JP3492080B2 - 画像処理システムおよび画像処理システムの画像出力方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、リーダ部とプリン
タ部とを接続して画像処理を行う画像処理装置に対して
所定の通信媒体を介して接続される外部装置における複
数のデータ処理機能とを複合的に処理する画像処理シス
テムおよび画像処理システムの画像出力方法に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、リーダ部とプリンタ部とを接続し
て画像処理を行う画像処理装置に対して所定の通信媒体
を介して接続される外部装置における複数のデータ処理
機能（ファクシミリ受信した画像を処理する機能，パー
ソナルコンピュータから受信した画像を処理する処理機
能，リーダ部から入力された原稿画像を処理する機能
等）を複合的に処理する画像処理システムが提案されて
いる。

【０００３】これにより、読み取った画像情報またはフ
ァクシミリ機能処理で受信した画像情報あるいはパソコ
ン等からの画像情報を記録媒体に出力する機能とを自在
に組み合せることが可能となる。

【０００４】この場合において、ファクシミリ機能処理
で受信した画像情報，パソコン等から受信したプリント
画像情報，原稿台上におかれた原稿の画像情報等をプリ
ンタ部で印刷する際に、所定の優先順位を操作部等より
設定し、該設定された優先順位に従って各画像情報のプ
リント処理を制御することも提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、例えばコピー機能処理の優先順位が低く設定
されている場合に、それよりも高い優先順位のプリント
（例えば、ファクシミリ機能処理で受信した画像情報，
パソコン等から受信した画像情報のプリント）が設定さ
れている場合、リーダ部に載置された原稿に対するコピ
ーのスタートを指示しても優先順位が低い為に、コピー
機能処理の開始が待たされるか、あるいは優先順位を自
ら変更し優先順位を高くした後、コピーのスタートをし
直すといった操作を要求されていしまうという問題点が
あった。

【０００６】また、リーダ部に接続可能な原稿自動搬送
装置を使用しないで、１ページずつコピーをしている時
に、優先順位の高い処理が発生した場合には、当該コピ
ー機能処理が途中で待機されてしまったり、当該コピー
処理に基づく記録媒体の出力と他の機能処理に基づく記
録媒体の出力が混在して、後処理が煩雑となる等の問題
点があった。

【０００７】 本発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、本発明の目的は、オペレータが装置
の前で作業する処理の場合には、その他のリモートで発
生する処理要求（ＦＡＸで受信した画像、及び、パソコ
ン等から受信した画像のプリントなど）に優先しオペレ
ータの処理を優先して行える様にすることにより、オペ
レータが装置本体の前で相当時間待たされることなく、
迅速にブックコピー処理を実行させることができる。ま
た、システムに両面印刷機構を備える場合に、出力が混
在されてしまう事態を確実に回避できる優れた画像処理
システムおよび画像処理システムの画像出力方法を提供
することである。

【０００８】

【問題点を解決するための手段】本発明に係る第１の発
明は、リーダ部からの画像情報のプリント処理を行うコ
ピーモードと、外部機器からの画像情報のプリント処理
を行うプリントモードを有する複数のモードを具備した
画像処理システムであって、前記複数のモードの何れか
のモードのプリント実行中にて他のモードのプリント要
求がなされた場合に、前記実行中のプリント処理に優先
して前記他のモードのプリント処理を実行可能にする第
1 の処理手順と、前記複数のモードの何れかのモードの
プリント実行中にて他のモードのプリント要求がなされ
た場合に、前記実行中のプリント処理の終了を待ったう
えで前記他のモードのプリント処理を実行可能にする第
２の処理手順と、を有し、前記他のモードが原稿を原稿
台に直接載置してコピーするブックコピーモードである
場合にて前記第 1 の処理手順を実行させるよう制御し、
前記他のモードが前記ブックコピーモードではない場合
にて前記第２の処理手順を実行させるよう制御する制御
手段を有するものである。

【０００９】 本発明に係る第２の発明は、リーダ部か
らの画像情報のプリント処理を行うコピーモードと、外
部機器からの画像情報のプリント処理を行うプリントモ
ードを有する複数のモードを具備した画像処理システム
であって、前記複数のモードの何れかのモードのプリン
ト実行中にて他のモードのプリント要求がなされた場合
に、前記実行中のプリント処理に優先して前記他のモー
ドのプリント処理を実行可能にする第 1 の処理手順と、
前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
行中のプリント処理の終了を待ったうえで前記他のモー
ドのプリント処理を実行可能にする第２の処理手順と、
を有し、前記他のモードがシートの片面にプリント処理
を行う片面プリントモードである場合にて前記第 1 の処
理手順を実行させるよう制御し、前記他のモードがシー
トの両面にプリント処理を行う両面プリントモードであ
る場合にて前記第２の処理手順を実行させるよう制御す
る制御手段を有するものである。

【００１０】 本発明に係る第３の発明は、前記画像処
理システムは、前記コピーモード及び前記プリントモー
ドと共に、前記リーダ部からの画像情報を外部に送信す
る送信モードと、前記リーダ部からの画像情報を記憶装
置に記憶させるファイルモードを具備するものである。

