JP2005273168A - 床下地材およびフローリングの施工方法 - Google Patents

床下地材およびフローリングの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電磁誘導加熱によりホットメルト接着剤を溶融させてフローリングを貼り付けるための床下地材であって、短時間で確実にフローリングを接着でき、効率的にフローリングを敷設できる床下地材、および、当該床下地材を使用したフローリングの施工方法を提供する。
【解決手段】 床下地材(1)は、基材表面に帯状の金属製被加熱部材(2)が一定間隔で配置され且つ当該金属製被加熱部材の表面にホットメルト接着剤が貼付されており、金属製被加熱部材(2)は、その幅方向の略中央に且つ長さ方向に沿って多数の小孔(3)が設けられている。フローリングの施工方法においては、床下地材(1)の表面にフローリングを配置し、フローリングの表面の金属製被加熱部材(2)に相当する部位に磁力線を照射して金属製被加熱部材(2)を誘導加熱し、金属製被加熱部材(2)表面のホットメルト接着剤を溶融することにより、床下地材(1)にフローリングを接着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床下地材およびフローリングの施工方法に関するものであり、詳しくは、電磁誘導加熱によりホットメルト接着剤を溶融させてフローリングを貼り付けるための床下地材、および、当該床下地材を使用したフローリングの施工方法に関するものである。
居室の床にカーペット等の床仕上材(建築用材料)を敷設する施工としては、両面にホットメルト接着剤(熱溶融性接着剤)がコーティングされた金属箔の下敷きシート(被加熱部材)を床下地材(被貼り付け面)に配置し、下敷きシートの上にカーペット等の床仕上材を重ねた後、床仕上材の表面から下敷きシートに磁力線を照射することにより、金属箔に誘導される電流によって下敷きシートを発熱させ、その表面のホットメルト接着剤を溶融させてを床仕上材を接着する「建築用材料の貼り付け施工方法」が提案されている(特許文献1参照)。ホットメルト接着剤を使用した施工は、接着剤の硬化時間が瞬時であり施工性に優れていること、ホルムアルデヒド等の有害物質の発生がないこと、ホットメルト接着剤を再溶融することにより張り替えが出来ること等の利点がある。
特開平06−313357号公報
昨今は、フローリングの施工においても、ホットメルト接着剤を使用して床下地材にフローリングを接着する各種の方法が採用されている。フローリング施工においては、仕上材であるフローリングの種類がデザイン等により多種に及ぶため、被加熱部材およびホットメルト接着剤が予め付設された床下地材を使用するのが望ましい。すなわち、斯かるフローリング施工においては、床下地材として、例えば、その表面に被加熱部材である帯状の鋼製シートが一定間隔で配置され且つ鋼製シートの表面にホットメルト接着剤が貼付された床下地材を使用すると共に、床下地材の上にフローリングを配置した後、フローリング表面から鋼製シートを電磁誘導加熱し、鋼製シート表面のホットメルト接着剤を溶融することにより、床下地材にフローリングを接着する。
ところで、上記の様なフローリング施工においては、所要時間電磁誘導加熱しているにも拘わらず、鋼製シート表面のホットメルト接着剤が部分的に溶融せず、フローリングが必ずしも鋼製シート全体に亘って接着していない場合がある。そして、斯かる問題について種々検討したところ、フローリングは平坦性が低く、床下地材に対する不陸状態が部位によって異なることに起因することが確認された。すなわち、床下地材の上に配置した場合、床下地材の鋼製シートとフローリングとの間に微小な隙間が生じ、かつ、これら隙間の大きさが一様でないため、電磁誘導によって鋼製シートに生じる誘導電流(うず電流)が不均一となり、鋼製シート全体が均一に加熱されないと言う問題がある。