JP2005271709A - 弾性クローラ - Google Patents

弾性クローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2005271709A
JP2005271709A JP2004087133A JP2004087133A JP2005271709A JP 2005271709 A JP2005271709 A JP 2005271709A JP 2004087133 A JP2004087133 A JP 2004087133A JP 2004087133 A JP2004087133 A JP 2004087133A JP 2005271709 A JP2005271709 A JP 2005271709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
core
elastic
metal
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004087133A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohisa Yoshida
知久 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2004087133A priority Critical patent/JP2005271709A/ja
Publication of JP2005271709A publication Critical patent/JP2005271709A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

【課題】 縁石等への乗り上げによるクローラ縁部の亀裂の発生や、これに伴うクローラ縁部の切断が防止された弾性クローラを得る。
【解決手段】 弾性体によって無端帯状に形成されたクローラ本体1と、このクローラ本体1内にクローラ周方向Xに間隔をおいて埋設されかつクローラ幅方向Y端部に翼部2Aを有する複数の芯金2,5と、前記クローラ本体1の外周面に所定のラグパターンで一体に形成されたラグ群4と、を備えた弾性クローラCにおいて、前記複数の芯金2,5は、その翼部先端2a、5aの位置がクローラ周方向Xにおいて不揃いとなるように配列されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種のクローラ式走行装置に用いられる弾性クローラに関する。
クローラ走行装置は現在コンバイン等の農業機械、バックホー等の建設作業機械等に幅広く用いられている。これらのクローラ走行装置には無端状の弾性クローラが装着され、この弾性クローラは、弾性体によって無端帯状に形成されたクローラ本体と、クローラ本体内にクローラ周方向に間隔をおいて埋設されかつ幅方向に翼部を有する芯金と、クローラ本体の外周面に所定のラグパターンで一体に形成されたラグ群とからなるものが使用されている。
クローラ走行装置の運転時において縁石等に乗り上げた際、芯金の翼部先端と縁石との間に前記弾性クローラの外側縁部(以下、クローラ縁部という)が挟まれてしまう。このために、クローラ縁部に変形が繰り返された場合には当該クローラ縁部の切断につながる。このようなクローラ縁部の切断を防止しようとした弾性クローラとして、クローラ本体に埋設された芯金の翼部先端側部をクローラの内周側に向けて傾斜させ、当該翼部先端を船底形部としたものが開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−348847号公報(図5)
しかしながら、特許文献1に記載の弾性クローラの場合、クローラ本体に埋設された複数の芯金の長さはすべて同じ長さであり、その翼部先端はクローラ周方向に向かって直線状となっている。そのため、クローラが岩石や歩道の縁石等に乗り上げたとき、クローラ縁部にかかる応力が一つの線上に集中する。従って、クローラ縁部の変形が繰り返された場合、亀裂発生を抑えることはできずこの亀裂が進行するとクローラ周方向に向かって直線状の連続亀裂が発生し、ひいてはクローラ縁部が切断される。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、縁石等への乗り上げによるクローラ縁部(耳部)の亀裂発生や、これに伴う当該縁部の切断を防止することができる弾性クローラを得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、弾性体によって無端帯状に形成されたクローラ本体と、このクローラ本体内にクローラ周方向に間隔をおいて埋設されかつクローラ幅方向端部に翼部を有する複数の芯金と、前記クローラ本体の外周面に所定のラグパターンで一体に形成されたラグ群と、を備えた弾性クローラにおいて、前記複数の芯金は、その翼部先端の位置がクローラ周方向において不揃いとなるように配列されていることを特徴とする。
