JP2005128819A - タッチパネル及びそれを備えた画面入力型表示装置 - Google Patents

タッチパネル及びそれを備えた画面入力型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】円形や長円形形状のタッチパネルを提供する。
【解決手段】可撓性を有する上透明基板の下面に、8角形や12角形等の4の倍数の直線の辺を有し、少なくとも1つの中心線で対称になる形状に形成した上透明電極53と、該上透明電極の対称に向かい合う辺に形成した一対の上導通電極54とを有する上基板51と、下透明基板の上面に、前記上透明電極53と略同一形状に形成した下透明電極43と、該下透明電極43において前記上導電電極を形成した辺に対して90度ずれた位置にある対向する辺に形成した一対の下導電電極44,45と、前記下透明電極の上面に形成したドットスペーサ48とを有する下基板41と、を一定の隙間を持たせて対面配置し、シール材で前記上下基板の外周域を接着固定したタッチパネル。上下の透明電極を多角形状に形成することにより、円形や長円形のタッチパネルを形成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ATM、カーナビゲーション、自動販売機、複写機、各種端末機等の機器において、液晶ディスプレイ等の表示画面上に配置し、透視した画面の指示に従って使用者が情報の表示画面を指やペンで直接押してデータの入力が行われるタッチパネルに関する。
従来技術における抵抗膜式タッチパネルは、可撓性を有する透明基板の下面に透明電極とこの透明電極に接続する導電電極を形成した上基板と、同じく上面に透明電極とこの透明電極に接続する導電電極を形成し、透明電極の上面にドットスペーサを一定間隔に配設した下基板とが、所定の隙間を持って透明電極同士が対面するような配置構造を取っている。そして、このタッチパネルを液晶表示装置等の表示装置の上面側に配置して使用される。表示装置の表示部分に位置する所のタッチパネルを指又はペンで押すことによって、タッチパネルの上基板が撓んでその押した所の透明電極が下基板の透明電極に接触し、そして、その接触点の位置が電気抵抗の測定によって検知されて入力情報が読みとられる。
従来、一般的に用いられているタッチパネルの構成を図12〜15を用いて説明する。図12は従来技術におけるタッチパネルの平面図、図13は図12おけるE−E断面図、図14は図12における下基板の平面図、図15は図12における上基板の平面図を示している。
図12、図13、図14、図15に示すように、従来のタッチパネル20は形状が方形をなす下基板1と可撓性を有する上基板11とを備えている。下基板1は、透明な方形のガラスからなる下透明基板2と、この下透明基板2の上面に方形形状に形成された下透明電極3と、この下透明電極3の図中上下の対向する両辺に沿って接続形成されて下透明基板2の片方端にある点線枠で囲ったFPC取付部Sまで延設した一対の下導電電極4及び5と、FPC取付部S近辺に形成された一対の接続電極6、7と、下透明電極3上にマトリックス状に配置したドットスペーサ8とで構成されている。尚、上記一対の接続電極6、7は、後述する上基板11の上導電電極14、15に導通接続を行うためにFPC取付部S近辺に設けられている。
上基板11は、可撓性があって透明で方形形状をした上透明基板12と、この上透明基板12の下面に方形形状に形成されている上透明電極13と、この上透明電極13の図中左右の対向する両辺に沿って接続形成されてFPC取付部S方向に向かって延設された一対の上導電電極14、15とで構成されている。
そして、上基板11の上導電電極14、15と下基板1の下導電電極4、5とが方形配置となるように対向配置し、上下基板11、1とに一定の隙間を持たせてシール材17で上下基板11、1とを接着して固定すると共に、上下基板11、1の外周域を周回してシールしている。更に、上基板11に設けられた上導電電極14及び15は、接続部B及びAの場所において、その先端部14a、15aが下基板1に設けた一対の接続電極6及び7と導電性接着剤を介して接続され、導通がとられている。
また、防眩性を高めて透視性や品質表示を良くするために、上基板11の上面には偏光板18、下基板1の下面には位相差板16が貼付けられている。また、下基板1のFPC取付部SにはFPC9が取り付けられて外部との導通が図られるようになっている。
上記構造を成すタッチパネル20の各構成要素部品は次のようになっている。下基板1を構成する下透明基板2は透明なガラスが用いられる。このガラスはソーダガラスや石英ガラス、アルカリガラス、ほうけい酸ガラス、普通板ガラス等が利用でき、反り等が起きない程度の厚さのものが使われる。多くは0.7〜1.1mmのものが選択される。上基板11を構成する上透明基板12は可撓性を必要とするところなので透明な薄板ガラスや透明なプラスチックフイルムが用いられる。一般的に、耐熱性が求められる機器(例えば、カーナビゲーション等)にはガラスが使用される。ガラスとしては耐熱性や衝撃性にも強く、且つ可撓性も有する0.2mm厚みのほうけい酸ガラスなどのマイクロガラス(マイクロシートガラス)などが用いられている。