勿論、磁力線をより長時間照射するならば、ホットメルト接着剤を完全に溶融させ得るが、過剰な磁力線の照射により床下地材の基材を損傷すると言う問題がある。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電磁誘導加熱によりホットメルト接着剤を溶融させてフローリングを貼り付けるための床下地材であって、より短時間で確実にフローリングを接着でき、一層効率的にフローリングを敷設できる床下地材、および、当該床下地材を使用したフローリングの施工方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、床下地材の基材表面に配置する帯状の金属製被加熱部材に多数の小孔を長さ方向に沿って多数設け、電磁誘導によって金属製被加熱部材に生じる誘導電流を各小孔の周囲に集中させることにより、金属製被加熱部材において略均一な加熱を可能にした。
すなわち、本発明は2つの要旨から成り、その第1の要旨は、電磁誘導加熱によって表面にフローリングを貼り付けるための床下地材であって、基材表面に帯状の金属製被加熱部材が一定間隔で平行に配置され且つ当該金属製被加熱部材の表面にホットメルト接着剤が貼付されて成り、前記金属製被加熱部材には、その幅方向の略中央に且つ長さ方向に沿って多数の小孔が設けられていることを特徴とする床下地材に存する。
また、本発明の第2の要旨は、上記の床下地材を使用したフローリングの施工方法であって、床下地材の表面にフローリングを配置し、フローリング表面の金属製被加熱部材に相当する部位に磁力線を照射して金属製被加熱部材を誘導加熱し、金属製被加熱部材表面のホットメルト接着剤を溶融することにより、床下地材にフローリングを接着することを特徴とするフローリングの施工方法に存する。
本発明によれば、フローリングの表面側から電磁誘導加熱した場合、金属製被加熱部材の幅方向の略中央に且つ長さ方向に沿って設けられた多数の小孔に誘導電流を集中させ、金属製被加熱部材をその全面に亘って略均一に加熱でき、ホットメルト接着剤を略均等に溶融させることが出来るため、より短時間で確実にフローリングを接着でき、そして、再施工などの必要がなく、一層効率的にフローリングを敷設できる。
本発明の床下地材およびフローリングの施工方法について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る床下地材の構成例を示す部分的な平面図であり、図2は、床下地材に配置される帯状の金属製被加熱部材の構成例を示す部分的な平面図である。図3は、本発明に係る床下地材の他の構成例を示す一部破断の斜視図である。また、図4は、本発明に係るフローリングの施工方法を示す平面図である。
先ず、本発明の床下地材について説明する。本発明の床下地材は、いわゆる捨て貼り工法あるいは置き床工法によってフローリングを施工する際、床組の上に貼設され且つ電磁誘導加熱によって表面にフローリングを貼り付けるために使用される。本発明の床下地材は、図1に符号(1)で示す様に、基材表面に帯状の金属製被加熱部材(2)が一定間隔で平行に配置され且つ当該金属製被加熱部材の表面にホットメルト接着剤が貼付されて成る。
床下地材(1)の基材(金属製被加熱部材(2)以外の面材)は、通常、ベニヤ等の構造用合板やパーティクルボードによって構成される。床下地材(1)の基材は、施工性の観点から、通常は平面形状を長方形に形成され、幅が600〜1200mm程度、長さが1800〜2500mm程度に設計される。床下地材(1)の基材の厚さは、構成材料にもよるが、一般的には9〜20mm程度である。
また、床下地材(1)の基材としては、温水を通水可能に構成された構造体である次の様な床暖房用温水マットを使用することも出来る。すなわち、床暖房の施工に適用される床下地材(1)においては、図3に示す様に、基材として、一定間隔で平行に小根太(12)が配列された板状の発泡樹脂成形体(11)に通水パイプ(13)を埋設して成る床暖房用温水マットが使用される。そして、斯かる床下地材(1)において、ホットメルト接着剤が貼付された金属製被加熱部材(2)は小根太(12)の表面に配置される。
