JP2005279268A - 薬剤払出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤用搬器の側面に担持される表示部材に患者名情報を書込み消去自在に書き込んで搬器に自動着脱できる表示部材の書込み装置を備え、搬送される搬器に薬剤を払出しする薬剤払出装置を得る。
【解決手段】リライトカード1を担持する搬器Tに対し、リライトカード1を着脱させて移送するカード着脱移送手段10を配設し、リライトカード1に患者名情報を書込み表示する書込み手段20をカード着脱移送手段10に接続し、上記各手段を処方箋情報に基づいて制御してリライトカード1を搬器Tの側面に着脱するカード着脱書込み装置Aを搬送装置に沿って配置し、アンプル払出機から払出してアンプルを搬器に収集するように薬剤払出装置を構成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、医薬品類用搬器に備えられた表示部材の表示内容を書込み消去自在に書き替えて表示する搬器表示部材の書込み装置を備え、搬送される搬器に薬剤を払出しする薬剤払出装置に関する。
病院や調剤薬局等の医療施設において、薬剤、医療材料等の医薬品類を処方箋の指示に従って各患者毎に調剤し、集める作業は、これを短時間に、効率よく、かつ正確に実施するため大規模な機械化が行われており、例えば注射アンプルを多数、多種類貯留して払い出す注射剤払出装置を複数組所定の順に設置し、それぞれの払出装置から異なる種類の注射アンプルを搬器に払い出して投入し、これら装置に沿って設置された搬送装置を介して搬器を移送して監査位置へ送り、厳格な監査を経て各患者に投薬するというシステムが実施されている。
搬器に薬剤を集めて移送するシステムの他の一例として、散薬、錠剤の分包装置に沿って搬送装置を設置し、調剤されたこれら薬剤を搬器に集めて監査位置へ送るようにした調剤搬送装置が特許文献1(医薬品類の搬送制御方法)により公知である。この公報の装置では、情報を記憶するICカードを搬器に内蔵し、搬器に備えた液晶表示器に記憶した情報を表示し、又その情報を非接触に読み出して調剤の各種ユニットの表示装置に表示するようにしている。
上記注射剤払出装置や調剤搬送装置のシステムでは、搬器の内容についての処方箋情報を用紙に印字して投入したり、搬器の内容に対応する患者名や引換番号等の情報を名札紙や粘着ラベルに印字して搬器側面に手作業で貼付することが行われ、患者等へ正確に手渡されるような対策も施されている。医薬品類の収集、搬送をする以外の技術分野でこのような搬器又は容器にその内容物の表示又は対応関係を示す表示をする例としては次のようなものが公知である。
特許文献2の「被処理物の処理管理方法及び処理管理装置」では、ウエハのような半導体製品などの被処理物をICカード等の記憶媒体を用いて、生産のための処理を行う処理装置を生産管理装置により管理する方法及び装置について開示している。この管理方法では、被処理物を収納する容器に着脱自在に取り付けられたICカードに記憶されている被処理物のデータを、予め管理装置に記憶されている被処理物の処理に関するデータと照合して確認した後ICカードを取外し、被処理物を処理用の容器に移し替えて所定の処理をした後、被処理物を保管されていた容器に移し替え、この容器に被処理物に対応付けて保管されていたICカードを装着し、データを確認した後施した処理についてのデータをICカードに書き込むようにしている。
特許文献3の「コンテナ及びコンテナに取付けたカードの取外し方法」は、粘着ラベルの代わりに粘着剤を必要としないカードを使用してコンテナに取付けたカードを自動的に取り外すようにして作業性の向上を図ったものである。搬送ラインで送られるコンテナを幅方向にガイドで位置を規制しておき、コンテナの側面に装着されたカードの隙間に取外し杆を挿入してカードを取り外すようにしている。