【００１１】 本発明に係る第４の発明は、リーダ部か
らの画像情報のプリント処理を行うコピーモードと、外
部機器からの画像情報のプリント処理を行うプリントモ
ードを有する複数のモードを具備した画像処理システム
の画像出力方法であって、前記複数のモードの何れかの
モードのプリント実行中にて他のモードのプリント要求
がなされた場合に、前記実行中のプリント処理に優先し
て前記他のモードのプリント処理を実行可能にする第 1
の処理手順と、前記複数のモードの何れかのモードのプ
リント実行中にて他のモードのプリント要求がなされた
場合に、前記実行中のプリント処理の終了を待ったうえ
で前記他のモードのプリント処理を実行可能にする第２
の処理手順と、のうちの、前記他のモードが原稿を原稿
台に直接載置してコピーするブックコピーモードである
場合にて前記第 1 の処理手順を実行させるよう制御し、
前記他のモードが前記ブックコピーモードではない場合
にて前記第２の処理手順を実行させるよう制御する工程
を有するものである。

【００１２】 本発明に係る第５の発明は、リーダ部か
らの画像情報のプリント処理を行うコピーモードと、外
部機器からの画像情報のプリント処理を行うプリントモ
ードを有する複数のモードを具備した画像処理システム
の画像出力方法であって、前記複数のモードの何れかの
モードのプリント実行中にて他のモードのプリント要求
がなされた場合に、前記実行中のプリント処理に優先し
て前記他のモードのプリント処理を実行可能にする第 1
の処理手順と、前記複数のモードの何れかのモードのプ
リント実行中にて他のモードのプリント要求がなされた
場合に、前記実行中のプリント処理の終了を待ったうえ
で前記他のモードのプリント処理を実行可能にする第２
の処理手順と、のうちの、前記他のモードがシートの片
面にプリント処理を行う片面プリントモードである場合
にて前記第 1 の処理手順を実行させるよう制御し、前記
他のモードがシートの両面にプリント処理を行う両面プ
リントモードである場合にて前記第２の処理手順を実行
させるよう制御する工程を有するものである。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態を示
す画像処理システムの構成を説明するブロック図であ
る。

【００１４】図において、１は画像入力装置（以下、
「リーダ部」という）で、内蔵するリーダ制御部ＣＯＮ
Ｔ１により原稿画像を画像データに変換する。２は画像
出力装置（以下、「プリンタ部」という）で、プリンタ
制御部ＣＯＮＴ２と複数種類の用紙カセットを有し、プ
リント命令により画像データを用紙上に可視像として出
力する。

【００１５】３は外部装置で、リーダ部１と電気的に接
続され、各種の画像処理機能を有する。すなわち、外部
装置３には、ファクシミリ部４，ファイル部５，ファイ
ル部５と接続されている外部記憶装置６，コンピュータ
およびＬＡＮと接続するためのコンピュータインタフェ
ース部７，コンピュータからの情報を可視像とするため
のフォーマッタ部８，リーダ部１からの情報を蓄積した
り、パーソナルコンピュータまたはワークステーション
等のコンピュータ１１から送られてきた情報を一時的に
蓄積するためのイメージメモリ部９，上記各機能を制御
するコア部１０等を備えている。なお、４Ａはスプーラ
として機能するハードディスク装置で、ファクシミリ部
４で受信した画像情報またはリーダ部１から原稿入力し
た送信すべき画像情報を記憶する。なお、ハードディス
ク４Ａに代えて、光磁気ディスク装置であってもよい。

【００１６】なお、本実施形態では、リーダ部１からの
原稿画像入力と、外部装置３を介してファクシミリ部４
が受信したファクシミリ画像情報入力（第１の外部画像
情報入力），ファイル部５が読み出すファイル画像情報
入力（第２の外部画像情報入力），コンピュータインタ
フェース部７によりコンピュータ１１から入力されるプ
リント画像情報入力（第３の外部画像情報入力）とによ
るコピー出力とプリント出力とを並列処理する際に、い
ずれの画像入力源からの入力を優先させるかについて、
ユーザがあらかじめ優先順位を後述する操作パネルＰＬ
から指示して、該優先順位に従って画像入力の処理順序
を制御している。

【００１７】また、詳細は後述するが、プリンタ部２に
は、給送する記録媒体の両面または片面多重印刷を行う
ための中間トレイを備え、さらに、画像出力された記録
媒体を仕分けるための複数のトレーを有する排紙装置２
２０（後述する図２に示す）が備えられているので、所
望とする各種画像処理モード（排紙装置２２０を利用す
る排紙処理モード，両面／多重処理モードを含む）を後
述する操作パネルＰＬから設定可能に構成されている。

【００１８】図２は、図１に示したリーダ部１およびプ
リンタ部２の概略構成を示す断面図であり、以下、構成
および動作について説明する。

【００１９】この図に示すように、原稿給送装置１０１
上に積載された原稿は、１枚ずつ順次原稿台ガラス１０
２上に搬送される。原稿が原稿台ガラス１０２の所定位
置へ搬送されると、スキャナ部のランプ１０３が点灯
し、スキャナユニット１０４が移動して原稿を照射す
る。原稿は操作者が、原稿台ガラス面に直接置いても良
い。

【００２０】原稿給送装置１０１に原稿を置く場合と、
原稿台ガラスに直接原稿を置く場合は、原稿給送装置１
０１上のセンサＳＥＮで判断可能な構成となっている。
原稿の反射光は、ミラー１０５，１０６，１０７，レン
ズ１０８を介してＣＣＤイメージセンサ部（以下、「Ｃ
ＣＤ」という）１０９に入力される。該ＣＣＤ１０９に
照射された原稿の反射光または透過光は、ここで光電変
換される。変換された電気信号は、画像処理部１１０に
送られる。

