、対応する戻しバネ27によって上記表面側に常時付勢されている。これにより、図5の右側(解除用)のタンブラ12aに示すように、対応する押しボタン7が押動操作されると、係止部12eが位置決めバネ24の先端掛止部24aに掛止されて、当該タンブラ12aは戻しバネ27の付勢力に抗して押動操作位置で維持されている。この状態から、クリア作動体13を位置決めバネ24と共に上記長手方向上側に摺動させると係止部12eと位置決めバネ24との係合が解かれて、図5の左側(非解除用)のタンブラ12bと同様に、右側のタンブラ12aは戻しバネ27の付勢力によってケーシング3aの表面側に押し出されて非押動操作位置に復帰する。
複数のタンブラ12のうち、解錠用のタンブラ12aでは、図6(b)に示すように、解除溝12dの方が規制部12cよりもケーシング3aの表面側に形成されている。このため、この解錠用のタンブラ12aが押動操作位置にあるときには、その解除溝12dがスライダ17の枠内に位置して、スライダ17の凸部17bが当該タンブラ12aと接触しなくなる。一方、このタンブラ12aが非押動操作位置にあるときには、その規制部12cがスライダ17の凹部17aに入り込んで凸部17bと係合することにより、同スライダ17の上記長手方向の上側へのスライド移動を規制する。
また、非解錠用のタンブラ12bでは、図6(a)に示すように、規制部12cの方が解除溝12dよりもケーシング3aの表面側に形成されている。このため、この非解錠用のタンブラ12bが押動操作位置にあるときには、その規制部12cがスライダ17の枠内に位置して凹部17aに入り込み、スライダ17の凸部17bと係合することで同スライダ17の長手方向の上側へのスライド移動を規制する。一方、このタンブラ12bが非押動操作位置にあるときには、その解除溝12dがスライダ17の枠内に位置して、スライダ17の凸部17bが当該タンブラ12bと接触しなくなる。
以上のように、上記施錠ロック機構11では、いずれか一つのタンブラ12の規制部12cがスライダ17の凸部17bと係合することにより、タンブラ12は当該スライダ17のスライド移動を規制する。そして、タンブラ12の規制部12cとスライダ17の凸部17bとの全ての係合状態が解除された場合、つまり解錠用のタンブラ12aのみが対応する押しボタン7で押動操作された場合に限り、タンブラ12は同スライダ17のケーシング3a内での解錠方向(上記長手方向上側)へのスライド移動を許容する。
<押しボタン>
上記各押しボタン7は、図5に示すように、有底筒状に形成されたケース7aと、このケース7a内に取り付けられた復帰バネ7bとを備えている。この復帰バネ7bの一端部はケース7aの底面に接続され、他端部は上記タンブラ支持台19の室外側に突設した突片29に接続されている。これにより、押しボタン7を押動操作しこの押しボタン7に連結されたタンブラ12を押動操作位置に移動させた後は、当該押しボタン7だけがその復帰バネ7bによってケーシング3aの表面側の元の位置に自動的に復帰する。
<遊星ギヤ機構>
図3及び図4において、上記遊星ギヤ機構18は、ケーシング3a内で室外ノブ8の上記駆動ギヤを兼用したサンギヤ31と、このサンギヤ31のケーシング3aの長手方向上側及び下側に配置されて当該サンギヤ31と噛合する遊星ギヤ32a,32bとを備えている。サンギヤ31及び遊星ギヤ32a,32bは、基板16に形成された円溝33内に配置されており、サンギヤ31は円溝33の中心に配置されている。
また、遊星ギヤ機構18は、上記円溝33の側壁に一体に形成された内歯34a,34bを備えている。各内歯34a,34bには、それぞれ遊星ギヤ32a,32bが噛み合っている。そして、各遊星ギヤ32a,32bが、室外ノブ8に応動するサンギヤ31の回動動作に伴って、当該サンギヤ31及び対応する上記内歯34a,34bと噛み合うことにより、各遊星ギヤ32a,32bは、自転しながら、サンギヤ31の周りを公転するようになっている。
また、上記内歯34a,34bは、室外ノブ8の回動範囲に基づいて円溝33の側壁に設けられており、その室外ノブ8に応動する遊星ギヤ32a,32bの各公転範囲に対応して形成されている。また、図4において、上側の遊星ギヤ32aは、サンギヤ31に対する公転範囲がスライダ17の移動範囲と重なるように配置されており、スライダ17の下端部は、サンギヤ31の回動軸近くまで延設されている。
また、スライダ17の下端部には、同図に示すように、サンギヤ31側に対向配置される半円弧状の逃げ凹部17cが形成されており、これにより、スライダ17の下端部は、サンギヤ31に近接して配置されている。
図3において、サンギヤ31の室内側端部(図中の左端部)は、基板16を貫通して室内側に引き出されており、この端部中心部に形成された扇形状の連結孔31a(図4)に上記ラッチ駆動軸10の一端部がその回転方向で遊びをもって接続されている。一方、サンギヤ31の室外側端部(図中の右端部)は、室外ノブ8側に突出されている。そして、このサンギヤ31の室外側端部には室外ノブ8の回動体28が連結されており、サンギヤ31は室外ノブ8と一体的に回動して上記駆動ギヤとして機能するようになっている。
