JP2005273287A - 敷物用部材、敷物用芯材及び置き畳 - Google Patents

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Abstract

【課題】
建築物の上階で生じた衝撃音が殆ど下階に伝わらず、または伝わりにくい敷物用部材、敷物用部材及び置き畳を提供する。
【解決手段】
置き畳Tは、畳表1と敷物用芯材2と縁部3を備えている。敷物用芯材2は、低反発ウレタンフォーム製の敷物用部材21と、所要の固さを有しており、敷物用部材21に保形性を付与する部材である合成樹脂製の保形性部材20とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、敷物用部材、敷物用芯材及び置き畳に関する。更に詳しくは、建築物の上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくする敷物用部材、敷物用芯材及び置き畳に関する。
マンションやホテル等の建築物には快適に過ごせる空間作りが求められており、近年では、特に、上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくする床衝撃音の低減対策について関心が高まっている。
床衝撃音を評価するための測定方法は、日本工業規格に「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法(JIS A 1418)」や「コンクリート床上の床仕上げ構造の軽量床衝撃音レベル低減量の実験室測定方法(JIS A 1440-1997)」として規定されており、これに基づき軽量床衝撃音発生器(例えば、スリッパで歩いたり、スプーンを落としたりしたときに床スラブに加わる衝撃力を模したようなもの)を用いたカーペット等の表面仕上材料の性能が評価される。
従来から床の上に敷いて使用するものとして置き畳がある。置き畳は、フローリング等の床面の上に敷いて使用される畳であり、近年、手軽に和の雰囲気を醸し出すことのできるアイテムとして近年人気を博している。
置き畳は、床面上に置いて設置されるので、畳表の上面と床面との間に段差が形成される。そのため置き畳は、古来からある畳より厚みを薄くして段差が小さくなるよう形成して躓きにくくしてある。
従来からある置き畳は、一般的に、ポリエステルフェルトを圧縮して所要の固さを有する厚みが約20mmの芯材を形成し、この芯材の表面に約2mmの厚みの畳表を設けて形成してある。
しかし、上記した従来の置き畳には、次のような課題があった。
即ち、従来の置き畳は、厚みを薄くし、更に芯材が所要の固さを有するよう形成してあったので、例えばスプーン等を落としたようなときでは、上階で生じた衝撃音が下階に伝わりやすかった。
本発明者は、置き畳について床衝撃音の低減効果に優れたものを開発する研究を重ねていた。従来の置き畳も、厚みを持たせれば比較的容易に衝撃音が殆ど下階に伝わらない、または伝わりにくくすることはできる。しかし、厚みを持たせる手法は、床面との間の段差が大きく形成され、躓く危険性が増すので採用できない。
このような制限がある中で、本発明者は種々の実験を繰り返し、置き畳用の芯材を構成する材料として、変形させても直ぐには元の状態に戻らずゆっくりと復元する性質を有する低反発ウレタンフォームに着目した。
しかし、低反発ウレタンフォームは密度によって柔軟性が異なっており、柔らか過ぎても固くなり過ぎても置き畳として実用的でない。
そこで本発明者は、低反発ウレタンフォームを置き畳の芯材とすべく、実用に耐え得る密度の範囲を見付け出す実験を行った。そうして40kg/m以上〜90kg/m未満の範囲内で設定すれば、柔らか過ぎずまた固くもなり過ぎずに、しかも床衝撃音の低減効果が図れることを知見した。
本発明は上記知見に基づき完成されたものである。
本発明の目的は、建築物の上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくする敷物用部材、敷物用芯材及び置き畳を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
敷物に重ね合わせて設けて建築物の上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくした部材であって、
当該部材は、40kg/m以上の密度を有する低反発ウレタンフォームで構成するか、または当該低反発ウレタンフォームを含んで構成してあることを特徴とする、
敷物用部材である。
第2の発明にあっては、
敷物に重ね合わせて設けて建築物の上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくした芯材であって、
当該芯材は、第1の発明に係る敷物用部材と、該敷物用部材に保形性を付与する部材を備えていることを特徴とする、
敷物用芯材である。
第3の発明にあっては、
第2の発明に係る敷物用芯材に畳表を重ね合わせて構成してあることを特徴とする、
置き畳である。
敷物としては、例えば、畳表、ござ、絨毯などを挙げることができるが、これらに限定するものではない。
低反発ウレタンフォームの密度も特に限定するものではないが、40kg/m未満のものは柔らか過ぎるため使い勝手の点において実用的でなく、また、90kg/m以上のものでは固くなり過ぎるため変形性がなくなり衝撃音の低減効果に乏しくなるので、この場合も実用的でない。従って、40kg/m以上〜90kg/m未満の範囲内で設定されることが好ましい。更には、40kg/m以上〜70kg/m以下の範囲内で設定されることが好ましい。
