JP2000284653A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP2000284653A
JP2000284653A JP11089935A JP8993599A JP2000284653A JP 2000284653 A JP2000284653 A JP 2000284653A JP 11089935 A JP11089935 A JP 11089935A JP 8993599 A JP8993599 A JP 8993599A JP 2000284653 A JP2000284653 A JP 2000284653A
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image forming
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JP11089935A
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Ayahiro Mitekura
理弘 見手倉
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成部の情報表示をアプリケーションの
種類に関係なく一括して行なうことができる低コストの
画像形成システムを提供する。 【解決手段】 システム制御部はアプリケーションから
画像形成装置の使用要求(出力要求)を受けた場合、前
述のカラーモード情報とトナーエンド情報とから使用権
を与えることが可能かどうかの判断を行なう。また、操
作部使用権を与えたアプリケーションのカラーモードで
使用するトナー色がトナーエンドとなっている場合、
「トナー補給:シアン」、「ドアを開けてトナーを補給
して下さい。」という画面を表示し、トナー補給の必要
があることをユーザに通知する。このようにして、画像
形成部の情報表示をアプリケーションの種類に関係なく
一括して操作表示部に表示することができるようにし
た。これにより、ソフトウエアプログラムの容量が低下
し、ROMのコストダウンが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を電気信
号に変換して画像形成装置により復元する画像形成シス
テムに関し、特に複数のアプリケーションがリソースを
共有する画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像形成システムの1
つとして使用されているディジタル複写機では、原稿画
像を電気信号に変換するのでこの画像信号に対して各種
の画像処理を施した後、画像形成装置により可視化して
復元するとともに、ファクシミリやプリンタの他にスキ
ャナやファイルシステム等の拡張機能すなわちアプリケ
ーションを持たせることができる。この場合、複数のア
プリケーションにより共有される資源(リソース)とし
ては、画像読み取り装置、画像形成装置、操作部、メモ
リ、周辺機(原稿送り装置(DF)やソータ)がある。
【0003】また、近年では、コピー、プリンタ、ファ
クシミリ等の複数のアプリケーションが画像読み取り装
置、画像形成装置等のリソースを共有して選択的に使用
するマルチタスク型の画像形成システムが提案されてい
る。なお、この種の画像形成システムには、一般にディ
ジタル複写機システムが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このディジタル複写機
には、フルカラーで画像形成を行うものがあり、このよ
うなカラー複写機では、画像形成の結果としてトナーを
消費し、トナー不足により画像形成を行うことができな
い、いわゆるトナーエンドが発生する。そこで、例えば
ブラックとシアンのトナーエンドが発生している場合に
ついて考える。コピーアプリケーションが操作部使用権
を持っているときにシアンモードにしていてバックグラ
ウンドでユーザがブラックでプリンタアプリケーション
を使用してプリントした場合、従来では、画像形成リソ
ースが持つカラー情報のみにより、トナー収容器交換位
置のトナー収容色を決定していたので、プリンタアプリ
ケーションが最後に画像形成したブラックをトナー収容
器交換位置に移動することになり、操作部上のシアント
ナー補給メッセージと、実際に補給できる色とが異な
り、不都合が生じていた。
【0005】また、同様にシアンモードにしていてユー
ザがブラックでプリンタアプリケーションを使用してプ
リントしたい場合、従来では、コピーアプリケーション
のシアンを先にトナー補給し、次のブラックをトナー補
給して印刷を開始しなければならなかった。
【0006】例えばブラックとシアンのトナーエンドが
発生していたときに、コピーアプリケーションが操作部
使用権を持ち、シアンモードでユーザがブラックでプリ
ンタアプリケーションを使用して印刷を行ないたい場
合、従来では、コピーアプリケーションのシアンを先に
トナー補給し、次のブラックをトナー補給するかコピー
アプリケーションのカラーモードをブラックに変更して
ブラックトナーを補給した後、印刷を開始しなければな
らなかった。
【0007】また、複数のアプリケーションが共通のリ
ソースを使用して動作を行なう装置においては、各アプ
リケーション間での動作指令データの不整合が発生しな
いように基本的に動作時に一括して動作情報を発行する
ようにしている。しかし、ユーザ操作によるトナー補給
色の選択が行なえないので、動作時ではなく、ユーザに
よってキーが押下されたときにカラー情報を送信する必
要がある。
【0008】このように複数の機能を有するディジタル
複写機システム、すなわち、ディジタル画像形成システ
ムでは、前述のようにカラー画像形成も自在に行なえる
ように構成されているが、例えば市場においては白黒フ
ァックスが一般的であり、このようなディジタル画像形
成システムを使用する場合においてもファクシミリの通
信にカラー機能は必要ない。また、カラーファクシミリ
を導入するとそれだけでコストも高くなる。そこで、本
出願人はカラー画像形成システムに白黒ファックスを搭
載したシステムを提案した。
【0009】このようなシステムでは、例えばコピー、
ファックス受信、プリント印刷のどの機能を実行するに
しても画像形成リソースを使用するため、トナーがなく
なるとトナーなし情報を表示する必要がある。コピー機
能、プリンタ機能についてはブラック(BK)、シアン
(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色の
トナー情報を表示する必要があるが、ファクシミリでは
ブラックトナーしか使用しないため、ブラックのトナー
情報の表示のみでよい。このように従来では、アプリケ
ーションごとに使用するトナーが異なるため、トナーな
し情報を個々のアプリケーションで表示するように構成
されていた。
【0010】しかし、このトナー有無の表示処理を各ア
プリケーションで個別に処理すると、ソフトウエアプロ
グラムの容量が増大し、ROMのコストアップを招くこ
