JP2005274939A - 画像形成装置および画像形成装置の記録剤不足警告プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部或いは一部に補給すべき記録剤の色を表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できるようにする。
【解決手段】 画像形成用の記録剤が不足したことを検知する残量検知手段と該記録剤が不足した場合にその旨をユーザに知らせる表示手段とを備えた画像形成装置において、前記表示手段上の全部或いは一部に前記残量検知手段で不足を検知した記録剤の色を色彩そのもので表示させる表示制御手段を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像形成用の記録剤が不足したことを検知する残量検知手段と該記録剤が不足した場合にその旨をユーザに知らせる表示手段とを備えた画像形成装置において、前記表示手段上の全部或いは一部に前記残量検知手段で不足を検知した記録剤の色を色彩そのもので表示させる表示制御手段を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特にトナーやインク等の画像形成用の記録剤が不足した場合に警告をする画像形成装置および画像形成装置の記録剤不足警告プログラムに関する。
近年、複写機においては、カラーで印刷できる機器が市場に多く存在し、これらの機器はシアン(青)、マゼンタ(赤)、イエロー(黄)、ブラック(黒)の4色のトナーやインク等の画像形成用の記録剤を備えており、これら4色の記録剤を組み合わせて転写を行うことにより、カラーでの印刷を実現させている。
モノクロ複写機では、記録剤が1種類しかないので、記録剤の残量が少なくなったときの記録剤不足警告表示は‘トナーが残り少なくなりました’等のガイダンスメッセージを表示すればよかったが、カラー複写機においては、記録剤を4種類備えており、モノクロ複写機の場合のガイダンスメッセージでは、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識させることができず、円滑に記録剤補給作業を行うことができない。
そこで、従来、‘トナーが残り少なくなりました。[C]’等の補給するべき記録剤の色の名称の頭文字等をガイダンスメッセージの文末に付加することによって、ユーザが補給するべき記録剤を一意に認識させるように記録剤不足警告表示を工夫することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−284653号公報
しかしながら、従来の記録剤の色の名称の頭文字等を付加した記録剤不足警告表示では、シアン、マゼンタ等の色の名称が一般的に認識されておらず、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識することが困難であった。
そこで、本発明では、カラー表示ディスプレイを有する機器において画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部或いは一部に補給すべき記録剤の色を色彩そのもので表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できる画像形成装置及び画像形成装置の記録剤不足警告プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、画像形成用の記録剤が不足したことを検知する残量検知手段と該記録剤が不足した場合にその旨をユーザに知らせる表示手段とを備えた画像形成装置を前提としている。
本発明は、前記表示手段上の全部或いは一部に前記残量検知手段で不足を検知した記録剤の色を色彩そのもので表示させる表示制御手段を備える構成としている。
このようにすれば、画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部或いは一部に補給すべき記録剤の色を色彩そのもので表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できる。
また、前記残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、前記表示制御手段は前記表示手段上の全部或いは一部に該複数色全てを表示させる構成としてもよい。
このようにすれば、補給すべき複数色全てを表示させるので、より円滑に記録剤補給作業が行える。
また、前記残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、前記表示制御手段は前記表示手段上の全部或いは一部に該複数色それぞれを所定時間毎に切り替えて表示させる構成としてもよい。
このようにすれば、補給すべき複数色それぞれを切り替えて表示させるので、視認性が高まり、より円滑に記録剤補給作業が行える。
また、前記残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、前記表示制御手段は前記表示手段上の全部或いは一部に該複数色それぞれを所定の優先順位に従って表示させる構成としてもよい。
このようにすれば、複数色の記録剤それぞれの使用頻度に応じて優先順位を付けて表示させることで、より効率的な記録剤補給作業を行うことができる。
また、前記所定の優先順位を変更可能に設定する表示方法設定手段を備える構成としてもよい。
このようにすれば、ユーザ自信が優先順位を変更できるので、より効率的な記録剤補給作業を行うことができる。
また、画像形成用の記録剤が不足したことを検知する残量検知手段と該記録剤が不足した場合にその旨をユーザに知らせる表示手段とを備えた画像形成装置の記録剤不足警告プログラムにおいて、前記画像形成装置のプロセッサに、前記表示手段上の全部或いは一部に前記残量検知ステップで不足を検知した記録剤の色を色彩そのもので表示させる表示制御ステップを実行させる構成としてもよい。
このようにすれば、画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部或いは一部に補給すべき記録剤の色を色彩そのもので表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できる。
カラー表示ディスプレイを有する機器において画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部或いは一部に補給すべき記録剤の色を色彩そのもので表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の画像形成装置の概略機能ブロック図であり、図2は本発明の画像形成装置の記録剤不足警告表示の処理手順を示すフロー図である。