【００２１】画像処理部１１０では、各種操作部で設定
された画像処理が施される。また、画像メモリを有し画
像の出力方向を回転する機能も有している。画像の回転
に関しては、後述するフォーマッタ部８におけるのと同
様の方法で行っている。

【００２２】なお、画像処理部１１０の外部切り替え回
路（図示せず）は、リーダ部１からの信号をプリンタ部
２または外部装置３へ切り替えるセレクタである。ま
た、リーダ部１からの信号と外部装置３からの信号のい
ずれかを選択し、プリンタ部２に接続する働きも行う。

【００２３】例えば、画像処理部１１０が外部切り替え
回路にてプリンタ部２へ接続された電気信号は、露光制
御部２０１にて変調された光信号に変換されて感光体２
０２を照射する。照射光によって感光体２０２上に作ら
れた潜像は現像器２０３によって現像される。上記現像
の先端とタイミングを合わせて用紙カセット２０４また
は用紙カセット２０５より用紙（転写紙）が搬送され、
転写部２０６において上記現像された像が転写される。
該転写された像が定着部２０７にて転写紙に定着された
後、こうして画像形成された用紙は排紙部２０８より装
置外部に排出される。排紙部２０８から排出された用紙
は、排紙装置２２０（ソータ）に渡される。なお、排紙
装置２２０の制御については説明は省略する。また、ソ
ート機能が働いている場合には、用紙が指定されたトレ
ーに排出されるように、図示しないフラッパを制御す
る。

【００２４】また、ソート機能が働いていない場合に
は、基本的には、用紙はソータの最上位でトレーに排出
されるが、ユーザ設定で指定したいずれかのトレーを動
作される機能ごとに割当てることにより、割当てられた
トレーに排出することもでき、この実施形態ではそのよ
うに設定している。なお、排紙装置２２０は本体に着脱
可能に構成されており、また、この排紙装置２２０の装
着の有無を検知するセンサ（図示せず）が、プリンタ部
２に設けられている。続いて、順次読み込み画像を１枚
の用紙の両面に出力する方法について説明する。

【００２５】定着部２０７で画像の定着された用紙を、
一旦、排紙部２０８まで搬送後、用紙の搬送向きを反転
し、搬送方向切り替え部材２０９を介して再給紙用紙積
載部２１０に搬送する。次の原稿が準備されると、上記
プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが用紙に
ついては再給紙用紙積載部２１０より給紙されるので、
結局、同一の用紙の表面，裏面に２枚の原稿画像を出力
することができる。

【００２６】このように構成された画像処理システムに
おいて、原稿を原稿読み取り位置に搬送する原稿自動搬
送装置（原稿給送装置１０１）と、原稿自動搬送装置に
原稿束が積載されているかを検出する原稿積載検出手段
（センサＳＥＮ）と、原稿画像を入力して画像信号に変
換する原稿画像入力手段（リーダ部１）と、外部機器か
らの画像信号を入力する少なくとも１つ以上の外部画像
入力手段（ファクシミリ部４，ファイル部５，コンピュ
ータインタフェース部７）と、それぞれの画像入力手段
に対応した動作モードを指定する為の動作モード指定手
段（操作パネルＰＬ）と、複数の画像信号入力手段から
画像を形成する際に前記画像入力手段に対応した優先順
位を設定する優先順位設定手段（操作パネルＰＬ）と、
優先順位設定手段により設定された内容及び動作モード
指定手段により指定された動作モードに基づいて、複数
の画像入力手段からの画像の入力を選択する画像入力選
択手段（コア部１０のＣＰＵが図示しないＲＯＭまたは
記憶媒体に記憶された制御プログラムを実行して選択制
御する）と、選択された画像入力手段から入力された画
像信号に基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段
（プリンタ部２）を有し、原稿画像のプリント要求があ
った場合に、原稿積載検出手段の信号を判断し、原稿自
動搬送装置に原稿がおかれてない場合には、優先順位設
定手段の原稿画像の入力に対応する設定の優先順位を最
も優先される様に変更し、原稿画像のプリントを優先し
て処理する様に制御する。

【００２７】また、入力選択手段により選択された入力
手段が原稿画像入力の時に、画像形成が終了した際に、
あらかじめ設定された時間のカウントを開始するタイマ
手段（コア部１０に設けられる）を有し、タイマ手段が
カウント中または原稿画像の画像形成中と、タイマ手段
がカウントを終了した時とで、画像入力選択手段の処理
を変更する様に制御する。

【００２８】図３は、図１に示したリーダ部１に配設さ
れる操作パネルＰＬの構成を説明する平面図である。

【００２９】この図において、３０１は表示部であり、
画像処理システムの各動作状態または各機能処理に従属
するメッセージ等を表示する。また、表示部３０１の表
面はタッチパネルになっていて、表面を触ることにより
選択キーとして働く。

