JP2005274800A - マグネットシート付き感知体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粘着体の代わりに、感知体のテープの巻き取りやラベル又はシートの重ねあわせの付着のために、テープ又はラベル又はシートの層に、磁極の向きが相引き合う向きにマグネットシート層102を付設したものである。
【選択図】図1
Description
マグネットシート層102又は感知体101のいずれかが溶融した状態で相手に付着した場合は接着層103が不要となる場合もある。L11とL12の各々がマグネットシート付き感知体のテープの層1、層2となっている。1−Cは、更に拡大してマグネットシート内の磁極構成を示したものである。好都合なことに、巻き取られたテープや重ね合わされたラベルにおいては、NSの並びは、同じ方向を向くので、104の矢印に示すごとく異なる層間のNSは引き合う向きに並ぶことになる(図では、NSの向きが上下逆でも良い)。このため、特段の手段を用いなくとも、巻き取られたテープや重ね合わされたラベルは、お互いに付着しあうことになる。しかも、マグネットは剥がすことも容易で、残渣も無く、水分や酸素による劣化も無い。必要なのは、マグネットを剥がすための抗力に耐えうるテープの強度と、使用に備えた磁性を確保する耐熱温度を持つことである。マグネットは、貼り付け、剥離が何度でも可能なことも有利である。尚、本発明に使用される感温変色体に含まれる感温変色剤としては特に制限されず、公知のものを使用することができる。具体的には、コバルト、ニッケル、マンガン等の遷移金属塩とヘキサメチレンテトラミン等のアミン性アマイド類との複塩類、ヨウ化水銀、クロム酸鉛、メタバナジン酸アンモニウム等の重金属化合物、ジキサンチレン、及び電子供与性呈色色素類と電子受容性顕色剤と減感剤を含む公知の熱可逆変色性組成物等が挙げられる。
4−Aはテープの長手方向に高温表示部と低温表示部を形成したが、4−Bは、テープの幅方向に、高温表示部と低温表示部を分けて形成したものである。4−Cは、相異なる複数の変色温度を有する感温変色体を付設したもので、この例では、低温で赤色、高温で薄い白色を呈する二種の変色温度の感温変色体41(低温)と感温変色体42(高温)を使っている。これらの感温変色体の上又は下には、4−Aと同様に、感温変色体41の領域では、「低温」の文字と横線等のパターンが白色、「適温」の文字と横線等のパターンが赤色、感温変色体42の領域では、「高温」の文字と横線等のパターンが赤色で描かれている。低温では、感温変色体の両方が、赤色なので、白色で描かれた「低温」の文字とこれに付随した横線等のパターンのみが視認できる。感温変色体41の変色温度を越えて、感温変色体42の変色温度以下では、感温変色体41のみ白色になり、「低温」の文字と横線等のパターンは、白地に白色で視認できなくなる。一方、「適温」の文字と横線等のパターンが白地に赤色で視認できる。感温変色体42の変色温度以上では、感温変色体41、感温変色体42とも白色に変色して、「高温」の文字と横線等のパターンも視認できるようになる。4−Cでは、テープの長手方向に感温変色体41と感温変色体42を並べて、「低温」、「適温」、「高温」の各文字の各表示部を形成したが、4−Dは、並びをテープの幅方向に形成したものである。4−Cと4−Dでは、感温変色体41と感温変色体42の色を同色の赤色にしたが、4−Eは、感温変色体41の色を緑色に、感温変色体42の色を赤色にして、これに対応して、「適」の文字と付随する横線を緑色に、「高」の文字と付随する横線を赤色にしたものである。以上の表示は、感温変色感知体での文字やパターンの表示手段として極めて便利なので、本発明のマグネットシートを用いた感温変色テープ等にも応用が可能である。
102 マグネットシート層
103 接着層
104 (磁極の引き合いを示す)矢印
L11 テープの層1
L12 テープの層2
105 保護層
41、42 感温変色体
501a ハロゲン化銀フィルム
501b フォトクロミック化合物を含む樹脂層
501c 化学試験紙
601 感温変色体
602 粘着体をつける基体
603 接着体
604 粘着体
L61 テープ層1
L62 テープ層2
Claims (9)
- テープ状又はラベル状又はシート状の感知体と、前記感知体を被付着物に付着するための付着体としてマグネットシートとを含むことを特徴とするマグネットシート付き感知体。
- 前記の感知体を重ね合わせた各層の中の前記マグネットシート層の磁極の並びが、互いに引き合う向きに前記の重ね合わせがなされたことを特徴とする請求項1記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記の感知体又は前記のマグネットシートの表面に、紫外線、水分、酸素の少なくとも一つから前記感知体を保護する保護膜を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記マグネットシートは、透明であって、水分及び酸素の少なくとも一つの前記感知体への侵入を防ぐ材質で構成すること及び/又は、紫外線による前記感知体の劣化を防ぐ材質で構成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記感知体は、感温変色体であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記感温変色体の高温遷移時の変化が脱色又は白化する前記感温変色体の上又は下に付設され、温度変化を表示する文字及び形状の少なくとも一つの形態の表示部の色は、前記感温変色体の変色温度以下を示す前記表示では、前記感温変色体の前記変色温度未満の色とは異なる色とし、前記感温変色体の温度が前記変色温度以上であることを示す前記表示では、前記感温変色体の前記変色温度以下の色とはほぼ同じ色としたことを特徴とする請求項5に記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記の感温変色体は、前記変色温度の異なる二種のものを用いたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記の感温変色体は、相異なる色を有する二種のものを用いたことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一つに記載のマグネットシート付き感知体。
- 前記の感知体は、光量を検知する光感知体、紫外光を受けて可視光を発する紫外線感知体、PH試験又は化学イオン検出を行う化学検知体の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のマグネットシート付き感知体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004085854A JP2005274800A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | マグネットシート付き感知体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004085854A JP2005274800A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | マグネットシート付き感知体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005274800A true JP2005274800A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35174564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004085854A Pending JP2005274800A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | マグネットシート付き感知体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005274800A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102056219B1 (ko) | 2018-03-27 | 2019-12-16 | 재단법인 대구경북첨단의료산업진흥재단 | pH 감지 마이크로 구조체 스티커 및 그 제조방법 |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004085854A patent/JP2005274800A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102056219B1 (ko) | 2018-03-27 | 2019-12-16 | 재단법인 대구경북첨단의료산업진흥재단 | pH 감지 마이크로 구조체 스티커 및 그 제조방법 |
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