JP2005280100A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的電源電圧の低い電源でも効率を落とすことなく、さらには被印字媒体に対応して効果的に蓄熱制御を行なって印字潰れを防止できるサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】 S1で取得する環境温度から蓄熱情報としての総量ドット数、放熱情報としての流出ドット数を設定し(S9)、印字すべきドット数を加算して蓄熱情報である総ドット数Dを算出する(S13)。テープセンサからの入力によりテープの種類を検出し(S7)、サーマルヘッドにかかる電圧を取得して(S19)、両者に基づく補正係数d1を設定し、この補正係数d1を乗じることにより蓄熱係数dを補正する(S21)。補正された蓄熱計数dは、発熱体への印加エネルギーを評価してエネルギーのON/OFFタイミングをはかるための計算式で用いられる(S33)。
【選択図】 図9

Description

本発明は、サーマルプリンタの蓄熱制御に関するものである。
従来より、サーマルヘッド等の印字ヘッドの蓄熱による印字駆動特性の改善について各種の記録装置が提案されている。特に、サーマルヘッドに印加するヘッド電圧を考慮した蓄熱補正方法として、例えば、特許文献1では、サーマルヘッドの各蓄熱層の蓄熱状態を示す蓄熱データに所定の係数を乗算して得られる蓄熱補正データを用いて発熱データを求め、この発熱データに基づいて発熱素子が駆動されるように制御している。また、ヘッド温度を測定するヘッド温度センサが取り付けられたアルミ板に対応する蓄熱補正データを求める際に用いられる係数は、ヘッド電圧をパラメータとして含む演算式によって決定される。
特開2001−270144号公報
しかしながら、サーマルヘッドの駆動電源としてアルカリ電池を使用する場合には、比較的低い電圧での印字を行なうことが多く、通電周期内でのON時間が長くなる傾向にあるため、ACアダプタのような他の電源の使用時よりも蓄熱量が多くなり印字が潰れやすい傾向があった。上記従来の蓄熱制御においては、このような駆動電源の電圧の差による蓄熱制御の補正は考慮されていない。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、比較的電源電圧の低い電源でも効率を落とすことなく、さらには被印字媒体にも対応して効果的に蓄熱制御を行なって印字潰れを防止できるサーマルプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のサーマルプリンタは、複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、前記発熱素子に対して選択的に駆動電圧パルスを印加するパルス印加手段とを備え、前記サーマルヘッドと被印字媒体とを相対移動させながら、当該被印字媒体に対してドット印字を行うサーマルプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに印加されるヘッド電圧を測定する電圧測定手段と、基準時から印字されるドット数を逐次加算して総ドット数を求める総ドット数計数手段と、当該総ドット数計数手段により求められた総ドット数について前記サーマルプリンタ周辺の環境温度に応じた所定ドット数を調整する調整手段と、当該調整手段により調整された後のドット数及び前記環境温度に対応した蓄熱係数を記憶した蓄熱係数記憶手段と、前記ヘッド電圧及び前記蓄熱係数に基づいて前記パルス印加手段の印加パルス幅を設定するパルス幅設定手段と、前記電圧測定手段の測定結果に基づき、前記パルス幅設定手段の設定する印加パルス幅を補正するパルス幅補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のサーマルプリンタは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記被印字媒体の種類を検出する被印字媒体検出手段を備え、前記パルス幅補正手段は、当該被印字媒体検出手段の検出結果に基づき、前記パルス幅設定手段の設定する印加パルス幅を補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のサーマルプリンタは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記蓄熱係数記憶手段に記憶された蓄熱係数の値を前記電圧測定手段の測定結果に対応させて変更する蓄熱係数変更手段を備え、前記パルス幅補正手段は、当該蓄熱係数変更手段より変更された蓄熱係数を用いることにより前記印加パルス幅を補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載のサーマルプリンタは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記蓄熱係数変更手段が、前記電圧測定手段の測定結果である電圧値が高くなるに従って、前記蓄熱係数の値が小さくなるように設定することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載のサーマルプリンタは、複