図4において、基板16の上記円溝33の底部には、当該円溝33と同心の円弧状の長穴42が形成されている。この長穴42には、サンギヤ31と共に回動するギヤ案内35に固定された解除ピン36の一端部が挿入されており、サンギヤ31の公転によって解除ピン36がギヤ案内35と共に回動するときに、解除ピン36は上記長穴42によって案内されるようになっている。また、解除ピン36の他端部は、スライダ17の下端面に近接して配置されており、解除ピン36がギヤ案内35と共に回動したときにスライダ17の下端面に当接するようになっている。
これにより、室外ノブ8に加えられた解錠方向への操作力が回動体28を介してサンギヤ31に伝えられると、遊星ギヤ32a,32bがサンギヤ31からの回動力により内歯34a,34bに沿って室外ノブ8と同方向に回動(公転)する。この回動に伴って解除ピン36が、案内ギヤ35と共に回動してスライダ17の下端面に当接することで、スライダ17をケーシング3aの上側への直線運動を行わせることができる。
<回動体>
図8は、回動体28及びカム部材40を室内側から見たときの拡大平面図である。図3及び図8を参照して、回動体28は、回動芯材37と、この回動芯材37が組付けられた筒状の軸受け部38と、この軸受け部38に巻き付けられた巻きバネ39とを備えており、室外ノブ8のつまみ部8aへの操作に応じて回動するようになっている。
回動芯材37は、一端部が室外ノブ8に結合されるとともに、他端部がサンギヤ31に結合されており、室外ノブ8への回転操作に応じてサンギヤ31を駆動するように構成されている。また、巻きバネ39の自由端はケーシング3aの内面に掛止されており、室外ノブ8は、この巻きバネ39の弾性力によって回動操作後に原状復帰されるようになっている。
<カム部材>
回動体28には、その軸受け部38の室内側にカム部材40が同軸心状に設けられている。カム部材40は、そのほぼ中心部分にサンギヤ31の室外側端部を挿通可能な挿通孔40aが形成された板材により構成されている。このカム部材40には、図8に示すように、例えば取付孔40bが周方向に3箇所形成されており、各取付孔40bに軸受け部38の室内側に設けられた突起38aが通された状態で、カム部材40は回動体28に組み付けられている。
カム部材40のケーシング3aの上側には、クリア作動体13の下端部13aに当接可能な円弧状のカム面40c,40dが左右対称状に設けられており、室外ノブ8が左回り及び右回りのいずれかの方向に回動されたときに、対応する一方のカム面40c,40dが上記下端部13aに当たってクリア作動体13をケーシング3aの上側にスライド移動させる。
これにより、カム部材40は、不正確な上記解錠コードが入力操作されて押動操作位置に誤って保持されているタンブラ12をその非押動操作位置に戻す、押しボタン7への誤操作解除を行えるようになっている。また、カム部材40は、正確な解錠コードが入力されて解錠用のタンブラ12aのみが押動操作位置で保持されているときに、室外ノブ8への解錠操作に応じてクリア作動体13を作動して、その室外ノブ8の原状復帰とともに、解錠用のタンブラ12aを非押動操作位置に自動的に戻して押しボタン錠1を施錠状態にすることも可能に構成されている。
<裏蓋>
図9は、本体部3を室内側から見たときの平面図である。図3及び図9において、基板16の室内側には、複数のタンブラ挿通孔15の室内側の開口を施蓋する上記裏蓋20が着脱自在に取り付けられている。裏蓋20の外面は、施蓋状態において基板16の室内側の外面16bと略面一に配置されている。また、裏蓋20の外面には、ケーシング3aに刻印されている解錠コード(図2(a)参照)に対応する数字(0〜9)およびアルファベット(A,B)が刻印され表示されている。
裏蓋20には、各タンブラ挿通孔15に対応する位置に検査孔20aが厚み方向に貫通して形成されている。これにより、例えば、解錠用及び非解錠用のタンブラ12a,12bを互いに異なる色に着色しておけば、解錠コードに対応するタンブラ挿通孔15に解錠用のタンブラ12aが挿し込まれているか否かを、裏蓋20を施蓋した状態であっても容易に確認することができる。
<保持部>
基板16の外面16bには、裏蓋20を施蓋状態で保持する一対の保持部43が設けられている。本実施形態のこれら保持部43は、裏蓋20の図中上側の右部分および図中下側の左部分をそれぞれ施蓋状態で保持している。保持部43は、基板16の外面16b上に配置された押さえ板43aと、この押さえ板43aを外面16bに沿って回動自在に支持する回動軸部43bとを有している。
押さえ板43aは、施蓋状態の裏蓋20を外面側(裏面側)から押さえる当接位置(図9の実線位置)と、当該外面側を押さえない非当接位置(図9の二点鎖線位置)との間で回動するとともに、上記当接位置および非当接位置でそれぞれ保持されるようになっている。裏蓋20は、施蓋状態において上記戻しバネ27(図3参照)の付勢力により室内側へ付勢されているが、当接位置にある押さえ板43aに裏蓋20の外面が当接することで、裏蓋20を基板16から脱落することなく施蓋状態で保持することができる。
