JP2005276102A - コイン自動整列補給装置及びそれに用いるコイン保留装置の補助カバー - Google Patents

コイン自動整列補給装置及びそれに用いるコイン保留装置の補助カバー Download PDF

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Abstract

【課題】所定の保留部に、所定金種のコインを所定数、スピーディに積み上げて保留できるコイン自動整列補給装置を提供する。
【解決手段】筒状のコイン保留部を複数並列したコイン保留装置にコインを自動的に補給するコイン自動整列補給装置において、コインをバラ積み状態で保留する金種毎のコインホッパ312、前記コインホッパの下方に位置し、上部が前記コインホッパの所定の出口に接続され、かつ、下部が前記コイン保留装置の所定の保留部に接続されたシュート部306、前記コインホッパと前記シュート部を内蔵する箱形のカバー302、前記シュート部の下方の所定位置に選択的に位置可能に設けた前記コイン保留装置を保持する保持部309、前記各コインホッパのコイン払出数を制御する制御部、とを備えるコイン自動整列補給装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、コインを金種毎に積み重ねて保留するコイン保留装置に自動的にコインを補給するためのコイン自動整列補給装置に関する。
詳しくは、バラ積みしたコインを一枚ずつ自動的にコイン保留装置の所定金種の保留部に所定数のコインを自動的に補給するためのコイン自動整列補給装置に関する。
さらに、コイン自動整列補給装置から供給されるコインをコイン保留装置に確実に積み重ねるための補助カバーに関する。
なお、本明細書で使用する「コイン」は、コイン、ゲーム機のトークン等を包含する。
釣り銭を効率的に正確に払い出すため、図14に示すコイン保留装置が使用されている。
すなわち、このコイン保留装置10に金種毎に所定数積み重ねて保留し、釣り銭払出機に装着し、使用する(例えば、国際公開特許公報WO03/015038A2参照)。
このコイン保留装置10は、コインの直径よりも僅かに大きい直径を有し、縦方向に伸び、かつ、側壁の一部が縦方向に開口12した保留部14が複数並列された本体16と、前記縦方向の開口12を閉じ、かつ、保留部14の上部開口18を閉じるよう本体16の案内溝20挿入することにより着脱可能なカバー22を備えている。
このカバー20の下端24と本体16の底部26との間にコイン一枚分の隙間があり、また、本体16の背面に形成した開口(図示せず)に突き出し部材が出入りし、最も下のコインが一枚ずつ突き出されるようになっている。
したがって、所定金種の突き出し数を指示することにより、所定金種のコインが所定数払い出される。
この保留部14へのコインの補給は、同一金種を所定数棒状にシートで包んだコイン塊を該当する金種の保留部に上部開口18から挿入する。
その後、包装したシートを除去することにより、所定数のコインを補給している。
この補給作業は、手作業であり、作業効率が低かった。
この補給作業を効率化するため、金種が混在したコインをトレイに投入し、その投入されたコインを回転ディスクによって一個ずつ区分けし、区分けしたコインを対応する円筒状の保留部に保留することが考えられる(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
米国特許第4275751号(図1―図4、第6―8頁) 米国特許第3590833号(図1及び図4、第4―7頁)
前記従来技術は、各種金種が混在して投入されるため、その区分け用の装置が必要であり、小型化することが出来なかった。
また、金種が混在しているため、金種判別を電気的または機械的に一個ずつ行うため、その補給はシリーズで行われ、所定数のコインを速やかに整列することが出来ない問題がある。
本発明の第1の目的は、所定の保留部に、所定金種のコインを所定数、スピーディに積み上げて保留できるコイン自動整列補給装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、コイン自動整列補給装置を小型化することである。
本発明の第3の目的は、コイン自動整列補給装置を用いて自動的にコインを保留部に整列補給するに際し、保留部にスムースに保留できるコイン保留装置の補助カバーを提供することである。
これらの目的を達成するため、本発明のコイン自動整列補給装置は以下のように構成される。
筒状のコイン保留部を複数並列したコイン保留装置にコインを自動的に補給するコイン自動整列補給装置において、コインをバラ積み状態で保留する金種毎のコインホッパ、前記コインホッパの下方に位置し、上部が前記コインホッパの所定の出口に接続され、かつ、下部が前記コイン保留装置の所定の保留部に接続されたシュート部、
前記コインホッパと前記シュート部を内蔵する箱形のカバー、前記シュート部の下方の所定位置に選択的に位置可能に設けた前記コイン保留装置を保持する保持部、前記各コインホッパのコイン払出数を制御する制御部、とを備えるコイン自動整列補給装置である。
この構成において、コインホッパは、保留しているコインを一個ずつシュートの上部に払い出す。
シュートの上部に落下したコインは、シュート上を滑り下り、シュート下部からコイン保留装置の相対する保留部に上部開口から落下する。
落下したコインは、保留部の底に支えられ、ほぼ水平に保留される。
所定の時間間隔でコインホッパから払い出されるコインは、前述のようにシュートにガイドされて保留部に落下し、順次積み重なる。
コインホッパは所定数のコインを払い出した場合、制御部によって停止される。
これにより、保留部に所定数のコインが積みあがって保留される。
したがって、保留装置の所定の保留部に所定金種のコインが所定数自動的に補給されるので、補給のための時間及び手間が大幅に削減される効果がある。
