JP2005279415A - 土壌浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】難分解性である多環芳香族の油を微生物によって効率よく分解させることにより、汚染土壌を短期間で浄化できる土壌浄化方法を提供する。
【解決手段】土壌浄化装置10において、揚水用井戸12は汚染土壌8の下流に位置する地表2から垂直に掘削して形成され、付属する揚水ポンプ20によって飽和帯4の地下水位を実線で示した位置まで地下水が揚水される。曝気用井戸14は地表2から汚染土壌8の下方に位置する飽和帯6まで垂直に掘削して形成され、付属するブロア22の駆動により曝気用井戸14の下方からエアが曝気される。真菌類供給用井戸16は地表2から汚染土壌8まで垂直に掘削して形成され、真菌類供給タンク18と連結している。真菌類供給タンク18には真菌類を含有する注入液が貯留されており、真菌類供給ポンプ24の駆動により真菌類が汚染土壌8へ注入される。
【選択図】 図1

Description

本発明は土壌浄化方法に係り、特に油で汚染された汚染土壌に対して酸素及び栄養塩を注入し、汚染土壌中の微生物を活性化させて浄化する土壌浄化方法に関する。
従来、油で汚染された汚染土壌を浄化する方法として、土壌中に存在する微生物を利用して汚染土壌の浄化を行なう生物浄化方法がある。すなわち、地表から汚染土壌まで掘削し、過酸化水素水や酸素発生源などの酸素源とともに窒素及びリンを含有する栄養塩を汚染土壌に注入することにより、汚染土壌中に存在する好気性細菌を活性化させて、汚染土壌中に含有される油を分解して汚染土壌を浄化させる。この生物浄化方法は、浄化の処理によって環境汚染が発生することを防止できるとともに、浄化に要する手間やコストを低減することができるので、汚染土壌の浄化方法として多く採用される。
また、特許文献1では、汚染土壌中の地下水を揚水して、揚水した地下水に酸素や栄養塩を添加して汚染土壌へ注入する方法が提案されている。これにより、汚染土壌に対する酸素や栄養塩の拡散効率を向上させることができる。
特開平9−234487号公報
しかしながら、従来の生物浄化方法で活性化させる好気性細菌は、難分解性である多環芳香族の油に対する分解能力が極めて低いため、この多環芳香族の油で汚染された汚染土壌を浄化するには多くの期間が必要とされるという問題があった。
また、特許文献1の方法においても、浄化に利用される微生物は従来と同じ好気性細菌であるため、上記問題を解消することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、難分解性である多環芳香族の油を微生物によって効率よく分解させることにより、汚染土壌を短期間で浄化できる土壌浄化方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、油で汚染された汚染土壌に対して酸素源を注入して、前記汚染土壌中の微生物を活性化させることにより、前記汚染土壌を浄化する土壌浄化方法において、地下水を含有する飽和帯の地下水位を前記汚染土壌よりも下方の位置まで低下させるとともに、前記汚染土壌の下方に位置する飽和帯を曝気することにより、前記汚染土壌中に存在する真菌類を活性化させる真菌類活性化処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、土壌中に存在するPenicillium 属などの真菌類は、難分解性を有する多環芳香族に対して高い分解能を有することが知られている。しかしながら、多環芳香族の油は、不飽和帯を垂直に透過して不飽和帯と飽和帯との境目である地下水面上に到達し、地下水の流れによって水平方向に拡散されることにより、汚染土壌が形成される。この地下水面付近には好気性細菌が存在するため、汚染土壌に対して酸素源や栄養塩を注入すると、好気性細菌が活性化されて優勢菌となって汚染土壌中の真菌類に対して活性化が抑制される。