下基板1を構成する下透明電極3及び上基板11を構成する上透明電極13は錫をドープした酸化インジウムのITO(Indium Tin Oxide)膜で、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、印刷法等で形成する。この下透明電極3及び上透明電極13は高抵抗値であることが求められるため250〜500オングストロームの範囲で非常に薄く形成する。このITO膜は、基板全面に形成したものをフォトリソグラフィにより不要部分を除去し、必要な部分を残して形成する。
下基板1を構成する下導電電極4、5、接続電極6、7、及び上基板11を構成する上導電電極14、15は、下透明電極3及び上透明電極13に電圧印加するために設けるもので、銀粉や銅粉等の高導電性金属粉を熱硬化性のエポキシ樹脂等に混ぜ合わせてインク化したものをスクリーン印刷等の印刷方法で形成する。タッチパネルの性能上、これらの電極の抵抗値が低ければ低いほど良いものであり、一般に、透明電極のシート抵抗値に対してこれらの電極のシート抵抗値は100分の1以下であることが必要とされている。そこで、これらの電極の印刷の厚さを増したり、幅を広くしたりして抵抗値を小さく押さえる設計がなされている。
下基板1を構成するドットスペーサ8は、押圧した部分以外の部分の透明電極同士が接触しないために設けるもので、透明なアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、その他の透明な樹脂材料をスクリーン印刷等の方法でドットマトリックス状に一定間隔に形成し、その後、熱または紫外線で硬化処理を施して形成する。このドットスペーサ8は目に見えない大きさであることが求められることから、直径30〜60μm、ドット間隔は1〜8mmの範囲で設計される。また、厚みは、用いる上透明基板12の材質や上下基板11、1の隙間量にもよって異なるが、上透明基板12に0.2mmのマイクロガラスを使用し、上下基板11、1の隙間量を10μm前後に設定した場合は概ね2〜5μm位の厚みを取る。
シール材17は、スペーサボールを分散させた熱硬化性のエポキシ樹脂接着剤やアクリル樹脂接着剤等をスクリーン印刷等の方法で印刷して形成する。ここで使われるスペーサボールは上基板11と下基板1との隙間を一定隙間に保持するために設けるもので、所定の大きさの絶縁性のあるプラスチックボールやファイバーガラス等が利用される。このプラスチックボールやファイバーガラスの大きさは、上基板11の透明基板12の材質や厚さによって異なるが、0.2mmのマイクロガラスを使用した場合は概ね10μm前後の径のものが選択される。このシール材17は上基板11または下基板1の何れか一方に印刷した後、上基板11と下基板1とを位置を合わせて貼合わせ、加圧の下で加熱処理を施して硬化させ、接着固定を行っている。また、このシール材17は上基板11と下基板1を固定する役目と共に内部に水分やゴミ等の進入を防止するシールの役目も持っている
偏光板18と位相差板16は防眩性を高めて透視性や表示品質を良くするために設けている。偏光板18は、様々なものが使用されているが一例をあげると、ポリビニールアルコールフイルムを常法により一軸延伸することによって厚さが20μmの偏光フイルムを作成し、この両面に厚さが80μmのセルロース系フイルムを張り合わせて厚さ180μmの偏光板としたもの等が利用できる。また、位相差板16は、ポリカーボネイトを素材として形成され、厚さ80μm程度である。
図16はペンで上基板11を押圧したときの押圧状態を示した模式図である。上記構成を取るタッチパネル20の上基板11を構成する可撓性のある上透明基板12をペン101で図中入力点Pで示した位置を押圧すると、上透明基板12が撓んで上透明電極13が下基板1の下透明電極3に接触し、その接触位置で電気的導通が図られる。そして、押圧入力点Pの入力位置が読みとられる。
ここで、押圧入力点Pの位置座標は図17に示す原理に基づいて求めている。図17は座標入力の原理を説明する模式的回路図を示していて、(a)図はX軸側の座標読取りパネルに電圧を印加した状態を示しており、(b)図はY軸側の座標読取りパネルに電圧を印加した状態を示している。ここで、X1はX軸側の座標読取りパネルで、透明電極T2とその対向する二辺に設けられた一対の導電電極D2とが主構成部品になって構成されていて、前述の図12〜15で説明した上透明電極13と上導電電極14、15を設けた上基板11がX軸側の座標読取りパネルの役割を成している。また、Y1はY軸側の座標読取りパネルで、透明電極T1とその対向する二辺に設けられた一対の導電電極D1とが主構成部品になって構成されていて、前述の図12〜15で説明した下透明電極3と下導電電極4、5を設けた下基板1がY軸側の座標読取りパネルの役割を成している。31はスイッチ、32は定電圧電源、33は電圧計である。更に、図示はしていないが、この回路にはA/D変換ボードやI/Oボードなどが接続されていて、位置座標が求められるようになっている。