とになる。
【0011】また、上記のようなシステムにおいて、シ
アントナーエンド状態で操作部にシアントナーの交換を
促すメッセージが表示されているときに、ファックス受
信すると、ファックスアプリケーションでは、ブラック
トナーしか使用しないので、ファックス受信した文書の
印刷が可能である。このような状態で、すなわち、ブラ
ックトナーで受信したファックスの文書を印刷している
ときに、シアントナーの交換を促す表示がされていれ
ば、ユーザがシアントナーの交換のために画像形成装置
のドアを開けてしまうことが考えられる。この場合に
は、ファックスの文書印刷は中断され、エラーとなる。
【0012】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その第1の目的は、画像形成部の
情報表示をアプリケーションの種類に関係なく一括して
行なうことができる低コストの画像形成システムを提供
することにある。
【0013】第2の目的は、ユーザが間違った操作を行
なうことのないような表示を行い、ユーザフレンドリな
画像形成システムを提供することにある。
【0014】第3の目的は、上記各目的をトナー情報で
達成できる画像形成システムを提供することにある。
【0015】第4の目的は、上記各目的を画像形成を必
要とするアプリケーションで実現することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、移動可能に設置された複数の現像器
と、これらの現像器の各々に補給されるトナーを収容す
るとともに前記複数の現像器に着脱自在に装着される複
数のトナー収容器とを備え、予め設定された交換位置に
位置しているトナー収容器のみ交換可能な画像形成リソ
ースと、画像を読み取る画像読み取りリソースと、ユー
ザの操作を入力する操作部リソースと、各々異なった処
理を行なう複数のアプリケーションおよび各アプリケー
ションからの前記リソースの使用要求、解放要求を受
け、予め設定された優先順位にしたがってリソース使用
権を調停するリソース調停手段とを有する画像形成シス
テムにおいて、アプリケーションごとの使用サプライ情
報と各リソースのサプライ有無情報を記憶する記憶手段
を備え、この記憶手段から前記操作部使用権を有するア
プリケーションの前記使用サプライ情報にあるサプライ
が、前記サプライ有無情報で無しとなっているときに
は、前記リソース調停手段は前記操作部にサプライ有無
情報を表示することを特徴とする。
【0017】第2の手段は、第1の手段において、前記
リソース調停手段は、前記操作部使用権を有するアプリ
ケーションの前記使用サプライ情報に応じてサプライ有
無情報を表示する第1の表示手段と、画像形成リソース
に使用権を与えた場合、動作中情報を表示する第2の表
示手段とを有し、前記第1の表示手段による表示中に、
複数のアプリケーションの内の1つに画像形成リソース
の使用権を与えたときには、前記第1の表示手段を前記
第2の表示手段に切り換えることを特徴とする。
【0018】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、前記使用サプライ情報は使用するトナー色情報で
あり、前記サプライ有無情報はトナー有無情報であるこ
とを特徴とする。
【0019】第4の手段は、第1または第2の手段にお
いて、前記アプリケーションに、コピー、プリンタ、ス
キャナ、およびファクシミリを含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明に係る画像形成
システムの一実施形態としてのディジタル画像形成シス
テムを示すブロック図、図2は図1のディジタル画像形
成システムの概略的構成を示す説明図、図3は図1のデ
ィジタル画像形成システムのハードウエアの一例を示す
ブロック図、図4は図1のディジタル画像形成システム
のハードウエアの他の例を示すブロック図、図5は図1
のディジタル画像形成システムにおいてアプリケーショ
ン層とシステム制御層の関係を示す説明図、図6は図1
のディジタル画像形成システムにおいてコピーアプリケ
ーションとプリンタアプリケーションのインターリーブ
動作を示す説明図、図7は図1のディジタル画像形成シ
ステムにおいてファクシミリアプリケーションとプリン
タアプリケーションの並列動作を示す説明図、図8は図
1の操作部の一例を示す説明図、図9はシステム制御部
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0021】図2におけるディジタル画像形成システム
は、原稿仕送り装置1、読み取り装置3、画像形成装置
4、第1、第2、第3の3段の給紙カセット7a,7
b,7cを備えた給紙装置、および排紙仕分け装置6か
ら構成されている。読み取り装置3は、原稿画像を露光
紙、ミラーを介してCCDに取り込み、ブラックBk、
マゼンタM、シアンC、イエローYの各色の成分からな
る画像データ信号に分解して画像形成装置4に転送す
る。
【0022】画像形成装置4は、フルカラー画像が形成
可能になっており、感光体4aの帯電工程、レーザ露光
工程、リボルバ現像方式で現像を行うトナーによる現像
工程、中間転写ベルト4d上に画像を転写する1次転写
工程、1次転写ベルト上のトナー像をレジストローラに
よってタイミング調整された転写紙へ転写する2次転写
工程、およびクリーニング工程を経て定着工程において
搬送されてきた転写紙上のトナー像を熱定着し、定着
後、機外に排出するようになっている。フルカラー画像
を形成する場合には、上記帯電、露光、現像、1次転写
の各工程をブラックBk、マゼンタM、シアンC、イエ
ローYの4回行う。各色の位置合わせは、中間転写ベル
ト4dに付けられているベルトマークを光反射センサな
どの検出手段によって検出し、タイミングを生成してい
る。
【0023】リボルバ現像器4cの内部は4分割されて
おり、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色そ
れぞれの現像器が配されている。また、各現像器には、
それぞれの色に対応したトナーを収容したトナー収容器
が着脱自在に保持されている。このトナー収容器は、各
色の現像器に近接して配置されており、各現像器と連動
して移動する。リボルバ現像器は画像読み取り装置の制
御のもとに図示しないパルスモータ駆動制御によって指
定角度分、図2の矢印方向に回転駆動される。
【0024】両面ユニット5は給紙カセット7から画像
形成装置4に給紙されて一方の面に画像が形成された用
紙の裏表を反転して再度画像形成装置4に再給紙するよ
うに構成され、これにより、1枚の用紙の両面に画像を
形成することができる。なお、この種の両面ユニット5
では、1枚の用紙を直ぐに再給紙するものと、複数の用
紙をスタックして最上位の用紙から順次再給紙するもの
が知られている。画像形成装置4により画像が形成され
た用紙は排紙仕分け装置6によりページ順やページ毎に
仕分けられて排紙される。
【0025】拡張機能(アプリケーション)は上記原稿