図1は本発明の画像形成装置の概略機能ブロック図であり、図2は本発明の画像形成装置の記録剤不足警告表示の処理手順を示すフロー図である。
画像形成は、特に、図4の概略断面図に示すような周辺にシアン(青)(C)、マゼンタ(赤)(M)、イエロー(黄)(Y)、ブラック(黒)(K)の各色に対応する現像装置CG、MG、YG、KGが配設された感光体ドラムDと中間転写体Tを備える印刷装置を用いる場合には、次のようにして行われる。
まず、印刷データに対応するシアン色のトナーを感光体ドラムDの表面に乗せ、その後シアン色のみからなるトナー像をこの中間転写体T上に転写させる。次に、印刷データに対応するマゼンタ色のトナーを感光体ドラムDの表面に乗せ、その後マゼンタ色のみからなるトナー像を中間転写体T上に先のシアン色のトナー像に重ね合わせるようにして転写させる。以下、同様に、印刷データに対応する黄色と黒色のトナーについても、順次感光体ドラムDの表面に乗せた後、中間転写体T上に先の転写されているトナー像に重ね合わせるように転写させる。このようにしてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色からなるトナー像をこの中間転写体T上に形成する。なお、このカラーの中間転写体Tへの画像形成の順序は、必ずしも上記のシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に行う必要はなく、任意の順序でよい。また、トナーに限らずインク等の画像形成用の記録剤を使用する場合も含む。
各現像装置CG、MG、YG、KGには、図示しないが、トナーの残量検知手段1(シアンセンサー1a、マゼンタセンサー1b、イエローセンサー1c、ブラックセンサー1d)がそれぞれ設けられており、各現像装置内のトナー残量を検知し、当該検知結果を装置本体10に設けた表示制御手段2に伝える。ここで、トナーの残量検知手段1として、従来知られたピエゾ素子を用いるもの、トナーの光反射、光透過を利用するもの、トナー送り部材のトルクを検知するもの、現像バイアスとして印加される交番電圧を利用し、図示しない各現像と各現像装置内に設けられた図示しない検知導体(アンテナ導体)間の静電容量の変化を利用するもの等、何れの検知手段も使用することができる。
上記のように検知した残量の不足しているトナーの色を色彩そのもので図5に示す表示手段3(LCD:Liquid Crystal Display)全体に表示することになるが、本実施の形態では不足したトナーが複数ある場合で、表示方法設定手段4から不足したトナーの色全てを表示する設定を行っているものとし、以下では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーのうち、マゼンタ色とイエロー色のトナーの残量が不足している場合の本発明の画像形成装置の動作を図2に基づいて説明する。
上記シアンセンサー1aはシアン色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S1)。シアン色が不足していた場合はその旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は表示に対応させたLCD表示設定色として記憶する(S6)が、本例ではシアン色のトナーは不足していないので、S2へと移行する。
上記マゼンタセンサー1bはマゼンタ色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S2)。マゼンタ色のトナーは不足しているので、その旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は不足しているマゼンタ色を表示に対応させたLCD表示設定色として記憶する(S7)。
上記イエローセンサー1cはイエロー色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S3)。イエロー色のトナーは不足しているので、その旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は不足しているイエロー色を表示に対応させたLCD表示設定色として記憶する(S8)。
上記ブラックセンサー1dはブラック色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S4)。ブラック色が不足していた場合はその旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は表示に対応させたLCD表示設定色として記憶する(S9)が、本例ではブラック色のトナーは不足していないので、処理S5へと移行する。
処理S5で上記表示制御手段2は図6に示すようにLCD表示設定色として記憶していたマゼンタ色とイエロー色を表示手段3(LCD)上全体に2分割表示する。
このようにすれば、画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部に補給すべき記録剤の色を表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できる。
上記マゼンタ色とイエロー色の表示を確認してユーザはマゼンタ色とイエロー色のトナー補給作業を行うこととなる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の画像形成装置の他の実施の形態の記録剤不足警告表示の処理手順を示すフロー図である。
図3は、本発明の画像形成装置の他の実施の形態の記録剤不足警告表示の処理手順を示すフロー図である。
以下では、図3に基づいて、上記実施の形態1と相違する点のみを説明する
本実施の形態では不足したトナーが複数ある場合で、表示方法設定手段4から例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順序で使用頻度が高い場合に、当該順序で優先順位を付けて、不足したトナーの色それぞれを表示する設定を行っているものとし、以下では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーのうち、マゼンタ色とイエロー色のトナーの残量が不足している場合の本発明の画像形成装置の動作を説明する。
本実施の形態では不足したトナーが複数ある場合で、表示方法設定手段4から例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順序で使用頻度が高い場合に、当該順序で優先順位を付けて、不足したトナーの色それぞれを表示する設定を行っているものとし、以下では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナーのうち、マゼンタ色とイエロー色のトナーの残量が不足している場合の本発明の画像形成装置の動作を説明する。