図17の(a)図に示すように、X軸側の座標読取りパネルX1に定電圧電源32を介して電圧を印加した状態で、ペン101で入力点Pの位置を押圧すると、X軸側の座標読取りパネルX1の接触点PxとY軸側の座標読取りパネルY1の接触点Pyで、電圧が対面するY軸側の座標読取りパネルY1側に分圧して流れる。このとき、パネルY1側の抵抗YR2が電圧計33の内部抵抗値に比べて非常に小さく無視できる値であるので、電圧計33にはパネルX1側の抵抗XR2に対する電圧値が示される。
次に、(b)図に示すように、スイッチ31を切り替えてY軸側の座標読取りパネルY1に電圧を印加すると、接触点Pyの電圧が接触点PxでX軸の座標読取りパネルX1側に分圧して流れる。このとき、パネX1側の抵抗XR2が電圧計33の内部抵抗値に比べて非常に小さく無視できる値であるので、電圧計33にはパネルY1側の抵抗YR2に対する電圧値が示される。
このように、入力点におけるX軸側の座標読取りパネル、及び、Y軸側の座標読取りパネルの電圧値を検出して、この電圧値を印加電圧との比から入力点PのX軸、Y軸の位置座標が算出される。以上述べた求め方は電圧値を検出して位置座標を求める方法であるが、抵抗値を検出して抵抗値を基にして位置座標を算出することも当然できる。
ところで、上記で述べたX軸側の座標読取りパネルX1、即ち、タッチパネル20の上基板11に形成する上透明電極13は方形の形状を取っている。また同様に、Y軸側の座標読取りパネルY1、即ち、タッチパネル20の下基板1に形成する下透明電極3も方形の形状を取っている。このようなことから、上基板11、並びに下基板1も方形形状に形成していて、大方のタッチパネルは方形形状を取っている。そして、タッチパネルを用いた画面入力型表示装置にあっては、その大方の入力画面は方形の形状を成している。
従って、従来の画面入力型表示装置の入力画面は四角張った方形の入力画面しかできず、デザイン面で大きな制約を持っている。そして、丸い形状の入力画面を求める画面入力型表示装置には丸いタッチパネルを供給することができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは丸い形状のタッチパネルを供給するものである。
上記の課題を解決する手段として、本発明の請求項1に記載のタッチパネルは、可撓性を有する上透明基板の下面に、概ね直線である4つの辺を少なくとも有し、且つ、少なくとも1つの中心線で対称になる形状に形成した上透明電極と、この上透明電極の対称に向かい合う対向する辺に接続して形成した一対の上導通電極と、を有する上基板と、下透明基板の上面に、前記の上透明電極と略同一形状に形成した下透明電極と、この下透明電極の前記の上導電電極を形成した辺に対して90度ずれた位置にある対向する辺に接続して形成した一対の導通電極と、前記の下透明電極の上面に形成したドットスペーサと、を有すると下基板と、を一定の隙間を持たせて対面して配置し、シール材で前記上下基板の外周域を接着固定したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のタッチパネルは、前記の上透明電極及び下透明電極が8角形,12角形,16角形などの4の倍数の辺を有していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のタッチパネルは、可撓性を有する上透明基板の下面に、それぞれ平行に対向して且つその中心線が直交する概ね直線である4つの辺と、この4つの辺の端をそれぞれ結ぶ曲線又は曲線と直線からなる辺を有して、且つ、少なくとも1つの中心線で対称になる形状に形成した上透明電極と、この上透明電極の対称に向かい合う対向する辺に接続して形成した一対の上導通電極と、を有する上基板と、下透明基板の上面に、前記の上透明電極と略同一形状に形成した下透明電極と、この下透明電極の前記の上導電電極を形成した辺に対して90度ずれた位置にある対向する辺に接続して形成した一対の下導通電極と、前記の下透明電極の上面に形成したドットスペーサと、を有する下基板と、を一定の隙間を持たせて対面して配置し、シール材で前記上下基板の外周域を接着固定したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のタッチパネルは、前記の対面して配置した上下基板で、それぞれ一対の上下の導電電極とが少なくとも重畳する部分に絶縁スペーサを挟設したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のタッチパネルは、前記の上下基板が円形又は略長円形又は多角形の形状をなしていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のタッチパネルは、請求項1〜5に記載のタッチパネルにおいて、アクティブ領域内での上基板を押圧して入力指示を行ったときの押圧入力点のX軸方向及びY軸方向の位置座標の算出は、一定の電圧印加の下で押圧入力点における検出されたX軸方向の絶縁抵抗値又は電圧値、及びY軸方向の絶縁抵抗値又は電圧値から、予め設定してある絶縁抵抗値又は電圧値と位置座標との関係を表した相関テーブルに基づいて位置座標を算出することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載の画面入力型表示装置は、液晶表示装置などの表示装置の上面にタッチパネルを備えている画面入力型表示装置であって、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のタッチパネルを備えて、円形又は略長円形又は多角形形状の入力画面を有していることを特徴とするものである。