仕送り装置1、操作部2、画像読み取り装置3、画像形
成装置4、両面ユニット5、排紙仕分け装置6および給
紙カセット7のリソースを共有し、例えば図1に示すよ
うにコピー、プリンタ、ファクシミリ(FAX)および
スキャナ、ファイルシステム等のその他の各種アプリケ
ーション81、82、83、84により構成されてい
る。
【0026】ここで、この明細書では上記拡張機能を
「アプリケーション」と表現し、また、画像読み取り装
置3により光電変換された画像信号、画像形成装置4に
入力する画像信号および画像信号の同期用信号をまとめ
て「ビデオ信号」と表現する。さらに、この「ビデオ信
号」を画像読み取り装置3と、画像形成装置4とアプリ
ケーション81〜84間でやり取りするための信号を
「制御信号」または「コマンドと表現する。また、この
ように複数のアプリケーション81〜84を有するディ
ジタル複写機を「システム」と表現し、この「システ
ム」を制御するコントローラを「システム制御部」また
は「システムコントローラ」と表現する。
【0027】つぎに、操作部(および表示部)2につい
て説明すると、このように複数のアプリケーション81
〜84が搭載されたシステムであっても、ごく限られた
操作部しか持たない場合が多く、このような場合にはユ
ーザが使用するアプリケーションのために操作部2を明
け渡すことが必要になる。そこで、本発明ではアプリケ
ーション81〜84単位に用意された画面を「仮想画
面」と表現する。したがって、「仮想画面」は複数個存
在するが、操作部2に実際に表示されているのは常に1
つである。
【0028】この操作部2の表示権を渡されたアプリケ
ーションを「フォアグランドアプリケーション」と表現
し、この「フォアグランドアプリケーション」にはシス
テムからほぼ全てのキー入力が通知され、また、自身の
みの「仮想画面」が操作部2に表示される。他方、表示
権がないアプリケーションを「バックグランドアプリケ
ーション」と表現し、この「バックグランドアプリケー
ション」は表示権がないのみで動作を中断することはな
く、また、限られたキーがシステム制御部101から通
知される。したがって、例えばプリンタアプリケーショ
ン82はバックグランドであっても、画像形成装置4が
空いている状態であれば外部のホストパーソナルコンピ
ュータ(図示省略)からの印字データがあれば画像形成
装置4による出力を試みることもできる。
【0029】また、画像形成装置4等のリソース1、
2、3、4、5、6、7が空いている状態を「アイドル
状態」と表現し、また、システム制御部101はリソー
ス1〜7単位でこのアイドル状態を管理している。さら
に、電源投入時にシステム制御部101から最初に画面
表示権を与えられるアプリケーションを「立ち上げアプ
リケーション」と表現する。
【0030】つぎに、「差し込み出力」または「インタ
ーリーブ」について説明する。この用語は主に、後述す
る画像出力時の動作説明で用いられている。例えば近年
のディジタル複写機では機能が複合され、例えば複写機
とファクシミリまたはプリンタあるいはそれ以上の組み
合わせが1台に集約されているものがある。一般的に
は、例えば複写機能が終了した後プリンタ出力に切り換
えるように、機能単位(=ジョブ単位)で出力が行われ
ている。これに対し、1ジョブの出力に他のジョブ出力
を差し込んで出力することを「インターリーブ」と表現
し、例えば複写機の出力中に、機械を止めることなくプ
リンタ出力を実現可能であることを意味する。
【0031】「モード」はアプリケーションに表示権が
あることを示し、例えばプリンタアプリケーションに表
示権がある場合にはこのディジタル複写機はプリンタモ
ードであると表現する。また、このモードが切り換わる
時点を「モード移行」または「モード遷移」と表現し、
これはシステム制御部101により制御される。
【0032】ここで、システムが複雑化するとアプリケ
ーションをユーザ毎に個別に対応することが必要になる
が、工場出荷時にこれらの対応を全て満足しようとする
ことは不可能であるので、市場に出荷された状態での対
応が不可欠となる。そこで、本発明では不揮発性RAM
を装備し、顧客の要求に応じたシステム設定機能を設け
た。そして、この機能を「ユーザ設定」と表現する。
【0033】また、画像形成装置4がレーザビームを用
いた電子写真プロセス方式の場合には、書込み密度があ
る程度選択可能であるので、この機能を「VR:Variab
le Resolusion (可変密度)」または「MR:MultiRes
olusion (複数密度)」と表現する。さらに、電子写真
プロセス方式の複写機では、消耗品が多いのでユーザに
対して使用を無制限に許可しない場合があるが、これを
「利用者制限」と表現する。この「利用者制限」では利
用者を特定、限定、管理するために「コインラック」、
「キーカウンタ」、「キーカード」、「暗証番号」など
が使用される。
【0034】このように1つずつのリソース1〜7を複
数のアプリケーション81〜84が共有して選択的に使
用するマルチタスク型システムを構成する場合、このシ
ステムは図1に示すようにシステム制御層100により
管理され、このシステム制御層100はシステム制御部
101と、操作部2、画像読み取り装置3、画像形成装
置41および排紙仕分け装置6等の周辺機の各コントロ
ーラ21、31、41、61により構成される。
【0035】また、デバイス制御層110はシステム制
御層100からのコマンド、制御信号等の論理指示を、
また装置を実際に駆動するクラッチ、センサ、モータ等
の機械的入出力を駆動、入力するための変換を行う。ア
プリケーション層80にはアプリケーション81〜84
がシステム制御層100から提供される機能により共存
している。
【0036】このようなシステムのハードウエアは、例
えば図3に示すようにアプリケーション81〜83毎に
CPU81a、82a、83aを設けるとともに、リソ
ースである操作部2と、画像読み取り装置3と画像形成
装置4に対して1個のCPU10を設けることによりシ
ステム制御層100とデバイス制御層110を1個のC
PU10により制御することができる。なお、プリンタ
アプリケーション82とファクシミリアプリケーション
83にはそれぞれページメモリ82b、83bが設けら
れている。
【0037】また、他のハードウエアとしては図4に示
すように、アプリケーション81〜83と、システム制
御部(コントローラ)101と各リソース2〜4毎にそ
れぞれCPU81a〜83a、101a、21a、31
a、41aを設け、システム制御部101のCPU10
1aから各CPU81a〜83a、21a〜41aへの
コマンドを制御信号線を介して伝達するように構成する
ことができ、このように本発明のハードウエア構成は自
由に構成することができる。
【0038】つぎに、図5〜図7を参照して仮想リソー
スについて説明する。システム制御層100ではアプリ
ケーション層80から見た場合、図5において破線で示
すように全てのアプリケーション81〜84に対して仮
想リソースが存在するような機能を提供し、この機能に
