JP2005269626A - アンテナ - Google Patents

アンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2005269626A
JP2005269626A JP2005042743A JP2005042743A JP2005269626A JP 2005269626 A JP2005269626 A JP 2005269626A JP 2005042743 A JP2005042743 A JP 2005042743A JP 2005042743 A JP2005042743 A JP 2005042743A JP 2005269626 A JP2005269626 A JP 2005269626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
conductor
dielectric
coaxial line
dielectric constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005042743A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumikazu Hoshi
文和 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005042743A priority Critical patent/JP2005269626A/ja
Publication of JP2005269626A publication Critical patent/JP2005269626A/ja
Priority to US11/354,708 priority patent/US7245263B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 簡単な構造で、広帯域で送受信が可能であり、より低い周波数帯で使用可能で、かつ小型で軽量なアンテナを提供する。
【解決手段】 地板となる導体面(図1の円板状導体11)と、該記導体面に頂部を対向させた円錐状導体(第1の円錐状導体13)とでアンテナ部が構成され、内導体(中心導体12b)と、外導体(12c)と、これらの導体間に充填された誘電体(ポリエチレン12a)とで構成される同軸線路(12)によって給電されるディスコーンアンテナにおいて、前記同軸線路のアンテナとの接続端部(符号A)に、前記同軸線路内の誘電体の誘電率とは異なる実効誘電率を有する遷移領域を設けた構成としてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信機器、小型情報端末、その他の無線装置に利用可能な水平面内無指向性アンテナに関し、特に、簡単な構造で、広帯域で送受信が可能であり、より低い周波数帯で使用可能で、かつ小型で軽量なアンテナに関する。
導体地板と放射素子とで構成される水平面内無指向性アンテナとして、モノポールアンテナおよびディスコーンアンテナが知られている。
図16は、従来のモノポールアンテナ100の側面図である。図16において、110は円板状導体であり、該円板状導体110に同軸接栓120を下方側から取り付け、その中心導体130を円板状導体110と絶縁し、上方に延長している。モノポールアンテナ100の放射素子の長さhは、最低共振周波数の電磁波の波長の約1/4にする必要がある。このとき放射素子の詳細な寸法は、インピーダンス特性に依存して決定される。
図17は、従来のディスコーンアンテナ200の側面図である。ディスコーンアンテナ200は、前記モノポールアンテナ100の中心導体130の形状を円錐状にした構造を有しており、この形状はバイコニカルアンテナの一方を円板状にしたものと考えることもできる。符号210は、円錐状導体であり、dは円錐状導体210の直径である。
理想的なディスコーンアンテナは無限大の大きさを持ち、周波数依存性を持たないが、有限の大きさをもつディスコーンアンテナでは、動作波長の上限が放射素子の長さhの4倍程度に制限される。
上述のような導体地板と放射素子とで構成される水平面内無指向性アンテナにおいて、広帯域化を図った例、およびより低い周波数への対応を図った例を、以下に示す。
図18(A),(B)は、第1の従来例のアンテナ300の斜視図および側面図である。図18(A),(B)に示すように、アンテナ300は、円錐基体311の周面に沿ってスパイラル状導電素子312が形成されたスカート部310と、該スカート部310の頂部近傍に配置された平面基体321の平面上に、メアンダ状導電素子322が形成されたトップロード部320とを備えている。
このアンテナ300では、平面基体321に形成されたメアンダ状導電素子322が比較的幅広な帯状の形態であること、複数のメアンダラインの存在により多共振となし得ること、等の理由に基づいて広帯域化が図られている。また、スカート部310に形成されたスパイラル状導電素子312により、見かけよりも長い電気長を実現できることから、従来のディスコーンアンテナ200と比較して、小型に形成できることを特徴としている(特許文献1)。
図19(A),(B)は、第2の従来例のアンテナ400の側面図および平面図である。図19(A),(B)に示すように、アンテナ400は、放射素子の外周面が半楕円回転体形の導体410と平面地板420とから構成される。該アンテナ400では、放射素子を半楕円回転体形または半球形の形状にすることにより、小型化および広帯域化を図っている(特許文献2)。
特開平09−083238号公報 特開平09−153727号公報
しかしながら、第1の従来例のアンテナ300(図18参照)では、基体上にメアンダ状あるいはスパイラル状の導体パターンを形成する必要があり、広帯域化に伴って導体パターンを高密度化する必要があるため、構造が複雑となってしまう。
また、第2の従来例の平面地板420を用いたアンテナ400(図19参照)では、使用可能な周波数帯域については、放射素子の寸法的要素が支配的であるため、より低い周波数で使用可能とするためにはアンテナを大型化しなくてはならない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、簡単な構造で、広帯域で送受信が可能であり、より低い周波数帯で使用可能で、かつ小型で軽量なアンテナを提供することを目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の発明は、地板となる導体面(図1の円板状導体11)と、該導体面に頂部を対向させた円錐状導体(第1の円錐状導体13)とでアンテナ部が構成され、内導体(中心導体12b)と、外導体(12c)と、これらの導体間に充填された誘電体(ポリエチレン12a)とで構成される同軸線路(12)によって給電されるディスコーンアンテナにおいて、