また、一対の保持部43の押さえ板43aを当接位置から非当接位置へ回動することで、裏蓋20を基板16から取り外すことができる。その際、裏蓋20のバネ収納部26(図3参照)に収容された戻しバネ27も裏蓋20と共に取り外される。これにより、タンブラ挿通孔15の開口が開放されるので、各タンブラ挿通孔15に差し込まれている任意の解錠用のタンブラ12aと任意の非解錠用のタンブラ12bとを差し替えることで、解錠コードを変更することができる。
図9において、基板16の外面16bには、図中上側の保持部43に対する幅方向反対側の位置に矩形状の通し孔16cが形成されている。通し孔16cは、上記スライダ17が長手方向上側にスライド移動する範囲と、室内外方向から見て重なる位置に配置されている。そして、この通し孔16cには、ベース部2の後述する規制部材63(図10参照)が挿入されるようになっている。
<突出部>
図3において、ケーシング3aの室内側における長手方向両端部の端面にはボルト穴3a1が形成されており、これらの各ボルト穴3a1にはロックボルト44(図9も参照)が螺合されている。ロックボルト44は、ネジ部44a、締付部44b、ピン部44cおよびヘッド部44dが、その順に一体に形成されたものである。ネジ部44aは上記ボルト穴3a1に螺合されており、残りの締付部44b、ピン部44cおよびヘッド部44dは、ケーシング3aよりも室内側に突出する突出部45を構成している。この突出部45は、本体部3をベース部2に取り付けることで、ベース部2の後述する挿入孔53(図10参照)に挿入されるようになっている。また、突出部45は、締付部44bの室内側の端面、ピン部44cの外周、およびヘッド部44dの室外側の端面により断面凹状に形成された環状溝45aを有する。
[ベース部]
図10は、ベース部2及び基台4の内部構成を示す縦断面図である。図10において、ベース部2は、外側ベース体51と、この外側ベース体51の室内側に取り付けられた内側ベース体52とを備えている。外側ベース体51の室外側には、本体部3が着脱自在に取り付けられる取付溝51aが形成されている(図11も参照)。本体部3は、その裏面側(基板16及び裏蓋20の外面)を取付溝51aの底面に当接させた状態、つまり本体部3の裏面側を覆い隠した状態で当該取付溝51aに取り付けられる。
<挿入孔>
図11は、ベース部2の外側ベース体51を室外側から見たときの平面図である。図10及び図11において、外側ベース体51の取付溝51aの底部には、上下両端部において厚み方向に貫通する貫通孔51bが形成されている。また、これらの貫通孔51bに対応する内側ベース体52の室外側には凹溝52aが形成されている。なお、図10では、外側ベース体51の長手方向下側の貫通孔51b、及び内側ベース体52の長手方向下側の凹溝52aのみを示しており、長手方向上側の貫通孔51b及び凹溝52aは図示を省略している。
本実施形態では、外側ベース体51の貫通孔51bと、これに対応する内側ベース体52の凹溝52aとによって、本体部3の突出部45が挿入される挿入孔53が構成されている。図10に示すように、挿入孔53に突出部45が挿入された状態では、突出部45のヘッド部44dが内側ベース体52の凹溝52aに挿入され、突出部45の締付部44bが外側ベース体51の貫通孔51bに挿入されている。
また、取付溝51aの底部には、その図中上側の幅方向一方側に、後述するロック部60の規制部材63が挿通される矩形状の挿通孔51cが形成されている。さらに、図11に示すように、取付溝51aの底部には、本体部3側の上記各保持部43が配置される一対の溝部51dと、上記ラッチ駆動軸10が挿通される挿通孔51eとが形成されている。
<ロック部>
図10において、外側ベース体51と内側ベース体52との間には収容スペース54が形成されており、この収容スペース54には、本体部3がベース部2の取付溝51aに取り付けられた状態で当該本体部3をロックするロック部60が収容されている。ロック部60は、第1及び第2ロックプレート61,62と、外側回動体65とを有している。
第1及び第2ロックプレート61,62は、互いに室内外方向に重ね合わせた状態で、収容スペース54の外側ベース体51側に片寄って配置されている。
図12は、外側ベース体51と第1及び第2ロックプレート61,62とを分解して室内側から見たときの平面図である。図12において、第1及び第2ロックプレート61,62は、外側ベース体51の長手方向に延びる平板部材からなり、プレート本体61a,62aと、そのプレート本体61a,62aの長手方向一端部(図中の上端部)において当該プレート本体61a,62aよりも幅広に形成された幅広部61b,62bとを有している。
プレート本体61a,62aの長手方向両端部には、本体部3の突出部45がそれぞれ挿通される鉤孔66,67が形成されている。プレート本体61aの鉤孔66は、長孔部66aと、その長手方向一端部(図中の下端部)において連続して形成された円孔部66bとを有している。また、プレート本体62aの鉤孔67は、長孔部67aと、その長手方向他端部(図中の上端部)において連続して形成された円孔部67bとを有している。
長孔部66a,67aの幅寸法は、円孔部66b,67bの孔径よりも小さく形成されている。具体的には、長孔部66a,67aの幅寸法は、上記突出部45のピン部44c(図10参照)の外径よりも若干大きく形成されており、円孔部66b,67bの孔径は、上記突出部45のヘッド部44d(図10参照)の外径よりも若干大きく形成されている。