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、前記発熱素子に対して選択的に駆動電圧パルスを印加するパルス印加手段とを備え、前記サーマルヘッドと被印字媒体とを相対移動させながら、当該被印字媒体に対してドット印字を行うサーマルプリンタにおいて、前記サーマルヘッドに印加されるヘッド電圧を測定する電圧測定手段と、前記被印字媒体の種類を検出する被印字媒体検出手段と、基準時から印字されるドット数を逐次加算して総ドット数を求める総ドット数計数手段と、当該総ドット数計数手段により求められた総ドット数について前記サーマルプリンタ周辺の環境温度に応じた所定ドット数を調整する調整手段と、当該調整手段により調整された後のドット数及び前記環境温度に対応した蓄熱係数を記憶した蓄熱係数記憶手段と、前記ヘッド電圧及び前記蓄熱係数に基づいて前記パルス印加手段の印加パルス幅を設定するパルス幅設定手段と、前記被印字媒体検出手段の検出結果に基づき、前記パルス幅設定手段の設定する印加パルス幅を補正するパルス幅補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載のサーマルプリンタは、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記蓄熱係数記憶手段に記憶された蓄熱係数の値を前記被印字媒体検出手段の検出結果に対応させて変更する蓄熱係数変更手段を備え、前記パルス幅補正手段は、当該蓄熱係数変更手段より変更された蓄熱係数を用いることにより前記印加パルス幅を補正することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のサーマルプリンタによれば、駆動電源の違い(電池かACアダプタか)によって電圧が異なり、低い電圧では通電時間が長くなるため、蓄熱が大きくなりやすいが、電圧に応じた蓄熱制御を行なうことにより、印字品質を適切に保つことができる。
本発明の請求項2に記載のサーマルプリンタによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、被印字媒体による印字エネルギーの差を考慮した蓄熱制御を行なうことで、より印字潰れや印字かすれの起こりにくい印字制御を実現できる。
本発明の請求項3に記載のサーマルプリンタによれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、累積ドット数に応じて上昇変化するサーマルヘッド発熱部の蓄積温度に対応して印加パルス幅を補正する蓄熱係数を、電圧値によって補正することにより、より的確な蓄熱制御を行なうことができる。
本発明の請求項4に記載のサーマルプリンタによれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、電圧が高くなると蓄熱係数が小さくなり、印加パルス幅を小さくする割合が小さくなるので、過制御による印字かすれが防止できる。
本発明の請求項5に記載のサーマルプリンタによれば、被印字媒体によって必要とされる印字エネルギーに差があり、所要エネルギーが大きい被印字媒体の場合は、所要エネルギーが小さい被印字媒体の場合に比べて、蓄熱が進みやすい。従って、被印字媒体を検出して、電圧及び被印字媒体の種類に応じて印加パルス幅を補正することにより、印字品質を担保できる。
本発明の請求項6に記載のサーマルプリンタは、請求項5に記載の発明の効果に加え、累積ドット数に応じて上昇変化するサーマルヘッド発熱部の蓄積温度に対応して印加パルス幅を正する蓄熱係数を、被印字媒体の種類によって補正することにより、より的確な蓄熱制御を行なうことができる。
以下、本発明をテープ印字装置につき具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープ印字装置の概略構成について図1〜図3に基づき説明する。図1は本実施形態に係るテープ印字装置1の収納カバーを除いた概略上方外観図である。図2は本実施形態に係るテープ印字装置1のサーマルヘッドの概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図3はテープ印字装置1に装着されるテープカセット35のカバーを外した場合の平面図である。
図1に示すように、テープ印字装置1には、文書データからなるテキストを作成するための文字入力キー2,テキストの印字を指令する印字キー3,改行指令や各種処理の実行・選択を指令するリターンキー4,文字等のキャラクタを複数行にわたって表示する液晶ディスプレイ7(以下「LCD」という。)上でカーソルを前後・左右に移動させるカーソルキーC等を設けたキーボード6、及び、後述のテープカセット35(図3参照)を収納するカセット収納部8が収納カバー(図示略)で覆われて配設されている。また、このキーボード6の下側には、制御回路部が構成される制御基板(図示略)が配設され、この制御基板の端部下面には、環境温度を検出するためのサーミスタ13(図4参照)が取り付けられている。また、カセット収納部8の左側面部には、印字されたテープが排出されるラベル排出口16が形成され、該カセット収納部8の右側面部には、電源アダプタが取り付けられるアダプタ挿入口(図示略)が設けられている。尚、サーミスタ13は、サーマルヘッド9から離れた場所に設けられているため、該サーマルヘッド9の発熱駆動の影響を受けない。