さらに、シュート部の下方の所定位置にコイン保留装置を保持する保持部が選択的に配置されるので、コインホッパ及びシュート部を内蔵するカバーのサイズは可及的に小型にできる。
請求項2の発明は、前記保持部が、前記カバーに取り付けられた選択取付装置によって前記シュート部の下方に位置する補給位置と前記シュート部に並列した待機位置に選択的に位置可能である請求項1のコイン自動整列補給装置である。
この構成において、コイン保留装置を装着する保持部が前記カバーに対し選択取付装置によって補給位置と待機位置に移動可能であり、カバーに一体化されているので、紛失の恐れがなく、さらに、コインをコイン保留装置に補給しない場合、シュート部に並列する待機位置に保持できるので、装置を小型にすることができる。
請求項3の発明は、前記コインホッパは、傾斜ベースと回転ディスクを含み、コインの払出口が傾斜ベースの上位側にあり、前記払出口に続いて上下方向に延びるガイド通路が前記傾斜ベースと並列に配置され、前記ガイド通路の下端部は、前記シュート部の上方に位置する請求項1のコイン自動整列補給装置である。
この構成において、コインは回転ディスクによって傾斜ベースの上位側にある払出口から払い出される。
これにより、払出口の下方にほぼ垂直に伸びるガイド通路を傾斜ベースに並置することができる。
この構成により、ガイド通路においてコインの姿勢をほぼ一定にすることができるので、シュート部でのコイン姿勢を毎回均一にすることができる。
これにより、シュート部におけるコイン姿勢が毎回同一になるので、コインの滑り落ち速度がほぼ均一になり、コイン保留装置にコインを水平に積み上げることができる。
さらに、ガイド通路が垂直であるため、装置を小型化できる利点がある。
請求項4の発明は、前記ガイド通路の払出口に相対した位置に、緩衝体を揺動可能に垂下した請求項3のコイン自動整列補給装置である。
この構成において、払出口から投出されたコインは緩衝体に衝突してそれを移動させることにより運動エネルギーを減衰されるため、ほぼ下方に落下する。
この落下時、コインはガイド通路の壁面に案内されてほぼ垂立状態になるため、落下姿勢は毎回ほぼ一定になる。
したがって、シュート部に移動する際、コインの姿勢は毎回同一であるので、シュート部でのコイン姿勢が安定し、結果としてコインの整列がスピーディに行われる利点がある。
請求項5の発明は、筒状のコイン保留部を複数並列したコイン保留装置、前記コイン保留装置の下端部開口を閉止し、かつ、前記コイン保留装置の上端部上方に位置して前記シュート部の下部の側方に位置するカバーを含み、前記カバーが前記コイン保留装置に着脱可能であるコイン補給装置用のコイン自動整列補給装置の補助カバーである。
この構成において、前記補助カバーがコイン保留装置に装着された後、そのコイン保留装置をコイン整列補給装置の保持部に装着するので、コインホッパから払い出され、シュートを滑り落ちたコインは、まずカバーの上部に衝突して案内された後、保留部に落下する。
保留部の下端部開口はカバーの下部によって閉止されているため、保留部に落下したコインは、下端部開口から飛び出すことがない。
したがって、コインホッパから払い出されたコインは、カバーのサポートを受けてコイン保留部に水平状態に積み重なって保留される利点を有する。
本発明の最良の形態は、筒状のコイン保留部を複数並列したコイン保留装置にコインを自動的に補給するコイン自動整列補給装置において、コインをバラ積み状態で保留する金種毎のコインホッパ、前記コインホッパの下方に位置し、かつ、上部が前記コインホッパの所定の出口に接続され、かつ、下部が前記コイン保留装置の所定の保留部に相対されたシュート部、傾斜ベースと回転ディスクを含み、コインの払出口が傾斜ベースの上位側にある前記コインホッパ、前記払出口に続いて上下方向に延び前記傾斜ベースと並列に配置され、かつ、下端部が前記シュート部の上方に位置するガイド通路、前記ガイド通路の払出口に相対した位置に揺動可能に垂下した板状体、前記コインホッパと前記シュート部を内蔵する箱形のカバー、前記シュート部の下方の所定位置に前記コイン保留装置を保持する保持部、前記保持部が、前記カバーに取り付けられた選択取付装置によって前記シュート部の下方に位置する補給位置と前記シュート部に並列した待機位置に選択的に位置可能であり、前記各コインホッパのコイン払出数を制御する制御部、を備えるコイン自動整列補給装置である。
図1は、実施例のコイン自動整列補給装置(待機状態)の斜視図である。
図2は、上側の蓋を開放し、かつ、保持部を補給位置に移動した状態の実施例のコイン自動整列補給装置の斜視図である。
図3は、実施例のコイン自動整列補給装置(補給状態)の正面図である。
図4は、上側の蓋を除去した状態の実施例のコイン自動整列補給装置の平面図である。
図5は、実施例のコイン自動整列補給装置のシュート部の平面図である。
図6は、図3におけるA―A線断面図である。
図7は、実施例のコイン自動整列補給装置に用いるコインホッパの回転ディスクの中心を通る縦断面図である。
図8は、実施例の保留装置の補助カバーの斜視図である。
図9は、実施例の選択取付装置の正面側からの分解斜視図である。
図10は、実施例の選択取付装置の背面側からの分解斜視図である。
図11は、実施例の制御装置及びコインホッパの制御装置のブロック回路である。
図12は、実施例の制御装置の作用説明用のメインフローチャートである。
図13は、実施例のコインホッパの作用説明用のフローチャートである。
本実施例は、米国通貨の25セントコイン、10セントコイン、5セントコイン及び1セントコインの整列補給装置の例である。
図2に示すように、コイン整列補給装置300は、金種毎に設けられ、かつ、バラ積みに保留したコインを払い出すコインホッパ部304、コインホッパ部304の下方に位置し、コインホッパ部304から払い出されたコインをそれぞれ案内するシュート部306およびシュート部306の下方に位置し、かつ、シュート部306を滑り降りるコインを受け入れるコイン保留装置308を保持する保持部309とを含んでいる。