また、プレート本体61a,62aには、図中下側の鉤孔66,67の近傍に、上記ラッチ駆動軸10を貫通する長孔68,69が形成されている。さらに、プレート本体61a,62aには、図中上側の鉤孔66,67の近傍における幅方向一方側(図中の左側)の側面に係合溝61c,62cが形成されている。
第1ロックプレート61の幅広部61bは、その幅方向一方側(図中の左側)の側縁が円弧状に形成された円弧部61b1を有する。また、第2ロックプレート62の幅広部62bは、その幅方向他方側(図中の右側)の側縁が円弧状に形成された円弧部62b1を有する。
上記幅広部61b,62bには、上記外側回動体65の軸部65b(後述)を貫通する長孔70,71と、当該長孔70,71よりも円弧部61b1,62b1側において連結ピン74a,74b(後述)を貫通するガイド孔72,73とが形成されている。
外側ベース体51の室内側には、第1及び第2ロックプレート61,62を重ね合わせた状態で、各ロックプレート61,62の長手方向へのスライド移動を案内するガイド溝51fが形成されている。ガイド溝51fは、各ロックプレート61,62のプレート本体61a,62aが配置される第1溝部51f1と、各ロックプレート61,62の幅広部61b,62bが配置される第2溝部51f2とを有している。第2溝部51f2の底部には、その中心部に中心溝51gが形成されるとともに、その中心溝51gの径外側において当該中心溝51gと同心の円弧溝51hが2つ形成されている。
図13は、ベース部2の内部構成を示す横断面図である。図12及び図13において、上記外側回動体65は、円板部65aと、円板部65aの室外側(図13の上側)に突設された円柱状の軸部65bと、円板部65aの室内側(図13の下側)に突設された筒状の連結部65cとを有している。円板部65aには、その周方向の2箇所に室内外方向に貫通する一対の貫通孔65a1が形成されている。
外側回動体65の軸部65bは、互いに重なり合ったロックプレート61,62の長孔70,71を貫通して、外側ベース体51の中心溝51gに回動自在に挿入されている。また、外側回動体65の円板部65aの貫通孔65a1には、それぞれ連結ピン74a,74bの一端部が固定されている。一方の連結ピン74aの他端部は、第1ロックプレート61のガイド孔72を貫通して外側ベース体51の一方の円弧溝51hに摺動可能に挿入されている。また、他方の連結ピン74bの他端部は、第2ロックプレート62のガイド孔73を貫通して外側ベース体51の他方の円弧溝51hに摺動可能に挿入されている。
これにより、外側回動体65をその軸部65bを中心として一方向又は他方向に回動させると、連結ピン74a,74bが外側回動体65と共に回動する。この回動によって、各連結ピン74a,74bが各ロックプレート61,62の長孔70,71内を移動してその長手方向一端部又は他端部に当接することで、各ロックプレート61,62を長手方向の一方側又は他方側への直線運動(スライド移動)を行わせることができる。
本実施形態では、外側回動体65をその軸部65bを中心として、図12の時計回り方向に回動させると、図14に示すように、第1ロックプレート61は連結ピン74aを介して図中の上側にスライド移動するとともに、第2ロックプレート62は連結ピン74bを介して図中の下側にスライド移動したロック解除位置となる。
上記ロック解除位置では、両ロックプレート61,62の鉤孔66,67の円孔部66b,67b同士が互いに重なり合った状態となり、本体部3の各突出部45(図10参照)を、上記重なり合った円孔部66b,67bを貫通して、ベース部2の挿入孔53(図10参照)に抜き差しすることができる。したがって、ロック解除位置では、ロック部60による本体部3のロックを解除した状態となり、ベース部2に対して本体部3を着脱することができる。
一方、本体部3をベース部2に取り付けた状態において、外側回動体65をその軸部65bを中心として、図12の反時計回り方向に回動させると、図15に示すように、第1ロックプレート61は連結ピン74aを介して図中の下側にスライド移動するとともに、第2ロックプレート62は連結ピン74bを介して図中の上側にスライド移動したロック位置となる。
上記ロック位置では、図10も参照して、第1ロックプレート61の鉤孔66における長孔部66aの図中上端の円弧壁部66a1と、第2ロックプレート62の鉤孔67の長孔部67aの図中下端の円弧壁部67a1とが、本体部3における突出部45のピン部44cを図中の上下方向から挟み込むように係合する。これにより、突出部45を挿入孔53から抜き出そうとすると、突出部45のヘッド部44dが第1ロックプレート61に当接するので、突出部45をベース部2の挿入孔53から離脱不能に保持することができる。したがって、ロック位置では、ロック部60により本体部3をベース部2に取り付けた状態でロックすることができ、且つそのロック状態で上記円弧壁部66a1,67a1により本体部3が挿入孔53の径方向にがたつくのを防止することができる。
