JP2005276814A - 電池、電池パック及びそれらの製造方法 - Google Patents

電池、電池パック及びそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 発電要素を収容する部分の容積を小さくすることができる電池及び電池パックと、それらの製造方法とを提供する。
【解決手段】 一対の円筒状の有底缶(2)と、一対の有底缶(2)の各開口端部を連結する締結リング(3)と、連結された一対の有底缶(2)の内部に収容された、一対の電極を含む発電要素とを含み、一方の有底缶(2)が一方の電極と電気的に接続され、他方の有底缶(2)が他方の電極と電気的に接続され、締結リング(3)における、一方の有底缶(2)に接する領域と他方の有底缶(2)に接する領域とが電気的に絶縁されている電池(1)とする。
【選択図】 図1




Description

本発明は、電池、電池を集積した電池パック、及びそれらの製造方法に関する。
近年、ハイブリッド自動車、電気自動車等の輸送機器や、パソコン等の携帯機器の発展に伴い、電池の役割がますます重要視されている。電池を搭載する機器の開発競争は激しく、より小型で高出力な電池や、低コストの電池が市場から求められている。
従来の電池の一例を図25に示す。図25に示す電池101はいわゆる円筒形の電池であり、ニッケル水素電池、リチウム電池等の様々な電池に応用されている。図25に示す電池101では、円筒状の電池ケース102の中に、正極103、負極104及びセパレータ105を含む極板群108、ならびに電解液が収容されている。電池ケース102の上部は、端子を兼ねた封口板106及び電気絶縁性のガスケット107によって封止されている。例えば、ガスケット107を狭持するように電池ケース102と封口板106とをカシメ固定することによって、電池ケース102が封止、密閉されている。極板群108中の正極103又は負極104と封口板106とは、タブ109によって電気的に接続されている。
その他、図25に示す電池とは端子部分の構造が異なる電池も一般的に使用されている(特許文献1、特許文献2等参照)。このような電池は、自動車用等の比較的容量の大きな電池に多く用いられている。特許文献1に提案された電池では、雄ネジ状の端子部材が蓋体を貫通して配置されており、前記端子部材は前記端子部材に螺合するナットによって前記蓋体に固定されている。このような電池は、図25に示す電池とは異なり、電池ケースを密閉するためにカシメ固定を行う必要がない。
また、自動車用途等、単独の電池では容量、電圧等が不足する場合、複数の電池を直列接続した電池パックが用いられる場合がある。例えば、図25に示すような円筒形の電池を直列接続して電池パックを形成することが考えられる。その際、電池ケースの底面部は平面であるが、上面部は端子部が凸形状となっているため、そのままでは電池が集積化されて成る電池パックを安定して保持することが困難である。このため、電池の底面部と隣接する電池の上面部との間に接続体をかませて溶接し、固定する技術が、例えば特許文献3に提案されている。
特開2000−138054号公報 特開2001−52759号公報 特開平10−106533号公報
しかし、図25に示す電池は、端子と極板群とがタブによって電気的に接続されており、タブ、リード等の発電要素以外の部材を収容するための空間が電池の内部に必要となるため、エネルギー密度がその分小さくなる。
特許文献1や特許文献2に提案された電池においても、やはり集電用のタブが必要である。また、雄ネジ状の端子部材が筐体の内部にまで貫通して配置されており、タブ及び端子部材を配置する空間が電池の内部に必要となる。また、図25に示す電池や、特許文献1,2に提案された電池を直列に接続して電池パックを形成するためには、例えば特許文献3に提案された電池パックに使用される接続体等が必要である。しかしながら、特許文献3に提案された電池パックでは、隣り合う電池同士を接続するための接続体を配置する空間が電池間に必要となるため、電池パックの小型化が困難となるおそれがある。
このような状況に鑑み、本発明は、発電要素を収容する部分の容積を小さくすることができる電池及び電池パックと、それらの製造方法とを提供する。
本発明の電池は、
一対の円筒状の有底缶と、前記一対の有底缶の各開口端部を連結する締結リングと、前記連結された一対の有底缶の内部に収容された、一対の電極を含む発電要素とを含み、
一方の前記有底缶が一方の前記電極と電気的に接続され、
他方の前記有底缶が他方の前記電極と電気的に接続され、
前記締結リングにおける、一方の前記有底缶に接する領域と他方の前記有底缶に接する領域とが電気的に絶縁されている。
本発明の電池パックは、上述した本発明の電池を複数含み、前記複数の電池を直列接続した構造を有している。
本発明の電池の製造方法は、
(i)第1の有底缶の開口端部と締結リングとを連結する工程と、
(ii)前記第1の有底缶の内部に、一対の電極を含む極板群を収容する工程と、
(iii)前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングと第2の有底缶の開口端部とを連結させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程とを含み、
(a)前記第1の有底缶と一方の前記電極とを電気的に接続する工程と、
(b)前記第2の有底缶と他方の前記電極とを電気的に接続する工程とを更に含む。
本発明の電池パックの製造方法は、
複数の電池を直列接続した構造を有する電池パックの製造方法であって、
(x)複数の電池を、隣り合う前記電池の端面同士が突き合うように配置する工程と、
(y)前記端面同士を電気的に接続することによって、隣り合う前記電池を直列接続する工程とを含み、
前記電池は、上述した本発明の電池であることを特徴とする。
本発明によれば、これまでになく部品点数を削減することができるため、発電要素を収容する部分の容積を小さくすることができる。これにより、例えばエネルギー密度や出力特性が高い電池及び電池パックを提供できる。
本発明の電池は、一対の円筒状の有底缶と、一対の有底缶の各開口端部を連結する締結リングと、連結された一対の有底缶の内部に収容された、一対の電極を含む発電要素とを含む。一対の有底缶のうち一方の有底缶は一方の電極(例えば、正極)と電気的に接続されており、他方の有底缶は他方の電極(例えば、負極)と電気的に接続されている。また、締結リングにおける、一方の有底缶に接する領域と他方の有底缶に接する領域とが電気的に絶縁されている。このため、例えば、一対の有底缶及び/又は締結リングを電池ケース、一方の有底缶を正極、他方の有底缶を負極とする電池を構成することができる。なお、本発明の電池では、それぞれの有底缶における任意の領域を端子部として用いることができ、例えば、有底缶の底部の外面(電池の端面に相当する領域)を端子部としてもよい。なお、端子部とは、電池と電池外部とを通電するための部位のことである。端子部は複数設けられていてもよい。
このような電池では、従来の電池において必要であったタブ、リード等の部材を省略することができるため、電池の小型化を容易に実現できる。これにより、例えば、電池の内部における電池の充放電容量に寄与しない空間を最小限にすることができるため、電池の高エネルギー密度化が可能となる。また、極板群と端子部との間の部材点数を削減することができるため、電池の内部抵抗を低減することができ、出力特性が高い電池とすることができる。更に、部材点数の削減によって製造工程を削減することができるため、生産性が高い電池とすることもできる。その他、本発明の電池では、図25に示す電池で見られたようなカシメ部分、特許文献1及び2に示すような筐体を貫通する端子部材等を省略できる。また、一対の有底缶を用いているため、電池の両方の端面を平坦な形状とすることができる。これにより、電池パックを形成する際、電池を高集積化することができる。なお、上述した効果は選択的な効果であり、本発明の電池が必ずしも上述した全ての効果を同時に満たしている必要はない。効果の選択は、例えば、電池のサイズ、容量の設計、用いる部材の選択等によって行うことができる。
本発明の電池では、締結リングによって一対の有底缶の開口端部を連結する構造、即ち、締結リングの構造、有底缶の構造、締結リングと有底缶の開口端部との間の構造等は特に限定されない。電池としての使用時に、電池ケースとなる一対の有底缶の内部が密閉可能な構造であればよい。例えば、有底缶の開口端部の周面及び締結リングの周面にネジ部が形成されており、有底缶のネジ部と締結リングのネジ部が螺合することによって、締結リングを介して一対の有底缶が連結された構造であってもよい。また、締結リングの周面の形状と有底缶の開口端部の周面の形状とを所定の形状とし、締結リングと有底缶の開口端部とを嵌合することによって、締結リングを介して一対の有底缶が連結された構造であってもよい。このとき、例えば、締結リングと有底缶の開口端部とが、有底缶を縮径させることによって嵌合されていてもよい。縮径にあたっては、少なくとも有底缶の開口端部が縮径されていればよい。また、上記螺合と上記嵌合とを併用した構造であってもよい。例えば、一方の周面にネジ部が形成されており、他方の周面を所定の形状とした締結リングを用いることによって、締結リングと一方の有底缶とを螺合により連結し、締結リングと他方の有底缶とを嵌合によって連結した構造としてもよい。