コインホッパ部304及びシュート部306は、箱形のカバー302内に配置されている。
カバー302の前壁の開口310に相対して保持部309が選択的に位置可能に配置されている。
保持部309が選択的に位置されるため、コイン整列補給装置300は可及的に小型化できる。
まず、コインホッパ部304の構造を説明する。
コインホッパ部304には、バラ積み状態に保留したコインを一個ずつ区分けして払い出すコインホッパ312が少なくとも払い出す金種数に対応して配置されている。
したがって、本実施例においては4金種であるので、少なくとも4個のコインホッパ312が配置される。
しかし、本実施例においては、一金種を複数の保留部において保留するため、8個のコインホッパ312(同一数字にAからHを付加)が配置してある。
これらコインホッパ312Aから312Hは、全て同一構造であるので図7を参照して説明する。
所定の間隔で並置された左フレーム311L及び右フレーム311R、傾斜状態で左右フレーム311L及び311Rに固定されたベース313、ベース313の上面に取り付けられた筒型のコインをバラ積み状態で保留する矩形のボウル314、そのボウル314の下部の円形孔315内で電気モータ316によって回転される回転ディスク318、ベース313の傾斜の上位側の円形孔315の側方に開口した払出口319及び払出口319に隣接配置したコインセンサ320を有している。
コインホッパ312として、米国デザイン特許第423589号に開示されるコインホッパを用いることが好ましい。
払出口319に相対して上下方向に延びるガイド通路317を形成するチャンネル形のダクト321が左右フレーム311L、311Rに着脱可能に取り付けられている。
ダクト321のベース313に連なる壁面は、払出口319側から第1の角度で下降する第1斜面323、第1斜面323に続いて第1斜面323よりも大きな第2角度で下降する第2斜面325及び第2斜面325に続いてほぼ垂直に下方に延びる第1垂直面327を含んでいる。
これらに相対する面はほぼ垂直に伸びる第2垂直面329であり、第1垂直面327とコインの厚みの3から5倍の間隔で配置され、それらの間の下端が落下口331である。
ダクト321の幅は、図4に示すようにコインホッパ312の幅の約二分の一であり、使用される金種の最大コイン径の二倍以下の範囲、好ましくは最大コイン径の約1.5倍の幅で形成されている。
したがって、コインホッパ312とダクト321とは一体化されている。
また、図4に示すように、コインホッパの前列324Fの払出口319Fと後列324Bの払出口319Bとが向かい、かつ、横方向にずらすことにより、ダクト321が僅かにオーバーラップして配置されている。
換言すれば、図6に示すように、ガイド通路317がオーバーラップして配置されている。
このように、ダクト321をホッパ列324Fと324Bの列方向にずらして近接配置することにより、カバー302の幅を可及的に狭くできる。
また、前列324Fと後列324Bのダクト321を僅かにオーバーラップすることにより、カバー302の奥行寸法を短縮できる。
さらに、ガイド通路317を一列に配置することにより、その下方のシュートの入り口を一列に配置できるので、製作しやすい利点がある。
なお、実施例のコインホッパ312の回転ディスク318は、通孔322を4個以上有する。
通孔322が多い場合、コインが極めて短時間間隔で払い出されるため、積み重なって整列しない恐れがある。
この恐れを解消するため、モータ316の出力軸と回転ディスク318との間に配置される減速機321の減速比を大きくし、回転速度を低速にすることが好ましい。
コインが払い出される時間間隔を大きくすることにより、コインが保留部14において水平に整列する時間を簡単な構造で確保することができる。
この実施例において、統計的な金種別の消費量に応じてコイン保留装置308に金種別に保留するため、一金種で少なくとも2つの保留部が用意されている。
このため、コインホッパ312は図4に示すように、312Aから312Hの8個設けられ、四個ずつ前後に二列に所定の間隔で配置されている(保留される金種は、コインホッパ312のそれぞれに記入されている。)。
図6に示すように、前列324Fのコインホッパ312Aから312Dのコイン払出口319Fと後列324Bのコインホッパ312Eから312Hのコイン払出口319Bは、向かい合って配置され、図4に示すように整列方向にずれて配置されている。
前列324Fのコインホッパ312Aには25セントコイン、コインホッパ312B及び312Cには1セントコイン及びコインホッパ312Dには10セントコインがバラ積み状態で保留される。
後列324Bのコインホッパ312Eには10セントコイン、コインホッパ312Fには1セントコイン、コインホッパ312Gには5セントコイン、コインホッパ312Hには25セントコインがバラ積み状態で保留される。
図1に示すように、カバー302の天板302Tには、各コインホッパにコインを補給するため、各コインホッパ312Aから312Hのボウル314の上部開口に相対して蓋328Aから328Hがピボット運動により開閉可能に設けられている。
図6に示すように、前列324Fのコインホッパ312Aから312Dは、カバー302の上下方向の中間部に水平に配置された中間第1ベース330に固定され、後列324Bのコインホッパ312Eから312Hは同様に配置された中間第2ベース332に固定されている。
中間第1ベース330と中間第2ベース332は、所定の間隔333で並置され、中間第2ベース332は後述のベース396に固定されている。
なお、コインホッパ312は、コインを一個ずつ払い出す機能を有する回転ディスク318を用いない方式を用いることができる。
次にシュート部306を説明する。
