JP2005275987A - タッチパネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強度的に強いタッチパネルを得る。
【解決手段】 透明基板の下面に方形の透明電極と該透明電極の対向する辺に接続する一対の導電電極とを設けた上基板と、透明基板の上面に方形の透明電極と該透明電極の対向する辺に接続しFPC取付位置まで引き回した一対の導電電極と該透明電極上に形成した複数のドットスペーサと前記上基板の一対の導電電極と接続しFPC取付位置近くに形成した接続電極とを設けた下基板とを一定の隙間を持たせて対向配置し、シール材で前記上下基板の外周域を貼合わせて形成するタッチパネルの製造方法において、前記シール材47と前記下基板に形成した一対の導電電極4、5、及び一対の接続電極6、7とが交差する部分D2、D4、D1、D3において、前記シール材47を幅広47cに印刷形成したことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ATM、カーナビゲーション、自動販売機、複写機、各種端末機等の機器において、液晶ディスプレイ等の表示画面上に配置し、透視した画面の指示に従って使用者が情報の表示画面を指やペンで直接押してデータの入力が行われるタッチパネルに関する。
従来技術における抵抗膜式タッチパネルは、可撓性を有する透明基板の下面に透明電極とこの透明電極に接続する導電電極を形成した上基板と、同じく上面に透明電極とこの透明電極に接続する導電電極を形成し、透明電極の上面にドットスペーサを一定間隔に配設した下基板とが、所定の隙間を持って透明電極同士が対面するような配置構造を取っている。そして、このタッチパネルを液晶表示装置等の表示装置の上面側に配置して使用される。表示装置の表示部分に位置する所のタッチパネルを指又はペンで押すことによって、タッチパネルの上基板が撓んでその押した所の透明電極が下基板の透明電極に接触し、そして、その接触点の位置が電気抵抗の測定によって検知されて入力情報が読みとられる。
従来、一般的に用いられているタッチパネルの構成を図5〜8を用いて説明する。図5は従来技術におけるタッチパネルの平面図、図6は図5おけるE−E断面図、図7は図6における下基板の平面図、図8は図6における上基板の平面図を示している。
図5、図6、図7、図8に示すように、従来のタッチパネル20は形状が方形をなす下基板1と可撓性を有する上基板11とを備えている。下基板1は、透明な方形のガラスからなる下透明基板2と、この下透明基板2の上面に方形形状に形成された下透明電極3と、この下透明電極3の図中上下の対向する両辺に沿って接続形成されて下透明基板2の片方端にある点線枠で囲ったFPC取付部Sまで延設した一対の下導電電極4及び5と、FPC取付部S近辺に形成された一対の接続電極6、7と、下透明電極3上にマトリックス状に配置したドットスペーサ8とで構成されている。尚、上記一対の接続電極6、7は、後述する上基板11の上導電電極14、15に導通接続を行うためにFPC取付部S近辺に設けられている。
上基板11は、可撓性があって透明で方形形状をした上透明基板12と、この上透明基板12の下面に方形形状に形成されている上透明電極13と、この上透明電極13の図中左右の対向する両辺に沿って接続形成されてFPC取付部S方向に向かって延設された一対の上導電電極14、15とで構成されている。
そして、上基板11の上導電電極14、15と下基板1の下導電電極4、5とが方形配置となるように対向配置し、上下基板11、1とに一定の隙間を持たせてシール材17で上下基板11、1とを接着して固定すると共に、上下基板11、1の外周域を周回してシールしている。更に、上基板11に設けられた上導電電極14及び15は、接続部B及びAの場所において、その先端部14a、15aが下基板1に設けた一対の接続電極6及び7と導電性接着剤を介して接続され、導通がとられている。
また、防眩性を高めて透視性や品質表示を良くするために、上基板11の上面には偏光板18、下基板1の下面には位相差板16が貼付けられている。また、下基板1のFPC取付部SにはFPC9が取り付けられて外部との導通が図られるようになっている。
上記構造を成すタッチパネル20の各構成要素部品は次のようになっている。下基板1を構成する下透明基板2は透明なガラスが用いられる。このガラスはソーダガラスや石英ガラス、アルカリガラス、ほうけい酸ガラス、普通板ガラス等が利用でき、反り等が起きない程度の厚さのものが使われる。多くは0.7〜1.1mmのものが選択される。上基板11を構成する上透明基板12は可撓性を必要とするところなので透明な薄板ガラスや透明なプラスチックフイルムが用いられる。一般的に、耐熱性が求められる機器(例えば、カーナビゲーション等)にはガラスが使用される。ガラスとしては耐熱性や衝撃性にも強く、且つ可撓性も有する0.2mm厚みのほうけい酸ガラスなどのマイクロガラス(マイクロシートガラス)などが用いられている。
