JP2005274042A - ラジアントチューブの取付構造及びラジアントチューブバーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、炉内に露出され内部に燃焼室が形成されたセラミックス製のラジアントチューブ1と、炉壁に固定されラジアントチューブ1を保持する保持部6とを備えたラジアントチューブバーナにおいて、ラジアントチューブ1とスリーブ2との接合強度が低下した場合であっても、ラジアントチューブ1がスリーブ2から脱落することを防止できるラジアントチューブ1の取付構造及びラジアントチューブバーナを提供することを目的とする。
【解決手段】 接着剤が充填された接着剤層4を介して前記ラジアントチューブ1の後端側外面を外囲する筒状のスリーブを保持部6に固設して備えると共に、スリーブ2の先端部の内径が、ラジアントチューブ1の後端部の外径より小さく形成してある。
【選択図】 図3
【解決手段】 接着剤が充填された接着剤層4を介して前記ラジアントチューブ1の後端側外面を外囲する筒状のスリーブを保持部6に固設して備えると共に、スリーブ2の先端部の内径が、ラジアントチューブ1の後端部の外径より小さく形成してある。
【選択図】 図3
Description
本発明は、炉内に露出され内部に燃焼室が形成されたセラミックス製のラジアントチューブと、炉壁に固定され前記ラジアントチューブを保持する保持部とを備えたラジアントチューブバーナ、及びそのラジアントチューブバーナにおけるラジアントチューブの取付技術に関する。
上記のラジアントチューブバーナは、加熱炉や熱処理炉等の間接的な加熱に利用される。
このようなラジアントチューブバーナにおいて、最も一般的なものは、炉壁を貫通して炉内に露出されるラジアントチューブが金属製のものであった。しかし、近年、炉内における処理温度の上昇の要望に伴い、ラジアントチューブの耐熱性等を向上させ長期間安定して使用することを可能にするためにラジアントチューブの材質として、SiC(炭化珪素)やSi3N4(窒化珪素)等の耐熱性等に優れたセラミックスの利用が検討、実用化されている。
このようなラジアントチューブバーナにおいて、最も一般的なものは、炉壁を貫通して炉内に露出されるラジアントチューブが金属製のものであった。しかし、近年、炉内における処理温度の上昇の要望に伴い、ラジアントチューブの耐熱性等を向上させ長期間安定して使用することを可能にするためにラジアントチューブの材質として、SiC(炭化珪素)やSi3N4(窒化珪素)等の耐熱性等に優れたセラミックスの利用が検討、実用化されている。
このようなラジアントチューブの炉壁に固定される保持部としてのフランジ等への取付構造において、難切削材であるセラミックス製のラジアントチューブの形状及び取付け構造の単純化や、及び既存の金属製のラジアントチューブとの互換性を図るために、セラミックス製のラジアントチューブをつば無しの直管型とし、そのラジアントチューブの後端側(フランジ側)外面を外囲するスリーブを炉壁に固定される金属製の後端側に設け、そのスリーブ内面とラジアントチューブの後端側外面との間に形成された空間に耐熱性接着剤を充填して接着剤層を形成することで、ラジアントチューブをフランジに取り付ける場合がある(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、上記の改良技術として、炉壁に固定される保持部にラジアントチューブの後端側端面が当接する当接面を設けて、ラジアントチューブから接着剤層との界面にかかるせん断応力を低減させる技術(例えば、特許文献2参照。)や、ラジアントチューブと保持部との隙間の接着剤層を耐熱シール剤でシールしたもの(例えば、特許文献3参照。)が知られている。
このようなラジアントチューブの取付構造により、フランジ及びそのスリーブを従来通りの金属製としたまま、ラジアントチューブのみをセラミックス製とし、両者を耐熱接着剤を利用して簡便に固定接合することができる。
しかし、従来のラジアントチューブの取付構造において、スリーブと接着剤層との夫々の熱膨張率が互いに異なることにより、高温環境下において、スリーブが接着剤層から剥離して、スリーブと接着剤層との間に隙間が発生する恐れがある。特に、浸炭炉等の炭素成分を多量に含む雰囲気中で、ラジアントチューブバーナを用いる場合には、上記のように発生した隙間に、炉内の煤等の異物が浸入及び堆積して、ラジアントチューブの接合強度が低下し、ラジアントチューブが脱落する恐れがある。