よりアプリケーション層80では特にシステム状態を管
理する必要がなく、システム制御層100が全てのアプ
リケーション81〜84を同一条件で管理することがで
きる。
【0039】すなわち各アプリケーション81〜84は
使用したいリソースが発生した時点でその使用要求をシ
ステム制御層100に送り、システム制御層100はそ
の時点のリソースの使用状況から判断した結果を要求元
アプリケーションに送る。要求元アプリケーションはそ
の結果により実行可能か否かを判断して可能であれば実
行する。なお、システム制御層100は基本的には同等
の手順でアプリケーション81〜84の実行権を管理す
る。
【0040】ここで、図2に示すように実際のリソース
2〜4は1つずつしか存在しないので、システム制御層
100は仮想リソースの使用要求が競合した場合、リソ
ース2〜4の実際の使用権を渡すために排他的制御また
は時分割割り付けを行う必要がある。なお、排他的制御
を行うか時分割割り付けを行うかは、リソースの種類や
ユーザ設定に応じて異なる。
【0041】図6および図7において、破線で示す仮想
リソースはそのアプリケーションが実行権を取っていな
い場合を示し、実線で示すリソースはそのアプリケーシ
ョンが実行権を取っている場合を示している。また、図
6はコピーアプリケーション81とプリンタアプリケー
ション82のインターリーブ動作、すなわち1ジョブの
出力に他のジョブ出力を差し込んで出力する状態を示
し、この例ではコピーアプリケーション81が操作部2
と、画像読み取り装置3と画像形成装置4の全てのリソ
ースの実行権を取って実行中であるが、この状態でプリ
ンタアプリケーション82から画像形成装置4の使用要
求が発生すると、ユーザ設定によりインターリーブモー
ドが設定されている場合に、システム制御層100は画
像形成装置4をコピーアプリケーション81とプリンタ
アプリケーション82に対して時分割で割り付ける。
【0042】この時分割割り付け制御では、リソースの
実行権が複数のアプリケーションの間で動的に変更さ
れ、画像形成装置4の出力は、コピーアプリケーション
81の出力とプリンタアプリケーション82の出力が混
在して出力されることになる。したがって、画像形成装
置4を停止することなくコピーアプリケーション81と
プリンタアプリケーション82の待ち時間を最小限に抑
制することができる。
【0043】図7は他の動作例としてプリンタアプリケ
ーション82とファクシミリアプリケーション83の並
列動作を示している。ファクシミリアプリケーション8
3は送信時には操作部2と画像読み取り装置3のみを使
用し、プリンタアプリケーション82は画像形成装置4
のみが必要である。したがって、プリンタアプリケーシ
ョン82とファクシミリアプリケーション83のリソー
ス使用要求が同時に発生してもリソースの競合が発生し
ないので、排他的制御または時分割割り付けを行うこと
なく2つのアプリケーション82、83の要求を受け入
れることができ、したがって、ファクシミリ送信とプリ
ンタ出力を同時に行うことができる。
【0044】つぎに、プロッタ(画像形成装置4)の動
作を説明する。本発明ではアプリケーション81〜84
毎に優先順位が所定の操作方法により登録可能に構成さ
れ、具体的には操作部2上のキーの組み合わせ操作によ
りユーザ設定のプログラムモードに入り、各アプリケー
ション81〜84の優先順位が登録される。また、ここ
で登録される優先順位は「1」〜「9」までの数値で入
力され、複数のアプリケーション81〜84からの出力
要求が同時に発生した場合に優先度が高いアプリケーシ
ョンの出力が優先されて優先度が低いアプリケーション
は次の給紙実行可能タイミングまで出力待ちとなる。
【0045】例えばファクシミリ受信出力を最優先で出
力したいユーザが他のアプリケーション81、82、8
4よりファクシミリアプリケーション83を最優先で登
録することにより、例えばコピー中であってもファクシ
ミリ受信出力が可能となった時点でこのファクシミリ受
信出力をインターリーブ出力し、さらに次の給紙可能な
タイミングでコピー出力を再開する。
【0046】また、例えばユーザが2以上のアプリケー
ションの優先順位を同一に設定した場合に、この同一優
先順位のアプリケーションからの出力要求が同時に発生
すると、これらのアプリケーションには出力権が交互
に、いわゆるラウンドロビンで与えられる。
【0047】例えばコピーアプリケーション81とプリ
ンタアプリケーション82に同一の優先順位が設定さ
れ、それぞれ連続出力を行う場合すなわち用紙の搬送に
おいて1回の給紙を行った後次の給紙を実行可能なタイ
ミングで次の出力を行う場合、コピー出力→プリンタ出
力→コピー出力→プリンタ出力・・・のようにアプリケ
ーション81、82の出力が交互に行われる。また、排
紙仕分け装置(ソータ)6によりアプリケーション毎に
異なるビンに仕分けることにより、各アプリケーション
のユーザが用紙を取り出す際の混乱を防止することがで
きる。
【0048】したがって、複数のユーザが1台の複写機
を共有して使用する場合に、使用権をユーザ間で公平に
与えることができる。また、上記例では同一の優先順位
を2つのアプリケーション81、82に設定した場合に
ついて説明したが3以上のアプリケーションに設定して
もよい。なお、2以上のアプリケーションからの出力要
求が同時に発生しない場合は当然に起こり得るが、この
場合にはシステム制御部101が最初に要求したアプリ
ケーションの出力を行う。すなわち、1ユーザが1つの
アプリケーションのみを使用する場合には、従来の複写
機やアプリケーションと同様な動作となる。
【0049】ここで、画像形成装置4がレーザビームを
用いた電子写真プロセス方式で書込みを行う場合には、
ポリゴンミラーの回転数を変更することにより書込み密
度を複数段階で変更することができる(MR)。他方、
アプリケーション毎に最適な書込み密度は異なる場合が
あり、したがって、前述したように3以上のアプリケー
ションが同一の優先順位によりいわゆるラウンドロビン
で出力する毎にポリゴンミラーの回転数を変更しなけれ
ばならない。
【0050】しかしながら、ポリゴンミラーの回転数を
変更すると定格回転で安定するまでに通常3秒程度の時
間を要するので、アプリケーションが切り替わる毎に3
秒程度の余分な時間がかかり、システム全体のスループ
ットが低下する。そこで、本発明では2以上のアプリケ
ーションから出力要求が発生した場合に要求が多い書込
み密度のアプリケーションから順次使用権を与えたり、
また、上記同一優先順位の場合には直前に給紙されたア
プリケーションの同等の書込み密度で出力要求したアプ
リケーションを優先することにより、スループットの低
下を防止することができる。また、MRを行った場合に
も最低限の切り換え時間でインターリーブ出力を実現す
ることができる。
【0051】本発明ではまた、操作部2上のキーの組み
合わせ操作によりユーザ設定のプログラムモードに入
り、あるアプリケーションのプリント出力実行中に他の
アプリケーションのプリント出力を差し込むインターリ
