JP2005280377A - 排気系部材の支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気系部材の車体側に対する左右方向の揺動を規制して周辺部材との接触を回避し、車体フロアの周辺部材の設置レイアウトの設計自由度を広げることができる排気系部材の支持構造の提供。
【解決手段】 前後方向に突出する車体側支持ピンを有して車体フロアに設けられる車体側ブラケット3と、前後方向に突出する排気系部材側支持ピンP2を有して排気系部材に設けられる排気系部材側ブラケット5と、前記両支持ピンP1,P2を弾性的に結合するマウントラバー4を備えた排気系部材の支持構造において、車体側支持ピンP1及び排気系部材側支持ピンP2の外周に嵌合溝5bを形成し、マウントラバー4に嵌合溝5bに前後方向に嵌合して排気系部材の車体側に対する左右方向の揺動を規制する嵌合孔4aを形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 前後方向に突出する車体側支持ピンを有して車体フロアに設けられる車体側ブラケット3と、前後方向に突出する排気系部材側支持ピンP2を有して排気系部材に設けられる排気系部材側ブラケット5と、前記両支持ピンP1,P2を弾性的に結合するマウントラバー4を備えた排気系部材の支持構造において、車体側支持ピンP1及び排気系部材側支持ピンP2の外周に嵌合溝5bを形成し、マウントラバー4に嵌合溝5bに前後方向に嵌合して排気系部材の車体側に対する左右方向の揺動を規制する嵌合孔4aを形成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は自動車の排気系部材の支持構造に関する。
従来、排気系部材の車体に対する支持構造としては、例えば、図7に示すように、車体フロア101の左右位置に設けられた車両前後方向の車体側支持ピン102,102を備えた車体側ブラケット103,103と、排気系部材としてのマフラ104の左右位置に設けられた車両前後方向の排気系部材側支持ピン105,105を備えた排気系部材側ブラケット106,106と、前記両支持ピン103,105同士を弾性的に結合するマウントラバー107,107とを備え、前記マフラ104は車体フロア101に対して弾性的に支持される構造となっている(特許文献1、2参照)。
特開2002−160536号公報
特開2000−2113号公報
しかしながら、従来の排気系部材の支持構造にあっては、自動車の走行中に排気系部材に対して左右方向の過大な入力が発生した場合、排気系部材(マフラ)が排気系部材側支持ピンを回転軸として左右に大きく揺動して車体フロア等の周辺部材と接触する虞があるため、車体側及び排気系部材側の部材配置のレイアウトが困難になるという問題点があった、
さらに、前記排気系部材は排気ガスの熱により高温となるため、その熱が排気系部材側支持ピンを介してマウントラバーに伝達され易いという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、排気系部材の車体側に対する左右方向の揺動を規制して周辺部材との接触を回避し、車体フロアの周辺部材の設置レイアウトの設計自由度を広げることができる排気系部材の支持構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、車体側支持ピンを有して車体フロアに設けられる車体側ブラケットと、排気系部材側支持ピンを有して排気系部材に設けられる排気系部材側ブラケットと、前記両支持ピンを弾性的に結合するマウントラバーを備えた排気系部材の支持構造において、前記車体側支持ピン及び排気系部材側支持ピンの外周に嵌合溝を形成し、前記マウントラバーに前記嵌合溝に嵌合して排気系部材の車体側に対する揺動を規制する嵌合孔を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の発明では、請求項1記載の排気系部材の支持構造において、前記排気系部材側ブラケットの略全長に亙って嵌合溝をスレーション形状に形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、車体側支持ピン及び排気系部材側支持ピンの外周に嵌合溝を形成し、マウントラバーに前記嵌合溝に嵌合して排気系部材の車体側に対する揺動を規制する嵌合孔を形成したため、マウントラバーと、車体側支持ピン及び排気系部材側支持ピンとの回動を規制でき、これにより排気系部材を弾性的に支持しつつ、排気系部材の過大な揺動を規制でき、排気系部材が周辺部材に接触するのを防止できる。
また、両支持ピンは相互に支持ピンの長手方向に突出した状態でマウントラバーに固定されるため、エンジンから後方に伸びる排気系部材に沿って最小限のスペースで両者の固定を行うことができ、車体フロア周辺の部材配置におけるレイアウトの設計自由度を広げることができる。