また、このカセット収納部8には、後述のサーマルヘッド9(図2参照)と、このサーマルヘッド9に対向するプラテンローラ10と、このプラテンローラ10の下流側のテープ送り用ローラ11と、このテープ送り用ローラ11に対向するテープ駆動ローラ軸14とが配置されている他に、テープカセット35内に収納されるインクリボンを送るインクリボン巻取軸15等が配置されている。かかるインクリボン巻取軸15は、後述のステッピングモータ等により構成されるテープ送りモータ30(図4参照)から適宜の駆動機構を介して回転駆動されて、後述するように印字後のインクリボン43(図3参照)を巻き取るインクリボン巻取りリール44(図3参照)に嵌挿され、印字スピードと同期して該インクリボン巻取りリール44を回転駆動する。また、テープ駆動ローラ軸14は、テープ送りモータ30から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述するテープ駆動ローラ53(図3参照)を回転駆動する。
また、カセット収納部8に後述のテープカセット35が装着された場合に、被印字媒体であるテープの種類を特定するテープカセット35のテープ特定部40(図3参照)に対向する位置には、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されるテープ種検出センサS1、S2、S3、S4、S5が設けられている。この各テープ種検出センサS1〜S5は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、この各テープ種検出センサS1〜S5に対してテープ特定部40に形成される貫通孔があるかどうかを検出して、そのオン・オフ信号によりテープカセット35内に収納されたテープの種類を検出するものである。尚、本実施形態の場合は、各テープ種検出センサS1〜S5は、そのプランジャーが常には、カセット収納部8の底面から突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、テープ特定部40の後述の貫通孔が、各テープ種検出センサS1〜S5に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、テープ特定部40の後述の貫通孔が、各テープ種検出センサS1〜S5に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。そして、かかるカセット収納部8は、テープ印字装置1の後方に回動可能に枢支された収納カバーにより開閉され、開状態でテープカセット35の交換等が行われる。
ここで、テープの種類は、「テープのタイプ」と「テープ幅」により特定される。「テープのタイプ」としては、印字テープの表面が保護フィルムで覆われない「レセプター(ノンラミネート)テープ」、印字テープの表面が透明フィルムで保護される「ラミネートテープ」等がある。また、「テープ幅」は、「6mm」、「9mm]、「12mm」、「18mm」、「24mm」等がある。また、テープのタイプにより、印字に要するエネルギーが異なり、1ドットあたりの所要エネルギーは、「レセプターテープ」では約1.3mJ、「ラミネートテープ」では約1.1mJである。このように印字エネルギーに差があるのは、「レセプターテープ」では表面にインク部が露出するために、テープ表面へのインクの密着性(耐擦性、堅牢性)が要求されるので、ラミネートテープに比べて必要エネルギーが高くなるためである。
本実施形態の場合は、後述のように、「テープのタイプ」が「ラミネートテープ」で、「テープ幅」が「24mm」の場合は、テープ種検出センサS1〜S5の信号、即ちセンサ孔の有無は、「S1」は「オン信号、即ち、センサ孔無し」、「S2」は「オン信号、即ち、センサ孔無し」、「S3」は「オン信号、即ち、センサ孔無し」、「S4」は「オフ信号、即ち、センサ孔有り」、「S5」は「オン信号、即ち、センサ孔無し」である。他のテープの種類についても、各テープ判別センサS1〜S5のオン・オフ信号とテープ特定部40に形成される貫通孔の有無の関係は、「オン信号の場合、センサ孔無し」であり、「オフ信号の場合、センサ孔有り」と同様なので、その説明は省略する。
次に、図2に示すように、サーマルヘッド9は、略縦長四角形の平板状に形成されたいわゆる厚膜ヘッドであり、このサーマルヘッド9の前面の左端縁部には、所定個数(本実施形態では、128個である。)の各発熱素子R1〜Rn(nは、所定個数である。)が、該左端縁部の辺に沿って一列に配列されて形成されている。そして、このサーマルヘッド9の前面右端縁部には、制御基板上に設けられるコネクタ(図示略)に接続されるフレキシブルケーブルFの他端が半田付け等により電気的に接続されている。また、サーマルヘッド9は、メッキ鋼板やステンレス鋼板等により形成される略四角形の放熱板9Aの前面の左端縁部に、各発熱素子R1〜Rnの配列方向が、該放熱板9Aの左端縁部の辺に平行になるように接着剤などによって固着されている。また、フレキシブルケーブルFの上端右角部は、両面テープ等によって放熱板9Aの前面に固着されている。更に、該フレキシブルケーブルFの一端側は、放熱板9Aの下端縁部に穿設される水平略長四角形の貫通孔9Dに挿入されて、後側に引き出されている。また、放熱板9Aの下端縁部には、略直角前側方向に所定幅延出される延出部9Bが形成されて、4個の各貫通孔9C、9C、9C、9C(2個のみ図示)が穿設されている。そして、該放熱板9Aは、各発熱素子R1〜Rnの配列方向が、テープカセット35の開口部52(図3参照)におけるラベルテープ36(図3参照)の搬送方向に略直交するように、各貫通孔9C、9C、9C、9Cを介してビス止め等によってカセット収納部8の下側に取り付けられる。