【００３０】３０２はテンキーであり、数字を入力する
キーである。３０３はスタートキーであり、このキーを
押すことにより動作を開始する。

【００３１】タッチパネルＴＰ部には、種々のモード設
定を行うべくキーが表示され、コピー，ファクシミリ，
ファイル，プリンタの各機能処理についての優先処理順
序（本実施形態では、画像情報の入力源の処理順序、例
えばコピー／ファクシミリ送信／ファイル／コンピュー
タ入力／ファクシミリ受信の順（ユーザが任意に設定で
きる）に設定する）を設定し、ユーザの使用環境に応じ
て複合処理のうち、使用頻度の高い処理の優先度を高く
し、それよりも低い処理を低く設定可能となっている。

【００３２】そこで、本実施形態では、例えばコンピュ
ータ１１からのプリント要求処理がコピー機能処理より
も優先順位が高く設定されている場合に、急ぎのコピー
機能処理を実行すべく、現在の画像入力優先順位を変更
し、コピー機能を開始可能とするように制御している。

【００３３】その際、原稿が、原稿給送装置１０１にセ
ットされた原稿と、原稿台にセットされた原稿とをセン
サＳＥＮで識別検知し、原稿台にセットされた原稿のコ
ピーに基づく画像入力の優先順位を、現在選択している
画像入力の優先順位よりも高く変更することにより、よ
り迅速にコピー出力を可能とする。すなわち、優先順序
に基づく画像入力選択を一時的に変更し、ユーザからの
コピー要求を優先処理可能とする。

【００３４】ただし、コピー機能処理前に選択されてい
る画像入力処理を支障なく待機状態に移行させる必要が
あるため、すなわち、排紙装置２２０での両面画像処理
中を考慮して、所定の待機時間を設定し、該設定された
待機時間経過後、コピー機能による給紙を開始するよう
に制御している。

【００３５】以下、本実施形態と第１〜第４の発明の各
手段との対応及びその作用について図１等を参照して説
明する。

【００３６】本発明に係る第１の発明は、原稿画像を読
み取り画像情報に変換する画像入力手段または複数の画
像情報源（ファクシミリ部４，ファイル部５，コンピュ
ータインタフェース部７）から入力されるいずれかの画
像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手
段を有する画像処理システムにおいて、前記画像出力手
段から画像出力させる各画像情報に対して所望の優先順
序の設定がなされている場合に、前記複数の画像情報源
からの画像出力要求を検知する毎に、前記画像入力手段
から入力される画像情報を出力するモードが設定されて
いるかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段の判
定結果に基づいて前記設定中の優先順序を変更していず
れかの画像情報源からの画像出力要求を待機させ、前記
画像入力手段から入力される画像情報を優先して出力さ
せるように画像出力を制御する制御手段とを設け、コア
部１０が操作パネルＰＬで設定された画像出力モードに
従う画像処理におけるプリントシーケンスにおいて、リ
ーダ部１からのコピー要求有無を判定して、コピー要求
がある場合には、プリンタ部２が出力すべき画像情報の
入力先を、リーダ部１優先とするので、すなわち、操作
パネルＰＬで設定されるコピーモード，ファイルモー
ド，コンピュータインタフェースからのプリント処理モ
ード，ファクシミリ受信した画像情報のプリントモード
処理のいずれかが選択可能な場合に、ユーザが各モード
の優先順位を設定し、図示しない不揮発性メモリにその
設定情報を記憶しておき、例えばコピーモードよりも優
先順位の高い他のモードを優先するように設定していた
場合に、リーダ部１からコピー要求がなされると、各モ
ードのプリント処理シーケンスにおいて、プリント優先
順位サブルーチンを実行し、現在選択すべき画像情報の
優先順位を一時的にリーダ部１からのコピー（ブックコ
ピー）を優先させ、該コピー終了後、本来の画像出力モ
ードの処理に支障なく復帰させることを可能とする。

【００３７】本発明に係る第２の発明は、前記画像入力
手段（リーダ部１）から入力される画像情報の出力終了
毎に、所定時間を計時する計時手段（コア部１０のタイ
マ）を設け、タイマの計時中はコア部１０のＣＰＵは、
リーダ部１から入力される画像情報を優先して出力さ
せ、タイマがカウント中は、コピー操作を優先して実行
でき、例えばコピーモードの場合、コピーのオペレータ
がコピーの前で操作するため、一旦コピーが終了しても
継続してコピーを行うことを可能とする。

【００３８】本発明に係る第３の発明は、前記画像入力
手段（リーダ部１）から入力される画像情報を出力する
モードによる画像出力終了毎に、所定時間を計時する計
時手段（コア部１０のタイマ）と、前記画像出力手段
（プリンタ部２）から排紙される記録媒体を仕分ける複
数の排紙トレーを有する排紙装置２２０を備える場合
に、前記出力モードを前記画像入力手段から入力される
画像情報を出力する第１のモード以外のいずれかの画像
情報源からの画像情報を出力する第２のモードの出力要
求を優先処理させる優先順序に復帰させる際に、前記排
紙トレーを使用する出力モードが設定されているかどう
かを判別する排紙モード判別手段（コア部１０のＣＰＵ
による）と、前記排紙モード判別手段が前記排紙トレー
を使用する出力モードが設定されていると判別した場合
に、前記画像情報を記録媒体の両面に出力する両面モー
ドが指定されているかどうかを判定する両面モード判定
手段（コア部１０のＣＰＵによる）とを設け、コア部１
０のＣＰＵが両面モードが指定されていると判定した場
合に、いずれかの画像情報源からの画像出力要求を待機
させ、リーダ部１から入力される画像情報を優先して出
力させるように画像出力を制御して、例えばコピーモー
ドで排紙トレイを動作させている時に、ＦＡＸ，ＰＤ
Ｌ，ファイル等のプリント動作で、排紙モードが実行さ
れた場合は、現在動作中のコピーモードの排紙が終了す
るのを待機し、いずれかの画像情報源からの排紙がコピ
ー出力の排紙と混在することを確実に回避することを可
能とする。

