JP2005280489A - ステアリングホイール - Google Patents

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芳文 宮濱
Tsutomu Tanaka
力 田中
Makoto Kyogoku
誠 京極
Yasuki Makino
耕樹 牧野
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Abstract

【課題】スポーク部とリング部とからなり、これらスポーク部とリング部とを皮革で覆ったステアリングホイールにおいて、見栄えを向上するとともに、同時に触感の向上も図ることにある。
【解決手段】結合部5の上端面5aからスポーク部4の裏面において、皮革7の縫合線8は、所定距離まで下方を指向するよう延設されている。つまり、縫合線8は、乗員の親指において触感の感度が高い側面の部分と、積極的に接触しないよう延設されている。したがって、乗員のステアリングホイールに対する触り心地を向上できる。また、リング部2とスポーク部4との結合部5の表側には、リング部の内周部に対応する部分に沿うような皮革の合わせ部が設けられないため、見栄えを損なうことがない。
【選択図】 図3


Description

本発明は、車両の車室内の運転席前方側に設けられるステアリングホイールに関し、特に、皮革で、ステアリングホイールのリング部とスポーク部とを覆う技術に属す。
従来、自動車(つまり、車両)の車室内の運転席前方には、車両の操舵操作が可能となるようインストルメントパネルから延設されるステアリングホイールが設置されている。このステアリングホイールには、通常、乗員が把持する環状のリング部と、該リング部の輪状における中心側に位置する中心部と、該リング部の所定の内周部に結合されて、該中心部まで延設されるスポーク部とが設けられており、中心部が、車載されたステアリング機構を介して車輪を支持するホイールサポートに連結されることで、乗員による操舵操作が可能となる。
また、例えば、下記特許文献1記載のように、ステアリングホイールを皮革(樹脂から成る合成皮革を含む)で覆うことで、乗員の把持における触感を向上させたり、見た目の高級感を出すことも公知である。この場合、1枚かあるいは複数枚の皮革で、ステアリングホイールのリング部とスポーク部とを覆うことになるが、その際に、皮革の端部同士を合わせる必要があり、上記の特許文献1においては、このような皮革の端部同士の合わせに際し、ステアリングホイールの基部に溝を設け、この溝にステアリングホイールを覆う皮革の端部同士を挿入して接着する技術について開示している。
また、リング部とスポーク部との結合部においては、こうした皮革を合わせた合わせ部を、ステアリングホイールの表面と裏面とに対して、リング部の内周部に対応する部分に沿って設けることが記載されている。
また、本特許文献1では、リング部の内周部の皮革に縫い目(本発明の「縫合線」に相当)を設けることで、乗員の触り心地と高級感をより高める点も開示する。
特開2002−43736号公報
ところで、上述の特許文献1では、リング部とスポーク部との結合部において、この結合部基部の溝内に挿入されて形成された皮革の合わせ部が、特に、ステアリングホイールの表面に対して、リング部の内周部に対応する部分に沿うよう設けられるため、乗員からは縫い目は見えないにしてもこうした合わせ部が見えてしまい、見栄えが悪いといった問題がある。
また、本特許文献1では、リング部の内周部の皮革に縫い目を設けているが、リング部とスポーク部との結合部において、乗員からは、こうした縫い目が一旦途切れて、その途切れた近傍から縫い目ではなく上述の合わせ部が見えることになるため、見た目の違和感を強く感じてしまうといった問題もある。
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、スポーク部とリング部とからなり、これらスポーク部とリング部とを皮革で覆ったステアリングホイールにおいて、見栄えを向上するとともに、同時に触感の向上も図ることにある。
このような目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明においては、乗員から見て輪状で、乗員が把持可能となるよう形成されたリング部と、該リング部の輪状における中心側に位置する中心部と、該リング部の所定の内周部に結合されて、この結合部から該中心部まで延設されるスポーク部とを有し、該リング部及び該スポーク部の少なくとも一部に対して皮革が被覆されるとともに、高い頻度で使用される通常状態で、該スポーク部が略水平あるいは緩やかに傾斜した状態となるよう設置されるステアリングホイールにおいて、上記結合部近傍における該リング部の内周部には、該内周部に沿って、上記皮革を縫合することで形成される縫合線が延設されるとともに、該縫合線は、該結合部の上端面あるいはその近傍から該ステアリングホイールにおける乗員から見て裏面に延設され、該裏面において、下方側程、上記中心部側に近づくよう傾斜して所定距離まで延設されることを特徴とする。