本発明の上下の透明電極は、8角形、12角形、16角形などの4の倍数の辺を有する形状に形成される。或いはまた、4つの直線とそれを結ぶ曲線又は曲線と直線の辺からなる形状に形成される。これらの形状は円形、或いは長円形に近い形状となるので、上下基板を円形や略長円形の形状に仕立てることができる。また、当然ながら多角形形状に仕立てることもできる。
また、上下の透明電極を同一形状に形成し、それに接続する導電電極を対称に向かい合う対向する辺に一対配置し、もう一対をその導電電極と90度ずれた位置にある対向する辺に配置する構造にすることによって押圧入力点の座標位置を求めることができる。この座標位置を求める際には予め設定してある相関テーブルを用いて算出する。また、上基板の上導電電極と下基板の下導電電極とが重畳する部分に絶縁スペーサを挟設することによって上下の導電電極間の短絡を防止する。
また、このようにして形成したタッチパネルは円形、或いは長円形や多角形のタッチパネルが得られる。この円形、長円形、多角形のタッチパネルを使用することによって円形、長円形、多角形の入力画面を持った画面入力型表示装置が得られる。従来の四角張った入力画面とは異なったデザインの画面入力型表示装置が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態を図1〜11を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るタッチパネルの平面図を示している。図2は図1におけるG−G断面図、図3は図1における上基板の平面図、図4は図1における下基板の平面図である。また、図5は相関テーブルを説明する説明図である。図6は本発明の第2実施形態に係るタッチパネルの平面図を示していて、図7は図6における上基板の平面図、図8は図6における下基板の平面図である。また、図9は本発明の第3実施形態に係るタッチパネルの平面図、図10は図9における上基板の平面図、図11は図9における下基板の平面図を示している。
図1、2、3、4より、本発明の第1実施形態に係るタッチパネル40は、略長円形の形状をしていて、上基板51と下基板41とが一定の隙間をもってシール材57で上基板51と下基板41の外周域を接着固定している。また、この下基板41には、図中下方に延設部を有しており、その延設部にFPC取付部Sを設けていて、このFPC取付部Sに外部との導通を取るFPC(図中省略)が接続できるようになっている。また、下基板41の下面には下基板41の形状に合わせた位相差板56や、上基板51の上面には上基板51の形状に合わせた偏光板58が設けられる。
上基板51は、可撓性を有して長円形の形状をした上透明基板52と、この上透明基板52の下面に形成した上透明電極53と、この上透明電極53の対向した辺に接続して形成した一対の上導電電極54、55とから構成している。ここでの上透明電極53は8角形の形状をなしている。即ち、8つの直線の辺53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53hを持った8辺形の形状をなしている。更に、この8つの直線の辺を持ったは上透明電極53は1つの中心線yに対して対称な形状になっている。また、中心線yと直交する中心線xに対しても対称な形状になっている。一対の上導電電極54、55は、中心線yを挟んで対称に向かい合う対向する辺に、図中では辺53b、53c、53dが中心線yを挟んで辺53f、53g、53hと対称に向かい合って対向しており、この対向した一方側の辺53b、53c、53dに上導電電極54を形成しており、他方側の辺53f、53g、53hに上導電電極55を形成している。また、この一対の上導電電極54、55は、下透明基板42の延設部に設けたFPC取付部Sに向かって、それぞれ引き回しした先端部54a、55aを持っている。この先端部54a、55aは後述する下基板41に設けた一対の接続電極46及び47と接続されるようになっている。
ここで、上透明電極53(後述する下透明電極も同じであるが)は背景技術で説明したようにフォトリソグラフィなどの方法で形成する。このため直線の辺といっても微少な凹凸の曲がりなどがある。また、直線の辺に接続して形成する上導電電極(後述する下導電電極も同じであるが)54、55は上透明電極53の上に全部もしくは一部重ねて一定の幅で形成する。従って、直線の辺は厳密に真直ぐな直線の辺でなくとも良く、上導電電極54、55との重なりができる程度に、概ねの直線の辺であれば良い。