本明細書及び特許請求の範囲において「置き畳」という用語は、例えば、フローリング床面等の上に敷いて(置いて)使用される畳を示す概念として使用している。
(作 用)
本発明に係る敷物用部材、敷物用芯材及び置き畳を床部上に設置して、表側から衝撃を与えた場合では、低反発ウレタンフォームの層が変形して衝撃力を吸収する。これにより建築物の上階で生じた衝撃音が殆ど下階に伝わらず、または伝わりにくい。
本発明に係る敷物用部材、敷物用芯材及び置き畳によれば、低反発ウレタンフォームの層を設けたことにより、従来の置き畳と比べて厚みを持たせないないようにしながらも、従来のものと比べて建築物の上階で生じた衝撃音が殆ど下階に伝わらないか、または伝わりにくくできる。
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る置き畳の一実施の形態を示す斜視説明図、
図2は図1に示す置き畳の縁部近傍を示す縦断面説明図である。
符号Tは置き畳を示している。置き畳Tは、い草製の畳表1と、敷物用芯材2と、縁部3を備えている。
畳表1は敷物用芯材2の表面を覆うように設けられており、縁部3は畳表1を設けた敷物用芯材2の対向する二つの辺部(い草の長さ方向と直交する辺部)に、畳表1と敷物用芯材2の外側に被さるよう設けられている。
なお、畳表1と縁部3は、公知技術のものを使用したので詳細な説明は省略する。
敷物用芯材2は、50kg/mの密度を有する低反発ウレタンフォーム製の敷物用部材21と、所要の固さを有しており、敷物用部材21に保形性を付与する部材である合成樹脂製の保形性部材20(ポリエステルフェルト)とを備えている。
低反発ウレタンフォームは、その性状または特性として、変形させても直ぐには元の状態に戻らずゆっくりと復元する性質を有する。
保形性部材20と敷物用部材21は、共に平面視において略正方形状を有するよう形成してあり、同じ大きさ及び厚みを有している。敷物用芯材2は、保形性部材20の上側に敷物用部材21を積層して、接着剤によって一体化して形成されている。なお、保形性部材20と敷物用部材21の形状は、特に限定するものではなく、例えば、平面視において長方形状を有するようにすることもできるし、厚みも異なるようにすることもできる。
(作 用)
図1及び図2を参照して本実施の形態で示す置き畳Tの作用を説明する。
置き畳Tによれば、畳表1側から衝撃を与えたような場合でも、敷物用芯材2を構成する低反発ウレタンフォーム製の敷物用部材21が変形して衝撃力を吸収する。これにより建築物の上階で生じた衝撃音が殆ど下階に伝わらず、または伝わりにくい。
(試験例)
置き畳Tにおける床衝撃音の低減効果を確認すべく、次の試験を行った。
測定は、日本工業規格に規定されている「コンクリート床上の床仕上げ構造の軽量床衝撃音レベル低減量の実験室測定方法(JIS A 1440-1997)」に基づいて行った。なお、比較例として、従来からある一般的な置き畳についても同様の試験を行った。
本試験例の欄では置き畳Tを「試験体」と記載し、比較例として挙げた畳を「比較体」と記載する。
試験体は、単体寸法が略縦820mm、略横820mm、略厚み22mmのものを使用した。詳しくは、畳表1は略2mmの厚みを有しており、敷物用芯材2を構成する保形性部材20(ポリエステルフェルト)と敷物用部材21(ウレタン樹脂発泡体)は、共に略10mmの厚みを有している。
比較体は、単体寸法が略縦820mm、略横820mm、略厚み22mmのものを使用した。詳しくは、畳表は略2mmの厚みを有しており、芯材を構成する保形性部材20(ポリエステルフェルト)が20mmの厚みを有している。
−試験結果−
試験により表1に示す結果が得られた。
Figure 2005273287
−考察−
この試験により置き畳T(試験体)は、床面上の表面仕上材料して用いた場合に、従来からある一般的な置き畳(比較体)より優れた床衝撃音の低減効果を有することがわかった。
なお、試験終了後の試験体に損傷などの異常は認められなかった。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
本発明に係る置き畳の一実施の形態を示す斜視説明図。 図1に示す置き畳の縁部近傍を示す縦断面説明図。
符号の説明
T 置き畳
1 畳表
2 敷物用芯材
20 保形性部材
21 敷物用部材
3 縁部

Claims (3)

  1. 敷物に重ね合わせて設けて建築物の上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくした部材であって、
    当該部材は、40kg/m以上の密度を有する低反発ウレタンフォームで構成するか、または当該低反発ウレタンフォームを含んで構成してあることを特徴とする、
    敷物用部材。
  2. 敷物に重ね合わせて設けて建築物の上階で生じた衝撃音が下階に伝わらないように、または伝わりにくくした芯材であって、
    当該芯材は、請求項1記載の敷物用部材と、該敷物用部材に保形性を付与する部材を備えていることを特徴とする、
    敷物用芯材。
  3. 請求項2記載の敷物用芯材に畳表を重ね合わせて構成してあることを特徴とする、
    置き畳。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009215870A (ja) * 2007-10-15 2009-09-24 Bayer Materialscience Ag 粘弾性緩和特性を有する床仕上材
JP2011246913A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Toli Corp 床材及び床構造

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