この場合、各芯金の翼部先端のクローラ幅方向位置がクローラ周方向において不揃いとなっているので、クローラが縁石等に乗り上げた際にクローラ縁部にかかる力が一つの直線上に集中しなくなり、クローラ縁部での亀裂の発生及びクローラ周方向の亀裂の成長を抑制することができる。
上記の本発明において、各芯金の翼部先端のクローラ幅方向位置をクローラ周方向において不揃いに配列する手段としては、例えば、芯金の中心位置をクローラ本体の中心線に一致させた状態で長さが異なる複数種類の芯金をクローラ周方向に配列することによって達成することができる。
また、本発明において、1又は2ピッチ程度毎であれば、翼部先端のクローラ幅方向位置が同じ芯金が、クローラ周方向で連続して配列されていてもよいが、クローラ縁部での亀裂の発生及び成長をより確実に防止するためには、翼部先端のクローラ幅方向位置をクローラ周方向で隣り合う芯金同士について必ず異ならせるように当該芯金を配列することが好ましい。
従って、例えば、複数の芯金を長さの異なる第1及び第2の芯金で構成する場合には、これらの芯金をクローラ周方向に交互に配列すればよい。また、複数の芯金を第1の芯金と、これよりも長さの短い第2の芯金と、これよりも長さの短い第3の芯金とで構成する場合には、これらの各芯金がクローラ周方向に第1、第2、第3、第2、第1、第2、・・・・の順となるように段階的に配列することもできる。
また、本発明において、長さの異なる複数種類の芯金を用いる場合には、各芯金の長さの差が最も長い芯金の長さの0%を越えかつ20%以内とされ、各芯金の長さをクローラ幅で除した数値がそれぞれ0.7以上に設定することが好ましい。その理由は、芯金間の長さ比率が20%(従って、この場合の翼部先端のずれ量は10%)を越えると、路面上の異物や凹凸に翼部先端のみが乗り上げた場合、隣り合う芯金同士で荷重を分散し難くなり、最も長い芯金の破損が起こりやすいからであり、クローラ幅に対する長さ比率が0.7未満である場合には、クローラに必要な抗張体が翼部の平坦面に入りきらなくなるからである。
さらに、クローラ縁部の亀裂の発生及び成長を抑制するために、各芯金の翼部先端がクローラ幅方向外側に膨らむ湾曲形状に形成し、かつこの翼部先端の曲率半径を当該翼部幅(翼部におけるクローラ周方向の幅)で除した数値が0.4以上となるように設定することが好ましい。前記曲率半径をこのような値に設定することによって、芯金の翼部先端の湾曲形状がなだらかとなり亀裂の発生及び成長を抑制することができる。前記曲率半径を翼部幅で除した数値が0.4未満である場合には、芯金の翼部先端に曲率半径の小さい湾曲形状ができることになり、クローラ縁部の亀裂の発生を十分に抑制することができない。また、この場合、前記複数の芯金のうちより多くの芯金の翼部先端が上記数値を満たすように形成するのが好ましいが、各芯金のうち少なくとも最も長い芯金の翼部先端が上記数値を満たすように形成すれば、クローラ縁部の亀裂の発生及び成長を抑制する効果を得ることができる。
また、クローラ縁部の亀裂の発生及び成長を抑制する別の方法として、前記ラグをその両端面が接地側に向かって窄まる形状に形成し、各芯金がその翼部先端が前記ラグ接地面のクローラ幅方向端部よりも外側となるようにクローラ本体内に埋設されていてもよい。これにより、各芯金がラグ接地面の幅方向端部よりも外側、すなわちクローラ縁部に入り込むのでクローラ縁部の撓み量を減らすことができる。従って、縁石に乗り上がった際に、当該縁石を弾性クローラに対して外側方向に滑らせることができる。その結果、クローラ縁部が変形される回数が少なくなり、亀裂の発生及び成長を抑制することができる。
また、この場合には、より多くの芯金の翼部先端がクローラ縁部に入り込むようにすることが好ましいのであるが、少なくとも最も長い芯金がクローラ縁部に入り込むようにすることで達成することができる。
上記の通り、本発明によれば、各芯金の翼部先端のクローラ幅方向位置がクローラ周方向において不揃いとなるようにしたので、縁石等への乗り上げによるクローラ縁部の亀裂の発生や、これに伴うクローラ縁部の切断を防止することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
〜図3は、本発明に係る弾性クローラCの一実施形態を示している。本実施形態の弾性クローラCは、農業機械や建設作業機械等の走行部として採用されるクローラ走行装置に用いられるもので、無端帯状に形成してなるクローラ本体1と、このクローラ本体1内にクローラ周方向Xに間隔をおいて埋設されかつクローラ幅方向端部に翼部2Aを有する複数の芯金2と、前記クローラ本体1の外周面に所定のラグパターンで一体に形成されたラグ群4とを備えている。なお、この弾性クローラCは、所定位置に配置された駆動スプロケットと、アイドラと、これら駆動スプロケットとアイドラとの間に配置された複数個の転輪により主構成される図示しないクローラ走行装置の外周に巻き掛けられて用いられる。
