JP4199631B2 - 広帯域アンテナ - Google Patents

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本発明は無線LANの基地局およびUWBなどに用いられる広帯域アンテナに関するものである。
現在2.4GHz帯および5GHz帯を用いた無線LANが普及し始めている。これらのシステムにはパッチアンテナが主に用いられる。しかし、両周波数帯を利用するシステムも検討され始め、この場合には各周波数に対応した2つのアンテナが必要となるので、より広帯域なアンテナが求められている。また、3〜10GHzを用いるUWB技術も米国で民間に開放され、これに適した広帯域アンテナが求められている。広帯域特性を示すアンテナとしてはディスコーンアンテナ、自己補対アンテナ、対数周期アンテナが知られている。特にディスコーンアンテナは非常に帯域が広いことで知られている(非特許文献1参照)。
このディスコーンアンテナは、図6に示すように、金属導体からなる円板(ディスク)5と金属導体からなる円錐体(コーン)6から形成され、同軸線路の信号導体が円錐体6、グランドが円板5に接続されて用いられる。このアンテナのサイズは使用最低周波数fで決まり、このときの波長をλとすれば、円錐体6の頂角θを約30°に、また円板5の直径≧0.15λ、円錐体6の高さ≧0.2λに選ぶ(参考文献1)。一方このアンテナを、システムの筐体や室内の天井などに設置する場合には、筐体や天井をグランドとし、円錐部に信号線路が接続される。このとき、一般にグランド面が広くなるため、入力インピーダンスが変わり、円錐体6の頂角を約45°にする必要がある。これにより、アンテナの径が大ききなってしまう。具体的には、使用最低周波数が3GHzの場合、円錐体6の高さ=20mm、円錐体の径=40mmにする必要がある。
このような問題に対して、図6に示すような円錐体6の代わりに、図7に示すように、外周導体が、半回転楕円体7からなるアンテナが提案されている(特許文献1)。このアンテナは従来の図6のディスコーンアンテナに比べ、アンテナの径を小さくできる点で優れている。
アンテナ工学ハンドブック 電子情報通信学会編 平成11年3月5日第1版第10刷発行 オーム社 p128 特開平9−153727号
しかし、小型化に適した図7のアンテナは、図6のディスコーンアンテナの円錐体6の代わりに半回転楕円体7を用いているため、円板5と半回転楕円体7との接触角φが小さくなり、この結果、入力インピーダンスが小さくなり、反射特性が劣化するという問題があった。
また、アンテナへの給電線路(この場合は同軸線路)は一般に50Ωなので、アンテナの入力インピーダンスも50Ωであることが望ましい。もちろん、このような広帯域アンテナで所望の帯域全てにわたって50Ωにすることはできないが、できる限り、50Ωに近くすることが望ましい。しかし、上記アンテナのように入力インピーダンスが50Ωから大きくずれると、そのインピーダンスのミスマッチにより反射損失が大きくなり、アンテナ特性が劣化するという問題点があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解決すべく案出されたものであり、その目的は、良好な反射特性を維持しつつ、従来のディスコーンアンテナより小型軽量化した広帯域アンテナを提供することにある。
本発明の広帯域アンテナは、頂部が給電点なる円錐体の底部に円錐台および円柱を順次接した形状である放射導体と、該放射導体における前記給電点の周囲に該給電点と接触しないように形成された平面導体とを具備することを特徴とする。
また、本発明の他の広帯域アンテナは、頂部が給電点なるn角錐体(n≧3)の底部にn角柱を接合した形状である放射導体と、該放射導体における前記給電点の周囲に該給電点と接触しないように形成された平面導体とを具備することを特徴とする。
さらに、本発明のさらに他の広帯域アンテナは、頂部が給電点となるn角錐体(n≧3)の底部にn角錐台およびn角柱を順次接合した形状である放射導体と、該放射導体における前記給電点の周囲に該給電点と接触しないように形成された平面導体とを具備することを特徴とするものである。
本発明の広帯域アンテナによれば、放射導体を円錐体と円錐台および円柱、またはn角錐体とn角柱、さらには、n角錐体とn角錐台およびn角柱とを組み合わせた構造とすることにより、入力インピーダンスが小さくなることなく、アンテナの小型化を図ることができるために、広帯域特性と良好な反射特性を保ちつつ、放射体の構造を小型化軽量化できる。
以下、本発明の広帯域アンテナについて、図を参照して説明する。
図1は、広帯域アンテナの一例を示す平面図(a)およびその における概略断面図(b)である。図1の広帯域アンテナAによれば、グランドを形成する平面導体2の中央部に、平面導体2と接触しないように信号導体1が形成されており、その先端には放射導体3が形成されている。
このアンテナAによれば、放射導体3は、円錐体3aの底部に円錐台3bが一体に接合された構造体によって形成されている。
かかる広帯域アンテナによれば、信号導体1から入ってきた高周波信号は、放射導体3と平面導体2との間に電界を生じさせ、空間に垂直偏波の電波を放射する。
なお、放射導体3はその構造体の側面のみが導体であれば良く、内部は誘電体であっても、中空であっても導体であってもよい。
またこのアンテナへの入力インピーダンスは、平面導体2の大きさと円錐体3aの頂角により決まる。即ち、グランドを形成している平面導体2の直径がλと大きいときは円錐体3aの頂角はほぼ90°のとき、使用最低周波数からVSWR≦2の特性が得られる。平面導体2の直径が0.15λと小さいときに、円錐体3aの頂角はほぼ60°のとき、使用最低周波数からVSWR≦2の特性が得られる。従って、実際にはグランドを形成する平面導体の大きさにより円錐3aの頂角が決定される。