締結リングにおいて、一方の有底缶に接する領域と他方の有底缶に接する領域との間で電気的に絶縁を保つための構造等は特に限定されない。例えば、締結リングにおける一対の有底缶と接触している領域が樹脂からなる締結リングであってもよいし、締結リング全体が樹脂からなる締結リングであってもよい。また、締結リングが金属層と樹脂層とを含む構造を有し、上記樹脂層によって電気的に絶縁が保たれている構造であってもよい。樹脂層と金属層とを含む締結リングとすることによって、締結リングの強度をより向上させることができる。なお、樹脂層と金属層とは必ずしも一体化されている構造である必要はなく、例えば、電池の製造時に、樹脂層と金属層とを別々に配置してもよい。締結リングの構造、用いる材料等は、電池として使用する際の温度範囲や、必要な強度等に応じて任意に設定することができる。
締結リングに用いる樹脂は特に限定されず、例えば、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリサルフォン、フッ素系樹脂等を用いればよい。なかでも、締結リング全体が樹脂からなる場合、機械的強度、耐透湿性、成形性等の観点からフッ素系樹脂等を用いることが好ましい。締結リングに用いる金属は特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、鉄−ニッケルメッキ鋼、アルミニウム等を用いればよい。なお、締結リングの樹脂部分のうち、有底缶の金属部分と接触する箇所には、シール剤を塗布しておくのが好ましい。シール剤としては、例えばポリブテン、ブロンアスファルト、フッ素系コーティング剤等を使用することができる。
発電要素の構造、材料、構成等は、一対の電極(正極及び負極)を含む限り特に限定されない。電池に一般的に用いられる発電要素であればよい。例えば、発電要素が、セパレータと当該セパレータを狭持する正極及び負極とを含む極板群と、電解質とを含んでいてもよい。このとき、上記極板群は、捲回されていてもよく、電解質はイオン伝導性を有する電解液であってもよい。このような発電要素は、一般的なアルカリ蓄電池、リチウム電池等に用いられる発電要素と同様である。即ち、本発明の電池は、発電要素の構造、材料、構成等を選択することによって、アルカリ蓄電池、ニッケル水素電池、リチウム一次電池、リチウム二次電池等の様々な電池とすることができる。具体的な例として本発明の電池をリチウム二次電池に適用する場合は、正極及び負極がリチウムを可逆的に吸蔵及び放出できる電極材料(例えば、正極の電極材料がリチウムを含む酸化物、負極の電極材料が炭素材料やシリコンを含む材料等)を含む電極であればよく、電解質がリチウム伝導性を有していればよい(例えば、リチウム塩の非水溶液等)。
有底缶と、発電要素に含まれる電極との電気的な接続を保つ構造は、特に限定されない。例えば、有底缶の底部の内面と上記電極とが、電池としての使用時に導電性を保持できる程度に安定して接触していればよい。また、有底缶と電極との間に導電性を有する部材(例えば、集電体等)が更に配置されていてもよい。電池として必要な特性に応じて、任意に設定することができる。
有底缶に用いる材料は特に限定されず、例えば、一般的に電池ケースとして用いられる材料を用いればよい。電池の種類によって異なるが、ニッケル水素電池の場合、例えば、鉄−ニッケルメッキ鋼やステンレス鋼等を、リチウム電池の場合、例えば、鉄−ニッケルメッキ鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等を用いればよい。正極となる有底缶と負極となる有底缶との間で用いる材料を変えてもよい。上述のリチウム電池の場合、例えば、正極となる有底缶(発電要素に含まれる正極と電気的に接続された有底缶)にアルミニウム、負極となる有底缶(発電要素に含まれる負極と電気的に接続された有底缶)に銅を用いてもよい。用いる材料は、例えば、電池としての使用時に各々の有底缶に生じる電位に基づいて決定してもよい。
有底缶の大きさは特に限定されず、例えば、電池の容量に応じて設定すればよい。一例として容量が6000mAhの電池とする場合、その内径は、例えば、30mmφ〜35mmφ程度の範囲、その深さは一対の有底缶の合計で、例えば、50mm〜55mm程度の範囲であればよい。有底缶の肉厚は、例えば、0.2mm〜0.6mmの範囲である。
本発明の電池パックは、上述した本発明の電池を複数含み、前記複数の電池を直列接続した構造を有している。これにより、電池パックの小型化を容易に実現できる。また、上述した電池の効果に基づいた効果を有する電池パックとすることができる。より具体的には、例えば、エネルギー密度が高い電池パックや、出力特性が高い電池パック等とすることができる。また、例えば、隣り合う電池の双方の端面を平坦な形状とすることにより、例えば、特許文献3に記載されているような電池同士をつなぐ接続体を省略することができる。なお、電池の端面とは、例えば、上述した有底缶の底部の外面に対応する部分である。
本発明の電池の製造方法は、(i)第1の有底缶の開口端部と締結リングとを連結する工程と、(ii)前記第1の有底缶の内部に、一対の電極を含む極板群を収容する工程と、(iii)前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングと第2の有底缶の開口端部とを連結させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程とを含み、(a)前記第1の有底缶と一方の前記電極とを電気的に接続する工程と、(b)前記第2の有底缶と他方の前記電極とを電気的に接続する工程とを更に含む。このような製造方法とすることによって、上述した本発明の電池を得ることができる。なお、前記工程(a)及び(b)は、任意の時点で行えばよく、電池が形成された段階で完了していればよい。例えば、工程(iii)において第1の有底缶と第2の有底缶とを連結するとともに、第1の有底缶と一方の電極、及び第2の有底缶と他方の電極を接触させて、前記工程(a)及び(b)を完了することができる。また、前記構成要素の材料等は前述した本発明の電池と同様であるため、その説明は省略する。
本発明の電池パックの製造方法は、複数の電池を直列接続した構造を有する電池パックの製造方法であって、(x)複数の電池を、隣り合う電池の端面同士が突き合うように配置する工程と、(y)端面同士を電気的に接続することによって隣り合う電池を直列接続する工程とを含んでいる。また、直列接続する電池は、上述した本発明の電池である。このような製造方法とすることによって、上述した本発明の電池パックを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態において、同一の部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する場合がある。
まず、本発明の電池について図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の電池の一例を示す模式図である。なお、図2は、図1に示す電池1を端面に垂直な平面で切断した(図1に示す平面Iで切断した)断面図である。図1及び図2に示す電池1は、一対の円筒状の有底缶2と、一対の有底缶2の各開口端部を連結する締結リング3と、連結された一対の有底缶2の内部に収容された、一対の電極を含む発電要素とを含む。なお、図2に示すように、一対の有底缶2の各々を有底缶2a及び有底缶2bと表記する場合がある。以降、集電体等についても同様に「a」及び「b」を付記して説明する場合がある。
発電要素は、セパレータ7とセパレータ7を狭持する正極5及び負極6とを含む極板群4と、電解質とを含んでおり、極板群4は捲回されている。電解質は、有底缶2の内部に収容されており、その一部はセパレータ7によって保持されている。締結リング3の内周面には雌ネジ部が形成されており、有底缶2の開口端部の外周面には雄ネジ部が形成されている。上記雌ネジ部と上記雄ネジ部とが螺合することによって、締結リング3を介して一対の有底缶2a及び有底缶2bが連結されている。締結リング3は樹脂層8と金属層9とが積層された構造を有し、樹脂層8を最内層とすることによって、締結リング3の内周面における有底缶2aに接する領域と有底缶2bに接する領域とが電気的に絶縁されている。また、極板群4の一方の端面において正極5が突出することによって有底缶2aの底部の内面と正極5とが電気的に接続されており、極板群4の他方の端面において負極6が突出することによって有底缶2bの底部の内面と負極6とが電気的に接続されている。正極5及び負極6の突出している量(突出量)は、例えば、0.5mm〜2.5mm程度の範囲であればよい。
このような構成により、有底缶2aを正極、有底缶2bを負極とする電池1とすることができる。また、図2に示すように、電池1の内部には、従来の電池で見られたようなタブやリード等を収容する空間が省略されており、一対の有底缶2の内部のほぼ全体に極板群4が収容されている。このため、エネルギー密度が高い電池1とすることができる。また、正極5及び負極6と有底缶2a及び2bとの間にタブ等の部材が無いため、内部抵抗が低減された、出力特性が高い電池1とすることができる。