クローラ本体1は、ゴム等の弾性材料を無端帯状に形成することにより形成されており、当該クローラ本体1の外周面にはクローラ周方向Xに所定間隔をおいて多数のラグ4が一体に突設されている。このラグ4は、弾性クローラCの左右両側に配置され、左右一方のラグ4と、他方のラグ4とは、クローラ周方向Xに位置をずらさせて配置されていて、千鳥状にとなっている。この左右のラグ4は、クローラ幅方向Yに延びる直線状に形成され、芯金2と対応するクローラ周方向X位置でかつ同芯金2と同じピッチで、クローラ本体1の外周面に配置されている。さらに、クローラ本体1の幅方向Y中央部には、駆動スプロケットの係合爪(図示せず。)を挿通可能とすべく、その表裏を貫通するようにクローラ周方向Xに沿って設けられた係合孔1aが形成されている。
また、芯金2はクローラ本体1の幅方向Yを補強するものであり、この芯金2の接地側には、クローラ本体1の伸長を規制するスチールコード等による抗張体3がクローラ周方向Xで全周にわたって並設されている。
図1、2に示すように、芯金2は、そのクローラ本体1のクローラ幅方向Yに長く形成されたもので、同幅方向Yの中央部に位置する肉厚部2Bと、この肉厚部2Bからクローラ幅方向Y外側に延びる両翼部2A、2Aと、クローラ走行装置の転輪(図示せず)の転動経路を一定範囲に規制すべく肉厚部2Bの内周側から突設された左右一対の係合突起2Cとを有している。
本発明の特徴は、各芯金がその翼部先端の位置がクローラ周方向Xにおいて不揃いとなるように配列されている点である。各芯金をこのようにして配列する手段として、長さの異なる複数種類の芯金を当該芯金の中心位置をクローラ本体の中心線に一致させた状態でクローラ周方向に配列することが挙げられる。
本実施形態及び次に説明する第2の実施形態はその一例である。本実施形態においては、図1に示すように、第1の芯金2と、これよりも長さの短い第2の芯金5とが交互に配列されている。つまり図において、上から第1の芯金2、第2の芯金5、第1の芯金2、・・・、というように配列されており、長さの異なる2種類の芯金2,5がクローラ本体1の全周に渡って埋設されている。また、これら第1、第2の芯金は、その翼部先端2a,5aの位置がクローラ周方向Xで不揃いとなっており、クローラ周方向において凹凸状となるように配列されている。
これにより、図3に示すように、縁石S等に乗り上げた際にクローラ縁部1fにかかる力が一つの線上に集中しない。従って、クローラ縁部1fの切断方向が分散され、クローラ縁部1fの亀裂の発生及び成長を抑制することができる。また、前記第1の芯金2の長さL1と、第2の芯金5の長さL2の差が、当該第1の芯金2の長さL1の0%を越え20%以内とされている。その理由は、第1、第2の芯金2,5間の長さ比率が20%を越えると、路面上の異物や凹凸に翼部先端のみが乗り上げた場合、隣り合う芯金同士で荷重を分散し難くなり、最も長い芯金の破損が起こりやすいからである。
さらに、前記第1の芯金2の長さL1、及び第2の芯金5の長さL2をクローラ幅Lcで除した数値がそれぞれ0.7以上とされている。その理由は、クローラ幅Lcに対する長さ比率が0.7未満である場合には、クローラに必要な抗張体が翼部の平坦面に入りきらなくなるからである。また、図2に示すように、ラグ4の断面は略台形状をなしており、当該ラグ4の両端面4aが接地側に向かって窄まる形状に形成されている。
また、第1の芯金2の翼部先端2aの曲率半径Rを当該翼部幅M(クローラ周方向Xの幅)で除した数値が0.4以上とされている。従って、図1に示すように、芯金2の翼部先端2aの曲率半径Rが大きくなって丸みを帯びるように形成されている。これにより、クローラ縁部1fの亀裂の発生及び成長の抑制効果が高まる。なお、前記翼部先端2aの曲率半径Rを当該翼部幅Mで除した数値が0.4未満とされた場合には、芯金の翼部先端に曲率半径Rの小さい湾曲部ができることになり、亀裂の発生を十分に抑制できない。
なお、本実施形態では、第1の芯金2の翼部先端2aに上記曲率半径Rの数値を適用しているが、第2の芯金5にも当該数値を適用して、その翼部先端5aを大きい曲率半径を有する湾曲部としてもよい。この場合には、亀裂の発生がより抑制される。
さらに、第1の芯金2は、図2のように当該芯金2の翼部先端2aがラグ4の接地面の幅方向端部4bよりも外側となるようにクローラ本体1に埋設されている。この場合、当該芯金2がラグ4の端面4aが形成されている部分、すなわちクローラ縁部1fに入り込むので、当該縁部1fの撓み量を低減することができる。縁部1fの撓み量が低減されると、図3に示すように、当該縁部1fに縁石Sが引っ掛かっても、当該縁石Sがラグ4の傾斜された端面4aに沿ってクローラ幅方向外側へ滑っていく。その結果、クローラ縁部1fが変形される回数が少なくなり、亀裂の発生及び成長を抑制することができる。
なお、短い方の芯金5の翼部先端5aがクローラ縁部1fに入り込むようにしてもよい。この場合には、クローラ縁部1fの亀裂の発生をさらに抑制することができる。