このような構成によって、リング部とスポーク部との結合部の表側には、リング部の内周部に対応する部分に沿うような皮革の合わせ部が設けられないため、見栄えを損なうことがない。
また、通常の使用状態が、スポークが略水平あるいは緩やかに傾斜した状態となるよう設置されるステアリングホイールにおいては、乗員がステアリングホイールを把持する際には、高い頻度で、乗員の親指がリング部とスポーク部との結合部の上端若しくはその近傍に位置するよう把持している。
一方、高級感を出し、且つ触感を向上するためにリング部の内周部に縫合線を設けた場合においては、縫合線をリング部から延設して、結合部を介してスポーク部上端面に沿って中心部側まで形成させることが考えられる。
しかしながら、乗員が上述のように、結合部の上面若しくはその近傍に親指が位置するよう把持すると、親指における触感の感度が、親指の腹部よりも高い側面(特に、乗員が親指の爪を見た場合、爪の人差し指とは反対側における側面)が、縫合線に対して積極的に接触することになり、触感つまり触り心地を悪化させる虞がある。
これに対し、請求項1記載の発明では、縫合線が、結合部の上端面若しくはその近傍からステアリングホイールの裏面に延設され、更に、裏面において、下方を指向して延設されるため、縫合線は、親指の触感の感度が高い部分に接触しないよう延設されることになり、乗員の触感を向上できる。また、このような構成により、縫合線は、リング部の内周部から途切れることなく裏面に延設されるため、乗員の見た目にも違和感を与えることがなく、見栄えを向上できる。
ところで、上述のように、乗員が、その親指が結合部若しくはその近傍に位置するよう把持する場合には、親指以外の4本の指は、ステアリングホイールの裏面で、リング部の結合部に近い外周部と結合部(つまり、結合部でリング部の内周部が対応する部分)若しくはその近傍との間の領域にかけて位置することになる(図3の二点破線で示す領域H参照)。この場合、乗員の親指以外の指が、縫合線と接触することによっても、触感を悪化させる虞がある。
そこで、更に、本請求項1記載の発明によれば、縫合線は、ステアリングホイールの裏面において、上述の領域を避けるように、下方側程中心部側に近づくよう傾斜して延設されている。
これにより、親指以外の指と縫合線とが接触することも高い確率で避けられるため、更に、乗員の触感の向上が可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記スポーク部において、該縫合線が、該スポーク部の裏面において所定距離進んだ先は、該リング部の上記中心側程、該スポーク部の上端面に近づくように延設されることを特徴とする。
このような構成により、スポーク部の上部における加飾により、見栄えを向上できる。
請求項3記載の発明は、請求項1において、上記スポークの下端面においては、上記縫合線が、上記結合部の下端面若しくはその近傍から、該スポークの下端面に沿って上記リング部の上記中心部側に延設されることを特徴とする。
このような構成により、スポーク部の下部における加飾により、見栄えを向上できる。
請求項4記載の発明は、請求項1おいて、上記結合部の上部若しくはその近傍の上記スポーク部における上記ステアリングホイールの裏表方向断面の曲率は、該結合部下部若しくはその近傍の該スポーク部における該ステアリングホイールの裏表方向断面の曲率よりも大きいことを特徴とする。
このような構成により、親指が接触する結合部若しくはその近傍におけるステアリングホイール裏表方向の曲率を大きくしたことにより、親指への当接を緩やかにでき、よって、触り心地の悪化を防止できる。
請求項5記載の発明は、請求項1おいて、上記結合部若しくはその近傍の上端面は、上記ステアリングホイールの表方向から見て、上記リング部から上記スポーク部に向けて円弧を描くように形成されており、上記縫合線は、該リング部からこの円弧の略中間付近まで延設され、略中間付近から該結合部若しくはその近傍の裏面に延設されることを特徴とする。
親指の側面は感度が高く、この部分に縫合線が積極的接触すると触り心地が悪化するが、このような構成により、縫合線は、感度の低い親指の腹部に接触して、裏側に延設されるため、見栄えを向上しつつ触り心地の向上が図れる。
請求項6記載の発明は、乗員から見て輪状で、乗員が把持可能となるよう形成されたリング部と、該リング部の輪状における中心側に位置する中心部と、該リング部の所定の内周部に結合されて、この結合部から該中心部まで延設されるスポーク部とを有し、該リング部及び該スポーク部の少なくとも一部に対して皮革が被覆されるとともに、高い頻度で使用される通常状態で、該スポーク部が略水平あるいは緩やかに傾斜した状態となるよう設置されるステアリングホイールにおいて、上記結合部近傍における該リング部の内周部には、該内周部に沿って、上記皮革を縫合することで形成される縫合線が延設されるとともに、該縫合線は、該結合部の上端面あるいはその近傍から該ステアリングホイールにおける乗員から見て裏面に延設され、該裏面において下方側に向かって所定距離進むとともに、該リング部の該結合部に対応する外周部から上記中心部側に略50mm指向した範囲の内、該結合部の上端面あるいはその近傍から高さ方向に7から20mm下方側の位置近傍に対して、下方側及び上記リング部の外周側の範囲を避けるよう形成されることを特徴とする。