ーブの許可と禁止が設定可能に構成されている。ここ
で、インターリーブの許可の場合には前述した優先順位
設定と同様な効果を得ることができるが、排紙仕分け装
置(ソータ)6が装備されていない場合には複数のアプ
リケーションの用紙が1つの排紙トレイ上で混在してユ
ーザが混乱することになる。
【0052】そこで、表示権がないバックグランドアプ
リケーションの出力を原則的に禁止して、ユーザが操作
部2上で意識的に出力を希望するアプリケーションモー
ドを選択するか、表示権を有するフォアグランドアプリ
ケーションがアイドル状態の時に限り、バックグランド
アプリケーションをフォアグランドアプリケーションに
自動的に切り換えて出力を行うことにより上記問題を解
決することができる。
【0053】また、利用者制限が設定されているアプリ
ケーションがバックグランドアプリケーションから出力
されることを禁止し、ユーザが意識的にフォアグランド
アプリケーションを選択した後のみ出力が行われるよう
に構成されている。これは、もし第1のユーザがフォア
グランドアプリケーションにおいてコインラック、キー
カード、キーカウンタのような利用者制限機器を用いて
出力を行っている間に第2のユーザがバックグランドア
プリケーションから出力可能にすると、第1のユーザの
利用者制限機器にカウントアップされるからである。ま
た、この利用者制限はアプリケーション毎に設定するこ
とができる。
【0054】さらに、フォアグランドアプリケーション
を使用中のユーザに対して、バックグランドアプリケー
ションが出力を開始した場合にその旨を表示して通知す
るように構成されている。図8はその一例を示し、コピ
ー、プリンタ、ファクシミリおよびその他のアプリケー
ション81〜84用のLED81c、82c、83c、
84cが設けられ、この例ではフォアグランドとしてフ
ァクシミリ用のLED83cが点灯し、バックグランド
として出力中のプリンタ用のLED82cが点滅してい
る。また、この点滅はバックグランド用の給紙が開始さ
れた後、排紙が完了するまで行われる。
【0055】なお、バックグランドとして出力中の場合
にLEDを点滅する代わりに操作2のLCD2aに例え
ば「FAX優先出力中」のようなガイダンスを表示する
ようにしてもよく、この場合にもフォアグランドアプリ
ケーションを使用中のユーザに対して、バックグランド
アプリケーションにより排紙された用紙を間違わないよ
うに注意を喚起することができる。
【0056】また、割り込みコピーを最優先に設定可能
に構成されているいわゆる割り込みコピーは、ユーザが
緊急度を要して実行する位置に位置づけられるので、最
優先に設定することによりユーザの使用勝手を向上させ
ることができる。
【0057】次に、システム制御部101の動作の主要
な部分について説明する。
【0058】コピー81、ファクシミリ83、プリンタ
82およびスキャナの各アプリケーションの読み取り装
置の画像形成装置の使用要求リソースは、表1のように
なっている。各アプリケーション81〜84が処理を行
う際に読み取り装置と画像形成装置に対して使用するか
否かの要求をシステム制御部101へ発行する。ここで
は、○が使用要求、×が未使用とする。
【0059】
【表1】
【0060】システム制御部101が持つリソースの状
態は、表2のように、読み取り装置、画像形成装置の使
用可否状態を設ける。ここでは、○が使用可能、×が使
用不可とする。
【0061】
【表2】
【0062】システム制御部101は、リソース使用要
求を受けたときに、表3のようなリソース要求を待ちテ
ーブルへ優先順位の順になるようにソートして登録す
る。
【0063】
【表3】
【0064】そして、テーブルの上から順に使用要求さ
れた全てのリソースが使用可能か否かを表2のリソース
状態に基づいて判定し、使用可能であればその要求を表
4のようなリソース獲得テーブルに移し、要求されたア
プリケーションの要求を画像形成装置に発行する。
【0065】
【表4】
【0066】つぎに、図9を参照して出力動作について
説明する。電源がオンになると例えば定着器の温度が所
定温度に達したり、ジャムが発生していない給紙可能状
態まで待機し(ステップ901)、アプリケーションの
出力要求を受け付けた後、予め設定された優先順位のア
プリケーションのソート処理を行う(ステップ90
2)。次いで、そのアプリケーションがバックグランド
からの出力を許可されているか否かを判別し(ステップ
903)、許可されている場合にはステップ904以下
に進み、許可されていない場合にはステップ912に分
岐する。
【0067】ステップ912ではそのアプリケーション
がフォアグランドの場合にステップ909に進んで出力
を開始し、次いで給紙不可能状態に設定し(ステップ9
10)、受け付けた残りの出力要求を待ち状態にし(ス
テップ911)、ステップ901に戻る。また、ステッ
プ912においてそのアプリケーションがフォアグラン
ドでない場合にはステップ913に分岐して実行待ち状
態にし、次いでステップ915に進んで受け付けた要求
の処理が終了した場合にはステップ901に戻り、未だ
終了していない場合にはステップ903に戻る。
【0068】ステップ903においてそのアプリケーシ
ョンがバックグランドからの出力を許可されている場合
には、そのアプリケーションが利用者制限に設定されて
いるか否かを判別し(ステップ904)、設定されてい
ない場合にはステップ905以下に進み、設定されてい
る場合にはステップ912に分岐する。
【0069】また、ステップ905では割り込みモード
が設定されているか否かを判別し、設定されていない場
合にはステップ906以下に進み、設定されている場合
にはステップ912に分岐する。ステップ906ではフ
ォアグランドアプリケーションがソートまたはスタック
モードを選択していて、かつフォアグランドアプリケー
ションがアイドル状態でないか否かを判別し、YESの
場合にステップ912に分岐し、NOの場合にはステッ
プ907以下に進む。
【0070】ステップ907では同一優先順位であって
直前に給紙されたアプリケーションと同一の書込み密度
の要求があるか否かを判別し、同一のものがある場合に
はステップ909に進んでそのアプリケーションの出力
を行い、同一のものがない場合にはステップ908以下
に進む。ステップ908では直前に給紙された書込み密
度と同じ要求か否かを判別し、NOの場合にはステップ
909に進んでそのアプリケーションの出力を行い、他
方、YESの場合にはステップ914に分岐して実行待
ち状態にし、ステップ915に進む。
【0071】引き続き、システム制御部101が行う図
9のステップ902で実行するリソース要求待ちテーブ
ルのソート処理の処理手順を図10のフローチャートを
参照して説明する。
【0072】この処理では、まず、ステップ1001で
変数nに「1」をセットし、ステップ1002でn番テ
ーブルにリソース使用要求が登録されているかどうかを
チェックする。リソース使用要求が登録されていれば、
ステップ1003に進み、登録されていなければステッ