前記同軸線路のアンテナとの接続端部(符号A)に、前記同軸線路内の誘電体の誘電率とは異なる実効誘電率を有する遷移領域を設けた構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図1に示す第1のアンテナ10のようになる。但し、請求項1の実施形態では、接続端部(A)の箇所にもポリエチレン12aが充填されている場合に相当するが、図示を省略する。
この第1のアンテナ10のリターンロス対周波数特性は、図2に示すようになる。図中の破線は、従来のディスコーンアンテナ200(図17参照)のリターンロス対周波数特性である。
このようにすれば、同軸線路12のアンテナとの接続端部(A)に、同軸線路内の誘電体の誘電率とは異なる実効誘電率を有する遷移領域を設けることにより、アンテナ部の入力インピーダンスと同軸線路の特性インピーダンスの不整合に起因する反射を抑制することができるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のアンテナにおいて、
前記遷移領域の構造は、前記同軸線路(12)内の誘電体(ポリエチレン12a)を取り除いた構造である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図1に示す第1のアンテナ10のようになる。即ち、接続端部(A)では、誘電体(ポリエチレン12a)を取り除かれている。
このようにすれば、遷移領域の構造は、同軸線路(12)内の誘電体(ポリエチレン12a)を取り除き空気の誘電率とし、アンテナ部の入力インピーダンスと同軸線路の特性インピーダンスの不整合に起因する反射を抑制することができるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載のアンテナにおいて、
前記遷移領域は、空気の誘電率と前記同軸線路(図3の12)内の誘電体(ポリエチレン12b)の誘電率との間の実効誘電率を有した部材(発泡ポリエチレン21)で構成される構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図3に示す第2のアンテナ20ようになる。この第2のアンテナ20のリターンロス対周波数特性は、図4に示すようになる。
このようにすれば、遷移領域は、空気の誘電率と同軸線路(12)内の誘電体(ポリエチレン12b)の誘電率との間の実効誘電率を有した部材(発泡ポリエチレン21)とし、アンテナ部の入力インピーダンスと同軸線路の特性インピーダンスの不整合に起因する反射を抑制することができるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載のアンテナにおいて、
前記遷移領域は、空気の誘電率と前記同軸線路(図5の12)内の誘電体(ポリエチレン12b)の誘電率との間の実効誘電率を有した部材(発泡ポリエチレン21)で構成され、該部材の実効誘電率が前記同軸線路の軸方向に変化する構成(比誘電率はそれぞれε1=2.0、ε2=1.7、ε3=1.4)としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図5に示す第3のアンテナ30のようになる。この第3のアンテナ30のリターンロス対周波数特性は、図6に示すようになる。
このようにすれば、遷移領域は、空気の誘電率と同軸線路(12)内の誘電体(ポリエチレン12b)の誘電率との間の実効誘電率を有した部材(発泡ポリエチレン21)で構成され、該部材の実効誘電率が同軸線路の軸方向に変化する構成(比誘電率はそれぞれε1=2.0、ε2=1.7、ε3=1.4)とし、アンテナ部の入力インピーダンスと同軸線路の特性インピーダンスの不整合に起因する反射を抑制することができるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンテナにおいて、前記導体面(図8の導体地板41)が、前記円錐状導体(13)の頂部を中心とした円錐状の窪み(41a)を有している構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図8に示す第4のアンテナ40のようになる。この第4のアンテナ40のリターンロス対周波数特性は、図9に示すようになる。
このようにすれば、放射素子が導体地板(41)から突出する部分を低姿勢化できるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させることができる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンテナにおいて、前記円錐状導体の形状が、円錐の底面に半球の底面を接合した形状(図10の第2の円錐状導体13a)である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図10に示す第5のアンテナ50のようになる。この第5のアンテナ50のリターンロス対周波数特性は、図11に示すようになる。
このようにすれば、円錐状導体の形状(第2の円錐状導体13a)を、円錐の底面に半球の底面を接合した形状としたので、放射素子径を小型化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンテナにおいて、
前記円錐状導体の形状が、円錐の底面に円柱の底面を接合した形状(図12の第3の円錐状導体13b)である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図12に示す第6のアンテナ60のようになる。この第6のアンテナ60のリターンロス対周波数特性は、図13に示すようになる。
このようにすれば、円錐状導体(第3の円錐状導体13b)の形状を、円錐の底面に円柱の底面を接合した形状としたので、放射素子径を小型化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項8記載の発明は、請求項3および請求項4記載のアンテナにおいて、前記遷移領域を構成する誘電体部材が、発泡性誘電体材料(図3の発泡ポリエチレン21)である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図3に示す第2のアンテナ20のようになる。
このようにすれば、遷移領域を構成する部材を、発泡性誘電体材料(発泡ポリエチレン21)とすることにより、所望の誘電率の誘電体部材を得ることができる。