次に、図3に示すように、テープカセット35は透明テープ等からなる被印字テープ36、この被印字テープ36に印字を施すためのインクリボン43、更には、印字がなされた被印字テープ36に裏貼りされる両面粘着テープ46を各々、テープスプール37、リール42、テープスプール47に巻回して、カセット本体35Bの底面に立設されるカセットボス38、リールボス50、カセットボス48に回転可能に嵌挿して収納したものであり、更に、使用済みのインクリボン43を巻き取るインクリボン巻取リール44を備えている。
そして、前記リール42に巻回され、このリール42から引き出された未使用インクリボン43は、被印字テープ36と重ね合わされ、被印字テープ36と共に開口部52に入り、サーマルヘッド9及びプラテンローラ10の間を通過する。その後、インクリボン43は、被印字テープ36から引き離され、リボン巻取軸15により回転駆動されるインクリボン巻取リール44に至り、このインクリボン巻取リール44により巻き取られる。
また、前記両面粘着テープ46は、片面に離形紙を重ね合わされた状態で、離形紙を外側にしてテープスプール47に巻回されて収納されている。そして、このテープスプール47から引き出された両面粘着テープ46は、テープ駆動ローラ53とテープ送り用ローラ11との間を通過し、離形紙が重ね合わされない側の粘着面が被印字テープ36に貼着される。また、両面粘着テープ46の上下両端部には、スペーサ46Aが挿入されている。
これにより、前記テープスプール37に巻回され、このテープスプール37から引き出された被印字テープ36は、テープカセット35のサーマルヘッド9が挿入される開口部52を通過する。その後、両面粘着テープ46が貼り合わされる被印字テープ36は、テープカセット35の片側下方部(図3中、左下側部)に回転自在に設けられ、テープ送りモータ30(図4参照)の駆動を受けて回転するテープ駆動ローラ53と、このテープ駆動ローラ53に対向配置されるテープ送り用ローラ11との間を通過して、テープカセット35の外部に送り出されて、テープ印字装置1のラベル排出口16より排出される。この場合、両面粘着テープ46は、被印字テープ36に対してテープ駆動ローラ53及びテープ送り用ローラ11によって圧着される。
また、テープカセット35をカセット収納部8に装着した場合に、カセット本体35Bの底面部の各テープ種検出センサS1〜S5に対向する角部(図3中、右上角部)には、各テープ種検出センサS4に対向する位置に、該テープ種検出センサS4が挿入される各貫通孔41Aが穿設されるテープ特定部40が設けられている。これにより、各テープ種検出センサS4がオフ信号を出力し、各テープ種検出センサS1、S2、S3、S5がオン信号を出力して、このテープカセット35内に収納される印字テープの種類がテープ幅24mmの所定のラミネートテープであることが検出される。
次に、テープ印字装置1の電気的構成について、図4を参照して説明する。図4はテープ印字装置の制御構成を示すブロック図である。図4に示すように、テープ印字装置1の制御構成は、制御基板上に形成される制御回路部20を核として構成されている。制御回路部20には、各機器を制御するCPU21と、このCPU21にデータバス22を介して接続された入出力インタフェース23、CGROM24、ROM25、26、RAM27とから構成されている。なお、CPU21の内部にはタイマ210が設けられている。
ここで、CGROM24には、多数のキャラクタの各々に関して、表示のためのドットパターンデータがコードデータに対応させて格納されている。
また、ROM(ドットパターンデータメモリ)25には、アルファベット文字や記号等のキャラクタを印字するための多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系書体、明朝体書体等)毎に分類され、各書体毎に6種類(16、24、32、48、64、96のドットサイズ)の印字文字サイズ分、コードデータに対応させて格納されている。また、グラフィック画像を印字するためのグラフィックパターンデータも記憶されている。
また、ROM26には、キーボード6から入力された文字や数字等のキャラクタのコードデータに対応させてLCDC28を制御する表示駆動制御プログラム、印字バッファ272のデータを読み出してサーマルヘッド9やテープ送りモータ30を駆動する印字駆動制御プログラム、各印字ドットの形成エネルギー量に対応するパルス数を決定するパルス数決定プログラム、サーマルヘッド9の各発熱素子R1〜Rnの駆動制御プログラム、その他テープ印字装置1の制御上必要な各種のプログラムが格納されている。そして、CPU21は、かかるROM26に記憶されている各種プログラムに基づいて各種の演算を行うものである。