下基板1を構成する下透明電極3及び上基板11を構成する上透明電極13は錫をドープした酸化インジウムのITO(Indium Tin Oxide)膜で、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、印刷法等で形成する。この下透明電極3及び上透明電極13は高抵抗値であることが求められるため250〜500オングストロームの範囲で非常に薄く形成する。このITO膜は、基板全面に形成したものをフォトリソグラフィにより不要部分を除去し、必要な部分を残して形成する。
下基板1を構成する下導電電極4、5、接続電極6、7、及び上基板11を構成する上導電電極14、15は、下透明電極3及び上透明電極13に電圧印加するために設けるもので、銀粉や銅粉等の高導電性金属粉を熱硬化性のエポキシ樹脂等に混ぜ合わせて形成した導電性接着剤インクをスクリーン印刷等の印刷方法で形成する。タッチパネルの性能上、これらの電極の抵抗値が低ければ低いほど良いものであり、一般に、透明電極のシート抵抗値に対してこれらの電極のシート抵抗値は100分の1以下であることが必要とされている。そこで、これらの電極の印刷の厚さを増したり、幅を広くしたりして抵抗値を小さく押さえる設計がなされている。
下基板1を構成するドットスペーサ8は、押圧した部分以外の部分の透明電極同士が接触しないために設けるもので、透明なアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、その他の透明な樹脂材料をスクリーン印刷等の方法でドットマトリックス状に一定間隔に形成し、その後、熱または紫外線で硬化処理を施して形成する。このドットスペーサ8は目に見えない大きさであることが求められることから、直径30〜60μm、ドット間隔は1〜8mmの範囲で設計される。また、厚みは、用いる上透明基板12の材質や上下基板11、1の隙間量にもよって異なるが、上透明基板12に0.2mmのマイクロガラスを使用し、上下基板11、1の隙間量を10μm前後に設定した場合は概ね2〜5μm位の厚みを取る。
シール材17は、スペーサボールを分散させた熱硬化性のエポキシ樹脂接着剤やアクリル樹脂接着剤等をスクリーン印刷等の方法で印刷して形成する。ここで使われるスペーサボールは上基板11と下基板1との隙間を一定隙間に保持するために設けるもので、所定の大きさの絶縁性のあるプラスチックボールやファイバーガラス等が利用される。このプラスチックボールやファイバーガラスの大きさは、上基板11の透明基板12の材質や厚さによって異なるが、0.2mmのマイクロガラスを使用した場合は概ね10μm前後の径のものが選択される。このシール材17は上基板11または下基板1の何れか一方に印刷した後、上基板11と下基板1とを位置を合わせて貼合わせ、加圧の下で加熱処理を施して硬化させ、接着固定を行っている。また、このシール材17は上基板11と下基板1を固定する役目と共に内部に水分やゴミ等の進入を防止するシールの役目も持っている
偏光板18と位相差板16は防眩性を高めて透視性や表示品質を良くするために設けている。偏光板18は、様々なものが使用されているが一例をあげると、ポリビニールアルコールフイルムを常法により一軸延伸することによって厚さが20μmの偏光フイルムを作成し、この両面に厚さが80μmのセルロース系フイルムを張り合わせて厚さ180μmの偏光板としたもの等が利用できる。また、位相差板16は、ポリカーボネイトを素材として形成され、厚さ80μm程度である。
ところで、タッチパネル20を、上透明基板12に0.2mm厚のマイクロガラスを用いて構成した場合、上下基板11、1の外周域をシール材17で貼合わせたとき、下基板1のFPC取付部Sまで延設した一対の下導電電極4及び5、並びに、FPC取付部S近辺に形成された一対の接続電極6、7と、シール材17との接着部は、即ち、図5の中で長円で囲ったC部は、図9に示すような状態になっている。ここで、図9は図5におけるC部の拡大平面図を示している。図9に示すように、シール材17と下導電電極4及び5、並びに、接続電極6、7などの電極と交差して重なり合う部分においては、シール材17が電極の上面に十分回り込むことができずシール材17の窪み17aが発生する。逆に、電極と電極との間はシール材17が流れ込んでシール材17の膨らみ17bが発生する。即ち、くびれが現れた状態になって接着される。