請求項2記載の発明にあっては、排気系部材側ブラケットの略全長に亙って嵌合溝をスレーション形状に形成したため、排気系部材側ブラケットは嵌合溝で外気と接触して熱交換することができ、排気系部材の高温の熱がマウントラバーに伝達されるのを抑制できる。
また、排気系部材側ピンとマウントラバーがスレーション結合することによりマウントラバーの嵌合孔に局部的な入力が伝達されることがなく、マウントラバーの耐久性を向上できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例では排気系部材を排気管に適用した例を説明する。
図1は本発明の実施例の排気系部材の支持構造を説明する図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3はマウントラバーの斜視図、図4は図1のS4−S4線における断面図である。
なお、本実施例では排気系部材を排気管に適用した例を説明する。
図1は本発明の実施例の排気系部材の支持構造を説明する図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3はマウントラバーの斜視図、図4は図1のS4−S4線における断面図である。
図1、2に示すように、本実施例の排気系部材の支持構造では、車体フロア1と、排気管2とを主要な構成とし、前記排気管2が後述する車体側ブラケット3、マウントラバー4、排気系部材側ブラケット5を介して弾性的に支持されている。
図3に示すように、本実施例のマウントラバー4は耐熱性の弾性体、例えばゴム製で円盤形状に形成され、その中央部には前後方向に貫通する開口部4aが形成される他、該開口部4aに近接して後述する車体側支持ピンP1にスレーション結合する嵌合孔4bと、後述する排気系部材側支持ピンP2にスレーション結合する嵌合孔4cが前後方向に貫通した状態で形成されている。
前記車体側ブラケット3は、車体フロア1のメンバ1aに溶接固定される支持部3aと該支持部3aから屈曲しながら後方に突出する車体側支持ピンP1で構成され、その外周には凹凸6で構成されるスレーション形状の嵌合溝3bが車体側支持ピンP1を含む略全長に亙って形成されている。
そして、図4に示すように、前記車体側支持ピンP1は嵌合溝3bによってマウントラバー4の嵌合孔4bと前後方向にスレーション結合されており、マウントラバー4は車体フロア1に対して左右方向の回動を規制された状態になっている。
そして、図4に示すように、前記車体側支持ピンP1は嵌合溝3bによってマウントラバー4の嵌合孔4bと前後方向にスレーション結合されており、マウントラバー4は車体フロア1に対して左右方向の回動を規制された状態になっている。
前記排気系部材側ブラケット5は排気管2に溶接固定される支持部5aと該支持部5aから屈曲しながら前方に突出する排気系部材側支持ピンP2で構成され、その外周には凹凸7で構成されるスレーション形状の嵌合溝5bが排気系部材側支持ピンP2を含む略全長に亙って形成されている。
また、図4に示すように、前記排気系部材側支持ピンP2は前記マウントラバー4の嵌合孔4cに前後方向にスレーション結合されており、マウントラバー4は排気管2に対して左右方向の回動を規制された状態になっている。
なお、前記両ピンP1,P2の先端部分は潰し加工されている。
また、図4に示すように、前記排気系部材側支持ピンP2は前記マウントラバー4の嵌合孔4cに前後方向にスレーション結合されており、マウントラバー4は排気管2に対して左右方向の回動を規制された状態になっている。
なお、前記両ピンP1,P2の先端部分は潰し加工されている。
このように構成された排気系部材の支持構造にあっては、排気管2は車体フロア1に対して左右方向の回動を規制された状態でマウントラバー4を介して弾性支持される。
従って、自動車の走行中に排気管に対して左右方向の入力が発生した場合でも排気管2が左右方向に過大に揺動する虞なく、車体フロア1の周辺部材と接触するのを防止できる。
また、前記両ピンP1,P2とマウントラバー4がスレーション結合することによりマウントラバー4の嵌合孔4b,4cに局部的な入力が伝達されることがなく、マウントラバー4の耐久性を向上できる。
また、前記両ピンP1,P2は、前後方向に突出した状態でマウントラバー4に固定されるため、エンジンから後方に伸びる排気管2に沿って最小限の車幅方向のスペースで両者の固定を行うことができ、車体フロア1周辺の部材配置におけるレイアウトの設計自由度を広げることができる。