また、電池1は、従来の電池に比べて製造工程をより単純化することができる。例えば、図25に示す電池101では、電池ケース102の内部に発電要素を収容した後に、封口板106にタブ109を取り付ける工程、タブ109を折り畳む工程、封口板106をカシメ固定する工程等が必要である。これに対して図2に示す電池1では、最も工程を単純化した場合には、例えば、有底缶2bと締結リング3とを螺合し、有底缶2bに極板群4等を収容し、締結リング3と有底缶2aとを螺合することによって電池1を得ることも可能である。このため、生産性が高く、最小限の部品構成による低コストな電池1とすることができる。なお、本発明の電池の製造方法の例については後述する。
図2に示す電池1において、正極5及び負極6と各々の有底缶2a,2bとは、双方の電気的な接続を必要な期間保持できる限り、単に接触しているだけでもよい。あるいは、正極5及び負極6と各々の有底缶2a,2bとが溶接及びロウ付けから選ばれる少なくとも一方によって電気的に接続されていてもよい。溶接やロウ付けを行うことによって、電池1の内部抵抗がより低減され、出力特性がより高い電池1とすることができる。また、より信頼性が高い電池1とすることができる。溶接の種類は特に限定されず、例えば、レーザー溶接、抵抗溶接等であればよい。
また、図2に示す電池1では、締結リング3が環状の当接部10を有している。図3は、図2に示す電池1における領域IIの拡大図である。図3に示すように、締結リング3は環状の当接部10を有しており、有底缶2a及び有底缶2bの開口端は当接部10を介して突き合てられている。このような電池1とすることによって、有底缶2の内部の密閉性をより高くすることができ、より信頼性が高い電池1とすることができる。また、製造工程上において、当接部10の寸法精度で電池1の封止状態を管理できるので、より生産性が高い電池1とすることができる。なお、当接部10は、有底缶2a及び有底缶2bの双方が当接部10に直接接触している場合、電気絶縁性である必要がある。有底缶2a及び/又は有底缶2bと当接部10との間に電気絶縁性の材料が配置されている場合は、この限りではない。図2に示す例では、当接部10は樹脂層8の一部である。
また、図2に示す電池1では、極板群4の最外周が電気絶縁性を有するセパレータ7である。このように極板群4の最外周を電気絶縁性材料にした場合、有底缶2a,2bや締結リング3と極板群4に含まれる電極とが直接接触する可能性を低減することができる。このため、内部短絡等の発生が抑制された、より信頼性が高い電池1とすることができる。また、極板群4の最外周をセパレータ7とするかわりに、例えば、極板群4における有底缶2との電気的な接続を保つ領域以外を、樹脂等の電気絶縁性材料(例えば、樹脂製のフィルム等)によって被覆しても同様の効果を得ることができる。また、有底缶2の内面における極板群4に含まれる電極との電気的な接続を保つ領域以外を、樹脂等の電気絶縁性材料(例えば、樹脂製のフィルム等)によって被覆してもよい。
なお、有底缶2や締結リング3のネジ部の構造(例えば、ネジ部のピッチ等)は特に限定されない。また、有底缶2のネジ部及び締結リング3のネジ部がテーパーネジであってもよい。テーパーネジとした場合、より密閉性が高い電池1とすることができる。また、この場合、電池1の製造時において、有底缶2及び/又は締結リング3を回動させる際にトルク管理を行えば、例えば、電池1の密閉性を向上させることができる。
図4は、本発明の電池の別の一例を示す模式図である。図4に示す電池1では、正極5と有底缶2aの底部との間に集電体11aが更に配置されており、負極6と有底缶2bの底部との間に集電体11bが更に配置されている。正極5と集電体11a、集電体11aと有底缶2a、負極6と集電体11b、及び、集電体11bと有底缶2bは電気的に接続されている。このような電池1とすることによって、有底缶2と極板群4に含まれる電極との密着性をより向上させることができる。このため、より出力特性及び信頼性が高い電池1とすることができる。なお、図4に示す電池1では、有底缶2a側(正極側)及び有底缶2b側(負極側)の双方に集電体11a,11bが配置されているが、いずれか一方のみに集電体が配置されていてもよい。
集電体11と有底缶2とは、双方の電気的な接続を必要な期間保持できる限り、単に接触しているだけでもよい。あるいは、集電体11と有底缶2とが溶接及びロウ付けから選ばれる少なくとも一方によって電気的に接続されていてもよい。溶接やロウ付けを行うことによって、電池1の内部抵抗がより低減され、出力特性がより高い電池1とすることができる。また、より信頼性が高い電池1とすることができる。溶接の種類は特に限定されず、例えば、レーザー溶接、抵抗溶接等であればよい。集電体11と極板群4に含まれる電極との間の関係についても同様である。
集電体11に用いる材料は、導電性であり、電池1の内部において容易に腐食等を受けない材料である限り特に限定されない。アルカリ蓄電池の場合、例えば、ニッケルやニッケルメッキ鋼板等を用いればよく、リチウム電池の場合、例えば、銅(負極側)やアルミニウム(正極側)等を用いればよい。なお、集電体11は全体として導電性であればよく、部分的に電気絶縁性の材料が混在していてもよい。また、集電体11の構造も特に限定されず、例えば、一般的に用いられる集電体を用いればよい。図5に集電体11の例を示す。図5Aに示す集電体11は、バーリング加工により得られた所謂バーリング集電体である。バーリング集電体は、集電性、溶接強度等の観点から見て優れている。図5B〜図5Dに示す集電体11は、いわゆる皿バネ型集電体である。皿バネ型集電体は、極板群4の総高さのバラツキを吸収可能であるという観点から見て優れている。なお、図5Cは、図5Bに示す集電体11をその側面から見た模式図である。
図6は、本発明の電池の更に別の一例を示す模式図である。図6に示す電池1では、有底缶2aの深さと有底缶2bの深さとが互いに異なっている。各々の有底缶2a,2bの深さが異なる場合、図6に示すように締結リング3が電池1の一方の端面に寄った形状となる。このような電池1では、例えば、電池1の製造時に、深さが深い方の有底缶2aに極板群4を収容し、締結リング3を連結した状態で電解質を収容(例えば、電解液を注液)すれば、一対の有底缶2a,2bの深さがほぼ同一である場合に比べてより多くの電解質を収容することができる。
図7は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図7に示す電池1では、有底缶2aの底部に貫通孔12が形成されており、この貫通孔12が封止されている。このような貫通孔12は、例えば、電池1の製造時に電解質を収容するために用いることができる。また、貫通孔12は、電池1の使用時に温度上昇、内圧上昇等の異常が起きた場合、安全弁としての役割を担うこともでき、より安全性が高い電池1とすることができる。貫通孔12を封止する構造は特に限定されず、例えば、安全弁を含む蓋部によって封止されていてもよい。安全弁の構造、蓋部の構造等は特に限定されず、例えば、一般的な電池に用いられる安全弁等を用いればよい。安全弁の作動する圧力範囲は任意に設定すればよい。
また、貫通孔12は薄膜によって封止されていてもよい。前記薄膜は、例えば電池1において温度上昇や内圧上昇等が起きた場合に、破断することによって安全弁としての役割を担うことができる。薄膜の種類は特に限定されず、例えば、有底缶2の材料と同一の材料や、樹脂等からなる薄膜であればよい。また、異なる材料を積層した薄膜であってもよい。その厚さは、例えば、10μm〜100μmの範囲とすればよい。薄膜の厚さや薄膜に用いる材料を変更することによって薄膜が破断する圧力範囲を設定することができる。なお、薄膜と安全弁とを組み合わせて貫通孔12を封止してもよい。例えば、貫通孔12の内部に安全弁を配置し、更に薄膜によって貫通孔12を封止してもよい。
図7に示す例では、貫通孔12は一方の有底缶2aのみに形成されているが、双方の有底缶2a,2bに形成されていてもよい。また、貫通孔12を形成する位置は有底缶2の底部に限られず、有底缶2の任意の場所に形成することができる。貫通孔12の個数は1つに限られず、複数の貫通孔12を形成してもよい。例えば、安全弁として機能する貫通孔12とは別に、電解質を収容するための貫通孔12を設けてもよい。貫通孔12の内径は、電解質の収容にも用いる場合、例えば、1mm〜3mmの範囲である。
図8は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図8に示す電池1では、締結リング3に貫通孔12が形成されており、貫通孔12が薄膜121によって封止されている。このように、締結リング3に貫通孔12を形成しても、有底缶2に貫通孔12を形成した場合と同様の効果を得ることができる。締結リング3において貫通孔12を配置する位置は、一対の有底缶2a,2bを連結することができる限り特に限定されない。