本実施形態の弾性クローラCによれば、各芯金の翼部先端のクローラ幅方向位置がクローラ周方向Xにおいて不揃いとすべく、長さの異なる第1、第2の芯金2,5がクローラ本体1に交互に配列されているので、クローラが縁石S等に乗り上げた際にクローラ縁部1fにかかる力が一つの線上に集中しなくなり、クローラ縁部1fでの亀裂の発生を抑制することができる。また、亀裂が発生した場合であってもこれを成長させず、クローラ縁部1fの切断が防止される。さらに、ラグ4のその両端面4aが接地側に向かって窄まる形状に形成されるとともに、クローラ縁部1fに第1の芯金2の翼部2Aが入り込んでいるのでクローラ縁部1fの撓み量が減り、クローラが縁石Sに乗り上がった際に当該縁石Sを弾性クローラCに対してクローラ幅方向Y外側に滑らせることができる。その結果、クローラ縁部1fが変形される回数が少なくなり、亀裂の発生及び成長をさらに抑制することができる。これに加え、芯金2の翼部先端2aが大きい曲率半径Rを有する湾曲部で形成されているので、亀裂の発生がより発生しづらい。
図4は、本発明に係る第2の実施形態を示す図である。本実施形態が、上記第1の実施形態と異なる点は、長さの異なる3種類の芯金が配列されている点である。図に示すように、クローラ本体1には、上から第1の芯金10と、これよりも長さの短い第2の芯金11と、これよりも長さの短い第3の芯金12とが、第1、第2、第3、第2、第1、第2、・・・の順となるように段階的に配列されている。つまり、図において上から各芯金の長さで表すと、長・中・短・中・長・中・・・というように埋設されている。
また、第1、第2、第3の芯金10,11,12の長さL3、L4、L5をクローラ幅Lcで除した数値がそれぞれ0.7以上とされており、第1の芯金10の長さL3と、第3の芯金12の長さL5との差が当該第1の芯金10の長さL3の0%を越え20%以内とされている。また、第1、第2、第3の芯金10,11,12の翼部10A,11A、12Aは、すべて当該各翼部先端10a、11a,12aの曲率半径Rを当該翼部幅Mで除した数値が0.4以上とされている。これらの数値に限定した理由は、前記第1の実施形態に記載した理由と同様である。また、第1の芯金10の翼部先端10aが図示しないラグの接地面の幅方向端部よりも外側とされている。
本実施形態に係る弾性クローラCによれば、前記第1の実施形態と同様に、芯金の翼部先端のクローラ幅方向Y位置をクローラ周方向Xにおいて不揃いとすべく、各翼部先端10a、11a、12aの位置がクローラ周方向Xで不揃いとされている。これにより、縁石S等に乗り上げた際にクローラ縁部1fにかかる力が一つの直線状に集中しなくなり、クローラ縁部1fでの亀裂の発生及び成長を抑制することができる。また、亀裂の成長によるクローラ縁部1fの切断が防止される。
なお、上記実施例はすべて例示であって、制限的なものではない。
各芯金の翼部先端のクローラ幅方向位置をクローラ周方向において不揃いに配列する手段として、前記第1、第2実施形態のように長さが異なる複数種類の芯金が当該芯金の中心位置をクローラ本体の中心線に一致させた状態でクローラ周方向に配列されるようにしてもよいが、他の手段として、例えば同じ長さの1種類の芯金を当該芯金の中心位置をクローラ本体の中心線からずらした状態でクローラ周方向Xに配列されるようにしてもよい。この場合においても、クローラ縁部1fにかかる力が一つの線上に集中しなくなり、クローラ縁部1fでの亀裂の発生及び成長を抑制することができる。
また、本発明において、1又は2ピッチ程度毎であれば、翼部先端のクローラ幅方向Y位置が同じ芯金が、クローラ周方向Xで連続して配列されていてもよいが、クローラ縁部1fでの亀裂の発生及び成長をより確実に防止するためには、前記第1、第2の実施形態及び前記他の実施形態のように翼部先端のクローラ幅方向Y位置をクローラ周方向Xで隣り合う芯金同士について必ず異ならせるように当該芯金を配列することが好ましい。
なお、各芯金の配列、クローラ幅方向位置は上記実施形態に限定するものではない。また、長さの異なる4種類以上の芯金を配列してもよい。クローラ本体1やラグ4の形状、抗張体3の位置等をクローラの設計仕様に応じて適宜変更することもできる。
第1実施形態に係る弾性クローラを接地側から見た平面図である。 同弾性クローラのクローラ幅方向断面図である。 同弾性クローラが縁石に乗り上げた状態を示す図である。 第2実施形態に係る弾性クローラを接地側から見た平面図である。
符号の説明
1 クローラ本体
1f 縁部
2、5 芯金
2a、5a 翼部先端
R 曲率半径
M 翼部幅

Claims (6)

  1. 弾性体によって無端帯状に形成されたクローラ本体と、このクローラ本体内にクローラ周方向に間隔をおいて埋設されかつクローラ幅方向端部に翼部を有する複数の芯金と、前記クローラ本体の外周面に所定のラグパターンで一体に形成されたラグ群と、を備えた弾性クローラにおいて、
    前記複数の芯金は、その翼部先端の位置がクローラ周方向において不揃いとなるように配列されていることを特徴とする弾性クローラ。
