JP2005274742A - 映像表示機器用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 DC−DCスイッチング電源回路11に起因し、表示映像に混入する映像ノイズを目立たなくし、映像品質を向上する。
【解決手段】 DC−DCスイッチング電源回路11を制御する電源制御手段12の電源制御部12aが出力するスイッチング信号Scの周波数Fsを、映像信号Svの水平同期信号周波数の(n+0.5)倍(nは任意の整数)付近の周波数に設定し、この周波数のスイッチング信号ScでDC−DCスイッチング電源回路11をスイッチング制御することにより、表示パネル4の表示映像中の映像ノイズを目立たなくする。
【選択図】 図1

Description

この発明はスイッチング電源に起因する映像ノイズを低減した車載用等の映像表示機器用電源装置に関するものである。
映像信号を処理し、液晶(LCD)等の表示パネルに映像表示する映像表示機器に用いる電源装置としては、入力直流電圧を他の電圧の直流電圧に変換する直流(DC)−直流(DC)スイッチング電源等の直流電源回路が多く使用されている。このスイッチング電源等の直流電源回路は、映像に混入して表示品質を低下させる映像ノイズを発生する場合が多く、この映像ノイズの低減が大きな課題となっている。この映像ノイズ発生の主要な原因は直流電源回路出力側に残存するリップル成分であり、従来より、このリップル成分を低減する種々の手段が用いられてきた。
しかし、このリップル成分が僅かでも残存していると、どうしても映像ノイズとして見えてしまうことがあった。さらに、DC−DCスイッチング電源においては、スイッチング信号を発生する発振回路等の温度特性によりこのスイッチング信号の周波数が変化すると、映像ノイズが現れる場合と現れない場合とを繰り返し、映像品質を低下させる。
このような映像ノイズの低減を図った従来の映像表示機器用電源装置として例えば以下のものがある。
従来例その1として、入力直流電圧を多倍圧した直流電圧を出力するチャ−ジポンプ回路に関し、表示装置用信号(水平同期信号)の周波数を整数倍した周波数に設定することによりこの表示装置用信号(水平同期信号)と同期を取ったチャ−ジポンプ回路制御信号(RVQ)をもとにして、直流成分をカットして再バイアスするセラミックコンデンサを用いたチャ−ジポンプ回路により、入力直流電圧を約2倍圧した直流電圧を作成するとともに、セラミックコンデンサの鳴きを抑制する一方、前記表示装置用信号とチャ−ジポンプ回路制御信号との同期により、映像ノイズの発生を防止するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
従来例その2として、液晶表示モニタにおいて、入力される映像信号における水平同期信号の周波数の整数倍の値をもとにして、液晶の1画素(1ドット)描画中のタイミングに同期するようにスイッチング電源回路のスイッチング周波数を設定することにより、映像ノイズを低減するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−272954号公報 特開2003−5715号公報
従来の映像表示機器用電源装置は以上のように構成されているが、従来例その1については、セラミックコンデンサの鳴きを抑制するという別の目的に重点を置いた技術であり、映像ノイズに関しては、その映像ノイズが止まって見えるようにしたものであり、映像ノイズが目立たなくなる訳ではないという問題があった。
また、従来例その2については、「液晶の1画素(1ドット)描画中のタイミングに同期するようにスイッチング電源回路のスイッチング周波数を設定する」とあるが、このためには非常に精密な制御が必要であり、実用的ではないという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、表示映像中の映像ノイズを実用的な手段により最も目立たなくなるようにし、映像品質の向上を図った映像表示機器用電源装置を得ることを目的とする。
この発明に係る映像表示機器用電源装置は、スイッチング方式の直流電源回路と、映像信号の水平同期信号周波数を(n+0.5)倍(nは任意の整数)付近に設定した周波数を有し、前記直流電源回路からの帰還電圧信号の電圧値に対応するデューティサイクルのスイッチング信号で前記直流電源回路をスイッチング制御する電源制御手段とを備えたものである。