図9は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図9に示す電池1では、締結リング3が環状の当接部10を有しており、当接部10と有底缶2aとの間に封止部材として弾性体からなるOリング13が更に配置されている。有底缶2a,2bの各々の開口端は、当接部10及びOリング13を介して突き合てられている。このような電池1とすることによって、より密閉性が高い電池1とすることができる。なお、電池1において、Oリング13のような弾性体からなる封止部材が所定の圧縮率で圧縮された状態で配置されていると、前記封止部材は、封止機能に加え、安全弁としての機能をも有する。前記所定の圧縮率は、電池1の通常状態において安全弁が作動しない範囲内の圧縮率とすればよい。また、前記所定の圧縮率は、電池1の総高さを規定することにより、厳密に管理することができる。
封止部材に用いる材料は特に限定されず、例えば、樹脂、ゴム、金属等を用いればよい。ただし、一対の有底缶2が電気的に短絡を起こさないようにする必要があるため、当接部10が導電性である場合、封止部材は電気絶縁性であることが好ましい。図9の例において封止部材として用いているOリング13の種類は特に限定されず、例えば、一般的に用いられるOリングを用いればよい。また、図9に示す例では、当接部10と一方の有底缶2aとの間のみに封止部材が配置されているが、当接部10と有底缶2bとの間にも封止部材が配置されていてもよい。
図10は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図10に示す電池1では、有底缶2aの底部の外面(端面)に、凸部14が形成されている。このような電池1によれば、電池1を複数接続して後述する電池パックとする際に、凸部14の寸法管理によって隣り合う電池1間の接触面積を制御できる。これにより、隣り合う電池1間の接合抵抗を低減することができる。凸部14は一方の有底缶2aだけではなく、有底缶2a,2bの両方の端面に形成してもよい。凸部14の形状は特に限定されず、例えば、単なる突起であってもよい。また、凸部14に限らず凹部を有底缶2の端面に形成してもよい。例えば、隣り合う電池1における一方の電池1の端面に凸部14を形成し、他方の電池1の端面に凹部を形成し、凸部14及び前記凹部の位置を合わせて接続すれば、隣り合う電池1をより密着させることができる。
以下、本発明の電池のさらなるバリエーションについて説明する。本発明の電池は、例えば、以下に示すような構造を有する電池であってもよい。また、本発明の電池は、以下に示すような構造を有する電池であっても、上述した効果と同様の効果を得ることができる。なお、本発明の電池は、上述した電池の具体例及び以下に示すバリエーションに限定されない。
図11A及び図11Bは、本発明の電池の一例における締結リング3を含む領域の拡大図である。図11Aに示すように、本発明の電池では、締結リング3が図3に示すような当接部10を有していなくてもよい。この場合、有底缶2aと有底缶2bとが接触しないように、双方の有底缶2a,2bを締結リング3に対して螺合すればよい。なお、電池1の密閉性の観点からは、締結リング3が当接部10を有しない場合、締結リング3のネジ部及び有底缶2のネジ部がテーパーネジであることが好ましい。ネジ部がテーパーネジである一例を図11Bに示す。テーパーネジの具体的な形状は特に限定されない。また、図11A,Bに示す例では、締結リング3は樹脂からなるが、図2に示す例のように金属層9を含んでいてもよい。
図12は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図12に示す電池1では、締結リング3の外周面に雄ネジ部が形成されており、有底缶2の開口端部の内周面に雌ネジ部が形成されており、上記雄ネジ部と上記雌ネジ部とが螺合することによって、締結リング3を介して一対の有底缶2a,2bが連結されている。
図13は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図13に示す電池1では、一方の有底缶2aの開口端部の外周面に雄ネジ部が形成されており、他方の有底缶2bの開口端部の内周面に雌ネジ部が形成されている。また、締結リング3の一方の外周面に雄ネジ部が形成されており、他方の内周面に雌ネジ部が形成されている。そして、有底缶2aの雄ネジ部と締結リング3の雌ネジ部、有底缶2bの雌ネジ部と締結リング3の雄ネジ部とを螺合することによって、締結リング3を介して一対の有底缶2a,2bが連結されている。
図14は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図14に示す電池1では、締結リング3と有底缶2a,2bの開口端部とを嵌合することによって、締結リング3を介して一対の有底缶2a,2bが連結されている。一対の有底缶2a,2bの内部に収容された発電要素は、図2に示す例と同様である。また、締結リング3の外周面に、締結リング3の内周方向に力を加えるための束帯(ベルト)15が更に配置されており、ベルト15によって締結リング3と有底缶2a,2bとがより確実に嵌合された電池1とすることができる。ベルト15は、例えば、金属や樹脂からなるベルトを用いればよい。
図15は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図15に示す電池1は、締結リング3と有底缶2a,2bの開口端部とを嵌合することによって、締結リング3を介して一対の有底缶2a,2bが連結されている。また、図15に示す電池1では、締結リング3の外周面と有底缶2aの開口端部の内周面とが嵌合されており、締結リング3の内周面と有底缶2bの開口端部の外周面とが嵌合されている。このとき、有底缶2aが縮径されていてもよい。有底缶2aの縮径によって、締結リング3と有底缶2とがより確実に嵌合された電池1とすることができる。有底缶2aを縮径する領域は特に限定されない。例えば、有底缶2aの開口端部、より具体的には、例えば、有底缶2aにおける締結リング3と接している部分を縮径すればよい。なお、有底缶2aを縮径する際、例えば縮径前において縮径部分の内径が30mmφである場合は、縮径後において前記縮径部分の内径が例えば29.5mmφ程度になるまで縮径すればよい。
図16は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図16に示す電池1は、図15に示す電池1の有底缶2aの開口端部の外周面に、有底缶2aの内周方向に力を加えるためのベルト15が更に配置されている。これにより、締結リング3と有底缶2a,2bとがより確実に嵌合された電池1とすることができる。本構成において有底缶2aを縮径する場合、ベルト15は、例えば、有底缶2aを縮径した後に配置してもよい。
図17は、本発明の電池の更にまた別の一例を示す模式図である。図17に示す電池1は、締結リング3と有底缶2a,2bの開口端部とを嵌合することによって、締結リング3を介して一対の有底缶2a,2bが連結されている。また、図17に示す電池1では、締結リング3の外周面と有底缶2aの開口端部の内周面とが嵌合されており、締結リング3の内周面と有底缶2bの開口端部の外周面とが嵌合されている。図17に示す電池1では、締結リング3付近の構造は図15に示す電池1と同様であるが、一方の有底缶2aの内径と他方の有底缶2bの内径とが相違する点が、図15に示す電池1とは異なる。
図14〜図17に示す電池1においても、エネルギー密度が高い電池や、出力特性等の特性が高い電池とすることができる。嵌合される有底缶2a,2bの開口端部の周面及び締結リング3の周面の形状は特に限定されない。
以上、本発明の一実施形態である電池1について説明したが、本発明の電池は前記実施形態には限定されない。例えば、前記実施形態では、外形が円形状の締結リングを有する電池を例に説明したが、締結リングの形状はこれに限定されず、外形が六角形状や八角形状等の多角形状の締結リングを使用してもよい。これにより、後述する電池パックを複数形成した際、複数の電池パックを一定の距離を保持したまま集積したり、複数の電池パックを安定して保持したりすることができる。電池パック間で一定の距離を保持できれば、例えば、電池パックの使用時に電池パック間に冷却風を通すといったことが可能になる。
次に、本発明の電池パックについて図面を参照して説明する。図18は、本発明の電池パックの一例を示す模式図である。
図18に示す電池パック21は、上述した本発明の電池1を複数含み、上記複数の電池1を直列接続した構造を有している。これにより、電池パック21の小型化が容易に実現できる上、上述した電池1の効果に基づいた効果を有する電池パック21とすることができる。
なお、図18に示す例では、6個の電池1が直列接続されているが、直列接続される電池1の数は特に限定されない。必要に応じて任意に設定すればよい。また、電池パック21における両方の端面に、それぞれ、プラス端子22及びマイナス端子23が配置されているが、両端子は必ずしも必要ではなく、必要に応じて配置すればよい。プラス端子22及び/又はマイナス端子23を配置する際には、例えば、電池パック21の端に配置された電池1の端面に上記端子を溶接すればよい。なお、電池パック21は、その外面が樹脂で被覆されていてもよい。電池パック21の外面を保護することができるからである。この際、被覆する樹脂は特に限定されず、例えば、伸縮性を有する樹脂を用いればよい。