また、上記の保持部に当接面を設けた取付構造では、ラジアントチューブから接着剤層との界面にかかるせん断応力を容易に接着剤層の許容応力以下とすることができ、接着剤層の剥離やラジアントチューブのずれ等を防止することができる。しかし、スリーブと接着剤層との熱膨張率の差異に基づくスリーブの接着剤層からの剥離や接着剤層の経年劣化によっては、従来の取付構造と同様に接合強度が低下する。このため、ラジアントチューブが脱落する問題は依然として残る。また、ラジアントチューブの先端部を鉛直下方に保持する状態で使用する場合には、前記当接面で前記せん断応力を低減することは困難である。
ラジアントチューブと保持部との隙間の接着剤層を耐熱シール剤でシールしたものでは、接着剤層の一部が剥離した場合であっても、隙間のシール性を確保することができるため、隙間に炉内の煤等の異物が浸入及び堆積することを防止し、接合強度の低下を抑えることができる。しかし、接着剤層の一部が剥離したことのみによっても接合強度は低下するためラジアントチューブが脱落する恐れがある。特にラジアントチューブの先端部を鉛直下方に保持する状態で使用する場合には、ラジアントチューブの自重が加わるためより脱落し易くなる。
従って、本発明は、上記の事情に鑑みて、上記のラジアントチューブバーナにおいて、ラジアントチューブとスリーブとの接合強度が低下した場合であっても、ラジアントチューブがスリーブから脱落することを防止できるラジアントチューブの取付構造及びラジアントチューブバーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るラジアントチューブの取付構造の第1特徴構成は、炉内に露出され内部に燃焼室が形成されたセラミックス製のラジアントチューブと、炉壁に固定され前記ラジアントチューブを保持する保持部とを備えたラジアントチューブバーナにおける前記ラジアントチューブの前記保持部への取付構造であって、
接着剤が充填された接着剤層を介して前記ラジアントチューブの後端側外面を外囲する筒状のスリーブを前記保持部に固設して備えると共に、
前記スリーブの先端部の内径が、前記ラジアントチューブの後端部の外径より小さく形成してある点にある。
接着剤が充填された接着剤層を介して前記ラジアントチューブの後端側外面を外囲する筒状のスリーブを前記保持部に固設して備えると共に、
前記スリーブの先端部の内径が、前記ラジアントチューブの後端部の外径より小さく形成してある点にある。
つまり、この構成によれば、スリーブの接着層からの剥離や接着剤層の経年劣化によって接合強度が低下した場合であっても、ラジアントチューブの後端部が少なくともスリーブの先端部よりも先端側へ移動することが阻止されるので、ラジアントチューブがスリーブから脱落することを防止できる。
本発明に係るラジアントチューブの取付構造の第2特徴構成は、前記ラジアントチューブの外面及び前記スリーブの内面が先端に近づくほど縮径するコーン状に形成する点にある。
つまり、この構成によれば、ラジアントチューブの後端側の外面は、先端側に向かってスリーブの内面と接着剤層を介して当接させることができるため、接合強度の低下によってラジアントチューブが先端側へ移動することを極力抑制することができる。
また、ラジアントチューブの外面をコーン状に形成するため、難切削材であるセラミック製のラジアントチューブであっても、容易に加工することができる。
また、ラジアントチューブの外面をコーン状に形成するため、難切削材であるセラミック製のラジアントチューブであっても、容易に加工することができる。
本発明に係るラジアントチューブの取付構造の第3特徴構成は、前記保持部は、前記ラジアントチューブの先端部が鉛直下方に位置するように保持する点にある。
ラジアントチューブの先端部が鉛直下方に位置するように保持する場合では、本発明のラジアントチューブの取付構造は、スリーブがラジアントチューブの先端側への移動を阻止する構造とすることができるためラジアントチューブが重力により下方へ脱落することを防止できる。
本発明に係るラジアントチューブバーナの特徴構成は、炉内に露出され内部に燃焼室が形成されたセラミックス製のラジアントチューブと、炉壁に固定され前記ラジアントチューブを保持する保持部材とを備え、上記第1から第3のいずれかの特徴構成を有するラジアントチューブの取付構造を有して構成されている点にある。
つまり、この構成によれば、上記第1乃至第3特徴構成のラジアントチューブの取付構造と同様の作用効果を発揮し、耐久性に優れたラジアントチューブバーナを構成することができる。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