また、請求項9記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のアンテナにおいて、前記導体面(図5の円板状導体11)あるいは前記円錐状導体(第1の円錐状導体13)の構造が、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜(例えば、銅の皮膜)を形成した構造である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図5に示す第3のアンテナ30のようになる。
このようにすれば、導体地板(円板状導体11)あるいは円錐状導体(13)の構造を、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜(例えば、銅の皮膜)を形成した構造としたので、アンテナの重量を軽量化できる。
また、請求項10記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のアンテナにおいて、前記導体面(図8の導体地板41)あるいは前記円錐状導体(第1の円錐状導体13)の構造が、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜(例えば、銅の皮膜)を形成した構造であり、前記誘電体の構造が中空である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図8に示す第4のアンテナ40のようになる。
このようにすれば、導体地板(41)あるいは円錐状導体(第1の円錐状導体13)の構造を、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜(例えば、銅の皮膜)を形成した構造とし、誘電体の構造を中空としたので、アンテナの重量を軽量化できる。
また、請求項11記載の発明は、請求項4記載のアンテナにおいて、
前記遷移領域は、異なる誘電率を有する複数の誘電体で構成され、前記同軸線路の軸方向に該複数の誘電体の体積比が変化することで実効誘電率が変化する構造を有している構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図14に示す第7のアンテナ70のようになる。
このようにすれば、前記遷移領域を、複数の誘電体の体積比が同軸線路の軸方向に変化する構造とし、実効誘電率の変化を実現し、アンテナ部の入力インピーダンスと同軸線路の特性インピーダンスの不整合に起因する反射を抑制することができるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項12記載の発明は、請求項11記載のアンテナにおいて、
前記遷移領域を構成する前記複数の誘電体の内、一つは空気である構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図14に示す第7のアンテナ70のようになる。但し、請求項12の発明の実施形態では発泡スチレン(21)を空気に置き換えた場合に相当するが、図示を省略する。
このようにすれば、複数の誘電体の体積比が同軸線路の軸方向に変化する構造としているので、実効誘電率の変化を容易に実現可能となる。
また、請求項13記載の発明は、請求項11記載のアンテナにおいて、
前記複数の誘電体は、前記同軸線路の軸方向にそれぞれ回転体状に形成され、該複数の誘電体の接合面は、円錐状のテーパー形状を有する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図14に示す第7のアンテナ70のようになる。
このようにすれば、前記遷移領域を、複数の誘電体の体積比が同軸線路の軸方向に変化する構造として、実効誘電率の変化を実現し、アンテナ部の入力インピーダンスと同軸線路の特性インピーダンスの不整合に起因する反射を抑制することができるので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
また、請求項14記載の発明は、請求項1〜請求項13のいずれかに記載のアンテナにおいて、
前記遷移領域における実効誘電率の変化に伴って、前記同軸線路の特性インピーダンスが略一定になるように前記同軸線路の外導体径または内導体径が変化する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図7に示す第7のアンテナ70のようになる。
このようにすれば、前記遷移領域において、同軸線路の特性インピーダンスが略一定に保たれるので、前記遷移領域における反射を抑制することができる。
請求項1記載の発明によれば、同軸線路のアンテナとの接続端部に、前記同軸線路内誘電体の誘電率とは異なる実効誘電率を有する遷移領域を設けたので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
請求項2記載の発明によれば、遷移領域の構造を、前記同軸線路内の誘電体を取り除いた構造としたので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
請求項3記載の発明によれば、遷移領域を、空気の誘電率と前記同軸線路内の誘電体の誘電率との間の実効誘電率を有した部材で構成したので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
請求項4記載の発明によれば、遷移領域を、空気の誘電率と前記同軸線路内の誘電体の誘電率との間の実効誘電率を有した部材で構成し、該部材の実効誘電率が前記同軸線路の軸方向に変化する構成としたので、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
請求項5記載の発明によれば、地板となる導体面に円錐状導体の頂部を中心とした円錐状の窪みを形成することにより、放射素子が導体地板から突出する部分を低姿勢化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させることができる。
請求項6記載の発明によれば、円錐状導体の形状を、円錐の底面に半球の底面を接合した形状としたので、放射素子径を小型化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
請求項7記載の発明によれば、円錐状導体の形状を、円錐の底面に円柱の底面を接合した形状としたので、放射素子径を小型化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
請求項8記載の発明によれば、遷移領域を構成する部材を、発泡性誘電体材料としたので、所望の誘電率の誘電体部材を得ることができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1〜請求項8記載のアンテナにおいて、導体地板あるいは円錐状導体の構造を、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜を形成した構造としたので、アンテナの重量を軽量化できる。