電池1を直列接続する構造(接続構造)は、隣り合う電池1間で電気的な接続を保つことができる限り、特に限定されない。また、接続構造は、電池パック21中の全ての電池1間で同一である必要は必ずしもなく、複数の異なる接続構造によって複数の電池1を直列接続してもよい。図18に示す電池パック21では、隣り合う電池1の端面同士を突き合わせることによって、複数の電池1を直列接続させている。
図19は、本発明の電池パックの一例を示す模式図である。図19に示す電池パック21は、隣り合う電池1の端面同士を直に突き合わせることによって、複数の電池1が直列接続されている。また、隣り合う電池1の端面同士は溶接されている。このような電池パック21では、隣り合う電池1間の電気的な接続をより確実に保持することができる。また、電池パック21全体としての強度を向上させることができる。端面同士の溶接の種類は特に限定されず、例えば、レーザー溶接等であればよい。
電池1は、図10に示すように、端面に凸部14が形成された電池1であってもよい。この場合、凸部14を介して隣り合う電池1が直列接続している電池パック21となる。また、凸部14はプロジェクション溶接用の突起として利用することができるため、隣り合う電池1のうち少なくとも一方の電池1の端面に凸部14が形成されている場合、上記溶接はプロジェクション溶接であってもよい。
なお、図19に示す電池パック21では、隣り合う電池1の端面同士が直に突き合てられているが、上記端面間に別の部材が更に配置され、上記部材を介して上記端面同士が突き合っていてもよい。上記部材は、隣り合う電池1間の電気的な接続を妨げない限り、どのような材料、構造であってもよい。
図20は、本発明の電池パックの別の一例を示す模式図である。図20に示す電池パック21は、隣り合う電池1の端面間に導電性を有するプレート24が更に配置されており、プレート24を介して、隣り合う電池1が直列接続している。このような電池パック21では、隣り合う電池1間の電気的な接続をより確実に保持することができる。
プレート24は導電性を有する限り、その材料は特に限定されない。例えば、ニッケル、鉄、ニッケルメッキ鋼板等からなるプレート24であればよい。なお、上述した集電体11と同様に、プレート24は全体として導電性を有していればよく、その一部に電気絶縁性の材料が含まれていてもよい。プレート24の大きさは特に限定されず、例えば、電池1の端面の大きさとほぼ同様であればよい。プレート24の厚さは特に限定されず、例えば、0.2mm〜1.0mmの範囲とすればよい。隣り合う電池1の端面間に配置されるプレート24は、複数であってもよい。
図20に示す電池パック21では、プレート24の少なくとも一方の主面に凸部が形成されていてもよい。隣り合う電池1間の電気的な接続をより確実にすることができるからである。また、凸部は、プレート24と電池1との端面を溶接する場合に、プロジェクション溶接用の突起として利用することができる。図21にこのようなプレート24の例を示す。図21A〜図21Fに示すプレート24は少なくとも一方の主面に凸部25が形成されている。なお、図21Bは図21Aに示すプレート24の側面図、図21Dは図21Cに示すプレート24の側面図、図21Fは図21Eに示すプレート24の側面図である。また、電池1の端面に凸部14が形成されていない場合は、隣り合う電池1間の電気的な接続をより確実に保持する観点から、プレート24の両面に凸部25が形成されていることが好ましい。
図20に示す電池パック21では、電池1の端面とプレート24とが溶接されていてもよい。このような電池パック21では、隣り合う電池1間の電気的な接続をより確実に保持することができる。また、電池パック21全体としての強度をより向上させることができる。端面同士の溶接の種類は特に限定されず、例えば、レーザー溶接であればよい。電池1の端面及びプレート24の少なくとも一方の主面に凸部が形成されている場合、プロジェクション溶接であってもよい。
本発明の電池パックのまた別の一例を図22に示す。図22に示す電池パック21では、隣り合う電池1間に導電性の接続リング26が更に配置されており、この接続リング26を介して電池1が直列接続されている。また、接続リング26は、電池1の端面近傍における外周面に接触するように配置されている。このような電池パック21では、電池パック21全体としての強度をより向上させることができる。接続リング26と電池1とは、例えば、単に接触しているだけでもよいし、溶接されていてもよい。なお、図22に示す例では、隣り合う電池1の端面同士は直接接触していないが、図19に示す例のように隣り合う電池1の端面同士が直に突き合わされていてもよい。また、図20に示す例のように隣り合う電池1の端面間に導電性を有するプレート24が配置されていてもよい。換言すれば、図19及び図20に示す例においても、図22に示す例のように接続リング26を更に配置してもよい。接続リング26は導電性を有する限り、その材料、構造等は特に限定されない。
次に、本発明の電池の製造方法について図面を参照して説明する。図23は、本発明の電池の製造方法の一例を示す模式工程図である。最初に図23Aに示すように、有底缶2bの開口端部の外周面に形成された雄ネジ部31と、締結リング3の内周面に形成された雌ネジ部32とを螺合させることによって、有底缶2bと締結リング3とを連結する(工程(i))。
次に、図23Bに示すように、有底缶2bの内部に一対の電極を含む極板群4を収容する(工程(ii))。
次に、図23Cに示すように、締結リング3における有底缶2bと連結した側とは反対側から、締結リング3の雌ネジ部32と、有底缶2aの開口端部の外周面に形成された雄ネジ部33とを螺合させることによって、締結リング3を介して有底缶2bと有底缶2aとを連結する(工程(iii))。
更に、任意の時点で、有底缶2bと極板群4に含まれる負極とを電気的に接続し(工程(a))、有底缶2aと極板群4に含まれる正極とを電気的に接続する(工程(b))ことによって、図23Dに示す電池1を得ることができる。なお、工程(i)と工程(ii)とは実施する順序を逆にすることもできる。また、工程(a)及び工程(b)の具体的な例については後述する。
本発明の電池の製造方法において用いる有底缶2a,2b、極板群4、締結リング3は、上述した有底缶、極板群、締結リングと同様であればよい。極板群4は、例えば、セパレータと、セパレータを狭持する正極及び負極とを含み、かつ、捲回された構造を有していてもよい。
工程(i)において、有底缶2bと締結リング3とを螺合する方法は特に限定されない。螺合の程度は、例えば、電池1を形成した際に、電池1の密閉性が保持できる程度であればよい。また、螺合の程度は、例えば、電池1の総高さ等によって規定、管理すればよい。
工程(ii)において極板群4を収容する工程や、工程(iii)において有底缶2aと締結リング3とを螺合する方法についても、特に限定されない。なお、発電要素として極板群4の他に電解質を収容する必要がある場合、電解質の収容は任意の時点で行えばよい。例えば、電解質が固体である場合、極板群4に含まれる電極間に電解質を挿入した状態で極板群4を収容すればよい。電解質が液体(即ち、電解液)である場合、例えば、有底缶2aの底部に予め貫通孔を形成しておき、工程(iii)の後に電解液を注液すればよい。上記貫通孔は電解液の注液の後に封止すればよい。
本発明の電池の製造方法では、(c)有底缶2a及び有底缶2bから選ばれる少なくとも一方の有底缶2の内部と極板群4との間に、集電体を配置する工程を更に含んでいてもよい。集電体を配置することによって、有底缶2の内部と極板群4に含まれる電極との電気的な接続をより確実に保持することができるため、より特性が高い電池1を得ることができる。配置する集電体は、上述した集電体と同様であればよい。また、集電体を配置する有底缶2の内部の領域は特に限定されず、例えば、図4に示すように、有底缶2の底部に集電体を配置すればよい。
工程(a)及び工程(b)を行う方法は特に限定されない。例えば、正極(負極)と有底缶2a(2b)の内部とが接するように極板群4を収容したり、一対の有底缶2a,2bを連結したりすればよい。なお、上述した集電体を配置する工程(c)は、工程(a)及び/又は工程(b)の一部とすることができる。
工程(a)及び工程(b)は、電池1が形成された段階で(図23に示す例では、図23Dの段階で)完了すればよい。例えば、工程(iii)の前に、極板群4と有底缶2bとが密着していなかった場合でも、有底缶2aと締結リング3とを螺合させる際に、同時に極板群4と有底缶2bとを密着させることが可能である。このため、工程(ii)の段階で、極板群4に含まれる負極と有底缶2bの内部との接触が保持されている必要は必ずしもなく、工程(iii)における螺合によって(即ち、電池1が形成された段階で)負極と有底缶2bの内部との接触が保持できていればよい。正極と有底缶2aについても同様である。また、集電体を配置する場合を含め、以下に示す工程(a)及び工程(b)の具体例においても同様である。
以下、本発明の電池の製造方法における工程(a)及び工程(b)についてより具体的に説明する。なお、以下の説明において、極板群4に含まれる正極と負極とを逆にしても同様である。