このような構成により、請求項1の発明と同様の効果を奏す。
以上のように、本発明に係る発明においては、リング部とスポーク部との結合部の表側には、リング部の内周部に対応する部分に沿うような皮革の合わせ部が設けられないため、見栄えを損なうことがない。
また、縫合線は、結合部の上端面若しくはその近傍からステアリングホイールの裏面に延設され、裏面において、下方を指向して延設されている。したがって、乗員は、高い頻度で、結合部の上端若しくはその近傍に親指が位置するよう把持するが、この場合、縫合線は、親指の触感の感度が高い側面に積極的に接触しないよう延設されることになる。
また、このように縫合線を位置させることで、縫合線は、リング部の内周部から途切れることなく裏面に延設されるため、乗員の見た目にも違和感を与えることがなく、更なる見栄え向上を図ることができる。
更に、乗員が、その親指が結合部若しくはその近傍に位置するよう把持する場合には、親指以外の4本の指は、ステアリングホイールの裏面で、リング部の結合部に近い外周部と結合部若しくはその近傍との間の領域にかけて位置することになる。しかしながら、本発明においては、縫合線は、ステアリングホイールの裏面において、この領域を避けるよう延設されている。よって、親指以外の指と縫合線とが接触することも高い確率で避けられる。
これらによって、見栄えの悪化を招くことなく、乗員の触感を全体的に向上できる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るステアリングホイール1を、乗員側、つまり表側から見た図であり、図2は、乗員とは反対側、つまり裏側から見た図である。
ステアリングホイール1は、車両の車室内においてインストルメントパネル(図示せず)から運転席側に延設するステアリングバー(図示せず)の運転席側の端部に設けられている。ステアリングホイール1は、乗員の把持が可能となるよう形成された環状のリング部2と、ステアリングバーに固定され、リング部2の中心近傍に形成される中心部3と、中心部3からリング部2を指向して外周方向に延設されるスポーク部4,・・・,4とから構成されている。スポーク部4は、通常複数本形成されており、一般的には3本か4本である。尚、図1では、スポーク部4を3本有するステアリングホイール1を開示している。
ステアリングホイール1を左右に回転させることで、車両の操舵が可能となるが、通常の使用状態である直進走行時は、中心部3を通り、車両前後方向に延びる線のステアリングホイール1上の表側の面に対する投影線を中心として、スポーク部4,・・・,4の配置が線対称となるようにステアリングホイール1は設置されている。このような場合、一般的に、中心部3から、左右にスポーク部4が延設されことになるが、乗員は、特に、スポーク部4,・・・,4とリング部2との結合部5付近を外周側から把持する頻度が非常に高いとされている。
ステアリングホイール1の表側の面において、中心部3と、各スポーク部4,・・・,4の中心部側の部分は、ホーン操作部6が形成されており、乗員がホーン操作部6を押すとこの部分が全体的に裏面側に変位し、車両から警報音が発せられることになる。また、この中心部3には、図示しないエアバック装置も内蔵されている。
また、リング部2及び各スポーク部4,・・・,4の外周側部分は、皮革7により覆われており、皮革7には、見栄え上高級感を出すとともに、乗員による触り心地を向上させるために、皮革7の端部同士を糸等で網目が明確となるよう形成した縫合線8が設けられている。
縫合線8は、図1及び図2に示すように、リング部2においては、その内周部に沿って形成されているが、スポーク部4,・・・,4の内、通常の使用状態で左右方向に延設されるスポーク部4,・・・,4については、スポーク部4,・・・,4の上部と下部とで異なる形態で形成されている。以下、これについて、図3を参照しながら詳細に説明する。
図3は、通常使用時において左右方向に延設されるスポーク部4のリング部2との結合部5近傍の裏面を拡大して示した図である。尚、本実施形態に関して、こうようなスポーク部4とリング部2との結合部5の近傍においては、スポーク部4の上端面4aとリング部2の内周部の面との成す角が、略120°以下(好ましくは略90°以下で、より好ましくは、略70°以下)となるよう形成されている。また、この時の成す角は、円弧を描いており、この円弧のカーブは、カーブの曲率Rが、10mmから20mmぐらいとなる。