さらに、RAM27には、テキストメモリ271、印字バッファ272、ライン印字ドット数メモリ273、総印字ドット数メモリ274、パラメータメモリ275、テープ種メモリ276等が設けられており、テキストメモリ271には、キーボード6から入力された文書データが格納される。また、印字バッファ272には、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド9はかかる印字バッファ272に記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。また、ライン印字ドット数メモリ273には、サーマルヘッド9により印字される1ライン(本実施形態では、128ドット)分の印字ドット数のカウント値が格納される。また、総印字ドット数メモリ274には、サーマルヘッド9により印字される起動時からの総印字ドット数が記憶される。また、パラメータメモリ275には、後述のように各種のパラメータテーブルが記憶される。さらに、テープ種メモリ276には、テープ種検出センサにより検出されたテープの種類が格納される。
また、入出力インタフェース23には、キーボード6と、サーミスタ13と、各テープ検出センサS1〜S5と、LCD7に表示データを出力するためのビデオRAM281を有するディスプレイコントローラ(以下、LCDCという)28と、サーマルヘッド9を駆動するための駆動回路29と、テープ送りモータ30を駆動するための駆動回路31とが各々接続されている。よって、キーボード6の文字キーを介して文字等が入力された場合、そのテキスト(文書データ)がテキストメモリ271に順次記憶されていくとともに、ドットパターン発生制御プログラム及び表示駆動制御プログラムに基づいてキーボード6を介して入力された文字等に対応するドットパターンがLCD7上に表示される。また、サーマルヘッド9は駆動回路29を介して駆動され、印字バッファ272に記憶されたドットパターンデータの印字を行い、これと同期してテープ送りモータ30が駆動回路31を介してテープの送り制御を行うものである。ここで、サーマルヘッド9は、駆動回路29を介して各発熱素子R1〜Rnが1ライン分の印字ドットに対応して選択的に発熱駆動されることによって、文字等をテープ上に印字する。
また、制御回路部20及び駆動回路29、駆動回路31には、電源32から電力が供給される。電源32の電圧は、電圧測定部34により所定間隔で測定される。また、電源32は、その電圧を低電圧化した出力にする安定化電源33に接続されている。
さらに、電源32は、サーマルヘッド9及びテープ送りモータ30のそれぞれの駆動回路29,31に接続され、直接電源32の電力が供給される。一方、安定化電源33は、制御回路部20に接続され、LCD7を含めた制御回路部20に電源32からの電力を定電圧化して供給する。なお、電源としては、電池電源でもよいし、商用電源を入力してその交流を整流し且つ降圧して直流を出力するACアダプタからなる直流電源でもよい。
また、電圧測定部34は、制御回路部20のCPU21と接続され、電源32の電圧を測定し、その測定結果をCPU21に出力している。
ここで、パラメータメモリ275に記憶される各種のパラメータテーブルについて図5〜図8に基づいて説明する。図5は、ドット数パラメータテーブル61のデータ構成を示す模式図である。図6は、蓄熱係数テーブル62のデータ構成を示す模式図である。図7は、電圧変動係数テーブル63のデータ構成を示す模式図である。図8は、蓄熱係数dを補正するための補正係数テーブル64のデータ構成を示す模式図である。
図5に示すように、ドット数パラメータテーブル61は、サーミスタ13を介して測定される温度を示す環境温度611と、この環境温度611に対応する総量612と流出量613とから構成されている。この総量612は、環境温度等によって決定される連続印字可能な最大総印字ドット数であり、後述のように連続印字によって上昇するサーマルヘッド9の各発熱素子R1〜Rnの印字ドットの潰れ等を発生しないことを保証する蓄熱温度を表している。また、流出量613は、後述のように所定時間毎(本実施形態では、約1秒毎)に総印字ドット数から減算するドット数である。尚、この流出量613は、(1)サーマルヘッド9の材質、形状、大きさ、(2)放熱板9Aの材質、形状、大きさ、(3)サーマルヘッド9と放熱板9Aの間の接着剤の材質、厚み、(4)放熱板9Aとテープ印字装置1のメカフレームとの接合方法、(5)このメカフレームの材質、形状、大きさ、(6)環境温度などによって決定される印字ドット数であり、サーマルヘッド9の放熱板9A等を介した自然放熱量を表している。
また、ドット数パラメータテーブル61の環境温度611には、「30℃以上」、「20℃以上30℃未満」、「20℃未満」の3種類の環境温度範囲が予め登録されている。そして、この各環境温度611に対する総量612には、環境温度611の「30℃以上」に対して「250000ドット」、環境温度611の「20℃以上30℃未満」に対して「300000ドット」、環境温度611の「20℃未満」に対して「460000ドット」が総量612として予め登録されている。また、各環境温度611に対する流出量613には、環境温度611の「30℃以上」に対して「1800ドット」、環境温度611の「20℃以上30℃未満」に対して「2000ドット」、環境温度611の「20℃未満」に対して「2600ドット」が流出量613として予め登録されている。尚、各環境温度611に対応する総量612と流出量613は、放熱板9Aの形状変更などによるサーマルヘッド9の自然放熱量の変化などに対応して、任意の数値に変更できるパラメータである。