シール材17と電極とが交差して重なり合う部分に窪み17aが発生する理由について図10を用いて説明する。図10は上下基板の加圧接着におけるシール材の流れ状況を説明する説明図で、加圧前(図10(a))、加圧中(図10(b))、加圧後(図10(c))に分け、シール材と電極の状態を示した拡大断面図(イ)と拡大平面図(ロ)である。図9における下導電電極4と接続電極6の部分を取り出して描いてある。上透明基板12に0.2mm厚のマイクロガラスを使用する場合は、下透明基板2に形成する下導電電極4、5と接続電極6、7は、導電性接着剤でもって下透明基板2に略2.0mm幅で、6〜10μm厚みに印刷形成し、120°Cの加熱の下で1時間焼成を行い、硬化させて仕上げている。これは、上透明基板12に形成した上導電電極14、15も同じである。その後、下基板1側の下透明基板2にシール材17を0.7〜0.8mmの幅でもって、20〜30μmの厚みに印刷して形成し、上下基板11、1を加熱・加圧の下で貼合わせを行う。図10(a)は上下基板11、1の加圧前、即ち、位置を合わせて貼合わせする前の状態を示している。従って、この時点ではシール材17の形状的変化はなく、下透明基板2及び6〜10μm厚に形成された下導電電極4、接続電極6の上に20〜30μm厚のシール材17が形成された状態になっている。図10(b)は上下基板11、1を加熱・加圧して貼合わせし始めている状態を示している。下導電電極4の上面4bと上透明基板12の下面12bに挟まれたシール材17は下導電電極4の両側の隙間のある部分Dに流れ込んでいき横に広がっていく。また同様に、接続電極6の上面6bと上透明基板12の下面12bに挟まれたシール材17は接続電極6の両側の隙間のある部分E、Dに流れ込んでいき横に広がっていく。上基板11と下基板1との隙間(クリアランス)を10μm位に押さえ込んでいくので、電極の厚みを6〜10μmに設定していることより、電極の上面に載るシール材17の厚みは非常に薄く、僅か0〜4μm程度となる。上基板11の加圧当初は電極上面に載るシール材17は電極の上面にも流れ込んで広がるが、電極の上面と上透明基板12の下面との隙間が小さくなるに従って、電極上面に載るシール材17は、電極面上で広がることができず、電極の両側面側の隙間の大きい所に流れ込んで、横に広がっていく。そして、貼合わせが終了した時点においては、図10(c)に示すように、下導電電極4、接続電極6の上面はシール材17が僅かしか付かず窪み17aができ、接続電極6と下導電電極4との隙間部分Dはシール材17が横に広がって膨らみ17bができる。
以上のことによって、電極とシール材17との交差する部分はシール材17が電極の表面を十分に覆っておらず、強度的に非常に弱い状態になっていている。このため、一寸した衝撃が加わるとその重なり合った部分に、図9に示すように、亀裂(ひび割れ)Rが発生する。また、著しい温度変化などが生じた場合にも材料の熱膨張・収縮率の違いにより亀裂Rが発生することもある。また特に、上透明基板12の端面12aの切断面の面状態が悪く、切断面にチッピングなどが発生していると、上記の要因などが起きたときに、そのチッピングの所を基点にして亀裂が発生しやすくなる。
本発明は、上記の課題に鑑みて成されたもので、容易に亀裂の発生しない接合方法を見いだすことを目的とするものである。
上記の課題を解決するための手段として、本発明の請求項1に記載の製造方法は、透明基板の下面に方形の透明電極と該透明電極の対向する辺に接続する一対の導電電極とを設けた上基板と、透明基板の上面に方形の透明電極と該透明電極の対向する辺に接続しFPC取付位置まで引き回した一対の導電電極と該透明電極上に形成した複数のドットスペーサと前記上基板の一対の導電電極と接続しFPC取付位置近くに形成した接続電極とを設けた下基板とを一定の隙間を持たせて対向配置し、シール材で前記上下基板の外周域を貼合わせて形成するタッチパネルの製造方法において、前記シール材と前記下基板に形成した一対の導電電極、及び一対の接続電極とが交差する部分において、前記シール材を幅広く印刷形成したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の製造方法は、前記シール材の幅を広くする箇所は前記一対の導電電極、及び一対の接続電極と交差する箇所に電極の数に対応する数だけ設けたことを特徴とするものである。すなわち4線式の抵抗方式では4箇所、8線式では8箇所となる。
また、本発明の請求項3に記載の製造方法は、前記シール材の幅広は左右均等に設けたことを特徴とするものである。