特許文献4の「物品搬送用カセット及びこのカセットの洗浄装置」は、物品搬送用カセットの側板に情報格納手段であるデータキャリアを収納するポケットを備え、データキャリアを把持してカセットから取り外す装置とカセットに取り付ける装置について開示している。データキャリアが取り付けられるカセットを洗浄する際にデータキャリアに悪影響を及ぼすことを回避するためデータキャリアを取り外してカセットを洗浄した後再び取り付けてデータキャリアに情報を書き込むようにしている。
ところで、医療施設においては医師による処方箋や指示に基づいて患者別の薬剤、医療材料等を搬器(一般にはトレイと呼ばれる)に収納して搬送する機会が多く、収納されている薬剤等が正しく患者に手渡される、あるいは正しく患者に対して使われるようにするためには搬器の内容に対応して少なくとも患者名や引換番号などの情報を搬器に表示する必要がある。このような要求に対し、前述した搬器にICカードや表示器を備えたものは、搬器の取扱いにおいて手作業を介在させずに殆ど自動で処理する場合に適する方式のものであり、表示器には内容物の表示は行われるが、患者名等の表示はされない。又、上記以外の一般的な搬器は、単なる収納容器であり、患者名等の表示部は勿論設けられていない。
このため、上記いずれの形式の搬器でも患者名等の情報を表示するのに使用することができるようにするため、医療施設では名札紙や粘着ラベルにこれら情報を印字し、搬器を使い始める際に搬器の側面に手作業で取り付け、搬器を使い終わる際に手作業でこの表示ラベルを取り外す必要がある。しかし、表示ラベルを手作業で取り付けて外す作業は患者数が多くなれば大きな負担となり、取付け違い等の人為的なミスの発生が避けられない。又、粘着ラベルは途中で外れることもあり、取り外した後は糊が残ってその面が汚れる。さらに、粘着ラベルは使い捨てなので運用コストが高い。
このため、患者名情報をICカードによる表示器のような高価な部材でなく安いコストの表示部材で表示できる機能を有し、かつ表示部材の付け、外しの手作業が不要で、運用コストの安い表示部材を着脱自在に備えた搬器が要望されている。
ところで、上記要望に適合する表示部材と、この表示部材に所望の表示内容を書き込むことができるプリンタとが既に一般に市販されている。表示部材は、文字などの表示内容を繰り返し書込み、消去できる性質を有し、プリンタは特定温度を加えることにより表示部材上の表示内容の書込み、消去ができる。このような表示部材とプリンタを用いて表示部材に所望の表示内容を表示し、この表示部材を上述した医療品類用の搬器に装着させれば、表示部材は繰り返し使用できるため、粘着ラベルより運用コストが安く、搬器の汚れもなくすことができる。しかし、表示部材の装着は依然人手による手作業に依ることとなり、取付け、取外しの作業の負担は残り、人為的ミスの発生の可能性もある。
特開平7−81737号公報 特開平4−35848号公報 特開平8−91382号公報 特開平9−24968号公報
この発明は、上記の種々の問題点に留意して、繰り返して書込み消去のできる安価な表示部材を利用してこれを搬器に装着し、表示部材に患者名情報を書込み消去自在に書き込むことができる搬器表示部材の書込み装置を備え、搬送される搬器に薬剤を払出しする薬剤払出装置を提供することを課題とする。
この発明は、上記の課題を解決する手段として、搬器を供給する搬器供給装置から送り出され搬送装置により搬送されているカード状の表示部材が装着された搬器に薬剤を払い出す薬剤払出装置において、前記カード状の表示部材の記録層に患者名情報等の書込み消去を繰返し可能な書込み手段と、処方箋による薬剤情報に基づいて搬器に薬剤を収集可能とし、搬器に装着されたカード状の前記表示部材から先の患者名情報を消去した後、新たな患者名情報等を前記カード状の表示部材に書込むように前記書込み手段を制御する制御装置とを備えた薬剤払出装置の構成としたのである。
上記構成の薬剤払出装置における書込み装置は、医薬品類を病院や薬局内で自動搬送又は手作業で運ぶのに用いられる搬器の側面にカード状の表示部材を付着させ、これに患者名情報を消去書込み自在に表示するための装置であり、患者名情報を表示することにより搬器内の医薬品類が正しく患者に手渡され、あるいは病院内で分配されるのに手助けとなることを期するものである。