次に、図6に示すように、蓄熱係数テーブル62は、図5のドット数パラメータテーブル61により求められた総量を基準値として、現在の総ドット数のうち基準値を超える部分の超過ドット数621と、サーミスタ13を介して測定される環境温度622に対応して定められる蓄熱係数dの値が予め記憶されたものである。ここで、超過ドット数621を求めるための基準値は、ドット数パラメータテーブル61により定められる「総量」の値が用いられる。環境温度622は、「40〜32℃」「31〜28℃」、「27〜22℃」、「21〜17℃」、「16〜10℃」の5つのレベルに分けられ、それぞれのレベルと超過ドット数621に対応して蓄熱係数dが定められている。この蓄熱係数dは、後述の蓄熱制御処理において、発熱素子に対する印加エネルギーの再評価を行なう際に使用され、サーマルヘッド9の蓄積温度に対応して印加エネルギーを補正するために減算する値を定めるために用いられる。そして、同じ超過ドット数621であれば、環境温度622が高くなるほど蓄熱係数dの値は大きくなり、同じ環境温度622であれば、超過ドット数が多くなるほど蓄熱係数dの値は大きくなる。従って、環境温度622が高く超過ドット数621が多い、蓄熱が進んだ状態では、蓄熱係数dの値が大きくなるので、通電時間が短くなり、蓄熱印字潰れが起きないように調整される。なお、蓄熱係数dは、温度の上昇過程(非定常時)と飽和(定常時)の両方を補正対象とする。
次に、図7に示すように、電圧変動係数テーブル63は、各発熱素子に対する印加エネルギーを設定する際に電圧に応じて印加するパルス幅を変化させるために用いられる定数である電圧変動係数を定めたものであり、電圧センター値631、これに対応する電圧の範囲(16進数データ値)632、その電圧範囲632に対応する電圧変動係数C(V)633からなっている。図7では、電圧変動係数C(V)の値も16進数データで記載されている。電圧値が高いほど、発熱に要する通電時間は短くてよいので、電圧値が高くなるほど電圧変動係数C(V)の値は高くなる。後述するように、固定値からC(V)の値を減算して0になったときに発熱体をOFFするように制御が行なわれるため、電圧が高くなるほどC(V)の値が大きくなれば、駆動パルスの印加時間を短くするように印加エネルギーの調整が行なわれることになる。
次に、図8に示すように、補正係数テーブル64は、電圧値と装着されているテープの種類に応じて蓄熱情報を補正するための係数d1を決定するためのテーブルである。補正係数テーブル64は、電圧センター値641、これに対応する電圧の範囲(16進数データ値)642、百分率で表された補正係数d1643から構成されている。電圧が高くなるほど通電時間は短くなるから、補正係数は100%よりも小さくなり、さらに、テープ種による所要印字エネルギーの差が蓄熱状況に反映されるので、所要エネルギーが大きいテープ種類であるレセプターテープの方が、同じ電圧値における補正係数d1の値が大きくなり、通電時間が短くなるように作用する。
次に、上記のように構成されるテープ印字装置1のテープ印字動作について図9のフローチャートを参照して説明する。図9は、テープ印字装置1の蓄熱制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、電源が投入されてテープ印字装置1の処理が開始されると、サーミスタ13から環境温度を取得する(S1)。次に、利用者からの指示に従い、印刷を開始する(S3)。なお、印刷の開始とともにタイマー210のカウントが開始される(S5)。次に、テープ種検出センサからの信号により、テープ印字装置1に装着されているテープカセット35が有するテープの種類を検出し、テープ種メモリ276に格納する(S7)。
次に、S1で取得した環境温度に基づいて温度係数t、総量初期値(基準ドット数)、流出量を決定する(S9)。温度係数tは、環境温度のAD変換値に対して、例えば、t=a/温度AD値+b(a,bは固定値)のような式により算出されるものであり、後述する発熱体への印加エネルギー決定の際に使用される。総量値および流出量は、パラメータメモリ275に記憶されているドット数パラメータテーブル61に従って、環境温度に対応する値が代入される。この総量および流出量は、RAM27の総印字ドット数メモリ274に格納される。
次に、印字を実行する1ライン分のデータを入力し、対応する1ライン分のドット数をRAM27の1ライン印字ドット数メモリ273に格納する(S11)。そして、S11で決定した総量に、1ライン印字ドット数メモリ273に格納されている1ライン分のドット数を加算して総ドット数Dを算出する(S13)。次に、S13で算出された総ドット数Dから、S9で決定した流出量に印字開始からの経過時間を乗じたものを減算してドット数を調整する(S15)。S13およびS15の処理により、ドット数Dは、S9で決定した総量値に今から印字する1ライン分のドット数を加算し、S9で決定した流出量に印字開始からの経過時間を乗じたものが減算されて算出されたことになる(総ドット数←総量+印字ドット数−流出量×経過時間)。このように、印字ドット数を逐次加算し、放熱量をドット数に換算して印字ドット数から減算するという調整を行うことで、サーマルヘッド9の温度の蓄積状況をドット数で表現することができる。