具体的には、図3に示す床下地材(1)は、複数の板状の発泡樹脂成形体(11)と、発泡樹脂成形体(11)の間に一定間隔で介装された小根太(12)と、発泡樹脂成形体(11)の表層近傍に埋設された通水パイプ(13)と、発泡樹脂成形体(11)の表面に貼着された熱拡散用のアルミニウム箔(14)とから主として構成され、かつ、小根太(12)の表面に帯状の金属製被加熱部材(2)が貼付けられ且つ当該金属製被加熱部材の表面にホットメルト接着剤が貼付された構造を有する。床下地材(1)の基材が上記の様な床暖房用温水マットによって構成されている場合には、床暖房用の床を簡単に施工することが出来る。
床下地材(1)の上に貼り付けるフローリング(4)(図4参照)としては、マトア、チーク、オーク、ナラ、サクラ、ヒノキ、メープル、ウリン等の各種天然木材を少なくとも表面に使用した床仕上材が使用される。通常、フローリング(4)は、平面形状を細長の長方形に形成され、フローリング(4)の寸法仕様は、長さが900〜2000mm程度、幅が150〜350mm程度、厚さが3〜15mm程度とされる。
図1に示す様に、床下地材(1)に配置される金属製被加熱部材(2)は、その幅を20〜60mm程度、厚さを0.1〜3mm程度に設計された例えば鋼製の薄板であり、斯かる薄板は、フローリング(4)を配置した際に当該フローリングの幅方向に薄板の長さ方向が沿う様に床下地材(1)の表面に例えば各種接着剤によって貼着される。金属製被加熱部材(6)を構成する金属としては、上記の鋼を含む鉄の他、アルミニウム合金、コバルト、ニッケル等の金属が挙げられる。各金属製被加熱部材(6)の配列ピッチは、例えば150〜650mmとされる。
金属製被加熱部材(2)の表面に貼付されるホットメルト接着剤としては、一般的にはポリエチレン、ポリイソブチレン、ポリアミド、酢酸ビニル−エチレン共重合体などの公知の各種熱可塑性樹脂が使用される。なお、上記の床下地材(1)としては、工場での加工により金属製被加熱部材(2)が予め付設されたものを使用してもよいが、現場施工により金属製被加熱部材(2)を付設したものでもよく、また、ホットメルト接着剤も、現場施工により金属製被加熱部材(2)の表面に貼付されてもよい。
本発明においては、基材表面の各金属製被加熱部材(2)をそれぞれに均一に加熱するため、図1に示す様に、金属製被加熱部材(2)には、その幅方向の略中央に且つ長さ方向に沿って多数の小孔(3)が設けられる。上記の様に特定の位置に小孔(3)が設けられた金属製被加熱部材(2)においては、誘導加熱のための磁力線を照射した場合、当該金属製被加熱部材に発生する誘導電流(うず電流)を各小孔(3)の周囲に集中させることが出来る。
小孔(3)の形状は、それぞれの開口面積が略同一である限り、四角形、五角形などの多角形の他、適宜の形状に設計できるが、通常、加工性を高める観点から、図示する様な円形、または、長方形の各短辺を半円弧に形成した様な長円形に設計される。小孔(3)の大きさは、図示する様な円形の場合、直径で20mm以下の大きさ、好ましくは直径で1〜15mmの大きさとされる。
小孔(3)の大きさを上記の範囲に設定する理由は次の通りである。すなわち、直径が20mmを越える場合は、小孔(3)の中央に相当する部位のホットメルト接着剤を完全に溶融できない恐れがあるので好ましくない。一方、直径が1mm未満の場合は、加工性が低下し、製造コストが上昇する。なお、小孔(3)の形状が円形以外の場合の大きさは、その開口面積に相当する面積の円形を想定し、その直径を上記の基準に照らして決定できる。