  2. 前記複数の芯金は、長さの異なる第1、第2の芯金で構成され、これらの芯金がクローラ周方向に交互に配列されている請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 前記複数の芯金は、第1の芯金と、これよりも長さの短い第2の芯金と、これよりも長さの短い第3の芯金とで構成され、これらの各芯金がクローラ周方向に第1、第2、第3、第2、第1、第2、・・・・、の順となるように段階的に配列されている請求項1に記載の弾性クローラ。
  4. 前記各芯金の長さの差が、当該各芯金のうち最も長い芯金の長さの0%を越え20%以内とされ、前記各芯金の長さをクローラ幅で除した数値がそれぞれ0.7以上とされている請求項1〜3のいずれかに記載の弾性クローラ。
  5. 前記各芯金のうち最も長い芯金の翼部先端がクローラ幅方向外側に膨らむ湾曲形状に形成され、この翼部先端の曲率半径を当該翼部幅で除した数値が0.4以上とされている請求項1〜4のいずれかに記載の弾性クローラ。
  6. 前記ラグは、その両端面が接地側に向かって窄まる形状に形成され、前記各芯金のうち最も長い芯金は、その翼部先端が前記ラグ接地面のクローラ幅方向端部よりも外側となるように前記クローラ本体内に埋設されている請求項1〜5のいずれかに記載の弾性クローラ。
JP2004087133A 2004-03-24 2004-03-24 弾性クローラ Pending JP2005271709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004087133A JP2005271709A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 弾性クローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004087133A JP2005271709A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 弾性クローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005271709A true JP2005271709A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35171819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004087133A Pending JP2005271709A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 弾性クローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005271709A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4181314B2 (ja) ゴムクローラ
US6474756B2 (en) Rubber crawler belt
JP5065749B2 (ja) 弾性クローラ及び弾性クローラの製造方法
JP5411627B2 (ja) ゴムクローラ
JP5373311B2 (ja) ゴムクローラ
JP5469163B2 (ja) ゴムクローラ
JP2006103482A (ja) 弾性クローラ
JP5784322B2 (ja) 弾性クローラ
JP4408624B2 (ja) ゴムクローラ
JP4860450B2 (ja) 弾性履帯用芯金および弾性履帯
JP5213377B2 (ja) ゴムクローラ
JP3483787B2 (ja) 弾性クローラ
JP2005271709A (ja) 弾性クローラ
CN110450872B (zh) 弹性履带
JP6017949B2 (ja) 弾性クローラ
JPH08192779A (ja) 弾性クローラ
JP3883129B2 (ja) 梯子型クローラ
JP4621479B2 (ja) 弾性クローラ
JP2006151140A (ja) 弾性クローラ
JP2005271710A (ja) 弾性クローラ
JP2006069417A (ja) 弾性クローラ
JP6797743B2 (ja) 弾性クローラ
JPH08113173A (ja) ゴムクロ−ラ
JP4719503B2 (ja) 弾性クローラ
JP2005271658A (ja) 弾性クローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070117

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090630

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Effective date: 20091104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02