この発明によれば、スイッチング方式の直流電源回路をスイッチング制御するスイッチング信号の周波数を、水平同期信号周波数の(n+0.5)倍(nは任意の整数)付近の周波数に設定するように構成したので、表示映像中の映像ノイズが実用的な手段により最も目立たなくなり、映像品質を向上することができる。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による映像表示機器用電源装置を用いた映像表示モニタの構成を示すブロック図である。
図1において、この映像表示モニタは、この実施の形態1による映像表示機器用電源装置1(以下、「電源装置1」とする)、映像入力I/F(インタフェース)回路2、映像処理回路3および表示パネル4とで構成される。
上記構成において、電源装置1は直流電源回路(以下、「DC−DCスイッチング電源回路」とする)11と電源制御手段12とで構成され、このうちのDC−DCスイッチング電源回路11は電源より入力する直流電圧Viをスイッチングして交流信号に変換し、この交流信号を所定電圧の直流出力Voに変換し、映像入力I/F回路2、映像処理回路3および表示パネル4等へそれぞれ電源供給する。
また、電源制御手段12は、電源制御部12a、外付け発振回路12b、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」とする)12c、水晶発振子12dとを備えている。
このうちの電源制御部12aは例えば電源制御用IC(集積回路)からなり、DC−DCスイッチング電源回路11より帰還(フィードバック)され、直流出力Voの状態を示す帰還電圧信号Sfに対応するデューティサイクルのスイッチング信号ScでDC−DCスイッチング電源回路11をスイッチング制御する。
また、外付け発振回路12bは抵抗(R)およびコンデンサ(C)等で構成され、ICからなる電源制御部12aに外付けされて後述する所定周波数のスイッチング信号Scを発振する。
マイコン12cは水晶発振子12dで発振されるクロック等の制御基準信号を基に作動し、電源制御部12aによる前記スイッチング制御を制御する一方、映像処理回路3における映像処理についても制御する。
映像入力I/F回路2は入力される映像信号Svおよび同期信号(水平、垂直)Ssについてレベル調整および波形成形等の処理を行う。
映像処理回路3は映像入力I/F回路2で処理された映像信号および同期信号についてアナログ処理またはディジタル処理し、映像表示に適合する信号にする。この処理はマイコン12cによる制御のもとに行われる。
表示パネル4は例えば液晶(LCD)からなり、映像処理回路3からの映像信号を表示する。
なお、図1では映像入力I/F回路2に入力される映像信号Svおよび同期信号Ssは1系統としたが、これに限るものではなく、複数系統の映像信号Svおよび同期信号Ssが入力する構成であってもよい。例えば、図1の映像表示モニタを車載用として適用した場合、映像入力系統としてはカーナビゲーション装置、テレビ(TV)ユニットおよびCCDカメラ等の外部映像機器があり、これら系統からの映像を表示するようにしてもよい。
この場合、映像入力I/F回路2には映像を選択するための映像切換回路を設ければよい。
また、図1では映像入力I/F回路2に入力される映像信号Svおよび同期信号Ssが分離した信号としたが、これに限るものではなく、映像信号Svと同期信号Ssとが復号した信号(コンポジット信号)であってもよい。
次に、電源装置1の基本動作および映像ノイズの発生について図2で説明する。
図2は電源装置1の動作および映像ノイズの発生について説明するための波形図であり、(a)は水平同期信号の1周期分の波形図、(b)はスイッチング信号Scの波形図、(c)は直流出力Voに含まれる電源リップルの波形図である。
DC−DCスイッチング電源回路11は(b)に示すスイッチング信号Scで駆動される。このスイッチング信号Scは外付け発振回路12bにより発振され、その周波数Fsを通常、数10KHz〜1MHzに設定した矩形波形のパルス信号である。DC−DCスイッチング電源回路11はこのパルス信号の期間Taでオン、Tbでオフとなる。