例えば工程(ii)において、極板群4に含まれる負極と有底缶2bとが接するように、極板群4を収容してもよい。これにより、負極と有底缶2bとを電気的に接続することができる。このとき、例えば、図2に示すように、極板群4の一方の端面に負極が突出した構造であれば、負極と有底缶2bの底部との電気的な接続をより確実にすることができる。これにより、電池1の内部抵抗を低減させたり、電池1の信頼性を向上させたりすることができる。
また、例えば工程(ii)の前に、(d)有底缶2bの内部に集電体を配置する工程を更に含み、工程(ii)において、上記集電体と極板群4に含まれる負極とが接するように極板群4を収容してもよい。このような製造方法によって、集電体を介して負極と有底缶2bとを電気的に接続することができる。また、負極と有底缶2bとの間に集電体を配置することによって、電気的な接続をより確実にすることができる。
また、例えば図24に示すように、極板群4の一方の端部に、極板群4に含まれる負極と接するように集電体11が予め配置されており、工程(ii)において、集電体11と有底缶2bの内部とが接するように極板群4を収容してもよい。このような製造方法によって、集電体11を介して負極と有底缶2bとを電気的に接続することができる。また、負極と有底缶2bとの間に集電体11を配置することによって、電気的な接続をより確実にすることができる。
上述の具体例の場合、例えば、更に、工程(iii)において、極板群4に含まれる正極と有底缶2aの内部とが接するように有底缶2aと有底缶2bとを連結してもよい。これにより、正極と有底缶2aとを電気的に接続することができる。このとき、例えば、図2に示すように、極板群4における有底缶2a側の端面に正極が突出した構造であれば、正極と有底缶2aの底部との電気的な接続をより確実にすることができる。
また、例えば工程(ii)と工程(iii)との間に、(e)有底缶2bの開口から、極板群4に含まれる正極に接するように集電体を配置する工程を更に含み、工程(iii)において、上記工程(e)において配置した集電体と有底缶2aの内部とが接するように、有底缶2aと有底缶2bとを連結してもよい。このような製造方法によって、集電体を介して正極と有底缶2aとを電気的に接続することができる。
その他、例えば極板群4の一方の端部に、極板群4に含まれる負極に接するように第1の集電体が予め配置されており、極板群4の他方の端部に、極板群4に含まれる正極に接するように第2の集電体が予め配置されていてもよい。このとき、工程(ii)において、負極に接する第1の集電体が有底缶2bの内部に接するように極板群4を収容し、工程(iii)において、正極に接する第2の集電体が有底缶2aの内部に接するように有底缶2aと有底缶2bとを連結すればよい。これにより、第1及び第2の集電体を介して、負極と有底缶2b、及び、正極と有底缶2aを電気的に接続することができる。
本発明の電池の製造方法では、工程(a)及び工程(b)から選ばれる少なくとも一方の工程が、(f)電極と有底缶2の内部とをロウ付けする工程を含んでいてもよい。また、上記少なくとも一方の工程が、(g)電極と有底缶2の内部とを溶接する工程を含んでいてもよい。このような製造方法とすることによって、極板群4に含まれる電極と有底缶2の内部との電気的な接続をより確実にすることができる。なお、ロウ付けや溶接を行う有底缶2の内部の領域は特に限定されないが、例えば、有底缶2の底部であればよい。
工程(f)及び工程(g)は、工程(a)及び工程(b)における任意の時点で行えばよい。例えば、有底缶2bに極板群4を収容し、極板群4に含まれる負極と有底缶2bの内部とを溶接又はロウ付けした後に、有底缶2bと有底缶2aとの連結を行ってもよい。また、有底缶2bに極板群4を収容し、有底缶2bと有底缶2aとの連結を行った後に、極板群4に含まれる負極と有底缶2bの内部との溶接又はロウ付けを行ってもよい。正極と有底缶2aの内部との溶接又はロウ付けについても同様である。なお、工程(f)及び工程(g)は、極板群4に含まれる一対の電極の両方に対して行ってもよいし、いずれか一方の電極に対して行ってもよい。
工程(f)において、電極と有底缶2の内部とをロウ付けする方法は特に限定されず、一般的な方法を用いればよい。また、工程(g)において、電極と有底缶2の内部とを溶接する方法は特に限定されず、例えば、レーザー溶接や抵抗溶接等によって行えばよい。
本発明の電池の製造方法において、極板群4と有底缶2の内部との間に集電体が配置される場合に、工程(a)及び工程(b)から選ばれる少なくとも一方の工程が、(h)集電体と、極板群4とともに集電体を狭持している有底缶2の内部とをロウ付けする工程を含んでいてもよい。また、上記少なくとも一方の工程が、(j)集電体と、極板群4とともに集電体を狭持している有底缶2の内部とを溶接する工程を含んでいてもよい。このような製造方法とすることによって、極板群4に含まれる電極と有底缶2の内部との電気的な接続を、集電体を介して確実に行うことができる。ロウ付けや溶接を行う有底缶2の内部の領域は、集電体を配置している位置によって決定すればよく、例えば、有底缶2の底部であればよい。
工程(h)及び工程(j)は、工程(f)及び工程(g)と同様に、工程(a)及び工程(b)における任意の時点で行えばよい。また、工程(h)及び工程(j)は、集電体が正極側と負極側の双方に配置されている場合、双方の集電体に対して行ってもよいし、いずれか一方の集電体に対して行ってもよい。
工程(h)において、集電体と有底缶2の内部とをロウ付けする方法は特に限定されず、一般的な方法を用いればよい。また、工程(j)において、集電体と有底缶2の内部とを溶接する方法は特に限定されず、例えば、レーザー溶接や抵抗溶接等によって行えばよい。
本発明の電池の製造方法では、工程(ii)において収容する極板群4の捲回方向が、工程(iii)において有底缶2aを回動させる向きと同一であることが好ましい。このような製造方法とすることによって、電池1の内部短絡の発生を抑制することができる。電池1の製造時において、有底缶2aの回動によって極板群4の最外周に位置する層が一部捲れる可能性は完全にゼロではない。上記層が電極であってもセパレータであっても、最外周に位置する層が捲れることによって捲れた(あるいは露出した)電極と有底缶2aとが接触する可能性がある。このとき、極板群4の捲回方向と、有底缶2aを回動させる向きとを同一にしておけば、上記層が捲れる可能性を低減させることができる。即ち、内部短絡の発生が抑制された、より信頼性が高い電池1を得ることができる。
本発明の電池の製造方法では、工程(ii)において収容する極板群4の最外周に位置する電極が、工程(b)において有底缶2aと電気的に接続される電極であってもよい。このような製造方法とすることによっても、電池1の内部短絡の発生を抑制することができる。上述したように、電池1の製造時において、有底缶2aの回動によって極板群4の最外周に位置する層が一部捲れ、捲れた(あるいは露出した)電極と有底缶2aとが接触する可能性がある。このとき、捲れた(露出した)電極、即ち、最外周に位置する電極の極性と、有底缶2aの極性とを同一に設定することによって内部短絡の発生を抑制することができる。極性を同一に設定するためには、極板群4の最外周に位置する電極が有底缶2aと電気的に接続される電極であればよい。なお、最外周に位置する電極とは、極板群4のなかでも、電極以外の部材(例えば、セパレータ)を除いて考えた場合に、最外周に位置している電極のことである。上述した最外周の層とは必ずしも一致しない。
本発明の電池の製造方法では、工程(ii)において収容する極板群4の最外周が、セパレータであってもよい。このような製造方法とすることによって、電池1の内部短絡の可能性を低減し、より信頼性が高い電池1を得ることができる。
また、本発明の電池の製造方法は、締結リング3の周面の形状と有底缶2a,2bの開口端部の周面の形状とを所定の形状とし、前記工程(i)が、有底缶2bの開口端部と締結リング3とを嵌合させることによって有底缶2bと締結リング3とを連結する工程であり、前記工程(iii)が、締結リング3における有底缶2bと連結した側とは反対側から、締結リング3と、有底缶2aの開口端部とを嵌合させることによって、締結リング3を介して有底缶2bと有底缶2aとを連結する工程であってもよい。このような製造方法によれば、図14に示すような、締結リング3との嵌合によって一対の有底缶2a,2bが連結された本発明の電池1を得ることができる。なお、上記製造方法においても、集電体を配置したり、有底缶2と電極又は集電体とを電気的に接続したりする方法等については、上述した方法を用いればよい。極板群4等の構造についても、同様であればよい。
上記製造方法において、締結リング3と有底缶2a,2bとを嵌合させる方法は特に限定されない。例えば、締結リング3の周面の形状と、有底缶2a,2bの開口端部の周面の形状とが嵌合するように予め設定しておけばよい。また、有底缶2a又は有底缶2bを縮径させることによって、締結リング3と有底缶2a又は有底缶2bの開口端部とを嵌合させてもよい。縮径させる有底缶は、有底缶2a及び有底缶2bのいずれであってもよいが、工程(iii)において締結リング3と嵌合させる有底缶(図23Cの場合は有底缶2a)であることが好ましい。
次に、本発明の電池パックの製造方法の一例について、主に図18を参照して説明する。