【００３９】本発明に係る第４の発明は、前記画像入力
手段（リーダ部１）から入力される画像情報を出力する
モードによる画像出力終了毎に、所定時間を計時する計
時手段（コア部１０のタイマ）と、前記画像出力手段
（プリンタ部２）が記録媒体の両面に画像を出力させる
両面ユニット（再給紙用紙積載部２１０）を備える場合
に、前記出力モードを前記画像入力手段から入力される
画像情報を出力する第１のモード以外のいずれかの画像
情報源からの画像情報を出力する第２のモードの出力要
求を優先処理させる優先順序に復帰させる際に、前記排
紙トレーを使用する出力モードが設定されているかどう
かを判別する排紙モード判別手段（コア部１０のＣＰＵ
による）と、前記排紙モード判別手段が前記排紙トレー
を使用する出力モードが設定されていると判別した場合
に、前記画像情報を空きの排紙トレーに全て排紙可能か
どうかを判定する排紙能力判定手段（コア部１０のＣＰ
Ｕによる）とを設け、コア部１０のＣＰＵが前記画像情
報を空きの排紙トレーに全て排紙できないと判定した場
合に、タイマの計時終了後に前記出力モードを第１のモ
ード以外の第２のモードの出力要求を優先処理させる優
先順序に復帰させ、例えばコピーモードで両面ユニット
を動作させている時に、ＦＡＸ，ＰＤＬ，ファイル等の
プリント動作で、排紙モードが実行された場合は、現在
動作中のコピーモードの両面処理が終了するのを待機
し、いずれかの画像情報源からの出力と両面コピー出力
とが混在することを確実に回避することを可能とする。

【００４０】次に、図４〜図９，図１１のフローチャー
トを用いて、本発明に係る画像処理システムのモード処
理動作について詳述する。

【００４１】図４は、本発明に係る画像処理システムの
画像処理手順の一例を示すフローチャートである。な
お、（１）〜（６）は各ステップを示す。

【００４２】まず、電源投入後、初期設定が行われる
（１）。次に、操作パネルＰＬの表示部３０１に動作モ
ード選択キーが表示され、選択キーの上のパネルが触ら
れることにより、モードが選択される。該選択されたモ
ードがコピーモードかどうかを判定し（２）、コピーモ
ードであると判定された場合は、図５に示すコピーモー
ド処理に進む（詳細は後述する）。

【００４３】一方、ステップ（２）でコピーモードが選
択されないと判定した場合は、該選択されたモードがフ
ァクシミリ送信モードかどうか判定され（３）、ファク
シミリ送信モードであると判定された場合は、図６に示
すファクシミリ送信モード処理（詳細は後述する）に進
む。

【００４４】一方、ステップ（３）でファクシミリ送信
モードでないと判定された場合は、該選択されたモード
がファイルモードかどうかを判定し（４）、ファイルモ
ードであると判定された場合は、図７に示すファイルモ
ード処理（詳細は後述する）に進む。

【００４５】一方、ステップ（４）でファイルモードで
ないと判定された場合は、該選択されたモードがコンピ
ュータインタフェースからの外部入力モードかどうかを
判定し（５）、コンピュータインタフェースからの外部
入力モードであると判定されたは場合は、図８に示す外
部入力モード処理（詳細は後述する）に進む。

【００４６】一方、ステップ（５）で外部入力モードで
ないと判定された場合は、該選択されたモードがファク
シミリ受信モードかどうかを判定し（６）、ファクシミ
リ受信モードであると判定された場合は、図９に示すフ
ァクシミリ受信モード処理に進む。

【００４７】一方、ステップ（６）でファクシミリ受信
モードでないと判定された場合には、ステップ（２）へ
戻り、ステップ（２）〜（６）を繰り返す。

【００４８】図５は、本発明に係る画像処理システムの
第１のモード処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、コピーモード選択時の処理に対応する。なお、
（１）〜（８）は各ステップを示す。

【００４９】まず、スタートキー３０３の入力を待つ
（１）。次いで、スタートキー３０３が押されると、操
作パネルＰＬで設定されたコピー条件を設定する
（２）。その後、後述するプリント優先順位サブルーチ
ンをコールし（３）、プリント優先順位サブルーチンか
ら返ってきたら給紙処理を実行し（４）、原稿の読み取
りを行い（５）、プリンタ部２による印刷を行う
（６）。その後、所定枚数、または所定部数繰り返しコ
ピーが終了したかどうかを判断し（７）、ＮＯの場合は
ステップ（３）に戻る。

【００５０】この際、プリントモードが原稿を原稿台ガ
ラス１０２に直接載置したコピー（以下、ブックコピ
ー）に基づくコピーが終了した場合は、コピー終了タイ
マをスタートさせ、この処理を終了する。そして、該処
理終了後、図４に示したステップ（１）の初期設定処理
に戻る。