従って、DC−DCスイッチング電源回路11がオンとなるデューティサイクルDは以下となる。
D={Ta/(Ta+Tb)}×100(%)
電源制御部12aはマイコン12cの制御を受けつつ、DC−DCスイッチング電源回路11より帰還(フィードバック)される直流出力Voの状態を示す帰還電圧信号Sfに応じて上記デューティサイクルを可変にしたスイッチング信号ScでDC−DCスイッチング電源回路11をスイッチング制御する。これにより、DC−DCスイッチング電源回路11の直流出力Vo(電圧)が安定化される。
上記スイッチング信号Scに同期してDC−DCスイッチング電源回路11の直流出力Vo(図示しないトランスの2次側出力)には(c)に示す電源リップルが発生する。
この電源リップルの周波数Frが(a)に示す水平同期信号の周波数Fh(例えば、約16KHz)と同じか、または整数倍、またはこの周波数Fhに近い周波数である場合に表示映像の映像ノイズとして目立ち易くなる。
次に、表示パネル4の表示画面上での上記映像ノイズの見え方について図3および図4で説明する。
図3および図4は表示パネル4の表示画面上での映像ノイズの見え方についての説明図であり、図3はスイッチング信号Scの周波数Fs、即ち、電源リップルの周波数Frが水平同期信号周波数Fhの整数倍の関係にあるときの映像ノイズの見え方を示し、図4は上記電源リップルの周波数Frが水平同期信号周波数Fhの整数倍からずれたのときの映像ノイズの見え方を示す。
スイッチング信号Scの周波数Fs、即ち、電源リップルの周波数Fr(=Fs)が水平同期信号周波数Fhの整数倍の関係にあるときには、図3に示すように、縦縞状の映像ノイズが視覚上止まって(流れず)見える。
これに対し、スイッチング信号Scの周波数Fsが外付け発振回路12b等の回路素子の温度特性等により変動し、これにより電源リップルの周波数Frが水平同期信号周波数Fhの整数倍からずれたときには、図4に示すように、縞状の映像ノイズが表示画面上、斜めに流れるように見えてくる。例えば基準点(A)を仮定すると、画面1フレーム目では「○」印のノイズが見え、2フレーム目では「●」印のノイズが見えるため、斜めの縞ノイズが流れているように見える。
また、スイッチング信号Scの周波数Fsが更に僅かながらずれたとき、画面1フレーム目の「○」印のノイズに対して、2フレーム目の「●」印のノイズが同じ基準点(A)から始まる場合があり、このときは斜めの縞ノイズが止まって見えてくる。また、これを繰り返す際、縞ノイズの状態が短時間に変化するように見える。
以上説明のように、表示映像に混入する映像ノイズの見え方はスイッチング信号Scの周波数Fsと水平同期信号周波数Fhとの関係が大きく影響する。
次に、スイッチング信号Scの周波数Fsの設定について説明する。
図1の構成におけるスイッチング信号Scの周波数Fsは、水平同期信号周波数Fhの整数倍から最も離れた値に設定する。こうすることにより、人の目で見たときに映像ノイズが最も目立たなくなる。具体的には下記式(1)より求める。
スイッチング信号Scの周波数Fs=水平同期信号周波数Fh×(n+0.5)
・・・(1)
ここで、nは任意の整数である。
例えば、水平同期信号周波数Fhおよび任意の整数nがそれぞれ、Fh=16KHz、n=10とすると、スイッチング信号Scの周波数Fsは上記式(1)より、Fs=168KHzとなる。
従って、図1の外付け発振回路12bは上記のFs=168KHzを発振するように抵抗(R)およびコンデンサ(C)等の定数を設定する。
電源制御手段12の電源制御部12aは上記式(1)に従い設定された周波数Fsのスイッチング信号ScによりDC−DCスイッチング電源回路11をスイッチング制御する。このスイッチング制御に従い、DC−DCスイッチング電源回路11は所定電圧の直流出力Voを出力し、映像入力I/F回路2、映像処理回路3および表示パネル4へそれぞれ電源供給する。
上記電源供給を受けた映像入力I/F回路2および映像処理回路3はそれぞれ入力映像信号Svについて前述の処理を行い、表示パネル4は処理された映像信号を表示する。
この表示映像ではDC−DCスイッチング電源回路11に起因する映像ノイズが最も目立たなくなっている。