シュート部306は、各コインホッパ312の払出口319F及び326Bの下方に位置し、各コインホッパ312から一個ずつ払い出されたコインを重力により落下させつつコイン保留装置308の所定の保留部14に個別に案内する機能を有している。
シュート部306は、前記ダクト321、コインホッパ312から払い出されたコインの勢いを減衰する緩衝装置336及びその緩衝装置336を経由して落下するコインをスライドさせて案内するスライド部338を含んでいる。
図6に示すように、スライド部338は、第1の角度で傾斜する上側シュート部340及び第1角度よりも小さな第2角度で傾斜する下側シュート部342により構成されている。
上側シュート部340は、前列324Fと後列324Bとの間の落下口331の下方に位置してコインを受け入れる。
図5に示すように、上側シュート部340は、一枚のシュート板348に所定の間隔で垂直に立てられた隔壁360によって8つに区分けされ、上下方向に伸びる通路である。
上側シュート部340の上端部は、ダクト321の落下口331の真下に位置し、それと同様の幅と奥行きを有し、落下口331から落下するコインを受け入れる。
下側シュート部342は、上端部が上側シュート部340の下方に位置し、下端部が前列324Fの下方に位置して斜め下方に伸びるシュート板348、及び、隔壁360によって形成された案内溝を有する。
換言すれば、各コインホッパ312Aから312Hに個別に対応して案内溝362Aから362Hが設けられている。
下側シュート部342のシュート板348は、水平線に対し約25度傾斜しているが、20度から40度の範囲で設定することが好ましい。
この傾斜角度が40度を超える場合、コインの落下速度が大きく、保留部14での整列がうまく行われず、20度よりも小さい場合、コインの落下速度が小さく、自重で滑り落ちない恐れがあり、さらに、装置が大きくなるからである。
下側シュート部342における案内溝362Aから362Hの上端部は、上側シュート部340に連続し、それとほぼ同じ幅であり、下端部は、コイン保留装置308における対応する保留部14の上側に位置している。
換言すれば、図5に示すように案内溝362A、362E、362B、362Fと案内溝362H、362D、362G、362Cは、ダクト321の下位に位置し、かつ、中央を境に左右対称に形成されている。
次に緩衝装置336を説明する。
緩衝装置336は、コインホッパ312から払い出されたコインの勢いを減衰する機能を有している。
緩衝装置336は、簡単な構造で最大の効果を得るため、ガイド通路317の上部に第1緩衝装置363が配置されている。
第1緩衝装置363は、全て同一構造のため、図7を参照して説明する。
第1緩衝装置363は、ダクト321の上端部に取り付けた第1軸364にガイド通路317をほぼ横断する板状の第1緩衝体366の上端部がピボット可能に取り付けられている。
第1軸364は、水平であって、コインホッパ312からのコインの払出方向に対しほぼ直交するように配置されている。
第1緩衝体366は、通常、図7に示すように自重により僅かに傾斜し、かつ、その下端部が第2斜面325とほぼコイン1枚の厚さ分離れた状態で静止している。
例えばコインホッパ312から払い出されたコインは、ベース313が上向きのため上向きに払い出される。
しかし、直ぐに失速して前下がり状態で第1緩衝体366に衝突する。
第1緩衝体366との衝突により勢いが減衰されたコインは、第1緩衝体366の下端により第2斜面325に押し付けられつつ滑り落ち、第2垂直面329に鈍角で衝突する。
衝突したコインは、下向きに転向され、ガイド通路317をほぼ垂直状態で落下する。
次に第2緩衝装置370を図6を参照して説明する。
上側シュート部340の案内溝362Aから362Hのそれぞれに、第2緩衝装置370が配置されている。
第2緩衝装置370は、全て同一構造である。
第2緩衝装置370は、隔壁360の上端部に両端を支持された第2軸372に案内溝362をほぼ横断する板状の第2緩衝体374の上端部がピボット可能に取り付けられている。
第2軸372は、水平に配置されている。
第2緩衝体374は、通常、図6に示すように僅かに傾斜し、かつ、その下端部が上側シュート板348からほぼコインの厚み一枚部離れた状態で静止している。
ガイド通路317をほぼ垂直状態で落下するコインの先端は、上側シュート部340のシュート板348に衝突し、図6において左方へ転向された直後、第2緩衝体374に衝突し、勢いが減衰され、さらに、第2緩衝体374の下端によりシュート板348に押し付けられる。
結果、コインは下側シュート部342においてシュート板348に面接触しつつ滑り落ちる。
換言すれば、コインが勢いよく払い出されることによるシュート部306でのコインの暴れを抑制し、コインが所定の角度でコイン保留部308に達することができる。
なお、第1緩衝装置363により十分コインの暴れを防止できる場合、第2緩衝装置370は、配置されないことができる。
次にコイン保留装置308を図8を参照して説明する。
コイン保留装置308は、金種毎にコインを一列に積み重ねて保留する保留部14を有する。
実施例において、板状の補助カバー382の左右端部を従来公知の本体16の左右のスライド溝20(右側のスライド溝は図示せず)に挿入して装着する。
この補助カバー382は、コイン払出用の下部開口26を除いて本体の側部開口12を覆っている。
側部開口12側に位置し、かつ、本体16よりも上方に伸び、かつ、各保留部14の延長に凹部390を形成した側壁388が補助カバー382の上端部に一体に成形されている。
側壁388の下側シュート部342側の下端部は、断面が三角形のリブ389(図6参照)によって接続されている。
コインは、リブ389の上側の斜面391によって案内され、保留部14に落下する。
補助カバー382は、樹脂によって一体成型され、安価に製造される。