ラジアントチューブバーナ100は、図1に示すように、炉内10が炭素成分を多量に含む雰囲気となる浸炭炉で用いられるものであり、先端部を封止した筒状のSiCセラミック製のラジアントチューブ1と、ラジアントチューブ1を保持し、厚さ300mm程度の炉壁11にネジ等により固定されるSUS310S製のフランジ6(保持部の一例)とを備えて構成されている。また、ラジアントチューブ1は、その先端部が鉛直下方に位置するように炉内10に露出されている。
ラジアントチューブバーナ100は、図1に示すように、炉内10が炭素成分を多量に含む雰囲気となる浸炭炉で用いられるものであり、先端部を封止した筒状のSiCセラミック製のラジアントチューブ1と、ラジアントチューブ1を保持し、厚さ300mm程度の炉壁11にネジ等により固定されるSUS310S製のフランジ6(保持部の一例)とを備えて構成されている。また、ラジアントチューブ1は、その先端部が鉛直下方に位置するように炉内10に露出されている。
そして、ラジアントチューブ1内には、同じくSiCセラミック製の内管13と、その内管13内に設けられたバーナ部12とが備えられており、フランジ6の後方に設けられたバーナ本体(図示せず)から、バーナ部12内に燃料を供給すると共に、バーナ部12と内管13との間に燃焼用空気を供給して、内管13内に形成された燃焼室14内において燃料を燃焼させ、ラジアントチューブ1を加熱することで、炉内10の加熱対象物(図示せず)を間接的に加熱することができる。また、ラジアントチューブ1内の排ガスは、ラジアントチューブ1と内管13との間の空間を通過した後に、ラジアントチューブ1の後端側から排出され、バーナ本体において熱交換器を通じて燃焼用空気の予熱に利用される。
ラジアントチューブ1は、直管部1aとテーパ部1bとから構成されている。直管部1aは、外径116mm、内径102mm、肉厚7mm程度の筒状となっている。テーパ部1bの内径は直管部1aと同様に102mm程度であり、テーパ部1bの外面は、後端側の外径130mm、先端側の外径116mm、長さ220mm、テーパ角2°程度で後端側から先端側に近づくほど縮径するコーン状に形成されている。ラジアントチューブ1は、外径190mm且つ厚さ8mm程度のフランジ6に取付けられ、その取付構造を以下に説明する。尚、上記のラジアントチューブ1のテーパ部1bは、例えば、焼結時において、テーパ部1bとなり得る部分の肉厚を14mm程度となるように作製しておき、漸次、円錐台状に加工することにより容易にテーパ状とすることが可能である。
図2、図3に示すように、本ラジアントチューブ1の取付構造において、第一スリーブ2が、ラジアントチューブ1のテーパ部1bの外面を2mm程度離間して外囲するように、ラジアントチューブ1の外側に嵌め込まれている。第一スリーブ2は、その内面がラジアントチューブ1のテーパ部1bの外面に対応するテーパ状に構成されており、先端側の外径122mm、先端側の内径120mm、後端側の外径136mm、後端側の内径134mm、肉厚1mm、長さ220mm程度のSUS310S製筒状のものである。第一スリーブ2は、ラジアントチューブ1の先端側から嵌め込まれる。そして、第一スリーブ2のフランジ6の前面に当接した後端側端面の全周がフランジ6の前面に溶接されて、第一スリーブ2がフランジ6に固設されている。
また、その第一スリーブ2の内面2aとラジアントチューブ1のテーパ部1bの外面との間に形成された2mm程度の空間には、耐熱接着剤が充填され、その充填された接着剤により接着剤層4が形成されている。
そして、第一スリーブ2の内面2aがラジアントチューブ1のテーパ部1bの外面を接着剤層4を介して外囲するように、フランジ6に第一スリーブ2を固設することにより、ラジアントチューブ1をフランジ6に確実に保持させることができる。
また、第一スリーブ2の先端部の内径(約120mm)がラジアントチューブ1の後端部の外径(約130mm)より小さくしてあるため、例え、経年劣化等により耐熱接着剤の接合強度が低下した場合であっても、ラジアントチューブ1が第一スリーブ2から脱落することを防止できる。特にラジアントチューブ1のテーパ部1bの外面は、第一スリーブ2の内面と先端側に向かって接着剤層を介して当接しているため、ラジアントチューブ1の先端側への移動をも極力抑えることができる。
また、第一スリーブ2の先端部の内径(約120mm)がラジアントチューブ1の後端部の外径(約130mm)より小さくしてあるため、例え、経年劣化等により耐熱接着剤の接合強度が低下した場合であっても、ラジアントチューブ1が第一スリーブ2から脱落することを防止できる。特にラジアントチューブ1のテーパ部1bの外面は、第一スリーブ2の内面と先端側に向かって接着剤層を介して当接しているため、ラジアントチューブ1の先端側への移動をも極力抑えることができる。