下基板の一対の導電電極、及び一対の接続電極とシール材とが交差する部分において、シール材を幅広に形成しておくと、前述の背景技術で説明した電極上面でのシール材の流れ込みが少なくても電極上面には十分なシール材が載っているので上基板とシール材とは十分な面積をもって接着される。そして、十分な接着強度が得られる。シール材を幅広に形成する部分は、一対の導電電極、及び一対の接続電極と交差する4箇所の部分で良い。交差する領域全体を幅広に形成すると、シール材が内部に流れ込んでいく量が多くなり、すぐ近くにある引き回した電極に付着するので好ましくない。また、幅広は左右均等に幅を広げて幅広にするのが良い。バランスの取れた接着強度が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態を図1〜図4を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係るタッチパネルの平面図を示している。図2は図1におけるC部の拡大平面図を示している。また、図3は図1におけるC部のシール材の印刷形状を示した拡大平面図である。図4はシール材の他の印刷形状を示した平面図である。なお、前述の背景技術で説明した従来例と同一構成を取る部品は同一符合を付して説明し、その詳細説明は省略する。
図1に示すように、本発明のタッチパネル40は、前述の従来例と比較して、シール材47のみが異なり、しかも、そのシール材47の印刷形状のみが異なる。従って、他の構成部品は形状も含めて全く従来例と同じ構成の部品を用いている。即ち、従来例と同様に、下基板1は、透明な方形のガラスからなる下透明基板2と、この下透明基板2の上面に方形形状に形成された下透明電極3と、この下透明電極3の図中上下の対向する両辺に沿って接続形成されて下透明基板2の片方端にある点線枠で囲ったFPC取付部Sまで延設した一対の下導電電極4及び5と、FPC取付部S近辺に形成された一対の接続電極6、7と、下透明電極3上にマトリックス状に配置したドットスペーサ8とで構成されている。また、上基板11は、可撓性があって透明で方形形状をした上透明基板12と、この上透明基板12の下面に方形形状に形成されている上透明電極13と、この上透明電極13の図中左右の対向する両辺に沿って接続形成されてFPC取付部S方向に向かって延設された一対の上導電電極14、15とで構成している。
そして、上基板11の上導電電極14、15と下基板1の下導電電極4、5とが方形配置となるように対向配置し、上下基板11、1とに一定の隙間を持たせてシール材47で上下基板11、1とを接着して固定すると共に、上下基板11、1の外周域を周回してシールしている。また、上基板11に設けられた上導電電極14及び15は、その先端部において下基板1に設けた一対の接続電極6及び7と導電性接着剤を介して接続され、導通がとられている。
ここで、シール材47の印刷形状が異なる部分は下基板1の一対の下導電電極4、5、及び一対の接続電極6、7と交差する所の部分で、図1に示すC部の所である。このC部に位置するところのシール材47は、その印刷形状を図3に示す形状に仕上げている。図3において、下基板1の下透明基板2に形成した一対の下導電電極4、5、及び一対の接続電極6、7は、従来例と同様に、略2.0mm幅で6〜10μmの厚みに形成している。また、下透明基板2に形成したシール材47は、幅M1は0.7〜0.8mmでもって20〜30μmの厚みに印刷形成しているが、一対の下導電電極4、5と交差する部分D2、D4、及び一対の接続電極6、7と交差する部分D1、D3の4箇所だけは印刷幅を幅広に形成している。この幅広に形成した幅広部分47cの印刷幅をM2とすると、幅M1より左右均等に幅m分広げた幅になっている。そして、この幅広部分47cは4箇所共皆同じ幅になっている。上下基板11、1は、加熱・加圧の下で、このシール材47でもって10μm前後の隙間を持たせて貼合わせるが、厚み20〜30μmに形成されたシール材47は幅方向(横方向)に2〜3倍に広がった状態になって接着される。図2は図1におけるC部を拡大して示したものであるが、印刷形成時のシール材47の幅M1が2〜3倍に引き延ばされてM3の幅になって接着されている。
一方、一対の下導電電極4、5と交差する部分D2、D4、及び一対の接続電極6、7と交差する部分D1、D3の幅広部分47cのシール材47は、加圧の下で、これらの電極面上では多少引き延ばされるがシール材47が載せられる厚みが0〜4μmしかないため引き延ばされる幅も小さくなる。そして、この電極面上で引き延ばされたシール材47の幅が丁度図2に示すシール材47の幅M3と同じぐらいの幅になるようにしてある。これは、幅広部分47cの印刷幅M2の寸法を、接着したときに幅M3と等しくなるように設定するのは実験値から容易にできる。