以上のように、この実施の形態1によれば、DC−DCスイッチング電源回路11を制御する電源制御手段12の電源制御部12aが出力するスイッチング信号Scの周波数Fsは式(1)に示したように、映像信号Svの水平同期信号周波数Fhの(n+0.5)倍(nは任意の整数)付近の周波数に設定するように構成したので、このDC−DCスイッチング電源回路11に起因し、表示映像に混入する映像ノイズを実用的手段により最も目立たなくすることができ、これにより、映像品質を向上することができる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2による映像表示機器用電源装置を用いた映像表示モニタの構成を示すブロック図であり、図1と同一のものについては同一符号を付してある。
なお、図1と同一符号のものについての説明は省略する。
図5の構成が実施の形態1(図1)の構成に対し異なる点は、映像表示機器用電源装置5(以下、「電源装置5」とする)の電源制御手段52をマイコン52a等で構成した点である。
実施の形態1では、スイッチング信号Scの周波数Fsは、式(1)で示したように、水平同期信号周波数Fhの整数倍から最も離れた値に設定した。
しかし、上記のように設定した場合であっても、図1の電源制御部12aや外付け発振回路12b等を形成するデバイスの温度特性等によりスイッチング信号Scの周波数Fsが設定値から変化し、その結果、表示映像中の映像ノイズが目立つようになり、映像品質を劣化させる場合が考えられる。
そこで、この実施の形態2の電源装置5は図5に示すように、電源制御手段52をマイコン52aおよびクロック等の制御基準信号発振用の水晶発振子52bで構成し、このマイコン52aにより水平同期信号の周波数Fhを測定し、この測定した水平同期信号周波数Fhをもとに実施の形態1で示した式(1)より求まる周波数Fsのスイッチング信号Sc’を発生する。このようにして発生したスイッチング信号Sc’により、DC−DCスイッチング電源回路11を制御する。
次に、上記マイコン52aの構成について図6で説明する。
図6はマイコン52aの電源制御手段52に関する部分の内部構成を示す内部構成図である。
図6において、マイコン52aは第1のメモリ部521、計算部522、第1の比較制御部523、第2のメモリ部524、第2の比較制御部525および出力部526を備えている。
この構成において、第1のメモリ部521はスイッチング信号Sc’の周波数Fsの初期値Fso(周波数初期値:例えば「160KHz」)および整数n(例えば「10」)を予め記憶しており、マイコン52aはこの初期値Fsoの周波数からなるスイッチング信号Sc’を初期設定として発生する。
計算部522は同期信号Ssの中から入力される水平同期信号Sshの周波数Fhを測定し、この測定した周波数Fhと第1のメモリ部521より読み出した整数n(=10)とをもとに実施の形態1で示した式(1)に従いスイッチング信号Sc’の周波数Fsを計算する。なお、以降においてはこの式(1)で計算した周波数を「Fss」と記す。
第1の比較制御部523は第1のメモリ部521より読み出されたスイッチング信号Sc’の周波数Fsの初期値Fso(=160KHz)と計算部522で計算されたスイッチング信号Sc’の周波数Fssとを比較し、この比較結果をもとにDC−DCスイッチング電源回路11へ出力するスイッチング信号Sc’の周波数Fsを設定する。この設定については後述する。
第2のメモリ部524はDC−DCスイッチング電源回路11からの帰還電圧信号Sfの初期値Vfo(帰還電圧信号初期値:例えば「5v」)およびスイッチング信号ScのデューティサイクルDの初期値Do(デューティサイクル初期値:例えば「50%」)を予め記憶している。
第2の比較制御部525はDC−DCスイッチング電源回路11からの帰還電圧信号Sfの電圧値Vfを測定し、この測定した電圧値Vfと第2のメモリ部524より読み出された初期値Vfo(=5v)とを比較し、この比較結果をもとにDC−DCスイッチング電源回路11へ出力するスイッチング信号Sc’のデューティサイクルDを設定する。この設定については後述する。
出力部526は第1の比較制御部523および第2の比較制御部525の比較結果に応じたスイッチング信号Sc’をDC−DCスイッチング電源回路11へ出力する。