プ1006に進む。ステップ1003では、n番テーブ
ルの優先度が、要求のあったアプリケーションの優先度
より高いかどうかをチェックする。このチェックで、n
番テーブルの優先度が高ければ、ステップ1004で変
数nを「1」増加させてステップ1002に戻る。一
方、n番テーブルの優先度が低ければ、ステップ100
5でn番以降のテーブルを全て下に1つずらす。そし
て、ステップ1006で、要求をn番目に登録する。
【0073】登録が終了すると、ステップ1007で、
変数kに「1」を設定し、さらに、ステップ1008で
k番テーブルの使用リソースが全て使用可能などうかを
チェックする。もし、k番テーブル使用可能であれば、
ステップ1011に進み、使用不能であればステップ1
009に進む。ステップ1009では、番号「k]が最
終テーブル番号以上かどうかをチェックし、最終テーブ
ル番号以上であれば、この処理を終了し、未満であれば
ステップ1010で「k」を「1」増加させてステップ
1008以降の処理を繰り返す。一方、ステップ101
1では、k番テーブルを実行バッファに移し、ステップ
1012で「k+1」番以降のテーブルを全て上に1つ
ずらして処理を終える。
【0074】また、システム制御部101は登録されて
いる各アプリケーションから受信したカラーモードをア
プリケーションごとに表5のようなアプリケーションカ
ラーモード情報として記憶しておく。
【0075】
【表5】
【0076】なお、コピーアプリケーションにおけるカ
ラーモード選択時の操作部表示は図17に示すようにな
っている。さらにシステム制御部101は、表6に示す
ような操作部使用権情報を持っている。
【0077】
【表6】
【0078】ユーザが意図的にアプリケーションを切り
替えた場合は、システム制御部が、現在使用権に切り替
えられたアプリケーションを記憶する。これと同時に、
操作部コントローラ21に対し、現在使用権に記憶され
ているアプリケーションの仮想画面を表示するように指
示を出し、これをフォアグラウンドアプリとする。
【0079】また、システム制御部101は、画像形成
装置からトナーエンド情報の変化のたびにトナーエンド
情報を受信している。表7はトナーエンド情報の一例で
あり、○がトナー有り、×がトナーなし(トナーエン
ド)、△がトナーがもうすぐなくなる状態(トナーニア
エンド)を示す。表7の状態は、シアン(C)がトナー
エンド、イエロー(Y)がトナーニアエンド、ブラック
(BK)およびマゼンタ(M)がトナー有りの状態とな
っている。
【0080】
【表7】
【0081】カラーモードと使用するトナー色との関係
は表8に示すようになっている。
【0082】
【表8】
【0083】システム制御部101はアプリケーション
から画像形成装置の使用要求(出力要求)を受けた場
合、前述のカラーモード情報とトナーエンド情報とから
使用権を与えることが可能かどうかの判断を行なう。ま
た、操作部使用権を与えたアプリケーションのカラーモ
ードで使用するトナー色がトナーエンドとなっている場
合、図18に示すような画面を表示し、トナー補給の必
要があることをユーザに通知する。
【0084】具体的には、各アプリケーションのカラー
モードが、コピー:フルカラーモード、プリンタ:ブラ
ック、ファックス:ブラックの場合、システム制御部1
01のアプリケーションカラーモード情報は表9のよう
になっている。
【0085】
【表9】
【0086】いま、フォアグランドアプリケーションが
コピーとすると、操作部使用権情報は表10のようにな
っている。
【0087】
【表10】
【0088】いま、コピーアプリケーションのシアンカ
ラーモードでのコピー動作中に、シアントナーエンドが
発生したとすると、トナーエンド情報は表11のように
なる。
【0089】
【表11】
【0090】この情報をシステム制御部101が受信す
ると、操作部使用権を与えているコピーアプリケーショ
ンのカラーモードで使用するトナーが、エンドかどうか
を判定を行なう。この場合、フルカラーモードでシアン
がトナーエンドなので、図18のようなトナー補給画面
を表示する。また、画像形成装置4では、受信している
シアンカラーモードで使用するシアントナー収容器を交
換位置に移動させて動作を停止する。すなわち、画像形
成装置4はシステム制御部101からカラーモードシア
ンを受信すると、シアントナー収納器を交換位置に移動
させる。現在のトナー収容器交換位置色と移動先色のリ
ボルバ移動角度は、表12に示すようになっている。
【0091】
【表12】
【0092】また、複数のトナーがエンド、またはニア
エンドになっている場合、トナー収容器を交換位置に移
動する色の優先順位は、 (1)トナーエンド>ニアエンド (2)ブラック>シアン>マゼンタ>イエロー の順となる。色の優先順位は使用頻度の点から黒を最優
先とし、その他の色はリボルバ現像器の配置順に決定し
ている。
【0093】画像出力中にトナーエンドになった場合、
画像形成装置4はアプリケーションから要求された画像
出力の中断後、要求処理を終了させる。これを受け、ア
プリケーションは残りの画像出力を止め、使用中のリソ
ースを開放する。これによりリソース獲得テーブルに登
録されていたアプリケーションの獲得情報は削除され
る。一方、使用要求待ちテーブルも1番目から再度チェ
ックされ、使用要求リソースが使用可能となっていれ
ば、そのテーブルがリソース獲得テーブルに移される。
【0094】コピーアプリケーションは使用していた画
像形成装置4と画像読み取り装置3を開放し、リソース
状態の画像形成装置4と画像読み取り装置3は表13に
示すように未使用となる。
【0095】
【表13】
【0096】次にシステム制御部101はリソース獲得
テーブルの割り当てと、リソース使用要求待ちテーブル
のソートを行い、リソース獲得テーブルは表14、リソ
ース使用要求待ちテーブルは表15のようになり、画像
形成装置4はプリンタに獲得される。
【0097】
【表14】
【0098】
【表15】
【0099】このとき、システム制御部101はシアン
トナー補給表示画面をオフし、図19のような動作中画
面表示を行う。
【0100】次に、アプリケーションが行う処理につい
て図11のフローチャートを参照して説明する。
【0101】この処理では、まず、ステップ1101で
スタート待ちを行い、スタートであればリソース使用要
求を発行する(ステップ1102)。そして、ステップ
1103でステップ1102で要求した処理の終了を待
つ。要求した処理が終了すると、ステップ1104で残
ジョブがあるかどうかをチェックし、残ジョブがなけれ
ばステップ1105で使用リソースの解放を発行してス
テップ1101に戻り、残ジョブがあれば、ステップ1
106で使用トナーがエンドかどうかをチェックする。
トナーエンドであれば、ステップ1107で使用リソー
スの解放を発行し、ステップ1108で画像形成装置の
復帰待ち状態を発行し、ステップ1106に戻る。
【0102】一方、ステップ1106で使用トナーがエ
ンドでなければ、ステップ1109で復帰待ちかどうか