上記の小孔(3)は、電磁誘導加熱によって金属製被加熱部材(2)を均一に加熱するため、金属製被加熱部材(2)に対し、幅方向の略中央であって且つ長さに沿って一定の配列ピッチで設けられていることが重要である。そして、金属製被加熱部材(2)の全体をより一層均一に加熱するには、図2に示す様に、小孔(3)の配列ピッチ(各小孔の中心間の距離)(L)が金属製被加熱部材の幅(W)以下となる様に設定される。すなわち、図2において、L≦Wの関係を満たす様に小孔(3)が設けられる。上記の様に特定の関係を満たす様に小孔(3)を配列した場合には、各小孔(3)間において加熱されない部位が生じるのを防止でき、幅方向および長さ方向に亘って金属製被加熱部材(2)を均一に加熱できる。
次に、上記の床下地材(1)を使用した本発明に係るフローリングの施工方法について説明する。本発明の施工方法では、先ず、一般的な従来の下地材と同様に、根太などの横架材を含む床組の上に、釘などの固定材を使用して下地材(1)を貼設する。次いで、図4に示す様に、床下地材(1)の表面にフローリング(4)を配置する。その際、床下地材(1)に対し、金属製被加熱部材(2)の長さ方向とフローリング(4)の長さ方向とが直交する様にフローリング(4)を配置する。
また、上記の様にフローリング(4)を配置すると共に、フローリング(4)の表面の金属製被加熱部材(2)に相当する部位に磁力線を照射して金属製被加熱部材(2)を誘導加熱し、金属製被加熱部材(2)表面のホットメルト接着剤を溶融することにより、床下地材(1)にフローリング(4)を接着する。具体的には、フローリング(4)の接着作業においては、フローリング(4)表面の金属製被加熱部材(2)に相当する位置に電磁誘導加熱装置(5)の加熱コイル装置(52)を押し当て、加熱コイル装置(52)に発生した磁力線によって金属製被加熱部材(2)を電磁誘導加熱し、その表面のホットメルト接着剤を溶融させてフローリング(4)を貼り付ける。
上記の加熱操作に使用される電磁誘導加熱装置(5)は、基本的な回路構成は特開2000−220288号公報などに開示されている様に公知であり、磁力線を発生させる電源ユニット、発振制御回路、増幅器などを含む高周波発生器としての電磁誘導加熱装置本体(51)と、内部にコイルが設けられた磁界発生器としての加熱コイル装置(52)とを高周波電力供給用のケーブル(53)で接続して構成される。そして、加熱コイル装置(52)のコイルを導電性材料に近接させると共に、電磁誘導加熱装置本体(51)から加熱コイル装置(52)に高周波電力を供給し、コイルに発生させた磁力線(交番磁界)を導電性材料に透過させることにより、導電性材料に誘導電流を発生させて当該導電性材料を発熱させる様になされている。
また、上記の電磁誘導加熱装置(5)は、フローリング(4)の貼付け施工をより効率的に行うため、図示する様な架台(6)に搭載されていてもよい。例えば、架台(6)は、2段の棚状に組み立てられた枠組構造体であり、下段の棚板部分に電磁誘導加熱装置本体(51)を載せる様になされている。架台(4)に電磁誘導加熱装置(5)を搭載した場合には、ホットメルト接着剤を硬化させる際にフローリング(4)を押え付けるための荷重手段としても利用できる。なお、架台(6)は、上段が天板により平坦面に形成され、フローリング(4)に対する荷重が足りない場合には別途に錘を積載可能に構成されていてもよい。
上記の様に金属製被加熱部材(2)表面のホットメルト接着剤を溶融させた後は、溶融したホットメルト接着剤に相当する部位を上記の架台(6)等によりフローリング(4)の表面から押え付けた状態において、ホットメルト接着剤を硬化させることにより、床下地材(1)にフローリング(4)を接着することが出来る。上記の架台(6)を利用した場合は、ホットメルト接着剤を硬化させる間、次に処理すべきホットメルト接着剤の溶融作業を行うことが出来、一層効率的である。そして、フローリング(4)の長さ方向に沿って各金属製被加熱部材(2)表面のホットメルト接着剤を加熱溶融して硬化させる上記の様な作業を順次に繰り返すことにより、居室の床全体にフローリング(4)を敷設することが出来る。