【００５１】コピー終了タイマは１００ｍｓｅｃ割り込
みタイマルーチンでカウントされ、タイマが予め設定さ
れた値でカウントアップしたら、コピー終了タイムアッ
プフラグをセットする。すなわち、コピー終了後、一定
時間経過したことがコピー終了タイムアップフラグがセ
ットされたか否かで認識可能に構成されている。

【００５２】図６は、本発明に係る画像処理システムの
第２のモード処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、ファクシミリ送信モード選択時の処理に対応する。
なお、（１）〜（５）は各ステップを示す。

【００５３】まず、ファクシミリ送信の初期設定が行わ
れ（１）、操作パネルＰＬより入力されるキー３０１，
３０２を読み込みファクシミリ送信条件を設定し
（２）、スタートキー３０３の入力を待つ（３）。そし
て、スタートキー３０３が押されると、リーダ部１にて
原稿を読み取り（４）、該読み取られた画像データをフ
ァクシミリ部４に送る。ファクシミリ部４は設定された
様式と決められたプロトコルに従ってファクシミリ送信
を行う（５）。そして、該送信終了後、図４のステップ
（１）に示した初期設定処理に戻る。

【００５４】図７は、本発明に係る画像処理システムの
第３のモード処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、ファイルモード選択時の処理に対応する。なお、
（１）〜（１２）は各ステップを示す。

【００５５】まず、ファイル操作の初期設定が行われ
（１）、操作パネルＰＬにファイル記録か検索かのモー
ド選択を表示しキー入力を待つ（２）。選択されたキー
が記録キー（タッチパネルによる）であると判定された
場合には、記録条件設定を行い（３）、リーダ部１より
原稿を読み込み（４）、該読み取ったファイル部５にデ
ータを送り、外部記憶装置６に記録する（５）。

【００５６】一方、ステップ（２）でファイル検索モー
ドが選択されたと判定された場合には、検索条件設定が
行われ（６）、外部記憶装置６からファイルを検索し
（７）、後述するプリント優先順位サブルーチンをコー
ルし（８）、プリント優先順位サブルーチンから返って
きたら記録媒体を給紙して（９）、データの読み取りを
行い（１０）、プリンタ部２で印刷を行う（１１）。そ
の後、所定枚数または所定部数分の印刷処理を繰り返
し、印刷が全て終了したか判断し（１２）、ＮＯの場合
はステップ（８）に戻り、印刷が終了した場合は、この
処理を終了する。そして、処理終了後、図４に示したス
テップ（１）の初期設定処理に戻る。

【００５７】図８は、本発明に係る画像処理システムの
第４のモード処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、コンピュータインタフェースに外部からコマンド・
データが入力された場合の処理に対応する。なお、
（１）〜（７）は各ステップを示す。

【００５８】まず、コマンドをコンピュータインタフェ
ースで受理し（１）、コア部１０を経由してデータをフ
ォーマッタ部８に送り解釈し、ビットマップメモリに情
報を展開する（２）。その後、後述するプリント優先順
位サブルーチンをコールし（３）、プリント優先順位サ
ブルーチンから返ってきたら記憶媒体を給紙し（４）、
データの読み出し（５）、印刷（６）を行う。その後、
所定枚数、または所定部数繰り返し印刷が全て終了した
か判断し（７）、ＮＯの場合はステップ（３）に戻る。
ステップ（１）のコマンドの受理とステップ（２）のデ
ータの解釈変換は、印刷中も順次行われている。

【００５９】一方、ステップ（７）で印刷が終了したと
判断された場合は、この処理を終了する。処理終了後、
図４のステップ（１）の初期設定処理に戻る。

【００６０】図９は、本発明に係る画像処理システムの
第５のモード処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、ファクシミリ受信モード選択時の処理に対応する。
なお、（１）〜（５）は各ステップを示す。

【００６１】まず、ファクシミリ受信がファクシミリ部
４で行われ（１）、その後、後述するプリント優先順位
サブルーチンをコールし（２）、プリント優先順位サブ
ルーチンから返ってきたら、記録媒体を給紙して
（３）、プリンタ部２で印刷を行う（４）。その後、所
定枚数、または所定部数繰り返し印刷が全て終了したか
判断し（５）、ＮＯの場合はステップ（２）に戻し、ス
テップ（５）の判断で印刷が終了したと判定された場合
は、この処理を終了する。そして、処理終了後、図４の
ステップ（１）に示した初期設定処理に戻る。

【００６２】ここで、図１０を参照して、図５〜図９に
示したフローチャートの全体の構成およびその関連につ
いて説明する。

【００６３】図１０は、本発明に係る画像処理システム
のデータ処理構成を説明するブロック図である。

【００６４】図において、図５に示すコピーシーケンス
は（３）に対応し、図６に示したＦＡＸ送信モードは
（１）に対応し、図７に示したファイルモードの動作処
理は（２）に対応し、図８に示したコンピュータＩ／Ｆ
の入力モードの処理は（４）に対応し、図９に示したＦ
ＡＸのプリント処理は（５）に対応する。なお、図１１
に示す処理（プリントの優先順位）は各シーケンス共通
で、（６）の部分で処理される。