本体16に補助カバー382を装着して一体化し、コイン保留装置308を組み立てる。
この組み立て状態において、凹部390は保留部14の上位に連続して位置し、保留部14と凹部390が一つの円柱を形成している。
コイン保留装置308は保持部309に装着され、その位置でコインの補充を受ける。
次に保持部309を主に図1、9及び10を参照して説明する。
保持部309は、コイン保留装置308を所定の位置に保持する機能及び待機位置と補給位置に選択的に位置する機能を有している。
したがって、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
保持部309は、矩形凹部392を形成したスライドベース394の下端部の水平底部396、縦壁404、コイン保留装置308の位置規制体398、下部サポータ406及び可動ホルダ408、410を含んでいる。
位置規制体398は、水平底部396に固定されており、上向き凹部400及び後壁402を有する。
コイン保留装置308は、その下端部を位置規制体398の上向き凹部400と後壁402との間に填め込み、前後方向及び左右方向の位置決めがなされる。
この状態において、下部開口26は位置規制体398によって閉じられる。
また、本体16の背面をスライドベース394の縦壁404に固定した横長矩形の下部サポータ406にあてがって、下部の前後方向の位置決めをしている。
次に可動ホルダ408、410を説明する。
可動ホルダ408、410は、本体16の中間部を縦壁404の中間に配置したピボット運動可能な左右のフック状の可動ホルダ408及び410によって保持することにより、コイン保留装置308を所定位置に保持する機能を有する。
可動ホルダ408及び410は、左右対称であるため、可動ホルダ408を代表して説明する。
図1に示すように、縦壁404の中間部に矩形の中間サポータ414が固定されている。
中間サポータ414は、本体16の後壁に接触し、本体16の前後方向の位置を規制する。
図4に示すように、中間サポータ414の横端部において縦方向に伸びる支軸416に可動ホルダ408がピボット可能に取り付けられている。
可動ホルダ408の先端部には本体16を前側から押さえるようにフック418が形成されている。
可動ホルダ408の他端部(図示せず)に板バネ(図示せず)が係止され、可動ホルダ408に図4において反時計方向の回転力を与えている。
また、可動ホルダ408が図4において反時計方向に回動し、縦壁404に対しほぼ直角状態において、ストッパ(図示せず)が中間サポータ414の側面に係止され、その状態で静止する。
したがって、コイン保留装置308を中間サポータ414にあてがう場合、コイン保留装置308をほぼ垂立した状態にし、かつ、本体16の下端部を上向き凹部400に位置する位置規制体398と後壁402との間に嵌め込み、さらに中間サポータ414に本体16の後壁をあてがう。
この移動途中、本体16の後ろ側のコーナーが可動ホルダ408の斜面426に当接し、可動ホルダ408を時計方向に、また、可動ホルダ410を反時計方向に回動させる。
さらに本体16を押し進め、中間サポータ414に突き当てる。
保持部309が後述の補給位置にある場合、各保留部14は、各案内溝362Aから362Hの下端部の下方であって、かつ、その下端部が側壁388の側方に位置する。
換言すれば、保留部14の上部開口18が図6に示すように、シュート板348の下端部404に隣接し、且つ、下方に位置している。
次いで、可動ホルダ408を手動で反時計方向に回動させ、可動ホルダ410を手動で時計方向に回動させることにより、フック418を本体16の前壁に係止する。
これにより、コイン保留装置308を保持部309に固定する。
次に保持部309の選択取付装置420を説明する。
実施例における選択取付装置420は、保持部309をカバー302の側壁に隣接した待機位置422及びコインを保留装置308に補給する補給位置424とに伸縮装置426によって保持部309を選択的に位置させることができる。
本実施例のように保持部309がカバー302に一体化された場合、保持部309の紛失を防止できる利点がある。
しかし、選択取付装置420は、コイン保留部308を案内溝362Aから362Fの下方の所定位置に取付および取り外しできる機能を有していればよい。
換言すれば、コイン保留装置308が着脱可能な固定装置をカバー302に取り付けてもよい。
次に伸縮装置426を主に図9及び図10を参照して説明する。
伸縮装置426は、保持部309を待機位置422と補給位置424に選択的に位置させる機能を有している。
したがって、伸縮装置426は、同様の機能を有する他の装置、例えば、エアシリンダに変更することができる。
実施例の伸縮装置426は、左伸縮装置426L及び右伸縮装置426Rを含み、それらは保持部309の左右に配置されるが、それらの構造は同一であるため、便宜的に左伸縮装置426Lを代表して説明し、右伸縮装置426Rの同一部品には同一数字にRを付し、説明を省略する。
なお、図面上左伸縮装置426Lに開示されない場合、適宜的に右伸縮装置426Rを参照して説明する。
カバー302の前壁428にほぼ垂直に左ガイドプレート430Lが固定されている。
左ガイドプレート430Lに対して上下方向にスライド可能にスライドプレート432が取り付けられている。
スライドプレート432の中央には、矩形の開口433が形成されている。
この開口433は、保持部309が補給位置424に位置する場合、下側シュート部342の下端部404に相対する。
これにより、案内溝362Aから362Hを滑り落ちたコインは、コイン保留装置308に落下することができる。
スライドプレート432の両端部に前記左ガイドプレート430Lと右ガイドプレート430Rの内側に隣接して平行に伸びる左移動プレート432L及び右移動プレート432Rが形成されている。