請求項10記載の発明によれば、請求項1〜請求項8記載のアンテナにおいて、導体地板あるいは円錐状導体の構造を、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜を形成した構造とし、誘電体の構造を中空としたので、アンテナの重量を軽量化できる。
請求項11記載の発明によれば、請求項4記載のアンテナにおいて、遷移領域を、異なる誘電率を有する複数の誘電体で構成し、同軸線路の軸方向に該複数の誘電体の体積比が変化する構造としたので、実効誘電率の変化を実現できる。
請求項12記載の発明によれば、請求項11記載のアンテナにおいて、遷移領域を構成する複数の誘電体の内、一つを空気としたので、請求項11記載の構成が容易となる。
請求項13記載の発明によれば、請求項11記載のアンテナにおいて、複数の誘電体を、同軸線路の軸方向にそれぞれ回転体状に形成し、該複数の誘電体の接合面が円錐状のテーパー形状を有する構成としてので、複数の誘電体の体積比が同軸線路の軸方向に変化する構造として、実効誘電率の変化を実現できる。
請求項14記載の発明によれば、請求項11〜請求項13記載のアンテナにおいて、遷移領域における実効誘電率の変化に伴って、同軸線路の特性インピーダンスが略一定なるように同軸線路の外導体径または内導体径が変化する構成としたので、遷移領域において同軸線路の特性インピーダンスは略一定に保たれ、遷移領域における反射を抑制することが可能となる。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る第1のアンテナ10の構成を示す断面図であり、請求項1および請求項2の発明を実現している。
第1のアンテナ10では、請求項1の「導体面」である円板状導体11に、「誘電体」である比誘電率2.3のポリエチレン12aが内部に充填された「同軸線路」である同軸線路12を下方側から取り付け、その「中心導体」である中心導体12bを円板状導体11と絶縁して上方に延長し、「円錐状導体」である第1の円錐状導体13が中心導体12bに接続されている。符号12cは、「外導体」である外導体である。
同軸線路12とアンテナとの「接続端部」である接続端部Aでは、同軸線路12内のポリエチレ12aが同軸線路12の軸方向に長さ3mmだけ取り除かれている。第1の円錐状導体13の底面の直径は10.8mmであり、高さは9mmである。円板状導体11および第1の円錐状導体13は、銅を主たる材料として構成されている。
このような構成の第1のアンテナ10の動作について説明する。図2は、本実施形態のアンテナ10のリターンロス対周波数特性である。図中には、比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナ10と等しい従来のディスコーンアンテナ200(図14参照)のリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナ200の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は15.40〜24.22GHz、周波数帯域幅は8.82GHzである。一方、本実施形態のアンテナ10の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は9.66〜18.80GHz、周波数帯域幅は9.14GHzであり、従来のディスコーンアンテナ200の場合と比較して低い周波数に対応し、広帯域化している。
このように、請求項1および請求項2の発明を実現することで、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
[実施形態2]
図3は、本発明の実施形態2に係る第2のアンテナ20の構成を示す断面図であり、請求項1、請求項3、請求項8の発明を実現している。
該アンテナ20では、円板状導体11に比誘電率2.3のポリエチレン12aが内部に充填された同軸線路12を下方側から取り付け、その中心導体12bを円板状導体11と絶縁して上方に延長し、第1の円錐状導体13が中心導体12bに接続されている。符号12cは、外導体である。
同軸線路12とアンテナとの接続端部Aでは、同軸線路12の内部に、「発泡性誘電体材料」である比誘電率1.5の発泡ポリエチレン21が充填されており、誘電率の遷移領域を形成している。該遷移領域の長さは同軸線路12の軸方向に3mmである。第1の円錐状導体13の底面の直径は10.8mmであり、高さは9mmである。円板状導体11および第1の円錐状導体13は、銅を主たる材料として構成されている。
このような構成の第2のアンテナ20の動作について説明する。図4は、本実施形態のアンテナ20のリターンロス対周波数特性である。比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナと等しい従来のディスコーンアンテナ200のリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナ200の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は15.40〜24.22GHz、周波数帯域幅は8.82GHzである。一方、本実施形態のアンテナ20の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は9.26〜20.28GHz、周波数帯域幅は11.02GHzであり、従来のディスコーンアンテナ200の場合と比較して低い周波数に対応し、広帯域化している。
このように、請求項1、請求項3、請求項8の発明を実現することで、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
[実施形態3]
図5は、本発明の実施形態3に係る第3のアンテナ30の構成を示す断面図であり、請求項1、請求項4、請求項8、請求項9の発明を実現している。
該アンテナ30では、円板状導体11に比誘電率2.3のポリエチレン12aが内部に充填された同軸線路12を下方側から取り付け、その中心導体12bを円板状導体11と絶縁して上方に延長し、第1の円錐状導体13が中心導体12bに接続されている。符号12cは、外導体である。
同軸線路12とアンテナとの接続端部Aでは、同軸線路12の内部に、「実効誘電率を有した部材」である比誘電率ε1、ε2、ε3の発泡ポリエチレン21が層状に充填されており、誘電率の遷移領域を形成している。各発泡ポリエチレン層の比誘電率はそれぞれε1=2.0、ε2=1.7、ε3=1.4であり、長さはいずれの発泡ポリエチレン層も同軸線路12の軸方向に1mmである。第1の円錐状導体13の底面の直径は10.8mmであり、高さは9mmである。