消去書込み自在のカード状の表示部材にその表示内容を繰り返して消去書込みする書込み手段は、一般にカード状の表示部材をその挿入口から手作業で挿入して表示内容を書き直すように利用されるが、病院等内で利用される搬器では衛生管理や調剤作業の効率化を考慮するとカード状の表示部材は手作業でなく機械的に装着するのが望ましい。このカード状の表示部材は消去、書込みを複数回繰り返すことができる特性を有するため1回の使用だけで使い捨てされることがなく、数百回繰り返し使用できるため費用が安価であり、装着作業が効率的に行われることとなる。
以上、詳細に説明したように、この発明の薬剤払出装置は、カード状の表示部材の記録層に患者名情報等を書込み消去を繰返し可能な書込み手段と、カード状の表示部材に患者名情報を繰り返し消去、書き込む制御を行う制御装置とを備えるようにしたから、搬器の表示部材に患者名情報等を繰返し書込み、消去でき、粘着剤による汚れが生じることもなく、衛生的で作業の効率化が図られ、人為的なミスの発生を防止でき、かつICカードや表示器のように高価な部材を使用することなく安価な表示部材の利用が可能となるという利点が得られる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は実施形態の搬器表示部材の書込み装置を搬送装置に備えたアンプル払出装置の全体概略構成図を示す。図示のアンプル払出装置は、中央のアンプル払出機(ロ)から払い出されるアンプルを、このアンプル払出機に沿って設置される搬送装置(ハ)の始端に設置される搬器供給装置(イ)から送り出される搬器Tに払い出して投入し、搬送装置(ハ)により終端まで搬送した後搬器Tを搬器排出リフタカート(ニ)内に送り込むように構成されている。このカート内では複数列の各列毎にリフタにより搬器Tが積み上げられ、所定の患者数の搬器が一時的に集められた後、薬局又は病棟ナースステーション等へカートが移送される。
図示の搬送装置(ハ)にはアンプル払出機(ロ)の前方の適宜位置に、搬送される搬器の側方に担持されその搬器に収納されている医薬品類の対象患者に関する患者名情報(患者名、実施日、病棟名、病室番号、診料科名、冷所保存薬の有無)を表示するカード(患者名情報表示部材)に所定の患者情報の消去、書込みをするカード着脱書込み装置Aが併設されている。上記カードは一般にリライトカードと呼ばれ、一度書込み表示された患者名情報を消去し、再び別の患者名情報を書き込むことができるという特性を有するものである。
リライトカード1は、図示の例では、寸法が一般に使用されているテレフォンカードや電車通勤用の定期券などと同程度で厚みもほぼ同じである。上記リライトカードは、一般には記録層のロイコ染料と顕色剤とが反応し結合して発色するロイコ式カードと、記録層の低分子と樹脂に隙間が生じ白く見える白濁式リライトカードの2種類が知られている。上記リライトカードは、いずれも特定の温度を加えると文字を書いたり消したりすることができるというタイプのものである。上記2種類のカードのうちこの実施形態では前者のロイコ式カードが用いられる。
書込み装置Aの概略構成を図2〜図5に示す。書込み装置Aは、リライトカード1を搬器Tの側方のカード保持部材2から引き出し、あるいは再び戻して挿入し得るカード着脱移送手段10と、この着脱移送手段10で送り込まれるリライトカード1に患者名情報を書き込む書込み手段20とを備えている。カード着脱移送手段10は、垂直軸を中心に回転するゴムローラ12と、これに所定の隙間(カード厚さに対応する寸法)を以て対向配置される回転自在のプラスチックローラ13の複数対を所定の間隔で配置し、これらローラ対をフレームで支持するようにした断面が中空矩形状のガイドフレーム11から成る。