そこで、本発明の土壌浄化方法では、飽和帯を流れる地下水位を汚染土壌よりも下方の位置まで低下させるとともに、汚染土壌の下方に位置する飽和帯から曝気を行なう真菌類活性化処理を行なうようにした。これにより、好気性細菌が存在する地下水面を汚染土壌よりも下方にすることができるので、曝気による好気性細菌の活性化を抑制することができる。また、曝気は汚染土壌の下方に位置する飽和帯から行なわれるため、汚染土壌に対して湿度を有した酸素供給を行なうことができる。したがって、この真菌類活性化処理を行なうことにより、汚染土壌中に存在する真菌類を活性化させて難分解性である多環芳香族の油を効率よく分解できるので、汚染土壌の浄化を効率よく短期間で行なうことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の真菌類活性化処理を一定期間行なった後、前記飽和帯の地下水位を元に戻して、前記汚染土壌に対して酸素源及び栄養塩を注入することにより、前記汚染土壌中に存在する好気性細菌を活性化させる好気性細菌活性化処理を行なうことを特徴とする。
請求項2によれば、汚染土壌に対して真菌類活性化処理を行なうことにより、汚染土壌中に存在する難分解性である多環芳香族の油が真菌類によって分解されるが、その分解途中に生成された中間体が汚染土壌中に残存する。また、汚染土壌中には好気性細菌で分解可能な多環芳香族以外の油が存在する可能性がある。そこで、本発明では、真菌類活性化処理を一定期間行なった後、飽和帯の地下水位を元に戻して、汚染土壌に対して酸素及び栄養塩の注入を行なうようにした。これにより、汚染土壌を地下水と接触させて、地下水面上に存在する好気性細菌を活性化させることができるので、真菌類活性化処理で生成された中間体や多環芳香族以外の油を好気性細菌によって効率よく分解されるので、汚染土壌の完全な浄化を短期間で行なうことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の真菌類活性化処理において、前記汚染土壌に対して真菌類を注入することを特徴とする。これにより、汚染土壌中における真菌類の活性化に要する時間を大幅に短縮することができるので、汚染土壌の浄化をより短期間で行なうことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1に記載の真菌類活性化処理において、前記汚染土壌は、温度を20°C以上35°C以下の範囲に、湿度を85%以上100%未満の範囲に調整されることを特徴とする。これにより、汚染土壌を真菌類の至適成育環境にすることができるので、汚染土壌の浄化を更に短期間で行なうことができる。
以上説明したように本発明に係る土壌浄化方法によれば、汚染土壌に対して真菌類活性化処理が行なわれるため、汚染土壌中の真菌類を活性化させて汚染土壌中の多環芳香族の油を効率よく分解することができる。このとき、汚染土壌に対して真菌類の注入を行なえば、真菌類の活性化に要する期間を短縮できる。また、真菌類活性化処理を一定期間行なった後に好気性細菌活性化処理を行なえば、真菌類によって多環芳香族の油を分解する際に生成された中間体を効率よく分解することができる。したがって、本発明の土壌浄化方法を採用することにより、特に多環芳香族の油で汚染された汚染土壌に対して、短期間で効率よく浄化することができる。
以下添付図面に従って本発明に係る土壌浄化方法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の土壌浄化方法を好適に用いた第1の実施の形態である土壌浄化装置10の構成図であり、真菌類活性化処理を行なう一例である。なお、破線は揚水する前の地下水位を示しており、黒色矢印は水及び空気が流れる方向を示している。
図1に示すように、地表2は地下水を含まない不飽和帯4で形成され、不飽和帯4の下方には地下水を含んだ飽和帯6が積層されている。不飽和帯4及び飽和帯6の一部には、汚染物質で汚染された汚染土壌8が存在する。
土壌浄化装置10は汚染土壌8の上方に配置され、主に揚水用井戸12と、曝気用井戸14と、真菌類供給用井戸16,16と、真菌類供給タンク18とから構成される。