さらに、排気管2は排気ガスの高温な熱で高温になり、その熱は排気系部材側ブラケット5に伝達され易いが、前述したように排気系部材側ブラケット5には略全長に亙ってスレーション形状の嵌合溝5bが形成されるため、従来の発明に比べて外気との接触面積を増やすことができ、外気と効率的な熱交換を行って前記熱がマウントラバー4に悪影響を及ぼすのを防止できる。
以上説明したように、本実施例の排気系部材の支持構造にあっては、マウントラバー4と両ピンP1,P2の相対回転を規制して排気系部材の車体フロア1に対する左右方向の揺動を規制でき、結果、排気管2と周辺部材との接触を回避できる。
また、エンジンから後方に伸びる排気管2に沿って両者の固定を行うことができ、車幅方向の必要スペースを最小限にして車体フロア1周辺の部材配置におけるレイアウトの設計自由度を広げることができる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、前記排気系部材については排気管2以外にもエキゾーストマニホールド、触媒コンバータ、メインマフラ、サブマフラ等が考えられる。
例えば、前記排気系部材については排気管2以外にもエキゾーストマニホールド、触媒コンバータ、メインマフラ、サブマフラ等が考えられる。
また、車体側ブラケット3、マウントラバー4、排気系部材側ブラケット5の形状、形成数については適宜設定でき、例えば、図5に示すように、本発明の排気系部材の支持構造をマフラに適用する場合には、前記三者を左右一対に設けることによりマフラを支持することが考えられる。
さらに、嵌合溝3,5bと嵌合孔4b,4cのスレーション形状の凹凸6,7の形状、形成数についても適宜設定でき、排気系部材側ブラケット5の放熱効果を期待しなければ凹凸の数を減らして両者を一般的なスプライン結合で嵌合させても良い。
さらに、嵌合溝3,5bと嵌合孔4b,4cのスレーション形状の凹凸6,7の形状、形成数についても適宜設定でき、排気系部材側ブラケット5の放熱効果を期待しなければ凹凸の数を減らして両者を一般的なスプライン結合で嵌合させても良い。
P1 車体側支持ピン
P2 排気系部材側支持ピン
1 車体フロア
1a メンバ
2 排気管
3 車体側ブラケット
3a、5a 支持部
3b、5b 嵌合溝
4 マウントラバー
4a 開口部
4b、4c 嵌合孔
5 排気系部材側ブラケット
6、7 凹凸
P2 排気系部材側支持ピン
1 車体フロア
1a メンバ
2 排気管
3 車体側ブラケット
3a、5a 支持部
3b、5b 嵌合溝
4 マウントラバー
4a 開口部
4b、4c 嵌合孔
5 排気系部材側ブラケット
6、7 凹凸
Claims (2)
- 車体側支持ピンを有して車体フロアに設けられる車体側ブラケットと、排気系部材側支持ピンを有して排気系部材に設けられる排気系部材側ブラケットと、前記両支持ピンを弾性的に結合するマウントラバーを備えた排気系部材の支持構造において、
前記車体側支持ピン及び排気系部材側支持ピンの外周に嵌合溝を形成し、
前記マウントラバーに前記嵌合溝に嵌合して排気系部材の車体側に対する揺動を規制する嵌合孔を形成したことを特徴とする排気系部材の支持構造。 - 請求項1記載の排気系部材の支持構造において、
前記排気系部材側ブラケットの略全長に亙って嵌合溝をスレーション形状に形成したことを特徴とする排気系部材の支持構造。
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JP2004093176A JP2005280377A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 排気系部材の支持構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096438A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Honda Motor Co Ltd | 車両用アンダーカバー |
CN104340052A (zh) * | 2014-10-27 | 2015-02-11 | 长城汽车股份有限公司 | 用于车辆排气系统的吊耳及具有其的车辆 |
CN106988849A (zh) * | 2016-01-21 | 2017-07-28 | 本田技研工业株式会社 | 车辆排气系统支承结构 |
CN114076021A (zh) * | 2021-10-15 | 2022-02-22 | 浙江加文汽车零部件有限公司 | 一种汽车消声器的抗震安装结构 |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004093176A patent/JP2005280377A/ja not_active Withdrawn
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