【００６５】従って、各シーケンスから、給紙要求を行
う前に必ず（６）のプリント優先順位の判断を行い、図
１１に示すフローに従って各シーケンスからの要求のう
ち、優先順位を判断して、その時点で最も優先順位の高
いシーケンスに対してＯＫを戻し、処理を行うように構
成されている。なお、処理を行っている間は、各シーケ
ンスはプリント待ち状態となる。

【００６６】図１１は、図５，図７〜図９に示したプリ
ント優先順位サブルーチンの詳細手順の一例を示すフロ
ーチャートである。なお、（１）〜（６）は各ステップ
を示す。

【００６７】図５，図７〜図９に示した各プリントシー
ケンスから前記サブルーチンの呼び出しがなされると、
先ず、ステップ（１）でコピーモードのブックモードの
時のプリントを優先して行うためにプリントモードがブ
ックモードか否かを判断し、ＹＥＳの場合には、ステッ
プ（６）の処理に進み、ＮＯの場合には、ステップ
（２）で両面プリントモードであるか否かを判断し、Ｎ
Ｏの場合は、ステップ（６）の処理に進み、ＹＥＳの場
合にはステップ（３）で排紙装置２２０に空いている排
紙ビンが２ビン以上あるか否かを判断し、ＹＥＳの場合
には、ステップ（６）の処理に進み、ＮＯの場合には、
現在、プリントすることができないため、ステップ
（４）で現在動作しているプリントシーケンスの終了を
待ち、現在動作中のプリントの終了を検出すると、ステ
ップ（５）でコピーを出力後、継続してコピーを優先的
に行わせるために、コピーモードの動作終了時にセット
されたタイマがカウントアップしているかどうかを判断
し、カウントアップしていれば、ステップ（６）に進
み、給紙可能なタイミングかどうかを判断し、ＹＥＳな
らば、このサブルーチンを終了する。

【００６８】以下、本実施形態と第５の発明の各工程と
の対応及びその作用について図１１等を参照して説明す
る。

【００６９】第５の発明は、原稿画像を読み取り画像情
報に変換する画像入力手段（リーダ部１）または複数の
画像情報源から入力されるいずれかの画像情報に基づい
て記録媒体に画像を出力する画像出力手段（プリンタ部
２）とを有する画像処理システムの画像出力方法におい
て、前記画像出力手段から画像出力させる各画像情報に
対して所望の優先順序の設定がなされている場合に、前
記複数の画像情報源からの画像出力要求を検知する検知
工程（図４のステップ（２），（４）〜（６））と、該
検知工程実行毎に、前記画像入力手段から入力される画
像情報を出力するモードが設定されているかどうかを判
定する判定工程（図１１のステップ（１））と、該判定
結果に基づいて前記設定中の優先順序を変更していずれ
かの画像情報源からの画像出力要求を待機させ、前記画
像入力手段から入力される画像情報を優先して出力させ
る優先順位変更工程（図１１のステップ（１）からステ
ップ（６）へのジャンプ工程）とをコア部１０の図示し
ないＣＰＵがＲＯＭに記憶された制御プログラムに基づ
いて実行して、リーダ部１からのコピー要求有無を判定
して、コピー要求がある場合には、プリンタ部２が出力
すべき画像情報の入力先を、リーダ部１優先とするの
で、すなわち、操作パネルＰＬで設定されるコピーモー
ド，ファイルモード，コンピュータインタフェースから
のプリント処理モード，ファクシミリ受信した画像情報
のプリントモード処理のいずれかが選択可能な場合に、
ユーザが各モードの優先順位を設定し、図示しない不揮
発性メモリにその設定情報を記憶しておき、例えばコピ
ーモードよりも優先順位の高い他のモードを優先するよ
うに設定していた場合に、リーダ部１からコピー要求が
なされると、各モードのプリント処理シーケンスにおい
て、プリント優先順位サブルーチンを実行し、現在選択
すべき画像情報の優先順位を一時的にリーダ部１からの
コピー（ブックコピー）を優先させ、該コピー終了後、
本来の画像出力モードの処理に支障なく復帰させること
を可能とする。

【００７０】これにより、両面モード／空きのビンがな
い時には、現在動作中のシーケンスの終了を待つので、
プリント動作を行うと混じり合ってしまう事態を確実に
回避することができる。すなわち、例えばコピーモード
で両面を動作させている時に、ＦＡＸ，ＰＤＬ，ファイ
ル等のプリント動作で両面モードが実行された場合に
は、上記図１１のステップ（４）を実行して、コピーモ
ードの両面が終了するのを待つため、プリント動作を行
うと混じりあってしまう事態を確実に回避することがで
きる。

【００７１】上記実施形態によれば、オペレータが装置
の前で作業する処理の場合には、その他のリモートで発
生する処理要求（ＦＡＸで受信した画像及びコンピュー
タ等から受信した画像のプリント等）に優先し、オペレ
ータの処理を優先して、かつ自動的に優先設定を一時的
に変更して行うので、オペレータが装置本体の前で相当
時間待たされることなく、迅速にシート原稿のコピー処
理を実行させることができる。

【００７２】また、システムに排紙装置や両面印刷機構
を備える場合に、割り込まれる原稿コピーの出力が処理
中のコピー出力に紛れ込む、すなわち、混在されてしま
う事態を確実に回避できる。