左移動プレート432Lの外側に上下方向に伸びる外ガイドレール434A及び内側において上下方向に伸びる内ガイドレール434Bが固定されている。
外ガイドレール434Aの上端部に相対し、水平方向に伸びる第1上ストッパ436Fが左移動プレート432Lに固定され、下端部に相対し、水平方向に伸びる第1下ストッパ438Fが固定されている。
同様に、内ガイドレール434Bの上端部に相対し、かつ、水平方向に伸びる第2上ストッパ436Sが左移動プレート432Lに固定され、下端部に相対し、水平方向に伸びる第2下ストッパ438Sが固定されている。
左ガイドプレート430Rの下部内面に、水平方向に隣接並置された一対のベアリング440Fと440B、及び442Fと442Bよりなる移動ガイド444Rが配置されている。
これらベアリングは、給油の必要がないこと及び衝撃を緩衝できるため、樹脂製が好ましい。
外ガイドレール434Aが左右のベアリングの間に挟まれ、スライドプレート432が上下方向に平行移動可能である。
スライドプレート432が下方へ移動された場合、第1上ストッパ436Fがローラ440F及び440Bに停止される。
保持部309の左側壁446L及び右側壁446Rの上部に前記移動ガイド444Rと同様のローラベアリングからなる第2移動ガイド448Lが取り付けられている。
この第2移動ガイド448Lのローラ434F、134B及び438F,438B間に内ガイドレール434Bが配置され、保持部309がスライドプレート432に対し平行に上下動可能である。
保持部309が下方に移動した場合、下側のローラ438F、438Bが第2下ストッパ438Sに停止される(図2、3及び図6の状態)。
保持部309の左側壁446L及び右側壁446Rに上部に待機保持装置450L及び450Rが配置されている。
待機保持装置450L及び450Rは、保持部309を待機位置422に保持する機能を有する。
したがって、同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
本実施例において、待機保持装置450L及び450Rは、左側壁446L及び右側壁446Rに水平に移動可能に配置した段付きピン452L及び452R(図4参照)である。
これらピン452L、452Rは、スプリング(図示せず)により、内方に向かって押動され、大径部454L、454Rがガイドプレート430L、430Rの前縁上部に形成したノッチ456L、456Rにそれぞれ相対した位置で頭部の段部が左側壁446L、446Rに夫々停止される。
詳述すれば、段付きピン452L、452Rを側壁446L、446Rに押し込むよう移動させた場合、大径部454L、454Rがノッチ456L、456Rから外れ、保持部309が下方向に移動可能になる。
左右側壁446L、446Rの外側端面に横方向に向けてチャンネル状のハンドル458R,458Lが固定されている。
保持部309は、このハンドル458R、458Lを持って上下方向に移動される。
したがって、ハンドル458R、458Lを持ってピン452L及び452Rを操作できるよう、ピン452L及び452Rは、ハンドル458R、458Lの上方近傍に配置されている。
次に、コイン保留装置308に所定金種を所定数補給するため、コインホッパ312Aから312Hからコインを払い出すための、コインホッパの払出制御ユニット460を説明する。
払出制御ユニット460は、第1ホッパ312Aから第8ホッパ412Hのそれぞれの払出数を設定する設定ユニット462Aから462H、各コインホッパの制御ユニット464Aから464Hをリセットするためのオートリセットボタン466、各コインホッパの制御ユニット464Aから464Hに払出処理を行わせるための払出ボタン468、ディスプレイ470、及び、前記設定ユニット及びボタン等の情報に基づいて制御ユニット464Aから464Hを制御し、かつ、それらからの情報を処理する処理装置472を含んでいる。
払出制御ユニット460が制御部に相当する。
なお、これらユニットは、パーソナルコンピュータのキーボード等によって代用することができる。
処理装置472は、払出ボタン468、処理プログラムを記憶するROM474、RAM476、マイクロプロセッサ478を含んでいる。
処理装置472は、ファイル形式の処理プログラムを実行する装置に変更することができる。
ホッパ制御ユニット464Aから464Hは全て同一であるので464Aを代表して説明する。
ホッパ制御ユニット464Aは、処理ユニット482であり、処理装置472及びセンサ320から信号を受け、駆動回路490をオン・オフしてモータ316を駆動する。
なお、モーター316のオフに連動して電気ブレーキ492を制御し、回転ディスク318を急制動するようになっている。
処理ユニット482は、マイクロプロセッサ484、ROM484およびRAM486を含み、ROM484に記憶したプログラムに基づいて処理を行う。
また、処理ユニット482は、センサ320から信号を受け、払出したコインをカウントする機能を有している。
さらに、処理装置472から払出指示を受けた場合、駆動回路490をオンにしてモータ316に給電し、前記センサからの信号が払出指示数になった場合、駆動回路490をオフにしてモータ316への給電を停止し、かつ、電気ブレーキ回路492を作動させてモータ316を急停止させる。
なお、処理ユニット482は、ロジック回路等、同一機能を有する他の装置に変更することができる。
また、ファイル形式の処理プログラムを処理装置472から転送し実行する装置に変更できる。
さらに、処理装置472は、同一金種のコインホッパに対し共通の指示信号を用いることができる。
次に本実施例の作用を説明する。
まず、コイン整列補給装置300の作動に先立ち、保持部309を補給位置424に移動する。
すなわち、ハンドル458L及び458Rを小指、薬指、中指及び人差し指により握り、親指でピン452L、452Rの頭部を押し込み、ピン452L、452Rを内方へ移動させる。