ガイドフレーム11は、上下方向の幅がリライトカード幅(長辺側幅)より少し大きく、厚さは数cm程度であり、フレーム全体は搬器のカード保持部材2に保持されたリライトカード1寄りの略1/3長さの当接部分11aと残る略2/3長さの案内部分11bとがヘ字状のゆるい屈曲状に一体に形成されている。又、ガイドフレーム11は、案内部分11bの書込み手段20へ寄った位置に設けた垂直軸14を中心に回転自在に設置され、これにより当接部分11aの一面側のゴムローラ12をリライトカード1に当接自在とされている。なお、垂直軸14は搬送装置(ハ)のレールフレームに設けた基板10B に固定して設けられている。
図4に示すように、ガイドフレーム11の屈曲部付近の内部には小さなモータM1 が内蔵され、その出力軸が上部フレーム板から突出する端に設けた小プーリ15と同じプーリ15を各ゴムローラ12の回転軸の上部フレーム板からの突出端にもそれぞれ設け、これらプーリ15にベルトを順次巻回してモータM1 の動力を伝達できるようにしている。
図3に示すように、ガイドフレーム11の当接部分11aのリライトカード1との当接面は、案内部分11bのフレーム板16bに続くフレーム板16aが当接部分11aの長さの半分程度まででカットされ、残る半部分はゴムローラ12の2つが側面に露出しており、フレーム板16aはやや外側へ開いてゴムローラ12の面との間に隙間17を設けてリライトカード1を迎え易くしてある。ゴムローラ12の上下には2つの垂直平行な案内板18がガイドフレーム11の全長に亘って水平に設けてある。
又、図中、図5に示すように、ガイドフレーム11の当接部分11aの下部外側の適宜位置には基板10B の下に設けたモータM2 の出力軸に偏心カムローラ11cが接続されて配設されており、カムローラ11cが当接部分11aの下部外側面に当接することによりガイドフレーム11はわずかな角度回転してガイドフレームから露出したゴムローラ12がリライトカード1に当接自在とされている。ガイドフレーム11は、基板10B とガイドフレームの端部との間に設けられたコイルばね11dにより常時は当接部分11aをレールフレームから外側へ引き出すように弾性力が与えられている。
基板10B 上にはガイドフレーム11の端に隣接して位置センサPH が設置され、このセンサPH により搬器Tを検出してその信号を制御部30へ送り、制御部30からの制御信号を搬器停止解放手段であるストッパ31の駆動部31B へ送ってストッパ31を突出させ、搬器Tの走行を強制的に停止させることができるようになっている。ストッパ31は搬送装置(ハ)内に設けられており、通常は搬器底面より下に設定され、制御信号により搬器端面に当接するように上昇して搬器の移動を強制的に停止させる。
書込み手段20は、図2に示すように、2つ割りのケース21のケース半部分の一方にサーマルヘッド22が設けられ、ケースの一端(図の左側)から2つのケース半部分の間をケース内に送り込ませたリライトカード1が送りローラ23で移動されてサーマルヘッド22の位置を通過する際にサーマルヘッド22により所定の温度を加えて書込みを行うように形成されたものであるが、既に公知のものであるから詳細については説明を省略する。この書込み手段20では、既に先の患者名情報などリライトカードに表示されていても、その表示を消去し、新たな患者名情報の書込みが行われ、これを繰り返し実施できる(但し、書き直しは数百回までという実際上の限界はある)。
図6に第1実施形態の制御系の全体概略ブロック図を示す。但し、点線で示す手段は第2実施形態で備えられるものであり、後で説明する。図示のように、制御部30へは薬剤情報送信部であるホストコンピュータ40が接続され、ホストコンピュータ40からは各患者毎の処方データが送信されて来る。処方データの事例については後で説明する。制御部30は、上記処方データに基づいてカード着脱移送手段10、書込み手段20から成るカード着脱書込み部32を制御する。又、搬器停止解放手段であるストッパ31も位置センサPH からの検出信号に基づいて制御する。41はホストコンピュータ40の入力手段のキーボード、42はマウス、43は表示器(CRT)である。