したがって、本実施形態では、例えば、第1ロックプレート61の鉤孔66の円弧壁部66a1は、挿入孔53の周壁から径内方向へ出退自在な第1係合部として機能する。そして、第2ロックプレート62の鉤孔67の円弧壁部67a1は、挿入孔53の周壁であって上記第1係合部に対して径方向反対側の位置から径内方向へ出退自在な第2係合部として機能する。なお、円弧壁部66a1を上記第2係合部として、円弧壁部67a1を上記第1係合部としてそれぞれ機能させてもよい。
なお、上記のように両ロックプレート61,62がスライド移動するとき、ラッチ駆動軸10は、両ロックプレート61,62の長孔68,69内を相対的に移動するとともに、後述する連結軸82は、両ロックプレート61,62の長孔70,71内を相対的に移動する。このため、両ロックプレート61,62のスライド移動が、ラッチ駆動軸10及び連結軸82によって阻害されることはない。
図10において、ロック部60は、収容スペース54側から外側ベース体51の挿通孔51c(図11も参照)に挿通されて室外側へ突出した状態で室内外方向へ移動自在な規制部材63と、この規制部材63を室外側へ付勢するコイルバネ64とをさらに有している。
<規制部材>
図16は、規制部材63及びコイルバネ64を示す図10の要部拡大断面図である。図16において、規制部材63は、収容スペース54内において外側ベース体51に固定されたガイド部材55により室内外方向へ移動自在に取り付けられた規制基部63aと、この規制基部63aから室外側に突出する連動部63bとを有している。
連動部63bは、常時は外側ベース体51の挿通孔51cに挿通されている。そして、連動部63bは、本体部3をベース部2に取り付けることで、本体部3の基板16の通し孔16c(図9も参照)に挿通され、連動部63bの先端部が当該基板16よりも室外側へ突出した状態となる。
連動部63bの先端面には、図中の上端部から下端に向かって室外側から室内側に傾斜するテーパ面63b1が形成されている。このテーパ面63b1には、スライダ17の図中上端部が当接している。
コイルバネ64の一端部は内側ベース体52に接続され、他端部は規制基部63aの室内側端面に接続されており、規制部材63を室外側に常時付勢している。規制基部63aは、コイルバネ64の付勢力により外側ベース体51の室内側の外面に当接している。これにより、規制部材63が必要以上に室外側へ突出するのを防止している。
図17は、規制部材63及びコイルバネ64を示す横断面図である。図16及び図17において、規制部材63の規制基部63aは、外側ベース体51の幅方向内側に向かって延びる係合凸部63a1を有する。係合凸部63a1は、両ロックプレート61,62の係合溝61c,62c(図15も参照)に係脱自在である。規制部材63は、第1及び第2ロックプレート61,62が上記ロック位置(図15参照)にあるとき、コイルバネ64の付勢力により係合凸部63a1が両ロックプレート61,62の係合溝61c,62cに係合した規制位置に保持されている。これにより、両ロックプレート61,62はロック位置にて保持されている。
図16に示すように、規制部材63が上記規制位置にある状態で、スライダ17が解錠方向(図中の上側)へスライド移動すると、スライダ17の図中上端部が規制部材63のテーパ面63b1を押し付けることによって、規制部材63はコイルバネ64の付勢力を抗して室内側へ移動する。これにより、図18に示すように、規制部材63は、その係合凸部63a1が上記係合溝61c,62cとの係合を解除した規制解除位置に保持され、ロックプレート61,62はロック位置からロック解除位置への移動が許容される。
以上の構成により、本実施形態では、スライダ17が解錠方向へスライド移動した場合、すなわち、押しボタン7により予め設定された解錠コードを正確に入力し、且つ室外ノブ8に解錠方向への操作力を加えた場合に限り、両ロックプレート61,62のロック位置での保持が解除され、ロック部60による本体部3のロックを解除可能な状態となる。
[操作部]
図10において、押しボタン錠1は、ドアDの室内側からロック部60による本体部3のロックを解除操作する操作部80をさらに備えている。操作部80は、基台4の図中上端部の室外側に回動自在に設けられた内側回動体81に対して着脱自在に取り付けられている。内側回動体81は、室内側に突出する円柱状の軸部81aと、軸部81aの径外側に形成された一対の係止溝81bと、室外側に突出する筒状の連結部81cとを有している。
内側回動体81の連結部81cには、連結軸82の一端部が内嵌して固定されており、この連結軸82の他端部は、ドアD内において外側回動体65の連結部65cに内嵌して固定されている。これにより、内側回動体81は、連結軸82を介して外側回動体65と共に回動自在とされている。
操作部80は、室内側に突出するように形成されたつまみ部80aを有している。また、操作部80には、内側回動体81の軸部81aに対して着脱自在に外嵌される嵌合穴80bと、内側回動体81の各係止溝81bに係脱自在に係止される係止部80cとが形成されている。係止部80cは、操作部80の嵌合穴80bを内側回動体81の軸部81aに外嵌することで、内側回動体81の各係止溝81bに係止される。これにより、操作部80を内側回動体81と共に回動させることができる。その際、図2に示すように、操作部80を「LOCK」位置と「FREE」位置との間で回動操作することができる。