上記シアンセンサー1aはシアン色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S10)。シアン色が不足していた場合はその旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は不足しているシアン色を表示に対応させてLCDにシアン色で表示する(S14)が、本例ではシアン色のトナーは不足していないので、S11へと移行する。
上記マゼンタセンサー1bはマゼンタ色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S11)。マゼンタ色のトナーは不足しているので、その旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は不足しているマゼンタ色に対応させてLCDにマゼンタ色で表示する(S15)。
上記マゼンタ色の表示を確認してユーザはマゼンタ色のトナー補給作業を行うこととなり、現時点で残量の不足しているトナーはイエロー色のトナーとなる。
その後、再度S10、S11の順に判定処理を経て、上記イエローセンサー1cはイエロー色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S12)。イエロー色のトナーは不足しているので、その旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は不足しているイエロー色に対応させてLCDにイエロー色で表示する(S16)。
上記イエロー色の表示を確認してユーザはイエロー色のトナー補給作業を行うこととなり、その後、再度S10、S11、S12の順に判定処理を経て、上記ブラックセンサー1dはブラック色のトナーの残量が不足しているのか否かを判定する(S13)。ブラック色が不足していた場合はその旨を表示制御手段2に伝え当該表示制御手段2は不足しているブラック色を表示に対応させてLCDにブラック色で表示する(S17)が、本例ではブラック色のトナーは不足していないので、処理を終了する。
このようにすれば、複数色の記録剤それぞれの使用頻度に応じて優先順位を付けて表示させることで、より効率的な記録剤補給作業を行うことができる。
なお、上記優先順位を表示方法設定手段4から変更可能な構成とし、ユーザが自由に変更可能とすることで、より効率的な記録剤補給作業を行うことができる構成としてもよい。
また、上記2つの実施の形態とは異なり、残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、上記表示制御手段は上記表示手段上の全部或いは一部に該複数色それぞれを所定時間毎に切り替えて表示させる構成としてもよい。この場合、上記第1の実施の形態と同様にして表示設定色を設定し、ステップS5で複数色を順番に表示させる。
このようにすれば、補給すべき複数色それぞれを切り替えて表示させるので、視認性が高まり、より円滑に記録剤補給作業が行える。
また、上記各実施の形態で記載した記録剤不足警告表示は不足した記録剤の色の表示を点滅表示とする構成としてもよい。この場合は表示設定色の設定は上記第1または第2の実施の形態と同様にして行い、ステップS5またはステップS14〜S17において設定された表示設定色を点滅表示すればよい。
また、上記2つの実施の形態では表示手段(LCD)上の全体に不足している記録剤の色を表示する構成としたが、表示手段3(LCD)の一部(例えば「トナー補給」キー、‘トナーが残り少なくなりました’等のガイダンスメッセージ表示部など)を不足している記録剤の色を表示しても良い。更に、プリントキーやテンキーといったLCD以外のキーを不足しているトナー色の色彩で表示しても良い。
また、表示手段にLCDを用いる構成で説明したが、これに限定するものではなく、カラー表示可能な表示手段であればいかなるものを採用してもよい。
また、上記の実施の形態では記録剤としてトナーを用いたが、本発明ではこれに限らず、インク、昇華型の画像形成方式に用いられる記録剤など、画像形成されると消費されて適宜補給が必要な記録剤も同様に用いることができる。
不足した記録剤がブラック色などの無彩色の場合は、グレー色などを用いることができる。シアン色、イエロー色などの有彩色についても、記録剤の色が認識できる程度に表示色を変えてもよい。
上記各実施の形態で説明した構成は、具体例を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明の効果を奏する範囲において任意に設計することが可能である。
カラー表示ディスプレイを有する機器において画像形成用の記録剤が不足したとき、ディスプレイの画面の全部或いは一部に補給すべき記録剤の色を色彩そのもので表示して視認性の高い記録剤不足警告表示を行うことで、ユーザが補給すべき記録剤を一意に認識できるので有用である。
1 残量検知手段
2 表示制御手段
3 表示手段
4 表示方法設定手段
10 画像形成装置
2 表示制御手段
3 表示手段
4 表示方法設定手段
10 画像形成装置
Claims (6)
- 画像形成用の記録剤が不足したことを検知する残量検知手段と該記録剤が不足した場合にその旨をユーザに知らせる表示手段とを備えた画像形成装置において、
前記表示手段上の全部或いは一部に前記残量検知手段で不足を検知した記録剤の色を色彩そのもので表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、前記表示制御手段は前記表示手段上の全部或いは一部に該複数色全てを表示させる請求項1記載の画像形成装置。
- 前記残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、前記表示制御手段は前記表示手段上の全部或いは一部に該複数色それぞれを所定時間毎に切り替えて表示させる請求項1記載の画像形成装置。
- 前記残量検知手段で不足を検知した記録剤が複数色ある場合、前記表示制御手段は前記表示手段上の全部或いは一部に該複数色それぞれを所定の優先順位に従って表示させる請求項1記載の画像形成装置。
- 前記所定の優先順位を変更可能に設定する表示方法設定手段を備える請求項4記載の画像形成装置。
- 画像形成用の記録剤が不足したことを検知する残量検知手段と該記録剤が不足した場合にその旨をユーザに知らせる表示手段とを備えた画像形成装置の記録剤不足警告プログラムにおいて、
前記画像形成装置のプロセッサに、
前記表示手段上の全部或いは一部に前記残量検知手段で不足を検知した記録剤の色を色彩そのもので表示させる表示制御ステップを実行させることを特徴とする画像形成装置の記録剤不足警告プログラム。
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