図7に第1実施形態の制御部30により実施される処理(再発行機能なし)のフローチャートを示す。リライトカードの再発行機能がない処理では、制御系全体の電源をONにすると直ちに図示の処理が開始される。ステップS1 ではホストコンピュータ40からの処方データの送信を確認し、処方データの送信がなければ先頭へ戻り、処方データを受信するとS2 へ進む。
2 では、処方データからリライトカード用の印字データを作成する。例えばホストコンピュータ40がアンプル払出装置を管理、制御するコンピュータである場合は、図8の処方データから図10の(a)図の印字内容となるに必要なデータが読み取られて印字データが作成され、アンプル払出装置に代えて錠剤等を搬送する調剤搬送装置のホストコンピュータからの処方データの場合は、図9の処方データから図10の(b)図の印字内容となるに必要なデータが読み取られて印字データが作成される。作成した印字データには連続番号が付与され、制御部30のメモリで管理される。
なお、図8のアンプル払出装置の処方データの場合、印字内容の項目として、患者名、実施日、病棟名、病室番号、診療科名、冷所保存薬の有無があり、特に冷所保存薬の有無の表示が有用である。冷所保存薬がある場合は冷所欄の「冷」のデータにより「冷所保存薬」の表示がカードに印字される。又、図9の調剤搬送装置の処方データの場合、印字内容の項目として、患者名、引換番号、診療科名、薬剤の種類があり、特に薬剤の種類の表示が有用である。薬種の欄のデータから錠剤、散剤などの表示がカードに印字される。
3 では搬器が所定の位置に停止しているかを確認する。搬器の停止は、前述したように位置センサPH からの信号によりストッパ31を作動させて行う。センサPH が検出信号を送信し、ストッパ31が動作すると所定位置に搬器Tが停止したとして次のS4 へ進む。
4 ではリライトカード1が搬器Tから取り外される。この取外し動作は、次のように行われる。制御部30から先ずカード着脱移送手段10のモータM2 へ制御信号が送られると、カムローラ11cが回転してガイドフレーム11をわずかに回転させ、当接部分11aを搬器Tのリライトカード1に当接させる。これと平行してモータM1 へも制御信号が送られてゴムローラ12を回転させ、リライトカードを移送可能な状態としておく。当接部分11aのゴムローラ12がリライトカード1に接触すると、その摩擦力でリライトカード1が搬器Tのカード保持部材2から送り出され、ガイドフレーム11のフレーム板16aとの間の隙間17を通り多数のゴムローラ12とプラスチックローラ13との間の隙間を通って書込み手段20へと送られる。
5 では書込み手段20によりリライトカード1の印字が行われる。書込み手段20にリライトカード1が送り込まれるとリライトカード1にサーマルヘッドによる処理が行われて印字データがオーバライト印字(消去+印字)される。印字が終わると、S6 で再びリライトカード1はカード着脱移送手段10へ送り返され、ガイドフレーム11内を送られて搬器のカード保持部材2内へ装着される。S7 ではストッパ31を下ろして搬器を解放すると搬送装置(ハ)により搬器Tは移送される。搬器の解放後はステップS1 の前に戻り、上記処理を次の搬器に対して行ない、かかる処理を次々と繰り返す。
第2実施形態の搬器表示部材の書込み装置は図6の点線で示す書込み手段20’(再発行用)と、液晶表示器33a及びボタン33bを有する操作手段33とを備え、リライトカードの再発行機能を有する。再発行用の書込み手段20’はカード着脱書込み部32の連続動作に影響を与えないようにするため全く別の位置(図示せず)に別の手段として設置され、再発行されるリライトカードは搬器に取り付けられているリライトカードと手作業で取り替えられる。リライトカードの再発行は、書込み手段20での印字が不鮮明な場合に行う操作であり、操作手段33の機能をホストコンピュータ40で行うことができれば、操作手段33と書込み手段20’は備えなくてもよい。