シール材47の幅広部分47cは一対の下導電電極4、5と交差する部分D2、D4、及び一対の接続電極6、7と交差する部分D1、D3の4箇所にのみ形成している。交差する4箇所を含めてこの領域全体を幅広にシール材47を形成することも可能であるが、そようにするとシール材47の量が多くなり、各電極の間の隙間を通して内部に流れ込んでいくシール材47が多くなる。そして、内部の引き回した電極に付着するので好ましくない。
また、4箇所に形成するシール材47の幅広部分47cは左右均等に形成する。即ち、シール材47の幅M1の部分に対して幅広部分は左右均等に幅m分だけ広げた寸法で形成する。このようにすると、加圧したとき左右両方に同量引き延ばされて、図2に示すように、一対の下導電電極4、5、及び一対の接続電極6、7との交差する部分も含めて略平行に近いシール材47の接着が得られる。接着のバランスが取れて、強度的にも均一な接着強度が得られる。
なお、一対の下導電電極4、5、及び一対の接続電極6、7の各電極間の距離が短いと、図2に示すように、各電極の間で流れ込んだシール材47でもって膨らみ47bが出る。各電極間の距離が長いとこの膨らみ47bも小さくなってシール材47の接着ラインは平行に近いものが得られる。膨らみ47bが大きくなって内部の引き回し電極に付着するようであるならば、各電極の間に形成するシール材47の幅をM1の幅より狭くすれば、膨らみ47bが小さくなってこの問題は解消できる。
以上述べたように、一対の下導電電極4、5、及び一対の接続電極6、7と交差する箇所におけるシール材47を幅広に形成することによって、他の箇所と同じ幅でもって下導電電極4、5、及び接続電極6、7の面上にシール材47を設けることができる。これにより、上基板11の接着強度が強くなると共に強度的バランスが取れるようになり、従来発生を見た亀裂が発生し難くなる。そして、強度的に強く耐久性の良いタッチパネルが得られる。
なお、本実施形態では、幅広部分の形状として方形形状のものを用いたが、これは方形形状に限るものではなく、他の形状として図5に示すような形状のものも適用できるものである。図4(a)は幅広部分の先端が半円形状、図4(b)は幅広部分の先端が三角形状、図4(c)は幅広部分の先端が台形形状、図4(d)は幅広部分が台形形状、図4(e)は幅広部分が三角形状、図4(f)は幅広部分が凸形状、図4(g)は幅広部分が槍形状、などを示す形状のものである。また、本実施形態では4線式の抵抗方式タッチパネルで説明したが、本願発明ではシール材と交差する接続電極および導電電極全てを幅広く形成することで目的を達成するものであり、当然ながら8線式では8箇所の交差電極を幅広く形成する必要があり、以下5線式、7線式なども同様に交差する電極全てを幅広く形成することで所望の効果が得られる。
本発明の実施形態に係るタッチパネルの平面図である。 図1におけるC部の拡大平面図である。 図1におけるC部のシール材の印刷形状を示した拡大平面図である。 シール材の他の印刷形状を示した平面図である。 従来技術におけるタッチパネルの平面図である。 図5おけるE−E断面図である。 図6における下基板の平面図である。 図6における上基板の平面図である。 図5におけるC部の拡大平面図である。 上下基板の加圧接着におけるシール材の流れ状況を説明する説明図で、図10(a)は加圧前の拡大断面図と拡大平面図、図10(b)は加圧中の拡大断面図と拡大平面図、図10(c)は加圧後の拡大断面図と拡大平面図である。
符号の説明
1 下基板
2 下透明基板
3 下透明電極
4、5 下導電電極
6、7 接続電極
8 ドットスペーサ
9 FPC
11 上基板
12 上透明基板
13 上透明電極
14、15 上導電電極
16 位相差板
17、47 シール材
47c 幅広部分
18 偏光板
20、40 タッチパネル

Claims (3)

  1. 透明基板の下面に方形の透明電極と該透明電極の対向する辺に接続する一対の導電電極とを設けた上基板と、透明基板の上面に方形の透明電極と該透明電極の対向する辺に接続しFPC取付位置まで引き回した一対の導電電極と該透明電極上に形成した複数のドットスペーサと前記上基板の一対の導電電極と接続しFPC取付位置近くに形成した接続電極とを設けた下基板とを一定の隙間を持たせて対向配置し、シール材で前記上下基板の外周域を貼合わせて形成するタッチパネルの製造方法において、前記シール材と前記下基板に形成した一対の導電電極、及び一対の接続電極とが交差する部分において、前記シール材を幅広に印刷形成したことを特徴とするタッチパネルの製造方法。
  2. 前記シール材の幅広は前記一対の導電電極、及び一対の接続電極と交差する対応箇所に設けたことを特徴とするタッチパネルの製造方法。
  3. 前記シール材の幅広は左右均等に設けたことを特徴とするタッチパネルの製造方法。
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