下基板41は、略長円形をして図中下方に延設部を設けた下透明基板42と、この下透明基板42の上面に形成した下透明電極43と、この下透明電極43の対向した辺に接続して形成した一対の下導電電極44、45と、下透明基板42の延設部に設けたFPC取付部S付近に形成した一対の接続電極46、47と、下透明電極43の上面にマトリックス状に形成したドットスペーサ48とから構成している。
ここでの下透明電極43は上透明電極53と同じ形状に形成していて、8角形の形状をなしている。即ち、8つの辺43a、43b、43c、43d、43e、43f、43g、43hを持った8辺形の形状をなしている。一対の下導電電極44、45は、中心線xを挟んで対向する辺に、即ち、辺43b、43a、43hには下導電電極45を、辺43d、43e、43fには下導電電極44を形成している。この中心線xを挟んで対向する辺に形成した下導電電極44、45は、上透明電極53の中心線yを挟んで対向した辺に形成した一対の上導電電極54、55と丁度90度ずれた位置になっている。また、この下導電電極44、45は下透明基板42の延設部に設けたFPC取付部Sに向かってそれぞれ引き回しされている。
接続電極46、47は、前述した上基板51の一対の上導電電極54、55に接続を取るために形成するもので、FPC取付部Sの所に形成する。ドットスペーサ48は下透明電極43の上面にマトリックス状に一定間隔に形成している。
ここで、本実施の形態では、下基板41の下透明電極43と上基板51の上透明電極53は全く同じ形状で、全く同じ大きさで形成している。従って、図に示すように、下基板41と上基板51とを対面して組み付けたときには一部分の導電電極が重畳する。この重畳した導電電極がお互いに短絡しないようにするために、その重畳した導電電極の隙間部分に絶縁スペーサ59を配設している。この絶縁スペーサ59はシート状のものを挟んでも良いし、絶縁塗料を塗布したものでも良い。このように、下基板の導電電極と上基板の導電電極を重畳するような構造を取れば、狭額縁化の効果を得る。尚、本発明においては、下透明電極43と上透明電極5とが必ずしも同じ大きさである必要はなく、相似形であっても良いものである。但しこの場合に、同じ面積のアクティブエリアを確保するには上下の基板を大きく形成する必要がある。また、上導電電極と下導電電極とが重畳しない構造になる場合には内側に入る導電電極と透明電極との間に絶縁スペーサを設ける。
下基板41の略長円形と上基板51の長円形は同じ大きさで、且つ、シール材57が十分設けられる大きさに形成している。そして、図に示すように、下基板41と上基板51を一定の隙間を持たせて対面させ、シール材57でその外周域を接着固定する。このとき、下基板41に設けた一対の接続電極46、47は上基板51の一対の上導電電極54、55と図中B及びAの箇所において導電性接着剤を介して接合され導通が図られる。
上記のタッチパネル40を構成するそれぞれの構成部品の材料などの仕様は前述の背景技術で説明した従来のものと同じ仕様のものを使用する。従って、ここではその詳細説明は省略する。
次に、上記の構成を取るタッチパネルの上基板を押圧して入力指示を行ったときの押圧入力点の位置座標を求める求め方について説明する。本発明のタッチパネルは押圧入力点の位置座標を求めるのに予め設定する相関テーブルを使用する。図5はその相関テーブルを説明する説明図を示している。
図に示すように、このタッチパネルの入力面は、前述した透明電極の形状とほぼ同じ形状にできており、8角形、即ち、8辺形になっている。符号Olは入力面の一番外側の外径部を示しており、符号Acはアクティブエリア(使用可能領域)を示している。アクティブエリアAc内の全域は特定の大きさの舛で区分けしてあり、その1つ1つの枡にa〜nの代表位置番号(番地のようなもの)を付けてある。この枡は図示するX軸(X軸はアクティブエリアAcの上端部境界線)とY軸(Y軸はアクティブエリアAcの左端部境界線)の交点Oを基準にして区分けをしている。
次に、各々の枡の代表位置番号の所には、その枡の領域内でのパネルのX軸側の絶縁抵抗値又は電圧値と、パネルのY軸側の絶縁抵抗値又は電圧値、の2種類のデータがそれぞれある範囲の値を持って格納されている。これらのデータは予め何回かの実測に基づいて設定する。ここで、X軸側の絶縁抵抗値又は電圧値、並びに、Y軸側の絶縁抵抗値又は電圧値のデータは背景技術で図17を用いて説明した要領で測定して得る。この枡の中に格納されるX軸側の絶縁抵抗値又は電圧値、及びY軸側の絶縁抵抗値又は電圧値のデータで、同一のデータが共に2つの枡に格納されることはなく、いずれかのデータが必ず異なっている。
枡の代表位置番号は、その枡のパネルにある位置座標を示す代表の番号で、パネルのX軸側の位置と、パネルのY軸側の位置の2つの代表する位置座標を持っている。従って、その枡内の全ての位置座標はその代表する位置座標でもって位置が決定される。枡の大きさは求められる位置精度の仕様に応じて設定する。非常に位置精度が厳しく求められるものについては枡の大きさを小さくして枡の数を増やすことによって対応する。また、逆に位置精度が粗くて良いものについては枡の大きさを大きくして枡の数を減らすことも可能である。パネルのX軸側の位置と、パネルのY軸側の位置の2つの代表する位置座標としては特に限定するものではないが、一つの方法として、その枡の中心の位置座標を設定する方法もある。