揚水用井戸12は、汚染土壌8の下流に位置する地表2から垂直に掘削することにより形成される。揚水用井戸12の上方には揚水ポンプ20が設置されており、飽和帯4の地下水位を実線で示した位置まで低下させて維持するように、揚水用井戸12を介して地下水が揚水される。なお、揚水用井戸12の形状や本数、大きさは、飽和帯4から効率よく地下水を揚水可能であることが好ましい。
曝気用井戸14は、地表2から汚染土壌8の下方に位置する飽和帯6まで垂直に掘削することにより形成される。曝気用井戸14の上方にはブロア22が設置されており、ブロア22の駆動により曝気用井戸14の下方からエアが曝気される。なお、曝気用井戸14の形状や本数、大きさは汚染土壌の下方に位置する飽和体6に効率よく曝気可能であることが好ましい。
真菌類供給用井戸16は地表2から汚染土壌8まで垂直に掘削して形成され、地表2に設けられた真菌類供給タンク18と連結している。なお、真菌類供給用井戸16の形状や本数、大きさは汚染土壌8に対して真菌類を効率よく注入可能であることが好ましい。土壌浄化装置10では、真菌類供給用井戸16を2箇所に設けているが、特に限定するものではない。
真菌類供給タンク18は、真菌類を生存可能に含有する注入液を貯留する。注入液に含有される真菌類としては、難分解性である多環芳香族の油に対して高い分解能を有する真菌類であることが好ましく、例えばPenicillium 属の真菌類が使用される。真菌類供給タンク18には真菌類供給ポンプ24が設置されており、真菌類供給ポンプ24の駆動により真菌類供給タンク18内の注入液が真菌類供給用井戸16へ供給され、真菌類供給用井戸16の下方から汚染土壌8へ注入される。
次に、上記の如く構成された第1の実施の形態である土壌浄化装置10を用いて、本発明の土壌浄化方法の作用について説明する。
土壌が油で汚染されると、粘性の低い多環芳香族の油は、不飽和帯4を垂直に透過して不飽和帯4と飽和帯6との境目である地下水面上に到達し、地下水の流れによって水平方向に拡散される。したがって、汚染土壌8は、図1に示したように、一部が破線で示した地下水位と接触した状態で、不飽和帯4と飽和帯6との境目に形成される。
この汚染土壌8に含有される多環芳香族の油を分解する方法としては、多環芳香族の油に対する分解能が低い好気性細菌を活性化させるのではなく、多環芳香族の油に対する分解能が高い真菌類を活性化させる方法が検討される。
しかしながら、地下水が浸漬した汚染土壌8に対して酸素源や栄養塩を供給すると、地下水面付近に存在する好気性細菌が活性化されて優勢菌となるため、汚染土壌8に存在する真菌類の増殖や活性化が抑制されてしまう。
そこで、土壌浄化装置10では、汚染土壌8に対して真菌類活性化処理を行なうようにした。すなわち、揚水用井戸12から地下水を揚水することにより、飽和帯6を流れる地下水位が汚染土壌8を下回る位置、実線で示す位置まで低下させてから、汚染土壌8の下方に位置する飽和帯6から曝気用井戸16で曝気を行なうようにした。これにより、汚染土壌8を好気性細菌が存在する地下水面に接触することを防止できるため、曝気による好気性細菌の活性化を抑制することができる。また、曝気したエアを飽和帯4の地下水で適度な湿度を含有させてから汚染土壌8に供給することができる。したがって、この真菌類活性化処理を行なうことにより、汚染土壌8中に存在する真菌類を活性化させて、難分解性の多環芳香族の油を効率よく分解することができるので、多環芳香族の油で汚染された汚染土壌8を効率よく短期間で浄化することができる。
また、土壌浄化装置10では、真菌類供給用井戸16,16及び真菌供給タンクを設けて、真菌類活性化処理として汚染土壌8に対して真菌類の注入を行なうようにした。これにより、汚染土壌8中での真菌類の増殖を促進することができるので、汚染土壌8中における真菌類の活性化に要する時間を短縮することができる。したがって、汚染土壌8の浄化をより短期間で行なうことができる。