図2及び図10において、操作部80が上記LOCK位置にあるとき、第1及び第2ロックプレート61,62はロック位置(図15参照)の状態にある。この状態から操作部80を上記FREE位置まで回動操作すると、内側回動体81及び連結軸82を介して外側回動体65が回動する。そして、この回動に伴って連結ピン74a,74bを介して両ロックプレート61,62がスライド移動することで、当該両ロックプレート61,62はロック解除位置(図14参照)となる。
[解錠コードの変更操作手順]
次に、ロック部60により本体部3がロックされている状態から、本体部3をベース部2から取り外して解錠コードを変更する場合の操作手順について説明する。
図10において、まず、押しボタン7により予め設定された解錠コードを正確に入力した後、室外ノブ8に解錠方向への操作力を加える。これにより、スライダ17が図中上側へ移動することで、規制部材63は規制位置から規制解除位置(図18参照)へ移動し、第1及び第2ロックプレート61,62のロック位置(図15参照)での保持が解除される。
次に、この状態を維持したまま、つまり室外ノブ8に解錠方向への操作力を加えたまま、室内側において操作部80をLOCK位置からFREE位置へ回動操作する(図2参照)。この回動操作により、両ロックプレート61,62は、上記ロック位置からそれぞれスライド移動してロック解除位置(図14参照)となる。これにより、ベース部2に対する本体部3のロックが解除される。
次に、本体部3をベース部2から取り外し、図9に示すように、本体部3側における一対の押さえ板43aを当接位置(図中の実線位置)から非当接位置(図中の二点鎖線位置)へ回動させ、裏蓋20を基板16から取り外す。これにより、タンブラ挿通孔15(図3参照)の開口が開放されるので、この開口から各タンブラ挿通孔15に差し込まれている任意の解錠用のタンブラ12aと任意の非解錠用のタンブラ12bとを差し替えることで、解錠コードを変更することができる。
解錠コードを変更した後は、裏蓋20によりタンブラ挿通孔15の開口を施蓋した状態で、一対の押さえ板43aを非当接位置から当接位置へ回動させ、裏蓋20を施蓋状態に保持する。そして、本体部3をベース部2に取り付け、裏蓋20をベース部2により覆い隠した状態とし、この状態で操作部80をFREE位置からLOCK位置へ回動操作する。これにより、両ロックプレート61,62が、ロック解除位置からロック位置へそれぞれスライド移動することで、本体部3はベース部2に取り付けられた状態でロックされる。
なお、解錠コードの変更作業を行わない通常時の状態では、操作部80は、内側回動体81から取り外され、所定の保管場所に保管される。そして、操作部80を取り外すことによって露出した、内側回動体81の軸部81a及び係止溝81b(図10参照)は、図示しない蓋部材によって覆い隠される。これにより、通常時において内側回動体81が誤って回動操作されるのを防止することができる。
[作用効果]
以上、本実施形態の本実施形態の押しボタン錠1では、通常時は、裏面側からタンブラ12が挿し込まれた本体部3の裏面側を、ドアDの室外側に固定されたベース部2に取り付けた状態で本体部3をロック部60によりロックすることで、本体部3の裏面側はベース部2によって覆い隠される。これにより、通常時は、本体部3の裏面側からタンブラ12を抜き差しすることができない状態、すなわち解錠コードの変更を行うことができない状態に保持することができる。
上記通常時の状態から、ドアDの室内側に設けられた操作部80により、ロック部60による本体部3のロックを解除操作し、本体部3をベース部2から取り外すことで、本体部3の裏面側からタンブラ12を抜き差し自在な状態とすることができる。これにより、本体部3に差し込まれている任意の解錠用のタンブラ12aと任意の非解錠用のタンブラ12bとを差し替えることで、解錠コードを変更することができる。したがって、従来のように、ドアの室内側および室外側に取り付けられている押しボタン錠の全ての部品を取り外す必要がないので、解錠コードの変更を容易に行うことができる。
また、操作部80はドアDの室内側に設けられているので、ユーザ以外の第三者は、ドアDの室外側にいる限り、操作部80を操作することができない。したがって、第三者によって解錠コードが勝手に変更されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、ロック部60は、本体部3をロックした状態で、押しボタン7により解除用のタンブラ12aのみが押動操作されたときに限り、本体部3のロックを解除可能な状態となる。これにより、押しボタン7により解錠用のタンブラ12aのみが押動操作された場合、すなわち解錠コードを知っている場合に限り、ロック部60による本体部3のロックを解除操作することができる。このため、ユーザ以外の第三者は、ドアDの室内側にいても解錠コードを知らない限り、解錠コードの変更を行うことができない。したがって、第三者によって解錠コードが勝手に変更されるのをさらに効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、本体部3の突出部45は、ベース部2の挿入孔53に挿入された状態で、ロック部60の第1及び第2係合部66a1,66a2により挿入孔53の径方向両側から挟み込まれた状態で当該挿入孔53から離脱不能に保持される。これにより、本体部3をベース部2にロックした状態で、本体部3が挿入孔53の径方向にがたつくのを防止することができる。