円錐体3aの高さと円錐台3bの高さは電磁界シミュレータ等により、適宜決定する必要があるが、その全体の高さは0.2λ以上必要である(λは使用最低周波数での波長)。
図2は、広帯域アンテナの他の一例を示す平面図(a)およびその における概略断面図(b)である。図2の広帯域アンテナBによれば、放射導体3は、円錐体3aの底部に円柱体3cが一体的に接合したような構造体によって形成されている。
かかる広帯域アンテナは前記アンテナAと同様な機能を有するが、円錐体3aの底部に接続された部分は円柱形状をなしている。このことにより、アンテナBの最外部の径をより小さくすることが可能となり、アンテナの小型化を図ることができる。
図3は、本発明の広帯域アンテナの実施の形態の一例を示す平面図(a)およびその における概略断面図(b)である。図3の広帯域アンテナCによれば、放射導体3は、円錐体3aと円錐台3bと円柱3cとが一体的に接合したような構造体によって形成されている。
かかる広帯域アンテナは前記アンテナAと同様な機能を有するが、円錐体3aの底部に接続された部分が円錐台および円柱形状をなしている。このことにより、アンテナBの最外部の径をより小さくすることが可能となり、アンテナの小型化を図ることができる。
図4は、本発明の広帯域アンテナの他の実施の形態の一例を示す平面図(a)およびその における概略断面図(b)である。図4の広帯域アンテナDによれば、放射導体3は、三角錐体4aと三角柱4cとが一体的に接合したような構造体によって形成されている。
このように、図3の円錐体3aと円錐台3bと円柱3cとによって構成された放射導体3のみならず、n角錐体4aとn角柱4cによって放射導体4を構成した場合であっても同様の効果を奏する。
上記アンテナCは、円錐体3aと、円錐台3bおよび円柱3cとを組合せた例であるが、この組合せは、これらに限られることなく、円錐体3aに対して、円錐台3bと円柱3cとをそれぞれ2個以上を用いて、例えば、3a−3b−3c−3b,3a−3c−3b,3a−3c−3b−3c、3a−3b−3c−3b−3cなど種々に組み合わせてもよい。
また、上記の例では、円錐体3aと円錐台3bと円柱3cとが別体からなり、接合一体化したように記載したが、これらの形状体は、いずれも放射導体3の外側壁を形成する要素として記載したものであって、外側壁が上記の構造を有する限りにおいて、別体であっても、上記の外壁面を有する一体物であっても全く問題がない。
上記の他の態様は、n角錐体4an角錐台とn角柱4cによって放射導体を構成した場合であっても同様の効果を奏するものである。また、図4ではn=3の場合について説明したが、n≧4であっても本発明の効果には実質的に差異はない。
さらに、n角錐台は3個以上積み上げても何ら問題はない。
次に、図5は図1乃至図4に示した構造について、反射特性の計算を行った結果である。
図1の広帯域アンテナでは、円錐3aの高さを7mm、その底面の径を12mm、円錐台3bの高さを15mm、その底面の径を16mmとした。また、図2の広帯域アンテナでは、円錐3aの高さを7mm、その底面の径を12mm、円柱3cの高さを15mmとした。また、図3の広帯域アンテナでは、円錐3aの高さを5mm、その底面の径を6mm、円錐台3bの高さを4mm、その底面の径を12mm、円柱3cの高さを13mmとした。また、図4の広帯域アンテナでは、正三角錐4aの高さを7mm、その底面の一辺を12mm、三角柱4cの高さを15mmとした。なお、全ての場合の平面導体2の大きさは、50mm角とした。
図5の実線は図1に示す広帯域アンテナ、点線は図2に示す広帯域アンテナ、一点鎖線は図3に示す広帯域アンテナ、破線は図4に示す広帯域アンテナである。アンテナの周波数帯域を示す範囲は一般にVSWRが2以下、即ち反射特性で−9.54dB以下の領域で表現することが多い。全ての広帯域アンテナにおいて、約3GHzから10GHz以上の領域で良好な反射特性が得られており、広帯域な特性のアンテナとなっているが、特に図3に示す広帯域アンテナにおいて7GHz以上の周波数領域における反射特性が優れていることがわかる。
帯域アンテナの一例を示す面図(a)および断面図(b)である。 帯域アンテナの他の例を示す面図(a)および断面図(b)である。 本発明における広帯域アンテナの実施の形態の一例を示す面図(a)および断面図(b)である。 本発明における広帯域アンテナの他の実施の形態の一例を示す面図(a)および断面図(b)である。 図1乃至図4に示す広帯域アンテナの反射特性である。 従来の広帯域アンテナを示す面図(a)および断面図(b)である。 従来の他の広帯域アンテナを示す面図(a)および断面図(b)である。
符号の説明
1 信号導体
平面導体
3 放射導体
4 放射導体

Claims (3)

  1. 頂部が給電点なる円錐体の底部に円錐台および円柱を順次接した形状である放射導体と、該放射導体における前記給電点の周囲に該給電点と接触しないように形成された平面導体とを具備することを特徴とする広帯域アンテナ。
  2. 頂部が給電点なるn角錐体(n≧3)の底部にn角柱を接合した形状である放射導体と、該放射導体における前記給電点の周囲に該給電点と接触しないように形成された平面導体とを具備することを特徴とする広帯域アンテナ。
  3. 頂部が給電点となるn角錐体(n≧3)の底部にn角錐台およびn角柱を順次接合した形状である放射導体と、該放射導体における前記給電点の周囲に該給電点と接触しないように形成された平面導体とを具備することを特徴とする広帯域アンテナ。
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