円板状導体11および第1の円錐状導体13の構造は、誘電体の外周面に銅の皮膜を形成した構造であり、アンテナ全体を銅で構成した場合と比較して軽量である。
このような構成のアンテナの動作について説明する。図6は、本実施形態のアンテナ30のリターンロス対周波数特性である。比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナと等しい従来のディスコーンアンテナ200のリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナ200の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は15.40〜24.22GHz、周波数帯域幅は8.82GHzである。一方、本実施形態のアンテナ30の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は9.31〜18.98GHz、周波数帯域幅は9.67GHzであり、従来のディスコーンアンテナ200の場合と比較して低い周波数に対応し、広帯域化している。
このように、請求項1、請求項4、請求項8の発明を実現することで、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。また、請求項9の発明を実現することで、アンテナを軽量化できる。
本実施形態のアンテナでは、遷移領域において、同軸線路12の軸方向に発泡ポリエチレン21の誘電率が変化すると、同軸線路12の特性インピーダンスが変化するため、遷移領域での反射が大きくなる。
そこで、図7に示すように、遷移領域における誘電率の変化に伴って、同軸線路12の外導体内径を特性インピーダンスがほぼ一定になるように変化させることによって、遷移領域での反射を抑制することが可能となる。また、遷移領域において、同軸線路12の内導体径を変化させて特性インピーダンスをほぼ一定に保つことによっても、同様の効果を得ることが可能となる。
尚、請求項11に記載したように、前記遷移領域を、空気と誘電体部材とで構成し、前記同軸線路の軸方向に空気と誘電体部材との体積比が変化する構造とすることで実効誘電率の変化を実現できる。例えば、前記遷移領域の構造を、ポリエチレンのような誘電体部材にテーパー状の空洞を同軸線路軸方向に形成した構造としてもよい。
[実施形態4]
図8は、本発明の実施形態4に係る第4のアンテナ40の構成を示す断面図であり、請求項1、請求項4、請求項5、請求項8、請求項10の発明を実現している。
第4のアンテナ40は、次に説明する、請求項の「導体面」である導体地板(円板状導体)41に、比誘電率2.3のポリエチレン12aが、円筒状の外導体12cと中心導体12bとの間に充填された同軸線路12を下方側から取り付け、その中心導体12bを円板状導体41と絶縁して上方に延長し、円錐状導体41が中心導体12bに接続されている。
前記円板状導体41は、実施形態1のアンテナ10(図1参照)において、導体地板(円板状導体)11に厚みを持たせ、第1の円錐状導体13の頂部を中心とした、「円錐状の窪み」である円錐状の窪み41aを形成した構造を有した構造としている。そのため、第1の円錐状導体13が導体地板(円板状導体)41から突出する部分が低姿勢化される。
円錐状の窪み41aの深さは4.5mm、窪み41aの縁の直径は20.4mmである。円板状導体41および第1の円錐状導体13の構造は、中空の誘電体の外周面に銅の皮膜を形成した構造であり、アンテナ全体を銅で構成した場合と比較して軽量である。
このような構成のアンテナの動作について説明する。図9は、本実施形態のアンテナ40のリターンロス対周波数特性である。比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナと等しい従来のディスコーンアンテナ200のリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナ200の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は15.40〜24.22GHzであり、周波数帯域幅は8.82GHzである。一方、本実施形態のアンテナ40の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は10.47〜17.81GHz、周波数帯域幅は7.34GHzであり、従来のディスコーンアンテナ200の場合と比較して低い周波数に対応している。
このように、請求項1、請求項4、請求項5、請求項8の発明を実現することで、放射素子が導体地板から突出する部分を低姿勢化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させることができる。また、請求項10の発明を実現することで、アンテナを軽量化できる。
[実施形態5]
図10は、本発明の実施形態5に係る第5のアンテナ50の構成を示す断面図であり、請求項1、請求項3、請求項6、請求項8の発明を実現している。
該アンテナ50では、実施形態2のアンテナにおいて、第1の円錐状導体13の形状を円錐の底面に直径6.6mmの半球の底面を接合した形状とした(この形状の円錐状導体を、第2の円錐状導体13aと呼ぶ)。放射素子全体の高さは9mmである。
本実施形態のアンテナ50は、該アンテナ50と等しい円錐状導体の高さ、および頂角を有する従来のディスコーンアンテナ200と比較して、放射素子径が小型化されている。円板状導体11および第2の円錐状導体13aは、銅を主たる材料として構成されている。
このような構成のアンテナの動作について説明する。図11は、本実施形態のアンテナ50のリターンロス対周波数特性である。比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナと等しい従来のディスコーンアンテナ200のリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナ200の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は15.40〜24.22GHzであり、周波数帯域幅は8.82GHzである。一方、本実施形態のアンテナ50の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は9.62〜22.77GHz、周波数帯域幅は13.15GHzであり、従来のディスコーンアンテナ200の場合と比較して低い周波数に対応し、広帯域化している。
このように、請求項1、請求項3、請求項6、請求項8の発明を実現することで、放射素子径を小型化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