これにより、ピン452L、452Rの大径部がノッチ456L、456Rにから外れるので、保持部309を下方へ移動させることができる。
保持部309を下方へ移動させた場合、スライドプレート432は、上ストッパ436Fがローラ440B、440Fに停止されるまで移動できる。
さらに、保持部309は、第2移動ガイド448L、448Rが下ストッパ438Sに停止されるまで垂直下方に移動させることができる。
上ストッパ436S及び下ストッパ438Sで停止された位置が補給位置424である。
この補給位置424において、補助カバー382を装着したコイン保留装置308を前述のように保持部309に保持させる。
次に、各コインの払出数のセッティングを図12及び図13に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、各コインホッパ毎の払出数が、払出数設定回路462Aから462Hにそれぞれプリセットされている。
例えば、各払出数設定回路462Aから462Hの全てに100がプリセットされている。
この払出数を変更する場合、払出数設定モードに切り替え、キーボード494を操作して新たな払出数を各払出数設定回路462Aから462Hに選択的に記憶する。
この払出数は、ファイル形式やデータテーブルとして記憶しておき、それらから選択して設定することができる。
まず、オートリセットボタン466を押した場合、処理装置472はステップS1において、各コインホッパの制御ユニット464Aから464Hの処理ユニット482と順次通信を行う。
処理ユニット482は、ステップH1において自己リセットする。
このとき、異常がある場合、ステップH2において異常信号が記憶される。
ステップH3において状態確認信号Cがあるか判別する。
ステップH4において、状態確認信号Cがある場合、異常信号Eを出力する。
すなわち、異常信号を記憶している場合、異常信号Eを出力し、無い場合は正常信号Nを出力する。
次にステップH5において払出指示信号Dが有るか判別する。
払出信号Dが無い場合、ステップH2に戻る。
払出信号Dがある場合、ステップH6に進み、後述の払出処理を行う。
処理装置472のステップS2において、異常信号Eがあるか判別する。
異常信号Eが無い場合、ステップS3に進む。
異常信号Eがある場合、オートリセットボタン466の操作に基づく受信か判別し、 操作に基づく受信でない場合、ステップS4に進む。
ステップS4において、払出ボタン468がオンになったか判別する。
払出ボタン468がオンの場合、後述の払出処理に進み、オフの場合、ステップS5に進む。
ステップS5において、払出要求信号の応答か判別し、その応答でない場合、ステップS2に戻る。
ステップS3において、オートリセットボタン466の操作に基づく受信の場合、ステップS6において、リセットが必要か判別する。
リセットが必要な場合、ステップS7に進み、各コインホッパの処理ユニット482にリセット指示のためのリセット信号Rを出力する。
リセットが必要でない場合、ステップS8に進み、各ホッパからの状態信号を判別し、異常信号Eを受信した場合、ステップS9に進み、ディスプレイ470に異常表示をした後、待機状態になる。
異常信号を受信しない場合、ステップS10に進み、ディスプレイ470に正常信号を表示した後、ステップS4に進む。
ステップS4において払出ボタン468がオンの場合、ステップS11に進む。
ステップS11において、各ホッパの払出数が所定値か判別し、所定値の範囲外の場合、ステップS12に進んでディスプレイ470にエラー表示をし、待機状態になる。
ステップS11において、各ホッパの払出数が適正な場合、ステップS13に進み、各ホッパに払出指示信号Dを出力し、その後ステップS5に進む。
ホッパの処理ユニット482は、ステップH5において払出指示信号Dを受信した場合、ステップH6に進む。
ステップH6において、処理ユニット482は、払出指示数を記憶し、ステップH7において駆動回路490をオンにしてモーター316に電流を供給し、回転ディスク318を回転させる。
回転ディスク318の回転により、コインが一個ずつ払い出される。
センサ320は、一個ずつ払い出されるコインを検知し、検知信号CUを出力する。
ステップH8において、検知信号CUの有無を判別し、検知信号CUがある場合ステップH8においてカウント処理を行う。
検知信号CUが無い場合、待機状態になる。
次にステップH10において、カウント値と記憶されている払出指示数を比較する。
払出指示数に満たない場合、ステップH7に戻り、指示数に等しくなった場合、ステップH11に進んで駆動回路490をオフにし、モータ316への電流供給を遮断するとともにブレーキ回路492を所定時間作動させてモータ316を急停止させ、コインの払い出しを停止する。
次いでステップH12において、払出済み数信号Fを出力し、ステップH2に戻る。
ステップS5において、払出済み数信号Fを判別した場合、ステップS14に進む。
ステップS14において、ホッパの払出指示数と払出済み数が等しい場合、ステップS15に進んでディスプレイ470に正常表示をした後、ステップS2に戻る。
ステップS14において、両者が一致しない場合、ステップS16に進んでディスプレイ470にエラー表示して待機状態になる。
次にコインホッパ312から払い出されたコインの動きを説明する。
まず、前列324Fのコインホッパ340Aから340Dから払い出されるケースを図6を参照して説明する。
コインホッパ312Aから312Dの払出口319から払い出されたコインは、放物線を描いて落下し、その先端が第1緩衝体366と鈍角に衝突する。
コインが鈍角に衝突するため、そのコインは第1緩衝体366によって下方へ強制的に移動され、第2斜面325に面接しつつ滑り落ちる。
次いでコインの先端は、第2垂直面329に鈍角に衝突して下方へ向けられるので、コインはガイド通路317にほぼ垂直に落下する。