次に、S15で調整されたドット数Dと基準ドット数(S9で設定した総量初期値)の差分である超過ドット数およびS1で取得した環境温度に基づいて、蓄熱係数dを設定する(S17)。蓄熱係数dは、パラメータメモリ275に記憶されている蓄熱係数テーブル62に従って決定される。1回目の処理では、現在のドット数Dと基準ドット数の差は50000以下であるから、環境温度が何度であっても、蓄熱係数dは1となる。
次に、サーマルヘッド9にかかる電圧を電圧測定部34から取得する(S19)。そして、取得された電圧値と、S7で取得したテープの種類に基づいて、補正係数d1を設定する(S21)。例えば、テープ種類がレセプターテープで、電圧値が6.0であれば、補正係数d1は100%となる。
次に、S19で取得した電圧に基づいて電圧変動係数C(V)を設定する(S23)。電圧変動係数C(V)は、パラメータメモリ275に記憶されている電圧変動係数テーブル63に従って決定され、後述の印加エネルギー(パルス幅)の設定の際に用いられる。
次に、各発熱素子に対して印加するパルス幅(通電時間)を、印加制御係数Cに所定値を代入することにより設定する(S25)。ここで印加制御係数Cに代入される値は、あらかじめ定められた固定値である。この固定値から、所定時間ごとに、後述の計算式により、環境温度、電圧、蓄熱の状況に応じた値を減算し、Cの値が0になるまで発熱体にエネルギーを印加する(通電する)。ここでは、例えば55400がCに代入される。
次に、印加制御係数Cが0未満となったか否かを判断する(S27)。Cが0以上であれば(S27:NO)、駆動パルスを印加して発熱体をONする(S29)。そして、250マイクロ秒経過したかを判断する(S31)。250マイクロ秒経過するまでは(S31:NO)、駆動パルスの印加を継続する(S29)。
250マイクロ秒経過したら(S31:YES)、駆動パルスの印加を継続すべきか否かを決定するために、印加制御係数Cの値を再計算して、今後印加すべきエネルギー量を決定する(S33)。この印加エネルギーの再評価は、C←C−C(V)×t×dの計算式により行われる。電圧変動係数C(V)は、電圧値が高くなるほど大きくなり、温度係数tは、環境温度が高くなるほど大きくなり、蓄熱係数dの値は、超過ドット数及び環境温度が高くなるほど大きくなる。従って、これらの要素を全て乗じることにより導き出される値は環境温度が高く、印字継続によるサーマルヘッド9の蓄熱が進んでいる場合に大きくなる。Cの値からこの乗算結果の値を減じて新たなCの値とすると、蓄熱が進んでいる場合にCの値がより小さくなる結果となる。すなわち、より早くCの値は0に近づくので、各発熱素子の通電時間が短くなり、印字潰れの発生を回避できることになる。そして、電圧が低い場合には、補正係数d1は100%に近いため、により蓄熱制御が大きくかかって印字潰れが回避されるが、電圧が高い場合には補正係数d1が100%未満になっているため、過剰に蓄熱制御がかかって印字がかすれることがない。さらに、印字エネルギーが高いレセプターテープの場合には、電圧が高くなっても補正係数d1はゆるやかに低下するので、蓄熱が進みやすい被印字テープの場合には蓄熱制御を大きくかけてパルス幅を短くすることが可能である。
その後、S27に戻り、S33の計算によるCの値が0未満になったか否かを再び判断する。Cが0未満となったら(S27:YES)、発熱体を所定時間OFFにして(S35)、ヘッドを冷却する。そして、印字を継続するか否かを判断し(S37)、継続する場合は(S37:YES)、S11に戻って、次の1ラインのデータの入力を行なう。継続しない場合は(S37:NO)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のテープ印字装置1によれば、現在装着されているテープの種類とサーマルヘッド9にかかる電圧により定められる補正係数d1を用いて蓄熱係数dを補正するので、印字エネルギーが異なるテープに対する印字でも蓄熱情報を適切に把握でき、さらに、低電圧下のような通電時間の長い環境での印字の場合でも蓄熱の状況を的確に把握して印字の潰れを回避できる。
なお、上記実施の形態において、図9のフローチャートのS13で印字ドット数を加算するCPU21が本発明の総ドット数計数手段として機能し、S15で流出量を減算するCPU21が本発明の調整手段として機能し、S33で印加エネルギー再評価処理を実行するCPU21が本発明のパルス幅設定手段として機能し、S21で蓄熱計数dの補正処理を実行するCPU21が本発明のパルス幅補正手段として機能する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、テープ印字装置1は、キーボード6を有し、キーボード6から入力されたテキストをテープに印字しているが、テープ印字装置1をパーソナルコンピュータなどの外部機器に接続し、印刷データを外部機器から受信して、これを印刷するようにしてもよい。
また、環境温度は、テープ印字装置1に設置したサーミスタ13で測定するものに限らず、テープ印字装置1周辺の温度を測定して、テープ印字装置1に送信するように構成してもよい。