図11に第2実施形態の書込み装置により行われる処理のフローチャートを示す。この実施形態では、カード着脱書込み部32で行われる主要な機能は第1実施形態と殆ど同じであるが、操作手段33が備えられているため画面表示が行われる点、及びリライトカードの再発行処理が行われる点が第1実施形態と異なる。操作手段33が備えられているため、電源をONにすると図13のメニュー画面処理から図11の処理が起動されてステップS0 でまず液晶表示器33aに図12の(a)図の画面が表示される。但し、処方データの受信が未だないので初期画面では(a)図の印字データは表示されていない。
1 で処方データを受信し、S2 で印字データを作成する点は第1実施形態と同じであるが、印字データが作成されるとS2 ’で図12の(a)図のように、連続番号と患者名が画面に表示される。表示画面には再発行、終了の選択ボタン内容が表示されているが、そのいずれかに対応したボタンスイッチ「△」を押さない限り次のS3 〜S7 への処理が行われることは第1実施形態と同じである。S7 の処理が終わるとS1 の前に戻って上記と同じ処理が各患者の処方データが送られて表示毎に実行される。
以上の処理を繰り返して通常のリライトカードの書込みが行われるが、書き込まれたリライトカード上の印字が不鮮明なものが生じる場合がある。リライトカードを数百回以上の限界を超えて消去、書込みをすると不鮮明になるからである。このような不鮮明な印字のリライトカードが生じると作業者は目視確認して再発行の処理をする。この再発行の処理のタイミングは、前述したS1 〜S7 までの処理を繰り返す間に処方データが必ずしも連続して送られて来るのではなく、処方のデータの送信が一定時間ない場合があり、その間を利用して行われる。
処理操作がS1 の前に戻った際に、処方データの送信がないタイミングを選んで図12の(a)図に示された「再発行」のボタンを押すと、処理操作は図11の右側のフロー処理へ進み、S10で「終了」のボタンが押されない限りS11へ進んで図12の(b)図に示す「再発行」画面の表示が行われる。この「再発行」画面は、再発行する印字データを指定するための画面であり、既に印字した印字データの連続番号と患者名が順番に表示される。この画面中の「前データ」ボタンを押すと表示されている印字データの1つ前のデータが表示され、「次データ」ボタンを押すと表示されている印字データの次のデータが表示される。
操作者は、S12で上記「前データ」又は「次データ」のボタンを押して再発行したい印字データを表示した後、「確定」ボタンを押して印字データの選択を行う。S13に進み、ここで「中止」ボタンが押されなければS14へ進み、予備のリライトカードを再発行用の書込み手段20’に入れるとその再発行用リライトカードに再発行する印字データをオーバライト印字(消去+印字)する。書込み手段20’で再発行されたリライトカードは搬器に取り付けられているリライトカードと手作業で取り替えられる。
上記のS13で「中止」ボタンが押されると、再発行の処理を中止し、S15で図12の(a)図に示された元の印字画面を表示してS1 の前に戻る。S14でリライトカードの印字が行われた場合もS15で元の印字画面を表示してS1 の前に戻る。一方、処方データの送信がない場合はS10へ進みそこで「再発行」ボタンが押されない場合は、S16へ進み、ここで「終了」ボタンが押されなければS1 の前に戻り、「終了」ボタンが押されると図13のフローチャートに示すメニュー画面処理に戻り、図示しない「メニュー画面」が表示される(S21)。この「メニュー画面」は「開始」ボタンと「診断」ボタンが表示され、S21で開始ボタンが押されるとS20の前に戻って図11の処理を起動し、「診断」ボタンが押されるとS22の「診断処理」が行われる。
診断処理は、制御部30、カード着脱書込み部32、操作手段33などの各装置構成部が正常動作するかを調べるためのダイアゴノーシスプログラムが制御部30内に設けられており(詳細は図示省略)、このプログラムにより各構成部の作動が正常であるかを適宜タイミング(一般には一日の薬剤処理終了後)で自己診断する処理である。このS22の診断処理はS21へ戻って繰り返され、通常動作へ戻すときは「開始」ボタンを押すことによりS20の前へ戻され図11の処理が起動される。