次に、上記マイコン52aの動作について図7で説明する。
図7はマイコン52aの動作フローチャートである。
図7において、ステップST1では、マイコン52aの計算部522は入力される水平同期信号Sshの周波数Fhを測定する。
このステップST1の段階では、マイコン52aはDC−DCスイッチング電源回路11へ出力するスイッチング信号Sc’の周波数FsおよびデューティサイクルDを、第1のメモリ部521に記憶されている初期値Fsoおよび第2のメモリ部524に記憶されている初期値Doで初期設定している。
ステップST2では、計算部522はステップST1で測定した周波数Fhと第1のメモリ部521からの整数nとをもとに前記式(1)に従いスイッチング信号Sc’の周波数Fssを計算する。
ステップST3では、第1の比較制御部523は第1のメモリ部521よりスイッチング信号Sc’の周波数Fsの初期値Fsoを取得する。
ステップST4では、第1の比較制御部523はステップST2で計算された周波数FssとステップST3で取得した初期値Fsoとを比較し、「Fss=Fso」であるかについて判断する。この判断が「Fss=Fso」でない場合(ステップST4−NO)は、ステップST5へ進み、「Fss=Fso」である場合(ステップST4−YES)は、ステップST6へ進む。
ステップST5では、マイコン52a(第1の比較制御部523)は第1のメモリ部521の初期値FsoをステップST2で計算された周波数Fssへ更新し、出力部526を介しDC−DCスイッチング電源回路11へ出力しているスイッチング信号Sc’の前記初期設定に基づく周波数Fsoをこの計算による周波数Fssへ更新する(Fso=Fss)。
上記に対し、ステップST4の判断が「Fss=Fso」である場合は、第1のメモリ部521の初期値Fsoを更新する必要はなく、マイコン52a(第1の比較制御部523)は出力部526を介しDC−DCスイッチング電源回路11へ出力しているスイッチング信号Sc’周波数を前記初期設定に基づく周波数Fsoに維持する。
ステップST6では、第2の比較制御部525はDC−DCスイッチング電源回路11より帰還(フィードバッグ)される電圧帰還信号Sfの電圧値Vfを測定する。
ステップST7では、第2の比較制御部525は第2のメモリ部524より電圧帰還信号Sfの初期値Vfoを取得する。
ステップST8では、第2の比較制御部525はステップST6で測定した電圧帰還信号Sfの電圧値VfとステップST7で取得した初期値Vfoとを比較し、「Vf=Vfo」であるかについて判断する。この判断が「Vf=Vfo」でない場合(ステップST8−NO)は、ステップST9へ進み、「Vf=Vfo」である場合(ステップST8−YES)は、ステップST1へ戻る。
ステップST9では、マイコン52a(第2の比較制御部525)はステップST6で測定される電圧帰還信号Sfの電圧値Vfが初期値Vfo(Vf=Vfo)になるように、出力部526を介しDC−DCスイッチング電源回路11へ出力しているスイッチング信号Sc’のデューティサイクル初期値Doを更新(変更)する。このデューティサイクル更新により、スイッチング信号Sc’の周波数Fsを更新したことによる直流出力Voの変動が修正される。
上記に対し、ステップST8の判断が「Vf=Vfo」である場合は、マイコン52a(第2の比較制御部525)は出力部526を介しDC−DCスイッチング電源回路11へ出力しているスイッチング信号Sc’のデューティサイクルを前記初期設定に基づくデューティサイクル初期値Doに維持する。
以上のように、この実施の形態2によれば、DC−DCスイッチング電源回路51を制御する電源制御手段52を構成するマイコン52aは、水平同期信号Sshの周波数Fhを測定し、測定した水平同期信号周波数Fhをもとに前記式(1)よりスイッチング信号Sc’の周波数Fssを計算し、スイッチング信号Sc’の周波数Fsを常にこの計算した周波数Fssに保持するように構成したので、マイコン52a等により生成されるスイッチング信号Sc’の周波数Fsのバラツキや周囲の温度環境の変化による周波数Fsの変化等に左右されることなく、スイッチング信号Sc’の周波数Fsと水平同期信号との関係が常に前記式(1)を満たし、表示映像に混入する映像ノイズを常に目立たなくすることができ、これにより、映像品質を向上することができる。特に、温度変化の大きい車載用の映像表示モニタにおける映像品質向上に有効である。