一般的に、乗員は、このようなステアリングホイール1に対して、結合部5の上端面5aに乗員の親指をかけるとともに、乗員の残りの指で、結合部5より外周側に位置するリング部の裏面を覆うように把持する。尚、図3において、二点破線で示したT1は、乗員の体格が大きい場合における親指を示し、T2は、乗員の体格が小さい場合の親指を示している。
同時に、二点破線で示される領域Hは、乗員における親指以外の4本の指が位置する領域を概略的に示している。この領域Hを具体的に説明すると、領域Hは、リング部2の結合部5に対応する外周部から中心部3側に所定距離Y(略50mm)指向した範囲内であって、更に、上端面5aにおいて形成された、乗員側から見て曲率半径が略10から略15mm(好ましくは13から15mm)の円弧C部分の中心Coから、ステアリングホイール1の裏側の真下に、鉛直方向に沿って7から20mm(好ましくは10mm前後)(但し、この距離は、上端面5a付近の面上に沿った距離ではなく、高さ方向の距離)に下がった位置L近傍より下方側及びリング部2の外周側の範囲の領域となる。
この図3に示すように、スポーク部4の上部においては、リング部2の内周部に沿って形成された縫合線8は、結合部5近傍で、親指T1,T2の人差し指側の側面に略接触しながら、親指T1,T2の腹部が接触する位置、つまり、結合部5の上端面5aを、上端面5aに沿って若干中心部3側まで進んだ位置まで、延設されている。縫合線8は、この部分からステアリングホイール1の裏面に進み、裏面にて、スポーク部4の下方側に延設されている。この時、縫合線8が、乗員のリング部2を把持する他の指に接触しないように、下方に向かうに連れて中心部3側に指向するように傾斜されている。
また、縫合線8は、上端部5aにおいて下方側に向きを変えた部分から所定距離下がった位置まで延設されており、その先は中心部3側に向きを変えて、スポーク部4の上端面4a且つスポーク部4の中心部3側端部に向けて延設されている。
一方、スポーク部4の下部においては、リング部2の内周部に沿って形成された縫合線8は、結合部5の下端面及びスポーク部4の下端面4bに沿うように、スポーク部4の中心部3側端部まで延設されている。
尚、本実施形態においては、結合部5近傍に関し、車両前後方向に延設される裏表方向断面の形状は略長円状となるが、上端面5aにおけるステアリングホイール1の車両前後方向且つ裏表方向断面のカーブの曲率Rは、結合部5の下端面における当該カーブの曲率Rよりも、大きく設定されている。
以上のような構成により、本実施形態においては、リング部2とスポーク部4との結合部5の表側には、リング部の内周部に対応する部分に沿うような皮革の合わせ部が設けられないため、見栄えを損なうことがない。
また、本実施形態では、結合部5の上端面5aからスポーク部4の裏面において、皮革7の縫合線8は、所定距離まで下方を指向するよう延設されている。つまり、縫合線8は、乗員の親指において触感の感度が高い側面の部分と、積極的に接触しないよう延設されている。したがって、乗員のステアリングホイール1に対する触り心地を向上できとともに、縫合線8がステアリングホイール1の表側の面から連続して裏面に延設されるため見栄えも向上できる。
また、本実施形態では、縫合線は、ステアリングホイールの裏面において、親指以外の指が位置する領域Hを避けるように、下方側程中心部側に近づくよう傾斜して延設されている。よって、親指以外の指と縫合線とが接触することも高い確率で避けられ、これによっても、乗員のステアリングホイール1に対する触り心地を向上できる。
また、本実施形態において、縫合線8は、上端部5aにおいて下方側に向きを変えた部分から所定距離下がった位置まで延設した後、その先は中心部3側に向きを変えて、スポーク部4の上端面4aのスポーク部4の中心部3側端部に向けて延設されている。よって、乗員はステアリングホイール1の表の面を、斜め上方から見ることになるが、この場合乗員は、縫合線8が、リング部8の内周部から連続してリング部8の内周端部まで延設するよう見えるため、見栄えを悪化させることがない。特に、本実施形態のスポーク部4は、上端面5aにおけるステアリングホイール1の車両前後方向且つ裏表方向断面のカーブ半径Rが、スポーク部4の下端面5bにおける当該カーブ半径Rよりも大きく設定されており、見た目上、より縫合線8の連続性を明確化でき見栄えを向上させている。
(他の実施形態)
尚、図4で実線にて図示するように、本発明において縫合線8は、スポーク部4の裏面で下方側に所定距離延設した後、スポーク部4の上端面4aに近づくことなくスポーク部4の内周端部まで延設させてもよい。
また、図4で、二点破線S1にて図示するように、縫合線8を、親指が指向する方向に沿って、スポーク部4の裏面で、下方程リング部2側に近づくように若干延設させた後、親指との接触を避けるように上端面4a近傍を延設させ、その先は、上端面4aに沿ってスポーク部4の内周端面まで、延設させてもよい。但し、この場合でも、縫合線8は領域Hに位置することはない。このような構成により、乗員からは、縫合線8が実質的にスポーク部4の上端面4aを沿っているように見えるため、縫合線の連続性を違和感なく感じることができ、見栄えを更に向上できる。