[実施形態6]
図12は、本発明の実施形態6に係る第6のアンテナ60の構成を示す断面図であり、請求項1、請求項3、請求項7、請求項8の発明を実現している。
該アンテナ60では、実施形態2のアンテナにおいて、第1の円錐状導体13の形状を円錐の底面に直径6mm、高さ4.5mmの円柱の底面を接合した形状とした(この形状の円錐状導体を、第3の円錐状導体13bと呼ぶ)。放射素子全体の高さは9mmである。
本実施形態のアンテナ60は、該アンテナ60と等しい円錐状導体の高さ、および頂角を有する従来のディスコーンアンテナ200と比較して、放射素子径が小型化されている。円板状導体11および第3の円錐状導体13bは、銅を主たる材料として構成されている。
このような構成のアンテナ60の動作について説明する。図13は、本実施形態のアンテナ60のリターンロス対周波数特性である。比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナと等しい従来のディスコーンアンテナ200のリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナ200の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は15.40〜24.22GHzであり、周波数帯域幅は8.82GHzである。一方、本実施形態のアンテナ60の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数帯域は9.27〜19.57GHz、周波数帯域幅は10.30GHzであり、従来のディスコーンアンテナ200の場合と比較して低い周波数に対応し、広帯域化している。
このように、請求項1、請求項3、請求項7、請求項8の発明を実現することで、放射素子径を小型化し、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させ、広帯域化することができる。
[実施形態7]
図14は、本発明の実施形態7に係る第7のアンテナ70の構成を示す断面図であり、請求項1、請求項4、請求項8、請求項11、請求項13の発明を実現している。
該アンテナ70では、円錐状導体11に比誘電率2.3のポリエチレン12aが内部に充填された同軸線路12を下方側から取り付け、その中心導体12bを円錐状導体11と絶縁して上方に延長し、第1の円錐状導体13が中心導体12bに接続されている。符号12cは、外導体である。
同軸線路12とアンテナとの接続端部Aでは、同軸線路12の内部に、「発泡性誘電体材料」である比誘電率1.2の発泡ポリエチレン21が、同軸線路12の軸方向に回転体状に形成されており、ポリエチレン12aと発泡ポリエチレン21との接合面は、同軸線路12の軸方向にテーパー形状を有する円錐台側面形状となっている。
ここで円錐台とは、円錐の頂点と底面と中心を結ぶ直線が底面に垂直な直円錐において、前記底面を第1底面とし、前記底面に平行な面で前記直円錐を切断した面を第2底面する立体であり、前記底面の中心を通り、且つ前記底面に垂直な該立体の断面形状は台形(一組の対辺が平行な四辺形)となる。円錐台側面とは、前記円錐台において、第1底面および第2底面の円周を辺とする曲面のことである。
この領域では、ポリエチレン12aと発泡ポリエチレン21の体積比が同軸線路12の軸方向に変化することによって実効誘電率が変化している。第1の円錐状導体13の底面の直径は13.2mmであり、高さは15mmである。円板状導体11および第1の円錐状導体13は、鋼を主たる材料として構成されている。
このような構成の第7のアンテナ70の動作について説明する。図15は、本実施形態のアンテナ70のリターンロス対周波数特性である。比較のために円錐状導体の高さ、および頂角が本実施形態のアンテナと等しい従来のディスコーンアンテナのリターンロス対周波数特性も「破線」にて示してある。
従来のディスコーンアンテナの場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数の下限は9.66GHzである。一方、本実施形態のアンテナ70の場合には、リターンロスが−10dB以下となる周波数の下限は8.62GHzであり、従来のディスコーンアンテナと比較して低い周波数に対応している。
このように、請求項1、請求項4、請求項8、請求項11、請求項13の発明を実現することで、ディスコーンアンテナの構造を複雑にすること無く、使用可能な周波数帯域を低周波数側に対応させることができる。また、請求項12に記載したように、発泡ポリエチレン21を空気に置き換えた場合でも同様の効果が実現できる。
以上、実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、前記実施形態に上げた形状、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものでは決してない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることが出来る。
本発明の実施形態1に係るアンテナの断面図である。 同実施形態1のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係るアンテナの断面図である。 同実施形態2のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施形態3に係るアンテナの断面図である。 同実施形態3のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 同実施形態3の変形例に係るアンテナの断面図である。 本発明の実施形態4に係るアンテナの断面図である。 同実施形態4のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施形態5に係るアンテナの断面図である。 同実施形態5のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施形態6に係るアンテナの断面図である。 同実施形態6のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 本発明の実施形態7に係るアンテナの断面図である。 同実施形態7のアンテナのリターンロス対周波数特性を示すグラフである。 従来のモノポールアンテナの側面図である。 従来のディスコーンアンテナの側面図である。 特開平09−083238号公報に開示されたアンテナの構成図であって、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 特開平09−153727号公報に開示されたアンテナの構成図であって、(A)は側面図、(B)は平面図である。