図2は、本発明の土壌浄化方法を好適に用いた第2の実施の形態である土壌浄化装置30の構成図であり、汚染土壌8の温度及び湿度を調整して真菌類活性化処理を行なう一例である。なお、第1の実施の形態である土壌浄化装置10と同じ部材及び装置は同符号を付すとともに、その説明は省略する。
土壌浄化装置30は、第1の実施の形態である土壌浄化装置10とほぼ同様の装置構成であるが、温湿度測定器32、温度調整機34、及び制御部36が地表2に設けられている。
温湿度測定器32は、先端が汚染土壌8に到達する位置まで挿入された状態で設置され、汚染土壌8の温度及び湿度が測定される。
温度調整機34は、外気を取り込んで所定の温度に調整し、曝気用井戸14と連結している。したがって、ブロア22を駆動させると、温度調整された外気が曝気用井戸14を介して汚染土壌8の下方の飽和帯6へ供給される。
制御部36は、温湿度測定器32及び温度調整機34と接続し、温湿度測定器32で測定された測定値を受信して、その測定値が温度を20°C以上35°C以下の範囲に、湿度を85%以上100%未満の範囲になるように、温度調整機34における外気の温度調整を制御する。
次に、上記の如く構成された第2の実施の形態である土壌浄化装置30を用いて、本発明の土壌浄化方法の作用を説明する。
土壌浄化装置30では、温湿度測定器32、温度調整機34、及び制御部36を設置して、曝気用井戸14から曝気されるエアの温度調整が行なわれるため、汚染土壌8は温度を20°C以上35°C以下の範囲に、湿度を85%以上100%未満の範囲に安定して保持されている。これにより、汚染土壌8を真菌類の至適成育環境に保持することができるので、汚染土壌8中における真菌類の活性化に要する期間を大幅に短縮することができる。したがって、汚染土壌の浄化に要する期間を更に短縮化することができる。
図3は、本発明の土壌浄化方法を好適に用いた第3の実施の形態である土壌浄化装置50の構成図であり、汚染土壌に対して真菌類活性化処理を一定期間行なった後に好気性細菌活性化処理を行なう一例である。なお、破線は真菌類活性化処理における地下水位の位置を示している。
土壌浄化装置50は、図1又は2の土壌浄化装置10,30で真菌類活性化処理を一定期間行なった後の汚染土壌8の上方近傍に設置され、主に注入用井戸38と、酸素源タンク40と、栄養塩タンク42と、から構成される。
注入用井戸38は、地表2から地下水の上流側に当たる汚染土壌8に対して垂直に掘削されすることにより形成される。なお、注入用井戸38の形状や本数、大きさは汚染土壌8に対して効率よく注入可能であることが好ましい。また、注入用井戸38は、酸素源タンク40及び栄養塩タンク42と連結している。
酸化源タンク40は、過酸化水素や除放性酸素剤などの酸素源を所定の濃度に調整された酸素源溶液を貯留し、付属する酸素源供給ポンプ44の駆動により注入用井戸38を介して汚染土壌8へ注入される。
栄養塩タンク42は、窒素やリンを含有する栄養塩を所定の濃度に調整された栄養塩溶液を貯留し、栄養塩供給ポンプ46の駆動により注入用井戸38を介して汚染土壌8へ注入される。
次に、上記の如く構成された第3の実施の形態である土壌浄化装置50を用いて、本発明の土壌浄化方法の作用を説明する。
図1又は2の土壌浄化装置10,30を用いて汚染土壌8に対して真菌類活性化処理を一定期間行なうと、難分解性である多環芳香族の油は真菌類の活性化により分解されて、その中間体が形成される。中間体は、土壌中の微生物によって自然分解可能であるが、汚染土壌8の汚染度が高い場合には、真菌類活性化処理後の汚染土壌8中に中間体が多く残存してしまう。
また、汚染土壌8を汚染する油成分には、好気性細菌によって効率よく分解できる多環芳香族以外の油が含まれている可能性もあり、汚染土壌8中を汚染する全ての油成分を真菌類活性化処理によって効率よく分解することは難しい。