相関テーブルは、以上述べた内容のもので構成され、ICチップなどに記憶される。ここで、この相関テーブルの使い方について一例を述べる。今仮に、パネルの図中f3の枡の位置を押圧したとすると、押圧した位置でのX軸側の絶縁抵抗値又は電圧値が抵抗計又は電圧計で検出される。また、同時にY軸側の絶縁抵抗値又は電圧値が抵抗計又は電圧計で検出される。この検出されたX軸側のデータとY軸側のデータの2つのデータが相関テーブルに格納されているX軸側のデータ及びY軸側のデータと対比され、共に一致した所の枡の代表位置番号を検索する。そして、その枡の代表位置番号のパネルのX軸側の位置と、パネルのY軸側の位置の2つの代表する位置座標を読みとり、位置が決定される。
タッチパネルは液晶表示装置などの表示装置の上に設けられて、その表示画面に沿って作業が進められる。指示する表示部分を押圧するとその押圧表示部分の色などが変わり、押圧した所が分かるようになっている。上記のようにf3の枡の位置を押圧してその部分の色が変われば正確に位置が設定されていることになる。もし、他の表示部分に色が変われば相関テーブルに正確な位置設定ができていないことになる。
以上述べたように、相関テーブルを用いることによって長円形の形状のタッチパネルでもその押圧入力点の位置を求めることができる。これは、長円形の形状ばかりでなく、円形の形状や多角形の形状のタッチパネルでも同じである。上下の透明電極を8角形、即ち、8辺形に形成し、しかも、直交する2つの中心線で対称になる形状に形成することによって、見栄えが良くてバランスの取れた略長円形のタッチパネルに仕上げることができる。また、上下の透明電極を同一形状にすることによって上下の基板を同一形状で設計することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るタッチパネルを図6、図7、図8を用いて説明する。図6は本発明の第2実施形態に係るタッチパネルの平面図を示しており、図7は図6における上基板の平面図、図8は図6における下基板の平面図を示している。このタッチパネル60は円形の形状をなしていて、円形の上基板71と略円形の下基板61とを一定の隙間を持たせてシール材77でシールした構成になっている。
図6、図7、図8に示すように、本実施形態の上基板71は、円形形状をした上透明基板72と、その下面にほぼ正12角形に近い形状に形成した上透明電極53と、中心線yで対称になって対向する辺に設けた一対の上導電電極74、75とで構成している。12角形の形状をした上透明電極53は中心線yに対して対称になっており、また、中心線yと直交する中心線xに対しても対称になっている。一対の上導電電極74、75は中心線yに対して対称になって対向する辺に一対設けている。そして、この一対の上導電電極74、75の一方端を下基板61に形成したFPC取付部Sの方向に向かって僅かに引き回ししてある。
下基板61は、図中下方に僅かに出っ張った延設部を設けて略円形の形状に形成した下透明基板62と、この下透明基板62の上面に上透明電極73と同一形状に形成した下透明電極63と、中心線xに対して対称になって対向している辺に設けた一対の下導電電極64、65と、下透明電極63の上面にマトリックス状に形成したドットスペーサ68と、下透明基板62の延設部に設けたFPC取付部Sの所に設けた一対の接続電極66,67とから構成している。ここでの、下透明電極63は上透明電極73と同一形状に形成している。即ち、ほぼ正12角形に近い形状に形成してあり、中心線yに対して対称になっており、また、中心線yと直交する中心線xに対しても対称になっている。一対の下導電電極64、65は、上基板71の一対の上導電電極74、75と丁度90度ずれた位置にある中心線xで対称になって対向する辺に設けている。下透明基板62の僅かに出っ張った延設部はFPC取付部Sになっており、一対の下導電電極64、65はFPC取付部Sに向かって図に示すように引き回しされている。
上下基板71、61が対面してシール材77で接着固定されるときに、FPC取付部Sの所に設けた一対の接続電極66、67は、上基板71の一対の上導電電極74、75のそれぞれの先端部で導電性接着剤を介して接続される。また、FPC取付部Sの所で図示しないFPCが取り付かれて外部との導通が取られる。
また、本実施形態では、上透明電極73と下透明電極63とが同一形状で同一大きさに形成している。従って、上下基板71、61を組み合わせたときに、一対の上導電電極74、75と一対の下導電電極64、65との一部分において重畳する部分がでてくる。この重畳する部分の間には、前述の第1実施形態と同様に、絶縁スペーサを挟設している。
本実施形態においては、上透明電極と下透明電極をほぼ正12角形に近い同一形状に形成した。正12角形の形状は円形に近い形状でもあるので、無駄な領域が少ない円形のタッチパネルを形成することができる。更に、16角形の形状を取れば尚更無駄な領域を小さくした円形のタッチパネルが得られる。