本実施形態に係るテープ印字装置1の収納カバーを除いた概略上方外観図である。 本実施形態に係るテープ印字装置1のサーマルヘッドの概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。 テープ印字装置1に装着されるテープカセット35のカバーを外した場合の平面図である。 テープ印字装置の制御構成を示すブロック図である。 ドット数パラメータテーブル61のデータ構成を示す模式図である。 蓄熱係数テーブル62のデータ構成を示す模式図である。 電圧変動係数テーブル63のデータ構成を示す模式図である。 蓄熱係数dを補正するための補正係数テーブル64のデータ構成を示す模式図である。 テープ印字装置1の蓄熱制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 テープ印字装置
9 サーマルヘッド
32 電源
33 安定化電源
34 電圧測定部
35 テープカセット
36 ラベルテープ
40 テープ特定部
41A、41B、41C 各貫通孔
64 補正係数テーブル
65 テープ種定数テーブル
66 ドット数補正値テーブル
67 ドット数補正定数テーブル
273 ライン印字ドット数メモリ
274 総印字ドット数メモリ
275 パラメータメモリ
276 テープ種メモリ
S1、S2、S3、S4、S5 テープ種検出センサ

Claims (6)

  1. 複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、前記発熱素子に対して選択的に駆動電圧パルスを印加するパルス印加手段とを備え、前記サーマルヘッドと被印字媒体とを相対移動させながら、当該被印字媒体に対してドット印字を行うサーマルプリンタにおいて、
    前記サーマルヘッドに印加されるヘッド電圧を測定する電圧測定手段と、
    基準時から印字されるドット数を逐次加算して総ドット数を求める総ドット数計数手段と、
    当該総ドット数計数手段により求められた総ドット数について前記サーマルプリンタ周辺の環境温度に応じた所定ドット数を調整する調整手段と、
    当該調整手段により調整された後のドット数及び前記環境温度に対応した蓄熱係数を記憶した蓄熱係数記憶手段と、
    前記ヘッド電圧及び前記蓄熱係数に基づいて前記パルス印加手段の印加パルス幅を設定するパルス幅設定手段と、
    前記電圧測定手段の測定結果に基づき、前記パルス幅設定手段の設定する印加パルス幅を補正するパルス幅補正手段とを備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記被印字媒体の種類を検出する被印字媒体検出手段を備え、
    前記パルス幅補正手段は、当該被印字媒体検出手段の検出結果に基づき、前記パルス幅設定手段の設定する印加パルス幅を補正することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記蓄熱係数記憶手段に記憶された蓄熱係数の値を前記電圧測定手段の測定結果に対応させて変更する蓄熱係数変更手段を備え、
    前記パルス幅補正手段は、当該蓄熱係数変更手段より変更された蓄熱係数を用いることにより前記印加パルス幅を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記蓄熱係数変更手段は、前記電圧測定手段の測定結果である電圧値が高くなるに従って、前記蓄熱係数の値が小さくなるように設定することを特徴とする請求項3に記載のサーマルプリンタ。
  5. 複数の発熱素子を有するサーマルヘッドと、前記発熱素子に対して選択的に駆動電圧パルスを印加するパルス印加手段とを備え、前記サーマルヘッドと被印字媒体とを相対移動させながら、当該被印字媒体に対してドット印字を行うサーマルプリンタにおいて、
    前記サーマルヘッドに印加されるヘッド電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記被印字媒体の種類を検出する被印字媒体検出手段と、
    基準時から印字されるドット数を逐次加算して総ドット数を求める総ドット数計数手段と、
    当該総ドット数計数手段により求められた総ドット数について前記サーマルプリンタ周辺の環境温度に応じた所定ドット数を調整する調整手段と、
    当該調整手段により調整された後のドット数及び前記環境温度に対応した蓄熱係数を記憶した蓄熱係数記憶手段と、
    前記ヘッド電圧及び前記蓄熱係数に基づいて前記パルス印加手段の印加パルス幅を設定するパルス幅設定手段と、
    前記被印字媒体検出手段の検出結果に基づき、前記パルス幅設定手段の設定する印加パルス幅を補正するパルス幅補正手段とを備えたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  6. 前記蓄熱係数記憶手段に記憶された蓄熱係数の値を前記記被印字媒体検出手段の検出結果に対応させて変更する蓄熱係数変更手段を備え、
    前記パルス幅補正手段は、当該蓄熱係数変更手段より変更された蓄熱係数を用いることにより前記印加パルス幅を補正することを特徴とする請求項5に記載のサーマルプリンタ。

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