そこで、本発明では、真菌類活性化処理を一定期間行なった後に、上述した土壌浄化装置50を設置して、汚染土壌8に対して好気性細菌活性化処理を行なうようにした。すなわち、地下水位を汚染土壌8の下方まで低下させるための揚水を停止して、注入用井戸38から汚染土壌8に対して酸素源及び栄養塩を注入するようにした。揚水を停止させると、地下水位は破線で示した位置から実線で示した位置まで上昇するため、汚染土壌8を好気性細菌が存在する地下水面と接触させることができる。汚染土壌8は地下水が浸漬した状態で酸素源及び栄養塩が供給されるため、汚染土壌8で地下水面に存在する好気性細菌を活性化させることができる。これにより、真菌類活性化処理によって汚染土壌8に残留した中間体や多環芳香族以外の油を効率よく分解することができるので、汚染土壌8の完全な浄化を短時間で行なうことができる。
なお、上述した土壌浄化装置10,30,50において、使用される各部材及び装置の個数、形状、材質などは特に限定されるものではない。
土壌浄化装置10,30において、真菌類を汚染土壌8へ注入する手段として真菌類供給用井戸16,16を設けたが、特に限定するものではない。地表から真菌類を散布する手段を用いてもよい。
また、土壌浄化装置50において、酸素源タンク40及び栄養塩タンク42から注入用井戸38を介して酸素源及び栄養塩を汚染土壌8に供給したが、特に限定するものではない。曝気用の井戸を設けて汚染土壌8に対して曝気を行なってもよい。また、酸素源を供給するだけで好気性細菌を活性化できるのであれば、汚染土壌8に対して栄養塩を供給しなくてもよい。
本発明の土壌浄化方法を好適に用いた第1の実施の形態である土壌浄化装置の構成を示した断面図 本発明の土壌浄化方法を好適に用いた第2の実施の形態である土壌浄化装置の構成を示した断面図 本発明の土壌浄化方法を好適に用いた第3の実施の形態である土壌浄化装置の構成を示した断面図
符号の説明
10,30,50…土壌浄化装置、12…揚水用井戸、14…曝気用井戸、16…真菌類供給用井戸、18…真菌類供給タンク、20…揚水ポンプ、22…ブロア、24…真菌類供給ポンプ、32…温湿度測定器、34…温度調整機、36…制御部、38…注入用井戸、40…酸素源タンク、42…栄養塩タンク、44…酸素源供給ポンプ、46…栄養塩供給ポンプ

Claims (4)

  1. 油で汚染された汚染土壌に対して酸素源を注入して、前記汚染土壌中の微生物を活性化させることにより、前記汚染土壌を浄化する土壌浄化方法において、
    地下水を含有する飽和帯の地下水位を前記汚染土壌よりも下方の位置まで低下させるとともに、前記汚染土壌の下方に位置する飽和帯を曝気することにより、前記汚染土壌中に存在する真菌類を活性化させる真菌類活性化処理を行なうことを特徴とする土壌浄化方法。
  2. 前記真菌類活性化処理を一定期間行なった後、
    前記飽和帯の地下水位を元に戻して、前記汚染土壌に対して酸素源及び栄養塩を注入することにより、前記汚染土壌中に存在する好気性細菌を活性化させる好気性細菌活性化処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の土壌浄化方法。
  3. 前記真菌類活性化処理において、前記汚染土壌に対して真菌類を注入することを特徴とする請求項1又は2に記載の土壌浄化方法。
  4. 前記真菌類活性化処理において、
    前記汚染土壌は、温度を20°C以上35°C以下の範囲に、湿度を85%以上100%未満の範囲に調整されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の土壌浄化方法。
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CN101898198B (zh) * 2009-05-27 2012-09-05 中国石油天然气集团公司 石油污染空气振裂与微生物联合修复方法及其装置
JP2017148723A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 帯水層の浄化方法

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