符号の説明
d 円錐状導体の直径
h 円錐状導体の高さ
A 接続端部
ε1、ε2、ε3 誘電体の比誘電率
10 第1のアンテナ
11 円板状導体
12 同軸線路
12a ポリエチレン
12b 中心導体
12c 外導体
13 第1の円錐状導体
13a 第2の円錐状導体
13b 第3の円錐状導体
20 第2のアンテナ
21 発泡ポリエチレン
30 第3のアンテナ
40 第4のアンテナ
41 導体地板
41a 窪み
50 第5のアンテナ
60 第6のアンテナ
100 従来のモノポールアンテナ
110 円板状導体
120 同軸接栓
130 中心導体
200 従来のディスコーンアンテナ
210 円錐状導体
300 第1の従来例のアンテナ
310 スカート部
311 円錐基体
312 スパイラル状導電素子
320 トップロード部
321 平面基体
322 メアンダ状導電素子
400 第2の従来例のアンテナ
410 半楕円回転体形の導体
420 平面地板

Claims (14)

  1. 地板となる導体面と、該導体面に頂部を対向させた円錐状導体とでアンテナ部が構成され、内導体と、外導体と、これらの導体間に充填された誘電体とで構成される同軸線路によって給電されるディスコーンアンテナにおいて、
    前記同軸線路のアンテナとの接続端部に、前記同軸線路内の誘電体の誘電率とは異なる実効誘電率を有する遷移領域を設けたことを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域の構造は、前記同軸線路内の誘電体を取り除いた構造であることを特徴とするアンテナ。
  3. 請求項1記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域は、空気の誘電率と前記同軸線路内の誘電体の誘電率との間の実効誘電率を有した部材で構成されることを特徴とするアンテナ。
  4. 請求項1記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域は、空気の誘電率と前記同軸線路内の誘電体の誘電率との間の実効誘電率を有した部材で構成され、該部材の実効誘電率が前記同軸線路の軸方向に変化することを特徴とするアンテナ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンテナにおいて、
    前記導体面が、前記円錐状導体の頂部を中心とした円錐状の窪みを有していることを特徴とするアンテナ。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンテナにおいて、
    前記円錐状導体の形状が、円錐の底面に半球の底面を接合した形状であることを特徴とするアンテナ。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアンテナにおいて、
    前記円錐状導体の形状が、円錐の底面に円柱の底面を接合した形状であることを特徴とするアンテナ。
  8. 請求項3および請求項4記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域を構成する誘電体部材が、発泡性誘電体材料であることを特徴とするアンテナ。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のアンテナにおいて、
    前記導体面あるいは前記円錐状導体の構造が、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜を形成した構造であることを特徴とするアンテナ。
  10. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のアンテナにおいて、
    前記導体面あるいは前記円錐状導体の構造が、誘電体の外周面に導電性金属の皮膜を形成した構造であり、前記誘電体の構造が中空であることを特徴とするアンテナ。
  11. 請求項4記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域は、異なる誘電率を有する複数の誘電体で構成され、前記同軸線路の軸方向に該複数の誘電体の体積比が変化することで実効誘電率が変化する構造を有していることを特徴とするアンテナ。
  12. 請求項11記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域を構成する前記複数の誘電体の内、一つは空気であることを特徴とするアンテナ。
  13. 請求項11記載のアンテナにおいて、
    前記複数の誘電体は、前記同軸線路の軸方向にそれぞれ回転体状に形成され、該複数の誘電体の接合面は、円錐状のテーパー形状を有することを特徴とするアンテナ。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載のアンテナにおいて、
    前記遷移領域における実効誘電率の変化に伴って、前記同軸線路の特性インピーダンスが略一定になるように前記同軸線路の外導体径または内導体径が変化することを特徴とするアンテナ。
JP2005042743A 2004-02-18 2005-02-18 アンテナ Pending JP2005269626A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042743A JP2005269626A (ja) 2004-02-18 2005-02-18 アンテナ
US11/354,708 US7245263B2 (en) 2005-02-18 2006-02-15 Antenna

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004041159 2004-02-18
JP2005042743A JP2005269626A (ja) 2004-02-18 2005-02-18 アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005269626A true JP2005269626A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35093614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005042743A Pending JP2005269626A (ja) 2004-02-18 2005-02-18 アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005269626A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079299A (ja) * 2006-08-25 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 指向性可変アンテナ及び情報機器