上記第一スリーブ2は、径3mmの円形の穿設口2cの複数が、第一スリーブ2の外面における開口面積率が33%程度となるように形成された所謂パンチング板を筒状にして継ぎ目を溶接したものであり、この複数の穿設口2cが第一スリーブ2に形成されていることにより、第一スリーブ2の内側の接着剤層4における接着剤の乾燥を促進し、良好な接着強度を確保することができる。
更に、先端側の外径124mm、先端側の内径122mm、後端側の外径138mm、後端側の内径136mm、肉厚1mm、長さ180mm程度のSUS310S製筒状の第二スリーブ3が、第一スリーブ2の外面2bを覆うように、第一スリーブ2の外側に嵌め込まれている。第二スリーブ3は、上記第一スリーブ2に形成されているような穿設口2cが形成されていない所謂通常鋼板を筒状にして継ぎ目を溶接したものである。
また、この第二スリーブ3は、接着剤層4の接着剤が十分に乾燥した後に、第一スリーブ2の外側に嵌め込まれる。そして、第二スリーブ3のフランジ6の前面に当接した後端側端面の全周がフランジ6の前面に溶接され、更に、第一スリーブ2の先端側端面よりも後退している第二スリーブ3の先端側端面の全周が、第一スリーブ2の先端側外面に溶接されて、第二スリーブ3がフランジ6及び第一スリーブ2に固設されている。
そして、複数の穿設口2cを形成した第一スリーブ2の外面を覆う第二スリーブ3を設けることで、炉内10の煤等の異物が上記第一スリーブ2に形成した穿設口2cを介して接着剤層4側に侵入することを抑制することができる。
また、第二スリーブ3は、第一スリーブ2の外面を覆うように設けられているため、複数の穿設口2cが形成されていることにより比較的変形しやすい第一スリーブの変形を抑制することができる。
また、第二スリーブ3は、第一スリーブ2の外面を覆うように設けられているため、複数の穿設口2cが形成されていることにより比較的変形しやすい第一スリーブの変形を抑制することができる。
上記第二スリーブ3の後端側端面の全周をフランジ6の前面に溶接し、更に、上記第二スリーブ3の先端側端面の全周を第一スリーブ2の外面に溶接してあるので、第二スリーブ3と第一スリーブ2との間に、煤等の異物が浸入することを確実に防止することができる。
また、接着剤層4に使用する耐熱接着剤としては、アルミナ−シリカベースの耐熱接着剤が最も望ましいが、ジルコニアベース、マグネシアベースの耐熱接着剤を使用することもできる。また、接着剤層4に対して要求される温度条件が低い場合には、ステンレスベース、アルミニウムベース、銅ベース等の耐熱パテを接着剤として使用しても構わない。
フランジ6には、ラジアントチューブ1の後端側端面に沿って内側に延出し、上記後端側端面が当接する当接面としての環状面7aをラジアントチューブ1側に形成した厚さ3mm程度の延出部7が設けられている。この環状面7aとラジアントチューブ1の後端側端面との間には、上記の耐熱接着剤が若干充填されているので、フランジ6は上記ラジアントチューブ1を一層強固に保持することができ、さらに、ラジアントチューブ1とフランジ6との間に形成される接着剤層の面積を増大させて、炉内10のガスがラジアントチューブ1とフランジ6との間を介してリークすることを良好に抑制することができる。
また、炉内10のガスが接着剤層4を介してリークする懸念がある場合には、第一スリーブ2の先端側端面とラジアントチューブ1の外面との角部に耐熱シール剤が肉盛りされたシール層15を形成することができる。
また、この環状面7aとラジアントチューブ1の後端側端面との間に、耐熱接着剤の代わりに上記のような耐熱シール剤を充填したり、フランジ6の延出部7を一層ラジアントチューブ1の内側に向けて延出させ、その延出部7とラジアントチューブ1の内面との角部に耐熱シール剤が肉盛りされたシール層16を形成して、炉内10ガスのリークを一層抑制することもできる。
また、この環状面7aとラジアントチューブ1の後端側端面との間に、耐熱接着剤の代わりに上記のような耐熱シール剤を充填したり、フランジ6の延出部7を一層ラジアントチューブ1の内側に向けて延出させ、その延出部7とラジアントチューブ1の内面との角部に耐熱シール剤が肉盛りされたシール層16を形成して、炉内10ガスのリークを一層抑制することもできる。
尚、本実施形態では、ラジアントチューブバーナ100の外管としてのラジアントチューブ1の取付構造について説明してきたが、本発明に係る取付構造を、ラジアントチューブバーナ100の内管13の取付構造として適用しても構わない。また、本実施形態のような直管部1aを有するラジアントチューブ1だけでなく、本発明に係る取付構造は、U型又はW型等の曲管部を有するラジアントチューブの取り付け構造として適用することもできる。