また、水平同期信号Sshの周波数Fhが変化した場合、または、水平同期信号周波数Fhが異なる種類の映像信号Svが入力された場合にも前記式(1)の関係が常に維持され、表示映像に混入する映像ノイズを常に目立たなくすることができる。
また、スイッチング信号Sc’の生成に水晶発振子52bを使用しているので、周囲の温度変化による周波数の誤差が非常に少なく、安定した周波数Fsの信号にすることができる。
また、実施の形態1(図1)の、主にICで構成される電源制御部12aおよび外付け発振回路12bの替りにマイコン52aを共用するので、部品点数を低減でき、コストを低下することができる。
この発明の実施の形態1による映像表示機器用電源装置を用いた映像表示モニタの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による映像表示機器用電源装置の動作および映像ノイズの発生について説明するための波形図であり、(a)は水平同期信号の1周期分の波形図、(b)はスイッチング信号Scの波形図、(c)は直流出力Voに含まれる電源リップルの波形図である。 電源リップルの周波数Frが水平同期信号周波数Fhの整数倍の関係にあるときの映像ノイズの見え方の説明図である。 電源リップルの周波数Frが水平同期信号周波数Fhの整数倍からずれたのときの映像ノイズの見え方を示す。 この発明の実施の形態2による映像表示機器用電源装置を用いた映像表示モニタの構成を示すブロック図である。 マイクロコンピュータの電源制御手段に関する部分の内部構成を示す内部構成図である。 マイクロコンピュータの動作フローチャートである。
符号の説明
1 映像表示機器用電源装置、2 映像入力I/F回路、3 映像処理回路、4 表示パネル、5 映像表示機器用電源装置、11 DC−DCスイッチング電源回路、12 電源制御手段、12a 電源制御部、12b 外付け発振回路、12c マイクロコンピュータ、12d 水晶発振子、51 DC−DCスイッチング電源回路、52 電源制御手段、52a マイクロコンピュータ、52b 水晶発振子、521,524 メモリ部、522 計算部、523,525 比較制御部、526 出力部。

Claims (2)

  1. 入力直流電圧をスイッチングして交流信号に変換し、この交流信号を所定電圧の直流出力に変換し、映像回路へ電源供給する直流電源回路と、
    映像信号の水平同期信号周波数を(n+0.5)倍(nは任意の整数)付近に設定した周波数を有した信号であって、前記直流電源回路から帰還される前記直流出力の状態を示す帰還電圧信号の電圧値に対応するデューティサイクルのスイッチング信号で前記直流電源回路をスイッチング制御する電源制御手段とを備えた映像表示機器用電源装置。
  2. 入力直流電圧をスイッチングして交流信号に変換し、この交流信号を所定電圧の直流出力に変換し、映像回路へ電源供給する直流電源回路と、
    前記直流電源回路をスイッチング制御するスイッチング信号の周波数およびデューティサイクルを、予め記憶した所定周波数の周波数初期値および所定比率のデューティサイクル初期値で初期設定する一方、入力映像信号の水平同期信号の周波数を測定し、測定した水平同期信号周波数を(n+0.5)倍(nは任意の整数)付近に設定した周波数を計算し、計算した周波数が前記周波数初期値と異なるときは、この周波数初期値および前記初期設定を前記計算した周波数に更新するとともに、前記直流電源回路から帰還される前記直流出力の状態を示す帰還電圧信号の電圧値を測定し、測定した帰還電圧信号の電圧値が予め記憶した帰還電圧信号初期値と異なるときは、この測定される帰還電圧信号の電圧値が前記帰還電圧信号初期値になるように前記デューティサイクル初期値を更新することにより、常に前記計算による周波数を有し、且つ、前記帰還電圧信号初期値に対応するデューティサイクルのスイッチング信号で前記直流電源回路をスイッチング制御する電源制御手段とを備えた映像表示機器用電源装置。
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