コインは、第1緩衝体366への衝突により、運動エネルギーが吸収される。
ガイド通路317を落下したコインは、上側シュート部340のシュート板348に鈍角に衝突し、図6において左方へ案内される。
この衝突で跳ねたコインは、第2緩衝体374の下端部に衝突するので、上側シュート部340に押し付けられる。
したがって、コインは、上側シュート部340に面接触しつつ下側シュート部342へ滑り落ちる。
第2緩衝体374に衝突し、それを揺らすことによりコインの運動エネルギーが吸収され、コインは速やかに上側シュート部340に面接触しつ落下するようになる。
下側シュート部340の案内溝362Aから362Hを滑り落ちたコインは、補助カバー382の側壁388に衝突する。
コインは、樹脂によりその衝撃を吸収されるので、ほぼ水平状態で保留部14内に落下し、その底部に静止する。
つぎに払い出されたコインは、回転ディスク318の回転速度が小さいので、十分な時間間隔を有している。
したがって、コインが連続して払い出された場合であっても、前に払い出されたコインがほぼ水平になるまで落下しないので、コインは確実に積み上がる。
後列324Bのコインホッパから払い出されるコインも前列324Fから払い出されたコインと同様に保留部14内に保留される。
コインの払出が終了した後、可動ホルダ408及び410を回動させてコイン保留装置308を保持部309から取り出し、補助カバー382を本体16から取り外し、従来のカバー22を取り付けることにより、前述の釣り銭払出装置において利用することができる。
コインの補給作業が終了した場合、保持部309を待機位置422に戻す。
すなわち、ハンドル458L、458Rを前述のように持ち、ピン452L、452Rを外方向に移動させ、その状態で上方に持ち上げる。
この過程で、第2補助ガイド448L、448Rが上ストッパ436Sを押し上げ、スライドプレート432を一体的に移動させる。
次いで、ピン452L、452Rがノッチ456L、456Rに達した位置でピン452L、452Rを離すことにより、ピン452L、452Rがスプリング(図示せず)により復帰動し、大径部454L、454Rがノッチ456L、456Rに相対するため、待機位置422に保持部309は保持される。
図1は、実施例のコイン自動整列補給装置(待機状態)の斜視図である。 図2は、上側の蓋を開放し、かつ、保持部を補給位置に移動した状態の実施例のコイン自動整列補給装置の斜視図である。 図3は、実施例のコイン自動整列補給装置(補給状態)の正面図である。 図4は、上側の蓋を除去した状態の実施例のコイン自動整列補給装置の平面図である。 図5は、実施例のコイン自動整列補給装置のシュート部の平面図である。 図6は、図3におけるA―A線断面図である。 図7は、実施例のコイン自動整列補給装置に用いるコインホッパの回転ディスクの中心を通る縦断面図である。 図8は、実施例の保留装置の補助カバーの斜視図である。 図9は、実施例の選択取付装置の正面側からの分解斜視図である。 図10は、実施例の選択取付装置の背面側からの分解斜視図である。 図11は、実施例の制御装置及びコインホッパの制御装置のブロック回路である。 図12は、実施例の制御装置の作用説明用のメインフローチャートである。 図13は、実施例のコインホッパの作用説明用のフローチャートである。 図14は、公知のコイン保留装置の分解斜視図である。
符号の説明
14 コイン保留部
302 カバー
306 シュート部
308 コイン保留装置
309 保持部
312A〜312H コインホッパ
313 傾斜ベース
317 ガイド通路
318 回転ディスク
319 払出口
366 板状体
382 カバー
420 選択取付装置
424 補給位置
422 待機位置
460 制御部

Claims (5)

  1. 筒状のコイン保留部(14)を複数並列したコイン保留装置(308)にコインを自動的に補給するコイン自動整列補給装置において、
    コインをバラ積み状態で保留する金種毎のコインホッパ(312A〜312H)、
    前記コインホッパの下方に位置し、上部が前記コインホッパの所定の払出口(319)に接続され、かつ、下部が前記コイン保留装置の所定の保留部に接続されたシュート部(306)、
    前記コインホッパと前記シュート部を内蔵する箱形のカバー(302)、
    前記シュート部の下方の所定位置に選択的に位置可能に設けた前記コイン保留装置を保持する保持部(309)、
    前記各コインホッパのコイン払出数を制御する制御部(460)、
    とを備えるコイン自動整列補給装置。
  2. 前記保持部が、前記カバーに取り付けられた選択取付装置(420)によって前記シュート部の下方に位置する補給位置(424)と前記シュート部に並列した待機位置(422)に選択的に位置可能である、
    請求項1のコイン自動整列補給装置。
  3. 前記コインホッパは、傾斜ベース(313)と回転ディスク(318)を含み、コインの前記払出口が傾斜ベースの上位側にあり、前記払出口に続いて上下方向に延びるガイド通路(317)が前記傾斜ベースと並列に配置され、前記ガイド通路の下端部は、前記シュート部の上方に位置する請求項1のコイン自動整列補給装置。
  4. 前記ガイド通路の払出口に相対した位置に、緩衝体(366)を揺動可能に垂下した請求項3のコイン自動整列補給装置。
  5. 筒状のコイン保留部を複数並列したコイン保留装置、
    前記コイン保留装置の下端部開口を閉止し、かつ、前記コイン保留装置の上端部上方に位置して前記シュート部の下部の側方に位置するカバー(382)を含み、
    前記カバーが前記コイン保留装置に着脱可能であるコイン補給装置用のコイン自動整列補給装置の補助カバー。
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