また、本実施形態では、本体部3は、その長手方向に所定間隔をおいて複数の突出部45を有し、各突出部45は、ベース部2に形成された複数の挿入孔53にそれぞれ挿入された状態で、ロック部60の第1及び第2係合部66a1,66a2により径方向両側から挟み込まれるので、本体部3が挿入孔53の径方向にがたつくのをさらに効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、本体部3をベース部2から取り外した状態で、本体部3側の押さえ板43aを当接位置から非当接位置へ移動(スライド回動)操作することで、本体部3から裏蓋20を取り外すことができ、これによって、各タンブラ挿通孔15に挿通されているタンブラ12を差し替えることができる。したがって、本体部3から裏蓋20を取り外すときにドライバー等の工具を用いる必要がないので、解錠コードの変更をさらに容易に行うことができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本発明の押しボタン錠1は、玄関ドアに適用する場合について説明したが、屋内に設けられた扉などを施錠する施錠装置として用いてもよい。
また、押しボタン7の設置数やその配列方法などは、上記のものに何等限定されるものではなく例えば複数の押しボタンが一列に配置されたものにも適用することができる。また、操作部80が取り付けられる内側回動体81は、基台4に取り付られているが、ドアDに直接取り付けられていてもよい。また、本体部3の突出部45およびベース部2の挿入孔53は、1個または3個以上設けられていてもよい。
また、本実施形態のロック部60は、2枚のロックプレート61,62を用いているが、本体部3をベース部2にロックできるものであれば、1枚のロックプレートのみを用いてもよいし、ロックプレート以外のものを用いて構成してもよい。また、本実施形態では、裏蓋20を施蓋状態で保持する保持部43として、押さえ板43a等を用いているが、ボルト等の他の固定手段を用いてもよい。
また、本実施形態では、本体部3がロックされている状態から、押しボタン7及び室外ノブ8の操作をすることで本体部3のロックを解除可能な状態とし、更に操作部80を操作することで本体部3のロックを解除しているが、本体部3がロックされている状態から、操作部80を操作するだけで本体部のロックを解除するようにしてもよい。この場合、ロック部60による本体部3のロックを解除操作可能な専用のロック解除キーを操作部80とし、そのロック解除キーが挿入されるキー孔を室内側に設けてもよい。
1 押しボタン錠
2 ベース部
3 本体部
7 押しボタン
12 タンブラ
12a 解錠用のタンブラ
12b 非解錠用のタンブラ
15 タンブラ挿通孔(挿通孔)
20 裏蓋
43 保持部
43a 押さえ板
45 突出部
53 挿入孔
60 ロック部
66a1 円弧壁部(第1係合部)
67a1 円弧壁部(第2係合部)
80 操作部
D ドア

Claims (5)

  1. ドアの室外側に設けられる本体部と、
    前記本体部の表面側に出退自在に設けられた複数の押しボタンと、
    前記各押しボタンに対応して、前記本体部の裏面側から当該本体部内に抜き差し自在に差し込まれた解錠用及び非解錠用の複数のタンブラと、を備え、
    前記押しボタンにより前記解錠用のタンブラのみが押動操作されると、当該タンブラが前記本体部の表裏方向の裏側へ移動することで解錠可能な状態となる押しボタン錠であって、
    前記ドアの室外側に固定され、前記本体部の裏面側が着脱自在に取り付けられるベース部と、
    前記本体部の裏面側が前記ベース部に取り付けられた状態で当該本体部をロックするロック部と、
    前記ドアの室内側に設けられ、前記ロック部による前記本体部のロックを解除操作する操作部と、
    を備えることを特徴とする押しボタン錠。
  2. 前記ロック部は、前記本体部をロックした状態で、前記押しボタンにより前記解錠用のタンブラのみが押動操作されたときに限り、当該本体部のロックを解除可能な状態となる
    請求項1に記載の押しボタン錠。
  3. 前記本体部は、その裏側へ突出する突出部を有し、
    前記ベース部は、当該ベース部に前記本体部が取り付けられた状態で、前記突出部が挿入される挿入孔を有し、
    前記ロック部は、前記挿入孔の周壁から径内方向へ出退自在な第1係合部と、前記挿入孔の周壁であって前記第1係合部に対して径方向反対側の位置から径内方向へ出退自在な第2係合部と、を有し、
    前記突出部は、前記挿入孔に挿入された状態で、前記第1係合部および第2係合部が前記挿入孔の径内方向に突出して当該突出部を径方向両側から挟み込むように係合することで、前記挿入孔から離脱不能に保持される
    請求項1又は2に記載の押しボタン錠。
  4. 前記本体部は、前記表裏方向と直交する方向に所定間隔をおいて複数の前記突出部を有し、