をチェックする。もし、チェック待ちでなければステッ
プ1101に戻り、復帰待ちであれば、ステップ111
0で復帰待ち解除を行ってステップ1101に戻る。
【0103】システム制御部101がアプリケーション
から使用要求(出力要求)を受けたときの調整動作は次
のようにして行われる。アプリケーションからは、カラ
ーモードを受信しているので、そのカラーモードでK色
のトナーを使用するかどうかをチェックする。使用して
いれば画像形成装置4から受信しているトナーエンド情
報と比較し、ブラック(BK)がトナーエンドかどうか
をチェックする。トナーエンドであれば、要求したアプ
リケーションは画像形成装置を使用不可を判断して使用
権を与えない。そして、その後この処理を終了する。ト
ナーエンドでなければ、次の色のチェックを実行する。
このようにブラック、マゼンタ、シアン、イエローの順
序に前述の手順と同様の処理を実行し、すべての色のチ
ェックを行ってこの処理を終了する。
【0104】シアントナーエンドでコピーアプリケーシ
ョンが画像形成リソースを解放すると、システム制御部
101は、操作部使用権を有するコピーアプリケーショ
ンのカラーモードシアンを送信する。画像形成装置4は
シアントナー収容器を交換位置にしているので何もしな
い。一方、システム制御部101は画像形成装置4から
トナーエンド情報を受信すると、操作部2に、図18の
ようにシアントナーの交換要求メッセージを表示する。
【0105】ここでシステム制御部101がリソースの
解放時に行う処理を図12のフローチャートに示す。こ
の処理では、ステップ1201で画像形成装置4が解放
されたかどうかをチェックし、解放されていれば、ステ
ップ1202で操作部使用権を持っているアプリケーシ
ョンのカラーモードを画像形成装置4に送信して処理を
終了し、一方、ステップ1201で解放されていなけれ
ばそのままこの処理を終える。
【0106】システム制御部101がアプリケーション
からのカラーモード受信時に行う処理を図13のフロー
チャートに示す。この処理では、まず、ステップ130
1でカラーモードを受信したかどうかをチェックし、受
信していればステップ1302でアプリケーションカラ
ーモード情報に受信したカラーモードを記憶してこの処
理を終了する。一方、受信していなければ何もせずにこ
の処理を終える。
【0107】その後、プリンタアプリケーションは画像
形成装置4の使用要求(出力要求)を行い、画像形成装
置4にブラック印刷ジョブを発行する。システム制御部
101はプリンタアプリケーションに画像形成装置4の
使用権を与える。このとき、操作部使用権がコピーアプ
リケーションになっているので、操作部2にはシアント
ナーの補給メッセージを表示している。しかし、プリン
タ印刷中なので、システム制御部101はトナーエンド
警告画面を切り替え、プリンタ動作中の画面表示を行
う。
【0108】システム制御部101が操作部2からの操
作入力情報によりアプリケーションを切り替える処理を
図14のフローチャートに示す。この処理では、ステッ
プ1401でコピーアプリケーションの選択かどうかを
チェックし、コピーアプリケーションであれば、ステッ
プ1402で操作部使用権をコピーアプリケーションに
切り替え、ステップ1407に進む。一方、ステップ1
401でコピーアプリケーションの選択でなければ、ス
テップ1403でプリンタアプリケーションの選択かど
うかをチェックする。プリンタアプリケーションの選択
であれば、ステップ1404で操作部使用権をプリンタ
に切り替え、ステップ1407に進む。ステップ140
3のチェックでプリンタアプリケーションが選択されて
いたのでなければ、ステップ1405でFAXアプリケ
ーションの選択かどうかをチェックし、FAXアプリケ
ーションが選択されていたのであれば、ステップ140
6で操作部使用権をFAXアプリケーションに切り替え
てステップ1407に進む。ステップ1405のチェッ
クでFAXアプリケーションが選択されたのでなけれ
ば、何もせずにこの処理を終える。ステップ1407で
は、画像形成装置4を使用中であるかどうか確認し、使
用中であれば前記アプリケーションでは使用できないの
で、そのまま処理を終了する。使用中でなければ、ステ
ップ1408で操作部使用権を持つアプリケーションの
カラーモードを画像形成装置4に送信し、この処理を終
える。
【0109】画像形成装置4がシステム制御101から
カラーモードを受信したときの処理を図15のフローチ
ャートに示す。この処理では、ステップ1501でカラ
ーモードを受信したかどうかをチェックし、受信してい
ればステップ1502で自身が稼働中であるかどうかを
チェックする。もし、稼働中でなければステップ150
3で受信したカラーモードを記憶し、ステップ1504
で交換位置に移動させるトナー収容器の色を検索する。
次いで、ステップ1505でステップ1504で検索し
たトナー収容器が現在の交換位置にすでに移動している
かどうかをチェックし、移動していればこの処理を終了
し、移動していなければ、前述の角度表(表12)に基
づいてリボルバを移動(回転)させ、ステップ1506
で検索したトナー収容器を交換位置に移動させてこの処
理を終える。なお、ステップ1501でカラーモードを
受信していない場合、ステップ1502で画像形成装置
4が稼働中であった場合には、そのまま何もせずに処理
を終了する。
【0110】システム制御部101が情報受信時に行う
表示処理の処理手順を図16のフローチャートに示す。
この処理では、まずステップ1601でトナーエンド情
報を受信したかどうかをチェックし、受信したものがト
ナーエンド情報であれば、ステップ1603の処理を実
行し、トナーエンド情報でなければ、受信したものがリ
ソース使用要求かどうかをステップ1602でさらにチ
ェックする。リソース使用要求であれば、ステップ16
03に進み、リソース使用要求でなければ、この処理を
終える。ステップ1603では、操作部使用権アプリケ
ーションの使用色がトナーエンドかどうかをチェックす
る。トナーエンドになっていれば、ステップ1604で
図18に示すようなトナー補給を促す画面表示を行って
この処理を終える。一方、トナーエンドでなければ、ス
テップ1605で画像形成リソースが使用権を獲得中で
あるかどうかをチェックし、獲得中であれば、ステップ
1606で図19に示すような動作中を示す表示を行っ
た後、この処理を終え、獲得中でなければそのままこの
ままこの処理を終える。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、アプリケーションごとの使用サプライ情報
と各リソースのサプライ有無情報を記憶する記憶手段を
備え、この記憶手段から前記操作部使用権を有するアプ
リケーションの前記使用サプライ情報にあるサプライ
が、前記サプライ有無情報で無しとなっているときに
は、リソース調停手段は操作部にサプライ有無情報を表
示するので、画像形成部の情報表示をアプリケーション
の種類に関係なく一括して行なうことができ、これによ