上記円形のタッチパネル60における押圧入力点の位置座標を求める方法は前述の第1実施形態と同様に相関テーブルを用いて求める。相関テーブルは前述の第1実施形態で説明した内容と全く同じ内容であるのでここでの説明は省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係るタッチパネルを図9〜図11を用いて説明する。図9は第3実施形態に係るタッチパネルの平面図、図10は図9における上基板の平面図、図11は図9における下基板の平面図を示している。図9、図10、図11に示すように、本実施形態のタッチパネル80は、円形ではあるが一部分の端部を切り取った円形の上基板91と、円形ではあるが一部分の端部を僅かに切り取った円形の下基板81とを対面して配置し、シール材97で接着固定した構成を取っている。前述の第2実施形態のタッチパネルのように外側に出っ張った突出部はなく、完全に円形の範囲の中に納まったタッチパネルとなっている。
ここで、上基板91は、円形ではあるが端部の一部分を切り取った上透明基板92と、その下面に形成した上透明電極93と、中心線yで対称になって対向する辺に設けた一対の上導電電極94、95とで構成している。また、下基板61は、円形ではあるが端部の一部分を僅かに切り取った下透明基板82と、この下透明基板82の上面に上透明電極93と同一形状、同一大きさに形成した下透明電極83と、中心線xに対して対向している辺に設けた一対の下導電電極84、85と、下透明電極83の上面にマトリックス状に形成したドットスペーサ88と、下透明基板82の僅かに切り取った部分に設けた一対の接続電極86、87とから構成している。下透明基板82の僅かに切り取った部分の所はFPC取付部Sになっており、一対の接続電極86、87と一対の下導電電極84、85の引き回しした所の電極部分が集合している。
上透明基板92の下面に形成する上透明電極93は、それぞれ平行に対向した4つの概ね直線の辺93a、93c、93e、93gがあり、その対向する直線の辺の中心線xと中心線yとが直交している。即ち、平行に対向するの辺93aと93eの中心線yと平行に対向する辺93cと93gの中心線xとが直交している。そして、4つの直線の辺93a、93c、93e、93gのそれぞれの両端は曲線の辺で結ばれている形状になっている。即ち、辺93aと93cは曲線の辺93bで結ばれており、辺93cと93eは曲線の辺93dで結ばれている。また、辺93eと93gは曲線の辺93fで結ばれており、辺93gと93aは曲線の辺93hで結ばれている。また、中心線yに対して対向する一対の辺、即ち、辺93b、93c、93dと対向する辺93f、93g、93hは対称な形状になっている。一方、中心線xに対して対向する辺、即ち、辺93b、93a、93hと対向する辺93d、93e、93fは非対称な形状になっている。
中心線yに対して対称に向き合っている対向する辺、即ち、辺93b、93c、93dには上導電電極94を、辺93f、93g、93hには上導電電極95を設けている。そして、それぞれの一端部94a、95aを下基板81に設けたFPC取付部Sの方向に向かって引き回ししている。
下透明基板82の上面に形成する下透明電極83は、上透明電極93と同じ形状、同じ大きさに設けている。そして、下透明基板83の中心線xで対向する辺、即ち、辺83b、83a、83hと、これに対向する辺83d、83e、83fとにそれぞれ下導電電極85と下導電電極84を設けている。そして、この一対の下導電電極85、84はFPS取付部Sに向かって引き回しされている。
下透明基板82のFPC取付部Sの所に設けた一対の接続電極86、87は上下基板91、81を組合わせたときに導電性接着剤を介して上基板91の一対の上導電電極94、95と接続され、導通が図られる。
本実施形態においても、上下基板91、81を組合わせたときに、一対の上導電電極94、95と一対の下導電電極84、85との一部分において重畳する部分がでてくる。この重畳する部分の間には絶縁スペーサを挟設している。
上記のタッチパネル80における押圧入力点の位置座標は第1実施形態と同様に相関テーブルを用いて求める。相関テーブルの内容は第1実施形態と同様であるので、その詳細説明は省略する。
以上述べたように、上下の透明電極を8角形や12角形の形状に、或いは直線と曲線の混ざり合った形状にし、相関テーブルを使って押圧入力点の位置座標を求める方法を取ることによって、タッチパネルを円形や略長円形の形状、或いは多角形の形状に仕上げることができる。
タッチパネルは液晶表示装置などの表示装置の上面に備えられて使用される。円形や長円形の形状、或いは多角形の形状のタッチパネルを用いて形成した画面入力型表示装置は、その入力画面を円形や長円形の形状、或いは多角形の形状に形成することができる。そしてこのことによって、色々なデザインの入力画面を持つ画面入力型表示装置を得ることができる。尚、液晶表示装置をタッチパネルの形状に合わせて円形や長円形、或いは多角形の形状に形成することは容易である。