本発明の電池パックの製造方法は、(x)複数の電池1を、隣り合う電池1の端面同士が突き合うように配置する工程と、(y)前記端面同士を電気的に接続することによって、隣り合う電池1を直列接続する工程とを含む。
工程(x)において、隣り合う電池1の端面同士が突き合うように配置する方法は特に限定されない。配置する電池1の数等も任意に設定すればよい。
工程(y)において、隣り合う電池1の端面同士を電気的に接続する方法も特に限定されない。例えば、隣り合う電池1の端面同士を溶接することによって、上記端面同士を電気的に接続してもよい。
また、本発明の電池パックの製造方法では、工程(x)において、隣り合う電池1の端面間に導電性を有するプレート24(図20参照)を更に配置することによって、プレート24を介して上記端面同士が突き合うように複数の電池1を配置し、工程(y)において、プレート24を介して突き合てられている一方の電池1の端面とプレート24の一方の主面とを溶接し、他方の電池1の端面とプレート24の他方の主面とを溶接することによって、上記端面同士を電気的に接続してもよい。
工程(y)において、溶接の方法は特に限定されず、例えば、レーザー溶接を用いればよい。また、電池1の端面及び/又はプレート24の主面に凸部が形成されている場合は、プロジェクション溶接を用いてもよい。
本発明の電池は、例えば、アルカリマンガン電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の様々な一次電池、二次電池に適用することができる。
本発明の電池の一例を示す模式図である。 図1の電池の模式断面図である。 図2の電池における領域IIの拡大図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 A〜Dは、本発明の電池に用いる集電体の例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 A,Bは、本発明の電池の一例における締結リングを含む領域の拡大図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池の一例を示す模式図である。 本発明の電池パックの一例を示す模式図である。 本発明の電池パックの一例を示す模式図である。 本発明の電池パックの一例を示す模式図である。 A〜Fは、本発明の電池パックに用いるプレートの例を示す模式図である。 本発明の電池パックの一例を示す模式図である。 A〜Dは、本発明の電池の製造方法の一例を示す模式工程図である。 本発明の電池の製造方法に用いる極板群の一例を示す模式図である。 従来の電池の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 電池
2,2a,2b 有底缶
3 締結リング
4 極板群
5 正極
6 負極
7 セパレータ
8 樹脂層
9 金属層
10 当接部
11,11a,11b 集電体
12 貫通孔
13 Oリング
14,25 凸部
15 ベルト
21 電池パック
22 プラス端子
23 マイナス端子
24 プレート
26 接続リング
31,33 雄ネジ部
32 雌ネジ部
121 薄膜

Claims (59)

  1. 一対の円筒状の有底缶と、前記一対の有底缶の各開口端部を連結する締結リングと、前記連結された一対の有底缶の内部に収容された、一対の電極を含む発電要素とを含み、
    一方の前記有底缶が一方の前記電極と電気的に接続され、
    他方の前記有底缶が他方の前記電極と電気的に接続され、
    前記締結リングにおける、一方の前記有底缶に接する領域と他方の前記有底缶に接する領域とが電気的に絶縁されている電池。
  2. 前記締結リングの周面及び前記有底缶の開口端部の周面にネジ部が形成されており、
    前記有底缶のネジ部と前記締結リングのネジ部とが螺合することによって、前記締結リングを介して前記一対の有底缶が連結されている請求項1に記載の電池。
  3. 前記発電要素は、セパレータと前記セパレータを狭持する正極及び負極とを含む極板群と、電解質とを含み、
    前記極板群は、捲回されている請求項1に記載の電池。
  4. 前記締結リングの内周面に雌ネジ部が形成されており、
    前記有底缶の開口端部の外周面に雄ネジ部が形成されており、
    前記雌ネジ部と前記雄ネジ部とが螺合することによって、前記締結リングを介して前記一対の有底缶が連結されている請求項2に記載の電池。
  5. 前記電極と前記有底缶の底部とが電気的に接続されている請求項1に記載の電池。
  6. 前記電極と前記有底缶の底部とは、溶接及びロウ付けから選ばれる少なくとも一方によって電気的に接続されている請求項5に記載の電池。
  7. 前記電極と前記有底缶の底部との間に配置された集電体を更に含み、
    前記電極と前記集電体とが電気的に接続され、前記集電体と前記有底缶の底部とが電気的に接続されている請求項1に記載の電池。
  8. 前記集電体と前記有底缶の底部とは、溶接及びロウ付けから選ばれる少なくとも一方によって電気的に接続されている請求項7に記載の電池。
  9. 前記集電体は、バーリング集電体及び皿バネ型集電体から選ばれる少なくとも一方の集電体である請求項7に記載の電池。
  10. 前記一対の有底缶は、深さが互いに異なる請求項1に記載の電池。
  11. 少なくとも一方の前記有底缶の底部に貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔は、封止されている請求項1に記載の電池。
  12. 前記貫通孔は、安全弁を含む蓋部、及び薄膜から選ばれる少なくとも一方によって封止されている請求項11に記載の電池。
  13. 前記締結リングに貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔は、封止されている請求項1に記載の電池。
  14. 前記貫通孔は、安全弁を含む蓋部、及び薄膜から選ばれる少なくとも一方によって封止されている請求項13に記載の電池。
  15. 前記締結リングにおける前記一対の有底缶と接触している領域は、樹脂からなる請求項1に記載の電池。
  16. 前記締結リングは、樹脂からなる請求項15に記載の電池。
  17. 前記締結リングは、金属層と樹脂層とを含む構造を有し、
    前記締結リングにおける、一方の前記有底缶と接触している領域と他方の前記有底缶と接触している領域とは、前記樹脂層によって電気的に絶縁されている請求項1に記載の電池。
  18. 前記締結リングは、環状の当接部を有しており、
    前記一対の有底缶の開口端は、前記当接部を介して突き合てられている請求項1に記載の電池。
  19. 前記当接部と、前記一対の有底缶の開口端のうち少なくとも一方との間に配置された封止部材を更に含み、
    前記一対の有底缶の開口端は、前記当接部及び前記封止部材を介して突き合てられている請求項18に記載の電池。
  20. 前記封止部材は、弾性体からなり、かつ所定の圧縮率で圧縮された状態で配置されている請求項19に記載の電池。
  21. 前記有底缶の前記ネジ部及び前記締結リングの前記ネジ部は、テーパーネジである請求項2に記載の電池。
  22. 前記極板群の最外周は、前記セパレータである請求項3に記載の電池。
  23. 前記極板群は、電気絶縁性材料で被覆されている請求項3に記載の電池。
  24. 少なくとも一方の前記有底缶の底部の外面に、凸部及び凹部から選ばれる少なくとも一方が形成されている請求項1に記載の電池。
  25. 前記締結リングは、外形が多角形状である請求項1に記載の電池。
  26. 前記締結リングと前記有底缶の開口端部とを嵌合することによって、前記締結リングを介して前記一対の有底缶が連結されている請求項1に記載の電池。
  27. 前記締結リングの外周面に、前記締結リングの内周方向に力を加えるための束帯が更に配置されている請求項26に記載の電池。
  28. 少なくとも一方の前記有底缶は、縮径されている請求項26に記載の電池。
  29. 請求項1に記載の電池を複数含み、
    前記複数の電池を直列接続した構造を有する電池パック。
  30. 隣り合う前記電池の端面同士を突き合わせることによって、前記複数の電池が直列接続している請求項29に記載の電池パック。
  31. 隣り合う前記電池の端面同士は、溶接されている請求項30に記載の電池パック。
  32. 前記電池の端面に凸部が形成されており、
    隣り合う前記電池は、前記凸部を介して直列接続している請求項29に記載の電池パック。
  33. 隣り合う前記電池の端面間に配置された導電性を有するプレートを更に含み、
    隣り合う前記電池は、前記プレートを介して直列接続している請求項29に記載の電池パック。
  34. 前記プレートの少なくとも一方の主面に凸部が形成されている請求項33に記載の電池パック。
  35. 前記端面と前記プレートとが溶接されている請求項33に記載の電池パック。
  36. (i)第1の有底缶の開口端部と締結リングとを連結する工程と、
    (ii)前記第1の有底缶の内部に、一対の電極を含む極板群を収容する工程と、