ってソフトウエアプログラムの容量が低下し、ROMの
コストダウンを図ることができる。その結果、低コスト
の画像形成システムを提供することが可能となる。
【0112】請求項2記載の発明によれば、リソース調
停手段は、操作部使用権を有するアプリケーションの使
用サプライ情報に応じてサプライ有無情報を表示する第
1の表示手段と、画像形成リソースに使用権を与えた場
合、動作中情報を表示する第2の表示手段とを有し、第
1の表示手段による表示中に、複数のアプリケーション
の内の1つに画像形成リソースの使用権を与えたときに
は、第1の表示手段を第2の表示手段に切り換えるの
で、第1の表示手段の表示に基づいてユーザが間違った
操作を行うことがなくなり、これによってユーザフレン
ドリな画像形成システムを提供することができる。
【0113】請求項3記載の発明によれば、使用サプラ
イ情報は使用するトナー色情報であり、サプライ有無情
報はトナー有無情報なので、トナー情報に関して請求項
1および2記載の発明の効果を得ることができる。
【0114】請求項4記載の発明によれば、コピー、プ
リンタ、スキャナ、およびファクシミリの各画像形成を
伴うアプリケーションに適用できるので、これらのアプ
リケーションに関して請求項1および2記載の発明の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル画像形成装置システム
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のディジタル画像形成装置システムの概略
的構成を示す説明図である。
【図3】図1のディジタル画像形成装置システムのハー
ドウエアの一例を示すブロック図である。
【図4】図1のディジタル画像形成装置システムのハー
ドウエアの他の例を示すブロック図である。
【図5】図1のディジタル画像形成装置システムにおい
てアプリケーション層とシステム制御層の関係を示す説
明図である。
【図6】図1のディジタル画像形成装置システムにおい
てコピーアプリケーションとプリンタアプリケーション
のインターリーブ動作を示す説明図である。
【図7】図1のディジタル画像形成装置システムにおい
てファクシミリアプリケーションとプリンタアプリケー
ションの並列動作を示す説明図である。
【図8】図2の操作部の一例を示す説明図である。
【図9】図1のディジタル画像形成装置システムの動作
を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9のステップ902で実行するリソース要
求待ちテーブルのソート処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】アプリケーションが実行する処理の処理手順
を示す行うフローチャートである。
【図12】画像形成装置の解放処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】カラーモード受信の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】アプリケーション切り替えの処理手順を示す
フローチャートである。
【図15】画像形成装置がシステム制御部からカラーモ
ードを受信したときの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図16】トナーエンド情報とリソース使用要求の受信
時の表示処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】コピーアプリケーションにおけるカラーモー
ド選択時の操作部の表示例を示す図である。
【図18】シアントナー交換要求メッセージを表示した
操作部の表示例を示す図である。
【図19】ブラックトナー交換要求メッセージを表示し
た操作部の表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 操作部 3 画像読み取り装置 4 画像形成装置 4c リボルバ 10 CPU 81、82、83、84 アプリケーション 100 システム制御層 101 システム制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能に設置された複数の現像器と、
    これらの現像器の各々に補給されるトナーを収容すると
    ともに前記複数の現像器に着脱自在に装着される複数の
    トナー収容器とを備え、予め設定された交換位置に位置
    しているトナー収容器のみ交換可能な画像形成リソース
    と、画像を読み取る画像読み取りリソースと、ユーザの
    操作を入力する操作部リソースと、各々異なった処理を
    行なう複数のアプリケーションおよび各アプリケーショ
    ンからの前記リソースの使用要求、解放要求を受け、予
    め設定された優先順位にしたがってリソース使用権を調
    停するリソース調停手段とを有する画像形成システムに
    おいて、 アプリケーションごとの使用サプライ情報と各リソース
    のサプライ有無情報を記憶する記憶手段を備え、この記
    憶手段から前記操作部使用権を有するアプリケーション
    の前記使用サプライ情報にあるサプライが、前記サプラ
    イ有無情報で無しとなっているときには、前記リソース
    調停手段は前記操作部にサプライ有無情報を表示するこ
    とを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記リソース調停手段は、前記操作部使
    用権を有するアプリケーションの前記使用サプライ情報
    に応じてサプライ有無情報を表示する第1の表示手段
    と、画像形成リソースに使用権を与えた場合、動作中情
    報を表示する第2の表示手段とを有し、前記第1の表示
    手段による表示中に、複数のアプリケーションの内の1
    つに画像形成リソースの使用権を与えたときには、前記
    第1の表示手段を前記第2の表示手段に切り換えること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記使用サプライ情報は使用するトナー
    色情報であり、前記サプライ有無情報はトナー有無情報
    であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形
    成システム。
  4. 【請求項4】 前記アプリケーションに、コピー、プリ
    ンタ、スキャナ、およびファクシミリを含むことを特徴
    とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007301745A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Ricoh Co Ltd リソースレンタル可能な画像形成装置
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