上述した2つの実施形態では、書込み装置Aは搬送装置(ハ)に付設する例を示したが、搬器Tは必ずしも搬送装置(ハ)で搬送されるだけでなく、例えばカートに積んで、あるいは人手で運搬されることもある。従って、書込み装置Aは搬送装置ではなく、所定の位置(病院、薬局内のどこでもよい)に適宜高さの台を固定設置し搬器Tをその上に安定して置くことができるようにし、この台に対して書込み装置Aを付設してもよい。この場合、台上に搬器Tを置くだけで書込み装置Aによりリライトカード1の着脱、印字の書込みが自動処理されることとなる。
又、上記実施形態では搬器Tの側面のリライトカード1はカード着脱移送手段10により水平方向に移動させて搬器Tに対して着脱する方式としているが、カードの着脱は水平移動でなくてもよい。例えば吸着アームを有する吸着手段でカードを吸着して上方へ持上げた後、吸着アームを移動又は回転させて書込み手段20へ送り込む機構を採用することもできる。
実施形態の搬器表示部材の書込み装置を搬送装置に備えたアンプル払出装置の全体概略構成図 実施形態の搬器表示部材の書込み装置の拡大外観斜視図 図2の矢視III から見た外観斜視図 カード着脱手段の(a)側面図及び同上の(b)平面図 図4(b)図の矢視Va−Va、Vb−Vbから見た断面図 搬器表示部材の書込み装置の第1実施形態の制御系の全体概略ブロック図 第1実施形態の制御系による処理のフローチャート アンプル払出装置の処方データの例を示す図 調剤搬送装置の処方データの例を示す図 リライトカードの患者名情報の表示例を示す図 第2実施形態の制御系による処理のフローチャート 同上の印字・再発行画面の説明図 メニュー画面処理の説明図
符号の説明
1 リライトカード
2 カード保持部材
3 ストッパ
10 カード着脱移送手段
11 ガイドフレーム
11a 当接部分
11b 案内部分
12 ゴムローラ
13 プラスチックローラ
14 垂直軸
15 プーリ
16a、16b フレーム板
17 隙間
18 案内板
20、20’ 書込み手段
30 制御部
31 ストッパ駆動部
32 カード着脱書込み部
33 操作手段
40 ホストコンピュータ
(イ) 搬器供給装置
(ロ) アンプル払出機
(ハ) 搬送装置
(ニ) 搬器排出リフタカート
A カード着脱書込み装置
T 搬器
1 、M2 モータ
H 位置センサ

Claims (3)

  1. 搬器を供給する搬器供給装置から送り出され搬送装置により搬送されているカード状の表示部材が装着された搬器に薬剤を払い出す薬剤払出装置において、前記カード状の表示部材の記録層に患者名情報等の書込み消去を繰返し可能な書込み手段と、処方箋による薬剤情報に基づいて搬器に薬剤を収集可能とし、搬器に装着されたカード状の前記表示部材から先の患者名情報を消去した後、新たな患者名情報等を前記カード状の表示部材に書込むように前記書込み手段を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする薬剤払出装置。
  2. 前記搬送装置の終端に搬器排出リフタカートを配置し、処方箋による薬剤情報に基づいて、機器に薬剤を払い出して収集し、前記制御装置により処方箋による薬剤情報に基づいて新たな患者名情報等を書込んだカード状の表示部材が装着された搬器を搬器排出リフタカートに収集し得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の薬剤収集装置。
  3. 前記搬送装置に沿ってカード着脱移送手段を設置し、このカード着脱移送手段を制御装置により制御して前記カード状の表示部材を搬器に着脱するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤収集装置。
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