【００７３】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。

【００７４】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。

【００７５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オペレータが装置本体の前で相当時間待たされることな
く、迅速にブックコピー処理を実行させることができ
る。また、システムに両面印刷機構を備える場合に、出
力が混在されてしまう事態を確実に回避できるという効
果を奏する。

【００７６】従って、設定された優先順位を変更するよ
うな操作を行うことなく、設定された優先順位では迅速
に対応できないコピー要求にも柔軟に対応して、画像出
力効率を向上せることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す画像処理システムの
構成を説明するブロック図である。

【図２】図１に示したリーダ部およびプリンタ部の概略
構成を示す断面図である。

【図３】図１に示したリーダ部に配設される操作パネル
の構成を説明する平面図である。

【図４】本発明に係る画像処理システムの画像処理手順
の一例を示すフローチャートである。

【図５】本発明に係る画像処理システムの第１のモード
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図６】本発明に係る画像処理システムの第２のモード
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図７】本発明に係る画像処理システムの第３のモード
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図８】本発明に係る画像処理システムの第４のモード
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図９】本発明に係る画像処理システムの第５のモード
処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図１０】本発明に係る画像処理システムのデータ処理
構成を説明するブロック図である。

【図１１】図５，図７〜図９に示したプリント優先順位
サブルーチンの詳細手順の一例を示すフローチャートで
ある。

【符号の説明】

１ リーダ部 ２ プリンタ部 ３ 外部装置 ４ ファクシミリ部 ５ ファイル部 ６ 外部記憶装置 ７ コンピュータインタフェース部 ８ フォーマッタ部 ９ イメージメモリ部 １０ コア部 １１ コンピュータ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) H04N 1/00 107 B41J 5/30 G06F 3/12

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リーダ部からの画像情報のプリント処理
   を行うコピーモードと、外部機器からの画像情報のプリ
   ント処理を行うプリントモードを有する複数のモードを
   具備した画像処理システムであって、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理に優先して前記他のモードのプリン
   ト処理を実行可能にする第 1 の処理手順と、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理の終了を待ったうえで前記他のモー
   ドのプリント処理を実行可能にする第２の処理手順と、
   を有し、 前記他のモードが原稿を原稿台に直接載置してコピーす
   るブックコピーモードである場合にて前記第 1 の処理手
   順を実行させるよう制御し、 前記他のモードが前記ブックコピーモードではない場合
   にて前記第２の処理手順を実行させるよう制御する制御
   手段を有することを特徴とする画像処理システム。
2. 【請求項２】 リーダ部からの画像情報のプリント処理
   を行うコピーモードと、外部機器からの画像情報のプリ
   ント処理を行うプリントモードを有する複数のモードを
   具備した画像処理システムであって、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理に優先して前記他のモードのプリン
   ト処理を実行可能にする第 1 の処理手順と、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理の終了を待ったうえで前記他のモー
   ドのプリント処理を実行可能にする第２の処理手順と、
   を有し、 前記他のモードがシートの片面にプリント処理を行う片
   面プリントモードである場合にて前記第 1 の処理手順を
   実行させるよう制御し、 前記他のモードがシートの両面にプリント処理を行う両
   面プリントモードである場合にて前記第２の処理手順を
   実行させるよう制御する制御手段を有することを特徴と
   する画像処理システム。
3. 【請求項３】 前記画像処理システムは、前記コピーモ
   ード及び前記プリントモードと共に、前記リーダ部から
   の画像情報を外部に送信する送信モードと、前記リーダ
   部からの画像情報を記憶装置に記憶させるファイルモー
   ドを具備することを特徴とする請求項１又は２記載の画
   像処理システム。
4. 【請求項４】 リーダ部からの画像情報のプリント処理
   を行うコピーモードと、外部機器からの画像情報のプリ
   ント処理を行うプリントモードを有する複数のモードを
   具備した画像処理システムの画像出力方法であって、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理に優先して前記他のモードのプリン
   ト処理を実行可能にする第 1 の処理手順と、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理の終了を待ったうえで前記他のモー
   ドのプリント処理を実行可能にする第２の処理手順と、
   のうちの、 前記他のモードが原稿を原稿台に直接載置してコピーす
   るブックコピーモードである場合にて前記第 1 の処理手
   順を実行させるよう制御し、 前記他のモードが前記ブックコピーモードではない場合
   にて前記第２の処理手順を実行させるよう制御する工程
   を有することを特徴とする画像処理システムの画像出力
   方法。
5. 【請求項５】 リーダ部からの画像情報のプリント処理
   を行うコピーモードと、外部機器からの画像情報のプリ
   ント処理を行うプリントモードを有する複数のモードを
   具備した画像処理システムの画像出力方法であって、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理に優先して前記他のモードのプリン
   ト処理を 実行可能にする第 1 の処理手順と、 前記複数のモードの何れかのモードのプリント実行中に
   て他のモードのプリント要求がなされた場合に、前記実
   行中のプリント処理の終了を待ったうえで前記他のモー
   ドのプリント処理を実行可能にする第２の処理手順と、
   のうちの、 前記他のモードがシートの片面にプリント処理を行う片
   面プリントモードである場合にて前記第 1 の処理手順を
   実行させるよう制御し、 前記他のモードがシートの両面にプリント処理を行う両
   面プリントモードである場合にて前記第２の処理手順を
   実行させるよう制御する工程を有することを特徴とする
   画像処理システムの画像出力方法。