本実施形態において、ラジアントチューブ1と第一スリーブ2との接合部をテーパ状に構成したが、別に、接合部は段階的に縮径する階段状に構成しても構わない。
本実施形態において、第一スリーブ2及び第二スリーブ3をフランジ6と別体とし、夫々をフランジ6に溶接して一体化したが、別に、第一スリーブ2又は第二スリーブ3をフランジ6と一体で構成しても構わない。また、第一スリーブ2には、複数の穿設口2cが形成された所謂パンチング板を筒状にしたものを適用したが、別に、第二スリーブ3と同様に穿設口が形成されていない所謂通常鋼板を筒状にしたものを用いても構わない。
本実施形態において、第二スリーブ3の長さを、第一スリーブ2の外面のほぼ全域を覆うようなものとしたが、別に、第一スリーブ2の筒軸心方向において煤等が堆積することにより接合強度の低下を引き起こす恐れがある領域を含む部分を、上記第二スリーブで覆うように、上記第二スリーブの長さ及び設置場所を決定しても構わない。また、第二スリーブ3を使用せず、第一スリーブ2のみで構成しても構わない。
本発明に係るラジアントチューブバーナ及びラジアントチューブの取付構造は、様々な加熱炉、熱処理炉等に適用することができる。
1 ラジアントチューブ
2 第一スリーブ
3 第二スリーブ
4 接着剤層
6 フランジ(保持部)
10 炉内
11 炉壁
14 燃焼室
100 ラジアントチューブバーナ
2 第一スリーブ
3 第二スリーブ
4 接着剤層
6 フランジ(保持部)
10 炉内
11 炉壁
14 燃焼室
100 ラジアントチューブバーナ
Claims (4)
- 炉内に露出され内部に燃焼室が形成されたセラミックス製のラジアントチューブと、炉壁に固定され前記ラジアントチューブを保持する保持部とを備えたラジアントチューブバーナにおける前記ラジアントチューブの前記保持部への取付構造であって、
接着剤が充填された接着剤層を介して前記ラジアントチューブの後端側外面を外囲する筒状のスリーブを前記保持部に固設して備えると共に、
前記スリーブの先端部の内径が、前記ラジアントチューブの後端部の外径より小さく形成してあるラジアントチューブの取付構造。 - 前記ラジアントチューブの外面及び前記スリーブの内面が先端に近づくほど縮径するコーン状に形成してある請求項1に記載のラジアントチューブの取付構造。
- 前記保持部は、前記ラジアントチューブの先端部が鉛直下方に位置するように保持する請求項1又は2に記載のラジアントチューブの取付構造。
- 炉内に露出され内部に燃焼室が形成されたセラミックス製のラジアントチューブと、炉壁に固定され前記ラジアントチューブを保持する保持部材とを備え、請求項1から3のいずれかに記載のラジアントチューブの取付構造を有して構成されているラジアントチューブバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004089367A JP2005274042A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | ラジアントチューブの取付構造及びラジアントチューブバーナ |
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JP2004089367A JP2005274042A (ja) | 2004-03-25 | 2004-03-25 | ラジアントチューブの取付構造及びラジアントチューブバーナ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113531528A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-10-22 | 杭州中景科技有限公司 | 一种带烟气回流扩散式低NOx自身预热辐射管烧嘴及方法 |
-
2004
- 2004-03-25 JP JP2004089367A patent/JP2005274042A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN113531528A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-10-22 | 杭州中景科技有限公司 | 一种带烟气回流扩散式低NOx自身预热辐射管烧嘴及方法 |
CN113531528B (zh) * | 2021-07-23 | 2024-04-12 | 杭州中景科技有限公司 | 一种带烟气回流扩散式低NOx自身预热辐射管烧嘴及方法 |
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