    (iii)前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングと第2の有底缶の開口端部とを連結させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程とを含み、
    (a)前記第1の有底缶と一方の前記電極とを電気的に接続する工程と、
    (b)前記第2の有底缶と他方の前記電極とを電気的に接続する工程とを更に含む電池の製造方法。
  37. 前記工程(i)は、前記第1の有底缶の前記開口端部の外周面に形成された雄ネジ部と、前記締結リングの内周面に形成された雌ネジ部とを螺合させることによって前記第1の有底缶と前記締結リングとを連結する工程であり、
    前記工程(iii)は、前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングの前記雌ネジ部と、前記第2の有底缶の前記開口端部の外周面に形成された雄ネジ部とを螺合させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程である請求項36に記載の電池の製造方法。
  38. 前記極板群は、セパレータと前記セパレータを狭持する正極及び負極とを含み、かつ、捲回されている請求項36に記載の電池の製造方法。
  39. 前記極板群の最外周は、前記セパレータである請求項38に記載の電池の製造方法。
  40. (c)前記第1の有底缶及び前記第2の有底缶から選ばれる少なくとも一方の前記有底缶の内部と前記極板群との間に集電体を配置する工程を更に含む請求項36に記載の電池の製造方法。
  41. 前記工程(ii)において、前記極板群に含まれる前記一方の電極と前記第1の有底缶の内部とが接するように、前記極板群を収容する請求項36に記載の電池の製造方法。
  42. 前記工程(ii)の前に、(d)前記第1の有底缶の内部に集電体を配置する工程を更に含み、
    前記工程(ii)において、前記集電体と前記極板群に含まれる前記一方の電極とが接するように前記極板群を収容する請求項36に記載の電池の製造方法。
  43. 前記極板群の一方の端部には、前記極板群に含まれる前記一方の電極に接するように集電体が予め配置されており、
    前記工程(ii)において、前記集電体と前記第1の有底缶の内部とが接するように前記極板群を収容する請求項36に記載の電池の製造方法。
  44. 前記極板群の一方の端部には、前記極板群に含まれる前記一方の電極に接するように第1の集電体が予め配置されており、
    前記極板群の他方の端部には、前記極板群に含まれる前記他方の電極に接するように第2の集電体が予め配置されており、
    前記工程(ii)において、前記第1の集電体と前記第1の有底缶の内部とが接するように前記極板群を収容し、
    前記工程(iii)において、前記第2の集電体と前記第2の有底缶の内部とが接するように前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する請求項36に記載の電池の製造方法。
  45. 前記工程(iii)において、前記極板群に含まれる前記他方の電極と前記第2の有底缶の内部とが接するように前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する請求項36に記載の電池の製造方法。
  46. 前記工程(ii)と前記工程(iii)との間に、(e)前記第1の有底缶の開口から、前記極板群に含まれる前記他方の電極に接するように集電体を配置する工程を更に含み、
    前記工程(iii)において、前記集電体と前記第2の有底缶の内部とが接するように前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する請求項36に記載の電池の製造方法。
  47. 前記工程(a)及び前記工程(b)から選ばれる少なくとも一方の工程は、(f)前記電極と前記有底缶の内部とをロウ付けする工程を含む請求項36に記載の電池の製造方法。
  48. 前記工程(a)及び前記工程(b)から選ばれる少なくとも一方の工程は、(g)前記電極と前記有底缶の内部とを溶接する工程を含む請求項36に記載の電池の製造方法。
  49. 前記工程(g)は、レーザー溶接及び抵抗溶接から選ばれる少なくとも一方によって行われる請求項48に記載の電池の製造方法。
  50. (c)前記第1の有底缶及び前記第2の有底缶から選ばれる少なくとも一方の前記有底缶の内部と前記極板群との間に集電体を配置する工程を更に含み、
    前記工程(a)及び前記工程(b)から選ばれる少なくとも一方の工程は、(h)前記集電体と、前記極板群とともに前記集電体を狭持している前記有底缶の内部とをロウ付けする工程を含む請求項36に記載の電池の製造方法。
  51. (c)前記第1の有底缶及び前記第2の有底缶から選ばれる少なくとも一方の前記有底缶の内部と前記極板群との間に集電体を配置する工程を更に含み、
    前記工程(a)及び前記工程(b)から選ばれる少なくとも一方の工程は、(j)前記集電体と、前記極板群とともに前記集電体を狭持している前記有底缶の内部とを溶接する工程を含む請求項36に記載の電池の製造方法。
  52. 前記工程(j)は、レーザー溶接及び抵抗溶接から選ばれる少なくとも一方によって行われる請求項51に記載の電池の製造方法。
  53. 前記工程(i)は、前記第1の有底缶の前記開口端部の外周面に形成された雄ネジ部と、前記締結リングの内周面に形成された雌ネジ部とを螺合させることによって前記第1の有底缶と前記締結リングとを連結する工程であり、
    前記工程(ii)において前記第1の有底缶の内部に収容される前記極板群は、セパレータと前記セパレータを狭持する正極及び負極とを含み、かつ、捲回されており、
    前記工程(iii)は、前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングの前記雌ネジ部と、前記第2の有底缶の前記開口端部の外周面に形成された雄ネジ部とを螺合させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程であり、
    前記工程(ii)において収容される前記極板群の捲回方向は、前記工程(iii)において前記第2の有底缶を回動させる向きと同一である請求項36に記載の電池の製造方法。
  54. 前記工程(i)は、前記第1の有底缶の前記開口端部の外周面に形成された雄ネジ部と、前記締結リングの内周面に形成された雌ネジ部とを螺合させることによって前記第1の有底缶と前記締結リングとを連結する工程であり、
    前記工程(ii)において前記第1の有底缶の内部に収容される前記極板群は、セパレータと前記セパレータを狭持する正極及び負極とを含み、かつ、捲回されており、
    前記工程(iii)は、前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングの前記雌ネジ部と、前記第2の有底缶の前記開口端部の外周面に形成された雄ネジ部とを螺合させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程であり、
    前記工程(ii)において収容する前記極板群の最外周に位置する前記電極は、前記工程(b)において前記第2の有底缶と電気的に接続される前記他方の電極である請求項36に記載の電池の製造方法。
  55. 前記工程(i)は、前記第1の有底缶の前記開口端部と前記締結リングとを嵌合させることによって前記第1の有底缶と前記締結リングとを連結する工程であり、
    前記工程(iii)は、前記締結リングにおける前記第1の有底缶と連結した側とは反対側から、前記締結リングと、前記第2の有底缶の前記開口端部とを嵌合させることによって、前記締結リングを介して前記第1の有底缶と前記第2の有底缶とを連結する工程である請求項36に記載の電池の製造方法。
  56. 前記第2の有底缶を縮径させることによって、前記締結リングと前記第2の有底缶の開口端部とを嵌合させる請求項55に記載の電池の製造方法。
  57. 複数の電池を直列接続した構造を有する電池パックの製造方法であって、
    (x)複数の電池を、隣り合う前記電池の端面同士が突き合うように配置する工程と、
    (y)前記端面同士を電気的に接続することによって、隣り合う前記電池を直列接続する工程とを含み、
    前記電池は、請求項1に記載の電池であることを特徴とする電池パックの製造方法。
  58. 前記工程(y)において、隣り合う前記電池の前記端面同士を溶接することによって前記端面同士を電気的に接続する請求項57に記載の電池パックの製造方法。
  59. 前記工程(x)において、隣り合う前記電池の端面間に導電性を有するプレートを更に配置することによって、前記プレートを介して前記端面同士が突き合うように複数の前記電池を配置し、
    前記工程(y)において、前記プレートを介して突き合てられている一方の前記電池の前記端面と前記プレートの一方の主面とを溶接し、他方の前記電池の前記端面と前記プレートの他方の主面とを溶接することによって、前記端面同士を電気的に接続する請求項57に記載の電池パックの製造方法。
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