    前記ベース部は、前記複数の突出部がそれぞれ挿入される複数の前記挿入孔を有し、
    前記ロック部は、前記複数の挿入孔それぞれにおいてその周壁から径内方向へ出退自在な複数の前記第1及び第2係合部を有する
    請求項3に記載の押しボタン錠。
  5. 前記本体部には、その裏側に開口するとともに前記複数のタンブラそれぞれが差し込まれる複数の挿通孔が形成されており、
    前記本体部の裏側に着脱自在に取り付けられ、前記複数の挿通孔の開口を施蓋する裏蓋と、
    前記裏蓋を施蓋状態で保持する保持部と、をさらに備え、
    前記保持部は、前記本体部の裏側において、施蓋状態の前記裏蓋をその裏面側から押さえる当接位置と押さえない非当接位置との間で移動自在に取り付けられた押さえ板を有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の押しボタン錠。
JP2015226785A 2015-11-19 2015-11-19 押しボタン錠 Active JP6595314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015226785A JP6595314B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 押しボタン錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015226785A JP6595314B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 押しボタン錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017095904A JP2017095904A (ja) 2017-06-01
JP6595314B2 true JP6595314B2 (ja) 2019-10-23

Family

ID=58817013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015226785A Active JP6595314B2 (ja) 2015-11-19 2015-11-19 押しボタン錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6595314B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108625675B (zh) * 2018-07-10 2023-12-01 茸明汽车科技(上海)有限公司 一种具有双锁舌结构的锁具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017095904A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3938769B2 (ja) 押しボタン錠
CA2783197C (en) Mechanical pushbutton locking arrangements
US4748833A (en) Button operated combination lock
EP3241960B1 (en) A lock
JP3764863B2 (ja) 押しボタン施錠装置
JP6595314B2 (ja) 押しボタン錠
WO2007065200A1 (en) A lock with an improved snib mechanism
JP2010242389A (ja) シリンダ錠
US20200299999A1 (en) Lock
US3447347A (en) Pushbutton combination lock
JP3134388U (ja) 押ボタン錠
JP4550637B2 (ja) サムターン装置
JP5800858B2 (ja) ボタン錠
JP2638476B2 (ja) 施錠装置
GB2281344A (en) Garage door lock
JP3254387B2 (ja) 施錠装置及びこの施錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置の解錠番号変更方法
JP3764864B2 (ja) 押しボタン施錠装置
JP2005320783A (ja) 押ボタン錠
JPH0341010Y2 (ja)
GB2401645A (en) Mechanical combination lock
KR100993057B1 (ko) 다이얼 잠금장치
JP2008214972A (ja) ボタン式錠装置
JPH10311171A (ja) 引戸扉等のサムターン付き錠
JP2006336198A (ja) マスターキー機構を有するキーコード可変型シリンダー錠
JP2009256899A (ja) 可変コード型シリンダ錠

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6595314

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250