また、二点破線S2にて図示するように、縫合線8を、スポーク部4の下端面4bまで延設させてもよい。
また、図5で示すように、縫合線8を、スポーク部4の裏面で下方側に所定距離延設させた後、縫合線8に変えて、皮革の端部同士をスポーク部4の基部に形成した溝に埋め込んで接着させて、合わせ部8aとして形成してもよい。
本実施形態に係るステアリングホイール1を乗員側から見た図。 本実施形態に係るステアリングホイール1を乗員の位置よりも反対側から見た図。 結合部5の裏面周辺の拡大図。 他の実施形態における結合部5の裏面周辺の拡大図。 他の実施形態における結合部5の裏面周辺の拡大図。
符号の説明
1:ステアリングホイール
2:リング部
4:スポーク部
4a:上端面
4b:下端面
5:結合部
7:皮革
8:縫合線
T1:親指
T2:親指

Claims (6)

  1. 乗員から見て輪状で、乗員が把持可能となるよう形成されたリング部と、該リング部の輪状における中心側に位置する中心部と、該リング部の所定の内周部に結合されて、この結合部から該中心部まで延設されるスポーク部とを有し、該リング部及び該スポーク部の少なくとも一部に対して皮革が被覆されるとともに、高い頻度で使用される通常状態で、該スポーク部が略水平あるいは緩やかに傾斜した状態となるよう設置されるステアリングホイールにおいて、
    上記結合部近傍における該リング部の内周部には、該内周部に沿って、上記皮革を縫合することで形成される縫合線が延設されるとともに、
    該縫合線は、該結合部の上端面あるいはこの上端面の近傍から該ステアリングホイールにおける乗員から見て裏面に延設され、該裏面において、下方側程、上記中心部側に近づくよう傾斜して延設されることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 上記スポーク部において、該縫合線が、該スポーク部の裏面において所定距離進んだ先は、該リング部の上記中心側程、該スポーク部の上端面に近づくように延設されることを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
  3. 上記スポークの下端面においては、上記縫合線が、上記結合部の下端面若しくはその近傍から、該スポークの下端面に沿って上記リング部の上記中心部側に延設されることを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
  4. 上記結合部の上部若しくはその近傍の上記スポーク部における上記ステアリングホイールの裏表方向断面の曲率は、該結合部下部若しくはその近傍の該スポーク部における該ステアリングホイールの裏表方向断面の曲率よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
  5. 上記結合部若しくはその近傍の上端面は、上記ステアリングホイールの表方向から見て、上記リング部から上記スポーク部に向けて円弧を描くように形成されており、
    上記縫合線は、該リング部からこの円弧の略中間付近まで延設され、略中間付近から該結合部若しくはその近傍の裏面に延設されることを特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
  6. 乗員から見て輪状で、乗員が把持可能となるよう形成されたリング部と、該リング部の輪状における中心側に位置する中心部と、該リング部の所定の内周部に結合されて、この結合部から該中心部まで延設されるスポーク部とを有し、該リング部及び該スポーク部の少なくとも一部に対して皮革が被覆されるとともに、高い頻度で使用される通常状態で、該スポーク部が略水平あるいは緩やかに傾斜した状態となるよう設置されるステアリングホイールにおいて、
    上記結合部近傍における該リング部の内周部には、該内周部に沿って、上記皮革を縫合することで形成される縫合線が延設されるとともに、
    該縫合線は、該結合部の上端面あるいはその近傍から該ステアリングホイールにおける乗員から見て裏面に延設され、該裏面において下方側に向かって所定距離進むとともに、該リング部の該結合部に対応する外周部から上記中心部側に略50mm指向した範囲の内、該結合部の上端面あるいはその近傍から高さ方向に7から20mm下方側の位置近傍に対して、下方側及び上記リング部の外周側の範囲を避けるよう形成されることを特徴とするステアリングホイール。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014501191A (ja) * 2010-12-17 2014-01-20 タカタ アーゲー ステアリングホイールの製造方法及びステアリングホイールのステアリングホイールリムを覆うカバー

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