本発明は抵抗膜式タッチパネル、及びそれを備えた画面入力型表示装置に利用する。
本発明の第1実施形態に係るタッチパネルの平面図である。 図1におけるG−G断面図断面図である。 図1における上基板の平面図である。 図1における下基板の平面図である。 相関テーブルを説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るタッチパネルの平面図である。 図6における上基板の平面図である。 図6における下基板の平面図である。 本発明の第3実施形態に係るタッチパネルの平面図である。 図9における上基板の平面図である。 図9における下基板の平面図である。 従来技術におけるタッチパネルの平面図である。 図12おけるE−E断面図である。 図12における下基板の平面図である。 図12における上基板の平面図である。 ペンで上基板を押圧したときの押圧状態を示した模式図である。 座標入力の原理を説明する模式的回路図を示していて、(a)図はX軸側の座標読取りパネルに電圧を印加した状態を示しており、(b)図はY軸側の座標読取りパネルに電圧を印加した状態を示している。
符号の説明
1、41、61、81 下基板
2、42、62、82 下透明基板
3、43、63、83 下透明電極
4、5、44、45、64、65、84、85 下導電電極
6、7、46、47、66,67、86,87 接続電極
8、48、68、88 ドットスペーサ
9 FPC
11、51、71、91 上基板
12、52、72、92 上透明基板
13、53、73、93 上透明電極
14、15、54、55、74、75、94、95 上導電電極
16、56 位相差板
17、57、77、97 シール材
18、58 偏光板
59 絶縁スペーサ

Claims (7)

  1. 可撓性を有する上透明基板の下面に、概ね直線である4つの辺を少なくとも有し、且つ、少なくとも1つの中心線で対称になる形状に形成した上透明電極と、該上透明電極の対称に向かい合う対向する辺に接続して形成した一対の上導通電極と、を有する上基板と、
    下透明基板の上面に、前記上透明電極と略同一形状に形成した下透明電極と、該下透明電極の前記上導電電極を形成した辺に対して90度ずれた位置にある対向する辺に接続して形成した一対の下導電電極と、前記下透明電極の上面に形成したドットスペーサと、を有する下基板と、
    を一定の隙間を持たせて対面して配置し、シール材で前記上下基板の外周域を接着固定したことを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記上透明電極及び下透明電極は8角形,12角形,16角形などの4の倍数の辺を有していることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 可撓性を有する上透明基板の下面に、それぞれ平行に対向して且つその中心線が直交する概ね直線である4つの辺と、該4つの辺の端をそれぞれ結ぶ曲線又は曲線と直線とからなる辺を有して、且つ、少なくとも1つの中心線で対称になる形状に形成した上透明電極と、該上透明電極の対称に向かい合う対向する辺に接続して形成した一対の上導通電極と、を有する上基板と、
    下透明基板の上面に、前記上透明電極と略同一形状に形成した下透明電極と、該下透明電極の前記上導電電極を形成した辺に対して90度ずれた位置にある対向する辺に接続して形成した一対の下導電電極と、前記下透明電極の上面に形成したドットスペーサと、を有する下基板と、
    を一定の隙間を持たせて対面して配置し、シール材で前記上下基板の外周域を接着固定したことを特徴とするタッチパネル。
  4. 前記対面して配置した上下基板で、それぞれ一対の上下の導電電極とが少なくとも重畳する部分に絶縁スペーサを狭設したことを特徴とする請求項1又は3にに記載のタッチパネル。
  5. 前記上下基板は円形又は略長円形又は多角形の形状をなしていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか1つに記載のタッチパネル。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれか1つに記載のタッチパネルにおいて、アクティブ領域内で前記上基板を押圧して入力指示を行ったときの押圧入力点のX軸方向及びY軸方向の位置座標の算出は、一定の電圧印加の下で押圧入力点における検出されたX軸方向の絶縁抵抗値又は電圧値、及びY軸方向の絶縁抵抗値又は電圧値から、予め設定してある絶縁抵抗値又は電圧値と位置座標との関係を表した相関テーブルに基づいて位置座標を算出することを特徴とするタッチパネル。
  7. 液晶表示装置などの表示装置の上面にタッチパネルを備えている画面入力型表示装置であって、前記請求項1乃至6のいずれか1つに記載のタッチパネルを備えて、円形又は略長円形又は多角形形状の入力画面を有していることを特徴とする画面入力型表示装置。
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