JP2010068425A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fujitsu Component Ltd アンテナ装置
JPWO2012144084A1 (ja) * 2011-04-21 2014-07-28 和廣 柴田 複合型アンテナ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126612U (ja) * 1988-02-10 1989-08-30
JPH01135803U (ja) * 1988-03-11 1989-09-18
JPH03409U (ja) * 1989-05-26 1991-01-07
JPH03109802A (ja) * 1989-09-22 1991-05-09 Mitsubishi Cable Ind Ltd アンテナ用フィードホーンおよびその製造方法
JPH08139515A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toko Inc 誘電体垂直偏波アンテナ
JP2000349515A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Hitachi Ltd 高周波モジュール
US6307381B1 (en) * 1997-03-14 2001-10-23 Siemens Aktiengesellschaft High voltage installation with a device for transmitting signals

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126612U (ja) * 1988-02-10 1989-08-30
JPH01135803U (ja) * 1988-03-11 1989-09-18
JPH03409U (ja) * 1989-05-26 1991-01-07
JPH03109802A (ja) * 1989-09-22 1991-05-09 Mitsubishi Cable Ind Ltd アンテナ用フィードホーンおよびその製造方法
JPH08139515A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toko Inc 誘電体垂直偏波アンテナ
US6307381B1 (en) * 1997-03-14 2001-10-23 Siemens Aktiengesellschaft High voltage installation with a device for transmitting signals
JP2000349515A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Hitachi Ltd 高周波モジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008079299A (ja) * 2006-08-25 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 指向性可変アンテナ及び情報機器
JP2010068425A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fujitsu Component Ltd アンテナ装置
JPWO2012144084A1 (ja) * 2011-04-21 2014-07-28 和廣 柴田 複合型アンテナ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7245263B2 (en) Antenna
JP4475583B2 (ja) ディスコーンアンテナおよび該ディスコーンアンテナを用いた情報通信機器
US9024831B2 (en) Miniaturized ultra-wideband multifunction antenna via multi-mode traveling-waves (TW)
US6014107A (en) Dual orthogonal near vertical incidence skywave antenna
AU749832B2 (en) Helical antenna
KR20030080217A (ko) 소형 광대역 고리형 마이크로스트립 패치 안테나
US20080136723A1 (en) Slot antenna
JP2007097115A (ja) パッチアンテナ
KR20110018918A (ko) 폴디드 원뿔형 안테나 및 연관 방법
US20080048927A1 (en) Variable directivity antenna and information processing device
CN110313104B (zh) 螺旋天线及通信设备
US20080316138A1 (en) Balance-fed helical antenna
JP2018536358A (ja) 偏波共用平面超広帯域アンテナ
US6972726B2 (en) Antenna device and wireless communication apparatus using the same
JP2003188642A (ja) 多周波帯域アンテナ
JP2005269626A (ja) アンテナ
JP2005094745A (ja) アンテナ
JP4157135B2 (ja) 円偏波アンテナ
WO2017022224A1 (ja) アンテナ及び無線通信装置
US9627778B2 (en) Antenna element with high gain toward the horizon
US10680340B2 (en) Cone-based multi-layer wide band antenna
JP4199631B2 (ja) 広帯域アンテナ
JP4884028B2 (ja) 広帯域アンテナ
JP2005217897A (ja) アンテナ装置
US20090128440A1 (en) Balanced antenna

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100201

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02