本発明は、小孔の開いた導電性材料に磁力線を照射した場合に小孔の周囲に誘導電流が集中して発生する現象を利用したものであり、上述した様に、本発明の床下地材(1)は、基材表面に配置された帯状の金属製被加熱部材(2)に対し、その幅方向の略中央に且つ長さ方向に沿って多数の小孔(3)が設けられているため、電磁誘導によって金属製被加熱部材(2)に生じる誘導電流を各小孔(3)の周囲に集中させることが出来、床下地材(1)に対するフローリング(4)の不陸状態にさほど影響されることなく、金属製被加熱部材(2)の全体に亘って略均一に加熱することが出来る。従って、本発明の床下地材(1)及び当該床下地材を使用した施工方法によれば、金属製被加熱部材(2)表面のホットメルト接着剤を略均等に溶融させることが出来、より短時間で確実にフローリングを接着でき、そして、再施工などの必要がないため、一層効率的にフローリングを敷設できる。
因に、幅50mm、厚さ1mmで且つ表面にホットメルト接着剤が貼付された金属製被加熱部材(2)を予め配置して成る床下地材(1)に対し、厚さ5.5mmのフローリング(4)を重ね、電磁誘導加熱によりホットメルト接着剤を溶融させた後、ホットメルト接着剤の硬化前に直ちにフローリング(4)を剥がし、金属製被加熱部材(2)表面におけるホットメルト接着剤の溶融状態を確認した。金属製被加熱部材(2)は、直径5mmの円形の小孔(3)が35mmの配列ピッチで設けられたものと、小孔(3)が設けられていないものとを2本平行に配置し、電磁誘導加熱においては、加熱出力1100Wの電磁誘導加熱装置(5)を使用し、2本の金属製被加熱部材(2)とも各々6秒づつ磁力線を照射した。その結果、小孔(3)のない金属製被加熱部材(2)においては、ホットメルト接着剤の溶融部分が不連続であったのに対し、小孔(3)が設けられた金属製被加熱部材(2)においては、ホットメルト接着剤の溶融部分が各小孔(3)を中心に拡がり且つ金属製被加熱部材(2)の長さ方向に連続して金属製被加熱部材(2)の全面に及んでいたのが確認された。
本発明に係る床下地材の構成例を示す部分的な平面図である。 床下地材に配置される帯状の金属製被加熱部材の構成例を示す部分的な平面図である。 本発明に係る床下地材の他の構成例を示す一部破断の斜視図である。 本発明に係るフローリングの施工方法を示す平面図である。
符号の説明
1 :床下地材
11:発泡樹脂成形体
12:小根太
13:通水パイプ
14:アルミニウム箔
2 :金属製被加熱部材
3 :小孔
4 :フローリング
5 :電磁誘導加熱装置
51:電磁誘導加熱装置本体
52:加熱コイル装置
53:ケーブル
6 :架台
L :小孔の配列ピッチ
W :金属製被加熱部材の幅

Claims (4)

  1. 電磁誘導加熱によって表面にフローリングを貼り付けるための床下地材であって、基材表面に帯状の金属製被加熱部材が一定間隔で平行に配置され且つ当該金属製被加熱部材の表面にホットメルト接着剤が貼付されて成り、前記金属製被加熱部材には、その幅方向の略中央に且つ長さ方向に沿って多数の小孔が設けられていることを特徴とする床下地材。
  2. 小孔の配列ピッチが金属製被加熱部材の幅以下に設定されている請求項1に記載の床下地材。
  3. 床暖房に適用される請求項1又は2に記載の床下地材であって、基材が、一定間隔で平行に小根太が配列されたシート状の発泡樹脂成形体に通水パイプを埋設して成る床暖房用温水マットであり、ホットメルト接着剤が貼付された金属製被加熱部材が、前記小根太の表面に配置されている床下地材。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の床下地材を使用したフローリングの施工方法であって、床下地材の表面にフローリングを配置し、フローリング表面の金属製被加熱部材に相当する部位に磁力線を照射して金属製被加熱部材を誘導加熱し、金属製被加熱部材表面のホットメルト接着剤を溶融することにより、床下地材にフローリングを接着することを特徴とするフローリングの施工方法。
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